この記事では『電車でGO! FINAL』と、その分割移植であるPSP版『電車でGO! ポケット』シリーズ4作品をあわせて取り扱います。



電車でGO! FINAL

【でんしゃでごー ふぁいなる】

ジャンル 電車運転ゲーム

対応機種 プレイステーション2
Windows
発売元 PS2 タイトー
Win アンバランス
開発元 オフィスクリエイト
発売日 PS2 2004年5月27日
Win 2004年12月17日
定価
(各税5%込)
PS2 7,140円
Win 5,980円
廉価版 PS2 PlayStation2 the Best
2005年7月7日/4,450円
エターナルヒッツ
2007年6月28日/2,380円
Win 本格的シリーズ
2006年12月15日/1,980円
判定 スルメゲー
ポイント シリーズ屈指のリアルな演出
ゲーム性の大転換
水増し感の強い内容
電車でGO!シリーズリンク

概要

PS2で発売された『電車でGO!』シリーズ5作目。ファンに人気の路線4つを上下線とも収録し、「FINAL」を冠するに恥じないボリュームとクオリティを備えている。
本作ではシステムを一新し、「チェインシステム」と「ライフポイント」を導入した。
「制限速度遵守」「定時通過」などでポイントが貰えるとともにチェインが繋がり、次回以降の加算幅が増加する。
逆にオーバーランや制限速度無視など、悪い運転を行うとライフが減点され、ライフがなくなるとゲームオーバー。ライフが減る毎に繋がっていたチェインもゼロに戻る。
ライフの初期数は上級路線ほど少なく、また減点幅も違反の度合いにより大きくなる。
運転終了後は獲得したチェインがクレジットに変わる。このクレジットを貯めることで新しいダイヤを購入する方式となった。


収録路線

本作の収録路線は基本的に2003年10月頃を再現したものとなっているが、過去作同様に当時すでに存在しない車両も登場する。

  • 山手線 東京〜田端〜品川〜東京
    • 205系からE231系への置き換えが進んでいた時期で、両形式のダイヤが約半数ずつある。また、当時山手線からは引退済みだが隠しダイヤで103系も運転できる。
    • ATCによる速度制限と標識による速度制限が混在し、迷いない速度判断を要求される。
    • 初代を皮切りに『3000番台』『プロフェッショナル仕様』でも一部が収録された路線だが、もちろん一周での収録は初。東京〜上野〜新宿間はシリーズ初収録*1
  • 中央線 東京~高尾
    • 快速ではオレンジ一色の201系が運行される一方、昼行特急の183系がE257系に置き換えられた時期である。当時は三鷹~国分寺間が連続立体交差化工事中であり、作業員警笛ボーナスが多数存在する。
    • 『3』で東京〜新宿間(上り)が収録されたが、新宿~高尾間はシリーズ初収録。
  • 大阪環状線 天王寺〜大阪~今宮~新今宮~天王寺
    • 環状運転列車が全て103系だった時代の環状線。体質改善車と未更新車が入り混じっている過渡期にあたり、ダイヤによって形態が異なる103系を運転する。大和路快速と関空・紀州路快速も収録しているが、全体的に運転速度は遅めな路線である。
    • 『2』で大阪〜天王寺間(内回り)が収録されたが、天王寺~京橋~大阪間はシリーズ初収録。
  • 東海道線 京都~神戸
    • 各駅停車で201系や205系も活躍しており、「雷鳥」にパノラマグリーン車が投入、「彗星」と「あかつき」が併結列車になった時期。快速線と緩行線が共に収録されており、違う線路の走行が楽しめる。
    • 京都〜大阪間は初代と『プロフェッショナル仕様』『プロフェッショナル2』、大阪〜神戸間は『3000番台』で収録されたことがあるため、唯一新規収録区間がない(ただし大阪以西の上りは初収録)。

