RefleX

【りふれくす】

ジャンル シューティング
対応機種 Steam版:Windows 2000~8
発売元 Steam版:Nyu Media
開発元 SITER SKAIN
発売日 Steam版:2014年3月28日
定価 Steam版:798円
判定 良作
The Tale of ALLTYNEXシリーズリンク
神威 / RefleX / ALLTYNEX Second


概要

同人サークル「SITER SKAIN」が制作し、2008年8月のコミックマーケットで発表された縦STG。
過去に制作された『Reflection』のリメイク作。1999年の『神威』発表と同時に体験版が配布されたが、開発の難航や停滞により、最終的に完成まで9年を要した。
世界観を共有するシリーズ『The Tale of ALLTYNEX』3作の内の1つであり、第2部に位置する。
過去に制作された『Reflection』はヤスウェア氏・『ALLTYNEX』はじるるん氏の個人開発であり、同人サークル「SITER SKAIN」結成後はサークル開発ではあるが「個人製作の延長的な開発体制」という方針なため同様に『RefleX』はヤスウェア氏・『神威』はじるるん氏が多くを手がけている。

防御に重きを置いたシステムと、傑出した演出で話題を呼んだ作品。
単なるリメイクというだけでなく、『神威』へ直接繋がる設定が多数登場するのも大きな特徴。
三部作の中で最も早くSteam版として一般流通販売された。

ストーリー

地球の統一国家が圧政による常軌を逸した軍国化を進めるようになり、反発した人々は聖蛇教団という宗教の支援の下で月基地を本部とするレジスタンス組織ヴァルキネスを結成していた。国家の世界統一に使用された12種類の戦闘兵器群により戦況は国家軍有利に傾いていった。

ヴァルキネスとの戦いが始まってから2年程が過ぎた新暦0024年、12戦闘兵器群の開発に携わった国家の英雄であり粒子力学の第一人者デニス博士がレジスタンス側に加わり、粒子加速によるフィールドを使用した光学兵器反射シールドを展開するS.S.S.(ショットシールドシステム)を開発したことで戦況を覆す可能性が生まれる。S.S.S.は汎用戦闘機フェニックス2型でプロトタイプがテストされたのち、士官用戦闘機サーペントに搭載された。そして、地球に潜伏するヴァルキネスの総力を動員した数次に渡る断続的な陽動によって、シールドシステムを搭載した戦闘機2機を月に到達させて量産化する作戦「Opelation RefleX」が実行された。

西オーストラリアのパースへの奇襲を皮切りにオーストラリア東部の首都アルテミスを奇襲する陽動作戦が展開され、戦闘機を搭載した戦艦オヒュクスを旗艦とする独立部隊も軌道回廊へと奇襲をかけて月に向かうために発進する。しかし奇襲作戦の動きが国家軍に察知されていたため、独立部隊は戦闘兵器群の1つピスケスA型・E型の襲撃を受ける。戦艦オヒュクスは搭載されている強大なレーザー武装によってピスケスA型を撃墜するが、次弾発射がまだできない隙を狙って戦闘兵器群の1つヴァルゴが爆撃を行ない、士官用戦闘機サーペントやデニス博士を乗せたまま戦艦オヒュクスは撃墜されてしまう。かろうじて脱出に成功した戦闘機はフェニックス1型とフェニックス2型の計2機のみ。唯一のシールド搭載機となったフェニックス2型は1機分でもシールドシステムを月に送るため作戦を続行して、宇宙へと伸びる軌道回廊を持つ空中基地を目指す。

(Wikipediaより転載)

特徴

基本内容

  • 全8面1周。
  • ステージセレクトモードあり。難易度設定なし。
  • 6回のダメージまで耐えられる装甲を持つ。
    • 4,6面クリア時に装甲が最大まで回復する。
  • コンティニュー回数に制限あり。プレイするたびに回数が1増加する*1
    • 実質的にはこれが残機に近い概念。ただし1度でもコンティニューすると、スコアはランキング記録されなくなる。

