ARC STYLE: ロボットレスキュー ~トラップだらけの迷路パズル~
【あーくすたいる ろぼっとれすきゅー とらっぷだらけのめいろぱずる】
ジャンル
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パズル
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対応機種
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ニンテンドーDS(DSiウェア)
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発売元
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アークシステムワークス
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開発元
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TEYON
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配信開始日
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2010年9月22日
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定価
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200円
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プレイ人数
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1人
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セーブデータ
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1箇所・オートセーブ方式
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レーティング
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CERO:A(全年齢対象)
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判定
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なし
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ポイント
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ロボット同時操作の思考系パズル ごり押しが効きにくい手強い難易度
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ロボットレスキューシリーズ ロボットレスキュー / 3D
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概要
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アークシステムワークスが定期的にリリースしている『ARC STYLE:』の一角であり、同じくダウンロードソフトの常連として活動するTEYON社が開発に関わったソフト。
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TEYON社は後に日本法人「テヨンジャパン合同会社」を設立し、日本向けに様々なDLソフトをリリースし続ける事となる。なお、本作自体はテヨンジャパンとは関わりはない。
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ジャンルとしてはスクロールなしの縦視線による思考系パズルゲームに該当する。
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迷路内に迷い込んだロボット達を救出するのが目的のストーリー設定。
ゲームルール
本作は二画面が繋がった状態でゲームが表示され、DS縦持ち前提でのプレイを要する。
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ゲームの流れ
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全45構成のステージのクリアを目指していく。ステージセレクト制。
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15ステージ別に「かんたん」「ふつう」「むずかしい」の難易度に分類されている。ゲーム開始時ではかんたん側しかプレイできないが、ステージを順々にクリアすれば選択範囲が広がる。
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ステージクリア条件について
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画面内にいるロボット全員をすべてゴールに触れさせればステージクリアとなる。
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十字キーでロボットの四方向移動操作。大方のステージではロボットが2体以上配置されているが、これらを全員同時に操作しなければならない。
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各ロボットは1マス単位で移動する性質がある。ステージ周囲にある仕掛けとの相性を考えて、ロボット達の操作を行わないとミスの危険性が高まる。
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「ロボットが1体でも危険な仕掛けに接触する」「ロボット同士が衝突する」といった状態に陥るとミス。たとえ他のロボットが無傷であろうが、容赦なく即ミスとなる。
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本作には残機の概念はなく、ミス後はステージ状況がリセットされた状態でやり直しとなる。制限時間も設けられていないので、時間を気にせずに攻略できる。
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仕掛けについて
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ステージ内には以下の仕掛けが配置されている。
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「壁」…何の変哲もない壁。当然ながらロボットの通行を阻止するものだが、危険な仕掛けを回避する上で重要な存在となる。
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「ドアスイッチ」「ドア」…ロボットがスイッチを踏むと、対応したドアが開閉する。閉じられたドアにロボットが挟まれるとミス。赤と黄色の2タイプあり。
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「テレポーター」「転送先」…ロボットがテレポーターを踏むと、対応した転送先へとワープする。赤・青・緑の3タイプあり。
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「ベルトコンベアー」…ロボットがコンベアーを踏むと、特定方向へと流される。流れている最中は一切の移動が効かない。
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「コピーマシン」「コピー機」…ロボットがマシンを踏むと、コピー機から複数のロボットが複製される。
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「ネバネバ」…ロボットがネバネバを踏むと、一時的に移動が封じられる。ネバネバを利用して、他ロボットとの距離位置を調整できる。
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「爆弾」「ビリビリ」…共に触れてはいけない仕掛け。ロボットがこれらに触れると問答無用でミス。
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「ゴール」…これにロボット全員を触れさせる事がステージクリア条件となる。ステージによっては複数配置されている場合あり。
評価点
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思考系パズルとしての完成度は高い
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手強き難易度ながらも、プレイヤーの思考力次第でクリアさせてくれる絶妙なゲームバランスが素晴らしい。
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ゲーム感覚としては『倉庫番』や詰め将棋に近い。操作性は超シンプルだが、ロボット移動の先読みが必要不可欠となる思考系パズルといった趣旨の作品。
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ロボット複数同時操作を要する故に、ロボット1体だけを意識してしまうと他のロボットの視野がおろそかになりがちという環境が厳しい。一瞬の油断が死に繋がるといっていい程に…。
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ステージ中盤からは「ロボットを同時大量操作しないといけない上に、厄介な仕掛けがてんこもり」という過酷な場面が多くなる。
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一見「こんなの無理」と思えるのだが、制限時間や運が絡む要因が全くない為、何度も試行錯誤を繰り返していけば確実に攻略の手順が見えてくる。クリアした時の達成感は非常に大きい。
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ミスをしてもウエイトなしで何度でも再トライができるので、繰り返しミスの負担は少ない。まさに快適仕様で「死んで覚える」ゲームといえる。
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手強いステージ45問
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200円相当のソフトとしてはステージ数が多く、価格を考慮すれば手長に楽しめる部類。
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単純計算では1ステージあたり約4.5円。詰め将棋ライクなパズルゲームが45問もプレイできて200円相当はリーズナブルといえる。
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しかし、今となってはこの価格設定でも割高という存在となっている。詳しくは下記にて。
賛否両論点
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良くも悪くも地味内容
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ゲーム中において派手な演出やクリアデモは特に発生せず、終始黙々としたプレイになりがちである。
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難易度かんたんのステージ前にはチュートリアルを兼ねたデモイベントが発生するが、それ以降はノンイベントでステージが続けられる。オールクリアしてもエンディングはない。
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グラフィック周りはDSiウェア作品としては可も不可もないレベル。
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赤いコーン型のロボットの容姿がシュールで可愛いが、ミスすると爆死(もしくは感電死)してしまうのが残酷だ…。
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BGM周りは環境音といっても差し支えないの楽曲が延々と流される。
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楽曲自体は悪いものではないが、同じ曲のループ演奏で耳が飽きてくる。
問題点
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画面が若干見辛い
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ニ画面繋ぎ表示のDS系ゲーム全般にいえる事だが、画面同士の繋ぎ目付近に不自然な隙間が生じてしまう。
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特に中盤ステージからはこの隙間が仇となり、繋ぎ目に隠れ気味な仕掛けに惑わされやすい。とはいえ、プレイに慣れればさほど気にする問題ではないと思われる。
総評
思考系パズルとしては普通に楽しめる出来であり、適度にイラつきながら試行錯誤でクリアしていくのが快感な作品である模様。
余談
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本作から約3年後(2013年8月21日)に、移植を兼ねた続編にあたる3DSDLソフト『ロボットレスキュー3D』がリリースされた。
しかし、この事によって完全下位版となる本作を購入する価値がほぼなくなってしまった。
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『ロボットレスキュー3D』には本作のステージがすべて収録されており、それに加えてステージ倍増で販売価格がわずか300円という豪華収録であり、本作独自の価値が皆無となる。
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よって、3DS本体であれば『ロボットレスキュー3D』一択で何ら問題はない。DSi本体ユーザー・及び外観の細かな差異を気にしない限りは、わざわざ本作を購入する意味はない。
最終更新:2022年08月22日 10:57