聖闘士星矢 黄金伝説編 Perfect Edition
【せいんとせいや おうごんでんせつ ぱーふぇくとえでぃしょん】
ジャンル
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アクションRPG
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対応機種
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ワンダースワンカラー(スワンクリスタル対応)
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メディア
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16MbitROMカートリッジ
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発売元
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バンダイ
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開発元
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トーセ
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発売日
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2003年7月31日
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定価
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3,980円(税別)
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判定
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なし
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ポイント
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バランス改善と演出の向上 割をくった暗黒と白銀 根本はかわってない
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聖闘士星矢シリーズ
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概要
『聖闘士星矢 黄金伝説』をベースに『聖闘士星矢 黄金伝説完結編』の要素を掛け合わせて一つの作品にまとめ上げ、グラフィックの向上と原作にほぼ忠実な流れでストーリーが展開されるようになった。
評価点
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ゲームバランスの改善
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本作では雑兵を撃破するとCOSMOがもらえるようになった為、病院技をせずとも枯れることが無くなった。
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しかし、これのせいで後述の問題に発展してしまった。
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グラフィックの向上
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FCでは似ていないと酷評されたキャラ絵は原作に忠実になり、一目でだれかわかるようになった。
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また、なんだか解らないと言われた必殺技演出も原作に近い物にされた。
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発動時に技の名前が表示されることもあるが、演出だけを取っても見事な物である。
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聖域十二宮編のクオリティが大幅向上
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当時はまだアニメが十二宮編途中故、出番が無かった黄金聖闘士も全員追加。
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ガッツポーズをとるだけのデスマスクと指を出すだけのミロにも必殺技が導入。
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また、こちらのキャラは原作で対峙した青銅聖闘士に強制的にチェンジされ、完結編で見れた原作さながらの熱い展開を披露する。
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特に氷河VSカミュとの闘いはオーロラエクスキューション同士のぶつかり合いの専用演出まで用意されており、原作ファンなら胸が高鳴ること必至。
問題点
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前半の戦闘シーンが大幅カット
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演出の向上と黄金聖闘士が全員追加されたしわ寄せか、前半の戦闘シーンは丸ごとカットされた。
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鷲星座の魔鈴とカシオスの下りは全て会話テキストのみで行われるので、操作開始になるまで5分以上かかるようになった。
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最初の戦闘は龍星座の紫龍までお預け。しかもそれまでEXPが一切入らない為、APとMPが低い誕生日だと突破が運任せになってしまう。
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富士の風穴での戦闘は鳳凰星座の一輝のみ。しかも黄金聖衣は全て一輝が所持済みで暗黒聖闘士は存在そのものが抹消された。
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その後の戦闘があるのはアニメオリジナルのドクラテスと蜥蜴星座のミスティの2人のみ。多くの白銀聖闘士も抹消された。
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ペルセウス座のアルゴルと鳥星座のジャミアンは登場こそするが、テキストのみで秒殺される。
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蛇遣い星座のシャイナの戦闘もカットだが、ここらへんは獅子座のアイオリアと原作さながらの展開が起こるため好評だった。
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雑兵退治が必須
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前述の通り前半のバトルシーンがカットされているため、EXPを意図的に貯める必要がある。
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しかし、FC版では鉄板の稼ぎどころであったムウの館の亡霊からEXPが入らなくなっているため、雑兵を退治しつつ進む必要がある。
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また本作ではジャンプが削除されている為、雑兵を避ける術がない。
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結局の所、病院技を使わなくても良くなっただけで意図的にCOSMOとEXPを貯めさせられる事に変わりはない。
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こんなノリなのに、雑兵はジャンプこそ無くなったがガードと回避を行うなど強化されているのも問題。
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そのくせ獲得EXPは1で固定と来ているので、ゲーム時間の大半は雑兵駆除になってしまう。
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一部設定の混同
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アニメベースの設定なのに、完結編でも氷河の師はカミュで瞬の師はダイダロス表記と原作基準だった。
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しかし本作では瞬の師はアルビオレ表記になっており、設定が混ぜこぜになってしまっている。
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一部だけ雑な演出
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FC版より格段にマシとはいえ、まだまだ雑な部分が目立つ。
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前述のアルゴルとイベントではメドゥサの盾の魔力の下りがないため、紫龍は開戦から突然自らの目を潰す奇行を起こす。
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氷河VSミロは会話イベントがほとんど無く、淡々と普通の戦闘が展開される。
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紫龍VSシュラでは、廬山亢龍覇後のシュラのセリフが無く改心した描写がないため、デスマスクやアフロディーテと同じ扱いにされてしまっている。
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双子座のサガが最初からギャラクシアンエクスプロージョンを仕掛けてくる。
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アクションシーンの光弾が削除
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星矢がボタン連打で出せた光弾は削除され、代わりに溜め押しで全身無敵の突進技が出るように。
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この突進技は移動溜めが出来ず、向きを変えただけで溜めがキャンセルされ発動時点でCOSMOを消費と悪い点だらけ。
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相変わらず高難易度の富士の風穴
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ジャンプ削除の為、スリップダメージを受ける部屋は削除されたが中は相変わらずの複雑な迷路。
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しかも雑兵がひっきりなしに湧いて出てくるため苦戦は必至。
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しかし、このおかげで意図せずともCOSMOとEXPが稼げるとの声も多い。
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だが変わり映えしない洞窟は非常に迷いやすく、グラフィック向上のせいで落石が非常にわかりにくく無駄なダメージを受けやすい。
総評
グラフィックと原作さながらの展開は評価できるが、元のゲームが元なので万人に進められたものではなく「キャラゲーに良作なし」の典型的な作品。
アクが強すぎながらもバランスの悪さとネタさ加減が楽しめたFC版とくらべ、前半の急展開ぶりと完結編のセブンセンシズ溜めに勝る作業感が加わり、クソゲー扱いされるケースも多い。
余談
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FC版の有名なパスワード「とうきょうとたいとうくこまがたばんだいのがんぐだいさんぶのほし」はしっかり継承されている。
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しかし、これがとんだ地雷であり、本作では星矢側が倒されない限り敵が無敵というケースが多々あるので、能力が上限超えしているこのパスワードで再開すると詰みかねない事になる。
最終更新:2023年04月29日 10:15