武器

  • ショット(1ボタン)
    • 自動連射ショット。本作では高低差の概念がないため、空中敵と地上敵を全て攻撃できる
    • ミサイル・爆雷の破壊以外にも、紫弾の相殺ができる。
    • 威力はあまり高くないので、シールドの反射攻撃を使わずに戦うと長期戦になりがち。
    • シールドエネルギー残量が低いと、ショットの威力・発射本数・連射力が低下する。
  • シールド(2ボタン)
    • 敵の攻撃の防御や反射ができる全方位シールド。ボタンを押し続けている間展開する。
      • 展開中はシールドエネルギーが減少していき、ショットが弱体化。0になると使用不可能になる。
      • 展開を止めるとエネルギーが回復する。ショット発射中は回復速度が遅い。
    • 青色の敵弾やビームを防御すると緑色に変化し、反射攻撃ができる。
      • 反射攻撃は概して威力が高い。
      • 敵を破壊した時のスコアはショットの2倍。
      • 青色でも高出力ビームは反射できない(防御自体は可能)。
      • 極一部だが、青色以外で反射できる攻撃がある。
    • 体当たり・物理兵器(ミサイル・起爆前の爆雷)は防御不可能。

スコアシステム

  • 反射攻撃で敵を破壊するたびに「コンボレベル」が上昇し、レベルごとに一定の倍率がかかる。
  • レベルは最大8。この状態だと、ショットで32倍、反射攻撃で64倍となる。
  • コンボレベルが1以上になると、画面右上のスコア表示の下にゲージが出現する。
    • ゲージは時間経過で減少し、0になるとレベルも0になる。
    • ショットによる破壊でもゲージの維持ができる。

隠し機体

+ ネタバレ

ゲームクリアすると、7面後半~8面で自動的に変化する「ゾディアック・オヒュクス(光翼フェニックス)」をステージセレクトモードで使用可能になる。

  • 装甲はなく、一撃死。
  • 移動速度上昇。
  • ショット威力大幅上昇。ただしステージセレクトによって1~6面で使用すると、7~8面時の半分に抑えられる。
  • シールドエネルギー無限化。
  • フォトンブラスター使用可能
    • 反射攻撃が画面内に残っている間にシールド解除すると、近くの敵に対して放射される閃光に変化する。
    • 閃光に変化するのは一度に最大8発まで。
    • 単に威力が高いだけでなく、一部の敵が展開するシールドを貫通する。

評価点

グラフィック・演出

  • 『神威』以上に長い年月をかけただけあって、ドット絵の書き込みや各種演出にさらなる磨きがかかっている。
    • 解像度が1024*1024に向上。各キャラクターや背景の描写がより細かくなった。
      • 3面の「サジタリウス」のように、画面に収まりきらない超巨大ボスも多数登場する。
      • 大気圏内ステージの雲の動きはより自然なものになった。1面では雷雨の表現まで存在する。
    • 5面ボス戦が長引くと大気圏突入時に徐々に赤くなる画面や7面ボス戦時の日没などはシンプルな演出ではあるが、BGMやその場の状況も相まって緊迫感を覚えやすい。
    • 擬似3D演出も大幅に強化された。
      • 高低差の表現のみならず、垂直上昇による直角的な動きやローリングによる背景回転も用いられている。
      • 3D演出を特に実感できるのが3面。敵の大艦隊に突撃して様々な方向にスクロールする演出は、2D版『レイストーム』とも言うべき内容となっている。
    • 本作のボスは変形を行うものが多く、機敏かつ滑らかな動きで大胆に変化する。特に7面以降のボスは頻繁に変形を行うため、印象に残りやすい。
  • 7~8面は本作を語る上で外すことができない名場面であり、非常に熱い戦闘が繰り広げられる。
    + ネタバレ
    • 7面
      • 冒頭ではモノクロ画面が用いられ、嵐の前の静けさを演出している。
      • ステージ最初の場所は『ALLTYNEX Second』のラストステージだった場所という設定の「アルティネクス跡地」。*2)
      • 中破して撤退した1面ボス「ヴァルゴ」と共に、第三勢力ライワット軍*3の超兵器「ゾディアック兵器」の1つである「ゾディアック・ヴァルゴ」を迎え撃つ。しかし、一瞬で友軍のヴァルゴが撃墜される、いくら集中的に攻撃しても体力ゲージを減らせないなど、ゾディアック・ヴァルゴが桁違いの性能を持つボスであることを見せ付けられる。
      • 中盤、ボスのトラクタービームで捕えられ、シールド展開限界時間を超える猛攻により、強制的に装甲を全て剥がされたフェニックスは大破(設定上パイロットもそこで死亡したとされている)。
      • しかし、パイロットの死と引き換えに、フェニックスに秘匿されていたオヒュクス・コア*4が発動し、フェニックスを依代に「ゾディアック・オヒュクス」が覚醒。光翼フェニックスとなり、ゾディアック兵器をも上回るパワーアップを遂げる。
      • その際には半壊したフェニックスからゾディアックと同じ形状の光の翼が生え、シールドエネルギーが凄まじい勢いで回復、最大値を超えて画面外までブチ抜いてしまうなど、ゲーム内で目に見える形で表れる。
      • そのパワーアップ度合いも凄まじく、シールド半永久化・高耐久の大型雑魚をショットで瞬殺・トラクタービームを振り切れるなど、手も足も出なかったゾディアック・ヴァルゴを迎え撃つ存在に変貌したことをプレイヤーに実感させる。
      • 終盤では、連発される超巨大ビームを完全に防ぐ、シールドを展開したボスにシールドで対抗して大量の粒子を撒き散らすなど、さらに激化した演出となる。
    • 8面
      • STGでは珍しい三つ巴のラストバトル。人類の手から離れてなおゾディアック兵器殲滅を目指すフェニックス、最後のゾディアック兵器*5である「ゾディアック・リブラ」、そして人類が開発した前作自機(の同型機)である「神威七号機・八号機*6が入り乱れて戦う。
      • 8面の舞台は前作『神威』の機械神殿(のいくつもある内の1つ)。神威が登場することやBGMが前作1面BGMのアレンジ*7であることなど、前作経験者であればさらに盛り上がる展開となっている。
      • 神威は性能面に関してはかなりの難敵で、通常のフェニックスであれば対抗不可能だったであろう頑丈なシールドと装甲、回避不可能な雷撃などを備える。非ゾディアック兵器でありながら、前作の自機を敵に回すと如何に恐ろしい存在となるかを見せ付ける戦い方をする。
      • フェニックスから離れた場所で神威とゾディアック・リブラが戦う背景演出もあり、三つ巴であることがきちんど描写されている。
      • 終盤では、ゾディアック・リブラが神威もろともフェニックスを破壊するために、最強の画面全体攻撃であるアポカリプスバスターを使用する。この攻撃はゾディアック・リブラにとって捨て身に等しい攻撃*8であること、最終的に破壊されるとは言え、神威がシールドを連続展開して長時間耐え続けることなどから、どの勢力にとっても限界を突破したラストバトルであることが派手に演出されている。
    • エンドロールでは光翼フェニックスと神威零号機改(『神威』にボスとして登場する光翼兵器)が対比されて映し出されたり、海へ沈んでいくフェニックスのイラストが表示されたりしており、『神威』へと繋がることが示唆されている。

