龍が如く6 命の詩。

【りゅうがごとく しっくす いのちのうた。】

ジャンル アクション・アドベンチャー
対応機種 プレイステーション4
メディア BD-ROM 1枚
発売元 セガゲームス
開発元 セガゲームス(龍が如くスタジオ)
発売日 2016年12月8日
定価 8,190円(税別)
レーティング CERO:D (17歳以上対象)
判定 シリーズファンから不評
ポイント グラフィックやシームレスな行動などは旧作から進化
新キャラクターやモブキャラは評価が高い
しかしボリュームはPS2時代とどっこい
バトルシステムも劣化
既存キャラをないがしろにしたシナリオ
みんなが大事にしてた遥ちゃんをキズモノにしやがった!
龍が如くシリーズリンク



桐生一馬伝説、最終章



概要

  • 『龍が如く』シリーズ第11作目。第一作目から主人公を務めた桐生一馬の最後の戦いを描く。前作『龍が如く 極』から一年経たずに発売された。
    • 本シリーズは『龍が如く 維新!』以来、PS3とPS4のマルチタイトルが3作続いていたが、今作はシリーズ初のPS4独占タイトルとなった。
    • 舞台はお馴染みの神室町と新規マップである広島・尾道仁涯町(広島県尾道市がモデル)。
    • 声優も「3」で神田を演じた宮迫博之氏、力也を演じた藤原竜也氏が再び別役として呼ばれている。さらにたけしの挑戦状を作ったとしてゲーム史上にその名が刻まれたビートたけし氏が参加してる。
    • ナンバリングとしては「3」以来の桐生の一人の単独主人公である。
  • 「ドラゴンエンジン」という新規開発のゲームエンジンによって生まれ変わったシステム、シナリオは「桐生一馬最終章」と大々的に宣伝され、ファンから期待されたのだが……

ストーリー

2012年12月、桐生一馬は黒澤一派との戦いで瀕死の重症を負うもコンサートで自身の生い立ちを暴露し電撃引退した澤村遥によって病院に連れていかれる。
ほどなくして桐生の元に警察が現れ、黒澤一派との事件の首謀者として逮捕されることになる。
桐生は今後の遥やアサガオの子供たちとの生活を考え、身を洗う為に逮捕を受け入れる。

2016年12月、刑期を終えた桐生はアサガオに戻るもそこに遥はいなかった。
アサガオの子供の一人である綾子によると、遥は引退騒動以降『ヤクザに育てられた娘』のレッテルを貼られ日々ゴシップ誌やネットで晒され炎上しており、みんなの迷惑にならない為に3年ほど前に出ていったという。
遥の行方を探す為に桐生は神室町へ行くも、神室町は1年前の亜細亜街の大火事以来中国系マフィア「祭汪会」が神室町へ進出して東城会と勢力争いを繰り広げて様変わりしていた。
またその争いは一般人の被害も多く、責任として東城会会長である堂島大吾と東城会直系真島組組長の真島吾朗が逮捕されたという。
神室町で遥の手がかりが掴めない桐生だったが、そんな時桐生の腐れ縁の刑事である伊達真から突然な電話がかかった。
「遥が轢き逃げにあった」と。

遥は神室町に来ており、つい先程轢き逃げされてしまい現在意識不明の重体だという。
そして彼女は轢かれる際に1歳弱の赤ん坊を庇っていた。
遥の持ち物を見る限りその赤ん坊の名は「澤村ハルト」。つまり遥は子供を産んでいたのであった。
このまま遥の意識が戻らなければハルトは施設に連れていかれると桐生はハルトを誘拐同然に連れ出す。
そして遥の携帯電話を調べた結果、遥は尾道に住んでいたことが判明する。
尾道は東城会・近江連合に次ぐ極道組織「陽銘連合会」が牛耳る土地だが、危険を承知で桐生はハルトを連れて彼の父親を探す為に尾道に向かうのだった。

システム

  • 今作は「PS4独占」ということも含めて、様々な要素が一新されている。
  • バトル
    • 「アクションマッチングシステム」と呼ばれる新システムによって、攻撃が敵にヒットする直前に敵の状況を判別して状況に応じた自然な攻撃モーションが発生するが……(後述)。
    • 攻撃命中部位によってもキャラクターのリアクションが変化するようになっているなど、戦闘演出がよりリアルになった。
    • 新システムの「フィギュアシステム(いわゆるラグドール物理)」によってオブジェクトに対しての細かな動きが調整されている。
    • また、これまでは敵に絡まれると全滅させるまで終われなかった戦闘で逃げることが可能になった。
    • 桐生の能力が一時的に上がる「アルティメットヒートモード」が追加された。発動中、能力が一時的に上昇し、体力が1残ったままでバトルに敗北しない。ただし「アルティメットヒートモード」を解除後、体力1の状態でダメージを受けると、直ちに敗北する。
  • アドベンチャー
    • 今作では街の細かな部分にシームレスで行けるようになり自由度が増した。
    • 管理画面もスマートフォン(SONY Xperia*1)を使い所持品の管理や能力強化、ゲーム設定を行う。
  • 能力強化
    • 今作では、5種類に分かれた経験値(筋肉、俊敏、根性、技巧、魅力)をバトル・サブストーリー・ミニゲーム・食事・達成目録によって取得することができる。
    • 食事に関しては従来以上にその重要性が増し、体力回復に加え「胃袋ゲージ」が満タンになるまで経験値は入手できるので、バトルや移動で胃袋ゲージを減らしつつ食事を習慣づけることが成長の早道となる。
    • 特定の組み合わせの食事で経験値ボーナスを得られる「コンボボーナス」や、「RIZAP」でトレーニングした後に指示通りの食事をすることでより多くの経験値を貰うことができる。
    • 本作の達成目録ボーナスは経験値取得のみになり、CPは廃止された。そのため、ダッシュ距離増加といった強化は経験値で取得可能になった。
  • ミニゲーム
    • 「ライブチャット」、「猫カフェ経営」、「草野球」、「素潜り漁」、「スナック遊び」などの新ミニゲームが用意されている。
    • ゲームセンターでは『バーチャファイター5 Final Showdown』(CPU戦・2P対戦共に可能)と『ぷよぷよ』(『ぷよぷよテトリス』をベースに10名が登場し、次々現れるCPUと戦う勝ち抜き戦と、2P対戦をプレー可能な本作オリジナルの仕様)、セガアーケードとしてレトロゲームをプレー可能。
      • 『5』に収録された『バーチャファイター2』はDLCでネット対戦が可能となったが、本作では『ぷよぷよ』共々ネット対戦非対応。

問題点

ゲーム面

圧倒的なボリューム不足

  • 「5」に実装されたカジノ、賭博、将棋、ボーリング、UFOキャッチャー、釣り、プリサークル、ゴルフ打ちっ放し等の10数個のミニゲームが削除。確かにミニゲームは使い回しが多く、いらないという声もあったが、その減った分新しいゲームが増えたのかというと5個なのでこれでは物足りない。
  • 1作目からずっと実装されていた闘技場も廃止、おまけにクリア後の「究極闘技」も廃止。クリアしてやる事がほとんど無くなってしまった。
    • 予定されていたDLCで何かミニゲームの追加があるのでは? と期待もされたが、結局全て桐生のコスチュームが追加されただけだった。
  • サブストーリーも過去最少。今までスピンオフも含めると、最小であった『龍が如く OF THE END』の60個を下回る52個。前作『極』と比べて大幅にダウン。
  • シナリオも「13章」。0の「17章」維新の「14章」と比べると若干減っている。シナリオのボリュームは及第点だが他の要素が補える量とは言えない。
    • 全体的なボリュームはPS2の『龍が如く2』並と揶揄されることも。
    • これでフルプライスだと価格は8000円を超える。

資金繰りの難しさ

  • 全体的に資金繰りが難しい
    • 前述の通りカジノ、賭場が消されたせいで資金繰りが面倒になってしまった。
    • サブストーリーで稼げるかと言われれば、そこまで報酬が多くない。物価も増価しており回復アイテムや防具が高い。
    • そのかわり、素潜り漁やクランクリエイターが一回で10~20万稼げる。効率が悪いのは否定できないが、カジノや賭博と違って運要素に左右されずに稼げる要素という点では稼ぎやすい環境といえないこともない。

オートセーブ機能

  • 今作ではシリーズ初のオートセーブ機能に対応した。
    • だがオートセーブをオフにすることは出来ない。複数のセーブデータ作成は可能でオートセーブされるのはロードしたデータのみであるが、かなりとっつきにくいものとなっている。
      • サブストーリーやボス戦の前でセーブしておいて何度も遊びたいという場合には、もう一つ新しいセーブデータを作っておいてから遊ばなければサブストーリーやボス戦終了直後にオートセーブによってデータが上書きされて周回プレイでもしない限り二度と遊べない事態に陥る危険性がある。
      • また裏ボス戦は戦闘開始時にデータが上書きされるため、もしセーブデータが1つだとすると裏ボスを撃破するまでフィールドに戻れなくなり、最悪詰む可能性まである。そのためか「極2」ではオートセーブ機能は削除され、手動セーブのみになっている。

経験値取得バランスの悪さ

  • 先述の通り、本作の経験値は「筋肉・俊敏・根性・技巧・魅力」の5種類に分かれているが、 ぶっちぎりで「技巧」の取得率・使用量のバランスが悪い
    • ザコ敵とのバトルで入手できるのは上記5種のうち「筋肉・俊敏・根性」のみ。「技巧」の経験値を取得できるのは、特定の食事メニューを除いて、ストーリーボス撃破時・「達成目録」のクリア・神室町、尾道の強敵撃破・ミニゲームクリア時のみである。
    • 能力最大強化時、他の4項目の経験値がカンストしながら「技巧」のみ1桁台ということもザラである。
    • 一応救済措置としてか、ダーツの最強キャラであるポール・リムに勝利する度に技巧が100ポイント手に入る「技巧の書」を貰えるものの、それを差し引いても他の経験値より溜めにくい。
      • 余談だが、技巧(もっと言えば経験値自体)を効率よく稼ぐ方法として、RIZAPの薬品をひたすら飲み続けるという方法がある。確かに食事の意義を増やしたのは評価できるが、それが最高効率となると本末転倒過ぎる。

街も縮小

  • 龍が如く5』の5都市から一気に広島・尾道と神室町の2都市に減少。
    • とはいえ、『維新!』や『龍が如く0』などは作り込みの密度を上げる事でボリュームを維持しており、街が少なくとも満足度は高かった。
    • しかし本作の場合、神室町は何故かマップ右上の神室町ヒルズを含む公園前通り一帯、賽の河原、チャンピオン街にすら立ち入ることができず、過去作より行動範囲が狭まった。*2
    • 追加された広島もプレイスポットが少なく、龍が如く伝統の寄り道が余りできない。

