クリミナルガールズ

【くりみなるがーるず】

ジャンル 少女おしおきRPG
対応機種 プレイステーション・ポータブル
メディア UMD 1枚orダウンロードソフト
発売元 日本一ソフトウェア
開発元 イメージエポック
発売日 2010年11月18日
定価 UMD版:6,090円(税5%込)
DL版:4,800円(税5%込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:D(17歳以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル
判定 良作
ポイント 独特な戦闘システム
おしおきは微妙

概要

  • シンプルでオーソドックスな2DRPG。
  • 少女おしおきRPGのジャンル名の通り、作中の少女キャラクターにおしおきするという独特なシステムが取り入れられている。
  • 開発はイメージエポックで、『世界樹の迷宮』シリーズで知られた新納一哉氏が原案を担当している。

特徴

  • 基本的な作りはオーソドックスなRPG。
    • 2Dキャラクターを操作して、複数の階層に分かれたダンジョンをバトルやイベントを交えつつ攻略する。
    • しかし、既存のRPGでは当然のように存在する武器や防具などの装備品の概念がなく、非常にシンプルな構成になっている。
  • 「おしおき」と呼ばれる本作のウリでもあるシステム。
    • おしおきに必要な道具を入手すると、その道具に対応したミニゲームがプレイできるようになる。例えば「やわらかムチ」を入手すると「スパンキング」のおしおきがプレイできるようになる。内容はミニゲームだが、クリアすることで探索や戦闘で役立つスキルを入手できるので、おしおきは攻略上必須となる。また、最大難易度でクリアすると、おしおきしたキャラクターの一枚絵がギャラリーモードで閲覧できるようになる。
  • シンプルだが、独特なターン制のコマンド式バトル。
    • 戦闘メンバーは4人だが、それぞれのキャラクターが1回ずつ行動するのではなく、ターン開始時に4人のキャラクターがそれぞれ行動を提案し、その中から指揮官であるプレイヤーが1つだけ選ぶことで行動できる。詳しくは評価点の項を参照。