BGM

  • 前作より高性能な音源が使用され、場面ごとに雰囲気が大きく異なるBGM構成となって表現の幅が増した。
  • BGM総数は三部作の中で最も多い。1つの面で複数のBGMが使用されていたりする。
  • 1面BGM「Unavoidable Choice」は本作のメインテーマ。
    • アップテンポな曲調であると同時に、ゲーム開始と同時に母艦を失うという状況にマッチした悲壮感の強いBGMに仕上がっている。
    • このBGMのサビのフレーズを用いたものがゲーム中に度々流れる。その中でも7面ボスBGM「Raiwat Virgo (TypeR)」は、使用される場面が本作で非常に重要であることも相まって、第2のメインテーマとも言うべき存在。
  • 3面BGM「The Law of Nature of the Tragedy -Second Chapter-」の構成はゲーム展開とのシンクロを考えられたもの。中盤の中ボス戦で曲調が変わり始め、中ボスを倒す頃にサビになる。
  • 6面BGM「Air」は曲名やステージ舞台に合わせた開放感のあるBGMというだけでなく、終盤の友軍との共闘を盛り上げる要素になっている。

システム

  • STGトップクラスの防御性能を誇る自機。積極的防御手段と消極的防御手段の2段構えとなっており、撃墜される可能性を極限まで抑えることができる。
    • 本作の象徴「S.S.S.」
      • ほぼ全ての敵の攻撃を無効化できる。加えて、自機の周囲を包み込むタイプのシールドのため、死角が存在しない。
      • 青色の殆どの攻撃に至っては、無効化できるばかりか反射し、逆にこちらにとって有利に働く。
      • シールド展開にタイムラグはなく、ボタンを押せば素早く発動してくれる。咄嗟の防御もしやすい。
      • 4秒以上も持続できる上、ショットを止めていればエネルギー0の状態から2秒もかからず全回復できる。
    • 装甲
      • 前作に引き続き、本体への被弾対策となるシステムまで兼ね備えている。
      • 残機や回復手段はないが、進めさえすれば全回復できる機会は2回もあるので、ランキング上では理論上の被弾許容回数は18あるということに。
  • 中ボス・ボスには体力ゲージが表示されるようになった。反射攻撃を当てた際は威力の高さを視覚的に実感しやすい。

