ダウンタウン熱血物語

【だうんたうんねっけつものがたり】

ジャンル ドタバタ格闘RPGアクション(アクションゲーム)



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対応機種 ファミリーコンピュータ
PCエンジン スーパーCD-ROM2
X68000
発売・開発元【FC】 テクノスジャパン
発売元(FC以外) 【X68k】シャープ
【PCE】ナグザット
開発元(FC以外) 【X68k】SPS
【PCE】KID
発売日 【FC】1989年4月25日
【PCE】1993年12月24日
定価 【FC】5,900円
【PCE】8,800円(共に税別)
配信 バーチャルコンソール(FC版)
【Wii】2007年10月23日/500円
【3DS】2012年11月28日/500円
【WiiU】2015年8月5日/514円
判定 良作
ポイント ダウンタウンシリーズの第一作
くにおくんシリーズ


概要

熱血硬派くにおくん』『熱血高校ドッジボール部』でおなじみのくにおくんシリーズの三作目。
それまで敵キャラクターとして登場していた「りき」が初めて「くにお」と共闘した作品である。

これまでアーケードで展開されていたシリーズだが、本作は家庭用ソフトとして開発された為、前二作に比して色々と意欲的な試みがなされた。
システム面での大きな特徴としては、アイテム等でキャラクターのパラメータを成長させていくRPGの要素を取り入れた作風となっていることである。
ビジュアル面ではキャラクターが2.5頭身にデフォルメされて世界観含めてコミカルになり親しみやすさが増した他、熱血高校、花園高校以外の様々なキャラクターや高校等の設定等が用意され、世界観に深みが増した。

暴走族、スケ番、ヤクザなどとも戦っていた一作目と異なり、本作は高校生の喧嘩、不良の抗争を徹底しており、学園モノの様相となっている。
しかしコミカルなグラフィックや演出のおかげで不良系漫画のような殺伐さはほぼ無いに等しく、そう言ったものが苦手な人でも手を出しやすい。
この作風は後にくにおくんシリーズ内の中でも「ダウンタウンシリーズ」として独立し、一作目のような作風は「熱血硬派シリーズ」としてそれぞれ違った世界観・方向性で続いていく事となる。
そして本作の設定・ゲームデザインは以降の「ダウンタウンシリーズ」に継承されていった。

ストーリー

『熱血硬派くにおくん』から数か月後。冷峰学園の転校生ダブルドラゴン兄弟*1は学園の近辺に存在する高校を次々と支配下に置いて行った。
花園高校の番長りきは能天気にも「ダブってる兄弟なんか恐るるに足らない!」と楽観視していたが、あろうことが、彼女である島田まみをダブルドラゴン兄弟に拉致されてしまう。
届けられたダブルドラゴン兄弟からの挑戦状を手に怒りに震えるりきの前に、永遠のライバルくにおが現れ、助力を申し出る。
こうして、くにおとりきは、協力してりきの彼女を救い出すべく、冷峰学園へと殴り込みをかけに行くのだった。


