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初版投稿日17/03/19
意見はFFシリーズ総合へどうぞ。

ファイナルファンタジーXV

【ふぁいなるふぁんたじーふぃふてぃーん】

ジャンル RPG
PS4版

Xbox One版
対応機種 プレイステーション4
Xbox One
発売・開発元 スクウェア・エニックス
発売日 【PS4/One】2016年11月29日
定価 【PS4/One】9,504円
ポイント 序盤は悪くないが後半が酷い
広くて狭いオープンワールド
ストーリーが説明不足
ディレクターとスクエニへの拭えぬ不信感
ファイナルファンタジーシリーズ関連作品リンク

概要

『ファイナルファンタジー』シリーズのナンバリング15作目。略称『FFXV』『FF15』。
元々は『FFXIII』の関連作の一つである『ヴェルサスXIII』という名称で2006年から企画が進行していたが、同時発表された『アギトXIII』(後の『FF零式』)と違いその後何ら音沙汰がないままであった。
プロジェクト発表から実に7年後の2013年になり、改題され『FFXIII』とは無関係な新規タイトルとして発売されることが発表されたが、その後も発売日はなかなか決まらずにいた。
延期を挟んだうえでようやく発売されたのは企画開始から実に10年以上も経過した2016年の11月末となった。

特徴

  • 本作は全15章構成となっている。
    • このうち9章までのゲーム前半部はシリーズ初のオープンワールド式になっている。ただしそれ以降は過去作同様ストーリー重視のリニア(一本道)展開になる。
  • 本作は一般的なRPGと違い、戦闘直後に経験値が入らない。宿に泊まるかキャンプを行った時に1日で得た経験値の清算が行われる。
    • キャンプだと得た経験値がそのまま入るだけだが、宿泊施設とそのグレードによって得られる経験値も増加する。
    • こう見るとキャンプの利点が無いようだが、フィールドやダンジョン内でも行える点とイグニスが料理を行ってくれる点で差別化している。

料理

  • キャンプ時かレストランを訪れた際に料理を食べることができる。料理によって異なるバフ効果が付与される。
    • 各キャラにはそれぞれ好物が設定されており、好物を食べた直後は他の料理を食べた時よりも能力が強化される。
    • イグニスのレパートリーは新しい食材を入手した時や、イグニスのCOOKINGスキルが上昇した時などに閃いて増えていく。
    • もちろんキャンプの場合食材も必要。何もない場合でも一応作れるメニューはあるが上昇値は低い。

問題点

シナリオ・キャラクターについて説明不足や意図の分からない演出が多い。

  • ネタバレすると本作はバットエンドものであり、クリア後の爽快感がまるでない。
    • 結果的に黒幕の人物も消滅してしまうとはいえ、それまでの行いと主人公の死によって黒幕の目的は果たしたも同然であり、敵に勝ったというより負けたという印象を受ける。
    • エンディングはノクトとルフレーナの結婚式が流れるという物だが、このシーンが死後の世界なのかイメージ映像なのかどういう意図を持って入れたのかさっぱり分からずプレーヤーは最後の最後に置いてきぼりを食らう。
      • 公式による解説が欲しいところだったのだが、アルティマニアのインタビューでは田畑D曰く「プレーヤーに解釈は任せる」とのことである。

主人公と仲間キャラについて

  • ノクト
    • 「光曜の指輪」の使用を躊躇うシーンは事前に公開された映画を見ていないと「指輪に拒まれた人間は燃えてほぼ確実に死ぬ」という設定が分からず困惑する。
      • 一応王としての覚悟ができず付けられないという本作のみでも分かる事情もあるのだが、終盤敵に対応策がなくなったという理由であっさり装着する。
  • イグニス
    • ある時期を境に盲目になってしまうのだが、原因については「大規模な戦闘があった」の一言で片づけられる。そこを描写すべきなのでは?
      また、盲目になったので移動力自体は低下するが、そのわりには大きな支障はなく動いており、一部では「ファッション失明」などと揶揄される自体に。
  • グラディオ
    • ストーリーの途中で修行するという名目で一時離脱するものの、戻ってきても何らステータスや新たなアビリティの習得等が無い。遊んでたのか?
    • ルーナ死亡後のイベントで突然怒りだす件については不可解かつ不快感を感じるという意見が非常に多い。
      • そもそもいくらノクト自身があまり身分差を気にしておらず親しい間柄とは言え臣下が一国の王子に感情論で色々ぶつけるのは無礼どころでない行為である。
  • プロンプト
    • グラディオのようにシナリオ上どう見てもフォローしきれないという場面は無いものの、男性プレーヤーからは媚びたような声優の演技がいちいち癪にさわるという意見が多い。
    • 出生については色々想像させられる設定はあるのだが、本編中特に触れられないままシナリオが終わってしまう。
  • 上記した通り全15章で構成されてはいるが、第14章はほぼラスボス戦のみで、15章はクリア後の探索なので実質13章がラストダンジョンになっている。
    そしてこの13章のノクト一人で探索するパートに対する批判が大きい。
    • このパートの内容はこれまでの4人旅とは違いノクト一人で暗いダンジョンを踏破するという物だが、このダンジョンが非常に長ったらしい上に一旦クリアしたと思っても再度攻略するという二度手間を踏む必要がある。
      • ダンジョン内ではさながらゾンビゲーのような敵・演出が多く、これまでの世界とは違う世界の表現はできてはいるが、あまりにも趣きが異なりFFにホラーゲー要素があるとは思っていなかったユーザーも多かったため賛否が分かれている。
    • また、開始時に武器と特殊能力が封じされ、3種の魔法のみで突破する必要があるのでプレーヤーの介入の余地の乏しい爽快感の薄い戦闘を延々と続ける必要がある。
      • この3種の内「ホーリー」はやたらと性能が高いため突破自体はそれほど難しくはないが、他2つの魔法は使い勝手に難があるため結果ホーリーゲーになりやすく、尚更にワンパターン化する要因になっている。
    • 14章のラスボスとの最終決戦はちゃんと戦わずにQTEつきのムービーという物になっている。QTE自体日本では批判的な意見が多く、『XIII-2』でも賛否があったのによりにもよってラストに持ってくることに疑問を抱かなかったのだろうか。
      • ところがユーザーが検証したところ、ボタンを押さずに放置したままでも特に演出は変わらず勝ててしまうことが発覚した。これでは完全な詐欺である。
  • 広くて狭いオープンワールド
    • 開発者インタビューでは「マップはホントに広いから覚悟したほうがいい」との発言があったのだが、実際に自由に行動出来るのは全体マップの1/10以下で、諸々の都合により立ち入りが制限される地域が非常に多い。
    • ただ、日没の早さに反してノクトの足が絶望的に遅く、フィールドマップ上にサブイベントや敵、レアアイテムなどがロクに配置されていないため自由移動できる地域に関してはむしろスカスカ感を感じる。
    • せっかくのオープンワールドなのに、川を泳いで向こう岸へ行く、山を越えて反対側へといった選択肢も少なく閉塞感を得やすい。
      • 高低差や景色の種類に乏しい上に岩や壁、川等の侵入不可エリアも多すぎて、いかにも越えられそうな段差すら見えない壁に阻まれるため結果的に「広くて狭い」という妙な印象を受ける。
    • 以上のような要因によりグラフィックにこだわった割に絶景スポットが存在せずグラフィックを生かしきれていない。
  • レガリアおよび移動について
    • ノクトたちが乗る車のレガリアは 舗装された道路しか走れない 。基本的に運転は仲間による自動運転なので車というよりもはや列車と言った方がいい。
    • 条件を満たすと空を飛べるようになるものの、離着陸が難しい。街灯に少しでもかするったり道路からはみ出しただけでも爆発し即 ゲームオーバー となる。
      • そして空中にも所々見えない壁判定があるので運が悪いと突如謎の空中爆発を遂げる場合がある。プレーヤーはもはや怒りすら通り越して笑うしかない。
    • 細かい点ではあるが、ファストトラベルをする際10ギルを要求される。運転するのもノクト一行の誰かだろうに一体誰にそんなはした金を渡してるのか?
      • そもそも他のオープンワールドゲーは基本的にテレポートに関する制限がないのだから金を消費する必要性をまるで感じない。
  • バトル面
    • 味方のAIがアホで勝手に突っ込んでは無駄死にしていく。
    • プレーヤーはノクト固定なので「あのモンスターにはこのキャラが有利なので操作キャラを変える」「1つの戦法に飽きてきたので別のキャラを試してみる」と言った遊びの幅が存在しない。
    • 魔法はかなりの広範囲に広がるため、高確率で味方にフレンドリーファイアしてしまう。
  • ロードが長い
    • ゲーム開始時だけでなくファストトラベル時にも30秒近くのロードを挟む。これではファストトラベルではなく、スロートラベルである。

バグ・不具合

  • 車やチョコボに関するバグが多発しており、車の中で仲間たちが泳いだりチョコボに立ち乗りしたり呼んだ車やチョコボに置いてかれるという不具合だらけだった。
    • 中でも何故かイグニスはやたらバグが発生することからバグニスと呼ばれて(上記のファッション失明の件等も合わせて)ネタにされまくることになった。
    • 現在はある程度修正されてはいるが、この事態に田畑Dは謝るどころか「バグ動画には笑わせてもらった」という旨の発言をし、余計な炎上の火種を自分から撒きにいったこともファンから強い悪印象を抱かれた。
    • FF15バグ動画

賛否両論点

評価点

  • 豊富なサブクエスト
    • 討伐クエストやモブハント、イベント的なクエストなど多岐にわたっており、推奨レベルも細かく設定されているため途中で詰まりにくい。
    • クエストを攻略していくことでスタンプラリーのようにマップ上のファストトラベルポイントを埋められるようになっているため、移動が便利になっていく実感が得られるようになっている。もちろん上記の問題はあるが。
  • BGM
    • 『キングダムハーツ』シリーズでおなじみ下村陽子が担当しているBGMは高評価。
    • レガリアでの移動中には過去作の人気曲が流せる。本編以外にも関連作の曲もあり、全300種以上も収録されている。
  • 釣り
    • 本作のミニゲームでも最も作りこみが細かくクオリティが高い *1 。特に最高難易度の魚は「本作最強の敵」とまで評されるほど集中力と反射神経を要求される。

総評


余談

  • 「日本人が悪い」事件
    • FFとしては初めて世界同時発売となったのだが、スクエニにこの手のノウハウや流通・小売への徹底が欠けていたために海外ユーザーがかなり早い段階で入手してしまいフラゲ配信を行い、ネット上では本編内容のネタバレが行われていた。
    • この件に関して田畑Dが「特に日本だと思うんだけれども、発売日より先に入手して、そこで得た情報を拡散している人たちがいるという事を聞いている」と発言し、何故いらぬ日本叩きをするのか *2 と炎上した。
    • この件がニュースサイト等で「日本人が悪い」という旨の発言したと拡散され、田畑Dはそのような意図で発言してはいないと釈明する羽目になった。
    • 配信もPS4に備わっている機能を使用したもので、この機能はソフト側で制限がかけられる。事実ペルソナ5はネタバレ防止のために動画配信やスクリーンショット機能を制限している。にも関わらず、配信可能時期の設定や撮影禁止の措置を取らなかったスクエニの落ち度が招いた結果としか言いようない状態である。
  • キングステイル無料配信事件
    • 『キングステイル』とはセブンイレブン限定予約特典の関連作で、田畑Dも「セブンとの契約の都合上セブン限定となっている」と明言していた。
    • その後海外版ユーザーのみに無料配信されることが決定した。これには不満は出たものの、この手の日本では限定だが海外では規制の関係上無料配布されるということ自体は他のゲームでもままあるためこの時点では大きな問題にはなっていなかった。
    • ところが日本の公式Twitterでも無料配信予定とアナウンスされ、当然セブンイレブンにて予約したユーザーから批判が殺到する。そもそも本作はかなり細かく店舗別特定が分かれており、キングステイル欲しさに他店での予約をキャンセルしてわざわざセブンイレブンで予約し直したユーザーも相当数いた中での騒動である。
    • 結局日本での無料配信については撤回されたものの、公式Twitterでは「配信が可能かどうかの確認もできていないまま、皆様に情報を発信してしまいました。」という担当者の正気を疑う文章が掲載された。

初版投稿日17/03/23 意見はテイルズオブシリーズ総合スレ3へどうぞ。

テイルズ オブ ベルセリア

【ているず おぶ べるせりあ】

ジャンル ロールプレイングゲーム
(シリーズ内ジャンル名:君が君らしく生きるためのRPG)


対応機種 プレイステーション3
プレイステーション4
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 バンダイナムコスタジオ
発売日 2016年8月18日
定価 8,070円(税別)
プレイ人数 1人(戦闘のみ1~4人)
レーティング CERO:B(12歳以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル、暴力
通信機能 PlayStation Network対応(ダウンロードコンテンツ配信)
判定 未定
ポイント
テイルズオブシリーズ関連作品リンク

概要

  • 『テイルズ オブ』シリーズのマザーシップタイトル(本編タイトル)第16作目。略称はTOB
  • PS3とPS4のマルチプラットフォームで発売され、PS3最後のシリーズ作品である。
  • メインキャラクターデザインは『ゼスティリア』(以下前作)同様、藤島氏・いのまた氏・奥村氏・岩本氏の四名が担当。
    シナリオはこちらも前作を担当した山本尚基氏と、『リバース』のシナリオライターを務めた平松正樹氏が担当。
    主題歌はFLOWを起用。同時期に放送された『テイルズ オブ ゼスティリア -ザ クロス-』でも主題歌を担当している。
    • 前作の評価があまりにひどく、加えて本作が前作の過去の物語であるという情報が発売前より流れていたことで、本作もまた惨憺たる出来となることを危惧していたプレイヤーも少なくはなかった。
    • また、マザーシップタイトルでは初の単独女性主人公の作品となっている。

