ポケットモンスター サン・ムーン

【ぽけっともんすたー さん・むーん】

ジャンル RPG

対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 ポケモン
開発元 任天堂
制作 ゲームフリーク
発売日 2016年11月18日
定価 4,980円
プレイ人数 1~4人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし(管理人裁定による)
ポイント ポケモンの世界観に一石を投じた作品
賛否両論が激しいキャラクターとストーリー
対戦環境のバランスはやや改善
評価点もあるが練り込み不足も目立つUIと新システム
ポケットモンスターシリーズ関連リンク


概要

発売20周年を迎えたポケモンシリーズの最新作。
同年はVC版初代で久々にポケモンに触れたプレイヤーが復帰したり、スマートフォン向けゲーム『Pokemon GO』が社会現象を起こしており、シリーズへ特に注目が向けられていた年でもある。
舞台はハワイをモチーフにした南国のアローラ地方で、4つの島を舞台にこれまでとは一味違う冒険に挑む。


特徴

  • 時間は『サン』だと通常通りの時刻になるが、『ムーン』だと半日ずれた時刻でプレイすることとなる。
    • 条件を満たすことで両バージョンとも別のバージョンの時刻に切り替えられる。
  • 冒険は「島めぐり」
    アローラ地方はメレメレ島・アーカラ島・ウラウラ島・ポニ島の4つの島で構成されていて、各島に数人ずつ存在するキャプテンが下す「試練」を突破していく。その島のすべての試練を突破するとしまキング/しまクイーンと戦う「大試練」に挑むこととなる。
    • 試練は、試練場所にて試練開始→ミニゲーム→ぬしポケモンとの対決で構成されている。
      • ミニゲームは「試練場所にいる野生ポケモンを倒す」「簡単なクイズに答える(どれを選んでも正解なものもあったりする)」など様々。
      • ぬしポケモンはステータスを上げるオーラをまとっている。さらに後述の仲間を呼ぶシステムで他のポケモンと連携してくるため、こちらのレベルや相性が有利でも油断はできない。
      • 試練中は野生ポケモンやぬしポケモンの捕獲や外へ引き返すことはできない。
    • 大試練はその島ですべての試練を終わらせた後に挑戦する。しまキング/クイーンは手持ちポケモンのタイプを統一しており構成はジムリーダーそのものだが、後述するZワザを使ってくるので一筋縄ではいかない。
  • ポケモンの力を借りて進む「ライドギア」
    • 旧作のじてんしゃ・ダウジングマシンや秘伝マシンが削除され、新たに導入された代替システム。
      • ただし、技自体はなくなったわけではなく戦闘で有用だった秘伝マシンは技マシン化し、その他の技も一部のポケモンがレベルアップで習得する。
      • また、フラッシュ、あなをほるなどの技もフィールドで使えなくなっている。そちらは対応する代替ライドポケモンは用意されていない。
    • Yボタンでメニューを開き、そこから乗るポケモンを選択する。また、十字ボタンそれぞれに使いたいポケモンを登録することでワンボタンでポケモンに乗れる。
    • 乗ることができるのは以下のポケモンたち。ストーリーの進行に伴って乗れるポケモンが増えていく。
+  ライドポケモン紹介
  • 「乱入バトル」システム
    • 戦闘中に野生ポケモンが仲間を呼び、1VS2の状況を作ってくる。相手が同時に3匹以上呼ぶことはないが、こちらがもう一匹出すこともできない。
    • 呼びだされるのは基本的に同種だが、低確率で進化形を呼んだり(タツベイ→ボーマンダなど)、天敵が乱入してくることもある(サニーゴ→ヒドイデなど)。
      • 天敵が呼び出したポケモンを攻撃対象にする為、そちらを捕獲対象としている場合は注意が必要である。
    • 相手のHPを減らしたり、道具「ビビリだま」を活用することで仲間呼び率がアップし、呼んできた仲間を倒し続けることで連鎖が発生する。
      • 呼びだされた仲間から得られるきそポイント *1 は2倍になるほか、連鎖回数につれて隠れ特性・色違い・道具所持出現率がアップし、さらに特定回数を突破すると個体値のどこかがV *2 になり、そこからも続けるとV箇所も増えていく。
      • ただし、乱入してきたポケモンを残すと連鎖は途切れてしまう。
  • 新たなポケモン図鑑「ロトム図鑑」
    • 電子機器に入りこむ性質を持ったポケモン・ロトムが入っている図鑑。図鑑に入ったことで人の言葉で話せるようになっており、次の目的について私情を交えながら話す。マップ移動中は常時下画面に表示され、マップ・自分の位置・次の目的地を表示してくれる。
    • 図鑑自体の機能も変化。
      • 図鑑完成度がパーセントで表示されるようになったほか、図鑑評価もロトムが行うようになっている。
      • 『XY』の図鑑が3つの地方で分かれていたように、4つの島でそれぞれ図鑑が異なる。
      • 図鑑のページが同じ系列や共通点のあるポケモン(「キャタピー系」や「ケンタロスとミルタンク」など)で1ページになっており、ページが完成すると称賛してくれる。
      • 進化や交換で図鑑が埋まった場合にも図鑑画面が表示されるようになった。
      • 説明文も通常とは異なった姿やメガシンカした状態のものが用意された。
  • ポケモンの力を極限まで引きだす「すごいとっくん」
    • 「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」をすごいオヤジに渡すことで、金はすべての個体値をMAXに、銀は指定した1か所だけMAXにする。ただし、Lv100にしないと利用不可。
    • これによって鍛えた箇所は本来の個体値と別枠で数えられる。そのため個体値でタイプの決まる「めざめるパワー」のタイプは変わらず、鍛えたポケモンからタマゴを作っても遺伝するのは元の個体値になる。
  • ポケモン関連
    • アローラの気候で独特の変化を遂げた旧作のポケモン「リージョンフォーム」
    • リージョンフォームは旧作に登場したポケモンの亜種で外見やタイプが異なる。「○○(アローラのすがた)」とも表記される。なお、本作では『赤緑』初出のポケモンに限定されている。
      • 例として炎タイプだったキュウコンは氷・フェアリータイプになり、進化方法・特性・習得技なども変化している。また、画面からはみだすほどのサイズになった強烈な見た目のナッシーは大きな話題となった。
  • 守り神
    • いわゆる「準伝説」。名前が「カプ・〇〇〇」、各自がそれぞれ登場時に「フィールド」と呼ばれる場 *3 を発生させる特性を有している。
    • 準伝説特有の高水準なステータスに加え、「フィールド」によりオートバフするためスペックが非常に高い。
      • フィールドの効果は自分だけでなく相手や味方にも作用する。相手に利用されてしまう恐れもあるが、上手く使えば手持ち全体のスペック底上げを狙える点が魅力。
  • アローラ地方の脅威となる「ウルトラビースト」
    • 異空間から現れた謎の存在。通称「UB」。どの種もこれまでのポケモンにない異形の姿をしている。
    • 本編ではコードネームで呼ばれており、クリア後のストーリーで捕獲することで種族名が明らかになる。
    • また、UB捕獲用の特別なモンスターボール「ウルトラボール」が用意されている。もちろん他のボールでも捕獲可能。
    • 種類によってはどちらかのバージョンにしか出現しなかったり、1つのソフトで複数匹登場するものもいる。
    • 準伝説でその性能は非常に特徴的。
      • 共通の特性「ビーストブースト」は「相手を倒すと自分のもっとも高い能力値1か所が上昇する」という使い勝手がいい効果。
      • 種族値 *4 は極端に高い箇所と低い箇所が混在しているため、全体的にピーキーだが使いこなせれば強力なポジションにある。
  • その他
    • 『XY』で初登場し、他媒体で特別な姿を見せたジガルデは、アローラ地方のあちこちにある「ジガルデ・セル」を回収することでその数に応じて生成可能になった。通常のジガルデに加えて、新たに2つの姿が追加された。
    • 「カプ・コケコ」「タイプ:ヌル」など約物を使うネーミングのポケモンも登場した。
    • 技の習得タイミングに「進化したとき」が追加された。何レベルで進化しようが進化した時点で習得する。
    • シリーズ初の進化する伝説のポケモンが登場した。
    • ポケモンの親を判別するトレーナーIDが5桁から6桁になった。ただし、IDくじは従来通り下5桁による抽選である。
    • 体験版をプレイすると特別な特性「きずなへんげ」ゲッコウガが入手可能。条件を満たすとアニメからの逆輸入ポケモン「サトシゲッコウガ」に姿を変える。ただし、タマゴを発見できず、レーティングバトルにも参加不可能。
  • 対戦関連
  • ゼンリョクの攻撃「Zワザ」
    • 「Zリング」と「Zクリスタル」を使って発動する。
    • Zクリスタルは各タイプ+特別なZワザの分だけ存在し、対応するクリスタルを持たせた状態で技を選ぶとZワザに変化し発動する。消耗品ではないが戦闘では一戦一回のみとなっている。
      使用時に主人公がZワザの種類に応じてポーズ(ゼンリョクポーズ)をとる演出が入る。
      • 攻撃技を選ぶと威力が元の数値に比例して大幅に上昇する。
      • 補助技は使うと「技ごとに異なる追加効果(バフ効果、HP回復など)→通常の補助技発動」となる。
      • 専用技はそのポケモンに対応したZクリスタルに加えて、特定の技を覚えていることが発動条件となっている。対応するポケモンはアローラ御三家やカプ系などごく一部に限られる。
      • 細かな仕様として、メガストーンと同じく道具に影響する技を受けない。
        Z攻撃技は「まもる」系の技を使われても本来の威力の1/4だけ貫通ダメージを与える。「めざめるパワー」はノーマルタイプ扱いで、タイプ設定のない「わるあがき」のみ使用不可。
        「かなしばり」や「アンコール」「ちょうはつ」などでその技が使えなくなっている場合でも、Zワザに変化させることで通常通り使用できる。
  • 対戦形式
    • 新たなバトルとして「バトルロイヤル」が追加。
      • 「ロイヤルドーム」という施設で遊べる。4人のトレーナーがそれぞれポケモンを出し、誰かが全滅したターンで試合終了。倒した数と生き残った数の合計により順位が決まる。
      • ロイヤルドームでは1勝するたびに次のランクへの挑戦権が得られ、ランクが上がるともらえるBPが増える。ちなみに最下位になってもBPはもらえる。
    • ネット対戦のフリーバトルでは、伝説級のありなしも選択してマッチングができるようになった。
    • レート戦は『ORAS』同様5世代以前が出自のポケモンは出場できないものの、6世代産のポケモンは出場させることは可能 *5
    • トリプル・ローテーションバトルは廃止された。これについては後述。
    • フリー・レート問わず、Wi-Fi対戦開始時にメッセージを表示させる機能は削除。6世代で一部ユーザーが不快なメッセージにしていたのが原因と思われる。
  • 対戦環境の調整
    • 『XY』に続き今回もマイナー級を中心に種族値の上方修正が行われ、今一歩だったところから強化されて使いやすくなったポケモンもいる。
      • また、新たに特性が追加・変更されたポケモンもいる。ゲンガーのように暴れすぎて特性を変更されたポケモンもいれば、後述のぺリッパーやコータスのように大幅強化されたポケモンもいる。
    • 「おやこあい」「いたずらごころ」「はやてのつばさ」「○○スキン」など強力すぎる特性は利便性を殺しきることなく弱体化されている。また、天候特性が新たにコータスやペリッパーに追加された。
    • 「みちづれ」「ダークホール」「ぜったいれいど」などの強力な技を始め多くの技が上方/下方修正された。
    • 猛威を振るってきた状態異常についても、「まひ」は素早さの下降補正が1/4から1/2に低下、「こんらん」は自滅率低下、「やけど」はダメージ減少など、状態異常一辺倒の戦法は成立しにくくなっている。
    • 他「メガシンカしたポケモンが最初からメガシンカ時の素早さで動けるようになった」「特性や道具のダメージによる相打ちは、ダメージを与えた側が負けになる」など大きな変更がなされた。
    • 1ターンごとの制限時間は「1人持ち時間10分、1ターンにつき1分まで」という形になり、長い間問題になってきたTODがようやく改善された。
  • バトル施設「バトルツリー」
    • 内容は従来のバトル施設と同じだが、戦った相手トレーナーをBPでスカウトすることで、マルチバトルのパートナーにできたり、1日1回、連勝数に応じて景品がもらえるといった特徴がある。
    • 特定の連勝数で戦える「バトルレジェンド」として、レッドとグリーンが『BW2』からさらに年を重ねた姿で登場。
    • スーパーバトルになると10戦ごとに特別な相手と戦う。本編に登場した人物のほか、『DPt』のシロナ、『ORAS』のミツルなどのゲストとも戦える。
  • 対戦関連の新要素(2017/1/31のアップデートより)
    • 「仲間大会」
      • PGLとの連動でユーザー主催の大会を開催できる。大会の内容はインターネット方式かライブ方式かで選択できる。
    • 「QRバトルチーム」
      • 自分が作成したバトルチームをPGLにアップし、そのQRコードを読み込むことで他のプレイヤーも利用できる(ただし、ポケモンの色違いやなつき度などは反映されない)。
      • 公開したバトルチームは対戦に使用された回数と勝利回数が表示され、それに応じて公開者の「ビルダーランク」が上昇し、公開できるチームの数が増えていく。
      • ポケモンの種類はもちろん、技や持ち物を条件にしても検索が可能。
      • これにより対戦をライトユーザーでも楽しめるようになり、他プレイヤーの構築も簡単かつ大量に参考にできるようになり、遊びの幅が広がった。
  • ポケモンの手入れやリフレッシュをする「ポケリフレ」
    • 基本的なシステムは第六世代のポケパルレと同じだが、少し差異がある。
    • 戦闘終了後や状態異常になった際、戦闘でついた汚れなどを掃除したり、状態異常を治療する特別メニューが追加される。
    • ポケモンに食べさせるものはポフレから「ポケマメ」に。ポケマメはポケモンセンター内にあるカフェで飲み物を頼んだオマケやポケリゾートで入手可能で、ふつう・がらつき・にじいろと3段階に分かれている。にじいろは1個でなかよし度を3アップできる。
      • また、各地にあるマラサダショップで「マラサダ」をポケモンに食べさせることでもなかよし度を上げられる。マラサダの味と好みは『RS』のポロックに共通。
    • ポケパルレからカメラ遊びとミニゲームが削除され、「あそび」のパラメーターは「なでなで」に置き換わっている。
  • ポケモンたちの楽園「ポケリゾート」
    • 管理人のモーンとともに発展させていくリゾート。ボックスに預けているポケモンがのびのびと暮らしている。
    • ここではポケリフレで使用するポケマメが通貨的存在になっており、ボックスに預けているポケモンが一定数いる状態でかつポケマメを消費することで、リゾートの開拓・開拓(レベル上げ)が可能になる。
      • 各リゾートにはポケマメを入れるボックスがあり、入れた数と種類に応じてリゾートにスピードや確率上昇などの効果を与える。がらつきやにじいろを入れることで効果はさらに大きくなる。がらつき・にじいろをふつうのポケマメに換えて数を増やしたり、ポケマメを別のプレイヤーのリゾートに届けることもできる。
+  5種類のリゾート
  • 「QRスキャン」と「島スキャン」
    • QRスキャンは名前の通り、QRコードを3DSの本体カメラで読み取ることでポケモンを見つけ出すもの。図鑑では「見つけた」扱いとなるため、生息地の把握が可能に。
+  詳細
  • ポケモンを写真撮影する「ポケファインダー」
    • 特定のポイントでロトム図鑑に内蔵されたカメラを使うことで野生ポケモンの撮影ができる。規模こそ縮小しているが『ポケモンスナップ』に近い。
    • 1度の撮影で6枚撮影することができる。撮影した写真はアップすることでNPCから評価がつき、評価数に応じてファインダーがアップデートされて機能が追加される。
      • 1つの撮影ポイントに出るポケモンは数種類おり、レアなものや昼夜によって出現が分かれるものがいる。
  • 通信機能「フェスサークル」
    • メニュー画面からいつでも直行できる、店が立ち並び通信したプレイヤーがいる特殊な町。『BW2』のジョインアベニューとフェスミッションに近い。
    • 第6世代のPSSのように、ここからGTS・バトルスポット・ミラクル交換に入ったり、通信しているプレイヤーを探せる。
    • ここでの通貨はFC(フェスコイン)。赤い吹き出しを出している人と会話する、アトラクションの報酬、GTSやバトルスポットの利用後に人と話すなどしてもらえる。
      • FCを使うことで店の利用ができるほか、他のプレイヤーから店を誘致したり、相手が着ている服と同じ服を買える。
      • 集めた総FCが一定枚数に達するとフェスサークルがランクアップ。ランクに応じて、フェスサークルに名前を付けられたり、BGMや外観を変えられるようになったり、一部機能が解放されたりする。
      • 店のランクは最大★5 *6 までとなり、後天的には上がらない。ランクの高さに応じて受けられるサービスも増える。
    • 店は最初から敷地すべてに建てられており、建て替えるには「ランクアップするたびに中央の城でマーマネに紹介してもらう」か「他のプレイヤーから誘致する」かのどちらかとなる。
      • 店はボール屋や薬屋など市販品の販売から、きそポイント稼ぎ・レア道具の入手・レベル上げなどやりこみに役立つものも。
    • アトラクションはフェスサークルに来たプレイヤーと挑めるミニゲーム。種類は「○○タイプが好きな人を探す」「タイプ相性クイズ」など豊富。スコアは★の数で現わされ(最大5つ)、それに応じてもらえるFCが決まる。
      • 通信をすることで他プレイヤーの開いたアトラクションに参加できる。スコアは個人スコア+参加者全員のトータルスコアで★の数は最大10となり、それだけ報酬も増える。
    • 中央の城ではマーマネのほかに、グローバルアトラクション参加、フェスサークルの模様替え、現在フェスサークルにいるプレイヤーの呼びだしができる。
      • グローバルアトラクションは世界中のプレイヤーと協力して「参加者で合計ポケモンを1億匹捕獲」「島スキャン100万回」といった目標を目指す。達成すると報酬がもらえる
  • その他過去作からの変更点・復活した要素
    • 言語は第6世代の7言語に加え、中国語の簡体字と繁体字が追加されて9種類になった。
      • ただし、中国語を選んでも主人公の名前やポケモンのニックネームに漢字は使えない。
    • 人間キャラの等身がマップ画面でも上がった。
      • ダンジョンや建造物もそれに合わせて高くなっている。
    • 道具の値段や効果に修正が加えられ、利便性が増したり反対に悪化した。
      • 前者はいいキズぐすり(回復量10増加)や「フィラのみ」等(回復量が1/8から1/2に強化)、戦闘用アイテム(値上がりしたが効果2倍でターン消費を抑えられる)、後者はすごいキズぐすり(回復量80減少)やあなぬけのヒモ(450円値上げ)など。
    • 着せ替え要素の復活
      • 舞台が南国のためか全体的に夏服が多い。キャラクターやポケモンを模したような服も存在する。
      • 髪型のパターンも増え、女主人公はリップも塗れるようになった。帽子飾りの代わりにサングラスや髪飾り(女主人公限定)も着けられるようになった。
      • フェスサークルの染物屋ではきのみを使って白い服を染めることもできる。
    • ミニイベントの増加
      • 特定のポケモンを見せる、ちょっとしたミニゲームをプレイするなどして遊べる。報酬も得られるのでやる価値は大きい。

