新世黙示録 ―Death March―

【しんせいもくしろく ですまーち】

ジャンル 悪魔と天使と百の剣/戦略RPG
通常版

SPECIAL PACKAGE版
対応機種 Windows XP~8
発売・開発元 ザウス【本醸造】
発売日 2014年7月25日
定価 通常版:9,800円
SPECIAL PACKAGE版:12,800円(税別)
レーティング アダルトゲーム
配信 FANZA:2015年6月12日/6,800円
判定 クソゲー
ポイント 2014年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞
まともな登場人物はモブキャラ1人だけ
RPGパートダルすぎ
通称「チーズ」「ゲー
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
ザウス作品リンク


ストーリー

『永遠に続く命の光より、一瞬でも瞬く限りある命のほうが輝いている』

東京、多摩丘陵……

小高い丘の上に建つ集合住宅、

僕の在った場所……

鳥海 (とりみ) 知空 (ちから)と世界を結びつける、日常の風景。

妹の 鈴珠 (すず)や幼馴染みの 天宮 (あまみや) 史音 (しおん)に囲まれた風景が、ある日突然、豹変する。

街の人々が、親しい者たちが、ゾンビ化して襲いかかってくる。

そして人ですらない超常体の姿も……

知空の風景に『終末』が潜り込んでくる……。

神か魔か、それらを前にして、知空の選択で導き出される結末とは……?

(公式サイト「プロローグ」より抜粋。一部改編)


概要

企画・シナリオ担当が、初期の女神転生シリーズのメインスタッフだった鈴木一也氏ということで話題になった一作。
また、ザウスにとっても久々の【本醸造*1】名義での新作ということもあって以前からメーカーを知る者にとっても期待のタイトルであった。
しかし、誤字脱字にまみれ視認性が劣悪な公式サイトや今一つな出来の体験版といい、ファンの期待とは裏腹に行く手には巨大な暗雲が垂れ込めていた。
そして、いざリリースされたゲームは、キャラ・シナリオ・RPGパート・ADVパート、の全方位に問題が山積したゲー ()だった。


ゲームの内容について

  • 基本的にはADVの節目節目にRPGパートが挟まるというオーソドックスなスタイル。RPGパートは3Dマップを移動し、敵と戦う。
  • 特徴的な部分としては、攻防や補助能力等が全て装備した剣一振りのみを参照にして決定される。
    • 剣は他の剣を食わせることによって鍛えられる。最大レベルになった剣を2本用意し、より上位種の剣を生み出すことが可能。
    • 剣には3すくみの属性のいずれかが設定されており、敵の弱点を突けば有利に戦闘を進められる。
  • 多分現代日本にある日突如としてゾンビが現れ、主人公たちは事件に巻き込まれつつもゾンビに対抗できる「剣」を手にする。戦いの中で超常の力を持つ神々に出会い、やがて出生の秘密に迫っていく、というストーリー。
    • 所々グロテスク描写があるが、一応美少女ゲーということでそれなりにエロシーンもある。
      全体的なシステムこそ『真・女神転生III』以降のメガテンシリーズに似ているが、前述の鈴木氏の関わり、PCで18禁の作品ということから、知る人ぞ知る奇作『偽典・女神転生』を思い起こすような要素も多く、この点も発売前はコアなファンの間で話題になっていた……が。

登場人物

+ 公式サイト「登場人物」より抜粋。一部改編。
  • 鳥海 知空
    • 主人公。この名前で「ちから」と読むが 誤字ではない 。仲間思いで好奇心旺盛な性格。
      歳相応の社会に対する多少の不満を持っていたが、仲間たちと過ごす内、彼の周囲は変化していく。
  • 鳥海 鈴珠
    • 主人公の妹。感情の起伏は、少女の持ち味。
      その意志の核には兄への愛情が。
  • 天宮 史音
    • 主人公の幼馴染。人見知りは心の赴くままに。
      その素直さな気持ちが、彼女をいつも明るく振る舞わせる。
  • 荒渡 琉華(あらと るか)
    • 主人公の隣に済む気さくな隣人。
      マイペースな思考で周囲は常にてんやわんや。
  • 白川 生(しらかわ いぶき)
    • 不意に訪れた転校生はまるで季節の移り変わりを助長するかのように。
      彼女の口から紡がれる言は一向に定まらない。ただ、心にある目的がぶれることはない。
  • 佐倉 光太郎(さくら こうたろう)
    • 主人公の悪友であり親友。主人公とともに今日もどこかへ突き進む。