評価点

システムそのものの大幅改善

  • 『プロフェッショナル2』の仕様を継承しており、遅れても5~15秒以内なら定刻となる。難易度が低い列車では30秒以上、難易度が最大の列車でも6秒以上の遅れで初めて減点される。
    • 減点も1秒毎にではなく、一定時間遅れるたびにライフが減る形となった。
    • 早着に関するペナルティもかなり緩和された。1分程度の早着はお咎め無し。2分近くダイヤより早く走ることでようやく制限信号、停止信号に引っかかる。
    • シリーズ初期から乗客の数(マスクデータ)によって車両性能が上下する仕様があったが、今作では各駅発車時に「乗車率」が表示されるようになり、性能の良し悪しがある程度分かるようになった。

シリーズ最高級のグラフィックとサウンド

  • 警笛・発車メロディ・ドア開閉音は「実録」となっており、車掌や運転士の声も路線ごとに違う。
    • JR東日本の駅メロディはほぼ全駅の全メロディーがフル収録されており、版権曲である高田馬場駅の「鉄腕アトム」も収録(ただし原宿駅のメロディー「原宿A」だけはフルコーラスで収録されていない)。
    • また、大阪環状線の発車メロディーなどこれまで再現自体されなかった音声も極力リアルのものが再現されている。
    • すれ違う列車の風切音なども、列車の走行音もだいぶリアルに近づいている。特に183系や485系のサウンド関係はファンから絶賛された。
    • 寝台特急の機関車のノッチ操作やブレーキの緩解音も機関車ならではの音になり、キハ181が力行する際のターボサウンドもきちんと再現されている。
  • グラフィックに関しては単に画質が上がっただけでなく、前照灯、太陽、沿線風景などが数段レベルアップしている。
    流石に10年以上前のゲームなので現在の作品と比べると絶賛するほどではないが、当時としても実写映像とはまた違った綺麗さが光る。
    • また、『新幹線』や『旅情編』で好評だったアウタービューが復活した。ほか、運転状況に合わせて車両の行先表示が変化する細かいギミックもある。
      • 例としてE231系の山手線外回りでは、上野までは「上野・東京方面」の表示だが上野を過ぎると「東京・品川方面」に表示が変わっている。

信号機

  • 今作では制限信号や停止信号もリアルタイムで変化するようになった。まだ若干不自然なところもあるが、先行列車を意識した信号の変わり方もする。
    • 過去作の制限信号は早着ペナルティとしての意味合いが強く、先行列車との距離に対する信号現示としては不自然なものだった。
  • 駅毎に場内・出発信号がある点は従来通りだが、信号機の配置もある程度実際の路線にならっている。

エンジョイモード

  • これまでのフリーランと似たようなモードである。減点項目が一部緩和・免除されるものの、減点自体が無くなる訳ではない。
    • だがライフが減るのは停車駅に止まった後なので、自分の好きなように運転ができる。
  • またこのエンジョイモードでは5種類のアイテムが使用でき、初心者への救済やおふざけプレイなど様々な用途に役立てられる。
    • 加速度・最高速度が上がる「スピードアップ」、制動力が上がってGゲージも反応しなくなる「クイックブレーキ」、現在時刻を30秒止める「タイムストップ」、一定時間獲得スコアが倍になる「ダブルスコア」、ライフが50点回復する「回復救急箱」。

ボリューム

  • 収録路線は4本×上下線で8本とそれほど多いわけではないが、選択できるダイヤは隠しも含めると53。ボリュームとしては申し分ない。

賛否両論点

一部の難化した要素

  • 今作ではライフ制が採用され、スタート時点でのミス可能回数は若干増えている。
    • しかしライフは原則回復不可能。エンジョイモードでは「回復救急箱」というアイテムが使えるものの、あくまでこのモード限定の話。
    • 慣れたプレイヤーからはやりやすいという声が多い一方で、運転時間が長くなったこともあって初心者にはそこそこシビアである。
      • ライフが回復できないのを考慮してか大抵の減点条件は過去作より緩和されたが、速度制限は1km/hオーバーの時点で即減点と厳しくなった。過去作では一部難易度で例外はあったものの1~2km/hくらいのオーバーは許容されていた。その代わりか、今作では制限速度を守るたびに「速度制限遵守」という加点がもらえる。
  • また、『旅情編』以来の「Gセンサー」が復活。ブレーキをかけると「Gゲージ」が増加し、赤色になると急ブレーキとみなされ減点される。
    • 過去には『3』や『プロフェッショナル2』の最高難易度でも急ブレーキ減点があったが、これらよりも大分判定は厳しめ。