ダッシュの仕様改悪

  • 本作ではアドベンチャーパートの桐生に多数のモーションが追加されてよりリアリティが増したが、そのモーションの中にゲームを阻害するものが含まれている。
  • 維新から操作方法によって3段階の移動速度で桐生を操作できたが、どういうわけか本作ではスティックを強く倒しても桐生が歩きのままで、走らなくなってしまった。
    • 一応、×ボタン+スティックでダッシュが可能なものの、過去作から指摘される通り×ボタン押しっぱなしは辛く、その点については何ら改善はない。
      また、ダッシュによる移動は障害物に当たるとよろけたりぶつかったりする動作が入るためストレスが溜まりやすい。
      • ちなみに、削除された理由としては街をじっくり探索してほしいからだそうだが、ゲーム内の仕様を改悪してまでそれを強要するのは傲慢と言える。
        さらに言えば、過去作でもR1を押し続けることで強制的に歩き動作にすることができたため、今更こんな改悪をする方が謎。
  • 酒を多量に飲んで泥酔した際、過去作であればコントローラーが定期的に振動するだけだったが、本作ではダッシュする際に強制的に蛇行するようになった
    • 結構曲がるので移動し辛いといった面倒なデメリットが目立つうえ、モーションが変化するわけでもなくただただ蛇行するだけなので手抜き感も強い。
      • バトル中は蛇行せず通常通り移動可能。

猫カフェ経営

  • 「経営」と名が付いているが、実際行うことは餌を与えて猫を集めるだけで経営要素は無い。
    • しかも、集める猫が街中に現れる条件はランダムであり、現れたネコがどの餌を好むのかも実際に餌を与えてみなければわからず、ゲーム性の欠片もない。
      PV等に宣伝していたので楽しみにしていた層もいたのだが……
      • PVの内容から、「実際には過去作のキャバつくのような経営要素もあったが、納期の都合で削減されたのでは」というプレイヤーの推測も出ている。

ハルトあやし

  • シナリオの途中でハルトをあやすミニゲームをプレイすることになる。ハルトが喜ぶようにコントローラを振るという仕様なのだが、上下と左右の認識がシビアで上手くいかない。素直に十字キーにすれば良かったのでは……
    • 一度あやしても道に迷ったりして時間がたつとまたあやす必要があるため、非常にテンポが悪くなっている。

バトル面

バトルスタイルの減少

  • 「4」から複数のバトルスタイルをプレイヤーが使用できるようになったが、今回は桐生のバトルスタイル一つだけ
    • 「極」は使い回しとは言え、4つのバトルスタイルがあった。
    • 一応、ラッシュのトリプルスウェイや壊し屋の自動掴みなど引き継いでいる部分はある。

桐生の弱体化

  • 全体的に、自由度が大幅に低下している。
    • 攻撃スピードをMAXにしてもまだ遅く、コンボ時のフィニッシュブロウは数拍置いてから発動するため、まず敵にガードされる。相手のガードもガード崩しスキルなしでは打ち崩せない事が多く、今までの爽快感溢れるバトルからテンポが悪くなっている。
    • 虎落としや捌き打ちも弱体化。雑魚一人に虎落としを決めても倒せないことがある。
    • モーションの変更により、自由度のみならず使う価値のある技が減っている。例えば受け流しの場合、かつては敵を立ったまま気絶させてコンボや多種多様なヒートアクションに繋げることが出来る自由度の高い技だった。
      それが今回、敵を華麗に受け流して後方にすっ飛ばすが、遠くに飛ばし過ぎて桐生のコンボによる追撃が間に合わず、一種類の専用ヒートアクション以外にほぼ繋がらない。
      • このように、演出的な格好良さやプレイする上での性能等諸々の理由から、狙って発動する意味が薄いアクションが殆どになってしまっている。
    • また、前述の「アクションマッチングシステム」の影響か、ガードにより攻撃モーションが中断され、よろめくリアクションが敵味方ともに発生してしまう
      • ガード崩し技能の存在意義が増した、言いたいところだが、上述の通りコンボスピードが遅い。その所為で、ガードを崩してもコンボ2、3発目程で敵に再度ガードされ、またよろけることが殆ど。
        更に、本作ではコンボ中に上下段を打ち分けて、ローキックでガードさせずに下段を攻撃する、シリーズ外伝の「クロヒョウ」にも通じるシステムがある。しかし、このローキックは一発で敵を転倒させてしまう。敵もすぐさま起き上がるので、コンボには繋がらず、牽制用途以外に使い道がほぼ無い。
    • 敵を掴んで振り回す攻撃を行った際、敵がオブジェクトや壁に引っかかると桐生の手からすっぽ抜ける。何の影響もなく振り回せていた今までがおかしかったのだが、桐生の強さとしてみると弱体化である。
      すっぽ抜けても投げが中断されないため、特に敵が複数人居る時には大きな隙になってしまう。
  • 本作はPVでも謳っていた通り、本来は「爽快感ある団体戦」を意識していた為か、通常のエンカウントでも敵の人数が多目である。加えて、繁華街という舞台は道も狭い場所が多い。
    • 狭いMAPで密集する分、ガードされてよろめく間に他の敵にタコ殴りにされる場面が増える。例えガードブレイクして通常コンボで追撃を狙おうが、敵が密集していれば他の敵のガードに当たりよろける。そして、掴みからの投げ技は、狭い場所では障害物に当たりすっぽ抜け易く、当たり判定が狭い特定のフィニッシュホールドからの投げ等を駆使する等、戦い方に工夫が必要となる
      • プレイヤーにスキルを求めること自体は問題ないが、戦闘中に考えることが多くなり、有用な選択肢がシリーズの他作品と比較しても特に狭まっていることから、爽快感の劣化は否めない。
      • 新たに増えたコンボ中の下段打ち分けと当たり判定を上下半身で分ける仕様等、新たな遊びに繋がり得た可能性のある新要素もあるものの、調整や推敲が不十分なために極端に不自由になっている部分が目立つ。
  • こちらが干渉できるオブジェクトが多いため、つかみ動作の暴発が多い。
    • 龍が如くシリーズのバトルでは路上にある様々な物を拾い、武器として扱えるのが特徴だった。本作でもそれは健在なのだが、ハード性能の向上で干渉できるオブジェクト数が増えたためか「敵を掴もうとして武器を拾う」という状況が過去作より増えた。
    • 特に顕著なのが「アルティメットヒートモード」発動時で、この状態では「攻撃ボタンを押すと近くにある武器を自動で拾う」という機能があるせいで上記が頻発する。
      • R2ボタンを押しながら戦えば武器の自動拾いは防げるのだが、取扱説明書やチュートリアルでは一言たりとも触れられていない。

敵に関する要素

  • 桐生が弱体化した一方、敵は強化されている。
    • 過去作で見られた「明らかに届かない距離から敵が連続技を出す」といういかにもゲーム的な挙動は減り、距離を取ると路上のオブジェクトを蹴り飛ばして攻撃してくるなど、AIの強化がなされている。これだけならば「バトルの歯応えが増した」とも取れるのだが……。
    • 以前から大振りの攻撃入力に反応して回避を行うAI設定(いわゆる超反応)の敵はいたが、今回は特に顕著。振り向き攻撃・回避しながらの攻撃はもちろん、つかみ動作すらもスイスイ避ける敵がいる。おまけにガードも固い。
      • こうした敵への対処法として有効なのが「距離をとってダッシュ攻撃→即離脱」だが、これが手軽すぎる上に他に有効な方法もないため、バトルが単調になりがち。
        実質的に「ドロップキックとアルティメットヒート以外使い物にならない」と言う批判は多い。
  • 今作では「アクションマッチングシステム」によってモーションが修正されるため、多少の高低差や左右の軸ズレがあっても攻撃が空振りすることが減少した。……ただ、これは敵側にも適用されている。
    • ストレスフルな例を挙げると、重量級のザコ敵が繰り出すドロップキックが追尾ミサイルのごとく空中で軌道を変えつつこちらに飛んでくる。この技にはダウン性能があり、しかも強化されたAIによって再度ドロップキックによる起き攻めを仕掛けてくることが多々ある。
      • 能力強化でダウン復帰技を覚えても、完全にこれを防ぎきれるわけではない。
      • これらの要素によって、歴代作の中でバトル難易度が非常に高い作品となっている。特に敵の攻撃力がNORMALより2倍となるLEGENDモードでは、攻撃を避けたりしないと、あっという間にやられてしまう。設定でLEGENDを含む難易度変更が随時可能だったり、最高難度モードでもコンティニューや2連敗以上で難易度を一時的に下げること自体は可能。
  • また、本作の敵はモーションの種類が歴代シリーズの中でもとりわけ少ない。
    ザコ敵だけでも複数の格闘技をベースにしたバリエーションが過去作にはあったが、本作はほぼ二種類しか出て来ない。ボス敵に関しても、例えば秋山とラスボスと亜門等、モーション被りは多い上に、特に桐生と関係無いキャラが桐生と同じモーションをとることすらある。
    そのため、戦闘が非常に単調になっている。
    • 一方でイベントの多人数戦では『0』のラスボスなど、過去の強敵モーションを流用した“ザコ敵”が登場する。乱戦が困難な今作においては非常に厄介。

着水による即死要素

  • シリーズ恒例として高い場所や水辺でヒートアクションを叩き込むとボスキャラを除いて一撃で撃破出来るが、今作は水辺に限るが敵を吹き飛ばし水に落とすことで一撃撃破を狙うことが出来るようになった。
    • だがこの水辺は敵だけではなく桐生も吹き飛ばされたり、時にはダウン復帰技などのモーションで落下、即死する危険もある。
    • また、ストーリー後半の地形で海の上をジャンプして飛び移る箇所があるが、そこで飛び移りに失敗すると海に落ちてゲームオーバーとなる。
      • 落ちるとゲームオーバーになるということが事前に説明されることはなく、しかも飛び移るにはある程度の助走とジャンプする位置も要求されるために初見殺しとなっている。
      • この初見殺しの理不尽さに加えて、今作の桐生は素潜り漁で泳げることが明示されており、さらには高所から落下しても一切ダメージを受けないなど、水に落ちた程度で即死扱いは不自然だと批判の声が大きい。