特徴

  • 熱血硬派くにおくん』同様、ベルトアクションゲームだが、ステージクリア式ではなく、複数のマップが繋がっており、特定のマップで登場するザコ敵を全滅させる事で現れる、または最初から待ち構えているボスを倒すのが一連の流れになっている。
    • 敵キャラクターは黒幕的ポジションの「冷峰学園」の他、「千里台高校」「白鷹工業高校」「宝陵高校」「谷花高校」といった冷峰の支配下にある近隣高校の生徒たちが主な相手となり、制服のカラーで分けられている。
      • エリア移動後の登場時には「⚪︎⚪︎の生徒だ!」と分かりやすく表示される。
    • ボスを倒してもステージクリアするわけでもなく、ストーリー進行フラグが立つだけなので引き続きゲームは続行する。
    • また、やられそうな時や相手にしたくない時などは敵を一切無視してマップの端(出口)に行く事で逃げる事が出来る。
    • 単純に先に進むだけでは行き止まりになるので情報をしっかり聞き、時には戻らないといけないマップ探索の要素もある。
  • 二人同時プレイが可能、プレイヤーは「くにお」か「りき」かのどちらかを担当してストーリーを進める。
    • 一人プレイでも「りき」を選択する事は可能。ゲーム中のセリフ等が変わる。また、「りき」ばかりを狙うといった敵のアルゴリズムも存在する(ストーリー上、花園高校を恨んでいる高校の性格付け)。
    • その他のオプションとして難易度の設定も可能(プレイ中でも変更可能)。敵のステータスに補正がかかる。
  • 操作方法も改められ、方向に応じてアクションが変わる事はなくなった。Aボタンでパンチ、Bボタンでキック、A+B同時押しでジャンプ、進行方向2度押しでダッシュとなっており、これらの組み合わせで「ジャンプキック」「ダッシュパンチ」など様々な格闘アクションを繰り出すものとなっている。
    • 敵に攻撃を当てて怯み状態にしてからの掴み技は削除されたが、代わりに怯ませた相手限定の決め攻撃として「アッパーカット」か「蹴り上げ」を繰り出して相手をダウンさせることができる。
    • チェーンや木刀、小石、メリケンサック、タイヤといった武器となる小物も存在し、拾って投げつけたり武器として殴ったりする事が出来る。
      • 武器アイテムは種類にもよるが威力が高く、リーチも長いが、持っている間はガードが出来なくなる為、一長一短である。
      • 倒れたキャラクターも「武器」として扱われるので、拾い上げて投げつけるといったハチャメチャな格闘も出来るようになった。
    • 敵キャラクターを倒すとお金を落とし、消える前に接触する事で所持金を増やす事が出来る。落としたお金を拾っただけなのでカツアゲではない
  • 通常マップの他に商店街と呼ばれるマップが存在する。RPGにおける町的な存在で、ここでは敵は出現しない。
    • 「くにお」と「りき」はここでは一切の暴力は振るわず(攻撃が出来ない)、健全な不良として振る舞う。買い物する時もスマイル全開で不良とは思えない振る舞いをしている。
      • 商店街では女子生徒達が歩いているが、当然彼女達に暴行を働く事は不可能。ダウンタウンの「くにお」の方が後年の「熱血硬派」時代よりも硬派と言う事に。*2
    • 町には喫茶店、ファーストフード、本屋、魚屋、銭湯といった様々な店があり、お金を使って買い物をする事が出来る。
      • 食べ物を食べたり買ったアイテムを使う事で「ぱんち」や「きっく」などのパラメーターが上がり、プレイヤーキャラクターを強くする事が出来る。どのパラメーターが上がるかは決まっているので、効率のよい物を探そう。
      • 本屋で必殺技の本を買う事で「まっはぱんち」「まっはきっく」といった必殺技アクションを使えるようになる。
      • また、プレイヤーが力尽きた場合、所持金は半分になり、一つ手前の商店街からの再開となる*3
  • メニュー画面から「ぱすわーど」を選ぶ事で、現時点のパラメーターと所持金のパスワードを確認する事が出来る。
    これをメモしておき、「ぱすわーど」画面で入れる事でパラメーターと所持金を引き継いだ状態で再開する事が可能となる。
    • 注意点として進行状況と持ち物は引き継がれない為、リセットする度にやり直しになる。幸い、ゲーム自体はそれほど長くはないのでパラメーターさえ足りていれば一度のプレイでクリアする事も難しくない。
      • この為、繰り返しプレイし、少しずつパラメーターを上げて先に進むのがセオリーとなっている。必殺技の本などは高額で、一度のプレイでは中々買い揃える事は出来ない。
    • なお、どういうステータスと所持金になっても難易度が多少変わるだけでゲーム進行上にさほど問題はないためか、パスワードのチェックが非常に甘く、適当に打ったパスワードをスタートボタンで強引に通して開始できる
      • このことはFC版取説にも明記されている。(取説の最後にあるいろいろな遊び方の例に「川柳は日本の心」と17文字のパスワードに川柳を打ちこんで始めてみようという物がある。つまり本来ゲーム中に表示されてないパスワードでも認められるということ。)
      • パスワードの構造は、1つの文字が1つのパラメーター(体力と所持金は1文字が1ケタ)に対応している単純なもの。「あ」だけのパスワードで始めた結果と「い」だけのパスワードで始めた結果を比べるだけでも、ある程度の法則は推測可能。これを利用すれば比較的簡単にパラメーター調整ができる。
  • 本作の特徴的な仕様として「きりょく」のパラメーターがあり、攻撃を受けて「たいりょく」が0になってダウンしても「きりょく」が32以上ある場合は「きりょく」の一部が「たいりょく」に還元され、死なずに立ち上がる事ができる。
    • 気力を消費する際には立ち上がるまでが遅かったり、立ち上がり後に息切れ動作が入るようになり、「だんだんと弱ってきているが根性で持ちこたえている」感じがよく出ている。
    • 本作は全体的に攻撃力のバランスが高く、数度攻撃を受けるとすぐに「たいりょく」が切れるが「きりょく」を保っていれば死んでしまう事はなく慎重に対処する事が出来る。
      • ボスはなかなか倒れにくいが、同様にプレイヤーがダウンした後に連続してハメられても理不尽に死なないといった双方にメリットがあるシステムになっている。

