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このページでは『妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ』と、そのマイナーチェンジ版である『妖怪ウォッチ3 スキヤキ』を紹介しています。判定は共に「なし」 です。



妖怪ウォッチ3 スシ/テンプラ

【ようかいうぉっちすりー すし/てんぷら】

ジャンル クロスメディアプロジェクト/RPG

対応機種 ニンテンドー3DS
発売・開発元 レベルファイブ
発売日 スシ / テンプラ:2016年7月16日
バスターズTパック:2016年12月15日
定価 スシ / テンプラ:各4,800円
バスターズTパック:6,400円(各税別)
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 舞台と戦闘システムを一新
言動に問題があり過ぎる新主人公
より悪辣になった商法と連動要素
不満は多いが出来映えは健在
妖怪ウォッチシリーズリンク

概要

人気シリーズ『妖怪ウォッチ』の第三作。冒険の舞台をUSAに移しダブル主人公を採用。
ケータ側のUSAと、新主人公「未空イナホ」側の日本(作中では「ジャポン」と呼ばれる)をそれぞれ好きな時に切り替えてプレイする事ができる。
『1』『2』では主に「さくらニュータウン」という街が舞台になっていたが、本作では「ジャポン」と「USA」という二つの国を舞台にした物語が展開される。さらに、これまで女性主人公として選択可能であったフミちゃんと入れ替わる形で前述の新キャラのイナホが登場。その他戦闘システム等様々な点が変更され、前二作とは大きく異なる作品となった。

新たな主要登場人物

  • 未空イナホ
    • 本作の女主人公で、アニメ版第77話で先行登場。「全方位オタク」を自称し、ケータでは担えない”別の切り口”を追求する立ち位置となっている。
    • プレイヤーにとって深刻な問題を抱えているキャラクターで、遊ぶ人を選ぶ理由にも直結するほど。詳細は後述の問題点にて。
  • USAピョン
    • メリケン妖怪の第一人者。
    • 未空イナホのパートナー。ゲームでは『赤猫団/白犬隊』からの登場。
      • 『赤猫団/白犬隊/月兎組』の時点ではメリケン妖怪の分類は存在せず、『3』で正式にメリケン妖怪に分類された。後続作で分類再編された唯一の妖怪でもある。
    • 生前はヒューリー博士の実験動物だったが、事故で死亡し、妖怪に生まれ変わった。
  • マック
    • ヘーゼルタイン家の次男。ストーリーの途中で主人公と知り合い、共に冒険するようになる(後半は選んでいない方の主人公も加わってトリオで冒険)。
    • 彼の一族は妖怪が見える家系だったが、マックはUFOストーンの欠片を入手するまで妖怪が見えなかった。姉のドロシーは最初から妖怪が見えている。
      • ヘーゼルタイン家は数十年前に遺産相続争いがあり、その時に妖怪を戦いの道具として使い、一連の罪を全て妖怪のせいにして幽閉した過去を持つ。
    • 妖怪ウォッチを持っていないが、エア冒険家のサメ妖怪インディ・Jをパートナーにする。
  • ヒューリー博士
    • ジョンソン宇宙センターの科学者だったが、打ち上げ時の事故で責任を取って退職。酒に溺れて入院していた。
    • 兎小屋の中に紛れていた小動物を実験動物として引き取ったが、その実験動物は打ち上げ時の事故で死亡してしまう。その実験動物が後のUSAピョン。
    • アニメ版と『3』のイナホ編序盤は彼を立ち直らせる為に妖怪の力で動くロケットを作り、打ち上げる場面を彼に見せるのが目的。
    • 妖怪が見えるアイテム(妖怪ウォッチ、UFOストーン等々)が無くても妖怪が見える人物の1人。本作ではこうした人物が数人いる。

