注意:ここでは『Mortal Kombat Deception』と、そのPSP移植版である『Mortal Kombat Uncained』について紹介します。判定はどちらも良作です。
【も-たるこんばっと でぃせぷしょん】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 |
プレイステーション2 ニンテンドーゲームキューブ Xbox |
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発売・開発元 | ミッドウェイゲームス・ワーナーブラザーズ | |
発売日 | 2004年10月4日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
充実したモードの数々 FATALITYが1人2種類実装 加えてステージフェイタリティの復活 新システム「ハラキリ」は賛否両論 「Konquest」はやや作業感あり キャラ誕生秘話等が収録されたKontentは必見 |
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Mortal Kombatシリーズリンク |
ミッドウェイゲームスが開発した残虐格闘ゲーム『Mortal Kombat』シリーズの六作目に当たる作品。
本作では対戦モード以外にも様々なモードが充実している。
シャン・ツンとクァン・チーによる死の同盟(Deadly Alliance)によって、6つの領域(Realms)を守ろうとしていたライデンの戦士達は殺され、彼らに領域を征服されてしまった。最期まで対抗したライデンがとうとう敗れると、2人はシノックのアミュレットを手に入れるため即座に同盟を解散し、アミュレットを奪い合う。しかしその最中に、以前Outworldの王であった竜王オナガが力を復活して彼らの前に現れた。
2人は竜王に立ち向かうが、オナガの圧倒的なパワーの前には為す術がなかった。その時目を覚ましたライデンは周囲を爆破し、2人の同盟を滅ぼすほどの絶大な力を解き放ったが、オナガには大した影響を及ぼさなかった。
オナガはそれぞれの領域を破壊できる、カミドウグと呼ばれる6つの神器を使える。かつて死の同盟に対抗していた戦士達は現在、オナガに立ち向かうものと彼に仕える者に分かれ、再び闘争が始まった。
+ | 一覧 |
Kombat
Konquest
Chess Kombat
Puzzle Kombat
パズルコンバットで使用可能なキャラクター達
+ | 一覧 |
The Krypt
Kontent
「コンクエストモード」の作業感や「ハラキリ」システムの問題点もあるが、ステージフェイタリティの復活とフェイタリティが1人2種類に戻った事に関しては、多くのモータリアンが歓喜した。
その他、対戦以外にも様々なモードが充実している点と、実写時代よりも難易度が抑えられている点は十分に評価可能であろう。
3Dに移行してからのシリーズ作品入門にはうってつけの一作と言える。
【も-たるこんばっと あんちぇいんど】
ジャンル | 対戦格闘アクション | |
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | |
発売・開発元 | ミッドウェイゲームス・ワーナーブラザーズ | |
発売日 | 2006年11月15日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
『Mortal Kombat』がPSPに初登場 『Deception』のアレンジ移植かつリメイク作 隠しキャラは最初から全解禁 『Deadly Alliance』から4人追加 日本のモータリアンにとっては救世主的作品 |
『Mortal Kombat Deception』をPSP向けに移植した作品。
選択出来るキャラクターが増えている他、『Deception』では隠しキャラクターだったキャラクター達が最初から全て解禁されている。
対戦以外にも様々なモードが充実している『Mortal Kombat Deception』を、より手軽に遊べるPSP向けにアレンジ移植した本作。
日本国内のPSPでもプレイ可能であり、対戦環境の劣悪さを嘆き続けていた日本のモータリアン達にとってはまさに救世主となる作品であった。
シリーズの集大成として製作された続編『Mortal Kombat Arrmageddon』が、シリーズの集大成としてはやや面白味に欠ける(*8)為、現在でも本作を(真の意味での)シリーズ集大成として挙げるモータリアンは多い。
モータリアンを名乗るのであれば、是非とも手元に置いておきたい一本である事は間違いないだろう。
*1 別コスチュームで人間版も使用可能。
*2 ジョニー・ケイジ、ソニア・ブレイド、クン・ラオ、サイラックス、ジャレック、カイ、シノック、マバド、ニタラ、ハス・ハオ、ドラミン等。
*3 例えば左端は青一色に揃える等。
*4 ブレイズとモカップだけはフェイタリティが無かった
*5 ケンシ、ボー・ライ・チョーは『Deadly Alliance』からの続役、サブゼロ、スコーピオン、アーマック、ライデン、バラカ、ジェイド、ミレーナ、カバル、ナイトウルフ、シンデルは実写時代からのキャラクター。
*6 このうち『Deadly Alliance』に関してはコーエーがローカライズを担当し、日本での発売も予定されていたが、発売延期の末に結局は発売中止になってしまった。
*7 外見も怪物じみたものに大きく変化している。本作アーケードモードのエンディングで見られる姿。
*8 キャラ固有のフェイタリティが廃止され、全キャラ共通のクリエイトフェイタリティになってしまった事などが原因。