毎度 へぼ将棋

【まいど へぼしょうぎ】

ジャンル 将棋
対応機種 ニンテンドー3DS(3DSダウンロードソフト)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 アークシステムワークス
開発元 エープラス
発売日 2013年4月3日
定価 500円(税5%込)
判定 クソゲー
ポイント 中身までへぼい将棋
弱いくせに思考時間が長い
見辛い将棋駒
寒いだけの掛け合い
毎度シリーズ
毎度 花札 - 毎度 へぼ将棋


概要

将棋初心者でも手軽に遊べるというコンセプトの将棋ソフト。
そのため、CPUは弱く作られている。


特徴

  • コンピューターの強さは「どへぼ」「へぼ」「ふつう」と3段階あり、「ふつう」が最も強い。
  • 駒を動かす時に移動出来る場所が表示されるため、駒の動かし方を知らなくても遊べる。
  • 「待った」が無制限で使用可能。初期状態まで戻すことができる。

問題点

  • 搭載されているモードは対CPU戦と対人戦のみで初心者用の説明やアシストはない
    • 囲いや定跡についての解説はおろか、基本的なルールや駒の動かし方などの説明もない。今時無料の将棋アプリでもこれらの説明や解説は詳しくされているので、初心者向けをうたっておきながらこの仕様では話にならない。
  • CPUは割と長考し、最短でも10秒、長い時は1分近く考える。そのため、1回の対局に1時間以上かかる事が多い。
    • 初心者に優しくする意味でそうしているのかもしれないが、おそらく思考アルゴリズムが甘いだけと思われる。
  • 最低難易度の「どへぼ」でも意味のない駒の動きをすることが少なく、恐らく駒の動かし方を理解しただけの初心者では勝てない。
    • 決して強くはないので簡単な攻め方や囲いができれば問題ないのだが、このゲームには初心者がそれを身に付けるためのサポートが一切ない。
  • 駒の文字が潰れているため駒が見辛い
  • どうにもならない状況になっても投了できないため、詰まされるまでやらないと終わらない。
    • 初心者による対局では簡単な詰みを見逃すことも多いので諦めなければ逆転の目もあること、何より不利な状況から粘る地力を身に着けるという意味で早い段階での投了は推奨されないという考え方もあるが、将棋ソフトとして褒められた仕様ではない。
  • 対局設定ではいちいち寒いだけの掛け合いを見なければならず、とても鬱陶しい。しかもスキップ不可
    • 公式としてはコミカルなやりとりのつもりだっただろうが、滑って寒いだけである。
    • しかも、将棋に関係するまともな掛け合いはほとんどない。将棋に関係する掛け合いは一応あるが「囲い方はwebで検索!」で終わるなど投げやり感が強い。
    • 対局設定は強さ、先手・後手の設定、会話だけであり、ハンデなどはない。
      • 対局設定で会話をオフに出来るなら、全体で会話をオフに設定できるようにしてほしいのだが。
  • 対人戦は一つの本体を交互に使って対戦することになる。
    • 3DSとこのソフトが一つずつあれば対人戦ができると評価できなくもないが…それなら安物の将棋セットを買った方が小回りが利くし、電子媒体ならそもそも将棋盤など無料アプリにもいくらでもある。

評価点

  • 目立ったバグの類はなく、「将棋」はできる。
  • 対局中に上画面で流れるフルボイスの掛け合いは種類が多い。会話内容はお世辞にも良いとは言えないが。

総評

500円ということを考慮しても難点が多いソフトである。
発売元は恐らくバカゲーを作ろうとしたのだが、掛け合いが寒いだけでなく全面的に遊び辛く不親切な仕様が目立つためクソゲーになってしまった。
将棋のコンピュータゲーム化は数が多く無料ソフトもあるため、本作は安価だから仕方がないという擁護も不可能である。


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最終更新:2023年01月19日 00:00
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