特徴

戦闘システム

  • 本作で使用されている新戦闘システムは「Liberation-LMBS(リベレーション・リニアモーションバトルシステム)」で、そのLiberation(解放)の名の通り、従来のLMBSから解放されたシステムとなっている。
    • 具体的には、従来のライン上の操作が廃止され、左スティックでの通常操作がフリーランとなり、右スティックでカメラを自由に移動できるようになっている。
    • また攻撃ボタンは○×△□全てであり、連携の組み立てもメニューから自由に行える。ガードするにはL1、メニューを開くにはパッドを入力……と、多くのシリーズ作品の操作とは一線を画している。
      • ただし前作や『グレイセス』でも搭載されたアラウンドステップは健在。
  • 加えて本作のパワーソースである「ソウル」は、数がキャラクターの行動により増減する、非常に流動的なものとなっている。
    • ソウルはパワーソースであり、数がそのままキャラクターの攻撃連携数を示している。そのため、一定数を維持しながら戦うことが推奨される。
    • 敵を倒したり、スタン等の状態異常を与えたりすることで敵からソウルを奪えるほか、アラウンドステップにより対応回避を発動すると、フィールド上にソウルが放出される。
      • 逆に敵から状態異常を受けると、ソウルを奪われてしまう。また、相手のソウルが1つしかない場合は、それ以上奪うことができない。
    • 「ブレイクソウル」を使用すると、ソウルを敵に与えながらキャラごとに異なる効果を発動する。これにより戦闘を有利に運べるほか、体力を回復することもできる。
      • 例えば主人公ベルベットのブレイクソウルは、発動時に攻撃を与えた敵により攻撃時に効果が付与される。発動中は体力が減少していくが、体力が少ないほど威力が増すという諸刃の剣。
      • 前作同様、状態異常にかかっている間はアイテムや回復術による体力の回復が封じられるが、このブレイクソウルを利用すれば状態異常にかかっていても回復可能。
  • 「スイッチブラスト」を使用することで『エクシリア』のように、戦闘中にキャラクターを入れ替えることが可能で、これにより状態異常を回復することができるほか、待機中のキャラは体力が回復でき、登場したキャラにはソウルが1つ付与される。
    • 発動にはブラストゲージを1つ消費しなければならない。ブラストゲージはブレイクソウルを発動することで増加し、秘奥義を発動する際にも一定量消費する。
  • 属性に関するシステムにも変更があり、敵の種族と弱点を全て付くことで弱点連携が発生し、耐性を無効化、状態異常発生率が上昇する。
    • 前作では存在しなかった「人間」種族への特攻が付いた技も本作では存在するため、人型のボスに対する対抗手段が増加した。
  • ストーリーを進行することで入手できるアイテムを所持し、高グレードを維持した状態で戦闘を続けると、強力な敵「ワンダリングエネミー」が出現する。
    • ワンダリングエネミーには特殊な取り巻きの雑魚が存在し、雑魚は無敵状態となっておりダメージを与えることができない。
    • 倒すと特殊なアイテムが入手できるが、逃走することも可能。出現時、一定時間は一切行動しないため、逃走の猶予は十分にあるためその点は安心。

装備システム

  • 前作のスキルシステムが複雑であり不評だったためか、単純に素材を消費することで各装備を強化する、というシステム。
    • 装備ごとに固有のマスタースキルと強化スキルが存在し、そこにランダムスキルが付与される。
      • マスタースキルは装備中に一定量グレードを稼ぐことでキャラクターが習得することができ、装備を外しても効果が残る。
      • 強化スキルは装備を強化することで開放され、装備を強化するごとにスキルも効果が上昇する。
    • 装備の強化に必要な素材は、フィールドで拾うことができるほか、装備を分解することで入手することもできる。

フィールドの移動

  • 前作同様フィールドは広い代わりに、ストーリーを進行することで移動速度の速い乗り物である「レアボード」が入手できる。
    • フィールド上でワンボタンで使用することができ、弱い敵にぶつかると戦闘が発生せず相手を倒すことができる。
      • ただしその際経験値やお金等は一切入手することができない。また、使用するにはフィールド上に存在する地相樹を見つける必要がある。
  • 「イノーフボトル」「デノーレボトル」というアイテムが存在し、前者は使用することで一度行ったことがあるマップへパッと移動することができ、後者はダンジョンの入口にパッと移動することができる。
    • 少々高価だが、ショップで購入することもできるほか、ストーリーを一定まで進めるとそれぞれ無限に使用できるアイテムが入手できる。
      • ただし道中にイベントが存在する場合、いずれのアイテムも使用できないという欠点がある。

評価点

  • NPCが前作と比較して非常に優秀である。
    • 前作が酷過ぎたというのもあるだろうが、それを差し引いても十分優秀に立ち回ってくれる。
      • ただしベルベットに関してはブレイクソウル周りのシステムに癖があるためか、あまり優秀とはいえない。

賛否両論点

  • 本作はシリーズの中でも屈指の陰鬱度を誇るストーリーである。
    • 特に中盤から終盤にかけてのイベントはいずれも酷な展開という他にないが、その展開があるからこそ終盤が輝くのも確かである。
      • しかし筋書通りの脚本や、終盤の主人公の心変わり等が受け付けないプレイヤーも少なくない。本作の主人公が女性であることも影響しているだろう。
    • その一方でCEROがB(12歳以上対象)であるためか、流血描写が少なく、かえって不自然に思えてしまう。
      • いっそ『エクシリア2』のようにレーティングを上げてでも描写を解禁した方が良かったかもしれない。
  • 難易度が上昇すると、敵のステータスが増加することに加えて、回復術の効果が軽減されてしまう。
    • 一方でブレイクソウルの回復量は据え置きの為、他者の回復に頼らずこちらをメインにしていれば問題ないと言える。
    • 加えて高難度でのみ解禁されるシステムもあるため、それを利用すれば低難度よりもスタイリッシュな戦闘を見込める。
      • ただし高難度である分、敵から受けるダメージは非常に高く、ガードをしても即死級の攻撃を受けることが多く見られる。
  • 露骨な歴代要素。やり込み要素の部分だけでなく、ストーリー中で示唆されることもある。
    • とはいっても名前だけ借りているだけであり、設定までそのまま持ってきているということではない。

問題点

  • 装備強化に関して、要求される金額があまりに多いのに対し、戦闘で入手できるお金が少なすぎる。
  • 便利な移動アイテムが揃っているが、入手できる時期はいずれも遅いうえ、使いたいときに使うことができないという問題を抱えている。
    • そのため結局広いフィールドを走り回らねばならず、その速度もお世辞にも速いとは言い難い。
    • 加えてレアボードの操作には少々癖があるうえ、隠しダンジョンではこれを駆使することを強要される。
  • 一部の技がスタン値が高く、同じ技を連発している方が安定してしまう。
    • 同じ技を連発すると威力の減衰や確率効果の減少といったデメリットが発生するが、ソウルをほぼ確実に入手できるというメリットの前には霞む。

総評


余談


初版投稿日17/02/18 意見はポケモン総合スレ6へどうぞ。
大規模にCOする場合はどこらへんが適切でなかったかきちんと理由を説明してください。問答無用でCOするのは荒らしと同じです。

ポケットモンスター サン・ムーン

【ぽけっともんすたー さん・むーん】

ジャンル RPG
#amazon plugin Error : amazonは1ページに5つまでしか使えません。別ページでご利用ください。
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 ポケモン
開発元 任天堂
制作 ゲームフリーク
発売日 2016年11月18日
定価 4,980円
プレイ人数 1~4人
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 未定
ポケットモンスターシリーズ関連リンク

概要

発売20周年を迎えたポケモンシリーズの新作。
同年はソーシャルゲーム『Pokemon GO』が社会現象を起こしており、シリーズへ特に注目が向けられていた年でもある。
舞台はハワイをモチーフにした南国のアローラ地方で、4つの島をめぐるこれまでとは一味違う冒険に挑む。


