アニメバトル 烈火の炎 ~Flame of Recca~ FINAL BURNING
【あにめばとる れっかのほのお ふれいむ おぶ れっか ふぁいなるばーにんぐ】
ジャンル
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アニメバトルゲーム
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対応機種
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プレイステーション2
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発売元
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コナミ
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開発元
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コナミコンピュータエンタテインメントスタジオ
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発売日
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2004年6月10日
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定価
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5,980円(税別)
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レーティング
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CERO:12才以上対象
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判定
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クソゲー
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ポイント
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再構築という名のストーリーばっさりカット 小パンこそ最強 誰得すぎる対戦キャラのチョイス アニメが本編
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少年サンデー関連作品リンク
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概要
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週刊少年サンデーで連載されたマンガ『烈火の炎』を原作にしたゲーム。
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原作の最終章「SODOM編」に絞ってゲーム化されている。
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アニメバトルゲームの名が示すとおり、アニメ映像が多用されている。流用などではなく新規に製作されたものである。
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キャストは本作発売から7年前に放映されたアニメ版とほぼ共通。アニメ版は放映時期のためもあり原作の前半部である「裏武闘殺陣編」のみで終了しているため、SODOM編は初の映像化となる。
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なお、アニメ版は後半がオリジナル展開であったのでそちらとは話が繋がらない。
主なシステム
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戦闘は大まかに言ってしまえば『幽☆遊☆白書 (SFC)』のシステムをさらに簡略化したものである。
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キャラの行動は×ボタンで小攻撃、○ボタンで大攻撃、△ボタンで必殺技や特殊技、□ボタンで防御である。
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防御以外の行動は方向キーと組み合わせて使用する。どの方向のキーを押しているかで使う技が変わる。
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小攻撃<大攻撃<必殺技の順に攻撃までの時間が長くなる。例えば相手の大攻撃に対して小攻撃を使えば、こちらの攻撃が先に成功し相手の技をキャンセルできる。
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防御は小攻撃はノーダメージ、大攻撃はダメージ軽減、必殺技には無力である。
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攻撃が来る直前で□ボタンを押すと防御ではなく回避になる。回避すれば後述の精神力ゲージの減少を避けられる。
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お互いに精神力ゲージと気力ゲージがある。
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精神力ゲージは攻撃を受けると減り、攻撃を当てると回復する。ゲージがなくなると一定時間行動不能になる。
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気力ゲージは攻撃をしたり、ダメージを受けると徐々に増えていく。必殺技や特殊技は気力ゲージが一定以上溜まっていないと使用できない。
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ストーリー中のカウントダウン
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ストーリー中では時折、一定時間以内に2つの行動の内どちらかを選択する場面がある。
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選択によってその後のストーリーに変化を生ずる。
評価点
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かつてのキャストが集合
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アニメ放送から7年後の発売だが当時のキャストがそろい踏みであり、特にアニメ版を見ていた人には思い出深い。
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アニメムービー
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クオリティは高く、クライマックスのムービーはなんと30分もある。
問題点
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原作を読んでいることが前提の展開
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ストーリー中に解説などは一切入らないため、原作を読んでいないと展開が意味不明である。
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その原作からも内容をばっさりカットしている部分が多発
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暗殺集団「空」が火影の応援に駆けつけたことがなかったことにされているため、彼らが登場する部分はすべて削除されている。
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そのため、木蓮との戦いでいきなり弱気で現れては刺される命や、登場したと思ったら紅麗に死刑執行される門都など意味不明な展開がある。
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また、陽炎がプレイアブルキャラではないため、彼女の活躍する部分は超ダイジェストになっている。
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その上、セリフは原作からほぼそのままのため、ゲームだけでは何が起こったのか把握できない。
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カウントダウンでの分岐にあまり意味が無い
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ストーリーの根本的な流れは変わらないので、原作とわずかに違う展開が楽しめるのみ。
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小攻撃と防御が絶対有利のバトルシステム
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小攻撃は相手の大攻撃以上にカウンターを取れる上に、防御されても精神力ゲージを削れるので圧倒的に有利。
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相手の小攻撃は防御か回避でしのぎ、大攻撃を出してきたら小攻撃でカウンター。相手の精神力ゲージが無くなったところで必殺技を使うパターンになってしまう。そのため、大攻撃を使う意義はほぼない。
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上記のことから対CPUでは相手の大技待ちに、対人戦ではお互いに小技で牽制しあうばっかりとなる。
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誰得な対戦キャラのチョイス
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ストーリー上で戦う(つまり、勝利後に対戦モードで使用可能な)キャラは火影が直接戦ったキャラのみである。そのため、キャラチョイスが誰得になっている。
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十把一絡げの「ゾンビ」や雑魚扱いだったロボット「ミクル」、式紙使いの「搦」などが入っているのにより主要なキャラの門都や煉華は使用できない。
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使用可能キャラ(ネタバレ注意)
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最初から対戦モードで使用可能
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ストーリーモードで勝利すると使用可能
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ゾンビ・亜希&魅希・ミクル・神威・木蓮・搦・牙王・牙石王・死愚魔・蛭湖・ゼット・ポチ・雷覇・巡狂座・葵・森光蘭・天堂地獄
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達成率を100%にすると使用可能
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タイトル画面で裏技を使うと使用可能になる
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加えて対戦キャラの格差が著しい。必殺技や特殊技を持たなかったり、攻撃パターンが少ないキャラがいる。
総評
「アニメのおまけ」と形容するのが妥当なゲームである。シナリオはダイジェスト、ゲームシステムは単調とゲームとしては褒めるところがない。
ただ、それらを差し引いてもクライマックスのムービーは原作ファンにはうれしいものである。熱心なファンならグッズの1つとして持っていてもよいかもしれない。
最終更新:2022年08月14日 00:29