武器のストック廃止

  • 武器はバトル中の拾得品に限定され、所持品としてのストックが不可能になってしまった。当然、武器屋などはなく、予め武器を持ち込んでの戦闘はできない。
    • また武器作成、武器コンプという要素もなくなり、ボリューム不足の印象を強める一因になってしまった。
  • アクションが苦手な人は「どうしても勝てない敵がいる場合、やむを得ず武器を使ってヒートアクションを繰り出す」という戦法が取れなくなってしまった。
    • 加えてバカゲー要素であったおふざけ武器等も削除されてしまっている。
  • PVの段階では、「アプリで武器を管理出来る」と宣伝されていたため、武器の削除共々納期に間に合わない為に省かれた要素と推察される。

ヒートアクションの減少

  • 上記の武器のストックが無い影響もあり、大幅にヒートアクションも減少されている。具体的には、最も数が少ない『1』より数個多い程度。『5』や『0』は全部で90前後あったのに対して、本作は30程度であるため、1/3にまで削減された。
    • 確かに使い回しが多いことは批判されたが、「消すならその分増やして欲しい」という指摘・要望が多い。
      • また、アルティメットヒート限定のヒートアクションがそこそこあり、体感ではもっと少なく感じるだろう。
    • アクションの一新を謳いながら、実際には『0』などからの流用も散見される。
  • 今作は歴代よりもシームレスな戦闘を目指した影響からか、ヒートアクションの演出もコンパクトになっている。よく言えばリアルだが、悪く言えば通常コンボと変わらぬ地味さで、ケレン味も無く印象に残らない。
    • ボス戦専用のヒートアクションも、派手な超人的な打撃の応酬もあった歴代シリーズとは異なり、敵の連打をいなすだけのムービー等、演出面でも不評が多い。
      一章のボスと染谷最終戦だけは、例外的にド派手で格好良い演出で、評価も高い。そのため「単に納期の問題で力尽きたのでは」といった指摘もある。
  • アルティメットヒートモードは、ひたすら腕をブンブン振るデンプシーロールからの、桐生の連打をひたすら見るだけのQTEへの派生を頻繁に見ることが多く、バトルを極めて単調かつ冗長にしてしまっている。
    通常の打撃のフィニッシュをドアップかつスローにする特殊ヒートアクションも存在はするが、通常コンボの延長であるため同様に飽きが着易く、バトルの爽快感には貢献していない。

アルティメットヒートモード

  • 『5』の怒龍の極みのような超強化はなく、能力強化と言っても大きく体感できるほどではない。
    • また、アーマー付与が弱く、桐生が本気を出していながら雑魚敵に平然と仰け反るといった場面が多発する。

天啓、師匠などの強化要素の廃止

  • 過去作には師匠にあたるキャラクターに教えを乞う、あるいは街の光景から「天啓」を得たりなど、経験値取得による能力強化以外でバトルスキルやヒートアクションを身に付けることができたが、今作ではそれが全面廃止されている。

キャラクター・シナリオ面

既存キャラの出番の無さ

  • 冴島は前作の後で網走に再収監され、真島と大吾は桐生出所後の半年前に逮捕される為、序盤と最終盤しか登場しない。
    • それに伴い、毎回恒例だった真島とのバトルは今回は無い。この三人はシナリオ上扱いづらいという理由で刑務所に行ったとしか思えない。
      ---一応、冴島に関しては『5』の時点で「馬場と共に網走で罪を償う」ことが語られていた。大吾についても過去作でも話を動かすために行方をくらます展開がしばしばあった。
      • 真島もメタ的な視点で見れば、東城界最大勢力の古参幹部としてストーリー上扱い辛いという事情があり、『4』以降は真っ先に拘留されたりとその勢力を発揮させてもらえない展開は続いていた。
        ただ、真島に関しては、『2』で政財界の重鎮達専用の施設である賽の河原の遊郭の経営に一枚噛んだコネによって、『4』や『5』の強大な権力との伝もある黒幕達でも、合法的には短期拘留が限界。暗殺を狙わないと排除が困難、という立場になっていた。
        それが本作では、「少し工作されたらあっさり長期服役に持ち込まれた」という展開から始まるため、「扱い難いからって処理が雑」などと批判されている。
        余談だが、真島演じる宇垣氏はサブストーリーの脇役で少し出演しているが、フルボイス化の恩恵もあって真島よりも台詞が多い。
    • エンディングにて、この三人が東城会を背負って立つことを改めて決意するシーンは評価が高いが、だからこそもっと本編に絡んでほしかったという声が多い。
  • また、情報屋の「サイの花屋」や古武術の師匠「古牧宗太郎」、スターダストのオーナー「一輝」*3や武器商人「上山兄弟」など、これまでのシリーズでそれなりに出番があったキャラも今作では本編はおろかサブストーリーにも登場しない(ニューセレナのママやポケサーファイターなど一部例外あり)。
    • 語られたキャラクターにしても、批判がかなり多い。
      先述のユウヤの場合、「ホスト業を含め接客業こそ自分の生き甲斐であり、その道を究めたい」という理由で武者修行の旅をする程接客に命を賭けていた男だったが、本作では一時の腰掛とは言え極普通のサラリーマンに転職。
      冴島との想い出を守る為に自分の道場を大勢の敵対者に袋叩きにされても守り抜いた曽田地は、本作ではあっさりと道場を手放していた。
      などといった次第である。
      • 「最終章」という命題を打っているのにも拘らずこの状態なため、同じく集大成と位置づけられ、過去キャラが再出演しつつ扱いや主義も目立っておかしくない『4』と、しばしば比較して批判される。
      • 『2』に登場したジングォン派が復活して登場している。今作のキャラとは殆ど因縁が無いに等しいので、既存キャラの出番が不十分な中、復活させる必要性を問う批判がある。

『5』の結末の未回収

  • オチで結末を丸投げした『5』に関してだが、主だった点しか回収していない。
    • 特に、『5』で散々関わった近江連合も空気。一応、桐生と面識があるものが八代目になっていることが明かされている。渡瀬の可能性が高く、もしそうなら弱体化した東城会に手を出す気にはなれないとして放置しているとみれば筋は通っているか。
    • また散々東城会を荒らし回った相沢や遥の逃走から一番ダメージを受けてるアイドル関係も華麗にスルーされている。
      • ただし、壊滅状態に陥った東城会がたった2年で全盛期以上の大組織に戻る等、前作の結末を続編に引っ張らないのは本作に限ったことではない。またキャスティングされる役者の都合から言及できないという理由もある。
    • また、そもそもの話として、「前作が桐生完結編のようなものであり、*4ネタが思いつかないからと、無理にオチを回収する必要自体が無い」という意見も度々挙がる。
      「過去作を例示すると、『1』の大団円も、突き詰めれば元極道による少女の拉致監禁でしかない。 本作は、『1』のED時の拉致監禁罪で桐生が逮捕されるシーンから続編がスタートし、それをオチ・伏線回収と呼ぶようなもの。このシリーズの作風において、そうした行為は無粋である」といった指摘も度々されている。
    • だが今作は5から陸続きの物語であり、主要人物はその続きとして描かれており、都合の悪い部分だけ扱わないのは制作陣の力量不足としか言えない。また、アイドル関係や相沢などはオリジナルキャラでキャスティングの都合とは考えにくい。
    • 加えてナンバリングを超えての伏線回収というのも無い訳でもない。秋山の恋人が「5」のサブストーリーで回収されたことや「4」では真島の眼帯などあるにはある。

サイの花屋

  • 特に従来作で情報屋である「サイの花屋」が拠点「賽の河原」ともども理由も無く登場しないのが余りに不自然。
    • 確かに彼の力を以てすれば今回のシナリオの肝である「ハルトの父親」や、亜細亜街放火の犯人といった謎の尽くがすぐに明かされてしまう可能性が高いが、誰も花屋について言及しないのはおかしい。
      同じような例として5で登場しない谷村がいるが、こちらは亜門戦でわずかながら言及されてはいる。
      • まだ「黒幕の陰謀に巻き込まれて警察に捕まった」等の理由付けをすればましだったのだが……
    • 「0」にも出ていなかったが、その時は過去が舞台ということもあってか大きな問題にはならなかった。
    • 本作に登場しなかった事や「極」では新録されていなかった(ただし追加台詞はある)事から花屋を演じていた藤原喜明氏が何らかの事情で出演する事が出来なくなったと推測するユーザーもいる*5

遥とハルト

  • 龍が如くシリーズでは既に「1」~「4」で桐生と遥のエピソードに関してほとんど描ききってしまっていた。そして、「5」でアイドルという後付けで無理やりシナリオを作ったがそれも賛否ある中で一応完結した。つまり、桐生と遥で話を進めるのに対して、『5』の時点でファンからはネタ切れ、及び限界を感じており、開発もそれを認めていた。
    そんな桐生をシナリオで動かすためか、今回は全体的に遥のキャラクター面で矛盾や違和感を抱かせることが多い。
  • まず、発売前から20歳という年齢で父親も分からない子供を産んだという展開に批判が出た。
  • 遥は小さい時から聡明な子供だったが、ハルトの出産、およびそれらに関連する行動はとても聡明とは言い難く疑問符を浮かべるユーザーが少なからず存在した*6
+ ネタバレ注意
  • 敢えてまず、多くのプレイヤーにとっての、遥というキャラクターの位置づけについてから話を始める。
    ラジオ「ゲームの大晩餐」等で、パーソナリティの磯村氏やシリーズ構成の横山氏が語っていたように、「桐生と遥が将来交際するような展開を望むプレイヤーも居て、スタッフ間でも意見が真っ二つに割れるが、それは"遥を自分の娘や姪"のように見ていて、"可愛い娘をくれてやれる漢は桐生くらいのもの"という感覚で見ているから」。というキャラクターである。
    ストーリー中に入れることに賛否が分かれた遥のおねだりにしても、賛の側は「頑張ってる可愛い子供にご褒美あげる感覚」で愛着を持っており、"その可愛い娘や姪がチンピラとの出来婚をするのをただ眺める"経験を、10年かけて疑似体験出来るのが本作である。……そんな体験を望む人間は極めて稀だろう。
  • 前作「5」のストーリーを評価するプレイヤーの多くが、「極道の桐生が家族であるアサガオの子供達の将来の為に孤独に隠遁する道を選び、その意志を一度は尊重した遥だったが、それでも桐生と暮らす大切さに気づき、"世間を敵に回す覚悟を決めて"自分の出自を宣言して桐生が自分含むアサガオの子供達と暮らさざるを得ないようにして、彼の夢を叶え、彼を迎え入れると決意を固めた」という、「1」を踏襲するような結末を評価している傾向が強い。
    しかし本作は「"実は覚悟なんて全然決まっておらず"、ネット等で多少中傷されたからと、桐生を迎えるべく待つ筈が一人失踪する」という、前作含む二人の絆を全否定するかのような出だしであり、この点への批判も大きい。
    • また、「極道に育てられた自分が消えればアサガオに平穏が戻る」といる理由で遥はアサガオを離れるのだが、「元極道の桐生が子供達を手塩にかけて育てているアサガオという施設そのもの」にも注目は集まっているため、遥が消えたぐらいで収まるとは思えず、むしろ唯一の保護者に等しい年長者の遥が一人だけ逃げ出す構図になってしまっている。*7
  • シナリオを進めると、ハルトの父親は宇佐見とわかるが、アイドル業界を追われて広島尾道で働き始めた遥がパパラッチに盗撮され、宇佐美勇太がそれに気づき、パパラッチを血塗れで気絶しようが一方的に殴り続けていた場面に遥が出くわし、「実は周囲が遥に気を遣っているが、それでも仁涯町にずっと居て欲しい」と告げられるという回想描写がある。
    「勇太と遥の馴れ初め」と取れるただ唯一のシーンだが、無抵抗の人間を馬乗りで死ぬ寸前まで痛めつけるような男とその後一夜を共にした理由としては弱く、あまりにも描写不足。
    • 遥を助けるという点で言えば、『5』で散々ピンチを救った秋山にも当てはまるのでどうも薄い。正直ラブストーリーとしてなら今回の清美と染谷のほうがしっかりしている。
      • 一応、桐生達は「武器を手に自分の命を狙ってくる敵でも無い限り、気絶せず立っていられる程度の怪我で済むよう加減している」決着を取っている。
        まして、「相手は凶暴な武装暴漢で、許して背を向けた途端に不意に反撃して来ないように徹底的にやった」といった事態ですらなく、相手が貧弱な体格の堅気である。あらゆる意味でやり過ぎている。
  • またハルトの名前は遥と勇太の名前を取り「遥勇」と名付けたのだが、これで「はると」とは到底読めないので言ってしまえばDQNネームである。