特徴

  • グラフィックは第6世代に続き3Dのままだが、マップ画面でも人物がSDキャラにならず等身がアップした。
    • ダンジョンや建造物もそれに合わせて高くなっている。
  • 言語は6世代の7言語に加え、中国語の簡体字と繁体字が追加されて9種類になった。
    • ポケモンの名前も「鐵火輝夜」(テッカグヤ)のようになんとなくかっこいい名称もあれば「毛球」(コンパン)といったシュールな物もあったりと見てるだけでもちょっと楽しい。
    • ただし、中国語を選んでも、主人公の名前やポケモンのニックネームに使える文字は日本語を選んだ場合と同じになる。(つまり漢字は使えない)
  • 時間システムは『サン』だと通常通りの時刻になるが、『ムーン』だと半日ずれた時刻でプレイすることとなる。
    • クリア後は両バージョンとも別のバージョンの時刻に切り替えることが可能。
  • 本作の冒険は「島めぐり」
    アローラ地方は4つの島で構成されていて、各島に数人ずつ存在するキャプテンが下す「試練」を突破していく。その島のすべての試練を突破するとしまキング/しまクイーンと戦う「大試練」に挑むこととなる。
    • 試練は、試練場所にて試練開始→ミニゲーム→ぬしポケモンとの対決で構成されている。
      • ミニゲームは「試練場所にいる野生ポケモンを倒す」「簡単なクイズに答える(どれを選んでも正解なものもあったりする)」など様々。あまり難しくはない。
      • ぬしポケモンはレベルが高いだけではなく、ステータスを上げるオーラをまとっている。さらに後述の仲間を呼ぶシステムで他のポケモンとの連携を狙ってくるため、こちらがレベルや相性で有利でも油断はできない。
      • 試練をしている間は野生ポケモンの捕獲はできないので、ぬしポケモンの捕獲は不可。また、外へ引き返すこともできない。
    • 大試練はその島ですべての試練を終わらせた後に挑戦する。しまキング/クイーンは手持ちポケモンのタイプを統一しており構成はジムリーダーそのものだが、Zワザを使ってくるので強敵。
  • ゼンリョクの攻撃「Zワザ」
    • 本作の目玉要素。使用には道中で入手する「Zリング」と「Zクリスタル」が必須。
    • Zクリスタルは各タイプ+特別なZワザの分だけ存在し、対応するクリスタルを持たせた状態で技を選ぶとZワザに変化し発動する。使用回数に制限はないが戦闘では一戦一回のみとなっている。
      使用時に主人公がZワザの種類に応じてポーズ(ゼンリョクポーズ)をとる演出が入る。
      • 攻撃技を選ぶと威力が元の数値に比例して大幅に上昇する。
      • 補助技は使うと「技ごとに異なる追加効果(バフ効果、HP回復など)→通常の補助技発動」となる。Zワザの名前は「Z○○」で、技モーションは変化なし。「ちょうはつ」を無視する。
      • 専用技はそのポケモンに対応したZクリスタルを持たせることに加えて、特定の技を覚えていることが発動条件となっている。これを持つポケモンはアローラ御三家の最終形態、島の守り神などごく一部に限られる。名前・技モーションともに専用。
      • たとえば、「ボルテッカー/たたきつける/でんこうせっか/しっぽをふる」を覚えたピカチュウの場合、ノーマルZを持たせることでたたきつけるとでんこうせっかが「ウルトラダッシュアタック」に変化、「Zしっぽをふる(攻撃上昇効果付与)」の3種類のZワザが使用可能になる。また、ピカチュウZを持たせると専用の「ひっさつのピカチュート(ボルテッカーが変化)」が使える。
      • 細かな仕様として、メガストーンと同じく道具に影響する技を受けない。
        Z攻撃技は「まもる」系の技を使われても本来の威力の1/4だけ貫通ダメージを与える。「めざめるパワー」はノーマルタイプ扱いで、タイプ設定のない「わるあがき」のみ使用不可。
        「かなしばり」や「アンコール」などでその技が使えなくなっている場合でも、Zワザに変化させることで通常通り使用できる。
  • アローラの気候で育った旧作のポケモン「リージョンフォーム」
    • リージョンフォームを持つポケモンは旧作に登場したポケモンと同名同種類でありながら、まるで違う外見やタイプを有している。「○○(アローラのすがた)」とも表記される。
      • 例として炎タイプだったキュウコンは氷・フェアリータイプになり、それに合わせて特性や習得技もまったく変化しているなど。
      • 画面からはみだすほどのサイズになった強烈な見た目のナッシーは非常に話題となった。
    • リージョンフォームが存在するのは『赤緑』が初出のカントー地方のポケモンのみ。
  • アローラ地方の脅威となる「ウルトラビースト」
    • 異空間から現れた謎の存在。本作のストーリーの中核的要素となっている。通称「UB」。
    • それぞれコードネームが名付けられていて基本的にその名称で呼ばれており、どの種もこれまでのポケモンにない異形の姿をしている。
    • ゲームでの扱いはいわゆる準伝説のポケモンで、クリア後のストーリーで捕獲することでポケモンとしての名称が明らかになる。捕獲には専用のモンスターボール「ウルトラボール」を使用することになるが、それ以外のボールでも捕獲不可能ではない。
      • 種類によってはどちらかのバージョンにしか出現しなかったり、1つのソフトで複数匹登場したりする。
    • その性能は非常に特徴的。
      • 共通して持つ特性「ビーストブースト」は「相手を倒すと自分のもっとも高い能力値1か所が上昇する」という効果で、ステータスアップ技を使わずとも能力上昇が図れる。
      • しかし、種族値 *3 がピーキーなポケモンが多く、異常に秀でている点がある一方で別の点は進化前のポケモンと同等レベルの物もいる。全体的に扱いは難しいが使いこなせれば強力なポジションにある。
  • ポケモンの力を借りて進む「ライドギア」
    • 旧作の一部たいせつなものや秘伝マシンに相当するシステム。
    • Yボタンでメニューを開き、そこから乗るポケモンを選択する。また、十字ボタンそれぞれに使いたいポケモンを登録することでワンボタンでポケモンに乗れる。
    • 乗ることができるのは以下のポケモンたち。ストーリーの進行に伴って新たなポケモンに乗れるようになる。
+  ライドポケモン紹介
  • 新たなポケモン図鑑「ロトム図鑑」
    • 電子機器に入りこむ性質を持ったポケモン・ロトムが入っている図鑑で、マップ移動中は常時下画面に表示され、マップ・自分の位置・次の目的地を表示してくれる。
    • 図鑑に入ったことで人の言葉でしゃべることが可能になっており、次の目的について私情を交えながら話すナビゲーター役。
    • 図鑑自体の機能も変化。
      • 『XY』の図鑑が3つの地方で分かれていたように、4つの島でそれぞれ図鑑が異なる。
      • 図鑑のページが同じ系列や共通点のあるポケモンで1ページになっており(「キャタピー系」や「ケンタロスとミルタンク」など)、ページが完成すると称賛してくれる。この表示形式は『FRLG』の図鑑に近い。
      • 進化や交換で図鑑が埋まった場合にも図鑑画面が表示されるようになった。
      • 図鑑完成度がパーセントで表示されるようになったほか、図鑑評価もロトムが行うようになっている。
      • 通常とは異なった姿やメガシンカした状態の図鑑説明文も用意された。
  • 通信機能「フェスサークル」
    • メニュー画面からいつでも直行できる、店が立ち並び通信したプレイヤーがいる特殊な町。『BW2』のジョインアベニューとフェスミッションの発展版に近い。
    • 第6世代のPSSのように、ここからGTS・バトルスポット・ミラクル交換に入ったり、通信しているプレイヤーを探せる。
    • ここでの通貨はFC(フェスコイン)。赤い吹き出しを出している人と会話する、アトラクションの報酬、GTSやバトルスポットの利用後に人と話すなどしてもらえる。
      • FCを使うことで店の利用ができるほか、他のプレイヤーに話しかけることでそのプレイヤーが所有している店を自分のフェスサークルに誘致したり、相手が着ている服と同じ服を買うことができる。
      • これまで集めたFCが一定枚数に達するとフェスサークルがレベルアップ。それにつれ、フェスサークルに名前を付けられたり、BGMや外観を変えられるようになったり、一部機能が解放されたりする。
      • 店のランクは最大☆5までとなり、後天的には上がらない。ランクの高さに応じて受けられるサービスも増える。
    • 店は最初から敷地すべてに建てられており、建て替えるには「レベルアップするたびに中央の城に行ってマーマネに紹介してもらう」か「他のプレイヤーから誘致する」かのどちらかとなる。
      • 店はボール屋や薬屋など市販品の販売から、努力値稼ぎ・レア道具の入手・レベル上げなどやりこみに役立つものも。
    • アトラクションはフェスサークルに来たプレイヤーを元にやるミニゲーム。種類は「○○タイプが好きな人を探す」「タイプ相性クイズ」など豊富。スコアは★の数で現わされ(最大5つ)、それとアトラクションの種類でもらえるFCが決まる。
      • 通信をすることで他プレイヤーの開いたアトラクションに参加できる。スコアは個人スコア+参加者全員のトータルスコアとなるので★の数は最大10。それだけ報酬も増える。
    • 中央の城ではマーマネのほかに、グローバルアトラクション参加、フェスサークルの模様替え、現在フェスサークルにいるプレイヤーの呼びだしができる。
      • グローバルアトラクションは世界中のプレイヤーすべてと協力してこなす特大のアトラクション。「参加者で合計ポケモンを1億匹捕獲」「島スキャン100万回」など。
  • ポケモンの手入れやリフレッシュをする「ポケリフレ」
    • 端的に言えば『XY』で登場したポケパルレと同一のもので、ポケモンを撫でたり食べ物を与えることができる点はそのままだが、少し差異がある。
    • 戦闘終了後にリフレ画面に行くか選択できるようになっている。この時、または状態異常のポケモンをリフレする際、戦闘でついた汚れなどを掃除したり、状態異常を治療するための薬を塗ることができる特別メニューが追加される。
    • ポケモンに食べさせるものはポフレから「ポケマメ」に。ポケマメは通常・ガラツキ・虹色と3段階に分かれており、虹色は1個でなかよし度を3アップできる。
      • ポケマメはポケモンセンター内にあるカフェで飲み物を頼んだオマケやポケリゾートで入手することができる。
      • また、各地にあるマラサダショップで「マラサダ」を買ってポケモンに食べさせることでもなかよし度を上げられる。マラサダの味と好みは『RS』のポロックに共通。
    • かわりに、ポケパルレからカメラ遊びとミニゲームが削除された。ミニゲームがなくなったことで「あそび」のパラメーターは「なでなで」に置き換わっている。
  • ポケモンたちの楽園「ポケリゾート」
    • 管理人のモーンとともに発展させていくリゾート。ボックスに預けているポケモンがのびのびと暮らしている。
    • ここではポケリフレで使用するポケマメが通貨的存在になっている。
      • ボックスに預けているポケモンが一定数いる状態でかつポケマメを消費することで、リゾートの開拓・開拓(レベル上げ)が可能になる。
      • 各リゾートにはポケマメを入れるボックスがあり、入れた数と種類に応じてリゾートにスピードや確率上昇などの効果を与える。ガラツキや虹色を入れることで効果はさらに大きくなる。ランクの高いポケマメを通常のポケマメに変えて数を増やしたり、ポケマメをビンに入れて流して別のプレイヤーのリゾートに届けることもできる。
+  5種類のリゾート
  • ポケモンの力を極限まで引きだす「すごいとっくん」
    • 「きんのおうかん」「ぎんのおうかん」をすごいオヤジに渡すことで、Lv100のポケモンに限りこの特訓ができる。金はすべての個体値をMAXに、銀は指定した1か所だけMAXにする。
      • 金の王冠は入手条件が極端に厳しく、確実に入手できる方法は現在攻略本の付録のみ。対する銀の王冠も面倒ながら入手方法は多いので量産は可能。
    • これによって鍛えた箇所は通常の個体値と別枠で数えられる。たとえば個体値でタイプの決まる「めざめるパワー」のタイプは変わらないし、鍛えたポケモンからタマゴを作っても鍛えた分が引き継がれたりもしない。
    • 通常、ポケモンの育成は一部を除いて「レベル50まで育てて終わり」であったが、これによりレベル100まで育てる意義ができた。特に、理想個体の確保が困難な伝説のポケモンを育てる際には非常にありがたい。
  • 「QRスキャン」と「島スキャン」
    • QRスキャンは名前の通り、QRコードを3DSの本体カメラで読み取ることでポケモンを見つけ出すもの。図鑑では「見つけた」扱いとなるため、生息地の把握が可能に。
      • スキャンできる回数は2時間で1回。最大で10回分溜められる。
      • スキャンの精度自体も第6世代よりかなり高まっている。
    • スキャンをするたび10ポイントが溜まり、100ポイントに達すると「島スキャン」ができるようになる。
      島スキャンでは現在いる島と曜日によって選出された、ジョウト御三家を初めとする珍しいポケモンや対戦で有用なポケモンが1時間だけその島に出現し、当然捕獲も可能。
      • 島スキャンで出現したポケモンはレベルアップでは覚えないタマゴ技を覚えている反面、仲間を呼ばないので隠れ特性を入手できない。
    • アニメのデータ放送、アーケードゲーム『ポケモンガオーレ』などから読み取れるQRスキャン用のスペシャルQRコードが配信されている。スペシャルQRコードをスキャンすると20ポイントが入手できる。
  • ポケモンを写真撮影する「ポケファインダー」
    • 特定のポイントでは、ロトム図鑑に内蔵されたカメラを使って野生ポケモンの撮影ができる。規模こそ縮小しているが要素としては『ポケモンスナップ』に近い。
    • 1度の撮影で6枚撮影することができる。撮影した写真はアップすることでNPCから評価がつき、評価数に応じてファインダーがアップデートされて機能が追加される。
      • 1つの撮影ポイントに出るポケモンは数種類おり、レアなものや昼夜によって出現が分かれるものがいる。
  • そのほか、ポケモンに関する面
    • 体験版をプレイすると特別な特性「きずなへんげ」ゲッコウガが入手可能。このゲッコウガは条件を満たすとアニメからの逆輸入ポケモン「サトシゲッコウガ」に姿を変える。
      • ただし、このゲッコウガはタマゴを発見できない仕様のため増やすことはできず、レーティングバトルにも参加不可能。
    • 『XY』で初登場し、アニメなどで意味深な姿を見せてきたジガルデは、アローラ地方のあちこちにある「ジガルデ・セル」を回収することでその数に応じて生成可能になった。通常のジガルデに加えて、新たに2つの姿が追加された。
      • また、「カプ・コケコ」「タイプ:ヌル」など約物を使うネーミングのポケモンも登場している。
    • 技の習得タイミングに「進化したとき」が追加された。文字通り、どんなレベルで進化しても進化したそのときに覚えられる。
    • シリーズ初の進化する伝説のポケモンが登場した。
  • バトルルール
    • 新たなバトルとして「バトルロイヤル」が追加。
      • 冒険中盤にある「ロイヤルドーム」という施設で遊べる。4人のトレーナーがそれぞれポケモンを出し、誰かが全滅したターンで試合終了。倒した数と生き残った数の合計により順位が決まる。
        勝ち抜くには今までのどのルールよりも繊細な立ち回りが求められるといえる。パーティゲームとしても楽しめる。
      • ロイヤルドームでプレイする際は1勝するたびに次のランクへの挑戦権が得られ、ランクが上がるともらえるBPが増える。ちなみにどのランクで最下位になってもBPはもらえる。
    • ネット対戦のフリーバトルでは、伝説級のありなしも選択してマッチングができるようになった。
      • レート戦は『ORAS』のように5世代以前のロムで入手したポケモンが出場できないものの、今のところカロスマークつきのポケモンなら出場させることは可能 *4
    • トリプル・ローテーションバトルは廃止された。これについては後述。
  • 対戦関連の調整
    • 『XY』に続き今回もマイナー級を中心に種族値の上昇が行われたが、一律10アップだった『XY』と違い二か所以上上がったり合計で40も上昇したポケモン *5 もいる。今一歩だったところから強化されて使いやすくなったポケモンもいる。
    • フィールド系の技は効果が薄く恩恵を受けられるポケモンが少ないという欠点が存在してきたが、本作の土地神ポケモンたちは「○○メイカー」という特性で登場時にフィールドを展開できるようになった。天候に比べると恩恵が少ないことには変わりないが、「状態異常を無効」「先制技を無効」などの効果で立ち回りに変化を加えられる。
    • 特性も大幅に調整された。「おやこあい」「いたずらごころ」「はやてのつばさ」「○○スキン」など強力すぎる特性は利便性を殺しきることなく弱体化されている。天候変化特性が追加されたポケモンも増えた。
    • 技関連の調整点も多い。こちらも「みちづれ」「ダークホール」「ぜったいれいど」など強力な技に弱体化が加えられた。また、アリアドスやクイタランには意外にも専用の新技が与えられた。
    • 猛威を振るってきた状態異常についても、「まひ」は素早さの下降補正が1/4から1/2に低下、「こんらん」は自滅率ダウン、「やけど」はダメージダウンなど、状態異常一辺倒の戦法は成り立ちにくくなっている。
    • 「メガシンカしたポケモンが最初からメガシンカ時の素早さで動けるようになった」「特性や道具によるダメージで相打ちになったときは、それでダメージを与えた側が負けになるようになった」などの変更点も大きい。
    • 1ターンごとの制限時間は「1人持ち時間10分、1ターンにつき1分まで」という形になり、長い間問題になってきたTODがようやく改善された。
  • 戦闘画面の変化
    • HPバーと特性発動時のカットインが大きくなり、視認性が向上した。
    • 下画面に表示されるポケモンのアイコンをタッチすることで、ステータスのバフ・デバフ効果や壁、天候技などの残りターン数が分かるようになった。
    • 技選択画面や交代画面では、現在場に出ている相手ポケモンにそのポケモンが覚えている技を放った時の相性が表示されるようになり、タイプ相性を知らない初心者に優しくなった。
      • ただし、例えば地面技を無効化する特性「ふゆう」を持つ地面弱点のポケモンにも地面技は抜群と表示されるため、特性によるフェイク戦法が機能しないわけではない。
    • 対戦時は相手の名前をタッチすることで最初に見せた6匹のポケモンが暗めに表示され、場に出たポケモンは明るく表示される。これにより相手の選出や控えポケモンを常時確認しながら戦うことができるようになった。
  • バトル施設「バトルツリー」
    • 内容は従来のバトル施設と同じだが、戦った相手トレーナーをBPでスカウトし、マルチバトルのパートナーとして起用することができるようになった。
    • 1日1回、連勝数に応じてタダでもらえる景品も存在する。
    • 特定の連勝数で戦える「バトルレジェンド」として、レッドとグリーンが『HGSS』からさらに年を重ねた姿で登場。
    • スーパーバトルになると10戦ごとに特別な相手と戦う。ここに出るのは本編に登場した人物のほか、『DPt』のシロナ、『ORAS』のミツルなどのゲストもいる。
  • 「乱入バトル」システム
    • 戦いの最中に野生ポケモンが仲間を呼び、1VS2の状況を作ってくるもの。ときどき仲間呼びは失敗したりする。こちらがもう1匹出したり、相手が3匹以上になったりはしない。
    • 呼びだされるのは基本的に同種だが、進化形を呼んできたり(ウソハチ→ウソッキーなど)、設定上の天敵が乱入してきたりする(サニーゴ→ヒドイデなど)。
    • 相手のHPを減らしたり、道具「ビビリだま」を活用することで仲間呼び率がアップし、呼んできた仲間を倒し続けることで連鎖が発生する。
      • 呼びだされた仲間から得られる努力値は2倍になるほか、連鎖回数につれて隠れ特性・色違い・道具所持出現率がアップし、さらに特定回数を突破すると個体値のどこかがV *6 になり、そこからも続けるとV箇所も増えていく。
      • ただし、乱入してきたポケモンを残すなどすると連鎖は途切れてしまう。
    • 前述のように、ぬしポケモンも仲間呼びをしてくるのでなかなか手ごわくなっている。
  • パソコン・ボックス関連
    • パソコンを起動するとボックス画面に直行するようになった。前述の通り図鑑評価はロトム図鑑が担当し、殿堂入りはリーグ前のNPCに話しかけることで確認できるようになった。
    • ボックス画面は従来の「ボックス整理」に加え、「持ち物整理」「バトルチーム設定」にもワンタッチで移行できる非常に使いやすいものに。
      • バトルチームはこれまでのバトルボックスと同じ役割を持つ。違う点は、最大6つまで設定できること、これに設定したポケモンはボックスの元の位置を離れないこと、1匹のポケモンを複数のチームに登録することが可能なことなど。
    • 条件を満たすことで、なんと個体値のジャッジもボックス画面からできるようになる。
  • 対戦関連の新要素(2017/1/31のアップデートより)
    • 「仲間大会」
      • PGLとの連動でユーザー主催の大会を開催することができる。大会の内容はインターネット方式かライブ方式かで選択できる。
    • 「QRバトルチーム」
      • 自分が作成したバトルチームをPGLにアップし、そのQRコードを読み込むことで他のプレイヤーも利用できる(ただし、ポケモンの色違いやなつき度などは反映されない)。
      • 公開したバトルチームは対戦に使用された回数と勝利回数が表示され、それに応じて公開者の「ビルダーランク」が上昇し、公開できるチームの数が増えていく。
      • これにより対戦をライトユーザーでも楽しめるようになり、他プレイヤーの構築も簡単かつ大量に参考にできるようになり、遊びの幅が広がった。
  • ミニイベントの増加
    • 特定のポケモンを見せる、ちょっとしたミニゲームをプレイするなどして遊べる。報酬も得られるのでやる価値は大きい。
  • 敵トレーナー関係
    • 従来は道路にいるNPCがトレーナーであるかどうかはいざ視界に入ってみないとわからないことが多かったが、本作のトレーナーは距離が近づくと画面にエフェクトが入るのでわかりやすくなっている。
    • ゲーム内容への影響は無いが、使用するボールはモンスターボールのみならずそれ以外のボールも使うようになった。
  • お着換え要素も復活
    • 舞台が南国だからか全体的に夏系の服が多い。キャラクターやポケモンを模したような服も存在する。
    • 髪型のパターンも増え、女主人公はリップも塗れるようになった。
    • フェスサークルの染物屋では木の実を使って白い服を染めることもできる。
  • 道具の性能変更
    • 回復道具は「おいしいみず」「すごいキズぐすり」など他の道具の立場を奪っていたものが値段アップや回復量ダウンし、「いいキズぐすり」「まんたんのくすり」などが立場を取り戻した。
    • 戦闘中のドーピング道具(プラスパワーなど)は1度の使用で上昇量が1段階から2段階に。値段も1,000~2,000円程度に上がったが、ステータスを短いターンで上げられるようになっているのでメリットのほうが大きい。
    • 「フィラのみ」等の回復量が1/8から1/2に強化され、「オボンのみ」と相互互換になった。
    • 上述した道具以外にも値段が変わったものや、「こころのしずく」のように効果が変わったものがある。
  • 『ポケモンバンク』『ポケムーバー』を使うことでVC版『赤緑青ピカチュウ』からポケモンを連れてこれるようになった。
    • 特性は隠れ特性固定、性格は経験値量に応じて決定、個体値は3V以上確定、第7世代ソフトで入手した証の「アローラマーク」の代わりにGBをイメージしたマークが付くなどの設定がされている。