評価点

  • 個性を出しながらも取っ付きやすく、ストレスの少ない設計の独自のコマンドシステム。
  • 特徴の項にもあるが、プレイヤーはキャラクターに覚えさせたスキルを必ずしも使える訳ではなく、出された提案の中から有効なコマンドを選んで戦っていくという新感覚の楽しさを味わえる。
    • 目当てのスキルが使えないもどかしさはあるものの、ピンチの際にはほぼ確実に回復スキルを提示してくれるキャラがいたり、敵の大技に繋がる力溜めが出た後はほぼ確実に全体を防御するスキルを出してくれるキャラ、チャージ系のスキルを使った後には高確率で大技を提案してくれるキャラなど、本当に必要なタイミングではしっかりと期待に応えてくれるケースが多く、ストレスを感じるまでは至らない絶妙なバランスを保っている。
    • 目当てのスキルが無いときは1ターンに1度行動の前に行えるキャラ交換や、アイテム使用によって提案を変えてくる時もある。また任意のタイミングで各キャラごとに存在する奥義と呼ばれる必殺技を提案させたり、連携技と呼ばれる特定の2人のキャラクターが場に出ている時にのみ提案してくれる強力なスキルを提案させるアイテムなど、行動をある程度自由に出来る強力なアイテムもある。
      • ただしそれらのアイテムは終盤でしか手に入らない上、入手数も僅か。最終盤になるとショップで買えるようになるが非常に高価で量産できるものではないので、バランスが崩れているわけではない。
  • 個性的で魅力的なキャラクター。
    • メインキャラクターは7人いるが、それぞれのキャラクターに個性がある。物に異様なまでのホンモノを求める女子高生や、溺愛するほど妹思いの双子の姉など。
    • キャラクターの個性の違いはバトルにも反映されており、毒や麻痺などの状態異常を駆使するキャラクターや、回復に特化したキャラクターなど様々。
    • フィールド上や戦闘中などキャラクター同士の掛け合いも豊富で、ゲームを彩っている。
  • キャラクター間の性能差が少なく、役割の被るキャラクターが少ない。
    • キャラゲーの側面を持つゲームとしては重要な要素。終盤のボス戦にも状態非常は通るため、状態異常を得意とするキャラクターがお役御免になったりはしないなど、好きなキャラクターが弱くて使えないという場面は殆どない。
    • 敵によって相性の良し悪しがあり、扱いやすいキャラクターでも常に最適解になるようなことはない。とはいえ後述するようにゲームの難易度自体は高くないので、好きなキャラだけを使い続けたり、特定のキャラを使わないなどの制限プレイを設けると高い難易度になってくるが、攻略不能という訳でもないので良い塩梅となっている。
    • 使えるキャラクターが7人と多くないので、役割の被るキャラは少ない。その一方で特定のキャラを必ずしも使わなくとも、他のキャラで似たような動きは出来たりと特定のキャラが必須級の役割になったりすることはほぼ(詳しくは後述)ない。
    • 戦闘不能の状態で戦闘を終えたキャラ以外は、戦闘に出たメンバーも一切出ていないメンバーも全員が経験値をもらえるので、別のキャラが使いたくなった時に鍛え直したりといった必要はない。
  • 王道的だが秀逸なシナリオ。
    • 終始明るいノリで展開していくシナリオではなく、仲間同士のすれ違いやそれぞれの罪に向き合うイベントなどシリアスな場面も展開される。
  • バリエーション豊富なボイス。
    • イベントでの会話シーンやバトルでのキャラクター同士の掛け合いなどはフルボイスで展開される。中でも、バトルではストーリーの進行状況やキャラクターの組み合わせによって様々な掛け合いボイスが存在するので、退屈することなくバトルを楽しめる一要素になっている。
    • さらに、7人それぞれに専用のテーマソングがあり、ボリュームは相当なものである。
  • フィールド探索に便利なスキルが多い。
    • キャラクターのスキルを覚えさせると、雑魚的とのエンカウントを一定時間防げる「警戒歩行」、その場で雑魚的とエンカウントできる「おおごえ」、その場でキャンプに帰ることが出来る「リターン」など、探索を快適にするスキルが一通りそろっている。

賛否両論点

  • ストーリーがかなり暗め。
    • 王道的で評価の高いストーリー面だが、特にシナリオ中盤の3層以降は結構シリアスなストーリー展開がなされる。
      • 公式でかわいいキャラクターにおしおきをする微エロRPGのような体で売り出しているので、明るいストーリーを期待しているとまず裏切られる。
  • 前半はがやや退屈
    • 戦闘で選べるコマンドが少ないので単調になりがち。
    • 人間関係もギスギスしており、見ていて楽しいものではない。
      • ただし、ストーリーの流れとしては自然で、序盤の人間関係が悪いからこそ後半の展開が光る。
  • 終盤で少女たちが自分の罪に向き合うシーンがあるが、その罪のレベルがかなりバラバラ。
    + ネタバレ注意 1.あるキャラのことが好きすぎるが故に自分がバカの振りをして構ってもらっていた
    2.子供の頃に盗撮被害に会ったせいで男嫌いになり、関係のない男にも暴力を振るっていた
    3.霊視能力が使えたせいで周囲の大人に担がれ、自分の力では解決できないことでも叶えるフリをして新興宗教の教祖になっていた
    4.品行方正で成績優秀だったため、自分の周りに集まってくる人々を弄び、人間関係を崩壊させることを趣味としていた