評価点

  • シンプルな操作ながら白熱したケンカアクション
    • AやBを押すだけで目の前を攻撃し、ドカッバキッ!と派手な音でダメージを与える事が出来る。また敵に攻撃されてもタイミング良くボタンを押せば敵の攻撃を防御する事が出来る。
      その為、単純に敵の近くでAやBを連打するだけでも、攻防のアクションが完成し、見た目にも白熱するケンカアクションになる。
    • 単にボタンを連打していれば敵にガードされてばかりになるが、それを崩すためにあえて武器を拾わせてガードを封じるといった駆け引きも存在する。
    • ジャンプキックで吹き飛ばしたり、倒れている敵を持ち上げて落とし穴に捨てるといったアクションの自由度は高い。同時プレイでは片方を持ち上げて一緒に進む事も可能。一緒に穴に落ちて二人共々力尽きる事も可能
      • 飛んでくる小石を木刀で叩き返す野球のような遊び方も可能。後のシリーズで定番化するドタバタアクションの土台は既に出来上がっている。
    • 全体的にアクションにアドリブがよく効き、あらゆる動作はキャンセルが可能。例えばダッシュしながら「マッハキック」を当てつつ、即座に動作をキャンセルして「すくりゅう」で吹き飛ばすといったコンボも出来る。
      • 今では攻撃アクションをジャンプでキャンセルして隙を消すという事はよく見られるが、この時点で実装していたのは特筆すべき点であり格闘アクションとしての完成度の高さが窺える。
    • 商店街以外では特にアクションが制限されないので、ボスが口上を喋っている間にいきなり殴りかかるといった外道プレイも可能。
  • 買い物が楽しい
    • 商店街での買い物は非常に種類が豊富で様々な効果がある為、一つ一つ試していく楽しさがあり、どの商品も現実世界に近い値段設定なので感情移入もしやすい。
    • 機種によっては注文した「おれんじじゅうす」や「かれーらいす」を皿ごと食う
      • ファーストフード店では現実さながらに店内での食事だけでなくお持ち帰りをする事もでき、ボス戦で体力が減った時に食べる事も可能。また、「すまいる」が0円で売っていたりと元ネタがある商品も…。
    • アイテムを使用した時のメッセージもコミカルな物が多く、色々なアイテムを試してみたくなる。
      • 例:くにおはささにしきをだきしめ ひざまずき、のうかのひとびとにふかくかんしゃした。
      • 例:くにおはまぐろのさしみをにぎりしめた!くにおのてはなまぐさくなってしまった。
    • ゲームショップで「ふぁみくにお」「ふぁみどっじ」「ふぁみどらごん」といったゲームが定価で買えたり、本屋では何故か「ざいんどすりいな*4」が買える等、テクノス関連のセルフパロディも存在する。
  • キャラクターが個性的
    • 登場する敵キャラクターは全員固有の名前が付けられている他、高校ごとに性格が設定されており、戦闘中にすぐに逃げ出したり、武器アイテムの使用頻度、プレイヤーとの間合いの取り方の違いといった特徴が付けられている。
    • 雑魚キャラクターも含めてキャラクターがよく喋る。「おかーちゃーん!」「お楽しみ頂けましたか?」「あんた達、強いのねっ!」など、全体的にコミカルなセリフばかりだが、キャラクターが怒った時には「なめてんじゃねえよ!」「調子に乗ってんじゃねえ!」と威勢よく発したり、画面外に逃げる時には「助けてー!」「覚えてろよっ!」と怯える発言をするなど状況に応じたセリフを喋るので全く意味が無いわけでもない。
      • また、ボスキャラクターと遭遇した際や倒した時は「花園公園で木下さんがお待ちしてるぜ!」「冷峰へ行くなら俺らのヘッド、小林さんを倒してからにするんだな…」「俺と木下、望月を倒さぬ限り小林さんには会えぬぞ!」など次に向かう所や次に戦う相手などの重要な情報をいう事がほとんどである。中には「ボスは落として倒しても、それは倒したことにならない…覚えとけよ」等、メタ発言をするヤツもいるが。
      • 序盤に登場するボスキャラ「にしむら」は「ぴゅ ぴゅ ぴゅのぴゅーにしてやるぜ!」「どっくーん と きたよー!*5という異様に個性的な言葉遣いで一躍有名に。
    • 一度倒したボスとの再戦等、セリフのシチュエーションも豊富である。
  • 2Pプレイモードが2種類あり、互いの当たり判定のありなしが変わる。協力プレイも対戦プレイも可能な作りとなっている。
    • 特にラスボスの「ダブルドラゴン兄弟」は1人で戦うとスキがなく、交互に繰り出してくる必殺技でハメ殺しにされやすいので、この場面では2人協力が特に重宝する。
  • BGMが良質
    • 曲数はそれほど多くないが、いずれも耳に残る名曲となっている。常に流れるメインテーマも熱く、人気の高いBGMとなっている。
      • 「ダブルドラゴン兄弟」との戦いでは「ダブルドラゴン」のタイトル画面のBGMのアレンジが使用され、こちらも人気が高い。

賛否両論点

  • 難易度自体は開始時だけでなく、ゲームプレイ中にも調整する事が可能。
    • プレイヤーの腕に応じて臨機応変に楽しめることになる。
    • しかし反面ゲームシステムの観点では後述のパスワード同様、単なるズルの許容でしかない。

