クイズ!! 美少女戦士セーラームーン~知力・体力・時の運~
【くいず びしょうじょせんしせーらーむーん ちりょく たいりょく ときのうん】
ジャンル
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クイズ
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対応機種
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アーケード
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販売元
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バンプレスト
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開発元
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ガゼル
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稼働開始日
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1997年2月25日
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プレイ人数
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1人~2人
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判定
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良作
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ポイント
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デフォルメされたキャラクター 美麗なグラフィック 攻略には根気が必要
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美少女戦士セーラームーンシリーズリンク
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概要
バンプレストから発売された『美少女戦士セーラームーン』のアーケード専用ゲーム第2弾。ジャンルはすごろくタイプのクイズゲーム。
タイトルは無印のままだが、アニメでは既に第5期にして最終章の『セーラースターズ』が放映されていた(終了していた)ため、同作に関する問題も収録されている。
全5ステージから任意のステージを選び、すごろくマップを進んでクイズをクリアしていく。全てのステージをクリアするとラストステージが出現し、ラスボスを倒すとエンディングとなる。
ストーリー
セーラーサターンことほたるの父・土萠教授が再びセーラー戦士たちに勝負を挑んできた。
復活したダイモーンを倒すため、セーラー戦士たちは街や海底、ピラミッドなどを探索し、ダイモーンと戦いを繰り広げる。
ゲームシステム
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操作は1レバー+4ボタン。
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レバーは上下左右の順でA~Dボタンに対応している。クイズは4択式で各ボタンに対応。カーソル選択の際は1、2がカーソル移動、4が決定に対応する。
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ゲーム開始時、コンティニュー時にはちびムーン、プルート、サターンを除いたメンバーから好きなキャラクターを選択できる。
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すごろくマップ上では止まったマスに応じてダイモーンが登場、4択クイズで戦うことになる。
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クイズ開始時、まれに仲間たちがサポート能力を発揮し、ノルマを減らしたり解答を教えてくれたりする。
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素早く解答すると「即答ゲージ」が溜まっていき、最大になると必殺技が発動。ノルマを無視してクリアになる。
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クイズをクリアすると4枚のカードから1枚を入れ替えることが出来、同じ柄のカードが4枚揃うと絵柄に応じたキャラクターが仲間になる。仲間になったキャラクターは前述の通りクイズの際に助けてくれる。
すでに仲間になっているキャラクターの絵柄を揃えると、そのキャラクターの人形(後述)が貰える。また、仲間にした人数に応じたクリアボーナスも入る。
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一度仲間になったキャラクターはゲームを終了しない限り最後まで一緒について来てくれる。
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各キャラクターの能力
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セーラームーン
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答えを3択にしてくれる。
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能力発動時、稀にタキシード仮面のボイスが入り2択にしてくれる事もある。
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セーラーマーキュリー
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正解と思われる答えを教えてくれる。が、間違っている場合もある。
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セーラーマーズ
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敵の特殊攻撃(タイムを減らす、ライフを吸い取るなど)を封じる。
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セーラージュピター
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セーラーヴィーナス
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セーラーウラヌス
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セーラーネプチューン
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セーラーちびムーン
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プレイヤーキャラクターや仲間にはならないが、ランダムに登場してノルマを1減らしてくれる。たまに失敗することもある。
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すごろくマップには様々なイベントが用意されており星型のマスに止まることで発生する。
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タキシード仮面が登場し、先のマスまで進めてくれたり、ちびうさとほたるのお店で特殊効果のあるアイテムを貰ったりといった救済効果も多い。
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マップ上にはたまに罠が設置されており別のマスでアイテムを取得することで回避できる。回避できなかった場合はちびうさとほたるの店に寄れなくなったりする。
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仲間の人形を取得した場合、次のクイズでその仲間と同じサポート能力を必ず発揮してくれる。
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ステージ中盤と最後にはボスキャラクターが登場。必ず戦わねばならない。
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ボス戦では最後の1ノルマで間違えるとノルマが全回復してしまうペナルティが発動する。
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その他、ダイモーンによっては間違えるとライフを吸い取ってノルマを回復してしまうなどの特殊ルールが発生する。
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ラスボス戦では必殺技を含む一切のサポートがなくなるガチ勝負となる。
評価点
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ACらしくグラフィックが非常に美麗。
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ゲーム中のキャラクターはダイモーンを除いてデフォルメされているのだが、非常によく動く。必殺技アニメも小さいながら原作のバンクを再現しておりクオリティが高い。
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ちなみに各種必殺技はダイモーンが登場した第3期『美少女戦士セーラームーンS』後半のものが採用されている。
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リアル体形であるダイモーンや各ボスキャラクターの作画もレベルが高い。ボスとしてカオリナイトやウィッチーズ5といった原作の幹部キャラクターもしっかり登場する。
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マップ上のちびキャラクターたちのパターンも多く、かわいく動いているのを見るだけでも楽しめる。ボイスも豊富で様々な場面で喋ってくれる。
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サイコロを投げるだけでも、目の前に転がしたり、真上に投げて頭に当たったりと違ったパターンが用意されている。待機中の動作も非常にかわいい。
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ステージの途中ではプレイヤーキャラクター以外のメンバーが休んでいたりするが、それぞれに個性があり楽しませてくれる。
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前述の通りラスボス戦はガチ勝負なのだが、それを乗り越えると最後には必殺技で締めくくる、と熱い演出もある。
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ボス戦でのノルマ回復など厳しそうに見えるが、正解していけばいつかは必殺技が発動するため、先へ進めずに詰むといった事もない。
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ギリギリで必殺技が発動し、クリアできた時など爽快感もあり楽しい。慣れればボス戦で必殺技を使うため、わざと回答を遅らせてゲージを維持するといった戦略を取ることも出来る。
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タキシード仮面やちびうさとほたるのお店で貰えるアイテムなどはどれも強力な効果で、救済は非常に多い。
問題点
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前述の通り、マップ上に罠が設置されている場合があるが、回避する方法は基本運頼み。
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アイテムの置いてあるマスに止まれなければ意味がないので回避が難しい。ただし、一定数先へ進めたりするので、ボーナスを気にしなければ有用な場合も。
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長丁場になりやすい
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ステージ攻略は当然サイコロの出目に左右されるが、ステージ数も多めで場合によってはかなり長時間のプレイを強いられる事となる。
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クイズの内容もやたらマニアックな問題があり、ハマると中々先へ進めない事も。
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前述のように必殺技があるので、いつかは進めるようになってはいるが。
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ちびムーン、プルート、サターンが使えないのは少々残念。
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特にサターンはラスボスである土萠教授と最も因縁が深いキャラクターなので使いたかったところである。
総評
難易度はやや高めながら、原作愛にあふれたゲームデザイン、アニメーションなどが楽しませてくれる良作クイズゲームである。
内容や展開は非常に出来が良いのだが、セーラームーンブームも下火になっていた頃の制作であるだけに、残念ながら家庭用には移植されていない。しかし、現在でも稼働しているゲーセンが確認できる。
攻略には根気が必要だが、デフォルメされたキャラクターたちを見るだけでも楽しめるので、一度はコインを入れてみたい衝動にかられるだろう。
余談
本作をプレイステーションかセガサターンに家庭用移植する企画があったようだが、結局実現しなかった。
1997年2月にアニメ版が終了して以降、関連作品も一気に少なくなっているので、ゲーム出来とは関係なくブームの下火が原因なのかもしれない。
最終更新:2022年11月16日 09:49