【あーむどぽりす ばとらいだー】
ジャンル | シューティング |
対応機種 | アーケード |
販売元 | エイティング |
開発元 | ライジング |
稼働開始日 | 1998年1月 |
判定 | 良作 |
西暦2019年、マンハッタン島南2キロの地点に浮かぶ人工島「ゼノビア」。
その中ではありとあらゆる犯罪がはびこりサイボーグ手術を施した凶悪犯が闊歩する無法地帯と化していた。
政府は極秘の内に捕縛した犯罪者をその自由と引き替えに警察機構の外部組織として扱うことを決定。
「存在しないことになっている警官」=「ZERO COP」と名付けられた主人公たちは3人1組のチームとなってゼノビア島に侵入。
凶悪犯罪を鎮圧しつつ、ゼノビアに本社を置くギガンテック・サイバートロン社による犯罪の証拠をつかみこれを壊滅させるために動き出す。
+ | 元警官チーム…無実を証明するために戦う正義のマンハッタンポリス! |
+ | 超能力者チーム…政府の秘密機関で養成された超能力者部隊! |
+ | 凶悪犯罪者チーム…減刑と引き替えに雇われた凶悪犯罪者たち! |
+ | スペシャルゲストファイターズ…ランダムエディットで登場することも!? 特別出演!!ライジングゲストキャラクターズ!! |
本作はかつてのライジング作品と盛大にコラボし、「チーム制」というシューティングとしては非常に珍しい制度を採用している。
これに加えて多様なキャラクターを操作することができ、キャラクターやチーム毎に異なる攻略法を探す楽しさが味わえる。
また、かつての強敵達と再び戦うこともあり、過去の作品をプレイした人にとっては懐かしいものがあるだろう。
何度かプレイするうちに自分にあったキャラクターを見つけ、慣れてきたら違うキャラクターにも挑戦するということが本作の遊び方の1つと言えるだろう。
一方で一部キャラクターによる性能の差が大きく、キャラクターによっては使用を敬遠されるようになることも考えられる。
キャラクターが多く存在する以上、多少差が生じることは仕方ないが、もう少しキャラクターの性能バランスに力を入れられていればとも思われる。
+ | 永久パターンの内容 |
ガレッガと異なり当時の家庭用ハード機には移植されず、現在まで長らく移植はされていなかったが、2022年7月28日発売の卓上型復刻ゲーム機『アストロシティミニ V』に本作が収録されている。
稼働から24年目で家庭用への初移植が実現した。(入力ラグが酷すぎてまともにプレイできる代物ではないが)
その際、前述の問題のあるBGMは曲名の変更および稼ぎプレイに支障が出ない程度に当該フレーズの差し替えが行われている。
また、連射速度切り替えやスコア履歴表示のショートカットボタンで全ボタンに用途が割り当てられている(*9)関係で、『アストロシティミニ V』の機能の一つである「かんたんセーブ機能」が唯一使用出来ない作品となっている。
一応『ガレッガ Rev.2016』の開発を担当したM2は「動かすだけなら」移植を完遂しているという。しかしM2ガジェットの仕様が固まらない事と、ガジェットを入れた際に処理が落ちる可能性が高い(*10)という事もあり、発売は未定とのこと。
*1 オプションの「アトミックウィッチ」もカー・ペット同様に名無しNPC
*2 さらに彼女だけ他のキャラクターと異なり、オプションが自分の移動した後をついて動くというガレッガ機で言う「シャドー」と同じ動きをする。
*3 ただし、いわゆる「メカクレ」に近いデザインのため結局素顔は分からない。顔の面積の大半をゴーグルやヘルメットなどの装備で隠したデザインであり、素顔はほぼ確認不能。
*4 搭乗機体とあるが、設定ではサイボーグ手術を受けバイク形態に変形できるようになったバースデイの夫である。
*5 本人がそのまま自機となるから。
*6 エクステンドアイテムを3個逃してからエクステンドアイテムを獲得すると成立する。
*7 「グラフィックデザイナークロストークセッション『バトルガレッガ』はどのようにして生まれたのか」の最終ページ。
*8 原文は「余談ついでに、じつはウェイン兄弟のB・ウェインとJ・ウェインという名前も僕がサッと命名したのですが、自分が考える男らしい男ってことでそれぞれブルース・ウェインとジョン・ウェインと迷いなく決めました(笑)。」
*9 本来ならこれらの要素はスタートボタンを併用するコマンド入力でオンオフを切り替えるのだが、アストロシティミニ Vのスタートボタンは非常に小さい大きさとなっており、先述したコマンドの入力が物理的に難しくなってしまっていることに対する対策と思われる。
*10 ガレッガの時点でPS4の処理能力をほぼ使い切っていたが、バトライダーも基板が同じとはいえガレッガ以上に負荷が掛かるので処理しきれないため。