【そにっく うぃんぐす すりー】
ジャンル | シューティング | |
対応機種 | アーケード(MVS) | |
発売元 | SNK | |
開発元 | ビデオシステム | |
稼働開始 | 1995年10月 | |
プレイ人数 | 1~2人 | |
判定 | 良作 | |
SONIC WINGSシリーズ |
『SONIC WINGS』シリーズの3作目。
前作『2』と同様、MVS基板のため横画面の縦スクロールシューティングとなっている。
全8ステージを2周するとゲームクリア。
本作の大きな特徴は「ルートが分岐する」ことである。勿論、テンポのよさと個性的なキャラクター達も健在。
本作では自機がレシプロ機になっており、ジェット機を操縦していた前2作とは少し雰囲気が変わっている。
前回の戦いから3カ月後のある夜…
アメリカ西部の都市の上空に不思議な光が現われた後、数機の大型戦闘機が突如現われ、都市を攻撃。
同じような事件は世界各地で起こり、どの国もその軍隊に攻撃を受けたのだ。
国際秘密救助隊の基地もその軍隊の攻撃の為、大打撃を受けていた。
飛び立つ間もなく炎上する戦闘機。
わずかに残った使用可能な最新鋭機も敵の策略のため電子機器が使えなくなってしまった。
ここで敵が使用していたのは古いレシプロ機。しかも実戦では使用されなかった試作機も含まれていた。
報告を受けた隊長のリヴァー卿は、決断を下す。
「使用可能な全ての武器を用いて反撃せよ。地下格納庫に保管されている古い兵器の使用も許可する。」
※括弧内は搭乗機体
+ | 俺のドリルをくらえ! |
+ | 師匠の娘を捜せ! |
+ | 今日も何処かで航空忍者! |
+ | くらくら音速アイドル、またまた登場! |
+ | ハラショーなロシア娘×2 |
+ | 世界初!空飛ぶ天才イルカ |
+ | 男なら奴を選べ! |
+ | 無敵のおやじコンビ発進! |
+ | 「いくよピクタス!」「ニャあ」 |
+ | フライング花嫁の大活躍! |
以下の2人は隠しキャラクターとして参加。
+ | 異世界のかわいい女戦士 |
+ | 時空をさすらう孤独な戦士 |
+ | その変化とは…。(ネタバレ注意) |
+ | ED内訳 |
+ | これがそのコマンドである。 |
ゲームテンポの良さと、絶妙な難易度でシューティングゲームとしての完成度は高い。新しく導入されたルート分岐についても様々なステージを攻略する楽しみが増えただけでなく、自分の得意なステージを選択することによってエンディングに近づきやすくなるという戦略的な面でも評価できる。
さらに何人かのキャラクターは過去の作品から出演しており、知っている人は感慨深いものがあるだろう。
残念なことに横画面の縦スクロールという前作最大の問題が残ってしまい、それに対する違和感は拭いきれなかった。
しかし、横画面だからという理由だけで敬遠するのはあまりにもったいない作品である。
+ | 該当するエンディングと考えられる理由 |
+ | ステージボス含む。ネタバレ注意 |
+ | その正体とは |
*1 隠しキャラの通貨はビデオシステムのロゴになっている
*2 正確には「神の下に人」と書くが架空の文字のためUnicode表記とした。読みは「とうしん」。
*3 グリンダは後に『ソニックウィングスアサルト』でプレイヤーキャラとして単独参戦している。
*4 確実に自機へ戻ってくることを利用して、敵と戻ってくる鵺走の軌道を重ねると比較的当てやすくなる。
*5 ロシア語で「カモメ」の意。
*6 同じくロシア語で「大砲」の意。ある雑誌記事によると、当初は「コーシカ」(子猫の意)の予定だったのが何故かプーシカになっていたとか。
*7 一部の機体は判定出現直後から張り付き接射することでボスの攻撃が始まるまでに速攻撃破が可能。
*8 ちなみに1周目の巨大戦車ボスは10000点×2形態の計20000点。
*9 同社の『お雀子ハイスクール』で登場した、麻雀牌を無理矢理擬人化したかのようなキャラクター。
*10 メインはドラムのフレーズを分解し並べ替えたりした上で倍速に、ベースは逆にピッチを落とし…という複雑なリズムが特徴のクラブミュージックの1つ。後にドラムンベース等に発展。
*11 1990年代発祥と言われており、93~94年辺りにイギリスのクラブを中心に大流行した。
*12 その代わりBGMの音質はアーケード版、ネオジオ版よりも良くなっている
*13 重量約188t。ちなみにティーガーI戦車が57tである。
*14 ちなみに『ターボフォース』はそもそも『メタルラビット』のキャラを改変した海外版として開発された経緯がある。