マリオパーティ100 ミニゲームコレクション

【まりおぱーてぃひゃく みにげーむこれくしょん】

ジャンル パーティゲーム
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 任天堂
開発元 エヌディーキューブ
発売日 2017年12月28日
定価 5,378円(税別)
判定 良作
ポイント 過去作のミニゲーム100種類収録
ミニゲームアイランド復活
マリオシリーズ・関連作品リンク


概要

2017年秋のニンテンドーダイレクトで発表されたタイトルで、マリオパーティシリーズ20周年の先駆けとして発売された、3DSの3作品目のマリオパーティシリーズ。
タイトル通り、過去作のミニゲームを100種類収録しており、シリーズ集大成ともいえるソフトとなった。
なお、タイトルの「100」はミニゲームの収録数のことでナンバリングのことを指しているわけではない。


特徴

  • マリオパーティ』から『マリオパーティ10』まで、本編10タイトルから100種類のミニゲームが収録されている。(公式サイト
    + ミニゲーム一覧
    マリオパーティ クッパひゃくめんそう
    ジュラシックパックン
    つなひきデンジャラス
    はたあげヘイホー
    はっくつ!ハッスル!!
    ぷかぷかアイランド
    ムカデGO!GO!
    マリオパーティ2 いろいろダッシュ
    カウント1・2・3
    クッパだいばくはつ
    ケーキファクトリー
    スピードホッケー
    スロットルレーシング
    ぜんまいヘイホーレース
    ドッカンせんしゃ
    トロッコレース
    のこぎりギコギコ
    のっかれボール
    はちのすブンブンブン
    フラフラレコード
    マリオパーティ3 GO!GO!もくば
    あめふりパックン
    ウェーブウェーブ
    たたいてドラム
    ターザンレース
    トゲゾークラッシュ
    ニアピンぴったり!
    はやおしゲート
    ぴょんぴょんバトル
    みつけろ!巨大キノコ
    もぐもぐビッグピザ
    ゆきだまゴロゴロ
    マリオパーティ4 エアドッスン
    カプセルファクトリー
    キノピオバーガー
    くねくねデンジャラス
    ころころコウラ
    ゴールゴールゴール!
    さいごのたたかい!!
    ゼロヨングランプリ
    たいほうかくれんぼ
    なぞってクレヨン
    はくねつ!ビーチバレー
    ぱらぱらブック
    フリーフリースロー!
    ボムへいキョロキョロ!
    マリオパーティ5 アイスキャッチ
    うえからブロック!
    おちついてもムリなのだ
    ギリギリワンワン
    クリボーホテル
    げきとう!アイスホッケー
    ころころペッタン
    スケートレース
    たたいてハンマー
    トリプルジャンプ
    ハッスルバッティング
    はやうちガンマン!
    ふっとびタワー
    ペンギンだいこうしん
    ボムへいどうかせん
    まめのきジャンプ
    ゆきやまチェイス
    マリオパーティ6 ウッキーシャッフル
    うみぞいドライビング
    クリボーほかくさくせん
    ぐるぐるでガッハッハ!
    つなげてブロック
    パニックボックス
    ひろっておてがみ
    まわってスノーボード
    リールをまわせ
    マリオパーティ7 3まいえらんで
    おして!たまころがし
    おちるな!たにぞこバトル
    かいてんパズル
    グルグルホッピング
    タルジャンプきょうそう
    チョロプーのリベンジ
    つたのぼりきょうそう
    ハードルジャンプ!
    マイクでフーフーフー
    マイクでまとあて
    れんだでサンボ
    マリオパーティ8 ねらえ!てんすうカード