駅発車時の待機時間

  • 山手線と中央線では多種多様な発車メロディーが流れるのだが、ほぼ必ずフルコーラスで流れ、スキップもできない。収録されている発車メロディーは最長で23秒もあり、発車メロディーが鳴り始めてから発車できるようになるまで30秒以上待たないといけない駅もある。
    • フルが聴けるのはファンにとっては嬉しいことではあるが、過去作では「ゲーム本編では途中切り、サウンドテストではフル収録」の形がとられており、そちらの方が自然かつ流れを阻害しない形態であるのは確か。

総じて実車より強いブレーキ

  • 『プロフェッショナル2』ほどではないが、それでもブレーキ性能があまりにも高い列車が多い。
    • ただしブレーキの効きが強いことは運転の難しさの緩和にもなるため、シミュレーターではなくあくまで「電車運転ゲーム」である本作では一概に問題点とは言えない。

定通・定速ポイント

  • どの駅間にも必ず一箇所以上定通・定速ポイントがあるのだが、次の駅が停車駅の場合、指示通りの速度で走ると早着・延着することがある。そのズレぶりは攻略本(公式ガイドブック)にさえ「この駅は〇秒遅れて発車」などと書かれているほどである。
    • ただし停車方法は人によって千差万別な上、『GO!!』とは異なり大半は定通ポイントを守ることで十分な余裕時間が確保されるため、問題点とは言い切れない。またオプションでオフにすることも可能なのが救い。
      • ちなみにゲーム中では説明が無いが、定通・定速ポイントをオフにすると獲得できるポイントが2倍になるという隠し要素がある。ダイヤによってはこれを活用した方がポイントを稼げる。

問題点

不自然な走行音

  • 前述の通り音声面は大幅に進化したが、まだ問題点も残っている。
    • 走行音はだいぶリアルに近づいたものの、ジョイント音(レールの繋ぎ目を通過したときの音)だけはかなりチープな音になっており、高速で走っていると歌舞伎でも聴いているかのように思える。
      • バリエーション自体はいくつか用意されているのだが、鉄橋などを除いたほとんどがあまり似ていない音になっている。
    • また『3』同様、このジョイント音は運転台で聞くような「タタン タタン」ではなく、客室の真ん中で聞いているような「タタン タタンタタン」となっている。

収録路線

  • 知名度が高く、一部は新規収録区間もあるとはいえ、全て過去作で収録された路線である。
    • 出来栄え自体は好評であるものの、「FINAL」を名乗るくらいならもう少し収録路線の数を増やして欲しかったという声は少なくない。

水増し感の強いダイヤシステム

  • 今作ではゲームクリア後に貰える「クレジット」を使用して新しいダイヤを購入する。
    • だが今回の路線は特急列車などを除いて運転区間が2~4区間に分割された状態となっている。通しのコースも用意されているが、分割区間がある場合は分割区間をすべてクリアするまで選択できない。
      • 例えば山手線を一周するダイヤを購入した場合、「大崎~上野」「上野~池袋」「池袋~大崎」の3ダイヤをクリアしないと大崎からぐるりと一周する運転が選択できない。
    • この通しの運転をクリアしないと、そのダイヤをクリアしたことにならない。しかも最後の隠しダイヤを出現させる条件が「他の路線の隠しダイヤを全てクリアする」であるため、全てのダイヤを出現させるためには理不尽に時間がかかってしまう。