特徴

  • タクティクスメダルボード
    • 前作まではただ妖怪達が横一列に並んでいるだけだった戦闘画面を一新。敵も味方も9マスの地形を自由に動き回りながら戦う。マス移動の制約は特になく、何マスでも動かせるが、一度移動するとその妖怪は一定時間移動できなくなる。制限時間は妖怪によって異なる。
    • 仲間の前に立って敵の攻撃から庇う「縦繋ぎ」と、仲間が攻撃した際に追撃を行う「横繋ぎ」がある。追撃はとりつきでも発生するが、そのダメージは10にも届かないほどに少ない。
    • 一部の妖怪の必殺技によって複数のマスが障害物に阻まれて移動ができなくなったり、上に乗ると数百(!)ものダメージを受けるダメージ床に変化したりする。
    • 陣形効果の仕様変更も行われた。
      • 発動条件は同じ種族の妖怪3体以上で1段階、6体全員同じ種族だと2段階アップ。
      • 2つの種族の妖怪が各3体ずついる場合、2種類の陣形効果が両方発動する。例:プリチー族とイサマシ族各3体ずつで組んだ場合、プリチーの陣とイサマシの陣が両方発動。
      • 過去作では複数体繋がっていないと発動しなかったが、本作は繋がっていなくても陣形効果が持続する。
      • 怪魔族、王族、ハグレ族には陣形効果が存在しない。
  • 妖怪メダルのイラストがDX玩具と同じ絵柄に一新。
    • 妖怪ごとのメダルの種類は友達妖怪としての出身作品を基準としている。
      • 但しレジェンド妖怪は基本的に金色のフレーム、古典妖怪は古典メダル、メリケン妖怪はメリケンメダル、武将妖怪は武将メダルで統一されている。
      • 初代出身の妖怪は銀フレーム。
      • 『2』出身の妖怪はフレームが緑色のZメダル。DX玩具と違って上部の「零」表記が省略されている。
      • 本作と『赤猫団/白犬隊/月兎組』出身の妖怪はUメダルで、フレームの色がZメダルと同じだが、上部に水色で「U」表記がある。大型更新2.0以降の一部の妖怪は「U」表記が赤色で表示されているが、これはDX玩具では妖怪ウォッチU非対応のメダルである事を示す識別の名残である。
      • 古典メダルはDX玩具にあった「零」もしくは「U」表記(妖怪ウォッチ零式対応/非対応の識別)が省略されている。
    • 初登場作では友達に出来なかったが、後続作で友達に出来るようになった妖怪は初めて友達に出来るようになった作品を基準としている。
      • 例1:赤鬼、青鬼、黒鬼、ミツマタノヅチ等の初代からボスとして登場するが、『2』から友達に出来るようになった妖怪はZメダルとなる。
      • 例2:アカマルとウィスパーは初代からの登場だが、友達妖怪としては『赤猫団/白犬隊』が最初なのでUメダルとなる。
    • 大辞典や召喚アプリで表示されるメダルは召喚アプリで妖怪ウォッチドリームのみ使用可能の「ドリーム」と妖怪ウォッチUでも使える「ノーマル」で大別される。
      • ドリームメダルしかない妖怪(ぬらりひょん、神妖怪など)も存在する。
    • 後述の大型更新4.0で追加された新妖怪は全てトレジャーメダルとなっている。
  • クエストクリア時のボーナスチャンスを一新
    • USAガシャと同じルーレットが出てきて、大当たり、中当たり、小当たり、粗品の何れかがランダムで出るようになった。
    • 過去作では大当たり(基本的にレアアイテム)、当たり(普通のアイテム)、ハズレ(何も貰えない)の3パターンのムービーがランダムで流れていた。
  • 妖怪オシラセッター
    • 妖怪達が世間話やお悩みを投稿する、ツイッターのようなもの。お悩みを引き受け、解決するとちょっとしたご褒美が貰える。強制ではないが序盤にうまく活用すれば経験値やお金を稼げる。
  • ようかいの輪
    • 指定された妖怪を集めてグループを完成させる事で装備品や妖怪をゲットできる。妖怪はその場で辞典に登録され、それ以外のご褒美は郵便局で受け取れる。
  • 高級料亭「妖楽」
    • 『スシ』と『テンプラ』を連動させると行く事ができる場所。招待制であり、連動時に貰える紹介状がないと門前払いとなってしまう。紹介状は使わずに溜め込んでおく事も可能。ここでしか手に入らないレアな妖怪やアイテムもある。
  • 鬼時間
    • 『2』では赤鬼に接触すると問答無用で失敗扱いだったが、本作では初代と同じく接触するとボス戦に突入し、撃破すれば無人状態で継続可能に戻された。
    • 脱出成功を重ねる毎に鬼が赤鬼→青鬼→黒鬼と手強くなっていき、失敗すると1段階弱い鬼に戻るランクアップ・ダウン形式を採っている。
    • 開始時はふすまに鍵がかかっており、エリアのどこかに落ちている鍵を取らないと脱出出来ない。赤鬼(青鬼、黒鬼)が持っていることがあり、この場合は背後からこっそり盗るか、ボス戦で勝利して奪うことになる。
    • 見回り鬼の種類が増え、近くでダッシュすると見つかる耳が良い鬼、マップに映らない鬼など、バラエティーに富む。
    • 見つかってもステルスポイントに入れば見つかっていない状態に戻る。
    • 鬼玉を集めた数に応じて脱出時の鬼ガシャ景品の質が変わるのは『2』と同じ。
    • 『2』同様、お天気アプリで鬼時間発生の数分前になると注意報→警報の順に表示が出る。
    • 妖気のつぶで鬼時間発生までの時間を短縮させることが可能。極端なケースだと発生するエリアに出た途端すぐに鬼時間が始まる。
  • ゾンビナイト
    • ケータがUSAの自宅で寝た場合のみランダムで発生する、USA版鬼時間のようなもの。「ゾンビパンツ」というアイテムを使えば必ず発生させる事ができる。
    • 最初から全ての目的地を選ぶ事ができ、いきなり難易度Sの市役所に向かう事も一応可能…なのだが、周辺には強力なゾンビが密集しているため無謀でしかない。大人しく難易度Eの場所から攻めていき、装備を強化しながら進めるのが無難である。
    • 解説役の人物・フランシー博士は発売当初はこのモードのみの登場で現実の世界には姿を見せないが、ver4.0追加の新妖怪登場クエストで現実の世界に現れるようになる。
      • 彼女はケータには同行せず、2回ほど説明した後はトランシーバー越しに(一方的に)話しかけてくるのみで特に活躍は見られない。ただし少なくとも普通のゾンビくらいは倒せる程度の戦闘力はあるらしい。
    • 一度クリアすると「エンドレスナイト」に変わり、1回でも倒されるとその時点で装備リセット、アイテム全没収、目的地を奪い返される。挑戦直前にセーブしていれば各種リセットされていない状態でのやり直し可能。
      • 失敗すると初期状態に戻される仕様を逆手にとり、欲しいアイテムを短時間で複数入手する方法もある。
      • 建前上ではゾンビパンツを使った場合のみ発生なのだが・・・。後述の問題点を参照。
+ ゾンビの種類
  • ゾンビ:ごく普通のゾンビ。背後から攻撃すればLv1でも一撃で倒せる。
  • ジバゾンビニャン:ジバニャン型。足が早く連続攻撃してくるため、最初のうちは避けた方がいい。
  • じんめんゾンビ犬:じんめん犬型。臭いで気付かれるため、「ポータブル消臭機」を入手するまでは背後を取る事ができない。
  • ゾンビジミー:ジミー型。マップに表示されずいきなり出てくるため、心臓に悪い。「ハーデーレーダー」があれば表示されるようになる。
  • ゾンビみみずく:そらミミズク型。こちらは足音に反応して攻撃してくる。走らずゆっくり歩くか「サイレントブーツ」を装備すれば安全。
  • なまゾンビはげ:なまはげ型。強力なため、見つかった場合は無理に相手をせず逃げた方がいい。
  • 鬼ゾンビ:赤鬼型。こちらも攻撃力が高いが足は遅いので、他のゾンビより楽に逃げ切る事ができる。
  • ピエロタイム
    • 深夜のUSAで特定の場所をピエロが徘徊しており、彼に近づくと発生。もう一つのUSA版鬼時間ともいえる。  「It's ピエロターイム!」
      • 指定された場所までピエロから逃げ切るとアイテム入手。これでしか入手出来ない合成進化アイテムも存在する。
    • ピエロに捕まるとサーカス会場へ連れ込まれ、罰ゲーム3種類のうち1つ(紙芝居で表示)が開始される。罰ゲームをクリアしても失敗しても自宅へ強制送還。
      • ゾンビバトル:RPGバトルでジバゾンビニャン、なまゾンビはげ、じんめんゾンビ犬とのバトル。
      • 鬼ゾンビバトル:RPGバトルで鬼ゾンビとのボス戦。強さは鬼時間の赤鬼と同じだが経験値はこちらの方が多く、わざとピエロに捕まってレベル上げの手段としても有用。
      • ゾンビナイト:名前の通り、先述のゾンビナイトが開始される。 ケータでプレイ中のみ発生する 為、イナホでプレイすると上記2種類のバトルに絞れる。
  • えんえんあぜ道
    • たぞの駅に存在する、『2』に登場したえんえんトンネルのあぜ道バージョン。今回はこの明るいあぜ道を進んでいくため薄暗いトンネルよりは怖くない…と思いきや、むしろ前回よりもホラー要素がパワーアップしている。
    • まずたぞの駅にBGMがなく無音のためあぜ道に入る前から怖い。入り口に立っている看板のイラストもかなり不気味。周りも最初は明るいが進んでいるうちに暗くなったり雨が降ったりと天気が目まぐるしく変わっていく。
    • 前回と同じく異常な人達ばかりが登場する。人間以外にもいきなり哲学的な言葉を投げかけてくるウサギ、何度も同じ昔話を聞いていると台詞が少しずつ恐ろしくなっていく公衆電話、主人公に食べ物アイテムを渡して太らせおいしく頂こうとする妖怪など、挙げればキリがない。
    • 稀にBGMが消えてしばらくの間心臓の音が聞こえる事がある。この間は他のイベントは一切発生しないので比較的スムーズに進める事ができる。
    • トンネルではボス妖怪がゴール時にしか姿を見せず勝利後は登場しなかったが、今回は上から降ってきて主人公を追いかけるイベントが頻繁にある他、ゴールでの会話イベントではあぜ道を歩く主人公に徐々に追い付いてきている様子を見る事ができる。
    • ここでしか入手出来ないレア妖怪の他、かなり奥に進むとガシャ限定のSランクレア妖怪も登場する。
  • ドリームルーレットガシャ
    • USAで追加されたガシャ。その名の通り、ガシャを回す際にはルーレットが行われその結果によって回せる回数が増えたり減ったりする。最高は30回。
      • ルーレットを行わない事も可能だが、その場合回せる回数は3回になる。
    • 今作では日替わりで「お品書き」が表示され、どんな妖怪やアイテムが出てくるのか事前に分かるようになった。わくわくコイン、スペシャルコインといった特別なコインで出てくるものは常に固定。
    • New3DSでプレイしていれば「ドリームベット」という方法で大当たりの確率を上げる事ができる。旧3DSでも別売りの周辺機器を購入すれば同じ事ができるようになる。
    • ガシャの右側にいる人に話しかけると、持っている妖気のつぶを消費して大当たり確率を上げる事も可能。
  • ドリームリンク
    • サーチ機能しかなかった妖怪ウォッチに追加された新機能。基本的に好きなタイミングで使用できるが、ちょっとした制限がある。
      • 妖怪ブラスター:戦闘中に控えの妖怪のメダルをセットし、敵妖怪に向けて弾を発射する。大ダメージが期待できる「アタックモード」と、相手が起き上がる確率が上がる「トモダチモード」がある。一度使うと再充電されるまで使えないため、何度か戦闘をこなす必要がある。弾の挙動は種族によって異なるので、慣れないうちは自動追尾式のニョロロン族を使うのがおすすめ。
      • 妖怪ドリル:マップやダンジョンの道を塞いでいるブロックを破壊できる。コマさん(マイティードッグ)、メラメライオン(あつガルル)、宝石ニャン(プラチナカク)のメダルをセットすると特別なブロックを壊せるようになる。ただしブロックを全て壊してしまうとその時点で役目は終わってしまう。
      • 妖怪クリーナー:時間などを設定すると街中を掃除してくれるお掃除ロボット。稀にレアアイテムや妖怪メダルを拾ってくる事がある。成功・失敗にかかわらず家でしばらく充電させる必要があるが充電が完了するのは結構早い。途中で失敗して家に帰ってしまってもいくつかのアイテムは手に入るので、収穫ゼロという事態は起きない。
  • マイニャン
    • ストーリー中のクエストで加入する真っ白なネコ妖怪「マッサラニャン」を自分で自由にクリエイトしていくシステム。
    • 体の形や色、種族、名前、声を好きなものに変更できる。ただし怪魔族、ハグレ族、王族には設定出来ない。
    • 完成したマイニャンは通信時にともだちブックを通じて相手と見せ合う事も可能。
    • 他のネコ妖怪に特訓してもらうことで新たな術や必殺技、スキルを習得する事ができる。また、一度特訓をするたびにランクが上がっていき、最終的にはSランクになる。
    • まじめ度上限はランクに関係なく「すなお」止まりとなっている。
    • 特訓にはリアルで3時間かかるが、「スグノビールZ」というアイテムを使えば一瞬で終わる。
  • チビチビクミタテール
    • イナホ編で登場する大型プラモデル。
    • 指定されたコマンドを入力する事でどんどん積み上げる形で組み立てていく。
    • 1回目:アニメ版で先行登場したロケットで、その経緯はアニメ版とほぼ同じ展開。
    • 2回目:巨大ロボ「ダイナメラシン」を完成させた後、コクピット視点での巨大ロボ戦となる。