沖縄に帰る

  • シリーズそのものを否定しかねない今作最大の矛盾。
    先述の通り元々遥は芸能界を引退した後沖縄に戻り、再びアサガオで暮らしていたが、元極道である桐生と自身に対する非難中傷の記事やネットの書き込みを見てみんなに迷惑がかからぬようにアサガオを去るのだが……。
    • 桐生は死亡したことになったとは言え、極道関係の宇佐美と結婚するとなったら序盤の極道関係との繋がりから生まれた誹謗中傷が収まると思えず*8、そのままアサガオに戻ったら、またアサガオのみんなに迷惑がかかる、という事を何故か気がつかない。また、これでは桐生が死亡を偽装してまで遥と極道の縁を切ろうとした意味がほとんどなくなっている。
    • これでは物語の「起承転結」のうち、「起」と「結」がまるで一致しない。
    • サブストーリー等でも遥は今でも人気であることが示されており、やはり軽率な行動としか言えない。せめて二人で別の場所で暮らせば良かったのでは……。
  • とまあ、無責任で矛盾や違和感まみれのキャラクターになってしまった。ただ忘れられがちだが、遥は神宮京平と澤村由美の子供である。そう考えるとこの有様も納得が行くとの声もある。
  • その他キャラクター
    • その他のキャラクターにも批判が多い。
+ ネタバレ注意

宇佐美勇太

  • 遥の恋人だがその前に父親疑惑あった広瀬一家の元構成員の達川が父親と聞いた際に「みんなが大事にしてた遥ちゃんをキズモノにしやがった」などと悪態を吐くのだが……。自分も遥と性的関係を持ちながらその事を棚に上げて他人を批判する態度にも批判が多い。
    • しかも真面目な交際ではなく、たった一晩の肉体関係であった点も遥の相手としてふさわしくないという批判が多かった。しかも父親と判明した際、このことを「1回だけだったんスよ!」とのたまう。ある意味若者らしいリアルな発言といえばそうなのだが……。
      • 1回だけでも遥と性的関係を持ったのなら、自分が遥勇の父親なのでは? と疑うのが普通だが、勇太は終盤で事実が明らかにされるまで本当に自分が父親である可能性を考慮していなかった。これが理由で、「遥は複数の男と性的関係を持っていた(少なくとも周囲からはそう思われていた)」という疑惑を持つユーザーまで出ている。
        ハルトの父親を明かしたのは舛添だが、話の内容からして可能性が高いに留まり、確定させるまでには至っていないため非常にモヤモヤする。もっとも、可能性が高いだけでハルトを排除するには十分なのだが。
  • 最後に遥と沖縄に帰るが、かなり恵まれているラストである。それでは後述の桐生に対する「極道は報われない」という発言に矛盾している。
    • また彼は物語終盤で遥とハルトを彼なりに守る為とはいえ亜細亜街で放火を行っている。極道以前に放火の罪を刑務所で償うことなく沖縄でのうのうと暮らすラストはどうなのかという指摘もされている*9
  • このようにあまりにも反感を買いやすいキャラクターであるせいで勇太を演じた藤原竜也氏にも批判が飛び火するという風評被害を発生させている。
    • 言うまでもないが、藤原氏は役者/声優としての仕事をこなしただけであり、氏を批判するのは筋違いである。上記のシナリオに不満がある場合、指摘を受けるべきなのは本作のシナリオライター等のスタッフである。

南雲剛

  • 序盤は清美と親しくしている桐生を妬み、いちゃもんをつけて喧嘩をしてくる。そして桐生と草野球で対決することになるが、彼はあろうことか桐生に打順を回すためにカタギの草野球選手にわざとデッドボールを当てて怪我させていく。しかも後述の草野球のチームの大量離脱の一因であり、桐生が骨を折るのだがその事に桐生には謝罪がない。
    • 良くも悪くもヤクザらしいヤクザ、として創作物のキャラクターとしてはむしろ高く評価するプレイヤーも多い反面、桐生が彼のそうした問題行為も含めて全面的に特に理由も説明せず称賛することに説明不足という声もある。
  • 終盤の行動に矛盾があるのではないかという指摘がある。
    • 東城会に桐生らと共に殴り込みに行く。その際、清美を人質に取られていた染谷と桐生が戦い、染谷は敗れる。染谷は菅井からの脅迫を前に、清美を救うために自ら腹部を刺して、死の間際に清美との娘の「ヒロミ」を南雲に託すが……。
      よりにもよってその直後、最終章冒頭で桐生と共に死ぬ覚悟で最終決戦に臨むという点が矛盾を指摘されている。
  • その他、これは南雲というキャラクター自体の問題とは微妙に趣が異なるが、彼とその弟分が敵の群を前にして桐生に殿を買って出る展開が本作は極めて多い。
    • 「ここは俺に任せて先に行ってつかぁさい!」という台詞を、各章1回は見てるんじゃないかというハイペースで繰り返すため、「良くも悪くも濃い南雲のキャラクターを含め、食傷気味になる」「まるで『南雲が如く』とか言ったタイトルのゲームでもやってる気分」等と揶揄する意見もある。

桐生一馬

  • 事件後は「尾道の秘密」を守ろうとした黒幕である大道寺稔の弟子と取引をして、自分の死を偽装する。
    「遥とハルトに二度と会えなくなる」と伊達に咎められるが、逆に遥達の幸せのために自らの死を偽装するという決意したのである。
    • 確かに桐生自身「3」以降アサガオの子供達や遥と暮らし始めて堅気としての生活を謳歌していたが、自身の暴力に対する欲求や極道への関わりを止めることはできなかった。そのため製作陣の「極道は報われない」という発言から桐生が報われないという展開も一部のユーザーからは一応納得できるが、当然「じゃあ勇太はどうなるんだ」という指摘が飛び交うことは想像に難くない。
    • そもそも、はっきり言って桐生を死んだことにする理由が何一つ無い
      上記の大道寺の弟子にしろ、広瀬一家の他の組員からも桐生が把握してる情報が本当に大したことないゴシップネタ程度であることは容易に聞き取れる上に、ラスボスが大道寺に繋がり得る証拠は全て隠滅済
      更に、この弟子にとっても、桐生が死んだことになっていると「東城会の桐生派が仇討ちの為に陽銘に戦争を仕掛けようとして、大事な選挙に悪影響を及ぼす」等のデメリット以外何も無く、作中人物皆にとって生きていて貰わないと困る状態である。
      • それでも尚桐生の方から死の偽装を提案する理由を敢えて探すとすれば「何となく格好良い気がするからスタッフがそういうシチュエーションにしてみた」か、メタ的な視点を除けば「極道からはどうあがいても逃れられないのを悟って全ての責任から桐生が逃げ出したくなった」等の、身も蓋も無いものしか無い。
  • 終盤以外の言動もなかなかにひどい。
    • ストーリー開始時に極道としての過去を洗うため、ひいては遥たちと暮らすために服役しておきながら、出所直後にチンピラが売った喧嘩をすぐに買う。
      劇中でしばしば「極道としての矜持」を現役ヤクザ達に説いたり、「本物の極道を見せてやる」などと啖呵を切ったり、南雲たちに向けて「俺の組」と言い放つなど、都合よくカタギと極道を使い分けて開き直っており、「あんた何のために服役したの?」と言いたくなること請け合い。
      • 龍が如くシリーズを続けるため無理矢理極道に未練がある行動を取っているメタ的な意味もあるので仕方ない面はある。
        しかし、前作において遥達に迷惑をかけないように、堅気として覚悟して生きていた際の姿勢は、全くの真逆であった。*10そのため、「以前よりも更に退化、悪化している」といった指摘が多数された。
    • また、ハルトの身柄を乳児院に渡すことを拒むあまり、ハルトを誘拐同然に連れ去ろうとする。*11しかもその際、仲間であるはずの秋山の説得に聞く耳を持たず、挙句の果てに殴りかかるという暴挙に出る。
      • この時の「ハルトを"施設なんか"に預けられるか!」という桐生の言動に対しても、多くの批判や指摘がある。
        自分の孫に等しいハルトを手放したくない。という心情は理解出来るものであれ、「家族と暮らせない子供達の安らぎの為」「世話になったアサガオのような施設を自分の手で切り盛りしたい」と口にしてきた桐生当人が口にして良い台詞ではない。と言う主旨である。
      • また、その時の秋山の説得は要約すると「あんたのやってる事はただのワガママ、少しは自分の置かれている立場を考えて冷静になってください」という至極真っ当なものなのだが、肝心の桐生はその説得に対し 「うるせぇ!」 と逆ギレする始末である。
      • 結局、この後始末は伊達が責任を取って児童相談所職員は関与しないという扱いにすることで一件落着したが、完全に秋山の殴られ損である。
        秋山とのボス戦にしたかったのだろうが、敵襲でもないのに赤ん坊が寝ているすぐ傍で壮絶な喧嘩を始める点も含め、シチュエーションに無理があり過ぎる。
      • 悪者扱いされる児童相談所職員だが、桐生をどうにか正当化させるために性格を悪くしてるといった指摘も多い。実際、言っている内容自体は完全に正論でしかない。
    • 今回の桐生は非常識な行動、中には命にかかわるものを多く取る。具体的には「幼児の前でたばこを吸う」「液状物以外を食すと誤嚥性肺炎等で死にかねない幼児に、おにぎりを食べさせようとする」等である。 人生相談に応じたり、業務に必要な資格の勉強が捗らず仕事を辞めようとした後輩社員を叱咤したりと、良識あるキャラクターとして桐生を見るプレイヤーも多いだけに尚更である。
    • 喫煙に関しては、作中でも神室町で南雲に路上喫煙を注意している。さすがに路上喫煙は知っていて受動喫煙からなる幼児への影響を知らないのは、本作に限定して見ても違和感が生じる。
    • また前作「5」だと、ちゃんと桐生不在時には別の管理人を手配していたようだが、明言や登場はしておらず本作補完されると思ったらそれはスルーされている。
      • これに対して、桐生というキャラクターは天然さや破天荒さ、極道社会を軸としたが故の非常識さも兼ね備えているため、ある程度は許容範囲とする見方もある。また龍が如くはシリーズ伝統的に養子縁組や養護施設などの児童の設定がご都合主義な部分が多い。今作の職員としての能力や施設運営に必要とする資格などのこれらの描写は今までと同様に設定が甘い為起こった描写と言える。
    • 本人は登場しないシーンでの発言だが、現役ヤクザからの「老害」呼ばわりも仕方ないと思わせる軽挙妄動ぶりである。

