【すりーぴんぐどっぐす ほんこんひみつけいさつ】
オープンワールドゲームと香港映画の融合
サンフランシスコ市警察の組織犯罪対策部に所属する中国系アメリカ人のウェイ・シェン(Wei Shen)刑事を操作しゲームを進めていく、『GTA』シリーズに範を取ったと思われるオープンワールド型アクション。
広大な香港島を自由に歩き回ることができ、乗り物やサブ要素も多数ある。
キャラクターを第三者視点で操作してゲームを進めていく点では、RPGやTPSの要素も取り入れている。
主人公は本来刑事なので、裏社会の住人としての活動と警察官としての活動の両方が可能なため、多面的な立場でゲームを楽しめる。
元々は『GTA』フォロワーの1つである『トゥルー・クライム』シリーズの第3作『トゥルー・クライム:ホンコン』として開発されていた作品である。
前2作同様、Activisionから2011年に発売予定だったが諸事情で開発中止となり、その後はスクウェア・エニックスが販売権を獲得。
以降、Square-Enix London StudioとUnited Front Gamesの共同で開発が継続された末、発売に至ったと言う経緯がある。
タイトルが変更されたのはスクエニが『トゥルー・クライム』の商標権までは取得しなかったため。
『トゥルー・クライム』シリーズは『GTA』に倣ったクライムアクションだが、シリーズを通して主人公が警官であることと、格闘要素が充実していると言う特徴があり、タイトルが変わった本作もそれに準じている。
隠れ家の機能
アクション
移動手段
メインミッション
サブミッション
能力強化
服装
手配
その他
ダウンロードコンテンツ
東洋を舞台にしている
香港映画を再現したようなメインストーリー
香港アクション映画を思わせる、流血と爆発などの激しい戦闘やカースタント
武器
シナリオが一本道
人物のビジュアルが微妙
デート
ポイントについて
メインミッションしかリプレイできない
戦闘面について
ボリュームが少ない
運転中のカメラワークが悪い
主人公が英語オンリーで広東語を喋らない
オンライン要素が薄い
一見、よくある『GTA』フォロワーのクライムアクションだが、『GTA』とは違いアクション面に特化した点や、アジア圏が舞台のオープンワールドと、独創性が高い。
内容としても香港映画顔負けの格闘戦や、緊張感溢れるカーチェイスなど過激なアクションも魅力的である。
細かな点で不満があるものの、全体的にアクションに特化したオープンワールドとして完成されていると言えよう。
*1 ただし、盗難車をパーキングに保存することは不可能。
*2 接近するとアイコンが出現する。全体マップには表示されない。
*3 敵以外の人を攻撃する、他の車にダメージを与えるなど。
*4 通常では最大体力の半分までしか回復しない。
*5 DLC統合版のDefinitive Editionには含まれていない。
*6 本編では説明されないが、一度乗った車両から入手できる。
*7 20ポイント。カンフーで倒した場合は、より多くのポイントを獲得できる。
*8 PS4版はトロフィーのみ日本語化されている。
*9 Win版はSteamなどでダウンロード版が購入可能。ただし、日本語ローカライズはされていない…はずだったが、2022年になって有志の解析により日本語データが存在することが判明し、多少の手間がかかるものの日本語化できるようになったとの報告が上がっている模様。