    まわしてハタあげ
    みがいてワンワン
    マリオパーティ9 かっ飛びキラージェット
    ぐらぐらファイト
    クリボーボーリング
    トライをきめろ!
    プクプクをつり上げろ!
    ふわふわ風船あつめ
    ボタンでクライミング
    まきわりNo.1
    連続ジグソーパズル
    マリオパーティ10 エンジョイ!バドミントン
    キラキラストーンパズル
    ぐるぐるジャンプ
    ハイ、ポーズ!
    • 3DSの性能に合わせて、3DS本体を傾ける・下画面のタッチ機能を使う・マイク機能を使う物に変更されているものや、現在の仕様に合わせるため、キャラクターや演出が変更されている物もいくつか存在する。
      • 例えば「ジュラシックパックン」では追いかけているパックンがボスパックンに変更されていたり、「みつけろ!パワーキノコ」がパワーキノコから巨大キノコに変更された*1など。その他にもいくつかに修正が入っている。
  • プレイヤーとして使用できるキャラは、お馴染みのマリオ・ルイージ・ピーチ・ヨッシー・ワリオ・デイジー・ワルイージに加え、ロゼッタを加えた8人となっている。
    • なお、クッパ・ドンキー・キノピオはCOM専用キャラとなっている。
  • ミニゲームのフリープレイはもちろんのこと、かちぬきバトルやデカスロンと言ったシリーズ恒例の要素も存在。
    • スターラッシュ』の「バルーンマッチ」を基にしたボードゲーム「ミニゲームマッチ」や、モードとしては初代以来の復活となる「ミニゲームアイランド」が収録されている。
    • コレクション要素も存在し、各シリーズの簡単な説明が見れるモードがある。
  • ミニゲームアイランド
    • モードとしては初代からの復活となっているが、一部仕様が異なっている。
    • 単純に、ミニゲームをプレイするだけで勝敗に関係なく進むことが可能。ただしキャラクターと対決するものは、クリアしないと先に進むことはできない。COMは原作同様、進むほど強くなっていく。
      • ミス条件は4人対戦ミニゲームでは最下位(4位)になった時、それ以外では負けた場合のみで、残機を1つ失う。残機が全て無くなるとゲームオーバーとなり、各マップの最初からやり直しとなってしまう。
    • ミニゲームをする度にセーブが入るので、途中でやめるのも容易になった。
    • ミニゲームをクリアすると結果に応じてリトルスターが貰え、それを一定数集めると隠し要素が解禁される。
      • リトルスターは順位か高いほど多くもらえるが、4人対戦を除くキャラクターとの対決になるものやチームでプレイすることになるミニゲームは勝つだけで全てのリトルスターが貰える。
    • 一度クリアすると難易度に「むずかしい」が追加。COMが強くなる上に、各ミニゲームで1位にならないと進めないという初代仕様に挑戦できる。
    • amiiboに対応しており、ゲームオーバーになった時にその場でコンティニューできるなど恩恵を受けられる。
  • ミニゲームマッチ
    • 『スターラッシュ』の「バルーンマッチ」を参考にした簡単なボードゲーム。マップを自由に動きコインを集め、スターと交換していくのが目的。
      • アイテムの要素も存在し、サイコロを多く振る、プレイヤーを妨害するといった要素もある。
    • プレイの開始前に自分が使用するミニゲームパックを決める必要があり、これらはミニゲームをプレイする際に選択できる。ミニゲームは誰かがコインバルーンを取ったときに発生する。
    • 規定ターン数で多くのスターを稼いだプレイヤーが勝利となる。
  • 今までの携帯機シリーズと同様に、ソフト1つによるダウンロードプレイによる通信プレイにも対応。
    • 『スターラッシュ』のような通信専用ソフトはないが、ダウンロードプレイによる機能制限が一切なく、全てのミニゲーム及びモードで遊ぶことが可能。