ラスボス 巌見恒雄

  • 『龍が如く』は毎回ラスボスが賛否わかれがちなゲームシリーズであるが、今回は特に批判意見が多い。
  • 巌見兵三の息子にして巌見造船の社長であり、シリーズでは『4』の宗像以来の二人目のカタギのラスボス。宗像は警官の谷村のボスであったためカタギでもさほど、問題にならなかったが、今回は桐生とラスボスという事で批判が目立つようになった。
    • これまで桐生が相手にしてきたラスボスは、皆コンプレックスはあれど自分の身の程を理解したキャラクターでもあり、行動や気質が浮いている。
      • 「自ら桐生を始末したい」という割に遥とハルトを人質に取ったり、人質をとって一方的に殴っている時の威勢の良さから一転して、バトル勝利後に桐生に追い詰められた際には命乞いをしたり、菅井に遥やハルトの殺害を命じたりと往生際も悪い。更に最終的に桐生に殴られ気絶して出番終了し、その後はムショ行きになったと語られるのみという扱いの悪さとなっている。
    • また、既に死人同然の大道寺の威光でどうにか組織の体を保っており、実質泥船に等しい陽銘連合を乗っ取る際に、「俺の才能は裏社会でこそ活きる」と嘯くなど、自分の立場が理解出来てない道化としての傾向が強い点が至極滑稽である、といったプレイヤーからの指摘も多い。
      • これは元々そういったキャラクター設計であることが窺えるため、製作スタッフからすれば恐らくは狙い通りと思われる。しかし、その人間として見所の無い、勘違いした道化がシリーズ総決算の最終ボスであることに対しては不満が多い。
  • モデリングもサラリーマン風の人相や髪型、首の太さに比べ、やけに隆々たる体格をしており不自然。俳優をモデルとしたキャラにアスリートのような立派な肉体をくっつけた例は過去作でも見られたが、上記のような情けない言動のせいで余計に不自然さが際立ってしまっている。
    • バトル面でも攻撃力が高いという以外、取り立てて難敵というわけでもない。加えて表示される体力がゲージ1本(前座の小清水は1回復活するため実質2本)なので、どうも歴代と比べても弱く感じる。バトル開始時に名前が表示される際の演出も『3』の峯*12と被っているという指摘がある。
  • 極道としての格が皆無であり、男らしさやカリスマ性が全く感じられず散り際も見苦しく、サラリーマン風の人相も地味で強そうに見えないなど歴代シリーズのラスボスの悪い所を集めたようなラスボスになっている。よりによって「桐生一馬・最後の敵」がこんな造形のため、ファンの中では恒雄がラスボスでがっかりしたユーザーも多い。
    • その為制作サイドだけでなく演じた大森南朋氏までもが激烈な批判や抗議を受ける羽目になった。
      • 勇太の藤原氏と同様、大森氏もあくまで役者として仕事をしただけなので、氏に批判をするのは間違いである。後述されているように演技についても賛否があるが、それもスタッフの演技指導が根底にあるという事を忘れてはならない。
    • 誉められる点があるとすれば、『5』の相沢で指摘された唐突感が、中盤から黒幕・ラスボスであることが匂わされ始めるため少ない点。
      言動や行動の類似性等から「逃げ惑う相手を一方的に殴る不快感のみを改善した宗像」と言った表現がプレイヤーからはされてもいる。

菅井克己

  • ラスボスとして桐生に制裁された巌見と違い、桐生を散々暴行したり銃撃しときながら、最終的に桐生から直接一発も制裁の拳を受ける事無く、追い詰められて自決する。その最期はプレイヤー達から「潔いとも取れるが、スッキリしない」と批判の声が多く上がり、本作の批判点の一つとなっている。
  • 最終章と謳っておきながら、最後あたりにもツッコみどころ、説明不足が多い。
+ ネタバレ注意

秋山駿

  • 祭汪会から逃げている理由が明かされていない
    • 龍が如くシリーズでも腕が立つ方である秋山だが、それが秘書を逃がし会社を放棄してまで祭汪会(の幹部であるエド)から全力で逃げている。
    • にも拘らず、桐生合流後はそれが忘れ去られたかのように祭汪会からの追跡が止まっている。エドの独断である可能性を考慮しても、祭汪会への潜入後に再会しているが触れられていない。

小清水寛治

  • 終盤、染谷は清美を守るために自身の腹を切って自害したが、それも虚しく小清水は清美を射殺した。ように見せかけて、染谷に感銘を受けた小清水は清美を密かに匿っていた。
    これは染谷が無駄死にしたようで無駄死ににならなかったという本作の中でも名場面である。
    • しかし、小清水は清美ママをどうやって生かしたかが謎。というのも、小清水は清美に銃口をかなり近づけて放っており、いくら空砲でもこの距離なら無事では済まない。
      仮に危害がなかったとしても、恒雄と菅井が消えた後に弾を外す時間は一瞬すらなく、最初から殺傷力が無い銃を準備していた、つまり殺す気が無かったことになる。
      • つまり、描写が甘いせいで染谷が無駄死にしたように見えてしまう。実際に無駄死にかどうかは別にしても、描写が甘いせいで突っ込まれる点については擁護し難いだろう。
  • 小清水最終戦の後は桐生に対して「待ってくれ」と言う。恒雄の例から命乞いではという声もあるが、生粋の武闘派である小清水が命乞いするとは考え辛く、何故こんなセリフを呟いたかが謎。ファンの間では清美ママの生存を伝えようとしたという説があるが、こんな場面で言う必要あったのか?
  • 終盤は陽銘連合会三代目会長に就任することが大吾から明かされているが、恒雄がムショにぶち込まれたにも拘らず小清水は何のお咎めもなし。
  • 上記の通り、恒雄に逆らってまで何がしたかったのかイマイチわからないキャラになっている。これについては脚本側も理解しているのか、広瀬一家曰くエンディングで「よく分からない男(意訳)」で片づけられている。

尾道の秘密

  • 桐生が尾道の秘密を探る理由、必要性が薄い。
    • 桐生の目的であるハルトの父親探し、及びそれに関連する祭汪会との問題は尾道の秘密を探る前に解決している。また、その後のストーリー展開も広瀬一家がメインになり、桐生が尾道の秘密を探った結果、とばっちりを食らったようにしか見えなくなる。
      • 理由の薄さよりも、広瀬一家の話がメインになり過ぎて桐生が蚊帳の外になっている点が問題視される。
      • これについては脚本側も理解しているのか、理由としては自分だけ用を済ませて広瀬一家を見捨てるような真似はしたくないとの発言はしている。
  • 尾道の秘密の暗号
    • ロウが20年かけても解けず、桐生に託した尾道の暗号だが、土地勘が無いと解けない、表立って調べるといった芸当はできないというハンデはあったものの、広瀬一家はあっさり解いてしまう。
      • 保管方法にも問題があり、暗号の答えはとある墓の下にあるが、墓や中身に特に鍵や物理的な防備は一切されていない。70年もあれば誰かが掘り起こす可能性も否定はできないが…。
      • そして、尾道の秘密そのものも特に施錠されることなく簡単に開けられてしまう。こちらは陽銘連合会の兵隊を送り込んでいるため防備はしているものの(裏を返せば秘密が眠っていることを明かしているともいえるが)、多大な犠牲を払ってまで守っている秘密にしては詰めが甘すぎる。
  • そして、尾道の秘密は非常に目立つうえ、マスコミにも即時報道されているため一般人にも知れ渡っている。大道寺と繋がる証拠は恒雄が消したため問題が無いにしても、秘密そのものに関しての釈明、及びどうなったか結末は明かされていない。

広瀬一家

  • 尾道の秘密を解き明かしたのは桐生と広瀬一家の面々ではあるが、作中では桐生一馬のみが主犯格であるような扱いを受けている。
    • 本来なら大道寺の弟子は桐生だけではなくこいつらも口止めするべきだろうが特にそういった描写はない。
    • その一方で、陽銘連合会と東城会が合わせて広瀬一家も的にかけているような描写もあるため、イマイチはっきりしない。
      • 事件後は広瀬一家は特にお咎めもない。大吾曰く小清水は陽銘連合会を掌握できてなく手が回らないとは言われているものの、仮にも本家に反逆しておいて無事で済むというのは納得がいかないと言われても仕方ないだろう。
    • 序盤は南雲を中心とした一家の面々が、桐生に軽くあしらわれたり、チンピラに一方的に殴られる等のやや情けない展開が序盤に多かったにも拘らず、これといった成長の描写も無くいきなり大勢のジングォン派を南雲と勇太のたった二人で撃退してみせる、さらに終盤になると東城会や陽明連合を桐生がいるとは言え、圧倒する強さを見せる。腕っぷしの強さに関する整合性が取れていないとの声もある。

