遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX TAG FORCE2
【ゆうぎおうでゅえるもんすたーずじーえっくす たっぐふぉーすつー】
ジャンル
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対戦型カードゲーム
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対応機種
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プレイステーション・ポータブル
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発売元
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コナミデジタルエンタテインメント
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開発元
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コナミデジタルエンタテインメント、テンキー
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発売日
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2007年9月27日
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定価
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5,299円
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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良作
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遊☆戯☆王 関連作品リンク
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概要
アニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』を題材にPSPで展開してきた『タッグフォース』第2作。
特徴・システム
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収録カードは拡張パック『TACTICAL EVOLUTION』まで+ゲームオリジナルカードで2,889枚となっている。
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次パックである『GLADIATOR'S ASSAULT』のカードも、アモンの使用する「雲魔物」シリーズのみだが収録されている。
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また、当時日本では未登場だった《六武衆の師範》などの海外プロモカードもOCGに先行して使用可能に。
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ストーリー的にはアニメ二期~三期序盤まで。三期序盤で行われた「デスデュエル」は開始されているが、三期中盤からの異世界編までは行かない。
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D1は8人(アニメの主要キャラ)、D2(アニメの脇役)は26人、D3(ゲームオリジナルキャラ)は81人。
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D1キャラは十代、翔、明日香、サンダー、剣山、エド、レイ、ヨハンの8人。1周目はこの中から1人選んでパートナーとなる。2周目以降は条件を満たせばD2やD3もパートナーにできる。
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D2キャラは一期での敵役だったセブンスターズ・同じく一期で寮の先輩であった隼人がリストラ。その代わりに、二期のラスボスである斎王や二期から登場した教諭であるナポレオン教頭、三期から登場した留学生組が追加されている。
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ブラマジガールや万丈目の兄、迷宮兄弟など続投しているキャラも多いが、セブンスターズや隼人など、登場していないキャラもいる。
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UMD認識機能が追加された。分かりやすく言えば『モンスターファーム』の「円盤石再生」の遊戯王カード版である。
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何でもいいのでUMDを認識させると、そのUMDに応じたカードがデッキ投入上限の3枚、無料で貰える。
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ただし、使い道の乏しいカードやテーマデッキ専用カードであることも多く、禁止カードが出てくることもあるのであまり期待しない方がいいが……。
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とは言え、序盤のカードの少ない時期を乗り切る際に、手元のUMDで粗方カードを入手しておくと結構楽になることもあったりはする。
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ちなみに、本作で伝説の「三幻神」(神のカード)を入手するためには、前作『1』とのUMD連動が必須になる。
評価点
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カードアルバム機能が追加され、カードのイラストを高解像度でじっくり細かなところまでチェックできるようになった。
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拡大・縮小機能もついており、《仕込みマシンガン》の文字など肉眼では確認困難な部分もよく見える。
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イラストの細かな点にネタが仕込まれていたり小さくキャラが描かれていたりするカードも多いので、それらを実物のカード以上に堪能できる。
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前回に続き、OCG化されていなかったアニメキャラのカードがゲームオリジナルカードとして再現されている。
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当時はOCGされていなかった斎王の「アルカナフォース」シリーズや明日香の「サイバー・エンジェル」シリーズがオリジナルカードとして収録されており、前者には専用ボイスも存在する。
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本作で収録された《化石融合-フォッシル・フュージョン》関連カードは、メインキャラが主軸として使うカードでありながら、このゲームの発売当時はOCG化されておらず、このゲームが発売される12年以上経った2020年6月20日にやっとOCG化したため、実際に使用できるのは長い事、本シリーズだけとなっていた。
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単純にファンにとって嬉しいアイテムとしての価値だけでなく、《巨大戦艦 アサルト・コア》や《失楽園》など有用性が高いパワーカードも存在する。
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前作では通信は2人プレイまでしか出来なかったが、本作は2vs2のタッグデュエルを全員プレイヤーが担当する4人プレイが可能になった。