評価点

  • 本作で過去作のミニゲームが遊べること。
    • 大半のシリーズが古い作品でVC未配信だったり*2、WiiUでは対応していないGC4作品と遊ぶのが難しい作品が多いため、それらのミニゲームを遊べる手段ができたのは高評価。
    • 特に『4』で圧倒的な人気を誇った「はくねつ!ビーチバレー」が収録されているなど、ファンサービスも良好。
      • 当時プレイヤーキャラではなかったデイジー・ワルイージ・ロゼッタで過去作のミニゲームが遊べるなど、斬新さもある。特にロゼッタはプレイヤーキャラとして使用できたのは、『10』のみだったので評価された。
    • 再収録とは言えミニゲーム収録数は、本編シリーズ中最多の『7』の88種類を少し超えている。
    • ミニゲームのBGMは過去作と同じであり、それがアレンジされている。一部元のBGMと変更されているものがあるが、大半はミニゲームの内容に合うようなものに変更されている。
      • サウンドテストもあるので自由に聞くこともできる。
  • ミニゲーム集と携帯機の相性の良さ
    • 数分で終わるミニゲームが豊富に収録されているため、空いた時間に手軽に遊びやすい。種類は少なめだが、パズルミニゲームと言った時間を忘れて遊べるのも収録されている。
    • ソフト1つでの通信プレイでも機能制限が一切ないため、ソフト1つでも人数分の3DSがあればそれだけで多人数プレイが可能。
  • 収録ミニゲームについて
    • 4人対戦ミニゲームでは全て、1位から4位まで決まるように変更されている。それに合わせるためにルールが変更されたミニゲームが存在するが、基本的に原作忠実。
      • 基本的に元のミニゲームのうち1位が決まった時点で終了したものは、『9』以降と同様に最下位である4位が決まるまでミニゲームは終わらないようになっている*3
    • ミニゲームの説明文がシンプルになり、下画面に常に操作方法が書いてあるため、ポーズをかけなくても操作方法が見れるようになった。
      • 画面が分割して表示されていたミニゲームでは、下画面に自分の画面が表示さるようになっている。出典のロゴと対応していた機種も表示される。
    • ミニゲーム開始前の演出やCOMの番のプレイをスキップして飛ばすことができるようになった。
    • ミニゲームをお気に入りに入れることも可能。どのモードから遊んでもワンボタンで入れられるので、非常に便利。ミニゲームをプレイした回数もミニゲーム毎に記録される。
  • 一部ミニゲームの仕様変更。
    • 特に「フラフラレコード」はルールが大きく変更され、原作だと誰かが音符を取るとその時点で終了だが、今作では制限時間以内に音符を沢山取った順に順位が決まると大幅に変更されている。これにより、ステージの真ん中に向かうスティックの方向を見つければほぼ終わりだった原作に比べて、大きくゲーム性が増している。
    • 「たたいてドラム」はキャラの入れ替えの際の少し長い間が短縮され、ミニゲームの進行テンポが良くなり忘れにくくなった。
    • 原作がマイクミニゲームである「マイクでフーフーフー」「マイクでまとあて」では言葉を言うのではなく、マイクに息を吹きかけるというものに変更。マイクが使えない場合は、Lボタンで操作を代用できる。
    • 「いろいろダッシュ」はルール自体に変更は無いものの、各パネルに図形が表記されるようになった。
      • 一見何の意味があるか分かりづらいが、これによって色弱のプレイヤーでも快適に遊べるようになっている。とってもナイスな配慮。
    • 「さいごのたたかい!!」はマグマに落ちるとその時点でミスになったが、今作ではライフが1つ減るだけでミスにならなくなった。それにともないライフ上限は減らされているものの、難易度は低下したと言える。
      • その他にも仕様変更・微調節されたものはあるが、細かく述べると多いため省略する。
  • シリーズファンにとって懐かしい仕様の数々。
    • コレクション内では、シリーズの簡単な解説が書かれていたり、シリーズ内で登場したガイドキャラクターの紹介など、プレイした事がある人なら懐かしいと思える要素がある。
    • ミニゲームアイランドでは原作同様にミニゲームのオブジェがあったり、「スロットルレーシング」をプレイする際にはキノピオが乱入してくるなど、知っていれば思わずニヤリとしてしまうものも。
    • ミニゲームの結果画面では、出典と同じBGMがアレンジされて使用されている*4。懐かしさもあり、非常に好評。
    • ロード中の背景には、各種ミニゲームを模した簡単なシンボルが大量に表示される。どのミニゲームのことなのか、想像するのも楽しい。
    • 意図しないと殆ど見れない「たたいてハンマー」の引き分け演出*5など、マイナーな部分もちゃんと再現されている。
  • 些細なことだが、キャラクター選択のカーソル位置が毎回記録されるため、前に使っていたキャラが簡単に選びやすくなっている。
    • COMもランダムで決められるためすぐに遊びやすい。選ばれたキャラが気に入らなければ、自分で決め直すこともできる。