評価点

  • ライドギアの導入・秘伝技の廃止
    • 秘伝マシンは大半が戦闘で役に立たない、手持ちの技構成を圧迫しがち、クリア後の冒険にも支障が出るなど煩わしい要素であり、『BW』で緩和されたものの依然面倒だった。それが改善されたことは大きい。
    • ライドギアは4つまで十字ボタンに登録することができ、スムーズに呼び出すことができる。
      • 例えば上ボタンにリザードンのライドギアを登録すれば、上ボタンを押すだけでいつでも従来の作品における「そらをとぶ」相当の移動ができる。
  • 「ポケリフレ」でポケモンとの触れ合いがより多彩に
    • 『XY』『ORAS』の「ポケパルレ」と比べ、ポケモンを色々な方法で可愛がれるようになった。
    • また、戦闘中に受けた状態異常もこれで治せるようになったため、道中で回復アイテムが不足した場合には有難い。
    • 800種に色違いと姿違いを含めた全てのポケモンに対応しており、UBなどのデザインに難色を示したユーザーがリフレをきっかけに印象が変わったという感想も見られた。
    • 現在地の地形が背景に反映されるようになり、ポケモンとその場で触れ合っている雰囲気がより強化された。
    • ただ、ミニゲームがオミットされたのは難点。
  • 一部準伝説・伝説ポケモンの出現数増加
    • 今作では一部の伝説・準伝説ポケモンがなんと複数匹(最多では4匹)入手できる。
    • パッケージポケモンであるソルガレオ/ルナアーラも1つの作品で2匹入手可能。
    • これによりGTSや友達との交渉がしやすくなり、もう片方の作品限定のポケモンを入手しやすい。
  • BGM
    • シリーズの目玉のひとつである上質なBGMは本作でももちろん健在。
    • 民族調な曲も多い一方、それと傾向がまるで異なる2つの組織のBGMなど幅広いものが揃っている。昼と夜で曲調ががらりと変わる曲も多い。
    • レート戦などで音楽を選択する際今まで番号だけで分かりにくかったがBGMのタイトルで表示されるようになり分かりやすくなった。
    • 『ORAS』のバトルハウスでは音楽は4つしか選択肢がなかったが、今作のバトルツリーでは全曲の中から選べるようになった。
      • フェスサークルでレベルを上げるとBGMの変更が可能になり、雰囲気を自分好みに変えられる。
  • バトルスタイルの変更
    • ボールの投げ方と決めポーズを変更可能に。
      • 「両手で下からボールを投げる」「トレーナーが一回転してからボールを投げる」など、これまで1種類しかなかった投げ方に個性が生まれた。
      • 決めポーズは対戦前に表示される。「ガッツポーズ」「ピース」などのポーズを楽しめる。
    • ミニイベントをこなすことで入手可能。全8種類(デフォルトの「ふつうのスタイル」も含む)。
  • 育成環境
    • 従来作で厳選する上で最重要施設であった「育て屋」が「預かり屋」へと変更され、その他様々な仕様変更が行われた。
      • 前作までは手持ちがいっぱいだと手持ちに空きを作るまでタマゴがもらえなかったが、本作は後述の通りタマゴを直接ボックスに送れるようになったため、手持ちがタマゴで埋まっている状況でもボックスに新たなタマゴを溜めておけるようになり、孵化効率が大幅に向上した。
      • 「預かり屋」なので「育て屋」と違い歩数に応じた経験値が入らないが、このため遺伝させたい技が消えないようにあらかじめレベルを上げたり、いちいち引き出す手間が省かれた。
        利用料は一回最低100円から500円固定に変更されたが、低レベルのポケモンを預けっぱなしにしても値上がりしないので総合的には過去作よりずっと経済的である。
      • ボール遺伝の仕様が変更。オス・性別不明のポケモンとメタモンを預けても、親のボールを受け継ぐようになった。また同種のポケモンを預けた場合、両親のどちらかのボールを受け継ぐ。
        これにより、一部のポケモンは従来作では不可能だったサファリ・ガンテツ・コンペボールと隠れ特性の両立も可能になった。
      • 預かり屋までライドで直接行けるため、孵化速度を速める特性「ほのおのからだ」持ちさえいえばすぐに厳選ができるようになった。
      • 常に視界にタマゴをくれる人がいるので、もらえるようになったタイミングも分かりやすい。
      • 預かり屋の中にめざめるパワー判定人もいるため、孵化したポケモンがどのタイプのめざめるパワーを使えるのかもすぐに判定できる。
      • タマゴ発見率の上がる「まるいおまもり」は図鑑完成関係なくクリア後に入手可能。色違い出現率の上がる「ひかるおまもり」も入手条件が全国図鑑完成からアローラ図鑑完成に緩和された。
    • ステータス画面でYボタンを押すことによりきそポイントを振ったところが目視できる。
      • 1ヵ所へ極振りした時はそこが光り、全部振り終わったときは全体が青くなる。
    • すごいとっくん
      • このシステムにより理想個体でないポケモンの個体値を補えるため、伝説など卵を作れないポケモンや配布ポケモン厳選に時間をかける必要が無くなった。また希少である色違いポケモンも使いやすくなりとても好評。
      • 過去作では不可能だっためざ闘・岩・炎・エスパーと最速の両立が可能になり、同速ポケモンに競り負けることを気にせず採用できるようになった。
    • ハートのウロコ
      • 実質的にハートのウロコをお金で大量に買えるようになった。(無料でも1日に14個は入手可能)
      • 使い道の技思い出しについても現在のレベル以降に覚える技も思い出せるようになったことで、わざわざレベル上げをする手間がなくなった。
    • 個体値ジャッジ
      • 殿堂入り後、タマゴを20個以上孵化した状態でバトルツリーPC付近のNPCに話かけるとボックス画面から各ポケモンの個体値を見れるようになる。個体値はグラフとコメントで表示され、具体的な数値は表示されないものの0・U・Vは正確に把握できる。これまでは面倒だった判定を容易に行えるので大きな改善点と言える。
    • 乱入バトル
      • 31連鎖以上することで4V固定のポケモンが確実に出てくるようになる。第6世代までは最大でも3V固定だった。孵化親やメタモンなどの調達に役立つ。
    • ポケリゾートの存在によって非売品の進化石も量産しやすくなっている。
  • パワー系道具を持たせた時に上昇するきそポイントが+4から+8に強化された。
    • きそポイント振りが短縮できるようになったが、細かい調整は若干面倒になった。
  • 改善されたUI関連
    • 手持ちがいっぱいの時にポケモンを捕まえたりタマゴをもらった際、手持ちに加えるかボックスに送るかなどを設定で選択できるようになった。この際にステータスの確認も可能。
      • これにより上記したタマゴ以外にも「特性が目当てではない方なので捕獲作業を続ける」「Vが欲しいところに来ていないのでリセット」等がいちいち戦闘終了後にメニューを開きなおさなくてもその場で可能になった。
    • 『BW2』で好評だったバッグのフリースペースが復活した。
    • 対戦時のBGM変更についても曲名表示や変更可能時間が伸びたことで利便性が向上している。
    • ポケモンに技を覚えさせるかの確認の際、技がいっぱいで覚えられない場合の説明やキャンセル時の確認が削減された。地味ながらこの改変は結構大きい。
    • 野生ポケモンとの戦闘時にYボタンを押せば、最後に使ったボールをワンタッチで使用できるようになった。
      • 代わりに、最後に使った道具をワンタッチで使える機能が廃止された。
  • パソコン・ボックス関連
    • パソコンを起動するとボックス画面に直行するようになった。前述の通り図鑑評価はロトム図鑑が担当し、殿堂入り回数と参加ポケモンはリーグ前のNPCに話しかけることで確認できるようになった。
    • ボックス画面は従来の「ボックス整理」に加え、「持ち物整理」「バトルチーム設定」にもワンタッチで移行できるようになり、非常に使いやすくなった。
      • バトルチームは過去作のバトルボックスの上位互換となっており、最大6つまで設定したり、1匹のポケモンを複数のチームに登録することが可能。なお、これに設定したポケモンはボックスの元の位置を離れない。
    • 条件を満たすことで、個体値のジャッジもボックス画面からできるようになる。わざわざ特定のポイントまで行き1体ずつ確認していた過去作よりも大幅に確認作業の手間が減ることになった。
  • フリーバトルの仕様変更
    • 今作は第六世代とは異なり、参加する際特定の伝説ポケモン(禁止伝説級)の使用の有無を選べる様になった。
      • 第五世代に存在した伝説なしフリーバトルが復活し、両者の住み分けがなされ快適に遊べる様になった。
  • 戦闘画面の変化
    • HPバーと特性発動時のカットインが大きくなり、視認性が向上した。
    • 技選択画面や交代画面で、場に出ている相手のポケモンに対するタイプ相性が表示されるようになった。タイプ相性に不慣れな初心者に優しいのはもちろん、中級者以上にも地味に便利な機能。
      • 通信対戦では無条件で表示されるが、野生ポケモンやNPC相手では一度倒したことがないと表示されない。ただ、「このポケモンはどんなタイプを持っているんだろう」と試行錯誤する楽しみもある。
      • 表示されるのはあくまでも本来のタイプ相性で、一部タイプの技を無効化・半減する特性の効果までは考慮されない *7 。「めざめるパワー」などのタイプ表記が異なるものになる技も、ちゃんとしたタイプで相性判定される。
    • これまでは外部媒体でメモを取るか記憶する必要があった要素をゲーム内で確認できるようになった。
      • 下画面に表示されるポケモンのアイコンをタッチすることで、ステータスのバフ・デバフ効果や壁、天候技などの残りターン数が分かるようになった。
      • 通信対戦時はYボタンを押すか相手の名前をタッチすることで最初に見せた6匹のポケモンが暗めに表示され、場に出たポケモンは明るく表示される。これにより相手の選出や控えポケモンを常時確認できる。
  • ポケリゾート
    • 木の実栽培は水やりや虫ポケモン退治をせずともたくさん収穫できるようになった。収穫時も旧作のようにいちいちAボタンを押さずともタッチでスムーズに収穫できるのは評価点。
    • きそポイント振りは(レベル3の場合)30分で4ポイントずつ溜まり、細かい調整も可能。寝る前や通学通勤前に仕掛けておけばその間に自動で振ってくれるのでいちいち自分でやる手間が省けて効率的。
    • ぽかぽかリゾートでは最大で一気に18個まで孵化できるので、かなりの数の未孵化のタマゴがあっても消費しきれる。理想的なポケモンが孵った後の残りのタマゴの処理が楽になった。
    • いずれもマメを消費することで倍速化が可能。マメ自体も最初にのびのびリゾートを開発しておけばまず不足することはない。
      • 開発しきるまである程度ポケモンを捕獲しマメを投資する必要があるが、その分見返りは大きい。
  • QRレンタルバトル
    • PGLへの登録が必須だが、初心者にとっては経験者のチームをQRで読み込んですでに構築されたパーティを使うことで、自分でパーティを作る時の参考に出来る。
    • もちろん公開されている以上、情報が基本的に相手に洩れるデメリットもあるが、膨大な厳選作業をしなくてもレーティングバトルを楽しんだりバトルツリーで稼ぎやすくなるので、バトルへのハードルを下げる役には立っている。
  • 仲間大会
    • ネット大会を開くには20人以上のエントリーがいるものの、これまでユーザー間で大会を開いた場合一々各自に集計したりフレンドコードを交換する必要があったのでその手間が省かれ気軽に開けるようになったのは大きい。
      • エントリー自体もPGLからワンクリックで済み、時間になったらQRコードを読み込めば即参加できるのでとにかく手軽。もし開催時間に急用が入って参加できなくともペナルティはない。
    • ルールもバンク経由や伝説級、Zクリスタルやメガストーンの使用を認めるかなど細かく定められるようになっており、お互いが公開していれば後から使用したパーティも確認できるため、その後のパーティ構築に役立てることもできる。
    • 参加者が100人を超える大規模大会になった場合は、その大会での使用ポケモンランキングや多かった技・持ち物まで観覧することが可能。
  • キャラクタークリエイト関連
    • 最初に選べる主人公の肌の色の濃さが『XY』の3段階から4段階に増えた。
    • 髪の色も『XY』の5色から、9色に増えた。また、カラーコンタクトの色も増加。
    • 衣服の種類が男女ともに『XY』の2倍以上に増えた。男物は3倍以上に増えており、男の子主人公のファッションがある程度改善。
    • 帽子を脱げるようになった。『XY』では出来なかったため地味ながら改善点と言える。
    • フェスサークルの染物屋できのみを使って染色する場合、本来はその店で取り扱っていない色に染めることもできる。(例えば、「あかぐみ」の店でもパステルグリーンやダークブルーに染められる)
      • 染物屋を1軒でも建てておけば、気分に合わせて様々なおしゃれを楽しめる。染められる色の総数も24色と多め。
      • ただし、きのみではビビッド系の色には染められず、取り扱っている店の★5を建てる必要がある。だが問題点にて後述するように店舗誘致の壁は高い。
    • キャラクターがフィールド上でもSD体型ではなくリアル寄りの体形で描写されるようになり、戦闘画面でも映るようになったため、『XY』以上に見た目を楽しめる機会は多い。
  • その他
    • いわゆる御三家ポケモンの最終進化系が専用技・専用Z技を獲得。従来の御三家に比べてアイデンティティが確保されている。
    • 2世代ぶりに追加されたボールであるUB捕獲用の「ウルトラボール」はこれまでにない幾何学的なデザイン・エフェクトをしており、概ねカッコいいと好評。
      • 実はUB以外のポケモンも捕獲可能。その場合恐ろしく捕まえにくくなるが *8 、手間がかかるだけにボールにこだわるマニアからは「コレクション要素の幅が広がった」と好意的に受け止められている。
        一度捕まえてしまえばウルトラボール自体は遺伝するのでユーザー間での交換・交流の活発化にも一役買っている。捕まりにくいだけに無限入手可能なのも嬉しいところ。
    • とある店を利用することで、やや面倒ではあるがプレミアボールを事実上無料で何個でも入手することが可能。
    • ボール開閉時のエフェクトが一新された。これまで共有のエフェクトだったガンテツボールにも固有エフェクトが追加されており、既存のモンスターボール共々エフェクトが派手になっている。
    • 通信機能ではフェスサークルとは別に第5世代の赤外線通信に近い「クイック通信」が新たに登場し、オフラインでの対戦・交換を従来作以上にスピーディーに行うことが可能になった。
      • ただしこれにより通信できるのは2人までで、4人での対戦はフェスサークルを介する必要がある。
    • 通信交換時に相手と簡単なメッセージをやりとりできる機能が追加。以前よりは相手に意思を伝えやすくなった。
    • 第6世代で好評だったミラクル交換や伝説・幻のポケモンの3V固定等の仕様は引き続き搭載されている。
    • 他方で削除された要素も存在し、この件は賛否両論・問題点の項目を参照。