ゲームバランス

  • 自機のシールド性能と敵の攻撃の激しさのバランスが取れている。また、シールドはショットの補助ではなく、ショットと並ぶもう一つの主兵装という立ち位置を確立している。
    • 高難度弾幕STGの終盤レベルの弾幕でも、安全地帯が文字通り1ドットたりとも存在しない超巨大ビームでも、シールド一つで難なくやり過ごせるのは本作独自の魅力。
    • 当然ながらシールドは無敵の兵器ではない。苦手な要素を覚えて、どのようにパターン化して対処すればいいかを考える面白さも用意されている。
      • 5面のような引っ切り無しに敵が襲い掛かり突っ込んでくる場面では、ショットとシールドの効果的な運用やアドリブが必要になる。
      • シールドにとっての天敵は、何の変哲もない誘導ミサイル。ショットで容易に薙ぎ払えるとはいえ、弾幕や誘導レーザーとの複合攻撃で大きな脅威と化す事は言うまでもない。
    • 稼ぎを行う場合、積極的な反射攻撃が必要になる。この場合、ショットでコンボを繋ぐことも重要になるため、過度なショット自粛とはならず、プレイスタイルが地味になることはない。
  • 条件を満たした後にステージセレクトモードで使用できる隠し機体の場合、通常とはまた異なる形でゲームバランスが取れている。
    + ネタバレ
    • 終盤で使用できる光翼フェニックスを6面以前に持ち出し、圧倒的な性能で敵を蹂躙するのは大変爽快。
    • ショットでさえ半減しているとは思えない威力を持ち、反射攻撃からのフォトンブラスターの威力はそれをさらに上回る。
    • シールドエネルギー無限のため、敵の青攻撃は反射し放題となる。
    • 一見チートだが一撃死なので、ある意味通常時よりもスリルのあるプレイができる。調子に乗って動かし過ぎたり、無理に反射攻撃やフォトンブラスターを使おうとすると事故る。

問題点

演出による弊害

演出は素晴らしいが、それを重視するあまりプレイヤーを置き去りにする、または振り回す要素が多い。

+ ネタバレ
  • ストーリー上の難点
    • 4面終了後にライワット軍が国家軍とヴァルキネスの戦争に介入し、勢力図がゲーム開始時から大きく変化する。
      • それが7面クリア後のデモまで語られないため、初見ではプレイヤーが何と戦っているのかが伝わらない。
      • 第三勢力の登場を理解していないと、6~7面でなぜヴァルゴと共闘しているのかが分からなくなる。
    • 7面でゾディアック・ヴァルゴに瀕死にされた直後、フェニックスが光翼を展開してパワーアップした理由も説明されないため、設定を知らないとご都合主義のようにも見えてしまう。
    • 7面クリア後のデモについて
      • 12体のゾディアック兵器との戦闘内容、地球側勢力のその後の行動、ライワット軍が地球侵略した理由が語られるのだが、初めて出てくる用語が多い上に説明が断片的な箇所もあるため、初見でこれらを全て理解するのは非常に難しい。
      • デモ中のテキストは自動的に流れるため、じっくり読んでいる暇がない。
      • ここで勢力図がさらに変化しており、ますます混乱しやすくなる。ちなみに、本作の勢力図は「国家軍VSヴァルキネス(聖蛇教団ゲヘナ)」→「国家軍&ヴァルキネス(聖蛇教団ゲヘナ)VSライワット軍」→「光翼フェニックスVSライワット軍VS聖蛇教団ゲヘナ(国家軍残党+ヴァルキネス残党)」と変化している。
    • エリアセレクトモードには各ステージの解説文があるため、そこで大まかな状況は把握できる。
  • システム上の難点
    • 7面で光翼フェニックスになると自機の性能が大きく変化するため、プレイヤーを混乱させる要因になる。
    • 特に一撃死のペナルティは深刻で、攻略法が分からないうちは短時間でコンティニューを繰り返してあっさりゲームオーバーとなってしまいやすい。
    • 8面ではゾディアック・リブラにダメージを与えられる機会が少なく、必然的にボス戦が長期化する。
      さらにフォトンブラスターに関する説明がない。これに気付く早さ次第で、8面ボス戦終盤の難易度に大きな差が出てくる。

