Rookies
【るーきーず】
ジャンル
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アドベンチャー
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対応機種
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PC-9801
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発売・開発元
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海月製作所
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発売日
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1997年1月31日
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定価
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8,800円
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レーティング
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アダルトゲーム
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判定
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良作
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概要
『パワースレイブ』に続いて発売された海月製作所2作目のゲーム。
シナリオは高志奈未希、キャラクターデザイン・原画はたくま朋正で、海月製作所のゲームとしては本作のみアニメーションが使用されていない。
システムは選択肢によってストーリーが分岐するアドベンチャー。
キャッチコピーは「夢はいつでも未来形!」
ストーリー
探偵事務所を開いて6年、まともな依頼がなくアルバイト生活を続けていた草壁みちひこ。
最後の勝負にと広告を出した彼の所に、女子高の学園内で出回っている麻薬についての調査依頼が飛び込んでくる。
用務員として潜入する事になり用務員室に案内された彼が見たのは、前任の用務員の死体だった……。
評価点
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「夢」をテーマにした青春ストーリー
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半ば夢を諦めている三十路男を主人公に据え、今までの苦悩と未来へ向けての再起を丁寧に描いており、探偵物としてより青春熱血物としての評価が高い。
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まさに夢見る年頃のヒロイン達に過去の自分を重ねて思いの丈をぶつけたりといったシーンも多い。
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ただこういうテーマだけに少々説教臭いシーンも多く、そこは少し人を選ぶ。
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探偵物としてもそこそこ
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事件の概要や犯人はシンプルである程度早期に分かるが、誰がどう事件に関わっているのかという人間関係については最後までどんでん返しがある。
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起承転結もしっかりしているので、中だるみもなく最後までプレイできる。
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BGMも作風に合っている良質な物
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全体的に静かな曲が多く、物憂げな雰囲気を醸し出している。
問題点
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バッドエンドが少々唐突
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精神的に打ちのめされ、自暴自棄になっている状況でヒロインの言葉もあって最後の対決へ向けて一大決心…したのに、過去のフラグにミスがあるとあっさりまたやられてすぐ心が折れてしまったりと、そこまでの流れからするとやや唐突に感じられる展開になってしまっている。
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選択肢をどこで失敗したのか分かりにくい
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序盤から中盤にかけて選択肢で正しい方を選ぶと事件解決に必要な情報が入手できるが、初見ではどちらが正解か分からない選択肢ばかり。
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そこで情報入手に失敗していてもある程度先までストーリーが進行する為、後半になってから情報が欠けているせいでバッドエンド、という事態に陥りやすく、その際どこに問題があったのかに気づくのはなかなか難しい。
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メインヒロインのみ18禁シーンがない
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ほとんどの女性キャラに少々無理がある展開も含めてそういうシーンがあるにも拘らず、昔から主人公を支えストーリー中でも重要なキャラとなっているメインヒロインのみ対象外。
総評
発売時期に良くあった探偵物…と見せて、三十路主人公の悲哀と熱血を描いた当時どころか今でもなかなかないテーマのゲーム。
まさに「ルーキーズ」というタイトルにふさわしい作品になっている。
余談
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間違えられやすいが、メーカー名の「海月製作所」は「うみつきせいさくじょ」と読む。
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CD-ROM版はPC-9801シリーズとPC/AT互換機両対応だった。
最終更新:2018年08月18日 15:17