賛否両論点

  • シナリオについて
    • 『BW』のようなシナリオ重視の作風となっている。そのため、人間キャラの描写・個性が強くなっており、気に入ったユーザーとそうでないユーザーとの間で非常に賛否が別れやすくなっている。
+  ネタバレ注意
  • シナリオや設定の練り込み不足
    • 各島にいる土地神ポケモン、アローラ地方を脅かすUB、対UB性能を持った人造ポケモンなど従来にない設定を持ったポケモンも多いのだが、うまく料理ができていない。
    • 例として終盤に各地に出現したUBを相手に土地神たちが応戦しようとするシーンが出てくるが、カプ・コケコ以外はカットされている *17
    • タイプ:ヌルはUBへの対抗策「ビーストキラー」として生み出されたという設定があるが、本編で活かされるのは一回だけ。
    • ほか、こまごました点だが描写に疑問を感じざるを得ない点がある。
      • Zクリスタルは試練・イベント・各地に点在するものを入手することになっているが、盗品から回収する、イベントも何もなく回収するだけの物もあり、こうしたものはゼンリョクポーズ伝授のシーンもない。
        さすがに全18タイプのZクリスタルの使い手や関連キャラを出すのは難があったからなのだろうが、「目玉要素なのに手抜きをするのはいかがなものか」という指摘も少なくない。
    • 後半になると島巡りとしての要素がどんどん薄くなっていく。最後の島にもなると、いきなりしまクイーンとの戦闘になる、何もしないキャプテン、キャプテンのいない試練などが出てくる。
  • ぬしバトルやしまキング/しまクイーン戦の難易度
    • 第6世代では「がくしゅうそうち」がパーティ全員に経験値が入る仕様になっていたのでゴリ押しが効きやすかった。本作でもその仕様は続投しているが、『BW』と同じくおたがいのレベルに応じて経験値取得量が増減するのでこちらのレベルがやや抑え気味になっている。
    • ぬしポケモンはオーラや仲間呼び、しまキング/クイーンはZワザを使うなど相手の強化点が多く、順当に育てるだけだと手強い。さらに、ぬし戦は仲間を呼んで命中低下や回復連打などの害悪戦法をしてくるため、突破困難になる時もある。そのため、従来よりも倒した時の達成感が大きくなっているとも疲労感が強くなっているとも。
      • シリーズ経験者でも初見だと苦戦するほどなので、初心者や低年齢層は勝てないまま長時間拘束されがち。
      • 一応、Zワザを使ったり状態異常技や強化されたステータス上昇道具を駆使すれば楽に勝てる。ただし経験者ならともかく、初心者や低年齢層は知らなかったり、うまく活用できない可能性が高い。
    • もっとも第6世代は低年齢層のことを考えたにしても簡単すぎるという意見が多かったので、手ごたえがある難易度になったことを評価する声もある。
      この辺りはポケモンという広い世代が遊ぶタイトルとしての難しさもあると言える。
  • ポケモン図鑑の内容
    • 「人を殺した」「他のポケモンを喰うor喰らう」など、今までと比べるとかなり生々しく、あまり低年齢層向けとは言えないような内容の解説文が過去作のポケモンに後付された。
      表現も、過去作で「子分の失敗を許さない」「獲物を待つ」と控えめな表現がされていた種族が本作では「失敗した子分を処分する」「獲物の喉笛目掛けて喰いかかる」とやや暴力的な表現になったり、肉食性かは曖昧だった種族が肉食性であると明言された。また、ポケモンによっては「トレーナーの命令を無視する/襲いかかる」という絆を否定する内容や「人間に駆除される」という記述も存在する。
      • このような説明文に対し架空の生物といえど「モンスター」であるために生々しさは当然と見る向きもある。一方で、「怒りすぎて死ぬオコリザル」のように生物感よりも馬鹿馬鹿しさがあると言われるものも少なくない。
      • なお、問題の中心は過去作ポケモンの設定への後付けであり、元から獰猛という設定だったポケモンや新ポケモンに関しては内容に関しては問題になりにくい。
      • 本作では進化や交換で図鑑に登録された場合も図鑑画面が開かれるようになったことで目に入る機会も増えているため、とりわけ話題になりやすい。
    • 総合すると、薄味気味だった従来作のものよりも好む層もあるが、その方針に嫌悪感を感じるプレイヤーもいる。解説文は作中であまり活かされないフレーバーテキストだが、「ポケモン」というキャラクターコンテンツにおいては重要なものでもあり、強い賛否をまねいた。
    • ただ、第6世代では存在しなかったメガシンカポケモンの解説文は否寄りの意見が多い。
      • メガシンカとはトレーナーとの絆の力で変化した戦闘特化形態であるが、「過剰なパワーに苦しんでいる」「メガシンカの力が脳に作用し暴走している」など矛盾した記述がされており、「絆の力とは何だったのか」と指摘されやすい。
      • 実際問題としてメガシンカ=絆の力という設定は大して重視されてなかったが、この解説文があることでメガシンカにまつわる設定との矛盾が起きており、明らかに世界観の否定となっている。
    • しかし、今までの図鑑説明の使い回しが一切ないのは評価できる。 *18 第5世代以降は過去作の図鑑説明の流用が顕著となっていたため、今作では図鑑を埋める楽しみが増えた。
      • すがた毎に異なる説明文が用意されているのも、ポケモンの特徴を詳しく知ることができるなどと、そう言った意味でも図鑑を埋める楽しみが増えたともいえる。
  • 戦闘以外の難易度が低下し、自由度も低いまま
    • 自由度の低さに関しては一部からはロールプレイングならぬレールプレイングと揶揄されるほどである。
      • 本作も低年齢層の配慮で『BW』や『XY』に近い一本道構成で、行き先の指示や(条件達成までの)通行止めが多く、自分で道を探して進んでいくという冒険の楽しみが希薄。
      • ただし過去作でも『初代』や『DP』の一定期間ぐらいしか攻略順を選べることはなく、通行制限自体は多かれ少なかれどの作品にも存在している。
    • リーリエ・ククイ・ハウが常に同行するので、一人とポケモンで旅をしているといった感覚はかなり薄い。
    • 島間の移動は「なみのり」ではなく船かリザードンフライトで行うのも冒険感を損なっている。
      • 作中で「島と島の間が離れておりポケモンが疲れてしまうから」と理由付けはされているものの、せっかくハワイ諸島を舞台にしているので広大な海を生かしたマップも欲しかったところ。
      • 連絡船初搭乗時にはムービーが流れるが、二度目以降はSEが流れてすぐ移動が終わるだけで演出・イベントは無い。テンポが悪くなくていいという意見もあれば、薄味すぎるとの意見も。
    • 行き先の指示
      • 下画面のマップでは次の目的地が表示され、さらに目的地が変わるたびにロトム図鑑がそこについて説明してくる。両方とも役に立つことには違いないが、そもそも本作は一本道ゆえにフラグ立てや行き先に難儀しない。初心者向けの配慮としても、自力で探索する楽しみを奪ってしまうほどに過剰である。
      • 「自力で探索したい」「簡単になりすぎる」などの理由から使いたくない場合でもON/OFFができないので、学習装置と違って対策が不可能なのも難点。
    • 回復スポット(ポケモンセンター含む)・強制回復が多く、地域によってはトレーナー戦と回復を交互に繰り返し続け、さらにボス戦の前には挑むかどうかの選択肢が表示されるなど親切な仕様がされている。
      • これらが導入された『BW』のころから、「わざわざポケモンセンターに行ったり回復アイテムを消費しないのは楽」という意見もあれば、「緊張感が削がれる」という意見もある。
    • しかし、クリア後の一部ボストレーナーは強制回復や選択肢もなしに挑んでくるものが少なからずいる。親切すぎる仕様に慣れたプレイヤーへのトラップとも、優しい仕様にしたいのか厳しい仕様にしたいのかどっちつかずともとれる。
  • リージョンフォームについて
    • 避けられない事項ではあるが、旧来のポケモンのデザイン改変についてはどうしても賛否が出ている。
      キュウコンやサンドパンなどは好評だが、ナッシーやダグトリオを筆頭に奇をてらったデザインのフォームをしたポケモンもいる。
      • 特にペルシアンは通常フォームのシュッとした顔つきから間抜けな丸顔になったことに対し嫌悪感を示すファンも多い。
    • 性能については原種の立場を完全に喰っているものも有れば、逆に原種より弱体化しているものも有る。前者の例はペルシアン、後者の例はダグトリオなど。
    • メガシンカとは異なる形での中堅ポケモンへのアッパー調整でもあるため、カントー出身のポケモン限定にされたことに対し過去作のファンからは「広い世代から選出して欲しかった」という意見もある。
  • 対戦バランスの大幅な改革。
    • これまでも一作ごとに対戦バランスは調整され、特に第6世代では大きな変更があったが、メガガルーラやファイアロー、いたずらごころなど依然として理不尽な要素が存在していた。
      本作ではこの部分が大きく調整され、強力すぎる特性や技に状態異常の弱体化、TODはルール改正がされるなど、大幅に理不尽さが減ったことで環境はかつてないほどに改善されている。
    • また、ファイアローの弱体化で動きやすいポケモンが大幅に増えた。
    • しかし、新たに導入されたZワザはその性質上、たった1発の攻撃でその試合の勝ち負けを決定付けかねない点より、問題視する人も少なくない *19
      • まもる貫通や補助技無視などの特性によりターン数が長引いたり一方的なハメが発生する害悪戦法への対策にもなるが、害悪以外の耐久型の立場も低下してしまっている。
      • Zワザが第5世代で賛否を招いた「ジュエル」の上位種であることも批判の要因の一つ。どんなポケモンに持たせても活用できるほどの有用性はあるが、強いポケモンが相性が不利なポケモンを無理矢理突破するために使われやすく、デメリットは一戦一回のみで他のジュエルの問題は据え置きなのも難点 *20
      • 他方で、これまで使いにくかった攻撃に2ターンかかる技(ソーラービーム系)や使ったポケモンもダメージを受ける反動技(もろはのずつき)等を一度だけ実質デメリット無視で出せたり、「はねる」「ハッピータイム」等の対戦で効果が無かった技に強力な追加効果が付いたりと、ポケモンのみならず技への救済にもなっている。
    • 「まひ」状態になった時の素早さ低下率が1/4から1/2になったが、高速型のポケモンにとっては半減でも機能停止同然になる場合もあり、あまり影響はない。一応ヤドランやナットレイのような鈍足ポケモンがでんじは込みで高速型のポケモンを抜くという調整が不可能になったが、この戦法が問題視されるほど強かったわけでもない。
      • むしろ「発生すると一方的なハメ勝ちにつながってしまう行動不可能率の方を下げてくれ」という意見も見られる。
    • 第6世代で色々議論を呼んだ事と新システムであるZワザ推しのためか追加メガシンカは無い。「妥当」という声もあれば、「未だ救済されないマイナー級もいるので今回も追加して欲しかった」という声も。
    • 総合的にまとめると「ガルモン」と揶揄されファイアローに多くのポケモンが縛られていた6世代を考えると、『SM』は活躍できるポケモンが大幅に増え戦略の幅自体は広がっている。ただし、Zワザの調整に異論の余地があったり、後述する「強すぎるポケモン」を新たに生み出しているため、根本の問題は結局のところ未改善である。
  • 持ち時間制の穴
    • TODが消滅したことで「有利な状況からTODを狙う」といった戦法はとれなくなっている反面、「最初から相手の時間切れを狙う」といった戦法がとれるようにもなった。
+  詳細
  • ガンテツボールが入手可能になったが、入手個数が少ない
    • 『HGSS』以来の復活であり、第五世代以降初出のポケモンと前述のボール遺伝の仕様変更で隠れ特性や厳選との両立が可能になったポケモンは併せて160種以上(進化系を除く)と非常に多い。
    • しかし、1つのセーブデータで各種1個ずつしか手に入らない。後にグローバルアトラクションの景品で特定のボールが貰えるようになったが、それでもどれだけスコアを稼いでも貰えるのは1個のみ
      • ガンテツボールの性能は一部を除き市販ボールのほぼ下位互換なのは相変わらず。同じく1個入手であるマスターボールのように確実に捕獲できるわけではないことから使い勝手は悪い。
    • 結局のところ、復活自体は非常に評価が高いものの、個数制限という枷が評価を落としてしまっている。
      もっとも、対戦にはメリットのない「自己満足」要素でしかない *21 ので気にしないユーザーもいる。
    • 孵化厳選可能な種族であれば、GTSやミラクル交換などでガンテツボール入りのポケモンをゲットできることがあるので、ガンテツボールを消費したくない場合はそちらで探すのも手。
  • 育成環境
    • 預かり屋に親のポケモンを預けた時点で2回目以降に受け取る卵の個体値、性別、特性が決定される仕様となったため、卵が見つかる前にレポートし、卵がかえったら個体確認→ダメだったらリセット→卵をかえす→といったいわゆる「爺前固定」といった効率のよい厳選が通用しなくなった。
      • ただし仕様変更のおかげで色違いポケモンをこれまで以上に入手しやすくなり、夢特性との両立も容易になった。