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DPの入手手段、入手量が大幅に増加した。
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ミニゲームなどのデュエルを要しない入手手段が増えたので初期デッキの強化がしやすくなった。
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デュエル同様ネタ要素も豊富で、特に三沢大地ストーリーは『GX』本編中で三沢の存在感が薄かったことが公式にネタにされている。
賛否両論点
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発売時期・ストーリー内容が中途半端。
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前作は1期の内容・キャラに絞っていたが、本作は3期のデスデュエル編に片足を突っ込んでいるためやや中途半端なところで終わる。
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人選も1期のゲストキャラは流用されている一方、2期のゲストキャラは新たに追加されていない。一応、ナポレオン教頭などサブレギュラーは追加されているが、エドの宿命の相手であるDDやM&Wを生み出したペガサスなど幾度か登場したキャラでも追加されていない人もいる。
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ただ、4人の留学生は人気キャラかつその後もアニメで活躍するので出したかったということは理解できるが。
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何より、収録カード的に彼らがいないとカードだけ多いのに使い手がいない状況になっていたことは想像に難くない。
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本作のデュエリスト1のシナリオを攻略する際、デュエリスト全員共通のイベントを四回も行う必要がある。しかもこれは誰をパートナーにしてようが展開が変わらず、当然イベント行うためには好感度を貯めねばならないので、キャラクター攻略の上で煩わしい。さすがにこの仕様は問題とされたのか、以降シリーズ内で同じ仕様が存在しない。
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またデュエリスト2、3は固有シナリオが存在しない。これは以降のシリーズでも共通であるが、仕方ないとも言える。
問題点
AI
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AIが相変わらず酷い。…というより、前作より悪化している可能性まである。
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あまりにもお粗末だったGBAやGB時代のゲームよりは随分と強くなっているのだが、「それにしてもちょっと……」という行動が多い。
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最悪なのがヘルカイザー。持ちデッキである「サイバー・ダーク」シリーズの使い方を理解しておらず、攻撃表示で召喚しないとメインとなる装備効果が使えないそれらを裏側守備表示で召喚する。誰が喚んだか「裏守備サイバー流」「バカイザー」と皮肉られている。
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他にも《未来融合》で《キメラテック・オーバー・ドラゴン》を指定、自分のデッキのカードを墓地に送ってダメージを減らす《パワー・ウォール》で加減もせずカードを送った結果、デッキが0枚になり敗北…ということが頻発する。
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あんまりすぎたためか次回作では上記の「バカイザー」と呼ばれる要因を作った行動の大半は改善された。もっとも別の問題も発生しているが…
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次点でひどいのがエド。「D-HERO」本来の展開力はまずお目にかかることはできない。
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もっとも、《D-HERO ディスクガイ》を初めとする現在の禁止カードがまだ使える時期なので、なんとなく勝てることもあるが。
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《D-HERO ダッシュガイ》の自分のモンスターを生贄に捧げ攻撃力をアップする効果を攻撃がロックされている状況だろうが無暗に使いまくるため自分のモンスターを喰い尽す恐れがあり非常に危険。墓地の特殊召喚効果も何も考えず無暗に使う。
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打点アップ効果で自滅して行くのは十代の《E・HERO ジ・アース》にも言えることではあるがジ・アースの方が1ターンの回数制限が無い分より危険だったりする。
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墓地効果がメインでフィールドでは貧弱なだけのモンスター《D-HERO ディアボリックガイ》を壁で粘ってくれているモンスターを生贄にしてまで召喚など珍プレーには事欠かない。
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一応擁護しておくとD-HEROは性質上当時のAIでは上手く回せず意味不明なプレイングをしてしまうのは本作に限った事ではない。
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そもそもエドはデッキの構築もおかしく、上級が多すぎ・下級少なすぎでバランスが悪い。他の決闘者のデッキは実戦級の構築がなされているのに何故…。
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本作ではメインキャラの為、最初からパートナーに選べるキャラの中ではデッキ編集が可能になるまで一二を争う弱さとなっている。またAIもデッキもこんな有様のためカードが揃っておらず介護プレイするのも難しい最初に選ぶのには向かない。
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そのプロデュエリストという設定からは考えられないあんまりなプレイングとセリフで自身がプロを強調することからか「プロ(笑)デュエリスト」「プロ(笑)のタクティクス」と呼ばれる事に。
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上記のバカイザーもプロデュエリストという設定でありプロとは何なのかと考えたくなる。
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エドは『タッグフォース3』ではAIの強化と追加された《Dragoon D-END》を軸としたCPUでも回しやすいデッキに変更された事によりプロデュエリストにふさわしい強さを手に入れ汚名を返上した。
デッキ
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多くのCPUが汎用性の高いパワーカードを画一的に投入する傾向にあり、ゲーム序盤はこちらの手持ちカードが少ないこともあって手こずる事が多い。
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多くのCPUがデッキのコンセプトに関係なく《強奪》や《破壊輪》といった、後に禁止カードとなるレベルの強力カードを投入しており、これ一枚で対抗手段もないまま戦局をひっくり返されてしまうことが多々あった。これらのカードが収録されているパックはゲーム序盤では出現せず、出現させても必ずと言っていい程高レアリティに設定されているためカードが揃うまではカードパワーの差に苦労しがちである。