評価点

  • 改善されたUI関連
    • 手持ちがいっぱいの時にポケモンを捕まえたりタマゴをもらった際、手持ちに加えるかボックスに送るかなどを設定で選択できるようになった。
      • これにより「特性が目当てではない方なので捕獲作業を続ける」「Vが欲しいところに来てないのでリセット」等が一々戦闘終了後にメニューを開きなおさなくてもその場でできるようになり、今までなかったのがおかしいほどに便利になっている。
    • パソコン操作に加えて、バッグのフリーポケット復活は歓迎された。
    • 対戦時のBGM変更についても曲名表示や変更可能時間が伸びたことで利便性が向上している。
    • ポケモンに技を覚えさせるかの確認の際、キャンセル時の確認が削減された。地味ながらこの改変は結構大きい。
  • BGM
    • シリーズの目玉のひとつである上質なBGMは本作でももちろん健在。
    • 民族調な曲も多い一方、それと傾向がまるで異なる2つの組織のBGMなど幅広いものが揃っている。昼と夜で曲調ががらりと変わる曲も多い。
    • レート戦などで音楽を選択する際今まで番号だけで分かりにくかったがBGMのタイトルで表示されるようになり分かりやすくなった。
    • ORASのバトルハウスでは音楽は4つしか選択肢がなかったが、今作のバトルツリーでは全曲の中から音楽を選ぶことが出来るようになった。
      • フェスサークルでレベルを上げると自分の好みのBGMに変更することができ、雰囲気をガラッと変えたりすることもできる。
  • ポケリフレでポケモンとの触れ合いがより多彩に。
    • XY、ORASのポケパルレよりできることが増え、ポケモンを色々な方法で可愛がることができるようになった。
    • また、戦闘中に受けた状態異常もこれで治せるようになったため、道中で状態異常回復道具が不足した場合には有難い。
    • もちろん800種以上いる全てのポケモンに対応しており、見た目こそ異形のUBも捕獲してリフレで触れ合えば意外とかわいい一面も見られるので、当初は今までにないデザインに難色を示すユーザーもいたが、発売後は印象が変わったという感想も見られた。
    • 現在地の地形が背景に反映されるようになり、ポケモンとその場で触れ合っている雰囲気がより強化された。
    • ただ、ミニゲームがオミットされたのは難点。
  • QRレンタルバトル
    • PGLへの登録が必須だが、初心者にとっては経験者のチームをQRで読み込んですでに構築されたパーティを使うことで、自分でパーティを作る時の参考に出来る。
    • もちろん公開されている以上、情報が基本的に相手に洩れるデメリットもあるが、膨大な厳選作業をしなくてもレーティングバトルを楽しんだりバトルツリーで稼ぎやすくなるので、バトルへのハードルを下げる役には立っている。
  • 仲間大会
    • ネット大会を開くには20人以上のエントリーがいるものの、これまでユーザー間で大会を開いた場合一々各自に集計したりフレンドコードを交換する必要があったのでその手間が省かれ気軽に開けるようになったのは大きい。
      • エントリー自体もPGLからワンクリックで済み、時間になったらQRコードを読み込めば即参加できるのでとにかく手軽。もし開催時間に急用が入って参加できなくともペナルティはない。
    • ルールもバンク経由や伝説級、Zクリスタルやメガストーンの使用を認めるかなど細かく定められるようになっており、お互いが公開していれば後から使用したパーティも確認できるため、その後のパーティ構築に役立てることもできる。
    • 参加者が100人を超える大規模大会になった場合は、その大会での使用ポケモンランキングや多かった技・持ち物まで観覧することが可能。
  • ライドギアの導入・秘伝技の廃止
    • 元となった秘伝マシンは初代から存在してきたが、プレイヤーを悩ませてきた要素でもあるこれの役割を持つのは大きい。
      • 秘伝マシンは戦闘で役に立たない、メンバー編成を阻害しがち、クリア後の冒険にも支障が出るなどわずらわしさも少なくない要素であり、『BW』から緩和されてはいても結局は面倒という要素だった。それが手持ちや技の枠を喰うことなく使えるようになったのは大きい。
    • ライドギアは4つまで十字ボタンに登録することができ、スムーズに呼び出すことができる。
      • 例えば上ボタンにリザードンのライドギアを登録すれば、上ボタンを押すだけでいつでも従来の作品における「そらをとぶ」相当の移動ができる。
  • 一部準伝説・伝説ポケモンの出現数増加
    • 今作では一部の伝説・準伝説ポケモンがなんと複数匹(最多では4匹)入手できる。
    • 本作のパッケージポケモンであるソルガレオ/ルナアーラも1つの作品で2匹入手可能。
    • これによりGTSや友達との交渉がしやすくなり、もう片方の作品限定のポケモンを入手しやすい。
  • ポケリゾート
    • 木の実栽培は水やりや虫ポケモン退治をせずともたくさん収穫できるようになった。収穫時も旧作のように一々Aボタンを押さずともタッチでスムーズに収穫できるのは評価点。
    • 努力値振りは(レベル3の場合)30分で4ポイントずつ溜まり、細かい調整も可能。寝る前や通学通勤前に仕掛けておけばその間に自動で振ってくれるので一々自分でやる手間が省けて効率的。
    • ぽかぽかリゾートでは最大で一気に18個まで孵化できるので、かなりの数の未孵化のタマゴがあっても消費しきれる。理想的なポケモンが孵った後の残りのタマゴの処理が楽になった。
    • いずれもマメを消費することで倍速化が可能。マメ自体も最初にのびのびリゾートを開発しておけばまず不足することはない。
      • 開発しきるまである程度ポケモンを捕獲しマメを投資する必要があるが、その分見返りは大きい。
  • 育成環境
    • 預かり屋
      • タマゴを手持ちとボックスとで入れ替えできるようになり孵化効率が上がった。
      • 従来は手持ちがいっぱいだとタマゴがもらえなかったが、本作は上述の通りタマゴをボックスに直接送れるようになっている。
      • 育て屋と違い勝手にレベルが上がらないので、遺伝させたい技が消えないようにあらかじめレベルを上げたり、一々引き出したりしなくてもよくなっている。
        利用料は一回最低100円から500円固定に変更されたが、低レベルのポケモンを預けっぱなしにしても値上がりしないので総合的には過去作よりずっと経済的。
      • ボール遺伝の仕様が変更。オス・性別不明のポケモンとメタモンを預けても、親のボールを受け継ぐようになった。また同種のポケモンを預けた場合、両親のどちらかのボールが受け継ぐ。
      • これによって、一部のポケモンはサファリ・ガンテツ・コンペボールと隠れ特性を両立することも可能になった。
      • 預かり屋までライドで直接行けるため、孵化速度を速める特性「ほのおのからだ」持ちさえいえばすぐに厳選ができるようになった。
      • 常に視界にタマゴをくれる人がいるので、もらえるようになったタイミングも分かりやすい。
      • 預かり屋の中にめざめるパワー判定人までいる。孵化したポケモンをすぐに判定できる。
      • タマゴ発見率の上がる「まるいおまもり」は図鑑完成関係なくクリア後に入手可能。色違い出現率の上がる「ひかるおまもり」も入手条件が全国図鑑完成からアローラ図鑑完成に緩和された。
    • ステータス画面でYボタンを押すことにより努力値を振ったところが目視できる。
      • 1ヵ所へ極振りした時はそこが光り、全部振り終わったときは全体が青くなる。
    • すごいとっくん
      • このシステムにより足りない能力値を補えるため、準伝・伝説の厳選がとても楽になった。また希少である色違いポケモンも使いやすくなりとても好評。
      • これにより今まで不可能だっためざ闘・岩・炎・超と最速の両立が可能になった。
    • ハートのウロコ
      • ハートのウロコを実質お金で大量に買うことが出来るように。これによりいつでもスムーズにハートのウロコを入手できる。
      • またウロコを利用する技思い出しでは、現在のレベル以降に覚える技も思い出すことが出来ようになった。わざわざ無駄なレベル上げをせずともよくなりとても楽になった。
    • 個体値ジャッジ
      • 殿堂入り後、タマゴを20個以上孵化した状態でバトルツリーPC付近のNPCに話かけるとボックス画面から各ポケモンの個体値を見ることができる。個体値はグラフとコメントで表示され、具体的な数値は表示されないが大雑把に個体値を知ることができる。0・U・Vは正確に把握できるので、これまでの作品では面倒だった判定も容易に行うことができるのは大きな改善点。
    • 乱入バトル
      • 31連鎖以上することで4V固定のポケモンが確実に出てくるようになる。第6世代までは最大でも3V固定だった。孵化親やメタモンなどの調達に役立つ。
    • かみなりのいしが購入可能になった。
      • 1個1万円とやや割高だが、『FRLG』以来ようやく市販化された。
  • バトルスタイルの変更
    • ボールの投げ方と決めポーズを変更可能に。
      • 「両手で下からボールを投げる」「トレーナーが一回転してからボールを投げる」など、これまで1種類しかなかった投げ方に個性が生まれた。
      • 決めポーズは対戦前に表示される。「ガッツポーズ」「ピース」などのポーズを楽しめる。
    • ミニイベントをこなすことで入手可能。全8種類(デフォルトの「ふつうのスタイル」も含む)。
  • その他
    • 2世代ぶりに追加されたボールであるUB捕獲用の「ウルトラボール」はこれまでにない幾何学的なデザイン・エフェクトをしており、概ねカッコいいと好評。
      • 実はUB以外のポケモンも捕獲可能。その場合恐ろしく捕まえにくくなるが *7 、手間がかかるだけにボールにこだわるマニアからは「コレクション要素の幅が広がった」と好意的に受け止められている。
        一度捕まえてしまえばウルトラボール自体は遺伝するのでユーザー間での交換・交流の活発化にも一役買っている。捕まりにくいだけに無限入手可能なのも嬉しいところ。
    • ボール開閉時のエフェクトが一新された。これまで共有のエフェクトだったガンテツボールにも固有エフェクトが追加されており、既存のモンスターボール共々エフェクトが派手になっている。
    • 通信機能ではフェスサークルとは別に第5世代の赤外線通信に近い「クイック通信」が新たに登場し、オフラインでの対戦・交換を従来作以上にスピーディーに行うことが可能になった。
      • ただしこれにより通信できるのは2人までで、4人での対戦はフェスサークルを介する必要がある。
    • 第6世代で好評だったミラクル交換やタマゴ未発見グループの3V固定等の仕様は引き続き搭載されている。
      • 他方で削除された要素も存在し、この件は賛否両論・問題点の項目を参照。
    • キャラクタークリエイトで選べる主人公の外見が男女それぞれ4種類ずつになり、黒人や白人などの人種が選べるようになった。