問題点

  • テンポの悪さ
    • 全編通して非常に強制イベントが多く、長い会話イベントが終わっても少し進めるとまた暗転してイベント、とプレイのテンポがかなり悪い。ゲーム開始から最初のポケモンをもらうまでに最短でも13分近くかかるのに始まり、エンディングに至ってはイベントとスタッフロールを合わせて30分もある。なお、イベントやムービーのスキップは一切できない。
    • ポケモンライドでリザードンに乗った際の演出も裏でロードしているためか飛ばせない。
    • 進化や交換でも図鑑登録されるようになったため、交換や育成だけしたい場合でも一々手間がかかる。
  • ポケモンライドの問題点
    • ケンタロス以外は仲間になるイベントが希薄で、唐突感がある。
      • 秘伝技は「自分のポケモンと一緒に困難を切り抜けていく」ことを表現していたが、こちらはNPCから貰った愛着のないポケモンと切り抜けていくというものであり、そのことに難色を示すプレイヤーもいる。
      • リザードンのみアローラに生息していない設定のポケモンのためやや違和感がある。
    • ケンタロスとムーランドは狭い道を通れない。また、前者は加速にBボタンが必須。後者は狭い道の先にものが落ちていることがあり、そこでは手探りで探すことになる。
      • このため、従来作の自転車・ダウジングマシンより小回りが利かない。
    • ライドスーツの強制着用
      • 着せ替えの差分を作るのが面倒だったのか、安全着に着替えるようになっている。安全着の着せ替えはない。
  • ダンジョンについて
    • エーテル財団編で訪れるウルトラスペースは、UBが本来住んでいる異次元空間であり、財団編のクライマックスとなるステージ。しかしその規模は小さな洞窟程度しかなく、似たような異次元空間であった『プラチナ』のやぶれたせかいと比べても明らかに小さい。
    • ウルトラスペースに限らず、本作は過去作と比べてもイベントが中心で短めのダンジョンが多い。
      • 最大の盛り上がりとなる敵対組織の本部も過去の悪の組織のダンジョンに比べると狭く、トレーナー数もそこまで多くはない。
    • チャンピオンロードに至っては今作の設定上仕方ないが、山をエレベーターで登るシンプルな構造である上に道中に登場するトレーナーが一人もおらず、冒険するという観点では著しくボリュームに欠ける。
  • 試練について
    • 最後のポニ島では現役キャプテンが取り仕切る試練が存在せず、いきなり大試練となる。
      • 一応過去の試練跡地を使用するイベントはあるものの、順序が大試練→通常の試練とおかしな事に…。ポニ島には現役キャプテン自体は存在するため、なぜ試練を持たない設定を与えたのか疑問である。
    • 大試練は4つという都合上、島巡りのスタンプ(従来のジムバッジに相当)の獲得間隔が大きくなっており、親が他人のポケモンを連れている場合、レベルが上がりすぎて戦闘中にお願いを聞いてくれなくなるケースが従来より発生しやすくなっている。
  • 全国図鑑の廃止
    • アローラ図鑑の301匹以外のポケモンは図鑑番号すら用意されておらず、鳴き声を聞くことも、3Dモデルを見ることもできない。
    • これらのポケモンは、ダウンロードソフト『ポケモンバンク』の図鑑閲覧機能でもテキスト欄が空欄になっている。
    • 前述の通り賛否両論だったため、図鑑説明にほとんど使い回しが無いこともあって新たな説明文を期待する者も多かった反面、過去作のポケモンに妙な設定を付けられなくなったことに安堵したり、使い回しを求めていたのにそれすらないことに憤るファンもいた。
    • 過去作との互換性が無くなった『RS』ですら、データ上は全国図鑑は存在していて、後発作品との通信によって解禁される仕様となっていた。
    • QRスキャンにより出現する他地方のポケモンもいるが、なぜかアローラ図鑑から外されている。少なくともそれらだけはアローラ図鑑に組み込んで説明も用意すべきではないだろうか。
    • 前作同様3Dモデルで技モーションを見ることができるが、新ポケモンに至ってはなぜか図鑑では見られない動きがある。ステータス画面での確認もできず、見られるのは戦闘中のみ。
  • 一部のNPCのセリフやイベントに不快感を感じるような内容のものがある。
    • 前作『ORAS』でも顕著になった問題だが、下品かつ不快な上にこれまでの世界観を壊しかねないようなネタが引き続き目立つ。
      しかも本作ではバトル施設に限らず、野良トレーナーまで拡大される悪化ぶりを見せている。
      • プレイヤーへの誹謗中傷、ネットスラング、下ネタと、自重の無さは前作からまるで変っていない。前作の評価を大きく落とした最大の原因の一つであっただけに、こうした悪質な内容に対する公式側の姿勢がほとんど改善されていなかったことに肩を落としたプレイヤーも少なくない。
      • ミニイベントでは乞食をするスリーパーに募金すると変装した人間であることが判明したり(なお、募金しないと舌打ちされる)、通りすがりの主人公を犯人と決めつけポケモンの排泄物(「アレ」や「コレ」などぼかされてはいる)を拾わせるなど、人の良心を刺激しておいて不快な気分にさせる物がある。アローラ地方ののびのびした世界観からも浮いている。
    • イーブイのZクリスタル入手イベント
      • 行く先々でイーブイの進化系を持った往年のトレーナー達と戦うというイベントだが、年を取ることにネガティブな描写が過剰なほどになされている。
        金銭問題や痴呆、美容整形、入院、死等マイナス方面の話題ばかり取り沙汰され結論は「時間とは残酷なもの」で締められ、後味が悪い。
    • アローラ地方の人々の倫理観に欠ける描写
      • 悪の組織でもない一般人に「ポケモンの殺処分」「ヤドンのしっぽ狩り」「ポケモンを無理やり進化させる」といった、過去作で悪の組織が行っていた「悪事」を平然と行っている人物がいることが示唆される。
      • リージョンベトベターの図鑑説明文には「ゴミ問題を解決させるために輸入し、体質が変わるまでゴミを食わせた」ともある。実在する土地をモチーフにしているだけに、敵キャラの倫理観が欠如しているならともかく一般市民への心象を悪くするテキストはあまりよろしくないだろう。
  • エンカウント関連
    • 草むらの大きさは狭くなっているが、その分エンカウント率が高い。スプレー系道具を使っても、一部の草むら等にはそれが通用しないシンボルエンカウントの野生ポケモンもおり、こちらの強さにかまわず突撃してくる。
    • しかもシンボルエンカウントは設置箇所が多く、回避はできるが注意しないと避けづらい。ランダムエンカウントの直後にシンボルエンカウントが発生することもある。
  • 釣りの仕様が大幅に劣化
    • 固定された釣り場でしか釣りができなくなった。つりざおの種類も5世代同様一種だけに縮小されている。
      • しかも泡が出ていないとコイキングの出現率が高すぎたり(一説には70%と言われている)、泡が再出現するまでマップ切り替えする手間が増えた。
  • 乱入バトル(いわゆる仲間呼び)の問題点
    • ターン終了時に相手がターン無消費で呼ぶことがあり、様々な問題が発生している。
    • 最大の問題は「2匹いると捕獲ができない」こと。呼ばなくなるまで倒し続け、1体になってようやく1ターンの猶予ができるが、その間最低一匹から断続的に攻撃を受けるので捕獲が困難になっている。
      • 「クイックボール *22 を投げて捕まらなかったら逃げればいい」という意見もあるが、使うボールを固定せざるを得ない状況自体がナンセンスであり、しかもボール遺伝の仕様変更の弊害で、クイック以外で捕まえたい場合はこの方法は使えない。
    • 呼ぶ確率を100%にできない。
      • 呼ぶ確率を上げるには「ビビリだまを使う」「HPを少なくする」「特定の特性を持つポケモンを戦闘に出す」等があるが、100%にはできない。このせいで、評価点に上げたメリットも享受できない場合がある。
    • 呼び出された相手ポケモンはその地域で出現するポケモンとレベルが同じ。つまり普通に進めていると、同レベル同士の1VS1での対等な戦いが1VS2になり不利になりやすい。片方を倒してもさらに仲間が呼ばれて延々と戦いが続くため、テンポも悪ければ不利でもありひたすら面倒。
      • このため、ぬし・野生戦問わず普段は何ともない命中低下技や回復技、拘束技持ちが出てくると辛くなりやすい。
    • このため、ストーリーでは全体攻撃技や仲間を呼ばなくなる状態異常技を持つポケモンがいないと捕獲や野生戦で手こずる。
    • 対策するしないにせよ一戦が長期化することも多々あり、目当てが「わるあがき」で自滅したり、状態異常技や相手の特性などで仕切り直しが不可能になるなど事故が発生する確率も低くない。
      • きそポイント稼ぎがだいぶ楽なのには違いないが、短期かつ確実にきそポイントを振れた第6世代の群れバトルと比べると、時間効率的にはどうしても劣る。
  • 新ポケモンの使い勝手の悪さ
    • 出現率が全体的に低く、欲しいポケモンが出るまで探し続ける事になりやすい。
      • 逆にコラッタ系やズバット系、コイキングなどの出現率が高く、その生息場所も非常に多い。『XY』では450種ものポケモンの分布や出現率を絶妙な配分で分散できていたので、尚更この欠点が目立つ。
    • 進化条件が分かりにくい
    • マケンカニ・デンヂムシの2種は特定の地域でレベルを上げることが進化条件になっているが、その地域は2種の入手の早さに対してかなり終盤。よって長い間進化前の低ステータス *23 で過ごさねばならない。
      • 似た進化条件を持つポケモンにダイノーズやグレイシアが挙げられるが、それらは初登場時の『DP』でクリア前には出現しなかったので影響は小さかった。
      • また、デンヂムシの進化条件になる場所はレアコイル・ノズパスの進化条件になる場所でもあり、従来作だと強い磁場が発生している地域になっている傾向にあったが、本作ではただの峡谷なので推察できず、わかりづらい。