問題点

キャラクター・シナリオ部

  • 凄まじい事となっているシナリオ導入パートが元となり、KOTYeスレッドなどで本作は「チーズ」と呼ばれることになった。以下、その要約。
    • 下校中に切り裂き魔と遭遇し、帰宅した主人公と妹は調理中の母親にチーズを買ってくるよう頼まれ、その途中大怪我を負った男性に出会うがそれを無視して駐輪場に行く。更にサイレンが鳴り響き、明らかに尋常ではない雰囲気の中で文句を言いつつもそれでも2人でチーズを買いに行くという始まり方。
      • なお、ここで選択肢を誤るといきなりデッドエンド。
    • チーズが必須の料理であったら作る前に無いことに気づくだろ、という細かい突っ込みどころはともかく、なぜ明らかな異常事態なのにチーズを買いに行くのだろうか?さらに言えば普通の人間なら男性を介抱しようとするのでは?
      • ついでに言うとチーズを買いに行く道中も色々事件に巻き込まれるのだが、それでも2人はチーズを買いに行くのをやめない。チーズの何が彼らをそこまで駆り立てるのか、それは誰にも分からない。
      • 極めてどうでもいいが、チーズを買いに行くのに2人が向かった先はコンビニ*2。一般的なコンビニで売っているチーズは酒のつまみレベルの物で、本格的に料理の素材に使う物ではないと思うが。スーパーの方が違和感は薄い。*3
      • と言うか、危機感を煽るイベントはチーズを買いに行った後に配置したほうが矛盾やツッコミが少なくて済むのでイベントの配置にも不備を感じてしまう*4
    • その後、夕食を終えると家にゾンビが侵入し母親はゾンビ化してしまうが、選択肢次第で母親はゾンビに一切接触していないのにゾンビに噛まれたことになっている場合がある。一応最初の方なのだがちゃんとテストプレイしたのかどうか疑わしい。
    • ちなみに、ここでは導入パートとしているが、この場面に至るまでの時点で2時間ほど日常パートが存在することを追記しておく。穏やかな日常からの一転、という展開は確かに王道だが、ここまで長くする必要は皆無だろう。
      • この日常パートは、普通の学生生活を垂れ流し同然に描写するだけで起伏がない。後述の通りここに他のエピソードを盛り込めばよかったものを。
      • また、日常パートでは妙な流れで死刑制度や未成年犯罪者の実名報道問題が話題となる。伏線でも何でもなくシナリオ上別の話題で構わないので、単にライターがキャラクターを介して薄っぺらい自己主張をしているだけともとれる。
  • 主人公の知空があらゆる意味において破綻している。
    • 躁鬱が激しく、場面によってやたら卑屈になったかと思ったら急に自信過剰になったりする。主張も基本ブレまくる。
      • 例えばゾンビに遭遇した場面で、怯える仲間に対し「現実逃避をするな」と叱咤するが、かくいう自分は折に触れては脳内で本筋と関係ない自問自答をウダウダ繰り返す。
      • 「その時々の気分で動いていては誰一人救えない」と言ったと思ったら、わずか16クリック後に異臭を感じて単身林の中へ突撃する。
    • 作中、人から批判されても無視をするか小学生レベルの反論や論点のすり替えをする。自分のせいで失敗したとしても他人に責任を押し付けたり論点をすり替えたり自己弁護をしては同じような失敗を繰り返したりと、まるで成長しない。
      • 2人乗りを注意されて「2人乗りは危険で、事故った場合後ろに乗っている人の責任がとれない」と言いつつ、そのまま2人乗りを続ける。どうしたいのか理解不能。
        しかもこの2人乗りを注意した人の話を勝手に打ち切った挙句、この人が「寂しがり屋で構って欲しくて難癖つけてきた(訳)」と反省どころか勝手に自分の都合のいいように脳内転換して完全にシャットアウトしているのである。「阿Q正伝」か。
      • さらにはスピードを上げてしがみついてきた妹のちっぱいに夢中になり、上の空で運転をする始末。
    • 妹の学友がストーカーされているという話を聞いて、なんとストーカー側を擁護する。言うまでもないがストーカーはれっきとした犯罪行為である。
    • 中盤で自分が助けていた幼馴染に実は自分が助けられる側だったことが発覚し、そのために命まで失ってたことに慟哭する。という一見熱い展開があるが、それまで作中では主人公が幼馴染を助けたシーンなど存在しないので全く盛り上がらない。
      • RPGパートの雑魚敵から守っていたとはいえなくもないが、それだけだと脚本的に弱い。例えば、上述の無駄に長い日常パートに幼馴染を助けるエピソードを盛り込めばちょうどよかったのだが。
      • このあと怒りに任せてあるボスの元まで殴り込みに行きそのまま斬殺するが、幼馴染の死とそのボスは何の関係もない。最早八つ当たりの域。
    • そもそも、知空で「ちから」と読ませる名前がおかしい。エロゲの名前にいちいち突っ込むのも野暮ではあるが典型的なDQNネームだという声がちらほら。
      • 上述の理由から「っぽの略で知空なのか?」とプレイヤーから皮肉を言われるほど。
      • というか、先入観なしに見ても「知能空っぽ」の連想ができかねないひどい名前である。
    • そして案の定(?)こんな有様なのに作中でモテまくる。こんな支離滅裂かつ非常識極まりないな男の一体どこに魅力を感じるのだろうか。
    • ただし「普段は無責任な自己主張だけが激しい割に肝心なときには狼狽するばかりで周りに流される」と言う、良くも悪くも思春期の少年がこんな異常事態が頻発する状況に追い込まれればパニックのあまり頓珍漢な事ばかりやらかし空回るのも仕方ないのでは?と言う見方もできなくもない…が、仮にもプレイヤーが操作する主人公にひますらそれをやられてもエンターテイメントとして映えないし、そうするにしても相応の説明や心理描写、苦境の中でも成長するカタルシスを煽る展開が必要であろう。
      • 実の父も支離滅裂なので性格設定的には(他の人物よりは)納得のできる物であるし、あまりに酷すぎる物語の展開に翻弄されて日常を奪われたという点では同情できなくはない。
        また、後述の通り設定リセット&タイムループの連続なので例えマトモな人物でもおそらく知空と同じ反応になるのは確実である。
        なまじ素直に受け入れてしまうと発狂したり精神崩壊を起こして志半ばで倒れるのは確実であり、外部からの刺激を強引にでも遮断出来る図太い性格だったからこそ最後まで乗り切れたとも言える。
  • では主人公以外がまともかといえばそうでもない。
    • 基本的にどの登場人物にも性格や言動に疑問を感じる部分が存在し、対案を呈せず批判をしたり、急に電波なことを言い出したりする。
    • 幼馴染が主人公を好きな理由は「優しい」から。むしろ全力で嫌われるタイプだが。
