パズルシリーズ Vol.5 スリザーリンク
【ぱずるしりーずぼりゅーむふぁいぶ すりざーりんく】
ジャンル
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パズルゲーム
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対応機種
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ニンテンドーDS
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メディア
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DSカード
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発売元
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ハドソン
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開発元
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ハドソン、ニコリ アールフォース・エンターテインメント
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発売日
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2006年11月16日
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定価
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2,940円(税5%込)
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プレイ人数
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1人
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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セーブデータ
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2個
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判定
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なし
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ポイント
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やりこむには器用さが必要 DSならではの利点はきちんとある
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ハドソンパズルシリーズ
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概要
ハドソンがパズル雑誌の大手ニコリとともに贈るシンプルに楽しめるパズルゲームを提供するシリーズ。本作はその5作目にあたる。
スリザーリンクのルール
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方眼状の画面を敷き詰める正方形の「辺」をなぞるようにして、画面に「閉じた輪」を描く。
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閉じた輪は途中で枝分かれしたり、2つ以上作られてはいけない。
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正方形には0~3の数字が描かれているものがあり、その正方形の周囲にはその数字と同数の線を引く必要がある。
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数字のない正方形は周囲に何本線が引かれるかはわからない。
本作のシステム
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操作方法
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辺をタッチしてできる操作は「実線を引く」、「線が引けない箇所に×印をつける」、「予備線を引く」、「線を消去する」の4種類。
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実線と引けない箇所への×印は一括りにされており、何もないところをタッチすると実線が引け、もう一度タッチすると×印、さらにもう一度タッチすると×印を消すことができる。
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ボタン切り替えにより、「×印の設置」のみ、「線の消去」のみを初手から行うことも可能。
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予備線は一度目のタッチで青いものが引け、二度目のタッチで橙になる。さらにもう一度タッチすると線そのものが消える。
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L/Rボタンで、「一手の巻き戻し/先送り」もしくは「画面の拡大/縮小」が可能。この2つはSELECTボタンを押して切り替える必要がある。
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やりこみ要素
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問題の難易度は「入門」「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の4種。
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「入門」以外の難易度には未開放の問題が用意されており、一定数問題を制覇すると新たに解放される。
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解いた問題には目印がつくほか、解くのにかかった最速タイムも表示される。
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問題を解くと難易度クリアタイムに応じて☆がもらえる。この☆を一定数集めると段位認定チャレンジ1回分の挑戦権が得られる。
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ただし挑戦権は6回以上ストックできない(5個集めた以降に稼いだ☆はノーカウントとなる)
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マス目は最小のもので「6×6」、最大のもので「36×20」。
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段位認定チャレンジ
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通常よりも数字のある正方形が少なめで難しい問題が出題される。
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クリアの成績(おもに解くまでにかけた時間)に応じて、「段位」が与えられる。
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最初は級がない。タイムに応じて飛び級や降格がある。
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リタイアすることもできるが、その際は段位に変更なし。
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セーブ機能
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問題をクリアする、問題をリタイアするなどすると自動でセーブされる。
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途中セーブして中断したゲームを再開するということも可能。
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セーブデータすべてではなく、認定された段位だけを初期化することも可能。
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その他
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パズル画面のテイストやBGMのテイスト(さらにはON/OFF)を切り替え可能。
評価点
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初心者でもとっつきやすい
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短い時間で、ルール説明だけでなくコツを丁寧に教えてくれる。
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スリザーリンクを解くうえでの便利なパターンを、「定理」として参照できる。
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特に難しいルールや操作法、システムに関する理解をする必要がないので気が向いたらすぐにプレイできる。
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問題数のボリューム
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問題量自体は300問あり、この価格帯のパズルゲームとしては十分及第点といえるボリュームである。
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問題を解きなれたころに新しい問題が解放されるシステムも搭載している。
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ビデオゲームならではの便利機能
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引くことになる実線の色が赤なため、鉛筆で書いた時のように画面に埋もれない。また消しゴムで消す必要もないため画面はほとんど汚れない。
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タッチで手軽に書いたり消したりできるのもDSならではの機能と言えるだろう。
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実線以外に、仮の線(青と橙の2種類)を引いてシミュレーションできる。
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答え合わせ機能も充実している。
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数字に対応した辺と異なる数の線が引かれているマスを、赤く光らせる答え合わせ機能がある。
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ひとつづきの線をタッチして指定すると、その線が虹色のグラデーションが流れるように光る。枝分かれしたり閉じた輪(いずれもこのままでは不正解)になってしまうとグラデーションが現れなくなる。
賛否両論点
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問題の難易度に対する価値観
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難易度が高くなるほど「大きな盤面」となり、クリア時間が「早い」ほど良い成績と見なされる。
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早く解くという行為が一種のモチベーションにつながる人もいるが、逆にじっくり考えて解くスタイルを好む人には不向き。
問題点
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画面が小さいためミスタッチしやすい
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画面のマス目が小さいので、違うところをタッチして線を引いてしまったり逆にあった線を消してしまうことが良く起こる。
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操作性のために画面拡大機能は搭載するか、広い視野を維持するかのジレンマとなる。
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パズルの性質上、解く過程で頻繁に線を引く場所を切り替える必要があるが、あまり手際よくいかないことが多い。
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飽き易い。
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問題そのものにランダム性がある訳ではないため、常に難しい問題に挑む姿勢を維持できないと飽きやすい。
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キャラクター路線を打ち出しているわけでもなく、デザインやBGMに特に遊びがある訳でも派手な演出があるわけでもない。UIのデザイン含め地味であり、ゲーム性以外の面でモチベーション維持に繋がる要素が皆無なのもその点に拍車をかける。
総評
シンプルなパズルを解き続けるという内容ながら親切機能はきちんと備えており、コンピュータゲームで行えるパズルとしての存在意義は十分に発揮している。
タッチペンの判定はプレイの壁になりやすいのだが、これを克服してしまえばやみつきになれるかもしない。
最終更新:2021年07月13日 03:58