問題点

  • パスワードで記録しても進行度合いの保存ができない為、一度にクリアしなければならない。
    • 持ち物の保存も出来ない為、必殺技を持ち越せないのも欠点。大枚をはたいて技を買った後のパスワードで再開して唖然とするプレイヤーが続出した。
      • これらについては取扱説明書に「(パスワードの) 内容はステータスと所持金のみで、その他は含まれません。 」と明記されてはいる*6が、実はステータスの中でも体力の上限だけはセーブされず上げ直す必要がある。その為、復帰後に食事をすると体力が減るといった現象が発生する。
    • FC版の場合、ターボファイルによるキャラセーブが可能だが、そこまで普及していなかった。
      • また、ターボファイルによるセーブでも必殺技や持ち物、進行状況はセーブできず、セーブできる内容は体力の上限をセーブできる点以外はパスワードと同じ。せっかくのセーブ機能なのに中断要素が不完全である事に変わりがない。
      • 結局のところ実質後述のズル用の役目にしかなっていない
  • アイテムの効果は使うまで分からない。
    • 効率の良いアイテムを探すという楽しみは確かにあるのだが、店もアイテムもかなりの数であり、名前や値段から効果が推測できるものも殆どない。実際に買ってそれを使用する瞬間までどれだけ回復するのか、どのパラメーターがどれだけ上がるのかは一切分からない。
      • いくつか例を挙げれば定食屋の「さばみそライス」で「防御」が上がる、「カレーライス」で「キック力」が上がる、寿司屋の「いか」で「力」が上がる…など。
      • 極端な例を挙げれば靴屋に売っている「くつのにおいけし」で打たれ強さが跳ね上がる、魚屋に売っている「まぐろの切身」で気力が爆上がりしたりする。
    • しかしアイテムで強化や回復をしなければ進めない為、最初のうちは少ない所持金で総当たりをしなければならない。強化できていない為にやられやすい序盤では回復も強化も追いつかずジリ貧になりやすい。また、効率的に強化するなら成長効率の良いアイテムのメモが必須である。
    • 後述のパスワードのズルをすれば楽に総当たりが可能だが…。
  • 攻撃力のバランスが悪い
    • 特徴の項目で述べた通り、本作は敵味方共に全体的に一発の攻撃力が高く、大抵の雑魚敵は2、3発攻撃すれば簡単に倒せる反面、敵からの攻撃も1発でこちらの体力ゲージを2、3本は当たり前のように奪っていくため、雑魚敵相手でも複数回攻撃を受けるとあっという間に体力がなくなる。その為、お金稼ぎをしていても受けたダメージを回復するための出費がかさみ、結果として収支がマイナスになる事が多くなってしまう。
      所持金が少ない序盤、高難易度でのプレイでは顕著。
  • アクションが若干固く、通り抜けるのに苦労する場所がある。
    • 「マルカ運送廃倉庫」や「冷峰学園体育館」等は地形が入り組んでいるため、キャラクターが引っかかり先に進みづらい。前者に関してはそんな面倒な思いをして敵を倒しても、新しい敵が反対側に出たりするので、その動かしにくい地形を往復させられるハメになることも。武器アイテムで壁越しに攻撃することは可能だが、敵が壁沿いに寄ってきてくれるとは限らない。
    • 「小林産業工場跡」は一度、地面に降りてしまうと右側にあるトンネルからしか登る事が出来ず、左側に戻るのが難しい*7
  • 画面が切り替わってちょっと進むとすぐ落下死してしまう地形がある。
    • 「花園町(桜町商店街の前)」と「マルカ運送廃倉庫(外部)」では左側からくるとすぐ穴になっていて本能的についついダッシュしようものならまず落ちる。
    • 「小林産業工場跡」も今一つ地形の感覚がつかめず、知らずに落下死してしまいがち。
  • カメラワークも良くない。
    • 画面のかなり端に近付かないとスクロールしない為、出会い頭に攻撃を受けやすい。『ワイワイワールド』に似た問題である。
    • 特に本作は敵が画面外から武器を投げてきたり、ダッシュ攻撃を繰り出して来る事が多く、慎重にプレイしているつもりでもダメージを受けてしまう事が多い。
    • 「新宝川・花園大橋」も、右側が川になっているのだが、見切れているため気付きにくく知らずにダッシュしようものなら勢い余って落ちて溺死することも多々ある。後の運動会では泳げているのに…
  • 投げた武器やキックでスライドさせた武器に関しては2Pでの協力プレイでも容赦なく当たる上にダメージまでバカでかいという大穴仕様。
    • おまけにそのスピードまでやたら速いので避けにくい。
    • 1Pでは、とりわけ多いのが「すくりゅう」を繰り出して木箱やポリバケツにぶつかり、スライドで飛ばしてしまい跳ね返ったのをモロに喰らって大ダメージという自損行為になること。
  • ボスキャラクターの個性が薄い
    • たいていのボスキャラクターは固有セリフと顔グラフィックを持ちステータスの高い敵キャラクターでしかなく、固有の必殺技を持つキャラクターは終盤に出てくるボスキャラ「ごうだ」「ごだい」の二人と、実質的なラスボスである「りゅういち」「りゅうじ」に留まっており、没個性的。
      • 必殺技によるキャラクター付けは次作以降に持ち越される事になる。
    • ボスキャラのうち、「さわぐち」「かみじょう」「やまもと」「ごだい」に関しては倒す必要すらなくスルー可能。「さわぐち」「ごだい」は通り道に出現するので雑魚敵をしっかり倒していれば出会えるが、「かみじょう」「やまもと」は寄り道必須の場所にいるため普通に進めると大抵出会わずに終わる。
      • また「かみじょう」「やまもと」は倒すと後半の回復ポイントである銭湯の前に陣取って現れるので倒すほうがある意味マイナスになる。
      • だが、ガン無視して銭湯に入るぐらいは簡単であり、何なら画面がスクロールするたびに復活するためプレイヤーキャラをある程度強化させれば一撃で倒せるので資金源にすることもできることから一概にマイナスとは言い切れない。
    • いずれのボスも名乗っている間は難易度関係なく無防備でボコれるので、「マッハキック」等があればそのまま起き上がりをハメてゴリ押せることも多々ある。ザコは常に臨戦態勢だというのに。これではお金を多く落としてくれるだけのサービスキャラではないか。