アサガオ

  • その他、アサガオの子供達が桐生の死に対しての、また遥一家を受け入れるまでの描写はない。
    • 最終的に受け入れられるにしろ、過程をすっ飛ばしていきなり結論だけ出されてもご都合主義、超展開にしか見えない。

その他

グラフィック

  • PS4の龍が如くシリーズでは可変60fpsが基本だったが、ドラゴンエンジンを使用した本作では30fpsに落ちた。内部処理も30fpsで行っているため、操作性にも悪影響を及ぼしている。
    • PS3から見れば違和感は少ないが…。龍が如くチームは60fpsに対してあまりこだわりが無いのかもしれない。*13
  • 今回は特に女性の顔のモデリングが余り良くない。キャバ嬢や街の女性など評価が低い。
    • 街の女子高生などは老けて見えることもある。
  • また、画質が向上したのに対して、実在の人間を参考にしたモデリングの表情が実に固い。実在の人間でなくとも、本来表情豊かな赤ん坊であるハルトに対する違和感は多く指摘されている。
    • 会話シーンでは棒立ちが多く、過去作でやっていた瞬きはしないため手抜き感が漂う。今回はサブストーリーでもフルボイスを導入しているため、この違和感はより強く強調されてしまっている。
      • そのため、「不気味の谷*14」「精巧な蝋人形による腹話術」等と揶揄されている。
  • また、澤村遥についての指摘も多い。
    • 歴代シリーズにおいて、遥のモデリングは、身長や髪型、顔の輪郭まで細かく変更されており、僅か1年間程度であれ成長の様子が具に分かる力の入れようだった。しかし、本作では 4年以上経過かつその間に経産婦になった にも拘らず、 16歳の時から、髪型含め何一つ変わらない。 服装も5の時(プライベート時の私服)と同じ。
      そのため、流石に手を抜き過ぎではないか、といった指摘も多くされていた。
      • 遥に限らず、注力したキャラクターとそれ以外の差が大きくなっており、丁寧に年齢を重ねさせた桐生とそれ以外のキャラクターの歳の取り方の差が激しい。グラフィックが向上した分、浮き彫りになってしまった要素でもある。

ムービーについて

  • 「回想」にて一度観たムービーシーンを再度観ることが出来るのだが、過去作にあった各章ごとに再生する機能が今作には無い。
    • その為ムービーシーンを連続で見るには、ムービーが終わるごとに次のムービーをボタンで選ぶ必要がある。
  • 最終戦のムービーの構図がおかしい
    • 喧嘩の立ち回り時の立ち位置の連携がうまく取れてなかったのか、カメラの切り替わりごとに立ち位置がおかしくなっている場面がある。
    • 一瞬だけだが、ハルトがワープして宙に浮いている場面がある。

BGM

  • 初代のテーマ曲でありシリーズを通して真島戦のBGMとしてアレンジされてきた「Receive You」だが、今作には収録されていない。桐生一馬最終章と称しているのにシリーズのテーマ曲とも言えるこの曲が収録されていないのは如何なものか。
  • フォークシンガーの山下達郎氏が楽曲を提供。主題歌「蒼氓」をはじめ、名曲揃いとなっている。
    • ただし使い方に問題があり、曲が流れる場面がやたらと多い。OPやEDを含めゲームを通して用いられるその回数、なんと10回に及ぶ。
    • 主要人物の死に際など、盛り上がり所とみれば流す、といった印象が強く「曲自体は良いのに萎える」という声は少なくない。

賛否両論点

ライザップ

  • CM等でお馴染みの『ライザップ』に桐生が挑戦できる。ミニゲームをこなすと、リザルト画面で例のポーズとBGMが流れる。
  • バカゲー要素として初見では笑えるのだが、何回も見ると飽きる上にスキップが出来ない。

クランクリエイター

  • 桐生が桐生会というグループを作り、JUSTISという団体と抗争する。
  • 自分の組を持ちたいというユーザーも多くいたため、幹部達をスカウトしてヤクザらしい役職に就かせる等のヤクザシミュレーションという発想自体は評価されている。
  • また、サブストーリーで登場したキャラのうち何名かが桐生に手を貸すという名目で使用可能になるというサプライズもある。中には誰よりも桐生との因縁が深いあのキャラも・・・
  • ただ兵隊を闇雲に出せば、ほとんどゴリ押しで勝てるため難易度が低い。またシミュレーションなら『0』のキャバクラや不動産などの経営要素も加えて欲しかったという意見が多い。
  • また冴島、真島などの人気キャラを使用するにはブシロードウエハース300円で購入し付いてくるパスコードを入力するか、各500円で購入できるDLCを購入しなくてはならない。
    • 今まで龍が如くシリーズはDLC等は無料で行っていた親切な対応だったが今回から課金制に移行。しかもDLCとしては安くない値段。もちろん満足できる課金なら誰も文句言わないが、ミニゲームの追加キャラ程度では到底満足できる課金とは言えない。
    • 一応パスコードは1セーブデータにつき1人使えるとのことで共有可能なため攻略サイトに上がっている物を使用できるが…
  • クランクリエイターのストーリーでは、特定のイベントステージをクリアした後に、親玉であるJUSTISのプロレスラーたちと通常のバトルを行うことができる。
    • これ自体は好評なのだが、本編では1回しか戦うことができず、再戦できないのが非常に惜しまれる。

シームレス

  • 今作からシームレスとなり、今まで店や建物に入るのにロードが不要になった。
    • また、建物によっては奥まで行き街を探索出来たり、ビルは屋上まで上ることができるようになった。
  • しかしそう言った中に入れる建物は3、4件だけで後の店は一階のみ解放などがほとんどである。
    • さらにビルの屋上まで上がった所で極一部を除いて特別な何かが用意されているという訳でもなく、ゲームとしてこの要素が生かされているとは言い難い。
  • エンカウントバトルも建物内でも戦う事もできるようになった。店の椅子やテーブルを破壊しながら敵を倒すのはなかなか爽快。
    • ただ、店内での戦闘後は「出てけ! 二度と来るな!」などと店員に罵られ、その店はしばらくの間利用出来なくなる。バトル中でなくとも単に建物内を走り回るだけでも簡単に椅子やテーブルを破壊できるため、サブストーリーで必要なアイテムを買う際等は注意する必要がある。
    • 「ドン・キホーテ」などの実在企業の店内ではほぼバトルができない。またバトルできる場所を増やしたい配慮か松屋が赤牛丸に変更されている。*15
    • コンビニ内でのみ使用できるヒートアクションなどもあるが、店内でバトルが発生することがないため「道端でケンカを売られてからコンビニまで敵を引っ張って来なければならない」など、せっかくの作り込みがあまり活かせていない。
      • ちなみに前作『極』の早期購入特典でプレイできた本作の先行体験版では途中でコンビニ強盗が発生するため店内での戦闘も無理なく行えるようになっている。何故この要素を本編に組み込めなかったのか……
    • また広島ではバトル中に侵入できる建物は無い。
  • バトル開始もシームレスになったのと、敵に近づかないと攻撃ができないのも相まって、戦闘が始まった瞬間に敵に攻撃されてしまうようになった。
    • また、シームレスで移動とバトルの境目が無くなった事により、倒した敵がすぐにその場で消滅する様になった。前作までは倒した敵がバトル終了後に捨て台詞を残してとぼとぼ歩いて去っていくものだったが、そちらの方がリアルで味があったという意見が多い。
  • エンカウントバトル
    • 前述の通り店内でバトルができるようになった。また、バトルから途中に逃げることができるようになった。
    • ただし、敵が諦めるまで結構時間がかかり、回避が難しい。

回復アイテム

  • 回復アイテムが種別ごとに所持上限が設けられ、同一アイテムの大量所持ができなくなっている。逆に全種類のアイテムを同時に所持することができるようになり。効果の高いアイテムの所持数が限られることで効果の低いアイテムに日の目があたることとなった。

草野球

  • 桐生が草野球チームとして参加して、勝利に導くミニゲーム
  • 豪快な一発で試合を決めたり、野球シミュレーションとして要素があり中々奥深い。
    • だが、一方で打球の方向が固定されており、野球ゲームのように様々な方向に行くことはない。
  • またせっかくの草野球チームというミニゲームなのに、『5』の主人公品田が出なかったことを惜しむ者も多い。
  • ちなみに相棒千葉風太の特徴は「チャンス弱い」「メガネ」「瞬足の外野」……。誰かに似ているでやんす

ゲスト俳優について

  • 本作では、メインストーリーに関わるゲスト俳優出演数の多さをウリにしていた。
    本作では親子をテーマにしており、ゲスト俳優が演じるキャラクターの親子の有り方については尺を多くとって描写されている。
    • そのせいで、既存キャラクターの出番が少なくなったり、肝心の桐生と遥、桐生と大吾の関係*16についてはあまり描写されていない。だが、上記で指摘している通り既存キャラの話はやりきっているというのがファンや開発陣の共通の認識であり、新規キャラで話を作っていくしかないというのが現状である。また、無理矢理話を作っても『5』の朴やアイドルと言った後付けが生まれる可能性もあり賛否が分かれる。
  • 一部俳優の演技も賛否が分かれる
    南雲、広瀬、染谷、勇太の4人はおおむね好評。
    • 広瀬は発売前はたけし氏の滑舌が心配されたが、スムーズな発音になっており、高い評価を得ている。
    • 南雲を演じた宮迫博之氏、染谷を演じた小栗旬氏、勇太を演じた藤原竜也氏は声優としての実績もある為納得の演技力である。
    • 恒雄は「棒読み」「別に気にならない」「うまいシーンと下手なシーンがある」など人によって意見にばらつきがある。
    • 顔のモデリングや表情と声の相性が悪いという意見もある。モデリングが変わればまた印象が変わるかもしれない。
  • 清美に関してはあまりいい評価を得られていない。また序盤から出番が多いため、なおさら棒読みが気になってくるという声も。
    • ただ落ちぶれた街のスナックのママとしては合っているという意見もある。