      • と、思ったらループ後の世界では主人公を殺す組織に協力している。何故心変わりした。目が覚めたのかもしれないが
    • 母乳フェチということを常日頃公言して憚らない親友*5はエロゲー的なキャラということでギリギリ許すとしても、いくら仲が親しいと言えど主人公の前で生理の話をおおっぴらにする妹などはどうなのだろうか…というか、そもそも上記のいわゆる「チーズ」の所で、何度も何度も「チーズ買いに行こうよ!」「それよりチーズ!」とか言ってる時点で、妹はまともではないんだが…。
    • ラスボスであるロキは常に支離滅裂なことしか言わないので、彼の真意はおろか何を考えているのかも満足に理解できない。もっとも元になったロキが神話でも一二を争うトリックスターなのでそれを踏襲したのでは? という意見や、常につかみどころがないキャラという部分がブレないだけ急にまともになったりイカレたりする他の人物よりは筋が通っているという意見もある。
      • 事実上巻き込まれたに等しい者だけならまだしもそれ以外のある程度状況を把握している人物すら支離滅裂なのでよりカオスな状況を作り出している。
    • 剣の強化を担当するキャラであるアンドヴァリはドワーフという設定だが、それに反して見た目は出来損ないのゆるキャラと言った感じであまりかわいくない。
      • もっとも昨今はステレオタイプでないドワーフも結構いるが。
        ただ、剣が主軸となる話なので重要なキャラクターになるかと思えばそんなことはなく、最初に剣を渡したら終盤まで一切ストーリーに絡まない。本当に顔を出さないので同行しているという印象すらない。
    • ただ、この物語が主人公(知空)視点で書かれている事を考慮すると知空の脳内変換が入っていると考慮しても差し支えがないと思われる。
      • 例えば知空がやけに評価されるのも知空がそう思い込んでいるだけであり、ロキも真っ当な事を言って知空に警告していたが知空が理解力皆無だったから「訳のわからん事を言っている変神」と認識し、他の人物も真っ当な事を言って筋の通った行動をしていたのだが知空の認識力が低い為*6に支離滅裂なように見えていたという訳である。(あくまで筆者の憶測)
  • エロシーンの盛り込み方もよくない。
    • 妹が人質に取られているのに隣の部屋で行為に及んだり、錯乱した女性を正気に戻す方法が性行為(しかも後ろの方)だったり、神が過去に戻るためは主人公の体液が必要と急に言いだしたりなど。低価格の抜きバカゲーとどっこいの超展開。
    • 商業上の理由でエロ要素がないと売れないとは言えど、もっと自然な盛り込み方はいくらでもあるはずである。
    • ちなみに発売前パンフレットのインタビューにおいて、鈴木氏はザウス側にエロシーンのダメだしをされ、その部分はザウス側に書き直してもらったことを明かしており、実際にスタッフロールのシナリオの担当には鈴木氏とは別のライター2名の名前が書かれている。
  • 選択肢が非常に多く、一見分岐ありに見えるが、実は途中の展開が変わるだけでストーリーは一本道。
    • 主人公は紆余曲折という名の超展開を乗り越えて、ラスボスを倒す。すると唐突に世界が崩壊する。
    • 最終的に人間でいられなくなった主人公は神となり、平和な世界を創世してゲームEND。今まであったことは全て盛大にブン投げられるというオチ。
    • ラスボス戦後の会話でいかにもエンディングが変わりそうな、新しく創られた世界について、満足できるか否かという選択肢があるが、結局どちらでも変わらない。そんなところに選択肢を設置した意味は何だったのだろうか。
    • 一応途中妹・姉分岐のようなものも存在するが、どちらのルートを通っても妹・姉と結ばれるハッピーエンドは無い。どうやっても特定のヒロインと結ばれて終わる。
      • しかし、妹ルートを通らないと初登場シーンがないキャラがいるので、姉ルートを通った場合唐突に出てきて面食らうことに。
      • 分岐の条件は攻略wikiでさえ不明瞭だが、おそらくADVでの選択肢によるもの。選択肢はゲーム開始直後の長い前置きからあるので、分岐前にセーブして両方見ることは不可能。従って2周するしかない。引き継ぎ?ないよ…
    • 説明書によると「当初の構想では自由度が高すぎてプログラムしきれず、一本道構造にした」らしいが、ならば筋が通るように改変して当然である。
      • さらに言えば一本道構造でも面白いゲームなどいくらでもある。正直言い訳にしか聞こえない。
  • 伏線や設定に関しても疑問に思う部分が多数存在する。
    • 本作は昨今流行のループものなのだが、ループが発生している原因は作中の神も「分からない」と言い出す。しかもループもののお約束の、前の世界での事件の原因が2周目以降の世界で明かされることが「ほぼない」。
      • そのため、前の世界での出来事は全てループが起こるたびに無かったことになる。ループ前にて急に裏切り者が出たり、ループ後でキャラクターの立場が変わっていたとしてもその理由を想像する余地すら与えられない。
        しかも、知空はループ後の世界のキャラにループ前のことを持ち出して突っかかる。このことがループ打破のきっかけになったりはしないので、単にプレイヤーからの印象が下がる一方。
    • 細かい点ではあるが、何故知空たちはゾンビに傷つけられても一般人のようにゾンビ化しないか、という理由は語られない。似たような事件が発生した『偽典・女神転生』だとちゃんとワクチンが存在する設定でカバーしていたのだが。
      • 『バイオハザード』では主要キャラがゾンビ化しない理由として、「10人に1人の割合でウイルスに抗体を持つ人間が存在し、主要キャラはそれに該当する」という設定があったが、これが明かされたのは公式ファンブックの記述で本編では説明は無かった。それと同様に明かされないだけでゾンビ化しないなんらかの理由でもあるのかと思いきや、ちゃんとゾンビ化するバッドエンドも存在する。どっちなんだ。
    • 事前の宣伝だと本編で出ていない設定や画像が存在するため、内容を削って未完成のまま出したという疑惑もある。実際、本作は、発表当初は2011年発売予定であり、開発期間が長引きすぎていることもその説に説得力を持たせている。しかし、本編は冗長極まりないので、ある意味削ったこと自体は正解だったかもしれない。
      • 事前の宣伝はおろか、パッケージ裏に表示されているCGにまでゲーム内で使用されていないものが存在する。
    • 以上のような惨状下ではもはや誤字脱字程度極めて些細な問題点である。
    • エンディング後、回想モードに「名も無き神とラスボスによる子作り」の話が追加されるが「……それで?」としか言いようがない。