賛否両論点

  • ミニゲームの演出変更。シリーズファンからは違和感を持つものが多く、過去作をプレイしているほど気になりやすい。
    • 原作に存在していたミニゲーム終了時に行われる演出の殆どがカットされ、『9』以降の様に終了した直後に画面暗転→結果画面と移行する形となってしまった。従来のような、ポーズを取ったりする演出もカットされているのも多い。
      • 特に『3』の「ターザンレース」ではパックンが消えていたり、『5』の「ころころペッタン」では印象的だったミニゲーム終了時に負けたチームがドッスンに追いかけられている演出もない。
    • BGMが出典から変更されたミニゲーム*6が存在するが、変更してほしくなかった、ミニゲームの収録数に対してBGMの種類が少ないという意見もある。
      • 「まめのきジャンプ」はBGMのイントロとミニゲームの開始演出を上手く繋いでいたため惜しむ声がある一方で、「ハードルジャンプ!」などは内容とマッチしているという声もある。
    • 『2』のミニゲームで、内容に複数のコースやパターンが存在する物は1種類しか収録されておらず、固定になっている*7
      • また『6』のミニゲームは昼(原作でいうソルルタイム)固定で、夜(原作でいうルルナタイム)の差分は用意されていない。ミニゲームの内容とは無関係だが、「まわってスノーボード」は夜の方がよかったという意見も多い。
    • 『1』の「はたあげヘイホー」のフェイントの仕方が原作と異なっている。
      • 原作では「両方の旗を同時に揚げて、どちらか下げる」と言うものだったが、今作で「一瞬だけ旗を揚げるような動作をするが戻して、別の色の旗を揚げる」と言うものに変更されている。
      • フェイントに引っかかりやすくなった半面、原作再現がないため違和感を覚える。これについては、両方の旗を揚げるのではと勘違いされるためと思われる。
    • ミニゲームのナレーションが『8』以降と同じ男性ボイスであり、『7』以前は女性ボイスであるため多少の違和感を持つプレイヤーもいる。ミニゲームによってはスタートまでのカウントダウンが設けられたものも。
  • 収録されているミニゲームの種類の偏り
    • 全体からみて『5』が17種類とシリーズ中最も多く、逆に『8』『10』が少ない。『8』に至っては最も少ない3種類となっている。
      • 基本的に人気が高かったシリーズが多い傾向だが、ファンの間では不評とされている『8』『10』が圧倒的に少ない。
      • ただし、『8』のミニゲームには「Wiiリモコンを横持ちにして振る」など、機種の関係で再現できそうになかった操作もある。
      • また、GCのシリーズに至っては振動機能を使う物(代用方法自体は原作にある)や、2種類のスティックを同時に使う物*8などもあるため、どちらの機能もない3DSでは再現できなかった部分もある。
      • 『1』も少ないが、元々のミニゲーム数が少ないことと『2』と重複するものも多いことから仕方がない所もある。
    • 多人数で遊ぶことがメインなのか、収録されているデュエルミニゲームが4種類と少なめ*9。さらに出典も『3』~『5』までと非常に狭い。
      • 『7』出典の「つたのぼりきょうそう」「タルジャンプきょうそう」は原作同様にドンキーとの対決しか対応していないため、プレイヤー同士の対決はできない。
    • 収録数の関係上とは言え、パズルミニゲームの種類が『DS』より少なく、3種類のみとなっている*10。他のシリーズでは別のレアミニゲームに当たるミニゲームが当てはめられているため、仕方ない部分もある。
    • ボタンを連打する必要があるミニゲームや運任せのミニゲームが多い。
      • 特にボタンを連打する操作があるミニゲームは全体の1割ほどを占めている。「ぜんまいヘイホーレース」「うえからブロック!」は原作同様の同時連打のままなので、ボタンを酷使しやすい。
      • 実力に関係なく遊べる運任せのミニゲームは5種類程と少な目であるが、後述のミニゲームアイランドでは問題となる。
  • 一部ミニゲームについて
    • 原作で一人ずつプレイすることになる「マイクでまとあて」のテンポが改善されていない。とはいえ、今作ではCOMの番をスキップして飛ばすことができるので、それほど問題ではない。
    • 「ころころコウラ」と「パニックボックス」の一人側は、3DS本体を傾ける操作のみしか対応しておらず、原作同様にスティック操作に切り替えることができない。
  • プレイヤーキャラの人選について
    • 本作で使用できるのは上述した8人のみで、新たに解放される隠しキャラクターはいない。
      • 最近のマリオシリーズで人気のあるロゼッタが使えることに関しては評価点だが、1作品*11にしか登場していない彼女が使えるのなら過去作の半数以上で使用可能だったドンキーやキノピオをプレイアブルにしても良かったのではという声も多い。
      • ただし、本作ではキノピオ・キノピコはガイド役、ドンキーはミニゲームアイランドのボスキャラクターとしての役割があるため、プレイアブルキャラとして採用できなかったのだと思われる。