車掌乗務

  • 今作では車掌乗務というモードがあるが、全体的に現実の車掌の業務とはかけ離れている。
    • 視点は先頭の運転席からのもので、車掌が本来乗っている最後尾からの視点ではない。一部地方路線では車掌が前部に乗車する形態が取られていることもある(通称「前乗り」)が、都心部にある本作の4路線では実施されていない。
    • 発車メロディーの操作も本来は車掌の仕事なのだが、このゲームでは自分で操作できず、自動でフルコーラス流れる。途中でドアを閉めれば強制的に切ることはできるが、ライフが減ってしまうためメリットは無い。
    • ドアを閉めるのも、本来はきちんと信号を確認した上で乗客の乗降が途切れたのを確認してから閉めないといけないのだが、このモードでは駅放送が終わったタイミングを見計らって閉めるだけである。
  • 駅を発車すると次の駅名を放送するのだが、円形に並んだ複数の選択肢から1つを選ぶ方式となっていて操作ミスが起こりやすい。駅間が暇なのでゲーム的要素を入れたと思われるが、操作性には改善の余地がある。
  • この車掌乗務で選べるダイヤは各路線1ダイヤのみと少ない。

その他

  • 並走列車や対向列車が停車・発車する時の挙動が不自然。
    • 130km/hで走っていた新快速が、減速し出してから300m程度で完全停止する上、同時発車した新快速があっという間に見えなくなるなど。
      • 参考までにプレイヤーが運転した時は130km/hからの非常制動でも450mは進む。
  • 中央快速線に登場するE257系は、本来11両編成の場合新宿方先頭車に貫通扉は無いのだが、なぜかゲーム中では貫通扉が付いている。
  • 大阪環状線内回りを運転していると天王寺駅の屋上に「JR天王寺駅」という看板が見えるのだが、この「JR」という文字がJR西日本のコーポレートカラーの青色ではなく、JR東日本の緑色となっている。
  • 作中に登場する福知山線直通新三田行きの英語表記が‘‘Shin-Mita’’になっている。「新三田」は「しんさんだ」と読むのでこの表記は間違っている。

バグ

  • 極稀にしか発生しないが、優等種別で駅を通過しても、ゲーム的には通過していない判定を取られるバグがある。
    • 駅を通過したら残り距離が増えだす。まだ駅を通過していないことになっているため、ダイヤも遅れ出して完全な詰みに陥ってしまう。
      • このバグを防ぐ方法は無いが、遭遇率は相当低いのが救いである。因みに一部ダイヤでは意図的にこのバグを発生させることが出来るが、通過駅にピッタリと停車させることが条件なので、普通に運転する分には支障はない。
        参考動画。バグの発生自体は3:22から。

総評

「FINAL」と銘打つだけあり、現行ハードでの限界に挑戦した意欲作である。運転感覚は限りなく現実の電車を尊重しながらも操作しやすくアレンジされている。しかし、ボリュームの水増しぶりが凄まじいため、総じて作業ゲーに耐えられる精神を持っている人向けであり、そのような意味では人を選ぶだろう。
それでも収録路線ごとの密度は当時としては高度であり、さらに従来では再現しきれなかった音響面などは確実に進化しているなど、シリーズや鉄道ファンならば間違いなく楽しめる逸品になりうる。そのような意味ではあと一歩で良作たる出来栄えになれただけに惜しいことこの上ないと言える。


余談

  • 当時はタイトル通り本当に本作でシリーズを完結させるつもりであったらしく、「完結」「最終作」を銘打ったマーケティングが行われた(参考)。
    • 中でも最大の目玉企画が、山手線の1編成をラッピングした「さよなら電車でGO!列車」。本シリーズが実際の鉄道車両の外装に広告を行うのは、『高速編』リリース時に京浜東北線でヘッドマーク付き列車を運行して以来となった。
  • 開発当時は中央総武緩行線を収録する予定であり、店頭でプレイできた体験版のダイヤ一覧にも表示があった(プレイは不可)がカットとなった。Win版の音声ファイルを見てみると総武緩行線の三鷹~秋葉原までの放送、発車メロディーが収録されており、総武緩行線で使用されている209系500番台の音声・車両データも残っている。
    • 当時のタイトーとしては山手線と大阪環状線のフル収録を何としても達成したかったらしく、そのせいで総武線を入れる容量が無くなったらしい。
      収録は不可能ではなかったと思われるが、路線を詰め込み過ぎて大幅に品質が劣化した『プロフェッショナル2』の二の舞いにはなりたくなかったのだろう。
  • 通常版の他に、当時販売されていた組み立て式鉄道模型食玩の「スタートレイン」の限定品が同梱された限定版もあった。Nゲージサイズで車種はE231系の山手線カラーとなっている(通常品とは行先表示などが違う模様)。
  • 2018年2月8日にシリーズ20周年記念として本作のリマスター版である『電車でGO! PLUG & PLAY』がAmazonとエビテンの通販限定で発売された。
    • マスコン型コントローラをテレビに直接接続して遊ぶプラグアンドプレイ(PnP)ゲーム機。ワイド画面と高解像度のテクスチャに対応し、より高画質化された。