      • 名乗りながら戦えるなり、名乗っている間はくにおやりきの動きも止まるなどの対策ができそう(「新宝川・花園大橋」でのはせべの時は実際そうなっている)なのに、それができていないのはモロに穴でしかない。
      • ただしステータスが格段に高いのは事実なので、まともに戦うと「さわぐち」や「にしむら」といった序盤の相手でも余裕で返り討ちに遭う。
  • パスワードによるズルが可能。
    • やられそうになった時などに「パスワード」を入れる事でパラメータが復帰されるため、体力を回復できる。無論、使うか否かはプレイヤー次第ではあるが。
    • 必殺技や薬などを買い込んだ後にパスワードでお金を買い物前の状態に戻すといったズルも可能。
    • パスワード画面で1コンで「おわる」、2コンで「うつす」「おわる」とすると所持金がバグって大金持ちになってしまう。その際、ステータスも変化するので、根気強く繰り返せばMAXにもなる。
  • ストーリーの展開について
    • 「熱血物語」というタイトルなのに、その根本となるストーリーに進行感がなく、ないがしろもいいところで「ただの買い物でパワーアップしながらのケンカアクション」に終始するだけ。
+ 詳細(ネタバレ)
  • 「りき」の彼女「まみ」は助けなくてもクリアが可能。何しに殴りこみに行ったのか…。
    • 肝心の「まみ」は通り道にはおらず寄り道が必要な上、その居場所を喋ってくれるのも序盤に出てくる「はせべ」のみなので、うっかり忘れたままクリアする事が多々ある。
      • 「まみ」を助けるためには冷峰学園最上階にいる「ダブルドラゴン兄弟」を倒さなければならないが、彼らを倒した時にも「さあ俺たちを倒したんだ、残ってるのはエンディングだけだ」「エンディングは屋上でやるそうだ」としか言わず、「右端の扉から屋上に行け」とむしろ無視させようと促してくる始末。
        まみを助けたら助けたで、その部屋を出て同じフロアのザコを全滅させたら、またダブドラ兄弟が現れて「よーし、もう1回勝負だ!」などと言ってくるのもシュール(一応もう倒しているので無視して屋上へは行けるが)。システム的に永久離脱は難しかったにしても「さっさと屋上に行け!モタモタしてるとぶっとばすぜ!」のような台詞ぐらい宛てられそうなので、作り込みの足らなさが感じられる。
      • さらには屋上へ行くと唐突にラスボスの「やまだ」が登場し襲いかかってくる。そして倒すと「やまだ」の野望を挫いたというエンディングになる。結局、助けようが助けまいが、まみの「ま」の字も出てこないひどい扱いである。
      • OPで「くにおはかつての仲間に会うため」(りきに同行する)とあるがそれが「やまだ」である、という描写は本人が登場するまで一切ない。
  • その「やまだ」もラスボスとしては正直弱い。直前のダブルドラゴン兄弟がラスボスに相応しい強さの為、拍子抜けする。
    • ラスボスらしくステータス自体は直前のダブルドラゴン兄弟以上であり最も高いのだが、ダブルドラゴン兄弟が固有の必殺技を持ち、かつ二人で挑んでくるのに対し、やまだはラスボスのくせに固有の必殺技も持たず*8、鉄パイプ片手にタイマン勝負を挑んでくるという寂しい状態な為、完全にラスボス(笑)状態。そしてゲームシステムの都合上、口上を述べている最中に先制攻撃も可能なので下手するとまともに喋らせてももらえない。
      • さらには難易度を「むずかしい」にすると「やまだ」の体力がオーバーフローを起こし、1ダウンで体力がゼロになり息切れするという醜態をさらす事になる。気力は残っているので一撃死はしないが、普通に戦えばそのまま追撃されて終了である。
    • 会話の「登場の仕方が単純だって?悪かったな!」「今こそお前を倒し、次のゲームは熱血硬派やまだくんだ!」といったコミカルさや、設定上も「ダブルドラゴン兄弟を表向きのリーダーに据え、生徒会長の鬼塚などを洗脳し他の連中を操っていた」という狡猾キャラなので意図的に弱くした可能性もあるが…。
  • エンディングも非常に簡素。シリーズの他作品と比較しても特に寂しいものになっている。
    • ラスボス戦後は倒れた「やまだ」の僅かな台詞の後に暗転。以降は真っ暗な画面で「やまだは冷峰学園を去り、街に平和が戻った」と言った内容のナレーションとスタッフロールが入るだけ。BGMもメニュー画面のものの使い回しである。一応、それ自体はなかなか勇壮でかっこいいイメージの曲には違いないが、それならばエンディング専用曲にする方が望ましくメニュー画面に使うこと自体使い方を間違っている気がしてならない。
  • 勝手さえ覚えればいくら難易度を「難しい」にしたところでクリアが簡単すぎるヌルゲーな難易度。
    • 更にパスワードのインチキ技を使えばものの10分もかからずクリア可能。
    • これでは歯応えがなさすぎる。プレイヤー同士の対戦ではないので2人プレイが盛り上がれるという持ち味も全然慣れていないときに限られてしまう。
  • 8000円という最高額の必殺技「人間魚雷」がほとんど役に立たない。
    • 敵を投げると魚雷状に画面端まで一直線に飛んでダメージを与えるという技で、このような技は大勢を相手にしてこそ持ち味を活かせる技なのに、敵そのものが画面内の2人までしか出ないのであまり使えずコスパが悪すぎる。
    • しかも、特別威力が高いわけでもないので「倒して素早く持ち上げて投げなければならない」というリスクに到底見合わない。ダウンした敵への攻撃なら4000円と半額の「ストンピング」の方がよっぽど使える。
  • 不具合・バグ等
    • 敵雑魚がガードしているときに攻撃を当て続けてると稀に画面がバグった後フリーズすることがある。
    • 「ごだい」や「ダブルドラゴン兄弟」が出現する、冷峰学園校舎内の場合奇妙な色の制服を着たボスが現れフリーズする。
    • 「ごうだ」や「ごだい」を倒した際にお金を取ると何故か所持金が減るバグがある。
    • 二人組で登場するボスキャラ「かみじょう」「やまもと」のセリフがそれぞれ入れ替わっている。
    • 制服の色が変わるバグもあり、又川工業高校の制服(茶)が本来、ザコの登場しない影村学園の制服(紫)に、冷峰学園の「ダブドラ兄弟」の制服(赤)が又川工業高校のものになる。
      • こちらは極めてレアな現象で発生条件は不明。