賛否両論点

  • シナリオについて
    • 本作のシナリオは人間キャラの描写・個性が強くなっており、気に入ったユーザーとそうでないユーザーとの間で非常に賛否が別れやすくなっている。
+  ネタバレ注意
  • シナリオや設定の練り込み不足
    • 各島にいる土地神ポケモン、アローラ地方を脅かすUB、対UB性能を持った人造ポケモンなど従来にない設定を持ったポケモンも多いのだが、うまく料理ができていない。
    • 例として終盤に各地に出現したUBを相手に土地神たちが応戦しようとするシーンが出てくるが、カプ・コケコ以外はカットされている *14
    • タイプ:ヌルはUBへの対抗策「ビーストキラー」として生み出されたという設定があるが、本編で活かされるのは一回だけ。
    • ほか、こまごました点だが描写に疑問を感じざるを得ない点がある。
      • Zクリスタルは試練・イベント・各地に点在するものを入手することになっているが、盗品から回収する、イベントも何もなく回収するだけの物もあり、こうしたものはゼンリョクポーズ伝授のシーンもない。
        さすがに全18タイプのZクリスタルの使い手や関連キャラを出すのは難があったからなのだろうが、「目玉要素にしては丁寧さが足りず違和感を覚える」との声も少なくない。
  • ぬしバトルやしまキング/しまクイーン戦の難易度
    • 第6世代では「がくしゅうそうち」がパーティ全員に経験値が入る仕様になっていたのでゴリ押しが効きやすかった。本作でもその仕様は続投しているが、『BW』と同じくおたがいのレベルに応じて経験値取得量が増減するのでこちらのレベルがやや抑え気味になっている。
    • ぬしポケモンはオーラや仲間呼び、しまキング/クイーンはZワザを使うなど相手の強化点が多く、順当に育てるだけだと手強い。さらに、ぬし戦は仲間を呼んで命中低下や回復連打などの害悪戦法をしてくるため、突破困難になる時もある。そのため、従来よりも倒した時の達成感が大きくなっているとも疲労感が強くなっているとも。
      • シリーズ経験者でも初見だと苦戦するほどなので、初心者や低年齢層は勝てないまま長時間拘束されがち。
      • 一応、Zワザを使ったり状態異常技や強化されたステータス上昇道具を駆使すれば、楽に勝てる。ただし経験者ならともかく、初心者や低年齢層は知らなかったり、うまく活用できない可能性が高い。
    • もっとも第6世代は低年齢層のことを考えたにしても簡単すぎるという意見が多かったので、手ごたえがある難易度になったことを評価する声もある。
      この辺りはポケモンという広い世代が遊ぶタイトルとしての難しさもあると言える。
  • ポケモン図鑑の内容
    • 「人を殺した」「他のポケモンを食べるor食べられる」など、生々しい内容の解説文が新旧のポケモン問わず存在する。
      • こういった解説文は『赤緑』から存在しており、以降も減少の一途をたどりながらも存在してきたため、全体的な初代への回帰を歓迎する声も少なくない。架空の生物といえど、「モンスター」であるために生々しさは当然と見る考えもある。
      • 一方「必要以上にブラックで悪趣味だ」という意見もあり、オコリザルなどは生物感どころか稚拙さを感じるとの声もある。
      • 代表的なのは「パートナーとなる♂ができた途端花が枯れるドレディア」「害獣として駆除されるニューラ」「子分を処分するドンカラス」「怒りすぎて死ぬオコリザル」など。
      • 本作では進化や交換で図鑑に登録された場合なども図鑑画面が開かれるので解説文が目に入る機会も増えており、それがここの評判につながってもいる。
      • 結果、薄味気味だった従来作のものよりも好む層もあるが、その方針に嫌悪感を感じるプレイヤーもいる。解説文は作中であまり活かされないフレーバーテキストだが、「ポケモン」というキャラクターコンテンツにおいては重要なものでもあり、強い賛否をまねいた。
    • ただ、第6世代では存在しなかったメガシンカポケモンの解説文は否寄りの意見が多い。
      • メガシンカとはトレーナーとの絆の力で変化した戦闘特化形態であるが、「過剰なパワーに苦しんでいる」「メガシンカの力が脳に作用し暴走している」など解説文には過激な記述がされており、「絆の力とは何だったのか」と指摘されやすい。
      • 実際問題としてメガシンカ=絆の力という設定は大して重視されてなかったが、この解説文があることでメガシンカにまつわる設定との矛盾が起きており、明らかに世界観の否定となっている。
    • しかし、今までの図鑑説明の使い回しが一切ないのは評価できる。 *15 第5世代以降は過去作の図鑑説明の流用が顕著となっていたため、今作では図鑑を埋める楽しみが増えた。
  • 戦闘以外の難易度が低下し、自由度も低いまま
    • 自由度の低さに関しては一部からはロールプレイングならぬレールプレイングと揶揄されるほどである。
      • 本作も低年齢層の配慮で『BW』や『XY』に近い一本道構成で、「○○の試練を終えるまでここを通ってはいけません」と言われて通行を制限される場所が多く、自分で道を探して進んでいくという冒険の楽しみが希薄。
      • ただし過去作でも『初代』や『DP』の一定期間ぐらいしか攻略順を選べることはなく、通行制限自体は多かれ少なかれどの作品にも存在している。
    • リーリエ・ククイ・ハウが常に同行するので、一人とポケモンで旅をしているといった感覚はかなり薄い。
    • 島間の移動は「なみのり」ではなく船(もしくはリザードンフライト)で行う。
      • 作中で「島と島の間が離れておりポケモンが疲れてしまうから」と理由付けされており、プレーヤーにとっても楽ではあるが、せっかくハワイ諸島を舞台にしているので広大な海を生かしたマップも欲しかったところ。
    • 行き先の指示。
      • 下画面のマップでは次の目的地が表示され、さらに目的地が変わるたびにロトム図鑑がそこについて説明してくる。両方とも役に立つことには違いないが、そもそも本作は一本道ゆえにフラグ立てや行き先に難儀しない。初心者向けの配慮としても、自力で探索する楽しみを奪ってしまうほどに過剰である。
      • 「自力で探索したい」「簡単になりすぎる」などの理由から使いたくない場合でもON/OFFができないので、学習装置と違って対策が不可能なのも難点。
    • 回復スポット(ポケモンセンター含む)・強制回復が多く、地域によってはトレーナー戦と回復を交互に繰り返し続け、さらにボス戦の前には挑むかどうかの選択肢が表示されるなど親切な仕様がされている。
      • これらが導入された『BW』のころから、「わざわざポケモンセンターに行ったり回復薬を消費しないのは楽」という意見もあれば、「緊張感が削がれる」という意見もある。
    • しかし、クリア後の一部ボストレーナーは強制回復や選択肢もなしに挑んでくるものが少なからずいる。親切すぎる仕様に慣れたプレイヤーへのトラップとも、優しい仕様にしたいのか厳しい仕様にしたいのかどっちつかずともとれる。
  • リージョンフォームについて
    • 避けられない事項ではあるが、旧来のポケモンのデザイン改変についてはどうしても賛否が出ている。
      キュウコンやサンドパンなどのように綺麗なデザインのポケモンもいれば、ナッシーやダグトリオを筆頭に奇をてらった妙なデザインのフォームをしたポケモンもいる。
      • 特にペルシアンは通常フォームのシュッとした顔つきから間抜けな丸顔になったことに対し嫌悪感を示すファンも多い。
    • 性能についても賛否が分かれる。原種の立場を完全に喰っているものも有れば、逆に原種より弱体化しているものも有る。
    • メガシンカとはまた異なる形での中堅ポケモンへのアッパー調整でもあるため、カントー出身のポケモン限定にされたことに対し過去作のファンからは「広い世代から選出して欲しかった」という意見もある。
  • 対戦バランスの大幅な改革。
    • これまでの作品でも常に対戦バランスが調整され、特に第6世代では大きな変更があったが、メガガルーラやいたずらごころなど目に見えて理不尽な要素が存在していたのもまた事実である。
      本作ではこの部分が大きく調整され、強力すぎる特性や技に状態異常の弱体化、TODはルール改正がされるなど、大幅に理不尽さが減ったことで環境はかつてないほどに改善されている。
    • また、タイプやポケモンごとの力関係も、不遇タイプとされてきたエスパー・氷・虫に上方修正が加えられたほか、ファイアローの弱体化で動きやすいポケモンが増えたなど大きく動いている。
    • しかし、新たに導入されたZワザは第5世代で波紋を呼んだ「ジュエル」のほぼ上位互換になっている。どんなポケモンに持たせても活用できるほどの有用性はあるが、強いポケモンが相性が不利なポケモンを無理矢理突破するために使われやすく、デメリットは一戦一回のみで他のジュエルの問題は据え置きなのも難点。
      • まもる貫通や補助技無視などの特性によりターン数が長引いたり一方的なハメが発生する害悪戦法への対策にもなる。ただ他の耐久型の立場も低下した。
      • 他方でこれまで使いにくかった攻撃に2ターンかかる技・反動技等を一度だけ即デメリット無視で出せたり、「はねる」「ハッピータイム」等の対戦で効果が無かった技に強力な追加効果が付いたりと、ポケモンのみならず技への救済にもなっている。
    • 「まひ」状態になった時の素早さ低下率が1/4から1/2になったが、高速型のポケモンにとっては半減でも機能停止同然になる場合もあり、あまり影響はない。一応ヤドランのような鈍足ポケモンがでんじは込みで高速型のポケモンを抜くという調整が不可能になったが、この戦法が問題視されるほど強かったわけでもない。
      • むしろ「発生すると一方的なハメ勝ちにつながってしまう行動不可能率の方を下げてくれ」という意見も見られる。
    • 第6世代で色々議論を呼んだ事と新システムであるZワザ推しのためか追加メガシンカは無い。「妥当」という声もあれば、「未だ救済されないマイナー級もいるので今回も追加して欲しかった」という声も。
    • 総合的にまとめると「ガルモン」と揶揄されファイアローに多くのポケモンが縛られていた6世代を考えると、『SM』は活躍できるポケモンが大幅に増え戦略の幅自体は広がっていると言えるが、まだ改善の余地はあると言ったところ。
  • ガンテツボールが入手可能になった。
    • 『HGSS』以来の復活であり、新たに捕獲可能になったポケモンがかなり多いことから、評価は高い。
    • だが、各種1個ずつしか手に入らない。マスターボールと違い確実に捕獲できるわけでもないため使い勝手は悪い。
      • 後述の通りオンラインイベントの景品で貰えるようになったがやはりこっちも1個のみ。
    • 対戦には関係ない要素であるので気にしないユーザーもいる。実用性に関しては3世代以降に登場した市販されているボールの方が上なのも変わってはいない。
  • パワー系道具の効果が+4から+8に強化された。
    • ただし、獲得努力値が1のポケモンを倒したとき、5nから9nになり調整が面倒になった。

