【ぐるーヴこーすたー】
ジャンル | 音楽体感アトラクションゲーム | |
対応機種 | アーケード | |
発売・開発元 | タイトー | |
稼働開始日 | 2013年11月5日 | |
判定 | 良作 | |
ポイント |
シンプル&爽快感重視の音ゲー ZUNTATAやタイトー名作ゲーBGM等の個性的なラインナップ 世界観にどっぷりハマれる背景演出 譜面視覚性の悪さとAD-LIBの存在が賛否両論 |
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備考 | 日本国外版のタイトルはRHYTHMVADERS | |
スペースインベーダーシリーズ | ||
グルーヴコースターシリーズ 1~EX / 2 / 3~3EX / 4~4MAX / for STEAM / ワイワイパーティー!!!! |
『SPACE INVADERS INFINITY GENE』の系譜を次ぐ作品[INFINITY GENE PROJECT]のひとつ。
同作の一部スタッフやモチーフを引き継ぎ「ジェットコースターのような疾走感が楽しめる」というコンセプトのもとに開発された、タイトーの音楽ゲーム。
iOSアプリとして配信された『GROOVE COASTER』『GROOVE COASTER ZERO』が高く評価され、そしてスペースインベーダー35周年記念としてアーケード版が発表。
同社としては『ミュージックガンガン!』以来となるアーケードの音楽ゲームを以て、再び大舞台に登場することになった。
画面演出の豪華さとセンス
音ゲー初心者にやさしい操作方法・システム
豊富な楽曲ジャンルと豪華作曲陣
シンプルながら秀逸な筐体デザイン
そこそこ頻繁に行われるアップデート
収録曲の偏り
「AD-LIB」の存在
キー音(ショット音)の音量に差がある
譜面の視認性
SIMPLE譜面特有の難しさ
アイテム「VISIBLE」の削除 ※4よりアーケード版にも追加された
コントローラーを傷めやすいゲームシステムと譜面
判定のゆらぎ
音ゲーの中でも群を抜いてビジュアル演出に特化した作品で、独自の音楽体験をブーストさせている個性的な機種。
操作や譜面システムをシンプルにまとめ上げた結果、開発にあたって重視した「音楽にカッコよくノれるゲーム」を比較的手軽に体感可能な作品として実現している。
リリース当初は音ゲーとしての問題点が決して少なくなかったものの、比較的簡単ながら完成されたゲーム性と演出、
それを豊富かつ良質な楽曲ラインナップ・アーケードならではの大画面で楽しめるという点は
まさしくタイトーの遺伝子(GENE)を引き継いだ、ひとつの集大成といっても過言ではない。
【ぐるーヴこーすたーいーえっくす】
ジャンル | 音楽体感アトラクションゲーム |
対応機種 | アーケード |
発売・開発元 | タイトー |
稼働開始日 | 2014年5月26日 |
判定 | 良作 |
稼働開始から半年が経過したグルーヴコースターのバージョン1.50以降のタイトルで、新規・やりこみ派双方に向けた多くの追加要素を導入している。
タイトルに「EX」を追加した同社ACゲームの大型アップデートは『ダライアスバースト アナザークロニクル』以来となる。
イベントモードの追加により、コラボ企画が更に活発化
判定の調整
楽曲解禁難度の緩和
グルーヴステージの扱い
追加要素は多数のプレイヤーから歓迎され、コラボ企画も活発化。名だたる音ゲー作品と並び立つまでの成長を遂げた。
『INFINITY GENE』から受け継いだタイトーの遺伝子を、見事に昇華させたアップデートと評しても良いだろう。
しかしグルーヴコースターの進化は此処で止まる事なく、天空の祭典へとその舞台を移す事になる。
*1 長押しターゲットは始点からどれだけ遅れたかで判定が変わる。だが長さに応じてCHAIN数が増える仕様のため、取り方によってはGREAT評価であるにもかかわらず理論値に届かないことがある
*2 ホールド系統ターゲットのヒットエフェクトは設定問わず専用のものになる。
*3 但し、最初期から存在する「カンナンシンク」等、やや簡素で原作再現があまりなされていない楽曲もあるにはある。
*4 むしろアニメイシヨンが異様に動いていなかっただけとも言われるが。
*5 更に細かい仕様にも変更が入っており、旧iOS版ではAD-LIBを空打ちMISSするとアバターの光りかたや音が消えることでそれが分かるようになっているが、現行版ではそれがなくなった代わりにAD-LIBを含めた空MISS判定が縮小されている
*6 ただしiOS版は「2」にバージョンアップするまでマルチタップに対応していなかったため、16分連打といった両手を使ったプレイが前提となっている箇所は、大抵の場合アプリ版収録にあたって間引かれた譜面が用意されている。
*7 振動の強さは常にプレイヤーが設定した一定のものであるため、仕様的にはダライアスIIのボディソニックに近い仕組みである。
*8 KONAMIが数々の他社音楽ゲームをbeatmaniaの特許を盾に片っ端から訴訟を起こしていた過去からか、BEMANIシリーズは他社音楽ゲームとの公式な関わり合いをこのイベントまで一切持っていなかった。
*9 一見意味の分からない数字の羅列だが、ポケベル表記で「かいだんりみっくす!」と読める