総評

全体的にカジュアルな作りとなっておりハードルが低く、アクション初心者でも十分に楽しめ、BGM、グラフィック、アクションの三拍子が揃い、二人でプレイすることでより楽しめるアクションRPG。
また、ダウンタウン特有のコミカル路線は間口も広く、硬派な一作目とはまた違う新たなファン層も開拓する事にもなり本作における2.5頭身のキャラグラフィックは定番化し、くにおくんのイメージといえば本作のグラフィックを想像する人も多い。
反面ストーリーの曖昧さや仕様面での粗が多いのも確かで、ズルを許容するようなパスワードシステムや正攻法ではお金を貯める作業ゲーの強いものになりがちなバランスなどゲームとしての完成度は総じて高いとは言い切れない。
本作自体は実質的な1作目のような扱いで、たたき台のような役割として後の運動会など盛り上がる対戦ゲームの土台を作り上げた点に関しては非常に高く評価できるものの、本作単体で見ればネタゲーに近いような形に収まっている。


移植

  • PCエンジン スーパーCD-ROM2版:グラフィックがパワーアップし、BGMのアレンジ、及びイベントに声優によるボイスが加わるなどの強化がされている。
  • X68000版:イベントシーンにキャラクターのスチルが使用される他、追加マップやボス等の追加要素が存在する。
    PCE版同様にイベントシーンにボイスが入っているが、そちらとは異なる社員声優になっており、演技に問題がある。
+ ネタバレ
  • ラスボスの「やまだ」が、オリジナル版とは比べものにならない程に強化された。高能力で、さらに4つの必殺技を持つ。

その後

  • 前述したように、本作の設定や世界観、ゲームデザインは「ダウンタウンシリーズ」としてくにおくんシリーズ内でも独立したシリーズとして継承されていった。
    • 本作のストーリーは『熱血行進曲』に続く。本作で登場したキャラクターも以後ダウンタウンシリーズのレギュラーとして様々なゲームに登場する事となる。
    • 新作もコンスタントに作られ、一時期は「くにおくんシリーズ=ダウンタウンシリーズ」と言うほどの勢いがあった。その所為で本流であるはずの「熱血硬派シリーズ」に属する『初代熱血硬派』や『くにおたちの挽歌』の方が異色作と捉えられることも。
      • 現在では『熱血硬派シリーズ』と言われる作品でもダウンタウンシリーズのグラフィックが使用されたり、シリーズの垣根を越えてキャラクターを出演させたり、シリーズの特徴や世界観を折衷する作品も存在しており、あまり厳格に分けられてはいない。
  • 実はダウンタウンシリーズ内では純然たるアクションゲームは少なく、スポーツ系作品の方が多い。本作以外では『ダウンタウンスペシャル くにおくんの時代劇だよ全員集合!』と後年配信された『熱血魔法物語』ぐらいしか無く、どちらも世界観が違う為、不良同士の抗争を描いたのは本作とそのリメイクだけだったりする。
    • Wii用ソフトとして『ダウンタウン熱血物語2』の発売が予定されていた事もあったが中止となっている。
  • ゲームボーイアドバンスで本作をリメイクした『ダウンタウン熱血物語ex』が発売されている。
    こちらは本作を更に深く掘り下げた物となっており、キャラクターやイベント、必殺技などが大幅に追加されている。
    しかし、ウリである2人同時プレイがオミットされていたり、追加要素が足かせになる部分もあり、賛否両論を呼ぶ作品にもなっている。
  • 更にニンテンドー3DSにて、『ダウンタウン熱血物語SP』のタイトルで再びリメイクされた。
    要素の追加だけではなく、時間経過の概念やマルチエンドなどを導入し、ゲーム内容自体も大胆にリニューアルされている。
  • NESでは、『River City Ransom』の題名で発売された。
    Renegade』ではストリートギャングの抗争だったが、本作では国内版と同様に高校生同士の抗争となり、
    キャラクターの見た目も学ランからTシャツ&ジーンズへ変更されている他、商店街などのグラフィックが外国風となっている。ちなみに欧州のタイトルは『Street Gangs』と直球。
    • パスワードが長めになっており、その分、ストーリーの進行度合いや必殺技の保持まで保存されるようになったため、精度が上がっている。
    • ターボファイルが存在しないため、ヘルプ機能に差し代わっている。
    • 一応、主人公は高校生であるが、パッケージにはとても高校生に見えないおっさん達が描かれており、ロックマンと同じく、ゲーム画面とのイメージギャップが激しいものになっている。
    • そして2017年にSteamで海外版としての続編『River City Ransom Underground』が配信された。
      日本語にも対応、くにおくんシリーズのファンサービスや他作品のゲームのパロディもあり。これを機に遊んでみるのもいいだろう。

