バレットウィッチ
【ばれっとうぃっち】
ジャンル
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アクション・アドベンチャー
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対応機種
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Xbox 360 Windows7~10
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発売元
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【360】AQインタラクティブ 【Win】XSEED Games, Marvelous USA, Inc.
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開発元
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【360】キャビア 【Win】Marvelous Inc.
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発売日
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【360】2006年7月27日
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価格
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7,300円
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レーティング
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CERO:C(15才以上対象)
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廉価版
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プラチナコレクション: 2007年6月14日/2,800円(全て税抜)
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配信
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ゲームオンデマンド: 2009年8月11日/2,000マイクロソフトポイント Win(Steam版): 2018年4月25日/1520円(税8%込)
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判定
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なし
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ポイント
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魅力的な主人公とド派手すぎる大魔法 豊富な無料DLCという太っ腹 難易度がかなり高めな即死ゲー
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概要
『ドラッグ オン ドラグーン』や『NieR RepliCant』などを手がけたキャビアによる、360専用で発売された現代に生きる魔女アリシアを主人公としたアクションシューティングゲーム。
内容としてはTPSに近いが、強力な魔法を駆使して悪魔たちを屠っていくアクションゲーム的な要素も強い。
特徴
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アリシアはガンロッドと呼ばれるホウキ型の巨大な銃を操る。
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この銃は魔法で様々な形態に変化可能で、基本となるマシンガンからショットガン、高威力のキャノン、ガトリングになる。
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また、魔法で属性を付加したエレメントショットを使用する事も可能で、使い勝手が変化する。
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エレメントショットを使用する事でキャノンがスナイパーライフルになったり、マシンガンで敵に火をつけるといった事が可能。
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近接攻撃も一応可能だが、基本は銃撃。他に側転する回避アクションがある。
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魔法
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本作最大の特徴で、魔法詠唱リングから使いたい魔法を選択して発動する。
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魔法に応じて魔力ゲージを消費する。
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ゲージは時間経過で回復するが、魔法を使用するたびに回復可能上限が低下するため魔法ばかりに頼っていると枯渇する。上限を回復するにはガンロッドの銃撃で敵を倒す必要がある。
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また、ガンロッドの弾丸は魔力で作り出しているという設定から、リロードを行うと少量の魔力を消費する。場合によってはリロード出来ないという事になりやすい。
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ステージをクリアすると、スコアに応じて入手出来るスキルポイントを割り振って能力を強化可能。
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HP/MPの上限は勿論、ガンロッド各フォームの性能、魔法の効果拡大などが出来る。
評価点
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魅力的な主人公アリシア
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泣きボクロの黒髪で露出度の高い美女が巨大なガンロッドを小枝のように振り回すキャラクター造形は人気を博した。
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フォームチェンジのたびに片手で振り回したり、リロードアクション、回避アクションなどかっこいいアクションが揃っている。
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後述する死にやすさや、DLCで様々な衣装が用意された事もファンから愛される要素となった。
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また、敵側も人間臭い言動のガイスト兵、プレイヤーに強烈な印象を与えたワームマン、浮遊する巨大な脳みそ、怪獣映画のような巨体など印象的な敵も多い。
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ストーリーはシンプルだが、その分わかりやすく、シチュエーションも飛行機の上で戦ったり、仲間NPCと共に地下道に突入したりと印象的な場面も多い。
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グラフィックも当時の次世代機における新規IPとしては水準以上の出来。
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魔法による爽快感
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特に物体を飛ばす「ウィルパワー」は本作を代表する魔法と言える。目の前の車やガレキを飛ばす事で敵を倒せる他、場合によっては二次災害を起こして建物を崩壊させる事も可能。
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物体の動きは全て物理演算で表現されるのでリアルな動きが楽しめる。もっとも、これが問題点ともなっているのだが…(後述)。
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一見威力が低くて使いにくいショットガンがエレメントショット状態だと閉所で猛威を振るうなど、戦い方に幅を持たせている。
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壁を作り出す「エンシェントウォール」やグレネードに相当する「ローズスピア」に加え、敵を撹乱する「レイヴンパニック」など地味だが便利な魔法も多い。
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大魔法も落雷で敵を蹴散らしたり、竜巻を起こしたり、隕石を落としたりと非常にド派手。
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豊富な無料DLC
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様々なダウンロードコンテンツが配信されたが、それら全てが無料という太っ腹。
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内容は主に追加ミッションとアリシアの衣装DLCで、衣装は公式サイトで募集されたアイディアを元に制作されており、好評を博した。
問題点
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難易度はかなり高め。その最大の理由があまりに即死要素が多すぎる事。
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スナイパーの狙撃は非常に優秀なため、慣れない内は狙撃されて即死という事態になりやすい。
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また、敵の中にも魔法でガレキを飛ばしてくる敵がいるが、この敵が飛ばしてきたガレキに当たれば即死。
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車などの爆発するオブジェクトの爆発に巻き込まれて即死。
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さらに自身が発動した魔法の二次災害で飛んできたガレキに当たっても即死。
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逆にこれがバカゲー的なお笑い要素になってもいる。メテオで降らせた隕石にぶつかって死んだり、車の上でウィルパワーを使ったら、その車が飛んで即死したなどという冗談のような死に方も。
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つまるところ、物理演算で動いている物体に当たれば問答無用で即死という訳である。動画サイトに即死シーン集なる動画が投稿されているほど、本作と言えば即死ゲーという印象が強い。
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即死がなくても難易度EASYでもゲームオーバーになりやすい場面は多く、敵の火力が強化されるHARD以上となるとかなりのやりこみを要求される。
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カメラの移動速度が遅いため、エイム操作も慣れが必要だったりと、慣れるまでのハードルは高いと言える。
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あまりに死にやすすぎたため、北米版ではバランス調整が行われた。
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マップが存在しないため、街中が舞台のステージでは迷いやすいという声も。
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このため敵の居場所や目標が分かりにくい場面もある。
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NPCのAIもアホのため、共闘する場面でもあまり役に立たない。
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コンセプトがゲームにあまり活かせていない。
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ガイスト兵は現代の世界の銃器を強奪して軍隊を作っており非常に組織的な動きをするという設定なのだが、つまるところ戦っている敵はほとんど近代兵器で武装したテロリストのようなもの。
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超常現象によって攻撃してくることは雑魚戦ではほとんど行われず、そういった役割はほとんどボスが担っていて少々もったいない。
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つまるところほとんどの時間戦うことが多いガイスト兵との戦いは、どこにでもあるTPSと大して変わらないため、雑魚との戦いではほかのTPSと差別化が弱いのである。
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もう少し悪魔と呼ばれるに相応しいデザインのクリーチャーや、攻撃方法が近代兵器以外のものが多数あってもよかったのではないだろうか?
総評
正直ゲームバランスは良くないものの、主人公アリシアの魅力と死にやすさが逆にバカゲー的面白さを持っており、不思議な魅力を持つタイトルである。
360前期を盛り上げたタイトルの一本として現在でもファンが付いており、愛されるタイトルとなった。
移植
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2018年4月25日にSteamにてWin版の配信が開始された。価格は1520円(税8%込)。360版にて配信されたDLCは全て最初から同梱されている。
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グラフィックのリマスターが行われている他、ゲームバランスの調整が行われているとの事で北米版がベースになっているものと思われる。ただし、字幕/UIは日本語対応だが、日本語音声は未収録。
余談
最終更新:2022年06月12日 17:00