トラブルミッション

  • 街中でトラブルが起こるとSNSで情報が送られてきて、返信してトラブル地点に行くとトラブルミッションを始める事ができる。
    • 様々な内容や街全体にあるミッションはやり込み要素ではあるのだが、解決しても報酬は経験値のみ。その量もエンカウントバトルやミニゲームに比して多いというわけでもなく、アイテムや金銭報酬もないため、ゲーム的にはやる意味が殆ど無い。
  • 開始のきっかけとなるイベントも「町中でいきなり初対面のSNSの運営者に協力を求められる→桐生が同意する」という非常に薄味なもの。
    • こうした自警団的活動を行う人物は『4』に登場した「神室の盾」の赤石など、過去作にもいるのだが何故か再登場しない*17

サブストーリー

  • 今回ゲームの進行状況によっては草野球、スナックなどのミニゲームのフラグであるキーを達成しないで次のシナリオに進んでしまいこのミニゲームをプレイせずゲームをクリアしてしまう場合もある。
    • スナックのミニゲームは草野球のシナリオを進めていかないとスナックへは入れない。その為、スナック関連のイベントを体験せずにゲームをクリアする場合もあり、これに関連したスキルも死にスキルとなる。
    • とはいえ以前のシリーズにもフラグが立たないとミニゲームがプレイできないことはあった。

フルボイス

  • 全てのシーンがフルボイス化されており、テキストを読む必要も無くなった。
    • 今までテキストやパートボイスのみだったサブストーリー中のふざけた選択肢も、桐生の渋い声で読み上げられる。
    • 歴代シリーズにおいてフルボイス化を望んだプレイヤーも多かった。その要望に応えたものであり、評価する声は多い。
  • 上記のように称賛する声もある反面、酷評する声もまた多数ある。
    • サブイベントの場合、フルボイス化が仇となってしまい、それまではプレイヤーの任意でテンポを調整して飛ばせた部分もボイスを聞く為に省略出来なくなるため、「テンポが悪い」という意見も多い。
      • また、サブイベントの魅力はシュールなギャグにあるが、これを全て音読されると「まるでこのギャグの内容とその笑うべき個所を解説されるかのようなくどさに似た感覚がある」と言った指摘もされている。
      • ついでに、演技が微妙な、また明らかに合っていないキャラがいるという問題点もある。
  • そして、最大の問題として、その膨大な容量と収録により、製作スケジュールを大きく圧迫してしまった。という事情がある。
    • この点に関しては、プロデューサーの名越氏がニコニコ生放送に出演した際等にも、製作における解決し切れなかった課題として挙げている。
      • バトルシステムの調整不足やPVや体験版から削除された要素は納期の影響を強く受けた可能性が高いため、本作において不評である点の元凶の一つとして指摘されることが多い。

過去作オマージュ

  • 本作では、設定や台詞、場面等に過去作を意識したようなものが多くみられる。もちろんその中では好意的にみられるものも少なくない。
    • 逆に、過去作の名台詞を安売りしたかのような使い方が多くみられるのも事実で、否定的に見られるものもある。ただ、誤解のないように言っておくと、0や維新でも似たような物はあった。

ボス

  • 同じボスと複数回戦うパターンが多く、ダレやすい。
    • ただ、その甲斐あってか毎回カットインやスロー演出は個別に作られており、歴代最多にはなっている。
      • また、アクションゲームとしてはパターンが変化したり、複数戦にしたりとレパートリーの向上は図られている。
  • 過去作では様々な色があったボスのオーラだが、本作では赤色に統一されており、手抜き感が強い。
    • 赤色自体は桐生の青と対になっているため、配色自体が間違ってるというわけではないが…。

敵体力ゲージの仕様変更

  • 今作ではボスの体力の大小に拘らず表示されるゲージは一本となっている。
    • 敵の残体力が視覚的にわかりやすいという利点はあるが、終盤のボス戦の迫力が薄れるという批判もある。
      • 例外的に小清水最終戦は一度体力を0にするとムービーを挟んで体力を回復するため実質ゲージ2本となっている。この演出は概ね好評だがおかげでラスボスが余計に弱く感じる
      • そのためか「極2」では敵の体力ゲージは従来とほぼ同じ仕様になっている。
    • 敵の頭上に体力ゲージが表示される点も、分かりやすくはなったものの見栄えも悪くなっており、賛否が分かれる

達成目録

  • 埋める必要性が減った。
    • 報酬が微量な経験値のみで、CPのように特別な効果と交換する要素も廃止。
    • トロフィーも50%埋めれば獲得できるようになり、完全に埋める必要もなくなった。
    • ただし、コンプリート特典として闘神の護符があるので、これが欲しければ旧作同様、根気と作業と運と実力が必要になる。
  • コンプリート難易度の落差が激しい。
    • 『0』のレトロゲームは全体的に点数が下げられる緩和が行われているものもあるが、難易度は高め
    • 例を挙げると、ぷよぷよを約30連勝やVF5ボーナスステージ含めてクリアなど。
    • また、素潜り漁のレベルや麻雀のロンツモといった、過剰な回数のクリアを要求し時間を稼ごうとしているただただ面倒な目録も散見される。
      • 特に、素潜り漁のレベルはプレミアムアドベンチャーにすら引き継がれないという首を傾げる仕様が存在する*18

評価点

シリーズ屈指の低難易度トロコン

  • というのも、達成目録のコンプリートトロフィーが無くなったため。トロフィーが実装されている龍が如くシリーズの中でも、ダントツでプラチナトロフィーが取得しやすい。
    • 多少時間のかかる箇所こそあれど、運やプレイヤースキルに左右される場面は少なく、比較的容易にトロフィーコンプリートが可能。
  • 裏ボスの出現条件も大きく緩和され、コンプリートを特に意識しなくても戦える。

街の作り込み

  • 街の作り込みはかなりリアルになっており、グラフィックも過去最高と言って良いだろう。特に尾道の描写は非常にリアルで、現実世界の尾道と思えてしまうほど。
    • 以前からの平面的な移動から「ハシゴの昇降」「隣のビルに飛び移る」といった立体的な移動が一切のロードを挟まず可能になった。
    • また主観視点での移動が可能になり、より街の探索に没入感が増した。
      • ただし、主観視点はあくまで移動のみに限られ、主観視点のままバトルする事は出来ない。
    • タクシーの降り場が増え、移動が快適になった。特に今までなかったマップ中央辺りに降りられるようになったのは大きい。
      • ただし増えたのは降り場のみで、乗り場は増えてはいない。

グラフィック

  • メインキャラの男性に限るが、表情の硬さ(ただしムービーはそうでもない)にさえ目を瞑れば、非常にリアルになっている。
    • 特に俳優に関しては一見しただけでは実写と気付かないレベルにまで向上している。本作発表当時のビートたけし氏はいい意味で話題になった。

サブストーリー

  • 数こそ大きく減ったが、質に関しては維持されており、今回も面白いストーリーが多い
    • SNSを用いた新手の詐欺、スマートフォンやドローン、動画配信者などといった旬なネタを題材した話の他、尾道を舞台にした映画「転校生」のパロディ等が見られる。また、0で絶大なインパクトを残した「ムナンチョヘペトナス教」や、ポケサーファイターなどもまさかの再登場。

スナック

  • 尾道のサブストーリーにスナック遊びができる。
  • 田舎ならではの新参者に厳しい常連や落ちぶれた街の人々などの会話やシナリオは引き込まれる。
  • スナックに登場してくるキャラクターも個性的で印象に残りやすい。スナックのママは今回の女性陣の中でも美人である。

カラオケ

  • 極では新規曲は2つだったが本作は5つに増えた。ただし「hands」のムービーは本編ムービーの使い回しである。
    • ボタン入力のライン数が従来の1ラインから、各ボタンごとに独立して4ラインになり、視認性が良くなった。
      • また、ラインの向きがZ方向ではなくなったため、旧作でありがちな右端に行ってから左端へ行ったときにタイミングが取り辛くなるといったことがなくなった。

素潜り漁

  • 前述のレベル問題もあるが、それを除けば一般的な水中シューティングゲームとしては一定の完成度はある
  • ちなみに、シリーズで唯一メインストーリー以外でスロー演出が存在する。その相手はまさかの・・・。

ライブチャット

  • AV女優2名でボイス込でミニゲームを3000円から楽しめる。クリアすればAV女優の動画を入手、閲覧できる。リアルタイムでコメント入力してムード作りする点がリアルであると好評。

モーション

  • 歩く際に肩回しをしたり、襟や袖を直すなど非常にリアルな動作になった。

食事

  • 食事で手に入る経験値が増えた為、食事をするメリットが多くなった。
    • 体力量に関係なく食事が可能になった。胃袋ゲージが最大になっても体力回復のために食事することは可能。

自動販売機

  • 過去作まではオブジェだった街中の自販機からも、飲み物の購入ができるようになった。
    • ほとんどの飲料にバトル・アドベンチャーで有利になる効果があるので、単なる寄り道以上のメリットがある。

アイテム

  • アイテムボックスが廃止され、持てるアイテムの種類に上限が無くなった。

バトル関連

  • 扱いやすくなった各種アクション。
    • ヒートゲージが時間経過で減少することがなくなり、ヒートアクションが出しやすくなった。
      • 同じヒートを同一の敵に使用すると威力が減少する仕様が撤廃され、きちんと強化すれば火力不足に悩まされることなく戦うことは可能。
    • 今まで使い辛かったドロップキックが使いやすくなった。
    • スウェイだけはやたら不自然で速い。リアルを目指したのとは相反しているがこれが強化されたのは不幸中の幸いか。
  • 味方AIも大きく向上し、積極的に攻撃してくれるようになったためにトドメを奪われるようにもなった。
    • 本作では味方が複数いるバトルが多く、共闘感も大きく増している。

キャラクター

  • 桐生、遥などの既存のキャラクターは評価が低いが、新キャラクター達は概ね好評。批判があるキャラも桐生と遥と関わっている場合が多く、やはりシナリオのしわ寄せが来ている。
    • 特に広瀬一家の面々や染谷など、本作を評価するプレイヤーからは概ね好評を得ている。重ね重ねになるが「キャラ造形は良かったがシナリオにおける扱いのマズさで評価を下げてしまった」と言えよう。
  • 伊達刑事
    • 本作では久々に桐生のメインヒロイン相棒ポジションに復帰。しかも、過去作の不遇っぷりが嘘のように有能な場面が多数登場し、ラストで見られる桐生との信頼関係に関しては最終章に相応しい描写がなされている。
      • しかし、終盤にはやはり伊達さんクオリティを発揮するのだった。

小野ミチオ

  • 作中にて桐生が演じる、尾道の看板とするべく生み出されたゆるキャラ。
    • 作中のサブストーリーにおける強烈なキャラ性故にプレイヤーからの人気は高く、上記のスナックと共に「6の新要素としては数少ない長所」と批判的に見るプレイヤーからも好評を得ている。
      • DLCのコスチュームでも使用が可能。しかし、そちらはストーリー中と違って、トレードマークの蜜柑を模した巨大な頭が小さくなっており、その点を残念がる声は多い。