余談

  • 日本版のパッケージイラストは実際の設定と異なる部分がある。
    • 「はせべ」と「まみ」の制服の色が逆だったり、「ごうだ」らしき人物が金髪でチェーンを持っている*9等。
      ちなみに「ごだい」はせんべいを持っているが、五代は公式で「せんべいが好き」という設定がある。
  • パッケージに映っているサングラスをかけた人物は当時のテクノスジャパンスタッフの「斉藤伸一」から来ており、雑魚キャラクターの一人(サングラスをかけた敵)のモデルで、次作のパッケージ等にも登場している。
    • モデルとなった雑魚キャラクターの名前には「さいとう(白鷹工業高校)」という雑魚キャラクターがおり*10、ドッジボール部の「しんいち」もサッカー編から同様の顔で登場している。
      • ちなみに「さいとう」以外にも「きしもと(冷峰学園)」「さわ(白鷹工業高校)」「くまがい(谷花高校)」「とみやま(冷峰学園)」「ふくはら(干草農業高校)」「ひらさわ(干草農業高校)」「やまね(坂宿商業高校)」「しろと(沼丘工業高校)」など、雑魚キャラクターに開発スタッフの名前が多数使われている。
  • 「ダブルドラゴン兄弟」こと「りゅういち」「りゅうじ」は公式イラストでは『ダブルドラゴン』のリー兄弟よろしく凛々しい顔立ちだが、ゲーム中では二人とも糸目&黒髪リーゼント頭のキャラとして表現されており、イラストとの差が激しい。
    • これは同時期に発売されていた『ダブルドラゴン』のFC版における主人公グラフィックのデフォルメに影響されたと思われるが、本作以後もダブルドラゴン兄弟の顔として使用され続けたため、「ダブルドラゴン兄弟と言えば黒髪で糸目の双子キャラ」というイメージが定着した。
      例外的にSFCの『べーすぼーる物語』のみ、公式イラストと同様の端正な顔立ちに変更されたが評判がよくなく、以後の作品では再び糸目キャラに戻された(例外としてDSで発売された「くにおくんの超熱血!大運動会」ではキャラクターがポリゴン化した影響で凛々しい顔立ちになっている。)。
  • 公式イラストでは茶髪(こばやし、りゅうじ)、金髪(きのした、りゅういち)、青髪(ごだい)、緑髪(さわぐち、おにづか)など個性的な髪色のキャラが多いが、ゲーム中では全てのキャラが黒髪のグラフィックで統一されている。
    • 近年のシリーズでは髪色が再現されていることもあるが、多くの作品では原則黒髪となっている。
  • ラスボス山田が拍子抜けなほど弱く、その前の竜一竜二がとんでもなく強い(こっちが実質ラスボス)の関係は『熱血高校ドッジボール部 サッカー編』に引き継がれることになる。
    • しかも上記作の「実質ラスボス」と呼ばれる準決勝の相手「服部学園」は竜一竜二が冷峰に転入する前にいた学校で、彼らの父が理事長だったりするなど設定的との整合を考えても偶然とは思えない。
  • かつてコロコロコミックで連載されていた穴久保幸作の漫画『おれは男だ!くにおくん』の登場人物は、その大半がダウンタウンシリーズからの出典である。
    • 熱血硬派シリーズや『ドッジボール部』に登場する「ひろし」、「こうじ」がレギュラーである一方、それ以外は「やまだ」、「ごだい」、「ごうだ」、「ダブドラ兄弟」、「とうどう」などのダウンタウンキャラをメインに据えている。
      • ちなみに女性キャラクターはゲームからは一切登場していない。「みすず」、「みさこ」*11などは勿論、本作ヒロインにあたる「はせべ」、「まみ」すらも登場しない。
    • ただし、同作者の『ポケットモンスター』同様、キャラクター設定などは半ば意図的とも言える相違・矛盾点が多い。
      • 例として、本来「りき」の必殺技であるはずのマッハパンチを本屋で覚えたのかもっぱら「くにお」が放っている、「やまだ」が卑劣漢ではなく硬派な男になっている、など。
  • 本作には没要素が多く、全滅した際にボスキャラクターが喋るセリフや町の人のセリフ、いくつかのBGMなどが使用されずに残っている。中には銭湯で使用予定だった女性のヌードまで存在する。
    • サッカー編』のエンディングBGMは本作の没BGMのアレンジであったりと、後のシリーズやリメイク版で使用されている例もある。
  • 上記のヌードのボツデータを意識したのか否かはさだかではないが徳間書店の『ファミリーコンピュータMagazine』1989年11号(6月16日号)では裏技コーナー「超ウルトラ技50+1」で「商店街のパン屋に入ってリセットを押したままにしていると店員の女の子が裸になる」というウソテクが掲載された(このウソテクで使われた画面写真でのグラフィックは上記とは別物)。
    • 翌号での解答発表で、中にはこれが見たくて3時間も試した人もいたというエピソードが語られている。
    • お色気ネタは目立つ上にこれほど簡単な試し方なので正解率も相当高くなりそうなものだが66%とそれほど高い正解率ではなかった。
      • 隣に載せられた記事がまぎらわしいものだったので、これをウソ技と勘違いした人がいたと考えられる。同じく本作からの投稿「ボスを無視」で内容は「ダブドラ兄弟を無視して2人が出てきた扉に入れば屋上に出る」というもの。
        当然これは「既にダブドラ兄弟を倒しているなら」という条件が付くのだが書き出しが「ダブドラ兄弟に苦戦している人達に嬉しいウル技だ」から始まっているので、これでは最初から彼らとの戦いをスルーできるものと勘違いしても何ら不思議ではない。
  • 熱血硬派くにおくんSP 乱闘協奏曲』発売後に放送されたドラマ版は、後にリブートされた熱血硬派シリーズの世界観をベースとしているが、ダウンタウンシリーズの要素も僅かながら盛り込まれている。
    • 「はせべ」や「やまだ」こそ登場しないものの、冷峰学園は敵勢力の一つ*12として登場している。率いるのは「おにづか」と冷峰四天王。主にスポーツ回の敵であり、『熱血高校ドッジボール部』の「へいるまん」や『熱血! すとりーとバスケット』の「アッシュ」を嗾けて「くにお」達を潰そうとする。
    • 第5話にはダブルドラゴン兄弟も(だいぶイメージが変わったものの)登場した。
    • 最終回直前には運動会編も前後編の2話に渡って展開された。
  • 発表当初は正月に発売予定だったが、半導体不足の影響で当初の予定から延期を繰り返した。
    • 1988年9月には2月予定に、年末には3月予定に、年明けには4月予定に、2月初期では5月予定まで遅延されたが、結局は少し早まり4月内に発売された。
    • この時期のファミコンソフトが同じ理由で軒並みそうだったが、一度延期された予定が縮まったのは本作のみである。
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  • FC
  • 1989年
  • テクノスジャパン
  • くにおくん