電車でGO! ポケット 山手線編/中央線編/大阪環状線編/東海道線編

【でんしゃでごー ぽけっと やまのてせんへん/ちゅうおうせんへん/おおさかかんじょうせんへん/とうかいどうせんへん】

ジャンル 電車運転ゲーム



対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 タイトー
発売日 山手線 2005年9月29日
中央線 2006年1月19日
大阪環状線 2006年3月30日
東海道線 2006年7月27日
定価 全作 3,990円
廉価版 全作 TAITO BEST
2006年12月7日/2,480円
判定 山手線 クソゲー
劣化ゲー
上記以外 劣化ゲー
ポイント 処理落ちまみれの山手線編
分割でボリューム不足に
基本的には堅実なベタ移植

概要(ポケット)

基本的にFINALをPSPに分割移植したものである。ゲーム内容もFINALの各路線とほぼ同じ。
4作品ともゲームシステムはすべて共通であるため、まとめて解説する。

評価点・問題点は『FINAL』と基本的に同じであるため、PSP版で新たに発生した問題点についてのみ述べる。


FINALとの違い

  • ムービーがFINALとは別のものが使われている。
  • このゲームは福知山線の脱線事故発生後*2に発売されたため、東海道線の207系の帯が現在のオレンジ色に変わっている。
    • ところが大阪環状線編の大阪駅到着時に見ることができる207系は青帯のままとなっている。
  • 連結ゲームが一部『FINAL』とは別の車両になっている。
  • 「名刺交換」機能が追加された。名刺には運転履歴や運転士等級、ニックネーム、コメントを記載でき、PSP同士で交換することができる。

問題点(ポケット)

4分割

  • なんと全編が4分割されている。携帯機とはいえボリュームダウンぶりは凄まじく、分割商法と批判されることに。これにより、バージョン毎に運転可能ダイヤの偏りが発生してしまった。
    • 路線別に分けたのである意味必然だが、東海道線は普通列車から優等列車まで17ダイヤ、車種も12種類を収録したのに対し、山手線は各駅停車しかなく10ダイヤ、それも3車種しか選べず、その割に価格は全バージョン同じである。せめて「関東編/関西編」で2バージョンだったらまだマシだったのだが…

山手線編での激しい処理落ち

  • 山手線編では列車在線数にかかわらず高い頻度で処理落ちが発生する。ゲームスピードが3分の1程度まで低下し、5~10秒毎に刻一刻と速度変化が繰り返されるため、停車などもはや苦行の域である。区間によってはまともな運転ができないことも。
    • なお山手線編以外でも、少ないながら処理落ちがある。

その他

  • 『FINAL』のED曲として人気だった「MOTER MANでGO!」が収録されていない。

総評(ポケット)

グラフィック面はPSPの可能性に挑戦した移植と言えるほど堅実に移植されており、PSPで電車運転ゲームをプレイしたいならば(『山手線編』以外は)手に取る価値がないわけではない。

だが、容量の都合からか4つに分割されてしまった点は痛く、ユーザーの心情を悪くしてしまった。また『山手線編』は猛烈な処理落ちのせいでプレイが苦痛を感じるものになってしまっており、非常に残念でならない。

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最終更新:2023年09月15日 23:18

*1 厳密には『プロフェッショナル仕様』で東京~上野間を京浜東北線の線路で走行するダイヤがあった。これは「当該区間がリフレッシュ工事中」という設定で、現実でもみられる光景である。

*2 事故被害者の遺族の「もう同じ電車を見たくない」という意向から、帯の色が変更された経緯がある。