シナリオ

  • 陽明連合の謎や陰謀、広瀬一家のキャラクター性や雰囲気などは広島中心のシナリオはよくできている。
    • 特に南雲は実父と渡世の親の関係、幼馴染との三角関係など「1」の桐生を彷彿させるキャラクター設定でニヤリとできる。
  • また総長の広瀬とのバトルは演出等も熱く、ビートたけし氏の演技もあり迫力は満点。
    • 発売前は老人のとのバトルと聞いて歴代シリーズラスボスの「宗像征四郎」や「天海」を思い出し老人いじめになることを危惧した人も居たが、暗殺者らしいバトルスタイルは老人相手でも恐ろしさと強さがあると高評価。ネタ的な意味でもガチ的な意味でも広瀬がラスボスでよかったのではないかというプレイヤーも多い。

カメラ

  • カメラ機能で様々な場所を撮れるようなった。中には今まで死亡したキャラが幽霊として撮れる。
    • また街の人々や同行者にカメラを向けるとポーズをとったり、嫌そうに顔を背けるなどリアクションも豊か。

BGM

  • 過去作では汎用BGMが多かったボス戦だが、本作ではほとんどのボス戦で固有のBGMが用意されている。
    • 染谷戦、広瀬戦などのBGMは好評である。
  • イベント戦闘決着時には、BGMのアウトロが違和感なく流れるという演出も好評。

総評

シームレスやグラフィックなど改良された点はあるのだが、その分ボリュームを削られ、バトルを改悪されては3歩進んで10歩ぐらい下がっていると言わざるを得ない。
シリーズでもマルチを含めればPS4での発売は4作目になる為、新世代のハードの開発にも小慣れていたはずなのだが…。
シナリオも「最終章」と宣伝した割には粗や矛盾が多く、とりわけ本作のダメな部分が尽くシリーズが着実に積み重ねてきた大事な部分を破壊する致命的なものである。
よって、内容的にはこれまで『龍が如く』を愛してきたファンが納得のいく出来とは言い難い。
特に遥に関してはシナリオの都合のしわ寄せを大きく喰らっているのは否定できない。
「『みんなが大事にしてた遥ちゃんをキズモノにしやがった!』はこっちのセリフだ」と激昂するシリーズファンも少なくない。

長年主人公を務めてきた桐生一馬の引退作にも拘らず、『龍が如く』のファンにとっては容認しがたい、後味の悪い作品になってしまった。


余談

  • キャラクターの担当声優へのインタビュー映像はシリーズ恒例となっているが、ゲーム本編ではOPとEDでしか出番の無かった真島役の宇垣秀成氏の分はあるにも拘らず、同じくシリーズのレギュラーキャラであり本作でも重要な役割を果たす遥役の釘宮理恵氏のインタビュー映像は今回に限り存在しない。
  • 2017年2月23日に発売予定だった『極』の廉価版には、本作の序盤をプレイ出来るお試し版のプロダクトコードが封入される予定だったが、発売延期が行われ、結局発売中止となった。後の2017年9月21日にPS4版限定で『極』の廉価版が発売された(こちらには『極2』の特典コードが付属)。
  • シリーズのサウンドトラックは『維新』以降、ゲームの発売日近辺で発売されるのが恒例となっていたが、本作についてはゲームの発売から半年以上が経過した2017年8月セガストアからの発売のみとなった
  • 発売後に行われたファミ通のアンケートでは、ユーザーの6割が本作のストーリーに不満があるという結果が出た。
    • なお、脚本を手がけたプロデューサーの横山昌義氏は、発売後のインタビューにて「シナリオへの賛否両論はあくまで狙ったもので、真摯に作品に向き合ってくれる人が多いという事がとても嬉しい」といった旨の発言をしている。
      • 当然ながらこの発言に対しユーザーからは「批判しているのはそういうことじゃない」等と批判の声が相次いだ。
  • 『極』の初回封入特典で先行体験版が付属していたが「本先行体験版のストーリー、登場人物、桐生一馬の服装その他、ゲームシステムに直接関係のない要素は、『龍が如く6(仮称)』本編の内容とは異なる専用の内容です。」「※本先行体験版のバトルアクション、街での行動パターン、その他遊びの要素は、『龍が如く6(仮称)』本編から、その一部を採用しており、本編では追加、改変される可能性があります。」との注意書き通り、本編とは別物の内容となっている。
    • ちなみにその内容は「カジュアルな青い服装に身を包んだ桐生が神室町にて東城会組員と協力して中国マフィアと戦い、最後に遥と合流する」というもの。此処まで記述を読んだ方ならば容易に察せられるだろうが、案の定体験版と本編を両方遊んだユーザーからは「本編にも体験版の内容が引き継がれていれば…」という意見が見られる。
  • 「桐生一馬最終章であるため、原点である1と同じ12月8日に発売する」というコメントが公式から出されていた。このスタンスが新規のドラゴンエンジンやフルボイス化と相まって納期を厳しくした原因となった可能性が指摘されている。本作の発表時は2016年秋発売としていた。
  • 本作の心霊写真では既に死亡した人物が登場するが、その中には峯義孝も登場する。
    • 生死が曖昧であったことや、今まで復活が期待されていた点もあった*19が、本作で死亡が確定した。
  • 企業問題なので余談で扱うが、龍が如くシリーズでは極のころから誇大広告が指摘されていたが、本作ではPV詐欺も問題視されている
    • 前述の通り、PVでは猫カフェに経営の要素があったり、スマホで武器や防具の管理ができると言われていたが未実装、ヒートアクションも一新するとのアナウンスがあったが、0からの流用が散見されるなど。
    • また、前述の通り宇垣秀成氏へのインタビューの存在で、あたかも氏の演じる真島が大きく関わるように見せかけた点も問題視される。
      • フルボイスや新エンジンの扱いによって納期を大きく圧迫した結果、実装できなかったのではと推測されてはいるが、あくまで推測。真相は闇の中である。勿論この推測が事実だったとしても、余り褒められたものでない事には変わり無いのだが。
      • その為ユーザーからはセガに対する批判の声や横山昌義や名越稔洋をはじめとした開発スタッフの責任を問う声が上がっている。
  • プレイステーションアワード2017において、アジア地域(日本含む)で50万本以上売れたソフトとして、本作は「Gold Prize」賞を取った。
  • 当初はハングル版も発売予定だったのだが後に発売中止が発表された。
    • 理由は戦艦大和が登場する為だと思われる。

その後の展開

  • 2018年に「新・龍が如く」シリーズの第1弾として、スマートフォンとPC向けに『龍が如くONLINE』がサービス開始予定。
  • 2017年12月7日にシリーズ最新作「龍が如く 極2」が発売。
    • 龍が如く2」のリメイク作品で6の不満点は改善されている。
  • 2018年12月13日にスピンオフ作品「JUDGE EYES:死神の遺言」が発売。
    • 名越稔洋氏「龍が如くスタジオ」が送る新作で時系列は龍が如く6のその後を書いた話で6の不満点は改善されている。

*1 具体的には発売当時最新機種のXperia XZ。着信音の「Voices」も使用されている。

*2 一応理由は序盤の桐生のスマホから確認することができ、改装工事が行われているとのこと。ただ、その設定がゲーム中に生かされることはない

*3 奪われたスターダストを取り戻す為に奮闘している事がシナリオ中盤でユウヤから語られている。語られない他のキャラクターよりかはまだマシな方

*4 シナリオ担当の横山氏自身「桐生でやれるストーリーのネタは『5』で出し尽くした。『0』も、まだやり残した話があるとすれば過去編くらいだ、という観点で始めた企画である。」という発言を複数のインタビューで繰り返している。

*5 ただし、極2では少ないながら新緑台詞が存在している。

*6 『1』の時点で「ソープがどんなとこか知ってる」と発言しており、当時9歳にして既に大人の世界の事情に精通している聡明な子供であった

*7 初作や極の最後には母親の由美からは「どんな事があっても逃げては駄目」と言われており彼女の遺言は何だったのか?と言う声もある

*8 例え広瀬一家を破門になったとしても、元極道には違いない。おまけに彼は中国マフィアの血縁者である。さらに中国マフィアの拠点である亜細亜街を放火して多大な恨みを買っているため、報復される可能性も高い。

*9 トラブルミッションでも放火犯が2人現れるが両方とも最終的に自首するために、余計に勇太のラストに違和感を持つというユーザーもいる

*10 「揉め事が大きくなって、遥達に迷惑がかからないように、一蹴出来るチンピラに絡まれても、敢えて好きに殴らせて無抵抗を貫いた」「以前なら説教しに行くような迷惑なチンピラが居ても、そのチンピラに恩人が気絶する程の大けがを負わされるまでは、関わり合いにならないようにした」といったエピソードが語られたり、行動をとって、半年間は殆ど本能だった喧嘩を我慢して、自制して生活を送っていた。

*11 一応、自身の過去や児童相談所職員の態度を鑑みての行動ではある。のちのストーリー展開を考えれば結果的にハルトの命を救った判断とも言えるのだが……。

*12 どちらも飛び蹴りの交錯からバトルが始まる。インテリという役柄から意図的にかぶせたオマージュの可能性もある

*13 PS4初の「維新」でも上層部が勝手にフルHD/60fpsの実装を告知したため、開発は非常に戸惑っていたという事情もあり、元々60fpsの予定はなかったと思われる

*14 基本グラフィックが綺麗になればなるほど見る側の人間も「美しい、綺麗」という感情になるのだが、ある地点まで進化すると途端に「気持ち悪い、不気味」と強く感じるようになり、その地点を過ぎるとまた美しいと感じるようになる事がある。この落差ゆえに不気味の「谷」と称されている。本作のみならず当時の多くのゲームやCG映画もこの問題に悩まされていた

*15 唯一の例外が「APAホテル」。徹底的に破壊しても出入り禁止になることはない。もっとも、「APAホテル」は他の実名企業の店舗と違い、プレイヤーがお金を払って使用する事が元から出来ない仕様になっている。所謂、書き割りである。

*16 桐生と大吾については、どちらかというと兄弟に近く、親子のような関係とは違うという意見もある

*17 こちらはちゃんと現金やアイテムを提供してくれる。

*18 ステージ解放状況やサブストーリーは引き継がれる

*19 6発表当初は峯・復活の時とかいうサブタイトルが検索上位にも来ていたりした