【はちはちかんたいものがたり】
ジャンル | シミュレーション | ||
対応機種 | PC-9801 | ||
メディア | フロッピーディスク 4枚組(HDDインストール必須) | ||
発売元 | 徳間書店 | ||
開発元 | 徳間書店、マイクロビジョン | ||
発売日 | 1995年10月27日 | ||
定価 | 10,800円(税別) | ||
判定 | クソゲー | ||
ポイント |
通称『バグバグ艦隊物語』 バグが酷すぎてクリア不能 悪すぎるテンポ 進攻する気が全くない自軍 アイデアとシステムそのものは悪くない |
アイデアやシステム自体は悪くないのだが、クリアどころかまともにゲームを進めることすらできないほど酷いバグ・悪すぎるテンポ・進攻する気のない自軍のせいで全て台無しになってしまっている。
本作はハード面(*10)・ソフト面(*11)共に末期であったPC98で発売されたこともあり、ほとんど話題にならず知る人ぞ知るクソゲーとなった。
本作を買うくらいなら、まず「仮想戦記の世界を楽しみたい」という人は原作小説(もしくはそのリメイク作である『八八艦隊海戦譜』)を買い揃えるべきだ。「建艦競争をゲームで楽しみたい」という人も、『Rule the Waves』か『Victoria II』を買うことを強く勧める。
「八八艦隊を題材としたゲームを楽しみたい」という人も、『提督の決断IV パワーアップキット』(Win・PS2どちらでも可)か『激闘!八八艦隊海戦史DX』を買った方がはるかに楽しめるだろう。
*1 このような結末になったのは横山の処女作『鋼鉄のレヴァイアサン』の前日譚として書かれたからなのだが。
*2 「第十戦隊」は除く。
*3 「第十戦隊」を含む。
*4 命令を出すときは拠点まで選択させられるが、エリアレベルでしか反映されない。
*5 八八艦隊計画で計画された戦艦。ワシントン海軍条約締結により建造が中止された。
*6 商船を改造して作った水上機母艦。
*7 日本海軍の小型の旧式駆逐艦。八八艦隊計画で23隻の建造が予定されていたが、ワシントン海軍条約締結のため8隻のみが建造された。
*8 太平洋戦争後期の第二水雷戦隊司令官。昭和19年11月11日に当時二水戦旗艦であった島風と共に戦没した。
*9 原作小説にて太平洋戦争開戦直後に行われた艦隊決戦で日本海軍が大勝利した海戦。しかし18インチ砲搭載の事実が露見したため、それを米国政府が「条約違反」の騙し討ちとして宣伝しアメリカの対日世論を激昂させてしまった。いわゆる史実における真珠湾攻撃ポジション。
*10 本作が発売された年である1995年は、Windows95が発売された事もありDOS/Vマシンが普及し始めた年である。
*11 一般ゲームはほとんど家庭用ゲーム機に流れたため、一般PCゲームは衰退した。