メダル・オブ・オナー アドバンス

【めだるおぶおなーあどばんす】

ジャンル アクション・シューティングゲーム
対応機種 ゲームボーイアドバンス
発売元 エレクトロニック・アーツ
開発元 ネザーロック
発売日 2003年12月18日
定価 5,040円(税5%込)
プレイ人数 1~2人
レーティング CERO:12歳以上対象
判定 なし
メダル・オブ・オナーシリーズリンク


概要

メダル・オブ・オナーシリーズ唯一のゲームボーイアドバンス作品。 その為、ファーストパーソンシューティングゲームではなく、2Dの見下ろし型見下ろし型アクションシューターである。原題は『Medal of Honor: Infiltrator』。
GC『メダル・オブ・オナー ライジングサン』と連動可能。

ストーリー

主人公のアメリカ軍のOSSエージェント、ジェーク・マーフィー空軍伍長となって手榴弾やバズーカ砲、ライフルによって敵を殲滅していく。

特徴

バラエティに富んだ作戦
  • プレイヤーは全5つの作戦に参加する。
    • ミッションにはドイツ軍基地に潜入して破壊工作を行うステルスマップもある。敵気づかれず内部に忍び込み大砲や物資を破壊する。
数々の兵器
  • ライフル銃、サブマシンガン、バズーカ、手りゅう弾、時限爆弾を使い分けて戦い抜く。
    • 各武器には夫々特徴があり、うまく使い分ける必要がある。
    • マップ中には乗り物も存在し、敵の固定機銃や戦車を奪って使うこともできる。
  • マガジンの概念があるので、打ち尽くすごとにリロードをちゃんと行う必要がある。

評価点

GBA作品の中でも美麗なグラフィック
  • ドット絵はかなり描きこまれており、デフォルメされているが兵士のモーションなども結構細かく動く。
    • 間に流れる実写ムービーも画質が高い。
高クオリティのBGMとサウンド
  • BGMはマイケル・ジアッキーノが作曲したPCやPSの作品で使われていた物をGBA音源でアレンジしているので、ファンには嬉しい。
  • 銃器や兵器の爆音も原作で使用されているものに近い。
    • ライフルのM1ガーランドを打ち尽くすと、特徴あるクリップ排出音がちゃんと流れる。
  • 兵士の掛け声もかなりの数が収録されており、奇襲を受けると「AMBUSH!!」と叫んだり、主人公は状況応じて結構叫んだりする。
    • ドイツ兵も弾を討ち尽くすと「REROAD」と叫んだりちゃんと臨場感が出ている。

問題点

難易度
  • 難易度設定が無い。慣れないプレイヤーには結構厳しいものがある。
  • 後半あたりになってくると、敵の数も多い上に激しく攻撃してくるので、かなり難しい。
  • 地形が敵の攻撃を遮蔽してくれる場所が少なめなので、囲まれるとかなり厳しい。
  • 敵の沸きが激しい。
プレイヤーの挙動
  • 斜め入力も結構し辛い。
  • プレイヤーは8方向に移動して照準を向けるわけだが、敵は平然とプレイヤーの死角に潜り込んでくる。
    • 更にプレイヤーが打てない角度からきわどい攻撃を仕掛けてくる。特にロケットランチャーを打たれると死ぬのは確実。
  • 移動も敵に比べると遅いので回避や狙いが付けにくい。
    • 上記の問題もあり、乱戦時の敵への軸合わせはシビア。
武器
  • 射程はそこそこだが連射の利くサブマシンガンのM1A1トンプソン以外の扱いがあまり良くない。弾の威力はライフルと変わらない。
    • ライフルのM1ガーランドは、射程が長いが連射速度が遅い。敵が気づいていないときに狙い撃ちにするには適するが、その場面が非常に限られる。乱戦は苦手。
    • ピストルのコルト45は弾数無限だが、射程・連射が最低なので扱いづらい。
  • バズーカを持つとピストル以外の武器が持てない。
  • 原作の様に敵を倒して片っ端から弾を拾える訳ではないので、無駄弾には気を付ける必要がある。

総評

既存のメダル・オブ・オナーシリーズとは毛色は異なるが、2Dアクションシュータとしての出来はかなりやり応えのある作品である。
据え置き/PC作品のBGMや効果音を使うなど、本作を携帯機ゲームとして特別扱いせず本家に近い作り目指すなど、製作者の気概を感じるところも多い。
難易度はやや高く理不尽と感じるプレイヤーがいるので出来れば難易度選択があれば良かっただろう。

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最終更新:2016年09月21日 15:27