    このように罪かどうかも微妙なエピソードから犯罪行為まであるので、かなり印象に差がある。

    • 評価点の項にキャラクターの性能差が少ないと書いたが、あるキャラクターを使わないと突破が非常に難しい局面が多々ある。
    + ネタバレ注意
    • そのキャラクターは初期メンバーのラン。防御力が高く、防御系のスキルを多く覚えるパラディン型のキャラだが、その彼女の使う発動ターンに味方全体が防御行動を取る「全体防御」というスキルを使わないと突破が難しい場面が非常に多い。
    • 今作の大型クリミナルには、力溜めで1ターンを消費した次のターンに高威力の大技を使ってくる敵が非常に多く、力を溜めた次のターンでランがほぼ確実に提案する全体防御を選択し、味方の非ダメージを抑えるという流れが基本の形になっている。全体防御を使わずに直撃した場合、適正レベル帯では全滅必至なくらいのダメージを受ける場合が殆ど。
    • 一応、バフやデバフをしっかりかけ、防御の強いキャラで受ければ1人、2人は生き残れることもある。しかし、そもそも物理防御力(DEF)が一番高いのは先述のランであり、戦闘不能の味方を蘇生させ、パーティ全員を回復させる強力なスキルを使えるのもランだけである。ランのスキルに頼らずとも、アイテムでも回復させることは一応出来るが、味方全員を蘇生して体力を回復させるアイテムは終盤でしか手に入らず、しかもかなり高額である。
    • 最終盤になると、ランの全体防御を使っても防ぎきれないような火力の大技を出してくる敵もいる。この火力の前では勿論バフやデバフをかけたくらいではどうにもならないことが多い。ではどうするかというと、「騎士化」という儀式を行ったランのみが使える、味方が受けるダメージを2ターンの間0にするという「騎士の護り」というスキルに頼ることになる。
    • このように、殆どのボス戦においてランを使うことが半ば必須であるような調整となっている。ただし、時間をかけてレベリングをして、万全の対策を取ればラン無しでも突破は不可能というレベルではない。また、ラン以外のキャラは誰を使っても特別有利不利になることはあまりない。
  • 良くも悪くもシンプルな作り。
    • 装備品の概念が無く、キャラ別END以外のストーリー分岐や、裏ボス撃破後のやり込み要素はほとんど無く、そういった要素が好きな人には不向き。
    • とはいえ各キャラの個別ENDを含めて全てのCGを埋め、裏ボスを撃破するところまでやれば、プレイ時間は30時間~40時間程度はかかるので他のゲームと比して極端にゲームの容量が少ない訳ではない。
    • ダンジョン攻略についても謎解きのような要素は無く、基本的に一本道。
      • イベント関連は殆どが特定の場所に向かわせられるおつかい方式なため、攻略に支障が出ることはない。
    • シンプルな作りなのはRPG初心者にも取っ付きやすいということでもあり、評価は人によるところ。