評価点

  • 舞台や戦闘システムを変更したことで、シリーズのマンネリ化を防いだ。
  • 相変わらず質の高いBGM。どの曲もUSAらしい出来に仕上がっており、聴いていて飽きない。
  • トロフィーや妖怪を集める、通信対戦やスポーツクラブといったやり込み要素が多い。条件をクリアするための下準備も楽しい。
  • マップ上で妖怪をサーチする際、ただライトを当て続けるだけではなく弾を撃って体力を減らす方法に変更された。しかし相手も妖気で反撃してくるうえ、高ランクになると素早く逃げ回りながら2~4発も連発してくるので対処が難しくなる。
  • 食べ物アイテムの種類が豊富。今までのおにぎりやパンなどに加えてパスタやホットドッグといったいかにもアメリカンな食品が追加され、既存の種類にもアボカド(野菜)、ムール貝(魚介)、シャトーブリアン(肉)など様々なものが加わっている。全部集めたつもりでも意外なところで意外なものを見つけたりする事があり、探す楽しみがある。
    • チョコボーはいちご味とプレミアムが追加され、格段になつき度を上げやすくなった。
    • ちなみに妖怪の好き嫌いに関係なく全ての妖怪が懐きやすくなる「スペシャル」というカテゴリーも存在する。
  • 妖怪ブラスターの良好な操作性。
    • 妖怪ウォッチドリームと同時に入手する妖怪ブラスターの機能は、前作『2』での零式入手後に使える「つつく」にほぼ相当するが、操作性は大幅に改善されている。
      • 零式はウォッチの下画面真ん中タッチで従来からの機能(必殺技・狙う)と零式専用の機能(G技・つつく)を切り替える必要があり、機能切替のせいで必要なタイミングで操作が間に合わなくなる事が多い欠点があった。
      • 妖怪ブラスターは「狙う」と「ブラスター」を同じ画面内に収める事で、機能切替操作が不要となった。
      • なお、前衛3体全員の妖気ゲージが満タンの時のみ使えるG技(必殺技の強化版)は本作では使えない。
  • 『2』では入手方法が限定的だった妖怪が通常の方法で入手可能になった。
    • コマさんは初代と同じくストーリー中に入手可能に戻っているが、1体しか入手出来ないので進化関連のジレンマが残っていたが、後述の大型更新2.0で解消。
    • アーケードゲームで表示されるパスワードを入力して手に入るコインでしか出現しない「ウキウキビ」「たこやっ鬼」といった、いわゆる「ご当地妖怪」・雑誌や攻略本に付いていたQRコードで手に入る「わくわくコイン」でしか出現しないが確率が低い「ジコチュウ」などが野生で出現。
      • しかしその辺を大量にウロウロしているのに何故かレアマークが付いたままで、魂へんげをする際には「レア妖怪ですよ?本当にいいんですね?」といちいち聞かれるので若干めんどくさい。
    • スマホアプリ『ワンダーフリックR』とのコラボキャラであるワンダーニャンは該当作品がサービス終了した為、ダウンロード番号を入力しなくても1日1回バトルが出来るようになった。勝利後一定確率で友達になる。
    • 初代では両方入手可能だったが『2』でバージョン限定にされたオロチ(元祖)とキュウビ(本家)が再び両方入手可能に戻った。更に『2』初登場で元祖軍大将の土蜘蛛と本家軍大将の大ガマも両方入手可能になった。
      • 逆に、真打で両方入手可能だったヒカリオロチ(テンプラ限定)とヤミキュウビ(スシ限定)がバージョン別にされている。
  • 『2』では絶望的な入手難易度だった一部の合成進化アイテムが入手しやすくなった。
    • その多くはジャングルハンターやウォンテッド妖怪逮捕で稼いだポイントと交換、めっけもんとワイルドハンターズでの購入、駄菓子屋くじ引き景品、ミニゲームや道案内等のイベントクリアで一定確率で入手になっている。
    • ミニゲームやイベント開始直前にセーブして当該アイテムが出るまで粘る「リセマラ」も可能。但し出現率は高くて1割、低くて100分の1とまちまち。
    • 後述の大型更新2.0では一部の合成進化後の妖怪を直接入手可能になり、必ずしも入手する必要が無くなったアイテムもある。
  • まじめ度「超まじめ」の仕様強化。
    • 過去作では超まじめでも数十回に1度の低確率でサボっていたが、本作は妖怪のスキル等による干渉が無い限り、絶対にサボらない。
    • まじめが約1割、すなおが約2割の確率でサボるのに対し、この差は越えられない壁で、D・Eランクの有用性を高めている。
  • ミツマタノヅチ関連の改善。
    • 『2』の通信対戦で猛威を振るった元祖限定のミツマタノヅチは大幅な修正が加えられた。
    • 全てのバージョンで自力入手可能。
    • 初期ランクをBからAに格上げし、通信対戦で編成制限が掛かるようになった。単にランクだけ上げたのではなく、基本ステータス合計値もそれに見合ったものとなっている。
    • 対戦での使用実態に合わせたのか、妖術寄りのステータスに改められた。
    • 妖術で複数の敵に同時攻撃するスキル「トリプルヘッド」のダメージ計算が変更。与えるダメージが2体同時は半減、3体同時は3分の1となる。
    • ポジション的に同格とされる、のぼせトンマン、つられたろう丸も同時にAランクに上がっている。前者は物理ダメージを半減させるスキルで本作の戦闘システムと上手く噛み合っており、後者は水属性ダメージ無効&HP回復のスキルを持つ。
  • 日ノ神関連の改善。
    • 『赤猫団/白犬隊』のビッグボス日ノ神はバリア解除不能の欠陥を抱えていたが、本作ではそうならないように仕様改善が施された。
    • RPG戦(スキヤキ版限定ビッグボス覚醒日ノ神も同じ)
      • 日ノ神がバリア展開中に回復技を使うと直後に自らバリアを解除する。
      • 左右に呼び出されるビーム社員を倒し、落とした社員バスターをバリア展開状態で拾って当てると日ノ神のバリアを1発で破壊可能。 真ん中の縦マスでなければ当たらない
      • バリア展開中でも妖怪ブラスターでダメージを与えられる。但しバリアは壊れない為、実質的に(ブラスターで削り切れるHP残量で)トドメを刺す時に限られる。
    • バスターズT(大型更新2.0追加)
      • 回復技使用後もバリアを継続するものの、バリア展開状態でも高頻度でビーム社員を呼ぶ。(エリート社員、山吹鬼を呼ぶ場合もある)
      • 社員のビームを誘導してバリア展開状態の日ノ神に当てると必ず1発でバリアが壊れる。
      • バトルアイテムを最大9個まで持てる為、バリアを使わせない為に使うはつでんしんトラップ(でんじんトラップでも代用可能)複数個と、事故死対策の身代わり系アイテムを両立可能になった。
      • HP6割未満の状態で社員を呼ぶ技「お呼び出し」を使った直後に高確率でバリア。前述のはつでんしんトラップを使うタイミングが分かりやすい。
      • 余談だが、神の山で登場する覚醒日ノ神はバリアを使わない代わりに一撃必殺級の攻撃「神の刃」を高頻度で繰り出す。

