【そにっくういんぐす りみてっど】
ジャンル | シューティング | |
対応機種 | アーケード | |
販売元 | ビスコ | |
開発元 | ビデオシステム | |
稼働開始 | 1996年 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | 良作 | |
SONIC WINGSシリーズ |
『SONIC WINGS』シリーズ最後のアーケード作品。『初代』から『3』までの内容を踏まえた総集編とも呼べる作品。全7ステージを攻略するとゲームクリア。1周エンド。
本作はSS/PSでリリースされた『スペシャル』をアーケード用に逆移植したもので、そちらとはシステム等に異なる部分がある。
ネオジオ作品の前2作と異なり縦画面になっており(*1)、プレイ感覚は『初代』に近い。
来たるべき近未来。一見平和な世界の蔭で暗躍する「組織」があった。
その組織と対抗すべく、国連特殊部隊として作られた秘密救助隊。
2つの組織の闘いは秘密裏に繰り広げられていた。
だが、ある時事態は急変した。
世界各国の軍隊の中枢を掌握した「組織」が、一斉に世界規模のクーデターを起こしたのだ。
しかも「組織」は一基で、人類の3分の2を殺傷出来る兵器を開発していると言う。
一刻の猶予もない。世界中のエキスパート達に非常召集がかけられた。
事態は一刻を争う。隊長のリヴァー・N・ホワイト卿の命令が下る。
「全兵器使用許可。総攻撃開始!」
敵は世界各地で彼等を待ち受けている。
※括弧内は搭乗機体名
+ | 「正義のためなら何をしてもいいんだぁ」 |
+ | 「ランディ、かたきは討つ!」 |
+ | 「謎また謎の航空忍者」 |
+ | 「世界唯一! 超音速アイドル」 |
+ | 「死を忘れた男」 |
+ | 「金髪双子のロシア娘。ああたまらん」 |
+ | 「ちょっと愉快なミュージカルスター」 |
+ | 「無邪気なお嬢様の大活躍」 |
+ | 「野獣の肉体に天才の頭脳」 |
+ | 「脅威の全自動戦闘システム」 |
+ | 「自然を守る暴れん坊イルカ」 |
+ | 「まだまだ若いもんには負けんよ」 |
+ | 分岐の条件 |
過去のシリーズ作品を踏まえて制作された本作は、ゲームテンポと個性的なキャラクターというシリーズを通しての良さを受け継いでいる。キャラクターだけでなくそれぞれの機体性能も大幅に異なり、単にキャラクターが個性的というだけに留まらず様々な自機でプレイする楽しみを与えることに一役買っている。シューティングゲームとしては間違いなく良作の部類に入るだろう。
しかし、敵の攻撃が激しくなったことで難易度が上昇してしまったという事実も否めない。
また、ルート分岐は存在するものの進みたいステージを選択するには相応の実力が必要で、過去の作品にあったような戦略性が薄れてしまった。これまでのように初心者から上級者まで多くの人が楽しめるというよりは、一定以上の技術が身についた人なら楽しめる作品となっており、多少ではあるが初心者がとっつきにくくなったことが惜しまれる。
+ | どんなやつらかと言うと |
*1 これに伴い、使用基板がSCE純正のPS互換基板であるZN-1ベースに変わっている。
*2 『~スペシャル』では従来通り、フルパワー状態で一定の弾数を撃つとレベルダウンする(フルパワー状態以外ではレベルダウンしない)。但し隠し機体のディアブローンのみ、初期状態以外の全ての段階(要はパワーアップを1個でも取っている状態)で一定の弾数を撃つとレベルダウンする。これは同社のターボフォースと全く同じシステムである。
*3 得点の上昇率はアイテムにより区々だが、目安としてアイテムが画面端で10回跳ね返ると1万点になっている。ただし10回跳ね返ったあとはそのまま画面外に消えるため注意。なお、時間が止まっている間にも熟成は進む。
*4 ブラジル中部の州。
*5 Tu-95の方が遅い。
*6 とはいえ『3』より隙間は狭くなっているが。
*7 つまりアンジェラは女性ということなのだが…。
*8 Peace Keeping Forcesの略称。国連平和維持軍とも。
*9 垂直上昇中も低速ながら移動は可能であり、これで調節する必要がある。
*10 何のことか全然わからない人のために説明すると「な、なんだってー!!」のアレ。
*11 単純に言えば「登場する予定はあったけど諸事情でボツにされた。しかし、サウンドデータは削除されずにそのまま残っていた」というケースが最も妥当であろう。
*12 最終ステージの1つ前。当然、本作に登場するにあたってある程度の変更はされている。
*13 ニューヨークステージには大量に獲得できる隠しボーナスアイテムが存在するため、ここに到達することができればそう難しいことではないと思われる。完全な余談だが続くパナマ運河ステージにも隠しボーナスアイテムが2箇所に存在する。
*14 BGMを手掛けた「ほそQ」こと細井聡司氏も同様のことをインタビューで語っていた。
*15 最初の「止マレ」が「止レマ」になっているのは制作者のミスではなく、宝島社が発行する雑誌で連載されている読者投稿コーナー『VOW』のネタを再現したもの。
*16 普通は「緑色」のバスが「赤色」になることがある、と言えば伝わる人もいるのではないだろうか。