問題点

  • ボリュームが少ない
    • ミニゲームが100種類と多く収録されているが、全体的にできることはミニゲームを遊ぶだけなので、ボリュームが薄く感じられてしまう。
    • ボードマップとしては「ミニゲームマッチ」があるのだが、マップが1種類で固定。あくまでミニゲーム集と銘打っている本作ではあるが、従来のようなボードマップで遊びたかったという声も。
  • ミニゲームアイランドについて
    • 完全な運任せのミニゲーム*12もコース内に存在するため、これらのミニゲームは運が悪いとなかなか1位抜けできなかったり、最下位になってミスになってしまうことが多い。
      • 初代や『2』の同施設では、完全な運任せのミニゲームが存在しなかった。「ふつう」なら1位ではなくても進められるが、リトルスターを全て獲得したい場合や「むずかしい」の場合は1位抜けが必要なため、何回やっても進めないことも。
      • 特に「クッパだいばくはつ」は4-2でボスとして登場するクッパのミニゲームとして登場。当然、ミス扱いの場合は進むことはできない。
      • 難易度「ふつう」でもリトルスターコンプリートは問題無く可能なので、「むずかしい」はあくまでおまけと捉えるのが一番か。
    • ミニゲームをクリアしても貰えるコインは10コインで統一されており、ボーナスミニゲームのような大量のコインを稼げるミニゲームがなく残機を稼ぎづらい。コインが貰えるブロックが叩けるのも1回限りである。
    • 従来の様に、負け及び最下位が確定したときに即終了しない。ポーズ画面から「リタイア」することで戻れるのだが、3位以上でも負け及び最下位となりミス扱いとなってしまう。
      • 特に3位以上はコインが貰えるので、1位抜けが必須の「むずかしい」や残機を考慮しない限り、ミニゲームが終わるまで待つことになってしまう。
  • 隠しミニゲームについて
    • 本作は100種類のミニゲームを遊べることを売りにしているが、最初から遊べるミニゲームは55種類しかない。
      • 全てのミニゲームで遊べるようにするためにはミニゲームアイランドを一通りクリアする必要がある。数時間で終わる上に難易度もそこまで高くないのだが、ソフトを購入してすぐに遊びたいプレイヤーにとってはもどかしい設計である。
  • セーブが頻繁に入る。
    • ミニゲームのプレイ回数やお気に入り状況がミニゲームをプレイする度に記録される関係で、ミニゲームをするだけでもセーブが入る。
      • セーブ時間が短いためそれほど問題ではないが、ミニゲームアイランドでは少しテンポが悪い。
  • 記念作品とはいえ、ミニゲームが収録されているのは本編ナンバリングシリーズのみであり、『アドバンス』を初めとする携帯機シリーズのミニゲームは収録されていない。
    • ただし、『アドバンス』の場合はスコアアタック特化のミニゲームが多いため、4人対戦用にアレンジが難しいという都合があった可能性はある。