問題点

  • 相変わらずのがめつい商法。しかも今回はマイナーチェンジの『スキヤキ』だけではなく、『スシ』と『テンプラ』が両方収録された『バスターズTパック』も発売。値段も高く『2』の時よりも悪化している。
  • 戦闘におけるゲームテンポが悪い。
    • 戦闘システムが変更された事で味方だけでなく敵妖怪も移動するようになり、時には縦繋ぎでHPが減った妖怪をかばう事もある。縦繋ぎ中は後ろの妖怪には攻撃が当てられないので「あと少しで倒せる!」というところまで削った時に庇われるととても鬱陶しい。その間に回復やステータス上昇が加わると余計にストレスが溜まる。
    • また、必殺技チャージ中に範囲が表示されるものがあるのだが、その時に敵が待機時間中であったり移動不可のとりつきを受けていない限りほとんどが範囲内から移動して回避されてしまう。その為、通常戦闘では範囲が出ない技(ビンタ系、とりつき、回復等)やブラスターを使うのが当たり前になる。もちろん移動待機状態を狙って必殺技を発動も可能だが、一部の妖怪を除いて移動待機時間が意外と早いので、結局当たらないこともしばしば。
  • 戦闘勝利時の経験値と入手金額が大幅に引き下げられている。
    • ラスボス戦を例に挙げると初代のラスボスで経験値6000・25000円に対し、本作のラスボスは経験値2000・2000円しか貰えない。
    • ダンジョン内の雑魚敵は初代の10000円前後に対し、数百円程度(共に最大額)しか落とさない。その為戦闘での金稼ぎは時間がかかる。
    • その一方で紫の宝箱、茂み、ゴミ捨て場、車の下を漁ると手に入るアイテムで金のこけし(換金額20000円/個)が出やすくなっている為、所持金稼ぎは基本的にこちらでやる方が無難。金のこけしが出やすいのはウォッチランクをSに上げる為の材料に指定されている為と思われる。
  • テンプラ版のトムニャン入手クエストで食べ物を何度も要求してくる。上記の通り、本作は所持金を増やしにくく、スシ版のKKブラザーズに比べてクエスト攻略に余計な手間がかかる。
    • 参考として初代ではジバニャン(当時の好物は魚介)が交差点で極上マグロを要求するクエストがあったが、ストーリー進行に影響しない「おてつだい」に分類されており、必ずしもクリア必須ではない。中盤以降の戦闘入手金額が多いので、経験値1000×手持ちの妖怪の数との交換と割り切って敢えてクリアするのもあり。この場合は夜店でけいけんち玉を購入するよりも断然安い。
  • イベントボイスを設定でOFFにする事ができない。更にボイスを無視してAボタンを押してもボイスが終わるまではメッセージ送りがされない。短いものならまだしも、コマさんの「もんげ~!!」等のような長いものもあるためテンポが悪い。
    • ゾンビナイト中のフランシー博士からの通信もOFFにできない。内容も雑談がほとんどで攻略に関する事は強化アイテムを入手した時くらいしか話してくれない。これについては本人から「うざいと思っても通信を切る事はできないから安心してくれ」と説明される。…テンポを求めるユーザーに不便を強いておきながら、何をどう安心しろと?
  • ようかいの輪になぜかバージョン限定妖怪や連動限定妖怪が含まれているため、通信しないとコンプリートができない。やらなくても良い要素ではあるが、グループを揃えるとご褒美として有用な装備品や新しい妖怪が入手できるので、できれば揃えておきたい。
  • 鬼時間の度にムービーが二つ挿入されるためスキップが面倒。また最初の鬼時間で失敗した場合はスキップ不可の長い説明や会話を再び見なくてはいけないので地味に辛い。
    • イナホ編で複数待ち受ける、プレイヤーを選別する要素の一つでもある。
  • 多くの合成アイテムの入手方法が限定的。ガシャの大当たりやスクラッチはまだしも、音ゲーの景品にまで含まれているのは苦手な人にとってはとても厳しい。
  • ストーリーを進めると新たな移動手段が増えるのだが、どれも一癖も二癖もある存在。
    + 乗り物の種類
    • おなじみの自転車は妙にスピードが速く、乗ったままの状態だと小回りがきかず木や宝箱などを調べにくい。
    • ポニーは体が白いもの以外は一定時間が経過すると暴れ出し、壁にぶつけるまで止まらない。気まぐれな動物なので仕方ない事ではあるが、スムーズに進みたい場合は速度が遅いかわりに暴れる事のない白いポニーに乗った方がいい。
    • イカダはかなり動かしにくく、操作には慣れが必要。また途中で天気が雨や嵐になると地形が見づらくなり、休憩ポイントを過ぎてしまったりワニやコウモリに気付かず連続で攻撃されるといった事態も起きる。ただしイカダパーツの効果である程度の制御は可能。
    • 一番問題なのがヘリコプター。操縦している妖怪が非常に乗り物酔いしやすく、常にフラフラしていて不安定なため定期的に空に浮かんでいる酔い止めキャンディーを取りながら飛ばなければならない。更にフラフラしている間は降りるまで不快なボイスを聴かされ続けるというオマケつき。「飲んじゃった☆」
  • 同じボスとの再戦がとても多く、ボス戦が億劫になりがち。特に序盤から対峙する大男・インジャネーノはラスボスでもないのに第二形態が存在し、そんな彼とは最後まで何度も戦うハメになるため「またお前か」とウンザリしてしまう。
    • 一応再戦のたびに新しい攻撃方法が増えるので、以前と全く同じというわけではない。
    • 後述のバスターズTで登場する豪鉄鬼も複数回倒す羽目になるが、こちらは攻撃方法が増える他、とりつきが効かなくなる等の強化点があるものの、第2形態は存在しない。
  • 一部のマイニャンパーツの入手方法。殆どは黄色の宝箱から入手できるが、中には条件が意地悪なものも存在する。
    • イカダで到着した場所、坐だるま師匠を倒した後で飛ばされた先のキラキラを調べるとランダムで入手。
    • 通信対戦のランクを上げ、貰ったパーツのチケットとマイニャンパーツを交換する。
    • お爺さんとの我慢勝負で15分以上放置、等々。
  • 自転車レースの金トロフィー入手での二度(三度)手間
    • 金トロフィー入手方法が「全てのコースで規定タイムより早く1位ゴール」となっている。クエストクリア(最初の1位)後、その次のレースで再び1位(2度目の1位)を取るとようやく規定タイムが表示されるようになるが、 表示前に規定タイムより早くゴールしてもそれらはカウントされず 、再度規定タイムより早く1位ゴール(3度目の1位)する羽目になる。
    • 友達ブックには自己ベストが載るが、ニュー妖魔シティはノーマルとチャンピオンレースで別々になっておらず、見落としてしまいがち。当然ノーマルとチャンピオンの両方でそれぞれ規定より早く1位ゴールする必要がある。
      • チャンピオンレースのライバル選手は普通に規定タイムより早く走るので、自ずと1回目・2回目共に規定タイムより速く走る事になる。
    • 別ゲームの参考として、ブラストドーザーだと全ステージ金メダル入手後にプラチナメダル挑戦の画面が出てきてプラチナタイムが表示されるようになるが、 それ以前の状態でプラチナタイムより早い記録を出したステージは自動的にプラチナメダル入手済み扱い となる。
  • 「上級怪魔」の入手難易度の高さ
    • 『2』では夜になるとそれぞれ決められた場所に出現し、「直前でセーブ→倒す→起き上がらなかったらリセット」といういわゆる「リセマラ」が可能だったが、今回はマップ上にランダムで出現する気まぐれゲートの「修羅の間」にのみ出現するためリセマラは不可能。
    • 一応「気まぐれゲートに入る前にセーブし、修羅の間が出るまで粘る」という方法は可能。しかし修羅の間が出る確率はかなり低いため、友達になる・ならない以前に出会う事すらままならない。更に友達確率も低い。
    • ウォッチランクが低い(D~E)ほど修羅の間が出る確率が高い。しかしこの段階では専用対策を用意しない限り何も出来ず瞬殺される。
  • 連動でしか手に入らない妖怪が多い。
    • さすがに初代『妖怪ウォッチ』はもう使われていないが、前作『元祖・本家・真打』はもちろん、『妖怪三国志』や『バスターズ』、スマホゲームの『ぷにぷに』といった外伝作品まで全て揃えて連動しなければならない。
    • 『3』同士でも連動限定のレア妖怪が存在する。しかし彼らが出現する「妖楽」は招待制なので1日1回しか入る事ができず、欲しいと思ったら起き上がるまで毎日連動しないといけない。
      • 更に、一部のレジェンド妖怪やようかいの輪解放条件に連動限定妖怪が指定されている。
    • ちなみに1日1回戦える妖怪の数も非常に多い。今作では戦う前にセーブされるためリセマラができず、その中には仲間にするまでクエストが終わらないヒーロー妖怪も含まれているため彼らと戦うだけでも結構な時間を消費する。ただしアンドロイド山田は偽物が出てもリセットすると別の場所に移動して再戦が可能になり、七福神は妖気のつぶさえあれば戦えるので記録はされるものの、1日1回の縛りはない。
  • バージョン限定妖怪のバージョン間での格差。『2』の対戦環境ほど深刻ではないが、ストーリークリア後の展開を考えるとテンプラにやや軍配が挙がる。概ねスシ限定は人気キャラクター、テンプラ限定は実戦重視が多い。
+ バージョン限定妖怪の中で有名な面子
  • スシ限定
    • スカイシャリマン:ヒーロー妖怪のリーダー格。HPと守りが高水準で、敵の追撃を無効化するスキル「スカイマント」を持つ。
      • スキル適用範囲がスカイシャリマン本人のみで、他の味方に適用されない為、戦況によってはスキルを活かしきれない。
    • バニー・ミント:風属性のクリティカル率を上げるスキルを持つフシギ族。
      • 違う属性でクリティカル率上昇スキルを持つフシギ族は色違いのスノーラビィ(氷属性)、偉人妖怪のエジソン(雷属性)が存在する。
    • ハンゾウ:攻撃した時に後ろの敵にもダメージを与えるスキル「クナイ」を持つ。
      • 大型更新2.0以降は近い効果を持つバケルトンが登場。こちらは後ろの敵へのダメージが大きくなる。
    • D-レックス:ダイナシーとバージョン限定合成アイテム「太古のDNA」との合成で入手可能。だが、大型更新2.0以降は進化によるデメリットが目立ち、ある意味残念な存在となった。
    • コンたん:ようかいの輪でアカマルの解放条件にこの妖怪が含まれている為に、テンプラとスキヤキでアカマルを自力入手出来ない。
    • アカマル:看板キャラクターのジバニャンの生前の姿で、こちらもかなりの人気がある。厳密には妖怪ではない為、生身での参戦だったりする。
    • おにぎり侍:イサマシ族としては妖術が回復系の珍しい存在。発売当初は能力的に力不足な上に同系統のSランク妖怪椿姫ばかりが注目されていたが、Dランクであることが幸いし、大型更新2.0以降は超まじめSランクに出来るようになり、Sランク同士で比べるとイサマシ族回復役としての安定性で勝る。
  • テンプラ限定
    • サキちゃん:ヒーロー妖怪のリーダー格。移動後の待機中に回避率が大幅に上がるスキルを持つ。素早さと力が両方高く、物理アタッカーとしても優秀。
    • スピーディW:1度に2体同時にHP回復出来るスキル「ダブルヒール」が強力で、待機時間も最短の1。ストーリークリア後のだるまっ塔攻略では必要不可欠な存在。
      • 色違いにスキル・待機時間共に同じカンフーマッハがおり、全バージョン自力入手出来るが、入手方法が妖怪ガシャ大当たりでハードルが高い上にHP回復に必要な妖術の数値が低い。
      • スキヤキ版ではミーフー(パラレルワールドのフミちゃんが妖怪化した姿)が同じスキルを持つ。こちらはHP特化の耐久型。
    • ゼロ博士:敵味方問わず、悪いとりつきにかかった妖怪に追加ダメージを与えるスキルを持ち、悪いとりつき主体のパーティでのダメージ源となる。
      • 後述の大型更新3.0の新クエストの影響で、色違いでスキルも同じDr.カゲムラ(全バージョン自力入手可能)の影に隠れてしまいがち。
    • ザ・シャーク:1度だけ敵の攻撃(悪いとりつきも含む)を無効化するスキル「主導権」を持つ。ある人物の息子の噂が立っているが、大型更新3.0で判明する。
      • スキヤキ版では日ノ神が同じ効果のスキル「無敵バリア」を持っている。神連動の覚醒日ノ神も同様。
    • プライ丼:ゴーケツ族としては数少ない回復役。入手方法が合成進化だが、素材となる妖怪がテンプラ限定。
    • ガッツK:天野ケイゾウが妖怪化した姿。回避系スキルを持ち、必殺技(HP全回復と同時に全ステータスを大幅アップ)を使うと手が付けられない。ようかいの輪で入手する妖怪だが、解放条件にテンプラ限定妖怪だけでなく、特別なコインで入手する妖怪が含まれ、入手が難しい。
      • 対となるガッツF(木霊フミアキが妖怪化した姿)はようかいの輪で全バージョン自力入手可能。必殺技も同じだがこちらはイサマシ族としては珍しい妖術型。本作でのフミちゃんの扱いが酷い為、祖父にあたる彼をバージョン限定にすると更に影が薄くなっていたのは容易に想像出来よう。
    • スキヤキ限定新妖怪はテンプラ限定妖怪と同効果のスキルを持つ妖怪も存在し、スキヤキ版の二択でテンプラ側を選ぶとある意味過剰戦力となる。
  • 妖怪のランクと基本能力値のバランスが悪い。
    • この問題点は『2』から引きずっているものであるが、本作での更なる弱体化措置でより悪化した妖怪も多い。
    • 能力値は低いが強いスキルを持ち、或いは能力値は高いがデメリット系スキルを持つ妖怪を別に置いてもかなり酷い。
      • Sランクだが能力値がBランク相当しかない。例:ブシニャン、ネタバレリーナ
      • Bランクだが能力値がDランク相当しかない。例:フユニャン、こめ爺
      • Bランクだが能力値がSランク相当且つスキルも強い。例:ミーフー
    • 大型更新2.0で登場したアゲランクの秘宝でジバニャン(D)、アカマル(C)、フユニャン(B)を強化するのを例に挙げると、初期ランク時の基本能力値がほぼ同じだが、初期ランクが低いほど強化回数が多く、先述の超まじめの仕様強化もあって、強さと安定性の両立を求める場合はジバニャン一択。