RPGパートに関して

  • 以上のようにストーリーがひどいが、RPGパートも凄惨なことになっている。
    • 全体的にカメラワークが悪く、エンカウント率が高い。そうかと思えば乱数が偏るのか全くエンカウントしない日も。
    • 戦闘中のカメラも、全てではないが「これチェックしてないだろ」というレベルのものがある。具体的には敵が攻撃モーションに入った際、カメラがモンスターの腕を貫通して裏側から見えていたり、アップになりすぎて胴体だけしか写らない等…
      • ダンジョンに入って(マップが切り替わって)「最初の1歩目」のエンカウント率が異常なまでに高い。さらにこのエンカウントが発生すると歩数が進まずまた1歩目の判定が行われるのか、即座に再エンカウントが行われることもしばしば。
        「1歩目」のエンカウント判定を抜けられない限り1歩も進めず何度でもエンカウントを繰り返す。
    • ミニマップ・コンパスが存在しないので迷うと思わせて、ほぼ一本道構造なので迷わない。寄り道要素は一切ない。
      • しかし、終盤の各剣を集めるマップは入り組んでおり結局迷うのだが、原因は劣悪なカメラにある。本作は3Dマップなのにカメラを自由に動かすことが不可能で、悪い意味でプレステ初期のクソゲーを思い出す有様である。
    • モンスターの色を変えて使いまわすのはともかく、なんと一部のダンジョンも色と出入り口だけ変えて使いまわしている。
    • 他の問題点と比べると些細な点ではあるが、3DマップではPTメンバーを入れ替えても常に知空さんのモデルのみ表示され、プレイヤーは延々と男の尻を見る羽目になる。
  • 戦闘形式はメガテンシリーズでお馴染みプレスターンバトル*7に近い。
    • 本作は、やたらクリティカル率が高く、攻撃のため敵1体にズームアップしてエフェクトが出てはまたズームアウトということが繰り返されるために戦闘が間延びしやすい*8
    • ならばこちらが先にクリティカルを出せば容易にワンターンキルできるのでは? と思うかもしれないが、デフォルトの行動順は「俊敏値」というステータスを元に決定される。味方より俊敏値が高い敵がそれなりにいるため、これらを相手にした場合逆に一方的に殴られ続けてしまう。
    • そのかわり終盤の救済処置として主人公専用剣に敏捷値+10というとんでもない補正が掛かっているため、ラスボス戦で一方的に殴られて詰むということはない。
    • 結果として、(上記の剣がない序盤から)「主人公にはコストの重い*9を装備させ先制攻撃、仲間は回復を装備したまま棒立ちでサボらせて、回復の必要なときだけ動かす」という戦術に実質的に固定される*10
    • こちらのレベルアップによる敏捷値を含むステータスの上昇は低倍率の指数関数的上がり方なので、低レベル帯では全くと言っていいほど伸びず高レベル帯では狂ったように伸びる。しかし、高レベル帯に入る前にゲームクリアとなり、クリア後のエクストラダンジョンもつまらないためほぼ恩恵はない。
  • オート戦闘は何故か最初はロックされており、序盤終了後に解禁される。ロックする意味が分からない。
    • しかもこのオート戦闘は、Ctrlキーを押しながら選択すれば*11、戦闘結果が即座に表示される。勝ったか負けたか一瞬で分かるため、もはや戦闘で戦略を考える必要もなくなる。
    • この事から、一部では今作のジャンルは「戦(闘省)略RPG」とも言われている。
    • ちなみにオートバトルは上記した弱点や後記する吸収等は全く考慮に入れない。いつのAIだ。
  • ゲームバランスもクソゲーのお約束「レベルを上げて物理で(ry
    • しかも合体事故を利用すると序盤からすぐに強い剣を作れてしまう。事故の発生率もメガテンシリーズと比べると明らかに高いので、容易に作ることが可能。
      • 一方合体事故に頼らない普通の合体剣だと、少し進むとすぐに型落ちしてしまう性能しかないので自然合体剣を使うなら事故で得られる高性能の物一択になる。セーブロードに一切制約が無い点もこの点を後押している。
      • またKOTYe総評ではレベルを上げて物理で(ryと評されたが、実際はキャラも剣もレベルを上げてもあまり強くならない。そのためレベルを上げる利点はかなり低い。ただし主人公の専用剣のみレベルとともに狂ったように成長する。
    • 一見属性要素が機能していると思わせて、実はここに問題点がある。一部の敵は特定属性からのダメージを吸収するスキル「○属性吸収」を所持している。全ての剣に3つの属性が設定されているため、例外を除き基本引っかかる。吸収さなれなかった残り2属性分のダメージは通るので詰むことはないが…