      • マケンカニの進化条件になる場所はなんとクリア前最終ダンジョンであるラナキラマウンテン。つまり知らずに主力メンバーとして起用するとゲームクリア直前まで未進化のまま戦う羽目になる。進化したら今度はすばやさ低下・弱点多数と新たな問題が浮かび上がるが…。
        なおイーブイが本作でグレイシアに進化できるのもラナキラマウンテンの一部であり、進化できるようになる時期が進化形の中で極端に遅い *24
    • ヤトウモリは♀しか進化できないが初見ではかなり気づきにくい。しかも、出現比率が♂7:♀1と分かれていて♀を捕まえるのに手間がかかる。
      • 進化形のエンニュートの図鑑をよく見ると、♀しか存在しないことが分かる。しかし気付きにくい位置にヒントがあることや馴染みの薄いイモリがモチーフなことから進化条件を連想しにくい *25 上、普通に道路に出現するので、♂を旅パに入れて終盤まで育てたが♀しか進化しない事実を知って後悔したプレイヤーが大勢いた。
      • 同様の進化条件を持つポケモンに『DP』のミツハニーがいるが、ミツバチがモチーフゆえに進化条件が比較的わかりやすかったことやそもそも入手の面倒さや習得技の貧弱さからあまり使われなかったので問題にはならなかった。
    • アママイコは技「ふみつけ」を覚えることでアマージョへの進化が可能となる。しかしこの技は使い勝手の悪い技であり、進化条件と知らず覚えさせなかったプレイヤーも多かった。そうした場合思い出せる機会はこれまた殿堂入り直前とかなり終盤であり、この時点ではステータスの低いアママイコはパーティのお荷物となっていることも多い。アマージョに進化させるとレベルに関わらず専用の新技「トロピカルキック」を習得できるが、こちらをアママイコでも覚えられて進化条件とするのでは駄目だったのだろうか?
    • 特殊な進化条件自体は過去作にも多数あったものの、本作ではいかんせんそのせいでストーリー攻略に役に立たないポケモンが存在してしまっていることが批判につながった。
    • 他にもストーリーで使いにくい耐久型や終盤のエリアにしか出ない新ポケモンも存在するため、ストーリー攻略用の手持ちは御三家以外過去作のポケモンに偏りがち。
    • これらの問題が発生する原因は(エンニュートを除けば)進化条件がゲーム内では一切調べられず攻略本などでしか確認できないためである。
  • 本編クリア後の練りこみ不足・物足りなさ
    • クリア後に戦える四天王やキャプテンなどが異様に強い。
      • 個体値・きそポイント・性格補正・技構成などすべてに抜かりなく、こちらが相性で有利でかつレベルが10ほど上回っていても、先制されてサブウェポンをぶちこまれて即死……なんてことが充分にありうる。アローラ地方のポケモンは鈍足が多いのでレベルで勝っていても先制される確率はかなり高い。
      • 通常のボスならレベル上げやパーティ、技構成の見直しでなんとかなるものの、本作はレベル上げ手段が充実していないことと、上のようなやられ方になるためにとれる対策が少ないため余計に苦戦しやすくなっている。
        単に強いだけなら一概に批判されることでもないが、こういったトレーナーを倒さなければ解禁されない要素 *26 も存在するため、その点が批判につながっている。
      • レベル上げに必須な強化ポケモンリーグにもこういった強化が加わっているため、レベルのわりにやたらと強く、こちらが高レベルでも倒しにくい。
      • ある強敵に至っては、その前の場所で強敵と戦ってホッとしたところに、回復なしの強制の対決でピンチになる、ということも。
      • 本シリーズは「対戦」と「図鑑完成」も見どころだが、対戦は年々緩和されているとはいえ初心者にはハードルが高く、特に本作では育成環境の整備にも時間がかかる。
      • 従来における秘密基地・コンテスト・ポケスロンなどのお遊び要素も、薄すぎるフェスサークルに単調なポケファインダーと微妙感がある。スパトレやポケパルレなどのミニゲームも削除されたため、1つのソフトでできる遊びの幅が狭まっている。
    • クリア後のストーリーも全体的に褒められたものではない出来になっている。
+  クリア後のストーリーについてのネタバレ注意
  • フェスサークルについて
    • 通信要素を集約したシステムなのだが、評価点よりも圧倒的に難点のほうが多く、プレイヤーに悪印象ばかりを与えることとなった。
    • FC稼ぎおよびフェスサークルの発展が非常に難儀。
+  詳細
  • 任意のプレイヤーとのオンライン通信について
    • 本作で特定のプレイヤーとオンラインで対戦・交換するには、フェスサークルに出現している他のプレイヤーを一覧から指定する必要がある。
      一覧でのプレイヤーは世界中からランダムに選ばれる「ゲスト」、3DS本体でフレンドコードを相互登録している「フレンド」、ゲームソフト側で登録できる「VIP」の三種類に分類できる。
    • ここでの問題はフレンドがゲスト同然の扱いであるという点である。自分とフレンド登録しているプレイヤーがお互いにオンライン状態であっても、ゲストに埋もれてしまってなかなか一覧に表示してくれない *29
      目当てのプレイヤーと通信するにはその相手が表示されるまで根気強く一覧を更新しなければならず、場合によってはかなりの長時間がかかる。
    • これを回避するにはそのフレンドをVIP登録すればいい *30 が、3DS本体でフレンドコードの登録を行ったうえにゲームでもVIP登録をしなければならないというのは完全に二度手間である。
      そしてVIP登録するには同様に相手が一覧に表示されるまで待つ必要があるほか、通信状況によっては登録が失敗することが多々ある。
    • 対戦の募集方法・手順が第6世代のPSSに比べて悪化している。PSSでは「任意のルールで対戦を募集し、不特定の誰かがそれに応じる」もしくは「任意のルールと対戦相手を指定し、相手がそれに応じる」だけで対戦を開始できた。
      しかし今作のフェスサークルでは前者が廃止され、後者は手順が増えてしまったために劣化している。
    • これらの仕様による弊害は4人対戦のマルチバトルやバトルロイヤルで特に大きく、オンラインでマルチバトル等をやる場合、対戦を開始すら一手間という有様である。せっかくの新要素であるバトルロイヤルが知人と気軽に行えないのはいかがなものだろうか。
  • その他のフェスサークルの仕様について
    • インターネットに接続した直後にメッセージ送りが必要になり、各通信画面への推移に一手間が増えた。
    • ゲーム情報をWEBサイトと連動させる「ゲームシンク」を第6世代では任意のタイミングで行えたのだが、本作では一度ゲームシンクIDを登録した後はフェスサークルからオンラインに接続するたびに強制で試行されるため、非常に煩わしい。
      またゲームシンクは一時間に一度しか行えない *31 ため、反映させたいゲーム情報が強制ゲームシンクの後からできた場合は待たされることになる。
    • 今までに捕まえたポケモン数などの「記録」は、他プレイヤーのものはいつでも確認できるが、自分の記録は他プレイヤーとの「勝負!勝負!」という会話時に一部しか確認できない。また、記録の中(デイリー系)にはシナリオをクリアしてしまうとほぼ二度と記録を更新できないものがある。
  • キャラクタークリエイト関連
    • 『XY』に比べると男女ともに衣服の総数自体は増えているが、色や柄を変えただけのものが目立つ。
    • 舞台が南国のためか、半袖やタンクトップといった夏物しか置かれていない。ラナキラマウンテンのような霰の降るダンジョンが存在するにも関わらず、長袖は全くない。
      • その割には、アロハシャツやワンピースといった南国らしい衣服もない。なお、NPCにはアロハシャツやワンピースを着ているものがいる。
      • ホクラニ岳には「南国アローラといえど冷え込む」と話すNPCがおり、ラナキラマウンテンではじっと立っていると主人公が(夏服を着ておきながら)寒がる動きを見せる。
    • 『XY』に比べて若干改善されたものの、今作でも女の子主人公の方が圧倒的にファッションの選択肢が多い。
      • 衣服の総数は男物319・女物533 *32 と1.5倍以上の差。髪型は前髪の差を含めると男の子54・女の子198と3.5倍以上の差。ただし、種類の多さゆえに女物は収集の難易度が高い。
    • ポケモンセンター内のフィッティングルームが廃止され、設置されているのはブティック店内のみになった。
    • 女性主人公にセットできる髪型からポニーテールが削除された。
      • リーリエが物語の途中でポニーテールになるので、「スタッフがリーリエを際だたせるためにわざと削除した」と邪推するユーザーもいる。
    • サン限定・ムーン限定の衣服が存在し、入手できない方のものはフェスサークルで他プレイヤーを通じて取り寄せるのが唯一の入手法。しかし、取り寄せるにも店同様に手間がかかる。
      • 目当ての服を着ているプレイヤーを探し当てること自体が難しい上、運良く見つかっても紹介してくれる服は1日ごとにしか入れ替わらず、何日も続けて同じ服を紹介されることもしばしば。最初から持っている服を紹介してくることも。さらに、異性主人公のプレイヤーからは男女兼用のものすら紹介してもらえない。
      • 相手の服装は最後に相手と同時に通信した時のものが反映させるため、取り寄せられるまでに相手が着替えてしまうと目当ての服を取り寄せられなくなる。(取り寄せられるまでネット接続しなければ回避は可能)
      • 取り寄せたくても、そもそも相手がどの色のものを着用しているか外見で判別しづらい靴下がある。
      • 衣服の数は増えた一方で入手方法が煩雑化した面は拒めず、お金さえ稼げば容易に収集できた『XY』に比べてかなりの労力と根気を要するようになった。
  • GTSについて
    • 検索妨害について前作からあまり改善されてない上劣化した箇所もある。
      • 『特別なポケモン』の対象に準伝説が追加されたので、禁止伝説・幻を弾いても準伝説ばかり募集されていて交換が成立しにくい…という問題点だけは解消された。
+  詳細