問題点

  • ボイスに音割れが存在するものがあったり、音質が微妙。
  • おしおきの内容自体が微妙。
    • 内容自体は単なるミニゲームなので、過度におしおきに期待していると肩透かしを食らう可能性も。
    • キャラクター強化のためには単純なミニゲームを人数分、複数回にわたってこなさなければならないので作業感も非常に強い。
  • プレイヤーは教官の立場のため、各キャラからは基本的に教官や先生などと呼ばれているが、たまにプレイヤーが入力した名前で呼ばれる。だが例えば「○○(プレイヤー名)にあげる」という文ならボイスは「にあげる」と再生される場合、助詞含めてボイスがない場合、ボイスだと「先生にあげる」に変換されている場合等があり、バラバラ。スタッフ間でうまく連携が取れていなかったのだろうか?
  • ゲームのテンポが良くない
    • 例えば、ランの「警戒歩行」はエンカウントを一定歩数防げる探索スキルだが、効果持続歩数がかなり短く、少し移動すればまたかけ直す必要が出てくる。その度に毎回ステータス画面を開いてスキルを発動する必要があり、その度に短いがスキップ不可のランのボイスが挿入される。
    • 移動速度がかなり遅く、移動にストレスがかかる。おつかい系イベントの多さと、先述の警戒歩行の仕様から余計に不便を感じる。
    • 戦闘のテンポがかなり遅く、設定で切り替えたりもできない。複数人での通常攻撃や、一部の敵が使ってくる複数ヒット系の技はいちいちエフェクトが出ることもあって特にテンポが悪い。
  • おつかいイベントが非常に多い。
    • 第1階層の時点からストーリーの攻略のためにはあっちへ行ったりこっちへ行ったり。おしおきを済ませると女の子が頼みごとをしてくるガールズオーダーのイベントでもおつかい、終盤の少女の罪を探すイベントもおつかいと、非常におつかいイベントが多い。
    • 賛否両論の項にもあるように、ストーリー攻略には謎解きの要素は一切なく、おつかいイベントをこなして先に進み、ボス戦の前にはキャンプ付近で雑魚と戦い、レベリングをするという単調な動きになりがちである。
  • とあるおしおきの難易度が非常に高い。
    • そのおしおきの概要を説明すると、画面上をランダムに動くマークに照準を合わせて○ボタンを押すというミニゲームなのだが、照準の慣性が非常に強く、方向転換が困難なのでマークに照準を合わせることが難しい。
    • とはいえ、慣れればどうにかなるレベルではある。ゲーム上ではアナログスティックで照準を動かすという説明があるが、方向キーでも照準が操作でき、こちらで操作すると多少楽になる。
    • ただ、パーフェクトを取らなくてはならない、取ったから特典がある、と言った物ではなく、オールMISSでもオールVERY GOOD(最高評価)の半分の経験値は獲得出来る。おしおきに必要なOPを余分に稼ぐ必要はあるが、おしおきが上手く出来ずともコンプリートは問題なく可能。
      • 最高難易度で全員のおしおきを連続達成した猛者も存在する。詳しくは余談の項目で。
  • 細かいところが不便。
    • 各アイテムが15個までしか持てず、宝箱からのドロップや敵からのドロップですぐに満タンになりそれ以上が無駄になる。売ってOP(お金)の足しにしようにも、その時点で雑魚敵との戦闘で貰える額と比べると売却額は雀の涙(買値の10分の1)でいちいち売る気も起きないレベル。
    • OPの最大所持数も99999と少なく、特に最終盤のダンジョンでは宝箱や雑魚敵と戦っているうちにすぐにカンストしてしまう。おしおきやアイテムの売買はキャンプでしか行えないため、その都度キャンプに戻る必要が出てくる。
  • 一部地雷スキルがある。
    • キサラギのフィールドスキル「お宝サーチ」は、フィールド上の未開封の宝箱の数をはじき出すというもの。元々複雑なマップ構成ではないこともあり、他のキャラのフィールドスキルに比べると強い効果ではないのだが、スキルにバグがあり、一部の階層では既に開いた宝箱も未開封としてカウントされており、より使い物にならなくなっている。
      • 一応、ある程度近づかないと見えない宝箱も存在しているため、バグのないエリアでは確認程度に使えるスキルではある。
    • シンの「タロットEXP」は、戦闘中に使えば対象から得られる経験値を増やせるというものでありレベリングに便利そうなスキルなのだが、普段は全く提案してくれず、提案するときは相手が力溜めをした次のターンばかり。当然そういったターンには別のスキルを使わなければならない場面が殆どで、実質このスキルを使える機会は殆どない。通常スキルなのでアイテムを使って引き出すことも出来ない。

総評

発売前には広報誌などでおしおきシステムばかりがピックアップされていたが、蓋を開ければRPGとしての作りこみが秀逸で、ストーリーやバトルに惹き付けられれたユーザーも多い。
細かい点に残念な部分はあるが、ゲームとして大きく問題になるほどのものはなく、高水準でまとまっている良作と言えるだろう。