  • 妖怪の個性付けが甘い。
    • 妖怪ガシャ大当たりで入手出来るヒーロー妖怪の色違いはスキルや必殺技が全く同じ妖怪もおり、単なる水増しにしか見えない。
    • 『2』以降はまじめ度上限がB・Cランクを「まじめ」、S・Aランクを「すなお」にほぼ一律で下げられた為、一部の例外を除いて「同じランクでも妖怪ごとにまじめ度上限が異なる」といった個性付けが無い。
    • 耐性や弱点についても初代では妖怪毎に細分化(持っている耐性・弱点の数、耐性によるダメージ軽減で半分と4分の1、弱点ダメージで1.5倍と2倍の違い)され、能力値が似通った同種族の妖怪同士や色違い等の派生種でも個性を見出せていたのが『2』以降で耐性・弱点共に1つずつ、耐性によるダメージ軽減も半分、弱点ダメージも1.5倍に統一・簡略化され、個性が失われた妖怪が沢山出てきた。
      • 『2』では装備可能数での個性付けが出来ていただけに詰めが甘く、妖怪の種類が大幅に増えた本作では更に目立つ。
      • 大型更新4.0時点のまじめ度上限の例外は更新4.0で新登場のAランク妖怪(まじめ)、ミカエリ(まじめA)、ナガバナナ(すなおB)、デビビル(ビビり)、マイニャン(ランクに関係なくすなお)、アゲランクの秘宝で強化したB~Eランク妖怪。
    • 元祖との連動妖怪ジバニャンSは戦闘前に「元祖マスコット妖怪なのに最近グータラしすぎてたニャン」と言って修行をしていたが、その成果は正反対で更にグータラ(まじめ度上限が「すなお」にダウンして普通のジバニャンよりもサボりやすい)になっており、台詞と実態が矛盾している。最初からSランクだとまじめ度が低い為に生じた設定破綻である。
  • 当初はバグが多かった。現在は更新データによるアップデートで修正されている。
    • お馴染みのアイテム無限採取はプレイヤーに有利なものなのでまだ良かったが、「イナホ編第3章で進行不可能になる」「あるクエストで過去のあんのん団地に行くことになるが、そこから現代に戻れなくなる」といったゲーム進行に多大な影響を及ぼすバグまで存在していたため問題となった。
  • サウンドテストに相当する音楽アプリに登録されない曲が非常に多い。
    • 該当する曲は何れも過去作・映画・アニメで使われた曲である。
  • ゾンビナイト発生関連
    • 先述の通り、USA天野家で寝ると一定確率で発生だが、発生頻度が異常に高い。約8~9割、酷い時は確定発生と言っていいほど。
      • その為USA天野家ではまともに寝ることが出来ず、ケータで操作中にゾンビナイトを回避しつつ時間調整する場合、イナホに切り替えて寝るか、8章以降で使えるウォルナービレッジのホテルで泊まる煩わしい手順が生じている。クリア後はゾンビナイトが発生しない日本の天野家が解禁されるので多少マシになるが。
    • エンドレスナイト関連のバグ。市役所のボスを倒した時のフランシー博士の台詞から、ゾンビパンツを履かない限りエンドレスナイトが発生しないことになっているが、稀にゾンビパンツを履かずに寝た時にエンドレスナイトが発生する。
  • ともだちブックに追加登録されない顔グラフィック
    • 新妖怪については妖怪大辞典に登録すれば選択可能だが、人間キャラクターや、特定のクエストで披露する妖怪の顔バリエーションが更新で追加登録されない。
    • 発売当初:カウボーイ姿のマック(第8章で披露)
    • 4.0更新:素顔スカイシャリマン(通称「スガオシャリマン」)、素顔サキちゃん、悪の女幹部ブラックミソラー(スキヤキ版のみ登場)
      • 素顔スカイシャリマンはクエスト内で敵として登場するが、こちらが使う事は出来ない。どうしても使いたければ改造ツールに手を染める羽目になる。
    • アニメ版で披露したが逆輸入されず:イケメン化USAピョン(魔の5年1組)、眼鏡を外したイナホ(アニメ166話以降)
      • 本作発売後、アニメ要素の逆輸入があまり行われなくなった為、強烈なインパクトを残したバリエーションが反映されなくなる弊害も生じた例でもある。
  • クエストで出てきた1枚絵をそのセーブデータで再度見る事が出来ない
    • 再度見るには別データで最初からプレイするしかないが、せめてギャラリー機能さえあれば・・・。
    • 唯一の例外は前述のともだちブックで顔が追加登録されなかったイケメン化USAピョンで、3.0更新で追加のクエストで入手する「玉手箱・改」を使うと1枚絵をいつでも見れる。
      • 初出はアニメ版ミニシリーズ「魔の5年1組」で、USAピョンがイケメン犬の力でイケメン化した姿。
      • 「玉手箱・改」はレジェンド妖怪乙姫があるレジェンド妖怪との合作で作った改良型の玉手箱で、開けると老化ではなくイケメン化する。乙姫の台詞と魔の5年1組での前例からイケメン犬の関与が疑われている。
  • フミちゃんの降格
    • なんと今回は本編での登場は「ゲーム開始直後、USAへと旅立つケータの乗る飛行機を見上げる後ろ姿が映るのみ」という目を疑うような扱い。一応犬時間や気まぐれゲートの奇妙の間、ごく一部のクエストで姿を見せる事はあるが、かつての主人公に対してこれは・・・?
    • 彼女が不遇なのは一作目の頃からではあるが、アニメでは汚れ役ばかりやらされ、アニメの影響を受けた『2』ではシリーズ唯一の懐中時計型でフミちゃんのトレードマーク的存在の「妖怪ウォッチ フミちゃんver」が中盤で没収(厳密には腕時計型の零式に変更)される等、踏んだり蹴ったりな目に遭っているが、今回は特に酷い。
    • フミちゃんの家へはケータで操作時のみ入ることが出来るが、日本でケータを操作出来るのは ストーリークリア後 の為、それまではフミちゃんに話しかける事すら出来ない。
    • というのも本作はアニメ路線に準拠した設定で普段からアニメを見ている人からすると気にしない意見もある。その中にはフミちゃんを主人公にするのは前々から否定的な意見があるのも事実で「『2』の時点で主人公から降ろすべきだった」との声もあり、大きく騒がれる結果になった。この問題は未だに意見が分かれているので賛否は残ったままである。 唯一の救いはフミちゃん視点のクエストがあること。
  • ダブル主人公制度の弊害と未空イナホのキャラクター性
    • 今作はケータ&イナホのダブル主人公なのだが、第6章で合流するまではそれぞれUSAと日本で別々に行動するうえに、片方だけで進めているともう片方の操作を強制される箇所が出てくるため、ストーリーがぶつ切りになってしまう。
    • また、イナホの人格・言動にかなり問題があるため「好きになれない」というプレイヤーが多い。ストーリーに絡まない脇役ならまだしもメインキャラ、それもダブル主人公の片割れのため、上記の仕様もあって「嫌なら見るな」は通用しない。
    • フミちゃんの降格と新主人公イナホのキャラクター性で古参ファンには不満を漏らす騒動となり、イナホのアンチスレが建てられるほどに発展してしまっている。
      • フミちゃん降格はイナホのせいだとする声が多く見受けられるが、前述の通り本作発売から数えて約2年半も前*1に降格の予兆が生じており、決定打となったのは イナホが登場しない 『月兎組』である。アニメ版セカンドシーズンや映画『5つの物語』でイナホが女主人公として先行登場した事から混同し、アニメ化絡みの風評被害が発生している。
+ イナホの問題行動や失言
  • 簡単に説明すると、「好みの分かれる声の演技」「周りを見ない性格や態度(特にUSAピョンへの態度)」「それを周囲から咎められず、むしろ関わったキャラから評価される」の3点が嫌われるポイントとなっている。
  • 小学5年生でありながら筋金入りのアニメオタクであり、特に「セラピアーズ」という魔法少女風アニメには限定グッズを買おうとするほどにハマっており、第3章ではストーリーにもかかわってくる。
    • その設定のおかげでボイスは「ぐふっぐふふふ…」とか「キター!」「にょほほ~」といったステレオタイプなオタクキャラとなっており、昨今の青年向け作品でならまだしも、小学生向けのゲームにおいて異質と言わざるを得ない。
    • 苦手な人からは「声の甲高さも相まって長時間聴いていると気分が悪くなる」と言う意見も。前述の通りイベントボイスはOFFにする事ができないので聞きたくなければ本体の音を切るほかない。
      • イナホの声を担当している声優は、リアルでも重度のオタク及び腐女子として有名であるため、マッチしたキャスティングとは言える。もちろん、小学生向けゲームでそれを行うメリットは皆無なのだが。
  • 他人の事を考えない自分勝手な行動や言動が目立ち、悪い意味で年齢相応…幼稚ともとれる一面も多い。
    • 友達と遊びに出かけている時に自分のオタク趣味を優先させて振り回すなど。相手がイナホの言動に引きながらも仲良くしてくれている良い子なので見ていて気分が良くない。
    • 常に周囲に巻き込まれる型のケータに対し、妖怪相手でもマイペースで豪胆な振る舞いを行うキャラクターにしたのかもしれない。
  • 特にパートナー妖怪「USAピョン」に対しての態度が酷い。
    • いちいち見た目を叩くような発言をするうえに暴力まで振るう。非常事態だと慌てるUSAピョンをテレビが見たいというだけで突き飛ばす。そうまでして見たい番組はやはりセラピアーズ。
    • マッサラニャン(マイニャン)を見た際には「こんなの(USAピョン)より可愛い猫妖怪が欲しかったな~」などと言い、ケータとの合流時にコマ兄弟を見た際には「ウスラカゲ(USAピョンの種族)は根暗だからかわいいプリチー族にはかなわない」と本人の種族まで侮辱する始末。当然本人にはキレられたが周囲はその様子を微笑ましく見守るだけである。マイニャンの件で発言した場所は奇しくもネコ妖怪のジバニャンを相棒にしている、日本に住んでいた頃のケータの家の近くだったりする。
      • 「仲睦ましい光景」のつもりなのかもしれないが、実際は一方的なイジメか侮辱以外の何者でもない。このやり取りを単なるお茶目発言のように扱うのは、本作の対象年齢である小学生の教育上問題ではないだろうか?
    • 第3章では妄想アオバハラでのイベントで一時的にメイドとなりUSAピョン相手に接客をして料理を食べさせるミニゲームがあるのだが、その料理はこういった料理シーンにはよくある毒物カラーで……
      • イナホ自身は「美味しいでしょ~?」などと楽しそうに言うが、もちろんUSAピョンは本気の悲鳴を上げている。ほのぼのしたBGMや雰囲気からして、スタッフはギャグシーンのつもりでこのミニゲームを作った事は理解できるが、とてもそうとは見えない為これまた不評。
      • 「嫌がる相手に不味そうな見た目の料理を無理やり食べさせる」シーンは他作品でもよくあるものである。しかしイナホのUSAピョンに対する態度を考えれば、これをギャグとして昇華しきるのは流石に無茶と評する他無い。
  • これらの行為を作中の他の人物から真剣に咎められる事はない。
    • USAピョンもやられっぱなしではなく、「ベイダーモード」となり光線銃をぶっ放す事もある…が、それすらも「すぐキレる性格」と作中では専らギャグとして扱われる。
    • むしろ後述のようにイナホが優遇されるという様に奇妙な既視感を覚えるユーザーも見られたという…。
    • 合流前はツインテール(ふさふさんによる一時的なもの)や友達との外出などの一枚絵が挿入される頻度が高い。
    • クリア後のクエスト「採妖面接試験!」ではせいでん鬼についていっただけの身のはずなのに面接に参加し、どの選択肢を選んでも日ノ神にベタ褒めされる。戦闘後も同様。
      • さらにオロチ、キュウビといった人気のSランク妖怪はイナホ側のクエストを攻略しないと仲間にできず、更に総じて精神年齢が低くなっている。前作の饅頭戦争以上のくだらない理由で大ガマとケンカして拗ね、部下に叱られる土蜘蛛の姿には威厳など微塵も感じられない。
      • どの妖怪も該当クエストをクリアした時点で仲間になってくれるため、戦闘などを何度も粘らなくて済むのがせめてもの救いか。
  • 行方不明になった弟を心配して夜まで探すといった良い場面も存在するが、上記の非常識な言動や挙動がそれを塗りつぶしてなお余りある程に酷く、好意的に見られる事はかなり少ない。
    • その不人気ぶりからか、玩具やカレンダー、そして映画・マイナーチェンジ版の宣伝では、ダブル主人公の片割れであるにもかかわらず不自然なまでにその存在が隠されてしまうという事態が発生してしまっている。
  • 電車イベントやピエロタイム罰ゲーム3択における格差。どちらもケータでプレイすると損する。
    • 電車イベントは入手アイテムの質がイナホに偏っている。妖怪ガシャのコイン、ストーリー前半の金稼ぎで貴重な売却額5000円/個の銀のこけし等のレアアイテム入手イベントはケータでは発生しない。
      • 特定のイベント目当てでひたすら電車に乗りまくる場合は他のイベント発生によるロスをレアアイテム入手機会に転化出来る可能性があるイナホの一択となる。
      • 駅弁を1000円で買って食事ミニゲームは両者共通で発生するが低確率で、更に特定のマイニャンパーツは駅弁ミニゲームクリア(低確率ランダム入手)でしか入手出来ない。
      • こんな仕様になったのは ケータが電車に乗れるのはストーリークリア後 となっているのが影響している。両者に中途半端にバランスよく振り分けてどっちつかずになるよりはマシだが。
    • ピエロタイム罰ゲーム3択は先述の通りケータのみゾンビナイトがある。この為、鬼ゾンビとのボス戦目当てでピエロに捕まって罰ゲームは2択に絞れるイナホの方が効率が良い。
      • 6章で合流時にヨップくんがゾンビナイトはケータでしか発生しない(=女主人公では発生しない)仕様の説明をしているのでヒントはある。
      • スキヤキ版のフミちゃんの場合はゾンビナイトが発生しないが、ピエロタイムも発生しない為、鬼ゾンビ戦でのレベル上げには使えない。
      • 鬼ゾンビの基本経験値は8500。レベル上げの時間に拘らなければ獲得経験値を上昇させる魂へんげの使い方次第で赤鬼(基本経験値7100)で妥協が効く範囲だろう。