      • しかも強化である魂振合刃は餌として与えた剣に対応する属性が上昇する代わりに、それ以外の属性が減少する謎仕様。魔属性が低い魔剣なんかも普通に出来てしまう。
      • 主人公の専用剣は3属性に属さない「万能属性」の剣なので、これらにひっかかることがない。基礎性能も高く後記するエクストラダンジョンもコレ1本で十分な性能…というか「全属性吸収」のボスが多数出てくるので、コレしかない状態。せっかくエクストラダンジョン限定の装備があるというのに…
    • 戦闘自体のバランスも悪い場合があり、とくに最初の方の雑魚はこちらがレベル1でも1ダメージしか与えてこないものも。かと思えば話を進めると(回避不能の)ボス戦になりこちらのキャラが2、3ターン程度で死ぬほどの火力を持っていたりする*12
      • 特に本作ではそこそこの文章量を読んだ上で戦闘に突入するというパターンが多く、そのまま勝てればいいが、負けた場合は異界でレベル上げ(武器集め)して挑むか、また読み直しとなる。それを回避するために、ある程度読んだ場所で直前にセーブするにしても、ボスと雑魚の火力が離れすぎているため、データを分けておかないと詰みセーブになりかねない。幸い、セーブブロック数は多い。
    • 逃走は一切不可…ではなく、なぜか最初のターン行動前だけ逃走できる*13。つまり戦闘を始めると逃走できなくなる*14
      • 確かにRPGでは「仲間死んでるのに置いて逃げるのかよ」といったシュールな局面は多発するし、それは特に本作の世界観(ゾンビもの)とはかみ合わないのは事実だが、利便性の悪さの方が目立つ。
        せめて「誰も倒されていなければ」各ターン開始時に逃走可能とした方が良かったのではないだろうか。
    • 何より、先制攻撃した戦闘で逃げられないのはまだしも、奇襲を受けた戦闘でも逃げられるのは「戦闘を始めたら逃走不可」という世界観を守っていない。
    • なお、仕様かバグか定かではないが、戦闘終了後に経験値が入らないことが多々起きる。
      • 幸いにも(?)、本作はレベルアップによるステータス上昇が少ないので、それほど大きな影響がないのが救いか…
  • 雑魚敵のネーミングもやる気を感じない。
    • 特に「山田さんだったもの」や「金本さんだったもの」というイベント用の敵キャラとも思われる個人名のある敵が、大量に出てくるのはいかがなものか。
    • 普通に団地の男A、団地の男Bなど、無名の敵に混ざって何度も出てくるので不自然。
    • エクストラダンジョンでは強化版(?)の「EX山田さん(ry」「EX金本(ry」が出てくる。もはや何が何だか……
    • 山田さんは前述の二人乗りシーンに登場したおばさん、金本さんはチーズのシーンに登場する大怪我をしたおじさんである。見知った人間がゾンビ化して襲ってくるというのは、お約束とも言える表現だが……
      シナリオ上で彼らと戦うことはなく、フリーダンジョンのみの登場となる。恐らく最初のボスとして作られたが出番を削られたのであろう。
    • また、モブキャラの場合、実際の名前ははそれらに属性がくっついたもの。具体的には〇×△(※〇×が名前、△が属性)という付け方のものが非常に多い(「団地の男Aエビル」など。※別に「エビル」という名前の男性ではない)。
  • ラスボスは今まで育ててきた剣では勝てず、イベント入手の剣でないと傷をつけることすらできない。
    • 確かにラスボス戦で特殊な装備が必須・ラスボス戦のみ特殊な手順を踏まないと倒せない、という作品は結構あるが「自分で剣を育成・合成していく」という本作のコンセプトを最後の最後で全否定するのは如何なものか。
    • さらにこのラスボス戦、序盤からの仲間がイベントで抜けて終盤加入のキャラが強制出撃となる。そのキャラを育てていない場合難易度が飛躍的に上昇する。
      • そして専用武器を持った知空さん以外ダメージを与えることは不可能なので、その2名は延々と回復するだけ。
  • クリア後やりこみ要素(?)としてエクストラダンジョンが追加されるが、やりこむには程遠い代物。
    • 内容は全5層ダンジョンをクリアするだけ。5層のボスを倒したら1層に戻されるという無限ループ仕様。
      • しかもこのダンジョンも前述の使いまわしの対象で、5層とも出入り口が違うだけで中身は一緒。
    • PTメンバーは最終決戦後の状態で始まるが、エクストラ用のストーリーは特に存在しない。
      • エクストラで得たものを本編に引き継ぐこともできない。なんの目的もなくダンジョンを彷徨うだけのモードである。
      • 最終決戦に参加していなかったメンバーはどうやって参入するかと言うと、なんと宝箱の中から出てくる。ミミックか?