総評

シリーズ20周年記念として発売され、ミニゲームに特化した本作。
過去作の100種類のミニゲームとシリーズを振り替える要素があり、ファンとしてもお勧めできる。
プレイ経験に関係なく誰でも楽しく遊べるため、当時のプレイしていた時の思い出を語りながらプレイしたい一本だ。


余談

  • 『7』までお馴染みであったミニクッパは本作で一切登場していない。
    • ミニクッパが登場していた「さいごのたたかい!!」が本作で再録されてはいるが、原作ではミニクッパが2体登場していた箇所が差し替えになり、代わりにクッパJr.のみが単体で登場している。
    • シリーズのガイドキャラ紹介でもミニクッパのみ唯一省かれている。一応、当時の『3』の日本国内パッケージ、『5』『6』のパッケージイラストに描かれており、それがそのまま紹介されている形で姿のみ出演はしている。
    • クッパJr.とキャラが被るため登場しないのは仕方ないのだが、せっかくの記念作品なので、出してあげて欲しかったと言うシリーズプレイヤーも多かった。
  • 今作はファイルを新規作成する際に名前を入力することになる。『3』『5』~『7』といった歴代のシリーズにあった機能なので、そちらを考慮した設定と思われる。
    • 近年のマリオシリーズではプレイヤー名を入力する場面がほぼ存在しないため、上記の過去作に触れていないプレイヤーにとって意外な操作となったかもしれない。
  • 2021年10月29日にNintendo Switchソフト『マリオパーティ スーパースターズ』が発売。
    • 『1』~『3』のマップ5つと、『1』~『10』の100種類のミニゲームを収録している。「ジュラシックパックン」のボスパックンや「はたあげヘイホー」のフェイント等を始め、本作での仕様を引き継いだミニゲームもいくつか存在する。
    • 本作と被るミニゲームもあり、『8』『10』からの収録が少ない点、ミニクッパがJr.に差し替えられている点も共通している。
      • ただし『スーパースターズ』に収録されておらず、本作でしか収録されていないミニゲームもあるため、こちらを選ぶ価値も十分に存在する。

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最終更新:2024年04月10日 21:17

*1 これに合わせてタイトルも「みつけろ!巨大キノコ」に変更されている

*2 現時点で、VCで配信されているのは『2』のみ。本編ではないが『アドバンス』『DS』も配信されている。

*3 「GO!GO!もくば」など一部例外はある。

*4 原作で複数存在する『1』~『3』は1つのみ、『8』は短めにアレンジ、『9』『10』は同じBGMだがアレンジが異なる

*5 ハンマーが横向きになって両チームが潰される

*6 例えば『3』の「GO!GO!もくば」のBGMは、『2』の「あおぞらのかなたへ」になっている。

*7 例えば「スロットルレーシング」はコース1のみだったり、「カウント1・2・3」はタイプ3のボムへいのみとなっている

*8 『6』の「でんげき!あっちっち」「やじるしたいそう」、『7』の「デンジャラスマシーン」など

*9 2人プレイ可能の「エンジョイ!バドミントン」や各パズルミニゲームを含めれば、二人まで遊べるのは8種類にはなる。

*10 収録は「つなげてブロック」「かいてんパズル」「キラキラストーンパズル」の3種類。

*11 発売当時、据え置き機では『10』で初プレイアブルになった。携帯機では『アイランドツアー』でNPC、『スターラッシュ』でプレイアブルとなっている。

*12 具体的に「クッパだいばくはつ」「たいほうかくれんぼ」「マイクでフーフーフー」「3まいえらんで」「プクプクをつり上げろ!」の5つ。「たいほうかくれんぼ」は相手がCOM3人のため。ほかにも「はちのすブンブンブン」のような事実上の運ゲーもある。