総評

舞台をアメリカへと大きく変えた第三作目は「ダブル主人公」の案自体は良かったのだが、その肝心の主人公が愛着の湧きにくい新規キャラだったこと、今までの主人公に対して雑な扱いをしたことからシリーズファンからは微妙な扱いを受けてしまっている。
新しいバトルシステムもテンポの悪さや妖怪のゲームバランスが悪化でストレスが溜まる要因を作ってしまったことでさらに拍車がかかる。
しかしその大きな一点さえどうにか目をつぶる事ができれば十分に遊べる内容であり、後に控えている大型アップデート配信やマイナーチェンジ版発売で新要素が大量に追加されるのを楽しみにしているユーザーも多い。

ブームが落ち着いたためか、はたまた阿漕過ぎる商法が祟ったか、ミリオンを達成したものの前作2よりも半分近くに売上を落としている。


妖怪ウォッチ3 スキヤキ

【ようかいうぉっちすりー すきやき】

発売日 2016年12月15日 ASINが有効ではありません。
定価 4,800円(税別)
判定 なし
ポイント スシ/テンプラのマイナーチェンジ版
RPGパートをバックアップする『バスターズT』搭載
神連動で悪辣な連動商法もパワーアップ
妖怪ウォッチシリーズリンク

※共通項目は省略。

概要(スキヤキ)

  • 『スシ/テンプラ』の大型更新2.0『Tアップデート』実施と同時発売で、当然それに準じた仕様である。ここでは大型更新2.0を含めた各種追加要素を中心に述べる。
  • ストーリーは『スシ/テンプラ』と同じだが、既にどちらかのバージョンのストーリーを進めていた場合、ゲーム開始時1回だけそのセーブデータの引継ぎが可能で、『スキヤキ』で最初からストーリーを進める二度手間を省けるようになっている。
  • パッケージ版はゲーム内でのエンマ大王入手に必要なQRコードが記されたドリームメダル「覚醒エンマ」が同梱されており、ダウンロード版では「USA豆腐」を入手出来る。
  • 『バスターズT』の実装。
    • 本作は幻の大陸「ヌー大陸」が舞台。
    • 『赤猫団/白犬隊』同様4体1組のチームを組んでダンジョンに挑む。妖怪ごとにアタッカー、タンク、レンジャー、ヒーラーの役割が割り当てられているのも共通。
      • 一部の妖怪は回復の術を使えるアタッカー、三段攻撃出来るタンク等々の例外も存在する。
    • HPはS・A・B・C・D・Eの6段階で大別。
      • 概ねRPGパートでの数値に応じて決められ、アゲランクの秘宝でランクを上げた時に1~2段階上がる場合がある。
    • 素早さは「はやい」「ふつう」「おそい」の3段階。こちらもRPGパートでの数値に比例し、アゲランクの秘宝で1段階上がる場合がある。
      • 肉体改造による数値増減や、RPGでの装備効果では変化しない。
    • 1つのダンジョンにつき5つの階で構成され、5階層目は必ずボスが待ち構えており、ボスを倒して脱出すればクリア。
    • 本作での装備品は武器(力と妖術で与えるダメージ値に影響)と防具(敵からの被ダメージ軽減)に分かれている。また、武器・防具共にランダムでスキルが付く事がある。
      • 武器のスキルによってはAボタンが単発攻撃の妖怪の手数の補強にもなる。
      • 防具には『赤猫団/白犬隊/月兎組』には無かったダメージ無効化も存在する。
      • 特定のダンジョンでは追加効果の付いた武器がヌーパーツから手に入ることがある。
    • 宝箱から一定確率で得られる「ヌーパーツ」はダンジョンクリア時に秘宝や妖怪メダル等、クリアしたダンジョンに応じた報酬に変換される。
    • ダンジョン中に倒した敵妖怪は一定確率で友達チャンスが発生し、成功すると妖怪メダルを入手。
    • 但し全滅するか時間切れになるとそれまで手に入れたアイテム、妖怪メダルは没収される。
    • 各ダンジョンの最後のビッグボスを倒すと最大60階層を連続で突き進むディープダンジョンが出現。こちらは5階層ごとに出現するボスを倒した直後に脱出と連戦の扉が2つ出てきて、脱出を選ぶとそれまで集めたアイテムやメダルを入手した状態で脱出出来る。
    • 「ヌーパーツ」から得られる秘宝アイテム。
      • レベウプの秘宝:使用した妖怪に1個につき30万の経験値。レベル1の妖怪でもEランクだと3個、それ以外のランクでは4個でLV99に達する。
      • マキシコンの秘宝:魂のレベルを最大の10まで上げる。
      • ワザキワムの秘宝:妖怪1体の攻撃、妖術、必殺技レベルを最大の10まで上げる。
      • アゲランクの秘宝:使用した妖怪のランクを1上昇させ、各ステータスを元々のランクの数値の約6%上昇させる。使用した妖怪はアゲランクの殿堂に登録され、同時に殿堂に入れられるのは8体までの制限があるが、ランクリセットをすれば殿堂入りから外すことが出来る。
      • 秘宝はモドリスでのボス再戦後に低確率でデバミが拾ってくることもある。
    • ヌー大陸各地に7つある「モドリス」を調べると、本編で倒したボス妖怪との再戦が1か所につき1日1回可能。初回クリア時に入手出来るボス妖怪の像はバスターズTプレイ中に様々な付加効果をもたらす。
      • 何れもバスターズTのビッグボスとしては登場しないボスで、うち6体は本作初登場、やぶれかぶれ院長は唯一の初代出身ボス。なお、『2』出身のデカニャンはバスターズT、モドリス共に再登場から外された為、イナホ編5章でしか戦う機会が無い。
  • 『妖怪三国志』との連動で入手出来る妖怪が『スシ/テンプラ』の3種類から6種類に増えた。
  • 新レジェンド妖怪「難陀竜王」の登場。
    • 解放条件の大半がスキヤキ限定妖怪で、他バージョンだと通信交換必須。
    • だがそれ以上に入手が難しいのが龍神で、肝心の合成進化アイテムが入手困難で、バスターズTで龍神を直接入手出来るのが不幸中の幸い。
  • 映画連動クエストの実装。ケータ側とイナホ側で1つずつ用意されており、入手出来る妖怪は共に難陀竜王の解放条件に指定されている。
    • ケータ側は映画「ダブル世界」のボス「大妖鬼ホゲホエール」→「クジラマン」を倒すとコアラニャンを入手出来る。
      • 何故か劇画風のキャラデザになり、TVCMや作中でも「キモい」と言われるほど。どうしてこうなった。
    • イナホ側では『赤猫団/白犬隊』のビッグボス「ロボニャン28号」が再登場。クリアするとUロボニャンを入手出来る。
      • こちらはロボニャンシリーズの発展の過程(ロボニャン→ロボニャンF型→ロボニャン28号→Uロボニャン)に重点を置いたストーリーとなっている。
      • スキヤキでRPGボスとして再登場したバスターズ出身のロボニャン28号と後述の覚醒日ノ神はどちらもイナホ側での登場である。
  • 神妖怪の登場。これらはバージョン間連動した状態でバスターズTのボス戦で勝利して一定確率で入手出来る。
    • スシ+テンプラ:ぬらり神 ぬらりひょんが神妖怪となった姿。バスターズTではヒーラーでありながら三段攻撃可能な珍しい存在。
    • スシ+スキヤキ:先代閻魔大王 エンマ大王の祖父で日影真生(マオくん)の父。初代では既に故人で、映画「5つの物語」ではぬらりひょんの回想シーンでの登場だったが、本作では神妖怪として復活。エンマブレードを入手するクエストではRPGパートの敵キャラとして登場する。
      • RPGパートでの獲得経験値と金はどちらも42325と破格。ある人物の生年月日(昭和42年3月25日)に由来するとも言われている。スキヤキ限定の日ノ神の入手レベル48にも年齢絡みでの疑惑がある。
    • テンプラ+スキヤキ:覚醒日ノ神 日ノ神が覚醒した姿。『スキヤキ』のみイナホの探偵クエストでRPGパートのボスとしても登場し、裏ラスボスの坐・だるま師匠に匹敵する実力を持つ。
    • スシ+テンプラ+スキヤキ:覚醒エンマ エンマ大王が覚醒した姿。3バージョン連動というがめつい連動商法の象徴ともいえる存在。基本ステータスの合計は全妖怪の中でもナンバー1だが所持スキルはバトル中1回しか発動しない上に持続時間が非常に短く、使い勝手では通常のエンマ大王に見劣りする。専用装備のエンマブレード(能力バランスとスキルが攻撃特化系となる)を持たせるのが無難。

