タートルテイル 亀島奪回

【たーとるている かめじまだっかい】

ジャンル アクションシューティング
対応機種 ニンテンドー3DS(ニンテンドー3DSダウンロードソフト)
メディア ダウンロード専売ソフト
発売元 テヨンジャパン
開発元 Saturnine Games
配信開始日 2014年9月17日
定価 300円
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所・オートセーブ方式
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 亀が主役のアクションシューティング
無難に遊べる出来だがアマチュアゲーム臭が凄い


概要

3DSダウンロードソフトの常連であるテヨンジャパンがリリースしたゲームの一角。ジャンルとしては横スクロールによるアクションシューティングに該当する*1
キャプテン・オヘア海賊団に乗っ取られた亀島を奪還するため、亀の勇者であるシェルドンが水鉄砲で戦いに挑むというストーリー設定。


ゲームルール

  • ゲームの流れ
    • 一般的なアクションシューティング同様、ステージクリア方式を採用している。全16ステージ × 2周構成。
    • 一度プレイしたステージは、ステージセレクトで自由に選ぶ事ができる。但し、ステージクリアしても次ステージに進むことはできない。
  • ステージクリア条件について(1周目)
    • ひたすらに右へとシェルドン(以下:自機)を移動させ、ステージ奥に配置されている「ゴールパネル」に接触させるとステージクリア。
      • ステージ内の各所には連続的に「フルーツ」が必ず100個固定配置されている。
        フルーツはいわゆるスコアのようなもので、ステージクリア時に獲得したフルーツの総数がハイスコアとして記録される*2
      • 全ステージ共に制限時間は一切定められていない。大方のステージは任意スクロールだが、一部ステージは強制スクロールの場合もある。
    • 最大4つのライフ制で、ダメージで自機のライフが尽きるか、落とし穴(火の沼)に落ちるとミスとなる。
      • 「自機が敵そのものや敵攻撃に触れる」と一律で1ダメージだが、一部の敵は「ノーダメージで自機を上へと放り投げる」ものがいる。
      • 雑魚敵を倒すと、一定確率で「ハートアイテム」を落とす、これを取得するとライフが1つ回復する。
      • ステージ途中に配置されている「チェッカーランプ」を通過すると、ミス後はそれまでに取得したフルーツ数を継続した状態で"そこから"の再開となる。
      • 本作の残機は無限。プレイヤーが諦めない限りは何度ミスしてもゲームオーバーにはならない。
    • ステージ16はボス敵とのラストバトルとなっている。このステージではスクロールはせず、フルーツ・チェッカーランプ・ゴールパネルは一切出現しない。
  • ステージクリア条件について(2周目)
    • 単に1周目をオールクリアするだけでは2周目には進めない。2周目をプレイするには、1周目でとある条件を満たさなければならない。
    • 基本的なルールは1周目と同じだが、2周目には以下の相違点が加えられている。
      • ラストバトル以外の15ステージすべての構造が一新されており、ステージ内容そのものが1周目とは別物化している。
      • ステージの難易度はが全体的に上がっており、強制スクロールステージの割合が増えている。
      • 最大ライフが2つしかない。また、チェッカーランプも出現しないので、ミス後の負担が大きく増している。
      • フルーツが出現せず、全ステージにおいて例外なくハイスコアの記録がされない。2周目は単にステージクリアだけが記録対象となる。
  • 操作方法
    • 自機の操作に関しては以下の通り。
      • 十字キー(アナログレバー)で自機の左右移動。
      • Bボタンで射程の長い水鉄砲攻撃。水鉄砲の射程は下へと"しなる"感じで放たれる性質あり。
      • Yボタンでジャンプ動作。ボタンの押す長さでジャンプ力が変化し、ジャンプ中の移動制御も可能。

評価点

  • 良い意味での王道アクションシューティング
    • ゲームとしては「古き良きアクションシューティング」といった趣旨の内容で、さくっとプレイするには適任な作品。
    • ショット & ジャンプの分かりやすい操作で、小難しさは全くない。自機は亀だが、プレイのノリは水鉄砲版の『魂斗羅』。
    • (上記の問題もあるが)ゲームバランスは基本上質で、難易度控えめで遊びやすい。短めのステージでテンポよくクリアできるのも嬉しい。
  • 300円配信にしてはボリューム感あり
    • 低価格ソフトにしては総32ステージも収録されている。単なる繰り返しプレイに留めず、周回ステージを大幅に作り直しているのも凝っている。

問題点

  • あまりにもシンプルすぎるビジュアル面
    • 外観がとても商業ゲームとは思えない程のシンプルさで、一見アマチュア制作のゲームと勘違いするレベル
      • とはいえ、グラフィック・BGMそのものの出来がお粗末という事は決してなく、それなりのクオリティは保っている。
  • やや運が絡みやすい面あり
    • 軽度なものではあるが、ゲームバランス的な不備も多々ある。
      • 無秩序に飛び回る飛行系の雑魚敵がそれで、自機前方を塞ぐようにたむろしてくる。ステージによっては腹が立つ位に飛行敵が密集している場面もある。

総評

外観のチープさ故に敬遠されがちな雰囲気はあるものの、実際のゲーム内容はまともに遊べるアクションシューティングである。
テヨン製品としては外観的にもゲーム的にも特有のクセがかなり少なく、良くも悪くも空気として見られやすい作品なのは吉か不幸か…。

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最終更新:2023年03月07日 19:46

*1 公式では「シューティング / パズル」と名乗っているが、ゲーム内においてパズル要素は一切絡まない。

*2 フルーツによるハイスコアはステージ単位での記録となる(最高ハイスコアは100)。次ステージに取得したフルーツを引き継ぐ事はできない。