クリミナルガールズ INVITATION

【くりみなるがーるず いんびてーしょん】

ジャンル 少女おしおきRPG

対応機種 プレイステーション・ヴィータ
発売元 日本一ソフトウェア
開発元 イメージエポック
発売日 2013年11月18日
定価 パッケージ版:6,264円(税5%込)
DL版:5,143円(税5%込)
プレイ人数 1人
レーティング CERO:D(17歳以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル
廉価版 PlayStation Vita the Best:2014年9月11日
パッケージ版:4,104円(税8%込)
DL版:3,600円(税8%込)
判定 良作
ポイント おしおきが変更
前作で仲間にならなかった2人が仲間になる

概要(VITA)

  • PSPからの移植版。
  • おしおきがキー操作からタッチパネル・背面タッチパネルのインターフェイスに変更。
  • 解像度、アニメーション、ボイスともに(いろいろな方向に)パワーアップ。

特徴(VITA)

  • おしおきの種類が増えた。タップ、ロングタップ、フリック、こすりなどタッチインターフェイスを駆使したおしおきが実装。
    • さらに、前面2・背面2のマルチタップも駆使する必要がある。
  • おしおきの際の衣装がおしおきに合わせたコスプレになった。
  • 加入するのは通常エンド後となるが、PSP版で仲間にならなかった2名がパーティキャラに追加。それにともないダンジョンとイベントも追加されている。

評価点(VITA)

  • 新たに使用可能となった2人のキャラクター。
    • 無印版でもストーリーに絡んできたヒメカミとミウが味方として使用可能に。それに合わせて無印版では掘り下げられなかった二人の過去に関するエピソードも描かれている。
    • 無印版で示されなかった、ヒメカミが「良い子」に拘る理由や、ミウが教官になった理由も描かれている。
    • 戦闘能力も強すぎず、弱すぎずの良い塩梅でキャラクター性能差を広げるような事態にはなっていない。
  • ゲームハードが変わったことによる画質、音質のクオリティの向上。
    • 特に音質に関しては、無印では音割れが起きるようなレベルだったが、今作ではそういったことは見受けられない。
  • 無印版のバグの修正
    • キサラギのお宝サーチのバグや、終盤の特定の場面でリターンを使うと挙動がおかしくなるといったバグが修正されている。

賛否両論点(VITA)

  • おしおき関連
    • おしおきの難易度がかなり下がっている。前半はフロントタッチパネルの2点タッチ、後半は背面含めて4点タッチであるが、判定がぬるいため、繰り返すと作業感が強くなってくる。
    • おしおきのオプション「黙らせる」が陵辱モノギリギリである。それっぽいボイスと合わせて属性がない人にはちょっときついかもしれない。
      • ただし追加オプションであるため、嫌なら使わなくてもCG回収を含め攻略には一切支障は出ない。
    • おしおきの段階が低いと画面全体にピンクの「もや」がかかっており、レベルをあげることで少しずつ晴れていくのだが、初期状態の「もや」が濃すぎる。
    • 「もや」とともに何故か衣服がはだけて露出が上がるのだが、前述の理由で露出が少ない状態のイラストがほとんど見えない。むしろ着ている方が良い派には実にもどかしい思いである、イヤイヤ‥‥
      • ただし、一度エンディングを見れば、「PUNISH GALLERY」にて全レベルの衣服・ボイスを思う存分堪能できるようになる。
    • おしおきの衣装がコスプレになったため、本来の囚人服でのお仕置きがなくなってしまった事を残念がる人も多い。

問題点(VITA)