対戦・育成について

  • トリプルバトル・ローテーションバトルが廃止された。
    • ハードルの高さからプレイ人口の少ないルールであるものの、愛好家からは残してほしかったと言われている。
    • 特にトリプルはこのルールでのみ活躍できるポケモンや技・特性も少なくなかったため、惜しむ声は強い。
  • QRレンタルチーム関連
    • レンタルチームのポケモンは元になった個体の特徴が全て反映されるわけではなく、反映されないものには対戦で重要な「なつき度」も含まれてしまっている。
      • 使用率の高い技である「おんがえし」「やつあたり」 *33 の威力が変わってしまうため、本来これらの技を用いるポケモンの多くが「からげんき」 *34 を代用しているが相互互換とは言い難く、元々の運用とは違った立ち回りを求められる状況も多い。
    • QRコードでゲームに読み込んだデータは対戦を一度でも中断するとリセットされ、再び読み込み直す必要がある。これはマッチングで対戦相手が見つからなかった場合なども含むため、なかなか手間がかかる。
  • 新ポケモンの性能は全体的におとなしいが、ミミッキュや守り神(特にカプ・テテフとカプ・コケコ)、UBに関しては非常に強烈な性能を持っている。
  • ミミッキュ
    • 新特性かつ専用特性「ばけのかわ」が極めて強力。下記の性質上、シングルバトルで猛威を奮っている。
    • 「ばけのかわ」の効果は「バトル中、ミミッキュへの1度目の攻撃技のダメージを無効にする *35 」というもの。ターン制であるポケモンバトルにおいて、ほぼ確実に1ターンの行動保証があるメリットは計り知れない。
      • 裏を返せば「攻撃技を受けさえしなければダメージ無効できる状態は継続される」ということでもある。きあいのタスキやマルチスケイルのような行動保証系のものと違い、ステルスロックや天候ダメージ等による対策は通用しない。
      • 「みがわり」を貫通できる、音技・特性すりぬけの技も、「ばけのかわ」には防がれてしまう。
    • タイプはゴースト・フェアリー。この2タイプによる攻撃技をタイプ耐性で受けられるポケモンは実質皆無 *36 であり、「こちらの攻撃は1度だけ簡単に止められてしまうのに、向こうからの攻撃は簡単には止められない」という理不尽さがある。
      • 幸いにもミミッキュそのもののステータスは抑え気味のため、立ち回り次第では止めることは不可能というほどでもない。しかし、「ばけのかわによる攻撃の止めやすさ、持ち物の自由度の高さ」「その攻撃範囲による止められにくさ、つるぎのまいやZワザの相性の良さ」により、安定した対策が困難となってしまっている。
    • ダブルバトルではシングルバトルと違い、1度目の攻撃を防いでもそのターンの行動が保証されるとは限らないため、やや使用率は落ちる。それでも高い確率でサポートをこなすことが可能であることからなかなかの頻度で使用されてはいる。
  • カプ・テテフ
    • エスパー・フェアリータイプで、サイコフィールドを展開する特性「サイコメイカー」を持つ。
      • 「サイコフィールド」の付与する効果は「エスパー技の威力1.5倍」と「先制技無効」の2つ。
    • カプ・テテフは守り神の中で特攻に秀でた特徴があり、しかもエスパー技限定とはいえ、デメリット無し1.5倍(タイプ一致込で2.25倍)は火力上昇アイテムが不要なほど高火力である。
    • さらに、サブウェポンには「シャドーボール」「きあいだま」「10まんボルト」「しぜんのいかり」など優秀な技を持っており、守り神トップの攻撃性能がある。
    • 攻撃を受けようにも、エスパー・フェアリー技はほぼすべてのタイプに等倍以上で通る上、豊富なサブウェポンで範囲が非常に広いため、後出しから安定して受けられるのはごく一部のポケモンのみに限定される。
    • また、先制技無効で比較的半減の少ない高火力技を繰り出すこのポケモンの登場により、特にこだわりスカーフを持たせて素早さを1.5倍にした場合を想定して、十分に速い高速ポケモン(概ね素早さ種族値120以上)にもこだわりスカーフを持たせて素の素早さで勝てるようにカスタマイズするケースが増加しており、前世代よりも素早さ重視の対戦環境へと変化するようになった。
    • 逆に、カプ・テテフに抜群を突いて対策するのも困難。
      • エスパーの弱点であるあく、むしタイプはフェアリーで相殺され等倍になっており、弱点はどく、ゴースト、はがねの3種。この3タイプは決定力に欠ける技が多いため、対策としては力不足。さらに、どくタイプはエスパー技が抜群のため、毒タイプは危険がつきまとう。
      • 先制技で弱点を突けるはがねタイプの「バレットパンチ」やゴーストタイプの「かげうち」もサイコフィールドで無効化されてしまうのも対策を困難にしている。
    • 結局、高種族値のポケモンの等倍技でゴリ押しするのが最善手になりがち。
  • カプ・コケコ
    • でんき・フェアリータイプで、エレキフィールドを展開する特性「エレキメイカー」を持つ。
      • 「エレキフィールド」の付与する効果は「でんき技の強化」と「眠れなくなる」の2つ。
    • 守り神の中で素早さが130族と非常に高く、「相手より先に行動しやすい」というわかりやすい強みがある。
    • 反面、主力とする特攻の数値は低めだが、電気技に関してはエレキフィールドによって1.5倍(タイプ一致込で2.25倍)の高火力になる。
    • 第六世代までのでんきタイプはドラゴンタイプに苦戦しやすいという定説があったが、フェアリータイプ複合のためその欠点もない。
    • これらからカプ・テテフに負けず劣らずの使用率を誇る。
  • 前述のミミッキュや守り神を含めて、新勢力にはフェアリータイプが多め。総じて高性能のポケモンがフェアリーに集中しており、一般ポケモンでも最上位クラスのいわゆる600族ドラゴンタイプでも少なからず向かい風を受けており、使用率の低下、または技構成の変更を余儀なくされている(今作から登場したZ技は元々攻撃技のレパートリーに優れるドラゴンタイプと相性が良く、これも手伝っている側面もあるが)。技範囲が狭く、種族値も優れないドラゴンはほぼ駆逐されたに等しい状態となっている。
    • 従来作からシングルバトルでは使用率トップを維持し続けていたガブリアスは、メインウェポンのげきりんの仕様がフェアリー採用率が大きく上昇した環境と相性が悪く、使い勝手が悪化。これに伴い、ランドロスを筆頭に他のじめんタイプが注目されることとなり、その結果、使用率が減少、代わって上記ミミッキュにトップの座を譲るようになっている *37
      • ただし、これはあくまでドラゴンタイプとして見た場合の話であり、じめんタイプとしてはフェアリータイプに強い毒・鋼・炎タイプに対して一致技で弱点を突くことが可能であり、フェアリータイプの強力な味方として十分に機能している。フェアリータイプ相手にも毒技、鋼技を習得できることから十分メタることは可能であり、タイマンの性能自体は衰えていない。実際に、ダブルバトルではフェアリータイプが味方や敵であった場合に絶妙な素早さや攻撃技を持ち、守り神のフィールドの恩恵を受けられるなどの理由から使用率を増している。
    • 前作で登場したメガボーマンダはフェアリー増加に加えて特性スカイスキンの弱体化といった向かい風はあるものの、メガシンカの仕様変更による素早さ上昇、これに加えてシンカ前の特性いかくにより、上記ガブリアスなどに対して有利に対面できる状況がつくれるようになったことで実際には強化されている。一方、攻撃面ではサブ技のじしんと合わせてドラゴン技を捨てた飛行タイプとしての運用法となり、ドラゴンタイプとしての存在意義は水、炎といったメジャーな攻撃タイプに対する耐性を生かす程度に留まっているのが現状である。
    • 同じくフェアリータイプに不利な虫・格闘タイプはファイアローの弱体化で遥かに動きやすくなったものの、全体の調整としては不十分と思うユーザーも多い。
      • 特に虫タイプはシーズン3のシングルにおいて、使用率ランクトップ30のポケモンの多くに一致技を半減以下にされ、抜群を取れるのはゲッコウガ一種類のみという事態に。そのゲッコウガも高い素早さから特性「へんげんじざい」でタイプ変更しながら攻撃してくるため、有利かと言われると微妙な所。
  • メガストーン関連
    • 発売時点ではメガストーンは本作のみで入手できるポケモン+数種しか入手できず、それ以外は『ポケモンバンク』が本作に対応しても未解禁だった。よってメガシンカ前提の強さであるメガストーン未解禁のポケモンは苦しい立場にあった。
    • その後、入手方法が発表されたが、人数制限ありのインターネット大会の参加賞だった。この対応に「参加できたかどうかで格差が生じる」「オフラインプレイヤーは入手できない」と批判が続出した。
    • 後に、あいことばで少しずつ解放されていくという形になったが、そもそも最初から発表しておけば無用な混乱を招かなかったため公式の場当たり的な姿勢に不信感は強まっている。
    • 公式では入手制限について「メガストーンは対戦バランスに影響を及ぼすものなので、少しずつ解放されていくことで対戦バランスの変化を楽しんでほしい(意訳)」と発言しているが、ガルーラ等第6世代トップメタ級のメガシンカポケモンは(弱体化を受けたとはいえ)最初から解禁されていたので取り組みとしても説得力に欠ける。
      • ユーザーからは「持ち物制限をかけるだけで『対戦バランスの変化』は楽しめたはず」と指摘されている。
  • 本作ではライドポケモンのケンタロスを使い、スライドパッドをぐるぐる回転させる「回転ケンタロス」なる効率のよい孵化方法があるが、常時スライドパッドを動かすので3DSへの負担が大きく、相次いで破損報告が上がった。ボタン押しっぱなしで孵化ができた『XY』『ORAS』に比べると指への負担も大きい。
    負担がやや軽くなる「激突ケンタロス」という方法も編み出されているが、そちらは操作法がやや面倒。
    • また、ケンタロス騎乗時でBボタンを押していると最高速度になるが両手が塞がってしまうのが不評。3DSを平坦なところに置いて片手で強引にやる、効率は悪くなるがBボタンを押さずとも速いムーランドを使うなど手法を変える必要がある。
      • 一応、「タマゴふかパワー」がなくても、ケンタロスの速度を考えれば効率はそこまで悪くないが、それでも孵化歩数が多いポケモンは時間がかかる。

