スカッドレース

【すかっどれーす】

ジャンル レース
対応機種 アーケード
使用基板 MODEL3 Step1.5
販売・開発元 セガ・エンタープライゼス
稼働開始日 無印(初期) 1996年12月
無印(後期) 1997年3月
Plus 1997年9月
プレイ人数 無印(初期) 1人
無印(後期)
Plus
1~8人
判定 ゲームバランスが不安定
ポイント 極めて難しい操作性
破格のグラフィック
カオスな超初級
伝説の誤植「インド人を右に!


概要

全世界で大ヒットした『デイトナUSA』を開発したセガAM2研が、1996年に当時開催されていた「BPR GT選手権」を題材とし開発した3Dレースゲーム。
タイトルのスカッド(SCUD)とは「Sport Car Ultimate Drive」の略称。海外版ではミサイルの一種を想起させる為、「SEGA SUPER GT」に変更されている。
セガらしい魅力的な演出や、当時ライセンスの独占体制が敷かれていなかった「フェラーリ」「ポルシェ」といった実車が収録されている点が大きな特徴。
1997年にはバージョンアップ版である『Plus』が稼動した。

当時最高峰のスペックを誇った「MODEL3」基板を採用した最初期のゲームであるが、基本のゲーム性やUI面等は『デイトナUSA』との共通点が多い。
後述する「インド人を右に!」の発祥として有名なゲームだが、レースゲームファンの間では新旧レースゲームの中でも屈指のマゾゲーとして知られている。


ゲームの流れ

  • 1.まずコインを入れるとコース選択になり、そこでコースを選択する。
  • 2.次に車種を選択する。『Plus』のみここでスタートボタンを押しながら決定すると、対応した車種に応じて隠し車種が選べる。
  • 3.最後にシフトタイプを「AT」か「MT」を選択し、レース開始。スタートボタンを押しながら決定すると敵車がいないタイムアタックモードになる。
  • 4.完走出来ればそのままリザルトになるが、3位以上(無印版の初期ROMは1位)でゴールすればエンディング。ランクインした場合は更にネームエントリーとなる。

筐体の種類

DX筐体

  • 50インチのプロジェクションTVを使った1人用筐体。無印版の初期ROMはこの筐体のみ。
    • 筐体部にはゲーム中にこちらのステア操作に合わせて筐体が可動する「DRMS(ダイレクト・ローラー・モータライズド・システム)」を搭載。
      この筐体は同社の『セガラリー2』や『デイトナUSA2』にも「DRMS」に改良を加えた上で使用される事となる。

TWIN筐体

  • 29インチのブラウン管モニターを2台搭載し、1台で対戦可能にした2人用筐体。無印版の後期ROMの登場と同時に出回った。

初期ROMと後期ROMの違い

  • 初期ROMの発売年は1996年に対し、後期ROMの発売年は『Plus』同様1997年である。ただし後期ROMでもタイトル画面やデモ画面での著作権表記上では1996年のみ。『Plus』では追加で1997年も表示されている。
  • 初期ROMは完全シングルプレイ専用で、通信対戦には非対応。
  • 後述の通り、初期ROMはかなりハンドルが重たかったが、後期ROMおよび『Plus』ではハンドルの重さがやや軽くなり幾分か改善されている。
    • 各車の挙動も、無印版初期ROM・無印版後期ROM・『Plus』の全てで異なっている。基本的には後者ほど初心者でも比較的扱いやすい挙動となっている。
  • 各種セレクト画面において、画面上の表記が英語表記+男性英語ボイスとなっているのが初期ROM、日本語表記+女性日本語ボイスとなっているのが後期ROM及び『Plus』である。
    • 初期ROMでは車種選択画面での車種の並びが後期ROM、『Plus』とは異なり、また各車種の性格付けを示す表示がない。
  • 初期ROMは全コースで「グリッドに静止した状態からスタート」するスタンディングスタート方式になっている。
    • この内、初級(昼)と(夜)の2つについては後期ROMからは「あらかじめ加速した状態からスタート」するローリングスタート方式に変更された。
  • デモ画面での車とコースの組み合わせが初期ROMと後期ROM/『Plus』では異なり、バージョンの判別が可能となっている。