その他

  • 難易度設定がない。
  • リプレイ機能がない。
    • 開発者いわく機能を付けなかった理由は「私がリプレイ機能あるとついそっちを見てしまい、遊ぶ前に満足してしまうことが多い人なので」とのこと。
  • Steam版は英語表記のみ。終盤のデモテキストが良くも悪くもストーリー展開としてとても重要なため、読めないとストーリーをほとんど楽しめない。
  • 同人版ver1.00ではゲームオーバーになるとコンティニュー可能回数が増え、クリアすれば減るというシステムがあった。コンティニューしながらクリアする層にとってはまたゲームオーバーになって回数を増やさないとクリア難易度が高くなってしまう。
    • 頒布から2年くらい経ってリリースされたアップデートver1.01でこのシステムは削除された。
    • ノーコンティニュークリアの実績を意味する称号「ゾディアックマスター」は、初期バーションではコンティニュー可能回数1まで減らした上で達成するという条件があった。

参考動画

+ PV. The Tale of ALLTYNEX

PV. The Tale of ALLTYNEX(1分03秒から)https://www.youtube.com/watch?v=H-NU6Tl8oes#t=1m03s

総評

長い開発期間をかけたこともあり、大作と呼ぶに相応しい内容となったSTG。
「STGの自機は撃たれ弱い」というイメージを覆すシールドシステムによって、独自性が強いゲームを楽しめる。
そして、タイトーSTG並みに凝った熱い演出は非常に評価が高く、ラストバトルの盛り上がりは特筆に値する。
演出系STGが好きな人におすすめ。『神威』経験者であれば、さらに本作の世界観を堪能できる。

余談

  • 本作は元々、『Reflection』のDirectX移植版『ReflectionX』とその続編『Reflection2』として開発が進められていた。前後半でストーリー展開や一部演出・敵機のデザインがガラッと転換したり、エンドロールで前述した2つの名称があるのはそのため。
    • Area4のCancerまでは『Reflection』のリメイク、第三勢力の現れるArea5からが続編として構想されていた部分。
    • 『Reflection』ではArea3のSagittariusがラスボスでBADエンド、条件を満たせば隠しボスのCancerが出現してGOODエンドになっていた。
  • 6面では『斑鳩』のものと酷似した戦法・攻撃を行う雑魚敵が3種類登場する。本作のシールドで攻撃を跳ね返したら面白そうということで意図的に実装された。
    • 「連雀」風小型雑魚:自機を取り囲んで赤弾または青弾を撃ってくる。
    • 「朱鷺」風中型雑魚:画面上下から出現して横移動しながら赤弾または青弾の連射ショットを行う。
    • 「長元坊」風大型雑魚:青弾のみでスプリンクラーとばら撒きを行う。
  • 後半の敵である異星人「ライワット」は犬の獣人のような姿をしている。サークルメンバーに犬の獣人絵を好んで描くケモナーが居たことによる。
  • ラスボスのアポカリプスバスターは設定上では2発撃てていればオヒュクスのシールドを突破可能であり、ゲーム上でも画面を振り切れているシールドゲージが削れていくようにする案はあったが、プレイヤーにとって分かりにくいとの判断でボツになった。
  • 『Reflection』や『ALLTYNEX』は設定上はそれぞれ、本作含めた3部作とは別の平行世界という設定になった。

*1 同人版では仕様が異なり、使いきってゲームオーバーで1増加・クリアすると1減少する。

*2 ただし当時は『The Tale of ALLTYNEX』3部作という概念がなかったため、プレイヤーにとっては『ALLTYNEX』のラスボス戦が行われた場所という認識だった。現行設定では『ALLTYNEX』は平行世界の出来事で、この世界で過去に起きた事件は『ALLTYNEX Second』ということになった。

*3 地球外勢力であるライワット星人の軍隊。かつて、12体のゾディアック兵器の暴走阻止のために開発されたゾディアック・オヒュクスが裏切り者の一族によって地球に持ち去られてしまい、暴走が阻止される頃には母星が焦土と化してしまった。彼らは裏切り者への復讐のため、地球侵攻作戦を開始する。

*4 ライワット星人の裏切り者によって地球に持ち込まれたゾディアック・オヒュクスの中核で、超高エネルギー生成機関としての機能を果たす。

*5 7面クリア後のデモで、12体の内11体が破壊されたことが語られる。

*6 地球人はライワット軍のみならず、地球への被害を顧みずに戦うフェニックスをも脅威とみなし、それらに対抗するために自律兵器である神威を開発する。地球人が掌握できたのは8機造られた内の五~八号機の4機のみで、五~六号機は既に戦闘で破壊されている。なお『神威』の自機は2号機で、7号機・8号機より機能は少し劣る。

*7 元々は神威6面用に作曲したものだったが、機械神殿ステージ部分をボツにしていきなりラスボス戦にしたためお蔵入りしていた。

*8 機体への負荷が大きいため。実際、この攻撃を連発しようとして自爆し、体力ゲージは自動的に大幅減少する。