その他

  • CGに関してもパースが狂っていたり、アングルが最悪で実用性皆無なのが存在している。
    • 中でも、性行為中に後光がさすCGが巷ではネタにされているが、正直後光というよりギャグアニメの集中線のような感じで全く神々しくはない。
    • 犬の死体が立ち絵を90度倒しただけの物に、血痕の画像を被せただけという超手抜き仕様。それぐらい別に差分を作れるのでは?
      • ちなみに、公式サイトにてこの犬の正体について思わせぶりな記述がされているが、本編では一切正体について明かされない。文字通り犬死にである。
      • 中盤で時間遡行を行い死んだことも含め色々となかったことになるが、この犬に限っては遡行後の世界では出番すらない。哀れ。
    • 原画家には長年ザウスに勤めていた人物の名前があるが、実は彼は製作途中で退社しており本作にはパッケージや抱き枕の絵ぐらいしか関わっていない。詐欺もいいところである。
  • 最後までプレイすると45時間前後かかるが、このうちRPGパートは15時間ぐらいでADVパートはその倍の30時間近くかかる。
    • どう考えても配分を間違えたとしか思えない。また、プレイする人がいるかはともかく2周目以降の引継ぎや周回特典もない。
    • 一応、RTAでは1時間程度でクリアが可能。そこまでやる意義は皆無だが。
  • 一応剣の図鑑が搭載されており、ここで読める各剣の説明文の多くは神話に基づく無難な内容だが、黄泉醜女の剣という剣の説明文に「最近は日本鬼子として知られている」という妙な記述がなされている。
    • そもそも日本鬼子というのは中国語圏における日本人の蔑称、およびそれをネタにして日本人が作った萌えキャラの名前である。日本神話に登場する黄泉醜女とは何の関係もない。
    • 図鑑を全部埋める必要が無いのは進行上ありがたいが、特に全部集めても何も起こらないのも寂しい。
  • UIも実にアンフレンドリー。セーブ/ロード画面右半分のサムネイルでも表示してくれると分かりやすかった場所は、謎の画像に邪魔されている。
    • 各セーブデータの左側にも縮小版サムネイルが表示されるであろう枠が存在するが、何も表示されることはない。
    • システム音量やウィンドウの透過設定といった項目はあるが、変更することはできない。マニュアルには本作品では使用しませんと書かれている。なら外せよ。
    • 2014年の作品で既読スキップがないのはいかがなものか。
    • 解像度の設定もない。
  • 一応、幾度か修正パッチは出たが、微修正しか行っておらず、追加シナリオやADVシステムの改善は行われていない。そちらの担当者は何処かへ消えてしまったのか?
    • ただ、アダルトゲーム業界は発売後まともなサポートをしないメーカーも多々あるので、そういう意味では評価できるかもしれない。
    • しかし細かいバグや画像の表示の修正といった微修正ぐらいしかしていないのに、パッチの総容量は何故か500MBをも越える。上述した数々の問題点は一切改善されていないのに、一体何にそんな容量をかけているのだろうか。
  • 以上のような内容なのに、税込価格は通常版で1万オーバー、限定版に至ってはなんと約14,000円。本作よりも面白いゲームを3、4本は中古で買えるような超強気の価格設定。