Ver3.0

  • 2017年4月14日実施。各バージョンのタイトルも『特上スシ』、『絶品テンプラ』、『特選スキヤキ』に変化。
  • バスターズTで新ダンジョン、新ビッグボスが登場。
    • 『月兎組』のキャプテンサンダーとブシ王も今回の更新で再登場を果たした。
    • 各バージョン限定で3神エンマ(スシ:太陽神、テンプラ:時空神、スキヤキ:暗黒神)が登場。いずれも神妖怪に属し、新ダンジョン最深部で一定確率で友達に出来る。
  • その他、新妖怪が追加登場。全体的に古典妖怪が多め。
  • 『2』の舞台であるケマモト、ナギサキが解禁。但しえんえんトンネルは入れない。
  • やぶれかぶれ院長とDr.カゲムラ、スティーブ・ジョーズとザ・シャークの親子関係は発売当初から仄めかされていたが、今回の追加クエストで確定し、どちらも親子の和解がテーマとなっている。
  • スキヤキ限定のフミちゃんが主人公のパラレルワールドでも新クエストが追加され、同時にヨップル社に入れるようになった。
    • 今回の追加クエストからは登場キャラクターの差し替えが発生するようになった。
  • その他細かい修正が施された。(ヌー大陸にキュッピー増設、サウンドテストでアンドロイド山田のテーマが聞けるようになる等々)

Ver4.0

  • バスターズTの新ダンジョンと新妖怪の追加。
    • 新カテゴリの秘宝妖怪はいずれもSランクで、4種類登場。
    • Aランク妖怪4種類はまじめ度上限が他のAランクよりも1段階高い「まじめ」となっており、基本ステータスもSランク妖怪に匹敵する。彼らは今回の更新に先駆けてアニメ版のバスターズT編で主役として活躍している。
    • 追加された妖怪のメダルは全て新登場の「トレジャーメダル」となっている。2017年12月発売の『バスターズ2 秘宝伝説バンバラヤー』で使われるメダルで、同作のプロモーション的な意味が強い。
      • 召喚アプリでは妖怪ウォッチUでも召喚可能(ちなみにDX玩具で同じことをやると非対応で弾かれる)。
    • 新ダンジョンではこれまで出現率が極端に低かった妖怪が高頻度で出現する。
  • 椿姫とUSAピョンの友達チャンスが発生しないバグの解消。
  • フミちゃんが主人公のパラレルワールドの新クエストも追加。
    • 今回はファンの間で疑問視されていたマオくん版エンマ大王の存在が示唆された。直接の登場は無かったものの、フミちゃんのクラスメートである事が明言されている。

評価点(スキヤキ)

  • バージョン限定妖怪のトムニャン、KKブラザーズが両方入手可能になった。
    • 更新で追加されたイナホ側のクエストをクリアすればもう片方を入手可能。但しニュー妖魔シティでの戦闘で片方を入手してからでないと受注出来ない。
    • 『スキヤキ』では序盤でのクエスト開始時に「SUSHIとTEMPURAどっちにする?」と聞かれ、SUSHIだとKKブラザーズ、TEMPURAだとトムニャンがニュー妖魔シティまでの一連のクエストで入手出来る妖怪となる。
  • ヒーロー妖怪入手方法が二択に変更。
    • マックラーナ洞窟入口で妖怪ワルノリンから2択の選択肢が出され、スカイシャリマンを選ぶとスシ版限定、サキちゃんを選ぶとテンプラ版限定のヒーロー妖怪がこの先のイベントやクエストで登場し、入手出来る。
    • この選択肢はストーリークリア後のイナホ側の探偵クエストにも影響し、スカイシャリマンを選ぶとヤミキュウビ、サキちゃんを選ぶとヒカリオロチのクエストが出現する。当然この両者もバージョン限定妖怪。
  • パラレルワールドでフミちゃんを操作するクエストが登場。(スキヤキ版のみ)
    • クエストクリア後にパラレルワールドのフミちゃんが妖怪化した姿である「ミーフー」を入手可能。
    • 尚、その世界のウィスパーがしっかり者である設定は『2』以降の現行のシリーズでは没になっている初代での設定である。
  • 上級怪魔の入手が簡単になった。
    • 既存の5つのクエストに後付けする形の為、難易度はまちまちだが、そのクエストをクリアすれば確実に入手可能。
    • バスターズTでも入手可能だがかなり難しい。
  • バスターズT関連の改善点。
    • 低ランク妖怪(D・Eランク)の使い勝手がアゲランクの秘宝で向上。
      • 妖気ゲージの回復速度とまじめ度は元々のランクを基準としており、特にまじめ度上限が超まじめの低ランク妖怪をSランクまで上げた場合、初代で存在した超まじめSランクを再現出来る。
      • この秘宝の登場で、低ランク妖怪にありがちな「この妖怪は好きだけど高難度ダンジョンで活躍させるには力不足」といったジレンマは概ね解消されている。また、実戦レベルに耐えうると再評価された低ランク妖怪がいる一方、存在意義を失った高ランク妖怪も幾つかいる。
    • 様々な理由で入手困難な妖怪がバスターズTで直接入手可能になった。合成進化アイテムが無ければ進化出来ない妖怪が進化後の状態で登場、他にも電車イベントしか出現せず、出現率がほぼゼロのはつでんしん、難陀竜王の解放条件の龍神、先述の上級怪魔等々も。
      • これらの友達チャンス発生確率はかなり低いが、妖気のつぶで発生確率を上げるフォローが可能。
    • 禁断の果実の登場。バスターズTのヌーパーツから得られる(ヌー大陸のアイテムを拾って普通に出ることもある)食べ物アイテムで、戦闘中にこれを与えた敵妖怪に勝つと無条件で友達になるチートアイテム。出現率・友達チャンス発生確率共に低い妖怪もこのアイテムのおかげで入手しやすくなった。
    • ステータス補正値が高い新たな装備アイテムの登場。これらもバスターズTのヌーパーツから入手可能。
    • 1体しか入手出来なかったジバニャン、コマさんが複数入手可能になった。
      • その可愛い容姿から進化を躊躇うファンが多く、コマさんを温存したらししコマを大辞典に登録出来ないジレンマが生じていたが、バスターズTのダンジョンで野生で出現するようになった事で解消された。
      • ジバニャンは合成進化でワルニャン、トゲニャンになるが、どちらも合成進化直後にイベントが発生して元のジバニャンに戻る(進化後の2種類の妖怪も手に入る)のでこの問題は発生していない。イベントで進化後を入手しつつジバニャンを残せるギミックを知らない人は進化を躊躇ってしまいがち。
      • 該当ダンジョンはラスボス撃破後に解禁、コマさんが序盤、ジバニャンが中盤で出現する点では実は初代のムゲン地獄と同じだったりする。寧ろ入手環境がほぼ初代に戻ったというべきか。
  • これまで出現率が異常に低い等で入手が難しかった妖怪がバスターズTの新ダンジョンで高頻度で出現し、友達チャンスで入手可能になった。
  • バスターズキャンプでMr.スコップが使い捨てのストーンを1日1個売ってくれるようになった。稀に以下の迷宮のストーンを売ってくれることがある。
    • 武王の迷宮
      • メリケンレジェンド妖怪をヌーパーツから低確率で入手出来るダンジョン。従来の入手方法は煩雑で、DX玩具のQRコードを読込んで特別なガシャコインを入手し、それをガシャで回して1日1回バトル挑戦権であるパスを大当たり入手する必要があった。パスは入手可能数が限られ、2.0更新で追加された禁断の果実が無いと厳しかった。
    • 秘宝の迷宮
      • スペシャルコインの欠片をヌーパーツから入手出来る事がある。レア妖怪じゃないのに遭遇機会に乏しいたまのこし、基本的に妖楽連動バトル限定のダイヤニャンの友達チャンスを狙える。
  • 戦闘難易度の下方修正・レベル上げ及び所持金稼ぎの多様化。
    • 過去作の『2』や『赤猫団/白犬隊/月兎組』はターゲット年齢層を誤ったと疑うほど高難度指向が強かったが、本作は2.0更新を境にそうした問題がほぼ一掃された。
      • 肩透かしを喰らったように感じたのか、両作品をやり込んだプレイヤーからは当初ヌルゲー呼ばわりされた。
    • 発売当初から問題となっていたレベル上げ手段の乏しさと経験値の稼ぎ難さはバスターズT、モドリスでのボス再戦、レベウプの秘宝で大幅に緩和された。
    • 主力候補となりうる妖怪がアゲランクの秘宝で実質的に増えたのは前述の通り。
  • 初代から登場していたマオ君とエンマ大王の関係が明らかになった他、シリーズ中に議長が2人いた(イカカモネ、ぬらりひょん)理由も判明。

問題点(スキヤキ)