収録要素

コース

  • 超初級「SUPER BEGINNER」
    • 『Plus』で追加されたコース。アメリカ風の一軒家の中に敷かれた左回りのオーバルコースであり、猫も飛び出す等、同社のレースゲーでも屈指のカオスなコースとなっている。
      他車もライバルカーを除いて全て隠し車種。何故かバックストレートでボウリングゲームができ、完走後にそのスコアの結果が表示される。通常設定で40台/6周。
  • 初級(昼)「BEGINNER(DAY)」Dolphin Tunnel
    • 昼の市街地を舞台としたコース。橋上からスタートしガラス張りの海底トンネルを走る。均等にイージーコーナーが配置されている。通常設定で40台/4周。
  • 初級(夜)「BEGINNER(NIGHT)」Twilight Airport
    • 夜の空港を舞台としたコース。日本航空の塗装を纏った飛行機が見所。「初級(昼)」より解りにくい&厳しいコーナーがある等、難易度は昼よりやや高め。通常設定で40台/4周。
  • 中級「MEDIUM」Mystery Ruins
    • マヤ文明のような遺跡が残る山間を舞台としたコース。遺跡の中やジャングルと言った自然の中を駆け抜ける。
      ここから急激に難易度が上昇する為、挑むなら操作や挙動にしっかり慣れてからが賢明。後述の「インド人を右に!」はこのコースのもの。通常設定で30台/3周。
  • 上級「EXPERT」Classic Castle
    • 中世ヨーロッパの城下町をモチーフとしたコース。石畳の道路に、建物の中・古城を囲む180度コーナー、コロセウムを激走する。
      コースの長さは中級よりも少し長い程度だが、中級より更に難しい難所が各所に詰め込まれている。通常設定で20台/3周。

収録車種

通常車種

何れも当時の「BPR GT選手権」に参戦していた車を再現している。
ランキング欄においては、これらの車種は車両の製造国の国旗で表記される。

  • ポルシェ・911 GT2(993型)「EASY DRIVING」
    • ドイツ製のRR車。一番操作が簡単とされているハンドリング重視マシン。最高速は通常車中最低だが滑り難い為、グリップ寄りな走行をしたい人向け。
  • フェラーリ・F40 GTE「NORMAL DRIVING」
    • イタリア製のMR車。あらゆる面で標準的な性能を持つ。とりあえずどれにしようか迷った時はこれを選んでおけば何とかなる、という場面も多い。
  • ダッジ・バイパー GTS-R「HIGH TORQUE」
    • アメリカ製のFR車で加速重視。グリップ力が上記2車種に劣る上、F40よりも最高速が低いが、その分加速性能が極めて高い。
  • マクラーレン・F1 LM「HIGH SPEED」
    • イギリス製のMR車で最高速重視。その分グリップ力は最低で滑り易さはトップクラス。少しハンドルを切っただけで豪快に滑り、操縦を誤れば瞬く間にスピンしてしまう。
      初心者お断りの車種とは言え最高速重視なだけあってタイムアタック向けの車種であり、ベストラップを叩き出すにはこの車種を使用して操作に慣れなければならない。

隠し車種

ランキング欄においては、これらの車種は専用のマークで表記される。

  • バス 「MATCHLESS」
    • AM2研のスタッフが窓に描かれた、ブリキ製のおもちゃのバス。ポルシェ・911から変化。
      ドリフトが他の車種と比べてもし易く、それでいて車体がかなり大きい為、ドリフトしつつ他車の進路を妨害するというプレイがメインとなる。ある意味では初心者向けの車種。
  • 戦車 「SHOOTER」
    • 搭乗口らしき場所から飛び出している頭が目立つおもちゃの戦車。フェラーリ・F40から変化。スタートボタンで弾を発射出来る。
      弾が当たった車は多少進路が狂い、スピードダウンする。弾を当てた回数が画面下に表示されるという謎のシステムも搭載。
  • 猫 「QUICK MOVE」
    • 文字通りの猫。ダッジ・バイパーから変化。非常に加速が良いが、当たり判定が分かり難く、かつ少しハンドルを切っただけで物凄い勢いで良く曲がる。最高速が270km/hと最も低い。
  • ロケット 「ULTRA SPEED」
    • ゼンマイで動くロケットカーのミニカー。マクラーレン・F1から変化。スタートボタンで3回まで一定時間ウィリーしながら急加速出来るロケットを使用出来る。
      そのままでも凄まじい加速で僅か数秒程で全車種中で最高の最高速399km/hに達する。その代わりハンドリングは非常に重く、まともなコーナリングには相当な減速を強いられる。