評価点

  • 一応、敵のモデリングはそこそこ。
    • ただ女性型に限っての話で、クリーチャータイプの敵のデザイン・モデリングはあまり良くない。表示も昨今のゲームと比べると遅い。
  • 剣のデザインはそれなりに凝っている。
    • しかし、宣伝広告等ではシンプルな刀を持っているが、実際はいかんとも説明しがたいデザインの剣が多い。万人が見て格好良いと思うかは別である。
      • 刃がダガー位しか無い剣やかなり肉抜きされた剣、極め付きに「これ剣か?」と聞きたくなるデザインの剣まである。ちゃんと武器として機能するのか?
    • そもそも、他の連中は兎も角一般的に知られるゾンビの様な奴が相手なら近距離で戦わざるを得ない剣よりも安全に遠・中距離で戦える飛び道具の方が有利なのでは?
    • そして100振りの剣が登場と宣伝しているが、合体失敗時にできる剣が1振りあるので厳密には101種存在する。
    • また、このうち半分近くは公募デザインである。もちろんザウス側でブラッシュアップはしているが、これをどう思うかはプレイヤー次第。
  • ゲーム進行にかかわる致命的なバグはほとんどない。
    • 細かいものとして、「キノコに挟まって動けなくなる」というどこか情けないバグもあった(修正済)。
  • 一部のユーザビリティ
    • Ctrlでの超高速戦闘。
    • この手のRPGではよく一人旅をするのにわざわざ味方を殺す必要があるが、そういったことをせずともパーティから外せる。

総評

ありとあらゆるクソ要素の合体の末、合体事故により世に出ることになってしまった一作。
かつてあまりにも中身がない『ゲー無』、ゲームのプレイすらできない『(マイナス)*15、何が起こっているのかまるで意味が分からない『ゲー霧』と様々なクソゲーが存在したが、本作はそれらと違い、致命的なバグこそ無く最後まで遊ぶことはできるが下手にボリュームがあるのが仇となり、むしろ問題点が増えているという特徴がある。
そして徹頭徹尾スムーズに進まないRPGパートと不快で全く感情移入できない主人公にプレイヤーの忍耐力は試され、すぐにプレイすること自体が苦痛となる。
本作のポテンシャルたるや、鍛え抜かれたKOTYeスレ住民を以てしてもクソゲーと発覚しているのに2か月近く選評が届かなかったほどで、そのためいつしか「これはゲームでなくて ゲー務(ム) *16だ!」と評された。
設定は面白そうだったという意見も見受けられるが、そうだとしても明かされない設定・登場人物の意味不明な言動があるので考察も困難。まさしく2014年度最強クラスのクソゲーと言えるだろう。「調理師や素材は悪くなかったが作り方や手順を間違えた。」と言った所か。
願わくは本作の犠牲となったプレイヤーが次に遊ぶゲームが、最後に全てを投げた知空さんのように本作のことをすっかり忘れられるような良作に巡り合えることを祈るばかりである。



