ウルトラリーグ 燃えろ!サッカー大決戦!!

【うるとらりーぐ もえろさっかーだいけっせん】

ジャンル サッカー
高解像度で見る
対応機種 スーパーファミコン
発売元 ユタカ
開発元 アウトバック
発売日 1995年7月28日
定価 10,290円
判定 クソゲー
ポイント ヒーローにあるまじき超ラフプレイゲー
サッカーなのにKO勝ち
少ないキャラ、お粗末なシステム、手抜き臭プンプン
1万円も取っていいレベルじゃない
ウルトラマンゲームリンク


概要

SDサイズのウルトラマンによる8対8のサッカーゲーム。


ストーリー

平和になってぼーっとしているウルトラマンたちに気合を入れるため、宇宙警備隊隊長のゾフィーがサッカーをやることを提案する。
ちなみに、OPでゾフィーは「地球で壊した建物の損害賠償が終わっていない」という話を持ち出す。
当時を知る人は漫画『ウルトラ忍法帖』などのノリを思い出して懐かしいかもしれない。SDだからこそ許されるノリだろう。


特徴

  • キャラクターに体力が設定されており、タックルという攻撃手段がある。
    • タックルはボールを持っていない時に使える攻撃手段であり、当たった敵は吹っ飛ぶので有利になれるが隙が多い。
    • キャラクターはタックルやシュートされたボールにぶつかることで体力ゲージが減り、体力がゼロになったキャラクターは退場となる。ハーフタイムで回復することで復帰することができる。
    • キーパーを除く全ての敵選手の退場にすることで残り時間、点数に関係なく勝利となる。
  • 必殺技がありシュートやタックルを複数回すると、キャラクターが点滅し使えるようになる。
    • シュート系
      • ボールを持った状態でシュートすることでキーパーごとゴールするシュート。場所や敵の位置によって稀に失敗する。
    • タックル系
      • 単体と画面全体の2種類がある。前者は体力を大幅に削れる。
  • ゲームモード
    • シナリオ、リーグ、VSの3種類がある。
      • シナリオとリーグはストーリーにあたるモード。前者はウルトラマンチーム固定で、後者は4チームの中から選択したチームで進めていく。2人協力プレイが可能。
    • VSは2人対戦専用のモード。CPUを相手に1人でプレイすることは不可能(問題点を参照)。
  • 選んだキャラクターを常に操作できるキャプテンシステムがある。キャプテンとなったキャラクターは画面外にいってもプレイヤーが直接操作できるようになる。他のキャラクターの操作は、移動はCPUが自動で行いボタン入力のみプレイヤーが行う。

問題点

  • チーム及びキャラクターが少ない。
    • 隠しチームを含め5チームしかない。各チーム14人だが、個別キャラクターが6人で残り8人はザコキャラクター的存在のちびキャラクターである。ちびキャラクターを除き30人しかいないことになる。
    • さらにタックルと必殺技に流用が目立つ。
      タックルは5種類のモーションが各チームに使われているため、専用の技などはない。
      必殺技のほとんどが色を変えただけのものが使われているので大きな違いはない。
      つまりコピー&ペーストしただけのグラフィック違いキャラクターが多く、実質的にはもっとキャラクター数が少ない。
  • これが本当の「バトル」サッカー
    • 前述の通り、本作では全ての選手に「体力」が設定されており、タックルを受けるとゲージが減っていく。体力がゼロになったキャラクターは退場する。 ただし、ハーフタイムである程度回復&別にキャラクターに交代は可能。
    • そして本作には 「ファール」「反則」といった概念は存在しない。これが何を意味するかお分かりだろうか?
      • よいこのための楽しい遊び方その1・・・ボールがこぼれ球になった際、ボールに触れないようにしてボールの周囲をうろつき、近寄ってきた敵をタックルで吹っ飛ばすことに専念する。ハーフタイムを挟まずに 敵を全員退場させれば勝利である。 いくらウルトラマンとはいえ、SDキャラクターとはいえ、これでいいのだろうか?
      • よいこのための楽しい遊び方その2・・・その1の応用で、敵のキーパーだけを倒すようにする。しかる後に適当にシュートしまくり、莫大な点数を稼ぎ出す。1人プレイだと正直難しいので、2人協力プレイでやることを推奨。ちなみにどちらをやる時も、タックルの移動距離が長いウルトラマンレオ(のコピペキャラ)でやるのがお勧めである。
  • 試合システムがあまりに簡素。
    • サッカーゲームであるにも拘らず、特殊なテクニックやセオリーはほぼ存在しない。キーパーの動きは単調なので、ドリブルでキーパーをかわしてそのままゴールというのも割と簡単。もはやゲームとして成立しているか怪しいレベル。
  • チーム編成がない。シナリオモードの再現などはできない。
  • CPU戦ができないVSモード。
    • 2人対戦専用のモードなので、自分のチームと対戦チームを選んで1人でCPUとの試合をすることができない。そのため1人プレイではリーグモードしかなく、相手チームを選ぶことができない。尚隠しチームはVSモードでしか使えないため1人プレイでは試合ができないに等しい。

評価点

  • SDキャラクターたちが非常に可愛らしい。丸顔のコロコロしたウルトラマンが所せましと走り回る姿は今で言う「癒し系」なノリに近い。

総評

どう見てもクソゲーとしかいいようがない出来である。別ジャンルではあるが、SFC最初期に出た『ウルトラマン』と比較すると、天と地ほどの差がある
あえて言うなら、タックルによる殺害退場戦法を封印すれば多少は楽しめるかもしれない。
2人対戦プレイをするなら、タックルをひかえめにしないとリアルファイトに発展する恐れがある。

余談

日本の国民的ヒーローであるウルトラマンを題材にし、(既に末期とはいえ)国民機のスーパーファミコンで出したにも拘らず、このゲームの知名度は非常に低く、レビューサイトや動画もほとんど存在しない。クソゲーとしてネタにできそうな要素は備えているだけに、少々寂しいものがある。

  • 円谷とバンダイはこのゲーム発売当時には子供向けの文房具や弁当箱、果てはゴミ箱にまでこの「ウルトラリーグ」とタイアップした商品を発売していた。ちなみにゴミ箱とタイアップしたウルトラシリーズは他にもある。