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最終更新:2024年02月14日 08:28

*1 「りゅういち」「りゅうじ」の二人組で、同名タイトルのリー兄弟をモチーフにしたキャラクター。必殺技や顔が似ており、戦闘時の専用テーマ曲として『ダブルドラゴン』のBGMが使用されている。

*2 『SP』では他の作品同様(ペナルティ付きだが)一般人への暴行が可能になった。可能であってもやらないのが硬派と言う事か…。

*3 二人プレイの場合、片方が画面外にいる時にもう片方がやられると所持金が減る前に画面が切り替わり、タダで体力を回復できるという裏技がある。

*4 『ザインドスリーナ』。テクノス社が出していたアーケードのシューティングゲーム

*5 こちらは西村の専用セリフではなく、白鷹工業高校の通常雑魚敵も発する

*6 理由も「はじめに」部分に明記されており「一度解くだけの楽しさよりも違うタイプで何度もくり返し遊ぶ方法や同時に異なる内容を平行させて遊ぶ方法など、この他にも色々な遊び方が自由に出来る楽しさの方を重視したためです。」とのこと。

*7 地面部分を右端からダッシュ・最大ジャンプで左側に戻ること自体は可能。「死なないと戻れない」と紹介されることもあるが誤り。

*8 データ内には「やまだのじゅつ」のグラフィックが入っているが、プログラムの関係で実装されていない。

*9 公式で金髪でチェーンを持っているのは冷峰四天王の「きのした」。

*10 同じ顔で沼丘工業高校にも「さいとう」が出てくるが、これはバグではなく別々の高校に行った兄弟という設定。

*11 前者は一作目から登場しているボスキャラクター。後者は『サッカー編』のヒロインで、後の熱血硬派シリーズヒロイン。

*12 他は熱血硬派シリーズの敵勢力である三和会、『乱闘協奏曲』の関東獅子連合など。