【さうんどぼるてっくす ふぉー へぶんりー へいぶん】
ジャンル | 音楽シミュレーションゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | コナミアミューズメント | |
稼働開始日 | 2016年12月21日 | |
判定 | なし | |
ポイント |
レベル・クリアランクの改定・新難易度追加 解禁不要な譜面が大幅に増え初心者に優しくなった 異常な解禁イベント楽曲の追加ペース 稼働告知が前日という見切り出港 |
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SOUND VOLTEXシリーズ |
前作からインターフェースが変更され、白と青を基調とした明るいデザインとなった。
副題は直訳すれば「天国の港」であり、似たスペルの単語を掛け合わせたと思われる。登場するキャラクターもセーラー服を基調とした衣装となっている。
前作で敵役として初登場したキャラ「グレイス」とその一味が終盤での和解を経たことで、 今作からナビゲーションの補助やボルテ学園の教師などという形で本格登場をはじめる。
システム面においては、同レベル内でも大きな格差が生じていた状態を見てのレベル細分化や1曲当たりの譜面数の増加といったテコ入れは、ユーザーに対する配慮が窺え評価できるものである。
勿論本作の一番の魅力であるFLOORといった楽曲公募や全く衰えを見せない楽曲追加ペースなど、音ゲーにおける根幹部分に関してはなおもBEMANIの主力機種という立場を維持し続けており、この点だけでも本作をプレーする価値は大いにあるだろう。
しかし前作で少しずつ顕在化している貢ぎ要素は重い解禁イベント対象の異常な楽曲・譜面追加ペースという点で今作でも健在であり、解禁のためにわざわざ膨大な時間とお金をユーザーに消費させるスタンスは拝金主義の加速と言っても過言ではない。
また現在は落ち着いてはいるものの「稼働日の公式発表が稼働前日、始まってみれば穴だらけ」という見切り出港感によって、少なからずユーザーに先行きの不安を抱かせてしまった点は否定できない。
今後もいかに本作の疾走感や爽快感を阻害しないよう商品展開できるか…… これが本作の今後の舵取りにおいて重要な分岐点となるのは間違いない。
*1 前作まで条件付き解禁譜面だったものや連動企画がらみでEXHAUST譜面を解禁することで他機種でプレー可能になる曲等、ごく僅かだがEXHAUST譜面のみ解禁が必要な楽曲が存在する
*2 版権曲についてはIIIのものは大半がEXHAUST譜面まで解禁不要、IVのものは基本的にEXH~MXM譜面は解禁が必要と扱いが異なる。また、両バージョンの楽曲で版権曲でなくともEXHAUST譜面まで解禁不要となっている楽曲がそれなりの数存在する
*3 ただしe-AMUSEMENT PASS未使用プレーの場合はさらに制限がかかる
*4 MISSION中の戦闘演出で敵のHPを規定数減らすごとにNOV→ADV→EXHと段階的に譜面が解禁される仕様だったため、目当てのMISSION解禁曲のどの難易度までを解禁したかったかにもよるが
*5 ただし特殊な例として1999年にカラオケボックス向けにDAMと連動した『DAM-DDR』で20000曲以上が踊れる(ただし自動生成譜面)という例があった。
*6 ただし、いきなりMXM譜面の解禁に挑戦してもNEAR判定でダメージを受けるまでには至らない(この場合のBARRIER RANKは3.0なのに対し、NEAR判定でダメージを受けるのは3.5以上)。
*7 2017年5月25日にはさらに「ひなビタ♪」楽曲1曲が移植された。
*8 2017年8月8日以降もう1曲移植された。こちらは無条件解禁ではなく例によって2週間の解禁期限つき
*9 POLICY BREAKのイベント仕様上8回まで
*10 なお、「遠い記憶の旅人たち~バビロニア~」QUBEの必要プレー回数理論値は12回となっている
*11 SDVX III稼働後半期に版権曲「サイバーサンダーサイダー」が削除されたのが最初。ただし、エイプリルフール限定楽曲「グレイスちゃんの超~絶!!グラビティ講座w」や不具合で誤って配信されたデバッグ用に作成したと思われるものは除く
*12 「アーティスト名が『削除』となっている曲」を削除曲と称するネタが存在していたほどで、『GROOVE COASTER 3EX』稼働開始時に公式ネタ化する事件も起きていた
*13 過去には「黒髪乱れし修羅となりて~凛 edition~」が「SDVXオリジナル他」から「BEMANI」へ移動したケースがあった。本機種での「ひなビタ♪」楽曲はSDVX II時点で分家ユニット「ここなつ」の楽曲がSDVXオリジナル曲として収録されており、この流れで実質原曲移植曲である他の「ひなビタ♪」楽曲群も「SDVXオリジナル他」扱いとなっていることを受けての当初のカテゴリ分類であった
*14 そもそも両者とも元はスラヴ神話の神であり「白と黒」「善と悪」で対になっている。またジャケットに描かれているのが「CHERNOBOG」ではタカハシサンなのに対して「BELOBOG」ではにゃん、アーティスト名も「漆黒のEVONY」に対して「純白のIVORY」である。