問題点

  • テンポの悪さ
    • チュートリアルが長い。御三家をもらうまで最短でも13分近くかかる。
      • イベントが多いと指摘されていた『ORAS』から大幅に増加。行く先々でイベントが頻発する。少し移動するたびに暗転と会話イベントが挿入されるので、異常にテンポが悪くなっている。イベント終了から少し進むとまた見えてくる目的地の表示にうんざりすること請け合い。
    • EDも30分近くと冗長で、しかもその間セーブができないので飛ばせない。
  • ポケモンライドの問題点
    • 唐突に使えるようになるが、ケンタロス以外仲間になるイベントが希薄。
      • 秘伝技は「自分のポケモンと一緒に困難を切り抜けていく」ことを表現していたが、こちらはNPCから貰った愛着のないポケモンと切り抜けていくというものであり、そのことに難色を示すプレイヤーもいる。
    • ケンタロス・ムーランド
      • この2匹は狭い道が通れない。また、ケンタロスは加速にBボタンが必須。ムーランドは狭い道にものが落ちていることがあり、そこでは手探りで探すことになる。
      • この仕様のせいで従来作の自転車・ダウジングマシンの劣化仕様になっている。
    • ライドスーツの強制着用
      • 着せ替えの差分を作るのが面倒だったのか、安全着に着替えるようになっている。
  • ダンジョンについて
    • エーテル財団編で訪れるウルトラスペースは、UBが本来住んでいる異次元空間であり、財団編のクライマックスとなるステージ。しかしその規模は『プラチナ』のやぶれたせかい未満の小さな洞窟程度しかない。
    • ウルトラスペースに限らず、本作は過去作と比べてもイベントが中心で短めのダンジョンが多い。
    • チャンピオンロードに至っては今作の設定上仕方ないが、山をエレベーターで登るシンプルな構造である上に道中に登場するトレーナーが一人もおらず、冒険するという観点では著しくボリュームに欠ける。
  • ポケモン図鑑について
    • 全国図鑑が廃止された。アローラ図鑑の301匹以外のポケモンは図鑑番号すら用意されておらず、鳴き声を聞くことも、3Dモデルを見ることもできない。
      • これらのポケモンは、ダウンロードソフト『ポケモンバンク』の図鑑閲覧機能でもテキスト欄が空欄になっている。
      • 上記のように賛否両論はあれど、図鑑説明にほとんど使い回しが無いのこともあって新たな説明文を期待する者も多かった。
      • 過去作との互換性が無くなった『RS』ですら、データ上は全国図鑑は存在していて、後発作品との通信によって解禁される仕様となっていた。
      • QRスキャンにより出現する他地方のポケモンもいるが、なぜかアローラ図鑑から外されている。少なくともそれらだけはアローラ図鑑に組み込んで説明も用意すべきではないだろうか。
    • 前作同様3Dモデルで技モーションを見ることができるが、新ポケモンに至ってはなぜか図鑑では見られない動きがある。ステータス画面での確認もできず、見られるのは戦闘中のみ。
    • 前述した通り、「ひかるおまもり」の入手条件はアローラ図鑑完成に緩和されたが、それと全国図鑑が存在しないことは別の問題である。
  • NPCのセリフやイベントは『ORAS』並みに過激で不快なものがある。
    • 本作ではバトル施設に限らず、野良トレーナーまで拡大されている。
      • 相変わらず誹謗中傷や下ネタ、ネットスラングなどの自重がない。人によっては文字だけで不快感を示す特定界隈のネタも。
      • ミニイベントでは乞食をするスリーパーに募金すると変装した人間であることが判明したり(なお、募金しないと舌打ちされる)、通りすがりの主人公を犯人と決めつけポケモンの排泄物を拾わせるなど、人の良心を刺激しておいて不快な気分にさせる物が多い。アローラ地方ののびのびした世界観からも浮いている。
    • イーブイのZクリスタル入手イベント
      • 行く先々でイーブイの進化系を持った往年のトレーナー達と戦うというイベントだが、年を取ることにネガティブな描写が過剰なほどになされている。
        「ローンを試練、老後を大試練」と称し、「灰同然の人生」と自嘲、金と医学で若さを維持、過去の友人を忘れたまま思い出さない、遺言の伝言、トレーナーから引退、入院、「孫との時間を大切にしたいからバトルの依頼は困る」、既に亡くなっており遺言が「人生かわいいうちが花! じゃがかわいい時は短い!」。結論は「時間とは残酷なもの」で締められている。
    • アローラ地方の人々の倫理観に欠ける描写
      • 悪の組織でもない一般人に「ポケモンの殺処分」「ヤドンのしっぽ狩り」「ポケモンを無理やり進化させる」といった行動を平然と行っている人物がいることが示唆される。
      • ベトベターの図鑑説明文に「ゴミ問題を解決させるためを輸入し、体質が変わるまで(=リージョンフォームになるまで)ゴミを食わせた」ともある。実在する土地をモチーフにしてるだけに、敵キャラの倫理観が欠如しているならともかく一般市民への心象を悪くするテキストはあまりよろしくないだろう。
    • ネタとして面白くなく、かといってストーリーや世界観を深めているわけではないナンセンスなものが目立っている。
  • エンカウント関連
    • 草むらの大きさは狭くなっているが、その分エンカウント率が高い。スプレー系道具を使っても、一部の草むら等にはそれが通用しないシンボルエンカウントの野生ポケモンもおり、こちらの強さにかまわず突撃してくる。
    • しかもシンボルエンカウントは設置箇所が多く、回避はできるがうっかりぶつかりやすい。ランダムエンカウントの直後にシンボルエンカウントが発生することもある。
  • 乱入バトル(いわゆる仲間呼び)の問題点
    • ターン終了時に相手がターン無消費で呼ぶという仕様のせいで、様々な問題が発生している。
    • 最大の問題は「2匹いると捕獲ができない」こと。呼ばなくなるまで倒し続け、1体になってようやく1ターンの猶予ができるが、その間最低一匹から断続的に攻撃を受けるので捕獲が困難になっている。
      • 「クイックボール *16 を投げて捕まらなかったら逃げればいい」という意見もあるが、使うボールを固定せざるを得ない状況自体がナンセンスであり。しかもボール遺伝の仕様変更の弊害で、クイック以外で捕まえたい場合はこの方法は使えない。
    • 呼ぶ確率を100%にできない。
      • 呼ぶ確率を上げるには「ビビリ玉を使う」「HPを少なくする」「特定の特性を持つポケモンを戦闘に出す」等があるが、100%にはできない。このせいで、評価点に上げたメリットも享受できない場合がある。
    • ぬし戦で「すなかけ」などの命中低下技や回復技、野生戦で「ほのおのうず」などの拘束技持ちを呼ばれた場合そのままハメられて惨敗する事もあり得る。
    • 呼び出された相手ポケモンはその地域で出現するポケモンとレベルが同じ。つまり普通に進めていると、同レベル同士の1VS1での対等な戦いが1VS2になり不利になりやすい。片方を倒してもさらに仲間が呼ばれて延々と戦いが続くため、テンポも悪ければ不利でもありひたすら面倒。
    • このため、ストーリーでは全体攻撃技や仲間を呼ばなくなる状態異常技を持つポケモンがいないと捕獲や野生戦で手こずる。
    • 対策するしないに関わらず一戦が長期化することも多々あり、目当てが「わるあがき」で自滅したり、状態異常技や相手の特性などで仕切り直しが不可能になるなど事故が発生する確率も低くない。
      • 努力値稼ぎがだいぶ楽なのには違いないが、第6世代の群れバトルは非常に短時間で努力値を振れたので時間効率的にはどうしても劣る。
  • 新ポケモンの使い勝手の悪さ
    • 出現率が全体的に低く、欲しいポケモンが出るまで探し続ける事になりやすい。
      • 逆にコラッタ系やズバット系、コイキングなどの出現率が高い。今まで通りと言えばそうではあるが…。
    • 進化条件が分かりにくい・性別差
    • マケンカニ・デンヂムシの2種は特定の地域でレベルを上げることが進化条件になっているが、その地域は2種の入手の早さに対してかなり終盤。よって長い間進化前の低ステータス *17 で過ごさねばならない。
      • 似た進化条件を持つポケモンにダイノーズやグレイシアが挙げられるが、それらは初登場時の『DP』でクリア前には出現しなかったので影響は小さかった。
      • また、デンヂムシの進化条件になる場所はレアコイル・ノズパスの進化条件になる場所でもあり、従来作だと強い磁場が発生している地域になっている傾向にあったが、本作ではただの峡谷なので推察できず、不親切である。
      • マケンカニの進化条件になる場所はなんとクリア前最終ダンジョンであるラナキラマウンテン。つまり知らずに主力メンバーとして起用するとゲームクリア直前まで未進化のまま戦う羽目になる。進化したら今度はすばやさ低下・弱点多数と新たな問題が浮かび上がるが…。
        なおイーブイが本作でグレイシアに進化できるエリアが存在するのもラナキラマウンテンであり、進化できるようになる時期が進化形の中で極端に遅い。
    • ヤトウモリは性別の出現比率が♂7:♀1と分かれていて、♀を捕まえるのに手間がかかる。だが♀しか進化できず、♂を一生懸命育てたが進化しない絶望を味わったプレイヤーが相当数いる。
      • ヤトウモリの進化形であるエンニュートの図鑑をよく見ると、♀しか存在しないことが分かる。しかし気付きにくい位置にヒントがあるため大半のプレーヤーは知らずに進めてしまった。
      • 同様の進化条件を持つポケモンに『DP』のミツハニーがいるが、ミツバチがモチーフゆえに進化条件が比較的わかりやすい。入手も面倒で、習得技はきわめて貧弱なのでそもそも使用が敬遠されがちだった。
        しかしヤトウモリは馴染みの薄いイモリがモチーフなので進化条件を連想しにくい *18 。さらにヤトウモリは普通に草むらで出現し、ミツハニーとは異なりレベルアップや技マシンで普通に技を習得する。その上、進化形のエンニュートとは必ずぬしバトルで戦うので進化することに期待してうっかり♂を育てると大損する。
    • アママイコは技「ふみつけ」を覚えることでアマージョへの進化が可能となる。しかしこの技は使い勝手の悪い技であり、進化条件と知らず覚えさせなかったプレイヤーも多かった。そうした場合思い出せる機会はこれまた殿堂入り直前とかなり終盤であり、この時点ではステータスの低いアママイコはパーティのお荷物となっていることも多い。
    • 特殊な進化条件を持つこと自体は批判されることでもないが、いかんせんそのせいでストーリー攻略に役に立たないポケモンが存在してしまっていることが批判につながってしまった。
    • 他にもストーリーで使いにくい耐久型や終盤のマップにしか出ない新ポケモンも存在するため、殿堂入りするまでの手持ちは御三家以外過去作のポケモンが推奨されがち。
  • 本編クリア後の練りこみ不足・物足りなさ
    • クリア後に戦える四天王やキャプテンなどが異様に強い。
      • 個体値・努力値・性格補正・技構成などすべてに抜かりなく、こちらが相性で有利でかつレベルが10ほど上回っていても、先制されてサブウェポンをぶちこまれて即死……なんてことが充分にありうる。アローラ地方のポケモンは鈍足が多いのでレベルで勝っていても先制される確率はかなり高い。
      • 通常のボスならレベル上げやパーティ、技構成の見直しでなんとかなるものの、本作はレベル上げ手段が充実していないことと、上のようなやられ方になるためにとれる対策が少ないことがその強さを増させている。
        単に強いだけなら一概に批判されることでもないが、こういったトレーナーを倒さなければ解禁されない要素も存在するため、その点が批判につながっている。
      • レベル上げに必須な強化ポケモンリーグにもこういった強化が加わっているため、レベルのわりにやたらと強く、こちらが高レベルでも倒しにくい。
    • 一方でクリア後に解放される要素もあまり多くない。めぼしいのはバトルツリー近辺の一部地域の開放とクリア後ストーリー程度。
      • 本シリーズは「対戦」と「図鑑完成」も見どころだが、対戦は年々緩和されているとはいえ初心者にはハードルが高く、特に本作では育成環境の整備にも時間がかかる。
      • 従来における秘密基地・コンテスト・ポケスロンなどのお遊び要素も、薄すぎるフェスサークルに単調なポケファインダーと微妙感がある。スパトレやポケパルレなどのミニゲームも削除されたため、1つのソフトでできる遊びの幅が狭まっている。
    • クリア後のストーリーも全体的に褒められたものではない出来になっている。
+  クリア後のストーリーについてのネタバレ注意
  • フェスサークルについて
    • 通信要素を集約したシステムなのだが、評価点よりも圧倒的に難点のほうが多く、プレイヤーに悪印象ばかりを与えることとなった。
    • FC稼ぎおよびフェスサークルの発展が非常に難儀
+  詳細
  • 任意のプレイヤーとのオンライン通信について
    • 本作で特定のプレイヤーとオンラインで対戦・交換するには、フェスサークルに出現している他のプレイヤーを一覧から指定する必要がある。
      一覧でのプレイヤーは不特定多数の「ゲスト」、3DS本体でフレンドコードを相互に登録している「フレンド」、重要プレイヤーをゲーム側で登録できる「VIP」の三種類に分類できる。
    • ここでの問題はフレンドがゲスト同然の扱いであるという点である。自分とフレンド登録しているプレイヤーがお互いにオンライン状態であっても、ゲストに埋もれてしまってなかなか一覧に表示してくれない *19
      目当てのプレイヤーと通信するにはその相手が表示されるまで根気強く一覧を更新しなければならず、場合によってはかなりの長時間がかかる。
    • これを回避するにはそのフレンドをVIP登録すればよいのだが、3DS本体でフレンドコードの登録を行ったうえにゲームでもVIP登録をしなければならないというのは完全に二度手間である。
      そしてVIP登録するには同様に相手が一覧に表示されるまで待つ必要があるほか、通信状況によっては登録が失敗することが多々ある。
    • 対戦の募集方法や、始めるまでの手順も第6世代のPSSに比べて悪化している。PSSでは「任意のルールで対戦を募集し、不特定の誰かがそれに応じる」もしくは「任意のルールと対戦相手を指定し、相手がそれに応じる」だけで対戦を開始できた。
      しかし今作のフェスサークルでは不特定プレイヤーへの対戦募集が廃止されたほか、特定プレイヤーへ申し込んだ際も対戦ルールを決めるための手順が特に意味もなく増えてしまったために時間がかかる。
    • これらの仕様による弊害は4人対戦のマルチバトルやバトルロイヤルで特に大きく、これらをオンラインで特定プレイヤーと行おうとした場合、対戦を始めることすら困難という有様である。せっかくの新要素であるバトルロイヤルが知人と気軽に行えないのはいかがなものだろうか。
  • その他のフェスサークルの仕様について
    • ゲーム情報をWEBサイトと連動させる「ゲームシンク」を第6世代では任意のタイミングで行えたのだが、本作では一度ゲームシンクIDを登録した後はフェスサークルからオンラインに接続するたびに強制で試行されるため、非常に煩わしい。
      またゲームシンクは一時間に一度しか行えない *20 ため、反映させたいゲーム情報が強制ゲームシンクの後からできた場合は待たされることになる。
  • 釣りの仕様が大幅に劣化
    • 固定された釣り場でしか釣りができなくなった。つりざおの種類も5世代のように一種だけに縮小されている。
      • しかも泡が出ていないとコイキングの出現率が高すぎたり *21 、泡が再出現するまでマップ切り替えする手間が増えた。
  • 着替え・ファッション要素
    • 『XY』に比べると衣装の種類が男女問わず激減しており、色を変えただけといったものが目立つ。ラナキラマウンテンといった霰が降るダンジョンも存在するが夏服しか置いていない。
      • 南国が舞台なためか半袖とタンクトップばかりで、長袖がない。その割にアロハシャツやワンピースといった南国らしい服装もない。
    • 女性主人公にセットできる髪型からポニーテールが削除された。
      • リーリエが物語の途中でポニーテールになるので、「スタッフがリーリエを際だたせるためにわざと削除した」と邪推するユーザーもいる。
  • GTSについて
    • 検索妨害について前作からあまり改善されてない。
      • 『特別なポケモン』の対象に準伝説が追加されたので、禁止伝説・幻を弾いても準伝説ばかり募集されていて交換が成立しにくい…という問題点だけは無くなった。
+  詳細