育成環境の劣化

  • レベル上げの効率が低下
    • 第5世代の「相手よりレベルが低いほど経験値を多くもらえ、高いほど少なくなる」仕様が復活。
      • 本作では基本的に再戦が存在せず、必然的にポケモンリーグかバトルバイキングかゲームフリークのモリモトを利用することになる。
        しかし、四天王は強化後でも最高レベルは63と低い。また、五連戦に加えがんじょう持ちの多さや部屋の演出のスキップが不可能なため、テンポはかなり悪い。
        バトルバイキングはレベル55のポケモン1体を持つトレーナー最大10人と、モリモトはレベル62のポケモン6体と戦えるが1日1回しか利用できない。
        とどちらも欠点が多く微妙。せめてもっと高レベルの相手と戦える場所が欲しかったところ。
    • しあわせタマゴ *38 が1個しか入手できない。ご丁寧なことに、過去作で低確率で所持していたラッキーやペリッパーからは没収されている。
      また、本作発売から1ヶ月後に雑誌の付録として配布されたことも反感を買った。
    • ポケリゾートのわいわいリゾートでは経験値を与えられるが、最高レベルでも1回の遊びで経験値300と実用性は低い。
    • ポケリフレの活用により取得経験値量は増やせるため、レベル50 *39 まではほとんど困らない。ハートのウロコによる技思い出しの仕様変更もあり、レベル技の習得のためのレベル上げも不要である。
    • ただし、「すごいとっくん」を使うためのレベル100まで上げるとなると話は別。レベル100に近づくほど戦闘での経験値効率が悪くなってしまう。
      • フェスサークルのふしぎキッチンを使えばある程度楽にはなるが、ランク上げやFC稼ぎの都合上あまり気軽にはできない。
  • すごいとっくん
    • 王冠の入手が厳しい。金の王冠は入手自体が非常に困難で、銀の王冠は比較的量産は容易だが、その入手方法は「バトルツリーで30連勝」「釣りでごくまれに釣れる」「フェスサークルを駆使して作業する」「かけらを集めて交換」など、どれも時間や手間がかかるため、あまり積極的に使えない。
      • また、すごいとっくんを受けられるのは前述の通りLv100のポケモンのみ。前述の通り、レベル上げの効率が微妙だったり王冠で上げた個体値が遺伝しない仕様のため、期待外れと思ったプレイヤーも少なくなかった。
  • その他育成環境の劣化点
    • Oパワーが削除され稼ぎの効率が悪くなった。
      • 特に「けいけんちパワー」「タマゴふかパワー」「ほかくパワー」の3つが無くなったことはかなり痛い。
      • 6世代で育成できるものに関してはそちらの方が早いが、バンク経由のポケモンはいずれレート戦で使用不可能になるとアナウンスされている以上、今後の使用可能期間を考えた場合『SM』側で育成せざるを得ない。
    • バトル検定が削除されたことで、強制的にレベル50にして能力値を確認することができなくなった。
    • スパトレが削除されたことで、「まっさらバッグ」で現在のきそポイントを六箇所同時に確認することができなくなった。一応リゾートで一箇所ずつ確認はできるが面倒。
    • 野良トレーナーとのダブルバトルの機会が激減した。前述の通り再戦もできない。
      • このためドーブルの技習得がやや面倒になった。専用技「スケッチ」で、陸上グループのタマゴ技の遺伝が楽になるメリットがあったが、それに大幅な制限がかかった。
      • 一応、野生のメタモン・ドーブルの乱入バトルで代用できるが手間は増えている。
    • 前述した通り仲間呼びには欠点が多く、きそポイント振りの効率は第6世代のスパトレ・群れバトルより劣化している。
  • バトルツリー・ロイヤルドームについて
    • バトルツリーの難易度が最初から高く、BPが稼ぎにくい。
      • 従来のノーマルバトルは難易度が抑えめであり、対戦用の育成が不十分な個体でも連勝を狙えるため初心者の練習やBP稼ぎに重宝されていた。しかし、本作では従来のスーパー並みに難易度が上昇しており、そのくせもらえるBPは前作と同じため、育成環境を整えるためにポケモンを育成するという面倒な状況になっている。
      • 一部のBP景品はタダで入手できるが、代わりにメガストーンがほぼすべて高額BP景品になっている、孵化厳選に必須な「あかいいと」、きそポイント振りにほぼ必須な「パワー系道具」などがあるので、BP稼ぎの需要は増えており、育成環境を整えるのが困難になっている。
      • メガストーン代のためのBP稼ぎ自体が困難を極めるため、対戦の知識に乏しい初心者や低年齢層のプレイヤーは前作の目玉要素であるメガシンカを気軽に楽しみにくくなっている。
    • 現在ではアップデートで追加されたQRレンタルチームを駆使すれば強いポケモンでツリー攻略が可能で、BPも『ポケモンバンク』の解禁で手軽に入手できるようになった。
      • しかしかなりのポケモンを入れないとBPはなかなかたまらない。強いポケモンでツリーを攻略してもなお難易度が高く、嵌め戦法を使うてきも多いため時間がかかるなど、効率が改善されているとは言い難い。
    • ロイヤルドームは同時に4匹場に出ることから不利な相手に遭遇するリスクも高い。また、施設自体の制覇も4回勝利するだけで済み、連勝ボーナスもないためバトル施設としての存在感に欠けている。
      • 負けてもBPが手に入るのを利用して自滅技オンリーのポケモンで挑む手もあるが、演出やバトル時間が長いのでたっぷり稼ぐには不向き。
      • 他のバトル施設とは異なり、降参しようとするとトレーナー戦と同じく逃げることはできないという旨のメッセージが表示される。
  • リージョンフォームの仕様
    • 進化前も進化後も一貫してリージョンフォームであるポケモン
      • このようなポケモンを預かり屋に預けると、親が通常フォームであってもリージョンフォームが産まれてくる。
      • 通常フォームに「かわらずのいし」を持たせて預ければ通常フォームが産まれるが、持たせたポケモンの性格が100%遺伝するため、過去作で親を用意する場合は性格を考慮する必要がある。
      • 両親に「かわらずのいし」を持たせた場合はどちらかの性格が半々の確率で遺伝するため、両親に「かわらずのいし」を持たせて、もう一方の親から性格を遺伝させるという方法はある。
    • 進化前にリージョンフォームが存在しないポケモン
      • この条件に引っかかるピカチュウ・タマタマ・カラカラはアローラ地方以外で入手した個体であっても本作で進化させるとリージョンフォームになる。特に前2種は通常フォームの特性が優秀なので型の選択肢が狭まってしまった。
      • 他方で、進化前のポケモンに過去作の教え技や、配信限定技(ピカチュウのなみのり等)を覚えさせて連れて来れば、リージョンフォームでも使える。
      • 一応、初代VC版や第6世代で進化させた個体を連れてくれば対戦で通常フォームを使うことは可能。
  • 短所や劣化のある操作性・UI
    • 施設に入るのにAボタンを押す手間が増えた。ただし、誤操作で建物に入ることはなくなった。
    • 十字ボタンで移動できなくなり、パッド操作のみとなった。細かい調整ができないため使いにくい。
    • Bボタンが否定の効果を持たないことが多い。
      • 「○○を覚えますか?」などの場面で、否定を選ぶ場合には自分でカーソルを合わせてAボタンを押す必要がある。
    • ボタン操作を「L=A」にするとLRボタンが本来の用途で機能しなくなる。
      • タッチで代用できる部分もあるが、カメラ回転は代用できないので設定画面でL=Aを変更する必要がある。
      • L=Aに設定していても、「ポケファインダーはRボタンで起動」「カメラ回転はLRボタン」のような表示がされるので紛らわしい。
    • 戦闘時メニューの「たたかう」が右側に寄ったことで、片手操作がしにくくなった。
      • また、「一つ前に使った道具」がなくなり、回復や戦闘用アイテムの使用が煩雑になった。
    • パソコンの持ち物整理では、持ち物の有無でボックスの表示が変わらない。また、検索画面から戻ってくると、持ち物を持ったポケモンとそうでないポケモンの区別がつかなくなる。
    • 図鑑やパソコン使用中にXボタンを押すことで、Bボタンで1つずつ戻ることなく一気にマップ画面に戻れる機能の削除。
      • 下画面のロトムの面積が無駄に広くマップを開きにくい。
    • フェスサークル関連
      • 下画面からPSSが削除されたことで、ネット接続にはフェスサークルを経由する手間が増えた。
      • 対戦・交換目的でもフェスサークルの経由が必須になったため、店舗誘致はより困難になっている。
      • ネットに接続したままフェスサークルを出たり、フェスサークル内でボックスの操作が行うことができない。
      • バトルスポットではチーム選択画面からバトルメンバーの技・持ち物の変更ができない。
      • タッチのみかボタン操作のみという場面が多い。また、フェスサークルを終了するにはXボタン→Yボタンとひと手間かかる。
  • 処理落ち・読み込みの遅さ
    • 戦闘時に複数のトレーナーが表示されるダブルバトル・マルチバトルや、オーラを纏ったぬしポケモンとの戦闘時に処理落ちが発生する *40 。旧3DSの場合に顕著で、画面が一瞬止まったり操作の反応が非常に遅くなったりする。New 3DSだとやや緩和されるが、やはりある程度処理落ちする。
      • トリプルバトルとローテーションバトルが削除されたのは、通信対戦で処理落ちが起こるのを避けるためだと推測されている。
    • またルナアーラなど巨大なポケモンのリフレでも処理落ちする。
    • 容量の都合からか、トレーナーの種類が減り、服替えや道具をもたせただけの使い回しも見受けられる。さらに、建造物も入れないハリボテが多く、ダンジョンの構造も簡略化されている。特に最後に訪れる「ポニ島」は建物や人物の少なさから島全体がスカスカと言われることも。
      一方でハラの自宅やホテルしおさい・ハノハノリゾートなどやけに細かく作り込まれている場所もあり、全体的にアンバランスである。
    • カフェで飲み物を飲んだりビーチにいるナマコブシを海に投げ込む時の飲む/投げるシーンが画面の暗転でごまかされていたり、素手で食事をしたりと、省略されている演出が多い。
    • ソフト起動からタイトル画面までの時間やレポートも第6世代から長くなっている。
    • 『ORAS』よりもバッグの中身のスクロールが遅くなっていたり、ポケモン画面での並び替えや持ち物交換をするタッチ操作の感度が悪くなっているところも。
    • 近年の3DSソフト同様、通常未使用域のメモリまでフル活用して動作を安定させているため、3DSでプレイするとMiiverseやインターネット機能などと同時利用ができない(New 3DSなら同時利用可能)。
      • 前作同様、本作は画面映像をMiiverseへ投稿出来ない。
  • その他
    • カメラワークが近すぎるうえ、調整できない。等身が上がったことの弊害とも言える。
    • ゴミ箱を調べたり、椅子やソファに座ることができなくなった。調べられる本棚も大幅に減少し *41 、テレビもマラサダのCMのみになった *42
    • NPCの当たり判定が大きめで、通行の妨げになっている者がいる。例として、カンタイシティのブティック店内の右側やロイヤルアベニューのポケモンセンターのカフェの前にいるNPCなど。
    • 野生ポケモンの仲間呼び+拘束技の脱出手段としてピッピにんぎょうとポケじゃらしの利用価値が微増したが、いずれも非売品で、前者はイベント入手の一個のみ、後者はフェスサークルのバトルストア限定と使い勝手は悪い。

