本項ではニンテンドー3DS用ソフト『とびだせ どうぶつの森』と
その大規模更新版である『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』の両方を扱います。
判定はどちらも「良作」です。
【とびだせ どうぶつのもり】
ジャンル | コミュニケーションゲーム | |||
対応機種 | ニンテンドー3DS | |||
発売・開発元 | 任天堂 | |||
発売日 | 無印 | 2012年11月8日(通常版・本体同梱版) | ||
amiibo+ | 2016年11月23日(通常版) | |||
2018年7月19日(本体(New2DSLL)同梱版) | ||||
定価(税別) | 無印 | 4,800円(通常版) | ||
21,715円(本体(3DSLL)同梱版) | ||||
amiibo+ | 2,700円(通常版) | |||
15,980円(本体(New2DSLL)同梱版) | ||||
廉価版 | 無印 |
ハッピープライスセレクション 2016年3月17日/2,700円(税別) |
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判定 | 良作 | |||
ポイント |
プレイヤーは村長 全体的に物価がインフレ寄り 人気キャラ「しずえ」初登場作 |
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備考 |
無印は無料更新で『amiibo+』同等の内容になる パッケージ版と本体同梱版は『amiibo+』用amiiboカード1枚付属 |
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どうぶつの森シリーズ |
『おいでよ どうぶつの森』でブームを巻き起こした人気シリーズが携帯機に帰ってきた。略称は「とび森」。
今度はプレイヤーが村長として村を発展させていくが、村長としての仕事を強制されることは何一つ無く、いつものように気ままなスローライフを楽しむことができる。
「もんばんさん」が「おまわりさん」に名称変更、駅の復活、島に行けるようになるなど、『おいでよ』以前の作品の要素も盛り込まれている。
2016年11月2日、『とびだせ どうぶつの森 amiibo+』として大規模なアップデート(更新データ配信)が行われた。
『とび森』を持っていれば無料でアップデートすることが可能である他、パッケージ版も2016年11月23日に発売された。
タイトルの通りamiibo(フィギュア・カード)に対応した他、「くらしサポート」を初めとする様々な新機能の実装や上記の一部問題点の解決が行われている。
『おいでよ』とは違い、上画面がメインになった
村長としての仕事
+ | 条例一覧 |
R・パーカーズ
フォーチュンクッキー
住宅展示場(すれちがい通信)
夢見の館
博物館2階の展示室
交番
喫茶店
クラブ444(ししょー)
村民パスカード&バッジ
美術品の真贋を見極める
南の島
海を泳げるようになった
住民の性格・会話パターンの追加
ファッションアイテムの大量追加
その他
amiibo対応
くらしサポート
オートキャンプ場
隠し倉庫
画面タッチによる模様替え
『ハピ森』との連動
ミニゲームの追加
新規家具・衣装などの追加
村を取り壊す際の資金への還元
ほとんどのバグ・不具合が修正された
タヌキインパクトの発生阻止がある程度簡単になった
たけのこの出現率の低下
オンラインの南の島に関する変更
一部アイテムの仕様変更
シリーズを通して好評だった点はあまり変わっていないため割愛。
前作までの問題点を解決した
壁掛け家具
村の形を厳選しやすい
水やりした花の区別が付くようになった
家がシリーズ最大の大きさに
『e+』以来、キャンプ場が復活した
すれちがい通信
シリーズの名物キャラ「リセットさん」の登場可否がプレイヤーの任意になった
しずえがかわいい
スクリーンショット撮影機能
非売品家具の多さとそれに見合わない収納事情
「最初にできること」が少なすぎる
手軽さが落ちた
引っ越しテロ(通称「タヌキインパクト」) ※「amiibo+」で改善。
住民関連
公共事業関連
来訪者関連
持ち物関連
サカナ・ムシ・海の幸関連
竹害問題 ※「amiibo+」で改善。
操作性の問題
通信・セーブデータ関係の不具合
出会い厨問題
改造・チート対策
『おいでよ』『街へいこうよ』の問題点を見つめて修正した上で新要素を盛り込み、シリーズの集大成とも言えるボリュームと完成度を誇る良作となった。
タヌキインパクトなど欠点が全く無いわけではないが、それよりも良い点の多さと大きさが遥かに上回っている。
その欠点も大半が大型アップデートで改善されただけでなく、更にボリュームが増しており、現在でも十分遊びごたえがあるものになっている。
発売からすでに5年以上経つが、本作の人気は未だに衰えていない。現在は安価で入手できるので、シリーズに興味がある方は是非遊んでみていただきたい。
『どうぶつの森 こもれび広場』
『どうぶつの森 amiiboフェスティバル』
+ | 紹介映像。開発の裏話等もちょっと語られている。 |
余談(amiibo+)
*1 見た相手への一言メッセージ・所在地・村名・キャラクター名・誕生日・ゲーム開始日。ちなみに、所在地は3DS本体の設定から出力されているため、そちらを弄ることで所在地を誤魔化すことも可能。
*2 名前に「ムシ」と付くが、本作では「海の幸」扱い。
*3 本作のワンピースとは似て非なる物。通常は半袖シャツ型の服が、女の子が着ると自動的にワンピース型に変化する。
*4 自分の村で高価で売れる。そこそこ貴重な品で、序盤の金策に必須。
*5 雨か雪の日にしか釣れないレアなサカナ。売れば15000ベルにもなる。
*6 新しい村ではなく古いほうの村を見に行った場合、村を見に来たという情報は伝わるものの、人数にはカウントされない。
*7 SDカードにゲームをダウンロードしたもの。カードの入れ替えなしにゲームが遊べる、SDカードのデータを丸々コピーする、という方法で通常はデータのバックアップができる。
*8 SDカードのデータをパソコンに保存したあと、そのままゲームを続けてセーブをすると、パソコンに保存した以前のデータは使用することができない。