対戦・育成について

  • トリプルバトル・ローテーションバトルが廃止された。
    • ハードルの高さからプレイ人口の少ないルールであるものの、愛好家からは残してほしかったと言われている。
    • 特にトリプルはこのルールでのみ活躍できるポケモンや技・特性も少なくなかったため、惜しむ声は強い。
      • 後述の通り、「プレイ人口問題よりも3DS本体の性能側に限界が来ているのではないか」との指摘もある。
  • QRレンタルチーム関連
    • レンタルチームのポケモンは元になった個体の特徴が全て反映されるわけではなく、反映されないものには対戦で重要な「なつき度」も含まれてしまっている。
      • 使用率の高い技である「おんがえし」「やつあたり」 *22 の威力が変わってしまうため、本来これらの技を用いるポケモンの多くが「からげんき」 *23 を代用しているが相互互換とは言い難く、元々の運用とは違った立ち回りを求められる状況も多い。
    • QRコードでゲームに読み込んだデータは対戦を一度でも中断するとリセットされ、再び読み込み直す必要がある。これはマッチングで対戦相手が見つからなかった場合なども含むため、なかなか手間がかかる。
  • 新ポケモンの性能は全体的におとなしいが、非常に強力なポケモンも存在する。
    • 新ポケモン・ミミッキュの特性「ばけのかわ」は「バトル中1度だけダメージを無効(追加効果は貫通)」「天候や特性によるダメージでは解除されない」という効果を持つ。特性を無効化されない限り1回は攻撃をしのげる保障があるため、能力強化してから非常に受けにくいタイプ一致技で攻めたり *24 、ほぼ確実にZワザや補助技を使うことも可能なため、持ち物や戦術の幅が非常に広いことからシングルバトルでは文句なしのトップメタとして挙げられる。
    • そのため、見ただけは何をしてくるか相手にわからないのが強み。仕様上、特性さえ解除されればさほど怖くはないのだが、アタッカー型ならばタイマンで多くのポケモンに有利を取れ、状況を選ばず1:1以上の交換を狙いやすい。
      • その一方でダブルバトルでは特性を解除する手段が多く、能力強化をする隙を作りにくいことから役割がサポート役に偏りがちであり、シングルよりは使用率が落ちている。それでも特性により高い確率でサポートをこなすことが可能であることから、かなりの頻度で使用されてはいるのだが。
  • 今作の準伝説であるアローラの守り神たちは、各自がそれぞれ「フィールド」と呼ばれる場を自動的に発生させる特性を有している *25 。単純なステータス面も伝説のポケモンにふさわしい高さであり、様々な状況に対応できる強さを持っている。
    • ただ、この守り神のうちの1体である、カプ・テテフが明らかに強すぎるとの声が多い。
    • トップクラスに高い特攻から、フィールド補正で威力1.5倍に強化されたメインのエスパー技を放つことができ、非常に強力 *26 。これでいて素早さも低くない数値であり、耐久もそれなりにある。
    • 「エスパー/フェアリー」というタイプの複合も相性補完に優れており、エスパーの弱点である悪・虫タイプの技が等倍になり、悪タイプにはタイプ一致のフェアリー技で弱点をつける。フェアリーの弱点である毒タイプにもタイプ一致のエスパー技で弱点をつける。「シャドーボール」「きあいだま」「10まんボルト」など優秀なサブウェポンも揃えており、安全に止められるポケモンは少ない。
    • 「サイコフィールド」の付加効果も問題視されている。このフィールドは先制技を無効化するという効果も有しており、バトルでの影響力は非常に大きい。特に「ねこだまし」や「しんそく」などの先制技がシングル以上に重要なダブルバトルではそれだけで戦術が破綻するケースも少なくなく、圧倒的な存在感を放っている。
    • 以上の要素により、本作における対戦環境では対策必須となっている。実際にレーティングバトルのシーズン2における使用率集計ではシングルでガブリアスを抜いて1位、ダブルでも1位となっており、強さが机上論上でないことが裏付けされている。
  • 上のミミッキュや守り神を含めて、新勢力にはフェアリータイプが多い。『XY』に引き続いてのドラゴンタイプ抑制とも考えられるが、それでも強いドラゴンは強く、弱いドラゴンはさらに追いやられるという環境にある。
    • 特に従来作からトップメタのドラゴンタイプであるガブリアスは、フェアリータイプに強い毒・鋼・炎タイプに対して一致技で弱点を突くことが可能であり、フェアリーの躍進がガブリアスを抑制するどころか「ガブリアスがフェアリーと手を組む」という状態になっている。
    • 同じくフェアリータイプに弱い虫・格闘タイプはファイアローの弱体化で遥かに動きやすくなったものの、全体の調整としてはまだまだと思うユーザーも多い。
  • メガストーン関連
    • 本作単体でメガストーンは本作のみで入手できるポケモン+αのものしか入手できず、それ以外は『ポケモンバンク』が本作に対応しても解禁されず、入手方法は不明であった。よってメガシンカ前提の強さをしているがメガストーンが未解禁のポケモンは苦しい立場にあった。
    • その後、入手方法が発表されたが、その方法が「インターネット大会の参加賞」であった。大会には人数制限が有るということもあり、「参加できたかどうかで格差が生じる」と批判が続出する結果となった。
    • 後に、全員にあいことばで配布されることが発表され、少しずつ解放されていくという形になった。
    • 公式では入手制限について「メガストーンは対戦バランスに影響を及ぼすものなので、少しずつ解放されていくことで対戦バランスの変化を楽しんでほしい(意訳)」と発言しているが、ガルーラ等第6世代トップメタ級のメガシンカポケモンは(弱体化を受けたとはいえ)最初から解禁されていたので取り組みとしても説得力に欠ける。
    • ORASで追加されたゲンシカイキに必要な道具は単体で入手可能であり、他にもこのソフトで出現しないポケモンに関する道具も全て用意されている。そのような配慮ができるなら、最初からメガストーンを全て入手できるようにすればいい話である。
  • TODが消滅したことで「有利な状況からTODを狙う」といった戦法はとれなくなっている反面、「最初から相手の時間切れを狙う」といった戦法がとれるようにもなった。
    • 具体的にはムラっけオニゴーリなど。使う方は常に一定の行動をすることで勝利に近づき、イレギュラーが起きない限り思考時間は皆無で済む。逆に相手は思考に時間がかかるので持ち時間の差はターンが経つにつれて広がり、結果全滅か時間切れで勝利になる。
    • 前作のTODに比べると構築によって対処はできるため改善はされているが、こうした時間切れ狙い戦法が強化されているのに対し、対策手段の強化は微妙(新規音技がどちらも専用技、TODのシステム変更、メガガルーラ弱体化など)
      また、これらの戦法は以前から害悪戦法と揶揄されるなどモラル問題にもなっていたため、調整の不完全さを感じさせる結果になっている。
  • 育成環境が第6世代から劣化
    • Oパワーが削除され諸々の効率が劣化した。
      • 特に「けいけんちパワー」「タマゴふかパワー」「ほかくパワー」の3つが無くなったことはかなり痛い。
      • 6世代で育成できるものに関してはそちらの方が早いが、ポケモンバンク経由のポケモンはいずれレート戦で使用不可能になるとアナウンスされているために、今後の使用可能期間を考えた場合『SM』側で育成せざるを得ない。
    • バトル検定が削除されたので強制的にレベル50にして能力値を確認できなくなった。
  • 本作ではライドポケモンのケンタロスを使い、スライドパッドをぐるぐる回転させる「回転ケンタロス」と呼ばれる非常に効率のいい孵化方法があるが、常時スライドパッドを動かすことから負担は大きく、相次いで破損報告が上がった。ボタン押しっぱなしで孵化ができた『XY』『ORAS』に比べると指への負担も大きい。
    負担がやや軽くなる「激突ケンタロス」という方法も編み出されているが、そちらは操作法がやや面倒。
    • また、ケンタロスに乗った状態でBボタンを押しているともっとも速度が速くなるが両手が塞がってしまうのが不評。問題ととる場合は3DSを平坦なところに置いて片手で強引にやる、効率は悪くなるがBボタンを押さずとも速いムーランドを使うなど手法を変える必要がある。
      • 一応、「タマゴふかパワー」がなくても、ケンタロスの速度を考えれば効率はそこまで悪くないが、それでも孵化歩数が多いポケモンは時間がかかる。
  • レベル上げの効率が低下
    • 第5世代にあった「相手よりレベルが低いほど経験値を多くもらえ、高いほど少なくなる」仕様が復活。
      • 本作では基本的に再戦が存在せず、必然的にポケモンリーグかバイキングかゲームフリークのモリモトを利用することになる。
        しかし、四天王は強化後でも最高レベルは63と低い。また、五連戦に加えがんじょう持ちの多さや部屋の演出のスキップが不可能なため、テンポはかなり悪い。
        バトルバイキングはレベル55のポケモンを持つトレーナーと、モリモトはレベル62のポケモン6体と戦えるが1日1回しか利用できない。
        とどちらも欠点が多く微妙。せめてもっと高レベルの相手と戦える場所が欲しかったところ。
    • しあわせタマゴ *27 が1個しか入手できない。ご丁寧なことに、過去作で低確率で所持していたラッキーやペリッパーからは没収されている。
      また、本作発売から1ヶ月後に雑誌の付録として配布されたことも反感を買った。
    • フェスサークルのふしぎキッチンを使えば、ある程度楽にはなるが、ランク上げやFC稼ぎが作業なので、結局苦行であることに変わりはない。
    • ポケリゾートのわいわいリゾートでは経験値を与えることができるが、レベル最大でも1回の遊びで経験値300という効率の悪さなので実用性が低い。
    • ポケリフレの活用により取得経験値量を増やすことはできるため、レベル50 *28 まで育成するまでならほとんど困らない。これまでとは違い、ハートのウロコによる思い出しの変更のため、レベル技の習得のためのレベル上げも不要である。
    • ただし、「すごいとっくん」を使うためのレベル100まで上げるとなると話は別。レベル100に近づくほど戦闘での経験値効率が悪くなってしまう欠点に。
  • すごいとっくん
    • 王冠の入手が厳しい。きんのおうかんはともかく、ぎんのおうかんが量産できるのは前述のとおりだが、その入手方法は「バトルツリーで30連勝」「釣りでごくまれに釣れる」「フェスサークルを駆使して作業する」「かけらを集めて交換」など、どれも時間や手間がかかるため、あまり積極的に使えるような品ではない。
      • また、すごいとっくんを受けられるのはLv100のポケモンのみ。前述の通り、レベル上げの効率が微妙だったり王冠で上げた個体値が遺伝しない仕様のため、期待外れと思ったプレイヤーも少なくなかった。
  • リゾートに頼らない努力値の調整は面倒になった
    • 前述した通り仲間呼びが100%でなく、群れバトルのように狙った相手が必ず出るとは限らないのでリゾートなしだと第6世代のスパトレ・群れバトルより劣化している。
    • スパトレがなくなったことでまっさらバッグを使い、6ヶ所同時に努力値を確認することが不可能になった。一応リゾートで一箇所ずつ確認はできるが面倒。
  • 野良トレーナーとのダブルバトルの機会が激減し、全て倒すと自発的にダブルバトルをできる場所が無くなる。
    • 何が問題かというと、ドーブルの技習得が面倒になっているのである。ドーブルは専用技「スケッチ」で、ドーブル自体の強化や陸上グループのタマゴ技の遺伝が楽になるなどのメリットがあったが、それに大幅な制限がかかった。
    • 野生のメタモン・ドーブルの乱入バトルを利用する方法もあるが、手間が増えたのは見逃せない劣化点である。
  • バトルツリー・ロイヤルドームについて
    • バトルツリーの難易度が最初からきつく、BPが稼ぎにくい。
      • 従来のノーマルバトルは難易度が抑えめに設定されており、対戦用の育成が不十分なポケモンでも連勝を狙えるため初心者の練習やBP稼ぎに重宝されていた。しかし、本作では従来のスーパー並みに難易度が上昇しているため、育成環境を整えるためにポケモンを育成するという面倒な状況になっている。
      • 一部のBP景品はタダで入手できるようになっているが、かわりにメガストーンがほぼすべて高額BP景品になっている、孵化厳選に必須な「あかいいと」、努力値振りにほぼ必須な「パワー系道具」などがあるので、BP稼ぎの手間は増えており、育成環境を整えるのが困難になっている。
      • メガストーン代のためのBP稼ぎ自体が困難を極めるため、対戦の知識に乏しい初心者や低年齢層のプレイヤーは前作の目玉要素であるメガシンカを気軽に楽しみにくくなっている。
      • 現在ではアップデートで追加されたQRレンタルチームを駆使すれば強いポケモンでツリー攻略が可能で、BPも『ポケモンバンク』の解禁で手軽に入手できるようになった。ただし解禁されたのは発売から2ヶ月後と大して早いわけではない。
    • ロイヤルドームは4匹入り乱れるバトルになることから不利な相手に遭遇するリスクも高い。また、施設自体の制覇も4回勝利するだけで済み、連勝でボーナスがもらえるようなこともないためバトル施設としての存在感に欠けている。
      • 負けてもBPが手に入るのを利用して自滅技オンリーのポケモンで挑む手もあるが、演出やバトル時間が長いのでたっぷり稼ぐには不向き。
      • 他のバトル施設とは異なり、降参しようとするとトレーナー戦と同じく逃げることはできないという旨のメッセージが表示される。
  • リージョンフォームの仕様
    • 進化前も進化後も一貫してリージョンフォームであるポケモン
      • このようなポケモンを預かり屋に預けると、親が通常フォームであってもリージョンフォームが産まれてくる。
      • 通常フォームに「かわらずのいし」を持たせて預ければ通常フォームが産まれるが、持たせたポケモンの性格が100%遺伝するため、過去作で親を用意する場合は性格を考慮する必要がある。
      • 両親に「かわらずのいし」を持たせた場合はどちらかの性格が半々の確率で遺伝するため、両親に「かわらずのいし」を持たせて、もう一方の親から性格を遺伝させるという方法はある。
    • 進化前にリージョンフォームが存在しないポケモン
      • この条件に引っかかるピカチュウ・タマタマ・カラカラはアローラ地方以外で入手した個体であっても本作で進化させるとリージョンフォームになる。特に前2種は通常フォームの特性が優秀なので型の選択肢が狭まってしまった。
      • これらの進化前の姿にもアローラの姿を用意すれば、このような事態にはならなかったのだが。ただし、ピカチュウは進化前のピチューが『赤緑』ではなく『金銀』が初出であるため、「リージョンフォームはカントー地方のポケモンのみ」という原則に反してしまうが。
      • 他方で、これらのポケモンは進化前のポケモンに覚えさせて連れて来れば、過去作の教え技や、過去配信の限定技(ピカチュウのなみのり等)をリージョンフォームでも使うことができる。
      • 第6世代で進化させた個体を連れてくれば、対戦で通常フォームを使うことは可能。