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こういったことは本作だけではないのだがTF2の時期に使えた汎用性の高いパワーカードは特に凶悪な物が多かった。
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この他、攻撃宣言をできなくさせるカードを用いた所謂「ロック」系統のデッキを使うキャラクターが非常に多い。バーンデッキや特殊勝利を狙ってくるキャラクターは一様に《平和の使者》や《レベル制限B地区》といった強力なロックカードを大量に投入している。
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それに対して初期デッキには魔法・罠カードを破壊できるカードが《砂塵の大竜巻》たった1枚しかない。発動を無効にできる《神の宣告》を含めても計2枚とあまりにも貧弱で、早々にこれらの相手と戦ってしまうと余程運が良くない限りは何もできず完封されてしまう。
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各キャラクターの所持するデッキにはレベルが付いており、数字が低いほど弱いデッキとなっているので「カモ」を見分けること自体はできるが、一度戦わないと表示されない仕様で不便。デッキレベルの設定自体もかなり違和感があり、上述のロックカードを多用するデッキや攻撃力1900レベルの下級モンスターを大量に投入したビートダウンデッキでも低めの設定になっていたり、《キノコマン》などのネタカードを投入した実戦的ではないコントロール転移デッキがそれより高かったりであまりアテにならない。
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前作では制服の色である程度相手の力量を推測できたが、今作では最弱のオシリスレッドでもしっかりとした構成のデッキが多く、逆に強豪のラーイエローとオベリスクブルーでもネタ寄りのデッキが混じっておりこちらもあまりアテにできない。
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そもそもデッキレベルは単にデッキとしての完成度だけで評価されており、そのデッキをCPUが適切に回せるかどうかといった点は殆ど考慮されていない。このためプレイングミスの起こりにくいシンプルなデッキは数値より強く、その逆は弱いといったことも十分に起こる。
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本作の初期デッキである地属性デッキはかなり性能的に厳しく、雑多に詰め込んだと言われてもしょうがないような内容。
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モンスターカードは守備力に優れて壁にできるモンスターこそ多いが、攻撃力は貧弱の極みでアタッカーラインを満たしている下級モンスターは《怒れる類人猿》たった1枚。頼みの上級モンスターも2枚しかなく、その《百獣王 ベヒーモス》と《激昂のムカムカ》のどちらもあまり使いやすい性能のカードとは言えない。
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魔法・罠カードも汎用性の高いカードは全体の半分もないと言って差し支えないレベルで、特に除去カードの少なさが顕著。これらの結果として壁モンスターを並べて僅かしかない有用なカードを引くのを待つといった単調なプレイングになりがち。
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サイドデッキにいくつか有用なカードは入っているが、それを含めてもデッキとしての完成度は非常に低く、デッキとしての強さで言えば登場デュエリストの殆どに負けているだろう。
初期パートナーによってはストーリーの難易度が非常に高くなる
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初期デッキの非常に弱いレイやプレイングに難のあるエドが厳しいと思われがちだが、本作ではパートナーのデッキをある程度編集可能になる時点までは強制のタッグデュエルがないため、編集が可能になればすぐにデッキを作り替えることである程度対処できる。
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実は一番難易度の高いのはティラノ剣山で、ストーリーで対戦することになるタッグ相手に本作最強クラスのモブ2人がいる。カードが揃っていない1周目では経験者でもリセット覚悟と言える程の強さで、ゲーム初心者にとっては非常に厳しいだろう。
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ほかには攻め手にかけるレイや剣山ほどではないが強敵の多い翔、自身のデッキを回せない傾向にある明日香など、全体的に本作の難易度は高い。
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本作では最初にタッグを組んだ相手とは途中でタッグを解消できず、最初から別のキャラクターをパートナーにして始めることはできるがその場合友好度を1から溜め直しになるため非常に辛い。
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その他の問題として、主人公である十代のボイスが前作からの使い回しであり、本作で追加された二期以降の主力カードである《E・HERO ネオス》関連のボイスが無い。
その他
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BGMの変更
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版権上の問題からか、『1』で好評だったアニメ『GX』OP曲やアニメのデュエル中の曲が「似たような」オリジナル曲に変更されてしまっている。
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一部キャラの別衣装出現のためには、劣化移植ゲーであるPS2『TFE』との連動が必須。
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もっとも、中古ならワンコイン以下で投げ売りされており、入手は容易。むしろUSBケーブルの方が高くつく。
総評
AIの問題等が残るものの、順当なシリーズ続編と言えるゲームに仕上がっている。
余談
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本作を語る上で避けて通れないのが付属カード。
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3枚のOCGカードが付属したのだが、このうちの1枚《魔宮の賄賂》が非常に高性能なカードで、本作を3本買ってゲームを2本売るというリアル《天使の施し》を行う決闘者が後を絶たなかった。
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後にストラクチャーデッキに再録されるまで日本語版の価格は高騰しており、ブルジョワカードの代名詞的存在であった。
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現在は当時よりも環境が著しく高速化しているためあまり採用されないカードだが、それでも当時は強カードだったのである。
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また、攻略本に付属された《ファントム・オブ・カオス》も非常に面白い便利な効果を持っており、デッキによっては複数枚採用されるカードである。
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このため、ゲームソフト本体・攻略本ともにリアル《天使の施し》が発生するという異常ともいえる現象が起こった。
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なお、こちらは2016年まで再録されなかった。
最終更新:2022年04月08日 03:10