バグ・不具合

  • エーテルパラダイスでハウとタッグバトルを行う際、ハウがオシャマリを選んだ場合、進化系のアシレーヌが水Zワザを使う時に何故かこちらのポケモンを攻撃対象にしてくることがある。
    • 元になった技「うたかたのアリア」は全体攻撃だが、水Zワザとなると単体攻撃になるので味方だけに命中するなんとも理不尽なことになってしまった。
  • レーティングバトルや通信交換で一部ポケモンが弾かれてしまう不具合
    • 「各フォルム専用技を覚えたFCロトム」などはすぐに修正されたが、「サファリ・ドリームボールに入ったポケモン」「島スキャンで入手できる・夢特性・第7世代入手の条件がそろったポケモン」「QRレンタルチームに登録した第6世代産のポケモン *43 」などが弾かれる現象があった。なお、2/3までに大部分が修正されている。
    • 線引きが不明瞭な上に公式から「何が不具合で、いつに何をどう修正したのか」という情報開示もないため、ユーザーを困惑させている。
      雑な仕事のせいで正規のポケモンを改造認定されたことに憤るユーザーも少なくない。
      • 一度修正されたはずのドリームボールに関する不具合が再発した時期もあり、これに関しても公式のアナウンスは一切なし。
    • GTSやレートでは改造ポケモンが未だに存在し、一部の正規ポケモンを不正扱いされるのに改造ポケモンは通されることに対する不満が燻り続けている。
  • その他、17年5月17日時点で修正されていない/新たに発生した不具合。
    • ある手法をとることで、ネット環境さえあればFCをいくらでも稼げることが判明。
      • これを活用することで面倒な作業を省略してフェスサークルを一気に発展させることが可能。
        しかしこの手法が明らかになった時期からアトラクションの過疎化が進み、通常のプレイでFCを稼ぐことが難しくなってしまった。
    • FCをもらえる会話の中に、話し相手が特定のランキングでどのあたりにいるかを当てるものがあるが、通信状況によっては「すべての数値が0なのにランキング上位に入っている」など明らかにおかしな現象が発生する。選択肢に迷わず多くのFCを得られるので一概に難点とはいえないが。
    • バージョンアップの度に、過去のバージョンで記録したバトルビデオ(BV)が再生できなくなる。過去作ではこのような仕様は存在しなかった。
  • 17年5月17日のバージョンアップで修正済みの不具合
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総評

ポケモンシリーズ20周年を記念する本作。
シナリオは描写不足感があり、リーリエを始めとしたキャラクターを気に入るかで賛否が分かれやすくなっている。
ただ、図鑑説明文のメガシンカの絆を否定をする設定の矛盾、過去作キャラの改悪、プレイヤーへの誹謗中傷とも取れる発言など、ORAS同様世界観を損なう明確な問題点は無視できない。
目玉要素のZワザに関しては賛否こそあるが、戦略の幅が広がったポケモンは多い。全体の対戦バランス自体も第六世代で猛威を奮ったポケモン・害悪戦法が弱体化されたことにより、どちらかと言えば評価できる。
総じて、本作の新要素及びキャラクター、前作から改善された評価点をどこまで気に入ったか、あるいは前作から改善されなかった/改悪された問題点がどこまで気になったかで評価が分かれる。

従来の要素を大規模に変えたり、数々の新要素が追加され新鮮になった反面、粗が目立つ部分も多くなっている。
少なくとも従来作のように幅広い層が楽しめるとは必ずしも言えない作品である。


余談

  • 海外Metacriticのメタスコア86点を初めとし、海外のレビューは高評価を叩きだした。
    • ただし、内容は初心者向けの機能や新システム中心。リーリエ絡みのシナリオやポケモン図鑑の文章などの賛否両論点や「なかまをよぶ」以外の問題点には触れられていない。海外では日本ほどシナリオを重視しない傾向があるので価値観の違いも出た結果だろう。実際、国内の売上が減少している一方で、海外の売上は増加傾向にある。
    • さらに発売から4か月半で世界売上は1,544万本のヒットとなり、ファミ通の「2016ゲームオブザイヤー」も獲得した。
  • 『ポケモンバンク』『ポケムーバー』を使うことでVC版『赤緑青ピカチュウ』からポケモンを連れてこれる。
    • 特性は隠れ特性固定、性格は経験値量に応じて決定、個体値は3V以上確定、第7世代ソフトで入手した証の「アローラマーク」の代わりにGBをイメージしたマークが付くなどの設定がされている。
  • 本作もまた世界同時発売がされたが、『XY』と同じく海外ユーザーのフラゲ・解析問題が発生することとなった。
    • 発売前に情報が広まることの対策としてか、リージョンフォームやウルトラビーストを含めた新ポケモンのほとんどが発売前から情報公開されたものの、これについて「新たなポケモンを発見する楽しみが奪われた」との声もあった。
  • 主要人物の部屋にはベッドがあり、調べると主人公が寝て寝心地を語る謎の遊び要素がある。
    • このことから主人公に「ベッドソムリエ」という妙なあだ名がついた。
  • 相変わらず改造対策に穴があり、レートシーズン1時点で使用不可能な技を覚えたポケモンがPGLにて集計されていたり、GTSやミラクル交換でステータスがおかしいポケモンが送られてきたとの報告が後を絶たなかった。
    • バンク解放後も『ORAS』で問題になっていたちからずくランドロス *44 がまたもや使用されている等の問題が浮上した。データ改造を行っていたプレイヤー *45 に対して不定期にオンラインプレイ禁止処分を下しているが、やはり対応が後手にまわってる感は否めない。
    • 勿論、一番悪いのは改造を行う一部の悪質なプレイヤーであるが。
  • PGLの集計に不具合があり、シーズン1では全体のポケモンランキングが公開できず、上位ポケモンのみの公開にとどまった。
    • リージョンフォーム側の特性に通常フォームのものや「特性なし」がカウントされる一方、通常フォームはデータが一切表示されない不具合があった(現在は修正済み)。
    • おそらく、通常・リージョンフォームがあるポケモンは誤ってリージョンフォームに一本化して集計されていたためと思われる。
  • シナリオや設定の練り込み不足は先に述べたが、行けそうで行けない不自然な個所や一部のキャラの描写不足感からファンの中には開発期間または予算の不足を疑う声もある。あくまで疑惑であり真偽は不明であるが。
    • プロデューサーの増田氏がテレビに出た際、「冬に間に合うのか?」と問われ「そこが問題ですね」と返答、また雑誌のインタビューでも「従来4年周期で出していた新作を3年で出すことになった」と答えており、開発期間不足説に拍車をかけている。
  • 6月6日のポケモンダイレクトで『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』の発売が発表された。


*1 「努力値」の俗称でも知られる、ポケモンの各能力値に関わるパラメータ。

*2 その箇所の値が最大であること。

*3 場にいるポケモンのうち、地面にいるポケモンへ何らかの効果を付与する効果がある。「地面にいる」というのは地面技を受け付けるかによって判定される。

*4 ポケモンの種族ごとに設定されているステータスの基礎値。

*5 将来的にカロスマーク付きも出場不可能になると公式で発表されているが、時期は明言されていない。

*6 店によっては最大★3

*7 例えば地面技を無効化する特性「ふゆう」を持つ地面弱点のポケモンにも地面技は抜群と表示される。外見だけ他のポケモンに化けるゾロア・ゾロアークの特性「イリュージョン」はちゃんと化けた先のタイプ相性で判定される。

*8 具体的には一番捕まりやすいキャタピーやコイキング等がラッキーより捕まえにくくなる。

*9 勿論卑猥な意味ではなく「Lillie(リーリエ) + loss(失うこと)」という意味である。

*10 この描写自体、虐待を疑う批判がある。本当に守りたいならボールに入れた方がまだ安全である。

*11 この際、ルザミーネは何故かリーリエの脱走までその時点で関わりが一切無かった主人公のせいにしている。当時のルザミーネの精神状態が異常だったとはいえ、主人公からしてみればとんだとばっちりである。

*12 初期にカプ・コケコに助けられた時、エーテルパラダイスでウツロイドに初めて遭遇した時、ウラウラ島に向かう船でハウの挙動に驚く時など。

*13 母親に御三家を選んだ理由を答える際の「カッコいいから」「可愛いから」があるが、どっちを選んでも母親は「可愛くてカッコいいのね」と答える、など。たとえ会話が変化するとしても直後の会話のみ。

*14 ハウの父親(ハラの息子)は「父の威厳から逃げるようにアローラ地方を出て行った」という設定まである。

*15 『RS』と『初代』はほぼ同時期であることがゲーム内やシナリオ担当者のTwitterで示唆している。なのでミツルはレッドたちと同じぐらいの青年になっているはずである。

*16 服装に関しては『BW』『BW2』での夏のサザナミ湾でも同様の格好ではあった。

*17 一応レヒレは後にクイーンと共にUBを迎撃したというフォローが入る他、カプ・コケコの出撃シーン内の上空に守り神のものと思われる閃光が2本映し出される。それでも残り2体の詳細は描かれていない。

*18 『サン』の通常フォームのライチュウ等、ごく一部の例外はある。

*19 ただし、Zワザが効率的に性能を発揮するのは、適切な構築・適切なタイミングでZワザを使用した場合のみ。相手より先にZワザをぶっぱできたほうが勝つ……というゲームバランスでは断じてない

*20 一方、Zワザで強引に突破できるということは、「○○には××を出せば突破されない」という画一的な対策を不可能にし、環境のマンネリ化・試合の泥沼化を抑止する側面もある。

*21 むしろ一部のポケモンは、捕獲したボールによっては教え技・タマゴ技の有無等がバレてしまうデメリットがある。

*22 戦闘1ターン目に使用した場合に限り、捕獲率が5倍になる。その性質上、体力が満タンの相手にいきなり投げることになるが、高い捕獲率が幸いして捕獲しにくいポケモんでなければたいていゲットできる。

*23 一応しんかのきせきで耐久面は補えるが。

*24 他の進化形は全て第二の島の大試練をクリアするまでに全て入手可能。

*25 イモリのメスはフェロモンを出し、エンニュートもフェロモンを出すという設定があるため、進化条件はこの生態からきていると考えられる。

*26 クリア後に解放される要素もあまり多くない。めぼしいのはバトルツリー近辺の一部地域の開放とクリア後ストーリー程度。

*27 しかも、同種同ランクの店を設置済みの場合は設置済み軒数に応じて2倍・3倍...と値上がりする。

*28 城外にいないプレイヤーは城内の受付で1人ずつ呼び出す必要がある。下画面から見れるゲスト一覧には載っているのに、城内受付での一覧には載っておらず呼び出せないプレイヤーが存在することもある。

*29 フェスサークルの設定にはゲストとの通信を制限できる項目があるのだが、これを行うとVIPではないフレンドとの通信も制限されてしまう。

*30 VIPのプレイヤーは別タブで最優先に表示されるため、お互いがオンライン状態であればほぼ確実にコンタクトが取れる。

*31 一時間経っていないときにオンラインに繋ぎなおした場合、その旨のメッセージが毎回長々と表示される。

*32 染物屋の染め直しによる色違いまで含めると男物679・女物1253。

*33 ポケモンのなつき度の大小により威力が1~102で変動する技。なつき度を最大もしくは最小にし、威力102の技として使用するのが基本。

*34 威力70で、自身が状態異常の場合は威力が倍になる技。

*35 ただし追加効果は無効化しない。また、相手の防御系の特性を貫通する「かたやぶり」による攻撃技のダメージは防げない。

*36 ゴーストとフェアリー技を両方半減以下で受けられるのは全ポケモン中「炎・ノーマル」複合のカエンジシただ1匹のみ。そのカエンジシも防御力の低さから半減でも倒されてしまうことが多く、ミミッキュキラーとは言えない。

*37 メガシンカの仕様変更で、初ターンからガブリアスより素早く行動できるメガシンカポケモンが増加したこと、上記カプ・テテフの登場により、素の素早さの高さが重視され、ガブリアスよりも高速のポケモンでもこだわりスカーフを持たせるようになったことで、容易に先制される場面が増加したことも大きい

*38 ポケモンに持たせるとバトルで得られる経験値を1.5倍にする道具。

*39 バトルスポットで使う際の最高レベル。これ以上上げても自動的にレベル50のステータスまで落とされる。

*40 通信対戦時のダブルバトル(相手トレーナーが1人の場合)だとほぼ処理落ちしない。

*41 ただし調べられるものは何かしらの情報が得られ、ポケモン雑誌ばかりということはほとんどない。

*42 CMのバリエーション自体は7種類ある。

*43 これの該当ポケモンは手持ちやバトルボックスからは通常通り参戦できたために余計にたちが悪く、一部のユーザーがあらぬ改造疑惑をかけられてしまった。

*44 ちからずくランドロスは第5世代との連動ソフト『ARサーチャー』でしか入手できず、レート戦に出場させることは不可能。

*45 公式発表によると、2月下旬で5,954人、3月下旬で7,651人。