UI面

  • 施設に入るのにAボタンを押す必要があり面倒。
    • しかし誤操作で同じ建物に連続で入ることはなくなった。
  • 十字ボタンでの移動が不可能になり、パッドのみとなった。細かい調整ができないため使いにくい。
  • Bボタンが否定の効果を持たないことが多い。
    • 「○○を覚えますか?」などの場面で、否定を選ぶ場合には自分でカーソルを合わせてAボタンを押す必要がある。
  • 短所や劣化のある操作性・UI
    • ボタン操作を「L=A」にするとLRボタンが本来の用途で機能しなくなる。
      • ポケファインダー起動などはタッチでやることとなり、タッチで代替できないカメラ回転にいたっては一切できなくなる。
      • L=Aを使っているときにも、「ポケファインダーはRボタンで起動」「カメラ回転はLRボタン」のような表示がされるので紛らわしい。
      • L=Aは左手操作が可能になるため非常に便利な操作方法なのだが、こうしてLRを使いたいときためだけにわざわざ設定画面で変更するのも面倒な話である。
        あまりに単純なミスながらバージョンアップで修正されていないので意図的な仕様と考えられるが、非常に不親切である。
    • パソコンの持ち物整理では、持ち物を持ったポケモンがいるボックスの表示が変わったりしない。また、検索画面から戻ってくると、持ち物を持ったポケモンとそうでないポケモンの区別がつかなくなる。
    • 図鑑やパソコン使用中にXボタンを押すことで、Bボタンで1つずつ戻ることなく一気にマップ画面に戻れる仕様の削除。Xボタンは他の動作に割り当てられている。
    • 『ORAS』よりもバッグの中身のスクロールが遅くなっていたり、ポケモン画面での並び替えや持ち物交換をするタッチ操作の感度が悪くなっているところも。
    • 戦闘時メニューは「たたかう」が右側に寄ったことで、片手操作がしにくくなった。また、「一つ前に使った道具」がなくなり、回復や戦闘用道具の使用が煩雑になった。
    • 評価点にもあるように本作のUIには改善された点が非常に多くあるが、一方でこのように劣化した点や単純に悪い点もあり、惜しい。
  • PSSが削除され、ネット接続にはフェスサークルを経由する手間が増えた。
    • フェスサークルの操作が煩雑・不便
      • ネットに接続したままフェスサークルを出たり、フェスサークル内でボックスの操作が行えない。
      • バトルスポットではチーム選択画面からバトルメンバー変更ができるが、技・持ち物の変更まではできない。
      • タッチのみかボタン操作のみという場面が多い。また、フェスサークルを終了するにはXボタン→Yボタンとひと手間かかる。
  • 普段の下画面はロトムとマップだが、ロトムの面積が無駄に広くマップを開きにくい。
  • 等身が上がったことの弊害
    • カメラワークが近すぎるうえ、調整できない。
  • 処理落ち・読み込みの遅さ
    • 戦闘時の背景の描写やトレーナーを映すようにしたことでダブルバトルですら処理落ちするようになった。ポケモンの数が多いバトルロイヤルはもちろん、ルナアーラなど巨大なポケモンのリフレでも処理落ちする。
    • このためにトリプル・ローテーションバトルが削除されたと一部では考えられている。また、バトル画面にトレーナーが常時映されるようになっているのでそれが処理落ちに影響を及ぼしている可能性もある。
    • New 3DSだとやや緩和されるが、それでも処理落ちが発生することには変わりなくテンポの悪さに拍車をかけている。
    • 『XY』でグラフィックが3Dに移行したころから処理落ちは存在し指摘されてきたが、それから3年経っても未解決なのは不満を感じる。
    • また、よほど容量を食うのかモブトレーナーの種類が減り、服替えや道具をもたせただけの使い回しも見受けられる。
    • 建造物も手が回らなかったのか、入れないハリボテが多く、ダンジョンも吹き抜けと呼べるほどにスカスカになっている。
    • これに関連して、ソフト起動からタイトル画面までの時間やレポートも長くなっている。
    • 近年の3DSソフトと同様、通常未使用域のメモリまでフル活用して動作を安定させているため、Miiverseなどを同時利用することもできない。(New 3DSなら同時利用可能)

バグ・不具合

  • エーテルパラダイスでハウとタッグバトルを行う際、プレイヤーが最初にモクローを選んでいるとハウはアシレーヌを使うが、水Zワザを使う時に何故かこちらのポケモンを攻撃対象にしてくることがある。
    • 元になった技「うたかたのアリア」は自分以外全員に攻撃する技なので、単体攻撃は相手を対象にするが、こちらは全体攻撃なので仲間を対象にしても影響がない。
      しかし、水Zワザとなると単体攻撃になるので、仲間だけに命中するなんとも理不尽なことになってしまった。
  • レーティングバトルや通信交換で一部ポケモンが弾かれてしまう不具合
    • 「各フォルム専用技を覚えたFCロトム」などはすぐに修正されたが、「サファリ・ドリームボールに入ったポケモン」「島スキャンで入手できる・夢特性・第7世代入手の条件がそろったポケモン」「QRレンタルチームに登録した第6世代産のポケモン *29 」などが弾かれる現象があった。なお、2/3までに大部分が修正されている。
    • 線引きが不明瞭な上に公式から「何が不具合で、いつに何をどう修正したのか」という情報開示もないため、ユーザーを困惑させている。
      雑な仕事のせいで正規のポケモンを改造認定されたことに憤るユーザーも少なくない。
      • 一度修正されたはずのドリームボールに関する不具合が再発していた時期もあり、これに関しても公式のアナウンスは一切なし。
    • GTSやレートでは改造ポケモンが未だに存在し、一部の正規ポケモンを不正扱いされるのに改造ポケモンは通されるおかしな事態に陥っている。言うまでもないが、普通はやることは逆である。
  • そのほかの、現在(2017年2月26日時点)修正されていない不具合。
    • ある手法をとることで、ネット環境さえあればFCをいくらでも稼げることが判明。
      • これを活用することで面倒な作業を省力してフェスサークルを一気に発展させることが可能であるため、救済措置として活用する人も多い。
        しかしこの手法が明らかになった時期からアトラクションの過疎化が進み、通常のプレイでFCを稼ぐことが難しくなってしまった。
    • ポケリゾートでも特定の日時から特定の日時にまたぐことで爆発的に効率が上昇する裏技が発見されている。
      • タマゴ孵化、努力値全振りなどが一瞬で終わってしまうため、育成をあっという間に終わらせてしまうことが可能。
    • FCをもらえる会話の中に、話し相手が特定のランキングでどのあたりにいるかを当てるものがあるが、通信状況によっては「すべての数値が0なのにランキング上位に入っている」など明らかにおかしな現象が発生する。選択肢に迷わず多くのFCを得られるので一概に難点とはいえないが。
    • これらの不具合は面倒な事項をスムーズに済ませられるのであえて修正していないと考えられるが、正規の手段だとは言いがたいのも実情である。
    • 本作でコフキムシのタマゴを作ったとき、タマゴ技が全て遺伝しない。
      • これによって、本作出身のビビヨンはタマゴ技限定の「いかりのこな」を習得不可能になっている。
  • 1/11の更新で修正済みの不具合
    • 道具「ゴツゴツメット」の効果で相打ちになった際、ルールとは勝敗のつき方が違うバグが存在した。
    • また、技「すてゼリフ」「おきみやげ」もバグが存在し、一時期レーティングバトルで使用不可になっていた。

総評


余談

  • 実害はほぼないが、バトルツリーのトレーナーが使うジャラランガは本来習得できない「からをやぶる」を覚えていた不具合があった。
    • パッチで別の技に置き換えられたが、誤って別の技を設定したにしてはデザインや性能と噛み合っており、『XY』でエンテイがバトル施設で「せいなるほのお」を使っていて後にレベル技に追加されていたことが判明した前例があるため *30 、いずれ習得できるのではないかと期待する声もあった。
  • 本作もまた世界同時発売がされたが、『XY』と同じく海外ユーザーのフラゲ・解析問題が発生することとなった。
    • 発売前に情報が広まることの対策としてか、リージョンフォームやウルトラビーストを含めた新ポケモンのほとんどが発売前から情報公開されたものの、これについて「新たなポケモンを発見する楽しみが奪われた」との声もあった。
  • 本作の主要人物の部屋にはベッドがあり、調べると主人公が寝て寝心地を語る謎の遊び要素がある。このことから本作の主人公は「ベッドソムリエ」という妙なあだ名がついた。
  • 海外Metacriticのメタスコア86点を初めとし、海外のレビューは高評価を叩きだした。
    • レビュー自体は初心者向けの機能や新システムのみ中心。ただし、リーリエ絡みのシナリオやポケモン図鑑の文章などの賛否両論点には触れられていない。海外では日本ほどシナリオを重視しない傾向があるので価値観の違いが出た結果だろう。
  • 相変わらず改造対策に穴があり、レートシーズン1時点で使用不可能な技を覚えたポケモンがPGLにて集計されていたり、GTSやミラクル交換でステータスがおかしいポケモンが送られてきたとの報告が後を絶たなかった。
    • バンク解放後も『ORAS』で問題になっていたちからずくランドロス *31 がまたもや使用されている等の問題が浮上した。2月上旬になりデータ改造を行っていた約6,000人に対してオンラインプレイ禁止処分が下されたが、やはり対応が後手にまわってる感は否めない。
    • といっても一番悪いのは改造を行う一部の悪質なプレーヤーであるが。
  • PGLの集計に不具合があり、レートシーズン1では全体のポケモンランキングが公開できず、ランキング上位ポケモンの名前のみの公開にとどまった。
  • 2017/02/22時点でリージョンフォームのポケモンに関して集計がおかしくなっており、特性に通常フォームのものや、「特性なし」がカウントされる等の現象が確認されている。一方で、通常フォームはデータが一切表示されない。
    • おそらく、通常フォームとリージョンフォームという別ポケモンを誤ってリージョンフォームに一本化して集計しているせいと思われる。


*1 ドイツの釣り専門誌から取材を受けている

*2 問題となっていたフラゲ配信が行われた時期にはまだ日本人でフラゲ配信を行っていた人物は一人もいなかった

*3 ポケモンの種族ごとに設定されているステータスの基礎値

*4 将来的にカロスマーク付きも出場不可能になると公式で発表されているが、時期は明言されていない

*5 アメモース

*6 その箇所の値が最大であること

*7 具体的には一番捕まりやすいキャタピーやコイキング等がラッキーより捕まえにくくなる。

*8 ただし、主人公たちのバトルについては「応援する」など、ポケモントレーナーについて一定の理解は最初から見せてはいる

*9 勿論卑猥な意味ではなく「Lillie(リーリエ) + loss(失うこと)」という意味である。

*10 ハウの父親(ハラの息子)は「父の威厳から逃げるようにアローラ地方を出て行った」という設定まである

*11 これは「pixivレッド」と呼ばれるようなファンアートでの扱いも関係している

*12 『RS』と『初代』はほぼ同時期であることがゲーム内やシナリオ担当者のTwitterで示唆している。なのでミツルはレッドたちと同じぐらいの青年になっているはずである。

*13 服装に関しては『BW』『BW2』での夏のサザナミ湾でも同様の格好ではあった。

*14 一応レヒレは後にクイーンと共にUBを迎撃したというフォローが入るが、残りの二体は触れられないまま。

*15 『サン』の通常フォームのライチュウ等、ごく一部の例外はある

*16 戦闘1ターン目に使用した場合に限り、捕獲率が5倍になる。

*17 一応しんかのきせきで耐久面は補えるが。

*18 イモリのメスはフェロモンを出し、エンニュートもフェロモンを出すという設定があるため、進化条件はこの生態からきていると考えられる。

*19 フェスサークルの設定にはゲストとの通信を制限できる項目があるのだが、これを行うとVIPではないフレンドとの通信も制限されてしまう。

*20 一時間経っていないときにオンラインに繋ぎなおした場合、その旨のメッセージが毎回長々と表示される。

*21 一説には70%と言われている。

*22 ポケモンのなつき度の大小により威力が1~102で変動する技。なつき度を最大もしくは最小にし、威力102の技として使用するのが基本。

*23 威力70で、自身が状態異常の場合は威力が倍になる技。

*24 ミミッキュのゴースト技+フェアリー技を両方とも半減以下にできるのは現在カエンジシのみ。しかしカエンジシは汎用性が低く、ミミッキュ対策をしつつ汎用性を意識するなら特性無効効果持ちや連続攻撃技持ちの方がいい。

*25 例えばカプ・コケコの「エレキメイカー」によって発生する「エレキフィールド」では、電気技の威力が1.5倍になり、更に眠り状態にならないフィールドを発生…といった具合。トリックルームや天候といった他の変化技とも被らず両立可。

*26 低威力な技とされやすい威力80の「サイコショック」でも威力120となり、ガブリアスの最大火力の通常技「げきりん」並みの威力になる。

*27 ポケモンに持たせるとバトルで得られる経験値を1.5倍にする道具。

*28 バトルスポットで使う際の最高レベル。これ以上上げても自動的にレベル50のステータスまで落とされる。

*29 これの該当ポケモンは手持ちやバトルボックスからは通常通り参戦できたために余計にたちが悪く、一部のユーザーがあらぬ改造疑惑をかけられてしまった。

*30 ただし、エンテイは『XY』では出現しないため、ポケモンバンクの配信まで『XY』では入手出来なかった。

*31 ちからずくランドロスは第5世代時に発売された『ARサーチャー』でしか入手できず、カロスorアローラマークとの両立が不可能なために、レート戦に出場させることは正規プレイでは不可能である