  • イナホ編第3章の進行不能バグが残っている。
    • 対処法:妄想アオバで妖怪との戦闘中にポーズして「降参する」を選び、降参すると強制的に自宅へ戻される。その状態で再度電車で妄想アオバへ行けば本来の状態に戻り、一連のイベントやボス戦をこなせるようになる。
  • イナホ側の新クエストではある新妖怪を友達にしなければ進行しないクエストが存在し、その妖怪を入手出来るダンジョンの挑戦にDX玩具のQRコードで入手するストーンがほぼ必須で、クエストで玩具商法が導入された最たる例となっている。
    • Mr.スコップが1日1個ランダムで売ってくれる使い捨てのストーンの中に該当ダンジョンのものが売られることもあるが、陳列されるのが低確率な上に、ダンジョンでのメダル入手確率も極端に低い為、現実的ではない。
  • 新ビッグボスのラストブシ王が登場するダンジョンで出現するロボニャンUSAが友達チャンスが発生しないバグ。
    • 原因は3.0更新当時の椿姫と同じ。
    • 同ダンジョンで出現する、他の合成進化後のメリケン妖怪でも同じ事が起きているのだが、これらは合成進化に必要な妖怪とアイテムの入手が容易なのでさほど問題にならない。
    • ロボニャンUSAの場合は合成進化に必要なロボニャンの入手方法が「一つ星コインでの大当たり」で厳しめとなっており、この問題点を引き立てている。
  • 初代及び『2』からシリーズを通して解消されていない伏線が多く、4.0更新でも解消に至らなかった。
  • 初期型3DSや2DSでプレイするとゾンビナイトやバスターズTで処理落ちが多い。ダンジョンのグラフィックが一部欠落、最悪の場合はフリーズすることもある。
  • バスターズTのスシ版限定ダンジョン「ヌフィンクス ニギリテ」のディープダンジョンが無理ゲー状態。
    • 原因はボスとして登場するレッドJ。ビッグボス版(身長と横幅のバランスが良い)と普通のレッドJを単に巨大化した(身長が低い割に横幅が大きい)2種類が存在する。
    • 問題は後者で、ビッグボス版は必殺技を1発しか撃たないのに対し、巨大化版は必殺技を常時無敵状態で時間切れまで連発し続け、即死級の威力でホーミングするバグを搭載。
    • 該当ダンジョンは全35階(5階×7)構成となっており、完全クリア(コンプリート)を目指す場合、このバグが原因で巨大化レッドJに出会ったら詰み確定のロシアンルーレットを7回連続でこなさなければならない。
    • 発売当初の時点でテンプラ版とのバージョン限定妖怪の格差が目立っていたが、大型更新2.0でバージョンによってはステージクリア不能の致命的な格差が追加された。スシ版にとってはまさに踏んだり蹴ったりで、ある意味『2』の対戦環境(発売当初・大型更新共に元祖の過剰な優遇で本家が踏んだり蹴ったりな目に遭っている)よりも悪質。
    • 尚、テンプラ版限定「アゲテ」はマイティードッグ、スキヤキ版限定「スキノクチ」はプリズンブレイカーがレッドJの代わりに登場する。両者とも必殺技連発バグは無い。
    • このバグは後述の大型更新3.0で解消された。
  • バスターズTの新ダンジョンで出現する椿姫とUSAピョン(普通の姿)が野生で登場するが、何故か絶対に友達チャンスにならない。
    • 公式攻略本の紹介ではどちらも絶対に友達にならない「×」表示がされている。なお、友達になる可能性がある妖怪はA~Eの5段階表示。
    • このバグは4.0更新で解消。
  • 対戦バランスの崩壊。新登場の太陽神エンマは妖術で攻撃した場所に火の床を設置するスキル「太陽神」を持ち、このスキルが原因で公式対戦での妖怪の選択の幅を狭める事になった。
    • 本作は氷属性妖術を得意とする妖怪は全て火属性弱点の為、太陽神の妖術+床設置が直撃するとほぼ即死確定で、氷属性妖怪を対戦環境から完全排除する属性間格差が発生。
    • 『2』のミツマタノヅチとは違い、本作は対策が比較的しやすいのが救い。
      • おくらいり:スキル「おくらいり」で最初に敵から受けた行動を封印。「むてき魂」でダメージを抑えつつ、太陽神エンマの妖術をお蔵入りすれば御の字だが、物理攻撃も結構使うので成功率は低い。
      • コマさんJ(ジャック):スキル「魔法の羽」で設置された床を消す。発売当初から流行のフシギ族雷属性設置パーティ対策で多用されたが、太陽神対策にも有効。
      • 毘沙門天:スキル「炎の光輪」で火属性を完全無効化した上で力アップ。なお、同じ効果のスキル「カリカリ」を持つ妖怪としてカリカリベーコンがおり、冒険中に1体確定入手出来るが、こちらは妖術型となっており、スキル効果が半分腐って使いにくい。
      • ヨロイさん:スキル「ゆうたいガード」でガードしている間は弱点である火属性を完全にシャットアウトする。さらに本人の耐久力もとんでもなく高いため、他の妖怪の受けとしても優秀である。
  • ゲームシステムを否定する妖怪の登場。新登場した時空神エンマは前述した太陽神エンマと同格の妖怪である。
    • この妖怪の必殺技は今作でもかなり珍しい完全な全体攻撃であり、マス上を移動して必殺技を避けることができる今作のゲームシステムを真っ向から否定したものになっている。
    • その上この妖怪自体の性能もチート級で、総合ステータスは全妖怪1位であるほか移動待機時間もたったの1ターン。これを利用し、マスを移動すると必殺技ゲージが溜まるチャージ魂を装備して短い移動待機時間をいいことに移動しまくり、回避不可の全体攻撃をぶっぱするという戦法が対戦環境で猛威を振るった。
  • ストーリー進行、ようかいの輪、特定クエストで入手出来る一部の妖怪に掛かっている各種制限がストーリークリア後も解除されない。
    • ストーリー進行や特定クエストで入手出来る妖怪は各種制限(通信交換に出せない、魂へんげ出来ない、お別れ出来ない)が掛けられており、初代はストーリークリア後も解除されない仕様だった。
    • 『2』以降ではストーリークリアでそれらの制限が解除されるようになった。
      • これはモラルの問題だが、プレイヤーが留守の間に他人が操作して勝手に魂へんげ、お別れを実行して詰みに追い込まれるトラブルが発生する元にもなった。この問題は『2』発売当時で見られた。
      • 『3』では発売当初のスキヤキ版のみ発生しており、図らずも初代の仕様の再現にもなった。ミーフーやUロボニャン等、一部のスキヤキ版限定妖怪も各種制限の対象となり、それらの妖怪が通信交換に出せなくなっていた。
    • 2.2更新で修正・解消された。
  • 新登場の蘇生系アイテム「ありがた~い漢方」がやや持て余し気味
    • 戦闘中に気絶している妖怪全員をHP全回復で復活させ(残り1体だと最大5体復活)、戦闘以外では妖怪1体を全回復する。登場当初は『2』で無理ゲー級の強さを誇ったあやとりさま、カブキロイドとの戦闘に効果的なアイテムだと噂されたが、本作では両者共リストラされ、大型更新での再登場も逃している。『2』ではこのアイテムが登場せず、強力なアイテムと最強ボスが同時に登場しないジレンマが生じている。
    • 強いて挙げれば黒鬼、ヌー大陸でのモドリスによるボス再戦ぐらいしか使い道が無い。後者は超モードを上回る強さで、『赤猫団/白犬隊』で言うところの極モードに相当する。
    • このアイテムは次作『4』でも登場したが、入手難度が上がっている。ボス戦では「極」「炎極」だと即死級の攻撃が飛び交うので使い所としてはこの位が丁度良い。
+ 参考:過去作品での手強いボスの代表例
  • 初代黒鬼:HPがだるま師匠並みの9900、ごく僅かの妖怪でしか先手が取れない程の素早さで単発300前後ダメージの攻撃が1ターンで2~3回飛んでくる。
  • 『2』のあやとりさま:2回行動可能且つサークル回転不可=おはらい不可にした上で全体混乱とりつきのコンボ。さらに高いステータスから全体妖術攻撃を毎ターンのように放ってくる。おまけに必殺技は400超のダメージを全体に問答無用で与えるというもので、レベル99であっても耐えることは難しい。
  • 『2真打』のカブキロイド:高威力全体攻撃を連発。そしてこちらの全ステータスを大幅に下げるデバフを連発してくる。バスターズTで出てくるのは友達に出来る方を単に巨大化しただけで真打ボス版より遥かに弱い。
  • アゲランクの秘宝による高ランク妖怪の冷遇
    • 評価点で先に述べた通り、アゲランクの秘宝はバスターズTの実装で追加されたアイテムの1つで、使った妖怪のランクとステータスを上げるという効果を持っているが、これを元々ステータスが優秀な低ランク妖怪(例:そらミミズク・ぶようじん坊など)に使うと、そこらの高ランク妖怪をはるかにしのぐステータスを持った妖怪が誕生する。
    • 一方、最高ランクのSランク妖怪たちはアゲランクの秘宝でステータスを強化出来ない上、サボり率や必殺技の回転率もランクを上げた低ランク妖怪に圧倒的な差を付けられているため勝っている点がまるでない。従ってよっぽど優れたステータスやスキルを持っていない限り、普通のSランク妖怪がアゲランクの秘宝を使用した低ランク妖怪に駆逐されるという事態が起こっている。
    • 更に、アゲランクの秘宝によって強化した進化前の低ランク妖怪よりも進化した妖怪の方が弱くなるという異常事態も往々にして存在する。(例:天下無僧・怒気ドキ土器など) ネット民からは悲報と揶揄されている。
    • 『スシ/テンプラ』の問題点で記述されている、高(S・A)・中(B・C)ランク妖怪の極端な弱体化もこの問題を引き立てている。

総評(スキヤキ)

『スシ・テンプラ』で問題視されたシステムとバスターズTは連続のアップデートで挟む必要はあったが大方改善され、追加要素はそれなりに好評を得る事が出来た。発売時点で旧女主人公フミちゃんの扱いはパラレルワールド展開だが同時にアニメ版を境に埋もれていた初代の設定を守っている。

それでいても完全に払拭したわけではなく、スキヤキでの新たなバグや問題点も生まれてしまい、面倒な連動商法はさらに悪化させてしまう。善し悪しが激しい理由も相まって評価は分かれる。 クオリティは決して劣っていないので『3』で選ぶ場合はスキヤキを購入するといいだろう。


余談

  • ストーリーで序盤から最後まで一緒に行動していた少年・マックの存在がクリア後急に消える。自宅に行ってみても、立っているのは姉と世話係のみで彼の姿はどこにも見当たらない。そんな状態なのにイカダに乗った際には通常通り台詞が表示される。なお、バスターズTではクリア後もキャンプで彼の姿を見ることが出来、大型更新4.0のあるクエストをクリアすると彼の自宅にも現れるようになる。
  • プリチー族のSランク妖怪「カルラ」が何故か桃コインではなくフシギ族用の黄色コインで出現する。設定ミスか?
  • 妖怪大辞典を見ると、一部の妖怪で表記ミスが目立つ。
    • ロボニャンはレア妖怪だが、メダル一覧にレア妖怪を示す「R」表記が抜けている。逆にウィスパーとウィスベェはレア妖怪じゃないのに「R」表記がなされている。
    • 『赤猫団』と『白犬隊』の両方連動で登場するB-USAピョンはメリケン妖怪に属さないが、何故かメダルがメリケンメダルとなっている。
  • 本作のイナホは6章で妖怪ウォッチU2から妖怪ウォッチドリームに付け替えているが、アニメ版では最終回まで妖怪ウォッチU2のままであった。アニメ『妖怪ウォッチ!』でも引き続きU2を使っている。
    • そしてアニメ版ではDX玩具で再現不可能な「妖怪ウォッチUでドリームメダル召喚」をやらかした。また、アニメで主人公が使うメダル対応ウォッチとしては現役最長の2年8か月。
  • そして久しぶりのシリーズ最新作『妖怪ウォッチ4 ぼくらは同じ空を見上げている』が2019年6月20日にNintendo Switchで発売。後に完全版『4++』がNintendo Switch/プレイステーション4で発売。
    • こちらも同じくバトルシステムの一新や新要素が追加されている。
    • 不満の声が届いたのか未空イナホは操作キャラから外され、フミちゃんが操作キャラとして戻ってきた。
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最終更新:2024年02月01日 18:15

*1 2014年1月のアニメ化。イナホ初出は2015年7月アニメ先行登場で1年半のラグがある。