余談

  • 体験版のクリアご褒美や、通販特典にゲーム内でレアな剣が使えるようになるパスワードがあるが、ディスクごとにある程度変化したり認証を介したりしないので、ネットで調べた物を入力すればどのデータでも普通に使えてしまう
    • ホビーPC時代ならまだしも、ほとんどの家庭でネットに繋がっている時代にこれではもはやパスワードの意味を成していない。
    • といっても、セーブロードを駆使すれば合体事故で序盤から4桁ダメを叩き出す剣を作成可能で、最終的には専用武器に食わしておしまいなのであろうがなかろうが難易度は大して変わらないのが救い(?)だが。
    • 戦闘不能から回復する効果を持つ剣はこのパスワードで利用できる剣にしか存在しない。
  • ダウンロード版はFANZA専売。
    • 2018年10月5日に定額サービス『GAME 遊び放題 プラス』に登録された。
  • 発売前の鈴木氏のTwitterによると本作のストーリーは文庫2冊分ほど執筆したとのこと。 ゲームにしなければよかったのに。
    • ちなみに、鈴木氏は2002年にかつてデザインした『真・女神転生TRPG』シリーズの系譜*17であるTRPG『新世黙示録』をデザインしている。
      お世辞にも良作とは言いがたいTRPG版だが、世界観設定などを評価する者がおり、そのタイトルから本作は、すわTRPGのCRPG化かと鈴木氏のファンや古参メガテニストからは話題となった。ゲームの設定資料集での世界設定の記述はTRPG版のものとほぼ同じだが、ゲーム中に生かされているようには思えない。
    • なお鈴木氏は発売後、本作に関する発言を半年近くしていなかった。流石にこの顛末では……としか言いようがないが。
      • ようやく本人が口を開いた所、途中でゲーム開発に参加出来ず、準備したシナリオも10%も使われなかったため名前が使われたことを大変残念に思っている(要約)とのこと。……上記の通り一部ザウスのライターが関わっているのは確かだが、これを全面的に信じるかは各人の判断にお任せする。
  • DL専売で本作の外伝となる『わたしの勇者は多重神格者』シリーズがDLsiteより2014年12月19日から発売されている。
    • しかし配信開始日の前日に公式サイトを急遽公開する、という行き当たりばったり具合。
    • よほどの突貫工事で作っていたのか、起動することすらできないという失態をこちらでも犯した。
      • 一応msvcr110.dllをファイル内に入れることで起動が可能。チェックしろよ……。
    • ちなみに「外伝」と表現しているが、大元のシステム等を使いまわしているだけでストーリーは一切関係ない。
      • 一応ミニマップが追加されたりバランスが調整されたりと改善の跡は見受けられるが、一本約700円であることを考慮してもかなりボリュームが薄いので値段に見合うと思えるかはユーザー次第。

+ タグ編集
  • タグ:
  • アダルトゲーム
  • KOTYe大賞

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年11月01日 20:12

*1 RPG要素など遊べる部分もあるゲーム性重視のタイトルで使用していたザウスの名義の1つ。ザウスは、元々ゲームのジャンルに応じて酒の種類をもじった名義を使い分けていた。

*2 コンビニは後のイベントで登場するので使い回しの為だと思われる…だったらスーパーにして、そのスーパーを使いまわせば良いだけの話である。

*3 2015年以降、各コンビニはプライベートブランドに力を入れるようになり、ピザにちりばめるタイプのチーズも購入出来るようになったのだがそれ以外の違和感が物凄いので結局フォローにはならないだろう。

*4 余談だが、本作と同じく鈴木氏がシナリオに関わった「真・女神転生」のオープニングは母親にコーヒーを買ってくるように頼まれ、その帰り道に異常事態に巻き込まれるというものだった。なぜ同じにしなかったのだろう?

*5 とは言え、一般人ポジションで他の人物よりはマトモな方である。

*6 尤も今までの常識と違う事を突然理解しろと言うのは普通の人間ならばすぐに順応出来る訳ではなく、タイムループ&設定リセットが多発して常識が覆りまくる状況で認識しろという方が無茶なのだが…

*7 クリティカルを出したり弱点回数をつくとターン内での戦闘できる回数が増え、無効化されたり弱点を突かれると行動回数が減る。

*8 一応ctrlを押せばいつでも早送りになる。一方、ズーム機能は雑でカメラが敵の腕を貫通していたり変な場所を移したりと調整不足感が否めない。

*9 行動回数を複数回消費する剣

*10 一応行動不能系ステータス異常には弱い戦術ではある。速攻で倒せば気にする必要がないのだが。

*11 ※この高速化機能はオート戦闘でない時も任意での使用が可能であり、ctrlを押している間だけ超高速になるというもの。それ自体は(特にややテンポが悪いこのゲームにおいて)かなり有用と言える(特に回復が続く間だけ早送りしたり等)

*12 特に顕著な例としては序盤にコンビニに逃げ込むシーンで、コンビニ前で戦う敵はレベル1の主人公1人で余裕なのに対し、そのままシナリオを読むだけで戦うことになる店長は、直前に加入する仲間(レベル4)もいれた3人でも苦戦するレベル。

*13 もちろんシナリオボスとかは無理

*14 ちなみに逃走の成功率は素早さ依存のようで、そのため一人に良い装備を集めれば実質100%。これに関しては好みが分かれるところである。

*15 2013年度KOTYe次点となった、Ex-iTの『雛といっしょ』のこと。10分足らずのプロローグが終わりルート分岐の選択肢を選ぶと、どのルートを選んだかに拘らず直後にエラーで強制終了する

*16 ゲームとしての面白さが皆無であり、しかも薄いクソゲーと違いすぐに終わらないので、使命だと観念してプレイしないととてもじゃないがプレイを続けられないと評されたことからこのように揶揄された。

*17 元々『真・女神転生TRPG黙示編』として世に出る予定だった。