その他

  • アルピーヌ・A610
    • ライバルカー以外の他車で登場する車種。プレイヤーは使用不可能。
      • ちなみにライバルカー含む敵車はレース中に制御不能になって壁と接触してクラッシュすることがあり場合によっては画面右のレーダーの上に表示されているRETIREカウントが増加する。こちらから接触して意図的にクラッシュさせる事も可能。

評価点

細やかな演出とグラフィック

  • 「MODEL3」から出力されるグラフィック群はPS2初期レベルに美麗。しかもこのグラフィックが60fpsで処理落ち無しに動く。流石はセガといった所か。
    • それでいて最大同時走行台数は『デイトナUSA』と同様の40台。超初級と初級はローリングスタートであり、この演出もやはり凝っている。
    • 『デイトナUSA』では外からは見えなかった自車の車内が見えるようになった。
      • 車内にはプレイヤーの分身となるドライバーが配置されており、こちらの操作に連動してハンドルを動かしたり、対戦モード時の勝敗で嬉しがったり悔しがったりする仕草を見せる。
      • 「HIGH SPEED」のマクラーレン・F1は運転席が車の中央にあるという非常に特徴的な作り*1になっているのだが、この部分も再現されている。
    • 『デイトナUSA』同様にピットインの概念があり、ピットクルーが作業する所も細かく描写されており本格的。
      • 筐体設定でロングラップ設定にしている場合は、タイヤのグリップ力が徐々に落ちる為、適切なタイミングでピットインし、タイヤ交換を行う必要が出てくる。

魅力的な実車

  • 車種も魅力的なスーパーカーを実名で4車種収録。ボディデザインはもちろん、各スポンサーやエンジン音もほぼそのまま再現されている。
    • 公式攻略本や雑誌セガサターンマガジンの記事によると、車のエンジン音はサーキットに実車を持ち込み、実際に時速200キロ以上の高速走行も行って収録したほどの拘りようである。
    • 一方でクラッシュ後の車体の損傷演出は実在車両の為か「小さなヘコみや歪みが確認できる」程度と『バーチャレーシング』や『デイトナUSA』シリーズと比べてややマイルドである。

その他

  • コースもセガらしさがあふれる魅力的なもので、それぞれのコースに特色を持たせる事に成功している。視覚的ギミックも非常に特徴的なものが多い。
    • レイアウトもコース外の舗装路肩が非常に多い、超初級以外は必ずジャンピングスポットが用意されているなど、本作ならではのダイナミックな作りとなっている。
  • サウンドの質も高く、特に初級(夜)のBGM「Flight in the Dark」はボーカルもさることながら非常に高評価。
    • 上記の通りやたらシュールな車種が追加された『Plus』では、選択時に専用の効果音が鳴ったりと、細かい点にも抜かりが無い。
  • 「逆走だあああ!」といった特徴的な演出はなくなったものの、逆走プレイも『デイトナUSA』同様に可能。無事にゴールすると記録に逆走で完走した事を示すマークが付く点も同じ。

問題点

全体的に難易度が高い

一般的にセガ社製のレースゲームは競合他社と比べて難易度が高いとされているが、その中でも本作は桁違いに難易度が高いことで有名である。以下にその所為を幾つか述べる。

異常なまでに難しい操作性

  • 本作の「レースゲーム屈指のマゾゲー」という評価を決定付けている最大の要素。レースゲームでは操作性がゲームとしての面白さに直結している部分もある為、ここがまずいのは致命的であろう。
    「EASY DRIVING」のポルシェでもハンドリングが重く、ある程度慣れないとドリフトもままならずスピンかクラッシュがザラ。寧ろ滑り易いマクラーレンの方が簡単に思えてくるプレイヤーもいるだろう。
    それでもコツが掴めないとまともに走らせる事すらままならない。しかもこれでもまだマシな方で、実は無印版の初期ROMは更にハンドリングが重かった。
    • かといってドリフトアングルを付け過ぎると、『デイトナUSA』のようにスピンしてしまう。しかも許容範囲も『デイトナ』以上に狭いので、ドリフトの難易度は更に上昇してしまっている。
    • 「難し過ぎて面白くない」となりかねない操作性とはいえ、手抜きとは感じさせないだけのものはある。実際このゲームの挙動に惹かれた熱心なファンを生み出したという側面もないわけではない……とはいえ、一般層との棲み分けを図るために、もう少し調整するかセッティングを選べる仕様を採用すべきであったのは説明するまでもないだろうが。
      • 余談だが、ゲーム内では「NORMAL DRIVING」と比較的運転しやすい性格付けがされているF40だが、実車はF1ドライバーでも雨の運転を拒んだほどコントロールが難しい車として有名である*2

