Castlevania & Contra

【きゃっするばにあ あんど こんとら】

ジャンル アクションゲーム(オムニバス)

対応機種 Windows
メディア CD-ROM 1枚
発売元 コナミ
発売日 2002年
備考 日本未発売
判定 良作
悪魔城ドラキュラシリーズリンク
魂斗羅シリーズリンク


概要

コナミが誇る傑作アクションシリーズ『悪魔城ドラキュラ』と『魂斗羅』。
我が国日本ではゲームを遊ばない一般層にはあまり知られていないが、アメリカではどういうわけか『スーパーマリオブラザーズ』や『ドラゴンクエスト』のように誰もが知る人気シリーズとなった。
そんな二大シリーズに属する作品5本をWindowsパソコン用に収録したのが、本作である。


特徴

  • 本作は、かつてファミコン用に発売された以下の5作品が収録されており、Windowsで自由に遊ぶことができる。ゲームの内容については5作品それぞれの記事を参照のこと。
  1. 悪魔城ドラキュラ
  2. ドラキュラII 呪いの封印
  3. 悪魔城伝説
  4. 魂斗羅
  5. スーパー魂斗羅
  • ただし、本作はアメリカのゲームであるため、必然的にこの5作品は米国版となっており、内容の一部に日本版との相違が見られる。
  • ゲームの流れとしては、まず選択画面から好きなゲームを選び、起動する。
  • ゲームの途中、いつでもメニューを開くことができる。そしてそのメニューでは、ゲームのリセットや選択画面の参照、どこでもセーブ・ロードが可能。
  • コントローラはキーボードでもUSBゲームパッドでも、好きなものが使える。
    • また、『魂斗羅』と『スーパー魂斗羅』は、USBゲームパッドを2個用意すれば2人同時プレイが可能。

評価点

  • まず第一に『魂斗羅』が遊べる。
    • なぜこれが評価点かと言うと、実はFC版『魂斗羅』は、本作の発売時点では本作含めたった2回しか復刻されていなかった。
      • おまけにもう一方の復刻である『魂斗羅デュアルスピリッツ』は1人プレイ専用。故に本作は「現代のハードでFC版『魂斗羅』を二人プレイできる唯一の手段」と言っても過言ではない。
  • 次に、どこでもセーブのセーブデータが10枠と多い。
    • 任天堂のバーチャルコンソールが1枠であるのと比べるとその差は歴然。そのため「もし『悪魔城伝説』でこのルートを取っていれば…」というifの選択肢が見やすくなった。
  • 本作のエミュレータ部分は出来がよい。
    • 本作は5作品すべてエミュレータを用いているのだが、しっかりした出来なのでグラフィックや音楽の再現度は完璧。思う存分職人芸のドット絵とコナミサウンドを楽しめる。
  • そして何よりも、ドラキュラ・魂斗羅両シリーズの歴史を自らの手で実際に触れて辿れること。
    • また、本作はアメリカのゲームでありながら日本語版Windowsにもインストール可能なので、シリーズ初心者にも安心して勧められる。

問題点

  • 本作に収録されている5作品はいずれも米国版。そのため、『スーパー魂斗羅』を除く全ての作品で、日本版より劣る部分がいくつか見受けられる。
    • 『悪魔城ドラキュラ』は、日本のディスクシステム版にあったセーブ及び、同じくROM版にあった難易度変更もできない。
    • 『ドラキュラII 呪いの封印』はパスワード制になった他、音楽が内蔵音源になった。
      • とはいえ、この内蔵音源の音楽もなかなかおつなアレンジだったりする。
    • 『悪魔城伝説』も同じく音楽が内蔵音源になった上、ネタバレのため詳しくは語らないが難易度がべらぼうに高くなった。
    • 『魂斗羅』は背景アニメーションが削除された上、ステージクリアの漢の一枚絵がなくなって寂しい印象を受ける。

総評

コナミが世に誇る傑作アクションシリーズの歴史を辿れる、お得な内容の一本。
海外版ゆえの問題点も多少あるが、日本のPCでも遊べるため『漢のアクションゲーム』を多く求めるPCゲーマーにも満を持しておすすめできる一本と言えよう。


余談

  • 本作の没データとして、どういうわけか『ファイナルコマンド赤い要塞』の米国版のデータが入っている。
  • 発売からかなりの年月が経過している以上、現在は入手自体が困難となっている。また、2019年5月と6月にはSteamで『悪魔城ドラキュラ アニバーサリーコレクション』*1と『魂斗羅 アニバーサリーコレクション』*2がそれぞれDL配信されており、それらを購入することで本作収録の5作品は確実に網羅できる。したがって、単純にプレイ目的ならばこちらを選ぶのがベストであろう。

プレイ動画

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