  • 本作の売りであるおしおきだが、種類を変えても衣装が変わる程度でポーズはキャラによって一種類のみ。その難易度も含めて作業感が出るのは否めない。
  • 無印版でもあったボイスの問題だが、今作で追加されたキャラクターはプレイヤーの名前を呼ぶ時は「○○君」と呼ぶのだが、この時「くん」とだけボイスが入る。スタッフはいくらなんでも違和感を覚えなかったのだろうか? また他のキャラのボイスの修正もなし。
  • 追加エピソードのボリュームが少ない。
    • 追加されたダンジョンは1つで、やることは4層と同じく罪を探して影と戦闘をするということだけ。目新しさはない。
      • 追加ダンジョンはこれといったギミックはないが、無駄に広く、障害物だらけで移動が面倒である。時間稼ぎをするためにこんな構成になったのか等が疑わしいほど。
    • 追加ボスも1体、中ボス扱いのものが2体だけ。追加の雑魚的もこれまでに登場した雑魚モンスターの色違いである。
  • 追加されたキャラクターを使える場面があまりに少ない。
    • 無印版でのトゥルーエンド後の場面でようやく使用可能となるので、使える期間は追加された新ダンジョン1つと、EXダンジョンのみ。
    • 加入時のレベルはこちらのパーティメンバーのレベルに合わせてくれるものの、この時点で騎士化は出来ず、連携技も新ダンジョンの宝箱で回収する形なので加入してすぐはあまり戦力にならない。
    • ようやく騎士化が可能となり、連携技も全て揃う=他のキャラクターと同じ状態になるのは追加ダンジョンの4Fを攻略し終わった後。この時点で残っているのは追加ダンジョンのボスと、EXダンジョンだけである。
      • 一応追加ダンジョンのボスは新キャラ2人にとって有利となるような戦闘能力なので、活躍の場は容易されてはいるが……。
  • 追加要素以外の部分の変更点はバグ修正を除いて一切無い。
    • 追加キャラクター加入のための伏線となるような会話の追加や、イベントの追加、やり込み要素の追加などは一切ない。敵モンスターの能力調整などもない。
    • そのため、無印版ではX層攻略後はEXダンジョンを残すのみだったが、VITA版ではその間に新ダンジョンが追加されてからEXダンジョンに行くという形になったため、EXダンジョンに行くころにはかなりレベルが上がっており、EXダンジョンの敵があまり強くないという事態に。

総評(VITA)

  • おしおきが高解像度機種で大幅パワーアップしたが、ゲーム自体に大幅な追加要素ややりこみ要素は追加されていない。
    • PSP版をプレイしたことのない人には勧められるが、PSP版プレイ済みの人が改めてフルプライスでこのゲームを買うか、となるとやや物足りなさが残る。
  • キャラバランスなどは無印版でまとまっていたので、それを崩すような要素を入れずに上手く移植した佳作と言えるが、やはりゲーム的なボリュームを求めると物足りなさはある。
  • 戦闘面含めやや不便なデザインはあるものの、耐性やバフやデバフなどを色々考える幅がある戦略を作る余地があるともとらえることができる。
  • それなんてエロゲなボイス、あるキャラの必殺技*1など、携帯機ながら公共の場でのプレイは控えた方が無難である。

余談

  • セブンスドラゴン2020』に『巴御前』,『ランドウの釘バット』というアイテムが登場する。
    • 本作のトモエ、ランが元ネタと思われる。開発元は同じくイメージエポック。
  • PSP版発売当時、おしおき動画のコンテストが行われていた。
    • オリジナルのおしおきやアレンジした動画の投稿者が多かった。
    • そんな中、前述の高難易度おしおき最高難易度をノーミスクリアする動画も投稿されており、特別賞を受賞していた。それほどまでにこのミニゲームは難しいのである。
+ 動画

http://www.nicovideo.jp/watch/sm12878452

その後の展開

  • 2015年1月6日から始まったブラウザゲーム『クリミナルガールズブーセ』は今作のエンディング後の世界が舞台となっている。
    • しかし、2015年5月29日をもってサービス終了という結末を迎えてしまった。半年を迎える事もないままに。
    • 原作の開発会社・イメージエポック倒産やローグライクダンジョンとブラウザゲームの食い合わせの悪さなど、様々な原因が推測されているが…
  • 2015年11月26日に続編『クリミナルガールズ2』が発売。