その他

  • 上位のNPCカーが異様に速い。同社の他レースゲームに比べれば若干遅い方だが、それでも他社のレースゲームの平均よりも明らかに速い。
  • 追い討ちとばかりに、制限時間もかなり厳しい。半端な腕前では優勝はおろか完走すら困難であろう。
  • 『デイトナUSA』と同様、「AT」と「MT」の速度差が大きく、後者の方が10km位最高速度が高い。これだけでもかなりのアドバンテージである。
  • BGMはコース毎に固定となっており、自分で選択する事が出来ない。但しBGMの選定それ自体は場の雰囲気にあったものになっており批判は少ない。

総評

グラフィックの美麗さや魅力的な実車等、目を引かせる要素は多数あった、が…その操作性で全てが台無しになってしまった作品。
『デイトナUSA』と比べて一般ウケが非常に悪かったのは事実であるものの、一部に熱狂的なファンを生み出したのもまた事実である。そう言った意味でも同社のレースゲームである『セガツーリングカーチャンピオンシップ』に似たようなゲーム、と評価できるかもしれない。Ver.UP版が出たのもそうしたファンの心をがっちりと掴んだ事の証左と言えるだろう。

2023年現在、アーケード版以外の家庭用機やPC機などの移植は一切なく*3、現在ではプレイするのは非常に難しいものと思われる。

後述する今は亡きゲーメストでの誤植で、後世にもその名が知られるという予想外の事態となった本作ではあるが、面白半分でプレイしようものなら、あっさりゲームオーバー画面を拝む破目になるのがオチであろう。
最低でも、ある程度他のレースゲームで腕を慣らしてから挑戦する事をお奨めしておきたい。


ゲーメストでの伝説の誤植

当時のゲーマーやレースゲームをメインにプレイしている人以外では、これで本作の存在を知ったというユーザーの方が多いかもしれない。
その名も「 インド人を右に! 」。1997年4月30日に発刊されたゲーメスト193号218ページに記述がある。画像検索でも当該ページの画像を容易に見つけられるだろう。
原文では「くお~!! ぶつかる~!! ここでアクセル全開、インド人を右に!」と記述されている。意図していた文章は言うまでもなく「ハンドルを右に!」。

  • 中級での急な左→緩い右のS字カーブを「HIGH TORQUE」のバイパーで攻略している画像の左側にその原文が記述されている。
    • ネット上を探してみると、この誤植記事の原稿と思しき画像が見つかる事もあるが、元ゲーメスト編集長のツイートによるとネット上の原稿画像はねつ造されたものらしい。画像元を辿ると、元々は「こういう経緯で誤植が発生したのだろう」とファンが検証した手書き画像が、いつの間にか出典を付けないままネット上で無断転載・拡散された結果、元ネタ原稿だと勘違いされてしまった模様。
    • ゲーメストはこの他にも数多くの迷誤植を残しているが、その主な原因として「スタッフが悪筆揃い」「多数の締切直前入稿による校正時間の不足」が挙げられている。尤も当時の雑誌原稿は手描きがまだまだ主流だった事も大きい。
      なお松井ムネタツ氏の回想によると、問題のキャプションは校了時に初めて入れられたものだったため編集部のチェックを通さずに印刷に回った結果「ハ→イ」「ル→人」と誤読されてしまったらしい。
    • たとえ誤植が無かったとしても、文脈のおかしさや添付写真の「左コーナーを曲がっている状態で右側は壁」等、ツッコミ所が多いが、実際は誤植箇所だけを切り抜いた事によって起きたネタである。
      実際は「左コーナーで一度ハンドルを左に切り、ドリフト状態からハンドルを反対(右)に切ってスピンを防ぐ」と言う所謂「カウンターステア」を充てている状況なので、記事の内容は間違ってはいない。
  • 後にセガの音楽ゲーム『CHUNITHM』の収録曲として、この誤植をネタにした楽曲「The wheel to the right」が製作されている。
    • 作曲者は『リッジレーサー』等でおなじみのsampling masters MEGAこと細江慎治氏で、曲的には同氏お得意のロッテルダム系。よりによってリッジレーサーの公式ライブイベントでこの曲が流れる一幕も*5
  • 上記の要素から、「インド人~」が『ストリートファイター』もしくは『リッジレーサー』での誤植が元ネタだと勘違いされやすく、「インド人ネタは知っているがなんのゲームかは知らない」という人も多い。

余談

  • 製作スタッフがほぼ同じであることもあり、本作と使用基板が同じである後の『デイトナUSA2』と絡めて比較される事も多い。
    両作は共に世界中でヒットし、家庭用移植を熱望する声も根強く存在し、98年のドリームキャスト発表時には本作の技術デモも発表されていたのだが…。
    • 『デイトナUSA2』は2023年11月9日に発売された同社のアクションアドベンチャー『龍が如く7外伝 名を消した男』内でのミニゲームとして『SEGA RACING CLASSIC 2』のタイトルで25年越しの初移植が実現したが、
      本作は実在のモータースポーツが題材かつ実在のスーパーカーが登場していることによるライセンス上の問題からか、未だに移植は行われていない。
    • 『デイトナUSA2』の後期バージョン「POWER EDITION」では、ダッジ・バイパーが初級コースのペースカーとしてちゃっかり登場している。
      オープニングデモで一瞬登場する他、ロングラップ設定にした時のみ発動する「フル・コースコーション」にて順位次第では姿を見る事が出来る。
  • 本作と同じAM2研が開発、フェラーリが登場する『アウトラン2』の家庭用では、隠しコースで本作と『デイトナUSA2』のコースがそれぞれ登場する。
  • 海外版タイトルの『SUPER GT』という名前は、偶然では有るが2005年から開催されている日本のモータースポーツ競技の名称*6としても使われている。
    • 2018年3月14日にはそれを題材としたセガの業務用レースゲームである『SWDC SEGA World Drivers Championship』が稼働を開始した。
  • 本作で実名収録されている「ポルシェ」のゲームでの使用権利は、2000年代初頭に『ニード・フォー・スピードシリーズ』等で有名なエレクトロニック・アーツ(EA)が独占する契約を行った。その期間中、EA以外のメーカーはポルシェ車をベースとした車両を販売していた「RUF」「GEMBALLA」などを代替的に使用する事となった。契約の長さはポルシェ側が「独占契約が無ければ他のゲームにも参加したい」と発言した程だったが、2016年にこの独占契約がようやく解除され、各社で収録され始めている。
    • 先述の『SEGA World Drivers Championship』では4月のアップデートでGT300のポルシェ車両が2台追加された他、『湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE 6』でもポルシェが追加されている。国内向け業務用レースゲームにポルシェが収録されるのはセガの『ル・マン24』以来となる。

+ タグ編集
  • タグ:
  • RCG
  • ドライビングシミュレーター
  • セガ・エンタープライゼス

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年02月17日 20:25

*1 重量配分が左右に偏る事で運動性能に悪影響を与えるのを防ぐ為。これは市販モデルでも同様で、リアシートが運転席の斜め後ろに左右1つずつ配置された3シーターとなっている。

*2 設計されたのが80年代と古く、エンジンやサスペンションの特性がシビアである事が主な理由。

*3 ドリームキャストへの移植が予定されていたが中止となった

*4 同シリーズに登場するインド人。「手足が伸びる」「火を吹く」「空中浮遊してワープする」等、わかりやすいイロモノキャラ。

*5 さらにはナムコゲーのイベントなのに「セガのゲームは?→にほんいちー」のコールまで巻き起こる始末。この曲をプレイした細江氏も細江氏なら、観客も観客である。

*6 競技としては『全日本GT選手権レース』という名称で1993年から開催されている。1994年に『全日本GT選手権』に、2005年に『SUPER GT』に名称を変更し、今に至る。