戦国無双 Chronicle

【せんごくむそう くろにくる】

ジャンル タクティカルアクション
対応機種 ニンテンドー3DS
メディア 2Gbyte3DSカード
発売元 コーエーテクモゲームス
開発元 コーエーテクモゲームス(オメガフォース)
発売日 2011年2月26日
定価 6,090円(税込)
プレイ人数 1人
セーブデータ 2個
レーティング CERO:B(12才以上対象)
コンテンツアイコン セクシャル・暴力
配信 2013年3月20日/2,800円
判定 良作
ポイント シリーズ初となるオリジナル主人公のストーリー
二画面が活かされ快適に遊べるように
無双シリーズ


概要

3DSのロンチタイトルであり、任天堂携帯機初の戦国無双シリーズ。
今作はプレイヤーの分身であるオリジナル主人公が、河越夜戦から大坂夏の陣までの歴史を歩んでゆく。

3DSロンチとしては最大である2ギガバイトのROMを使用していることが社長に訊くで話題となった。
プレイヤーは3Z・3猛将伝に登場した40武将全員が使用可能。

システムは戦国無双3および3猛将伝に準拠しているが、携帯品や撃破効果などはなくなっている。


特徴

根本的な部分は従来のシリーズと変わらないので、クロニクル独自の要素を挙げていく。

  • オリジナル主人公は男女2人から選択し、男主人公は長身刀+火縄銃、女主人公は双剣を扱う。無双演武ではすべてのシナリオに出陣するようになっており、レベル上げや武器鍛工の必要性が高い。
    • ストーリーを進めると主人公のエディット機能が解放され、外見変更の他にも他武将の武器タイプを扱うことも可能になる。
  • 今作最大の特徴は、下画面タッチパネルを最大限に活かした武将切り替え。これまでは1つの戦場を1人の武将で無双していたが、今回は4人の武将を切り替えながら戦うスタイルを採用*1
  • 合戦終了後には武将の個別イベントが実装。豊富なイベントで今までのシリーズでは見られなかった合戦外での武将達の一面を見ることができる。
  • 「すれちがい通信」および「いつの間に通信」対応で、「すれちがい通信」では他プレイヤーとミニゲームで対戦可能。「いつの間に通信」では外伝シナリオや配信武器を受け取ることが出来る。

評価点

  • 武将切り替えシステムが大好評。
    • 当初は地味で煩雑な変更に思われていたが、蓋を開ければ「なぜ今まで採用されなかったのか」と言われるほどの快適なシステムであった。
    • 戦国無双シリーズは戦場で発生するミッションをこなして戦況を有利にしていくシステムだが、既存作では1人の武将で戦場を端から端まで振り回され、「お使い感」が強すぎるという批判が多かった*2。特に戦国無双3ではミッションだけでなく「撃破効果」も加わり、行動の自由を狭められ過ぎという批判が殺到した。
    • しかし、切り替えシステムで、操作武将でミッションを遂行しながら、非操作武将に移動指示を出して次のミッションに備えるなど、融通が利くようになり、適切に指示を出せば移動するだけの時間が大きく減少。ひたすら目の前の敵と戦うことも可能となった。
    • プレイヤーの移動スピード自体が全体的に上昇しているのも快適さの向上に繋がっている。後述の戦技と合わせれば馬に乗る必要すらなくなるプレイヤーも。
    • 切り替えや移動指示は下のタッチパネルで武将や地図をタッチするだけ。3DSならではの操作はメニューの呼び出しも不要で快適の一言。
    • 使いこなせばこなすほどプレイが快適になるので、自分の腕が上達したことを実感できる。
      • 切り替え直後はヒット数が途切れないので、交代連打でヒット数を伸ばす。皆伝中以外はほとんどキャンセルが可能なので奥義を発動→交代で緊急回避+練技ゲージを溜めつつ無双ゲージを温存するといった荒業も可能。
      • また練技ゲージが最大になると強制的に皆伝になる(練技ゲージが0になる)問題も擬似的だが解消に成功している。
    • また、操作が苦手な武将を得意な武将3人と一緒に出陣させるなど武将育成のやりやすさにも繋がった。
      • 取得した武器も出陣した4人で自由に振り分けられるため、重点的に育てることも可能。
    • さらに、この切り替えシステムをシナリオ演出としても使用させる「関ヶ原の戦い(西軍)」は今作屈指の名場面とする声も多い。
  • 戦略性が増したことによって、ただ敵をなぎ倒すだけのゲームではなくなった
    • 味方に指示を出すことが出来るが、共闘感が非常に高くなったと好評。
    • 武将によって能力や戦技(後述)が違うため、味方をどう配置してどう戦わせるか頭をひねる場面もあり、「単調な草刈り」ゲームではなくなった。
  • 『3』で新登場した練技ゲージに新たな活用方法として「戦技(せんぎ)」が登場
    • 操作武将によって持っている戦技が違い、「攻撃力を上げる」「味方全体の体力を回復する」「敵の士気を下げる」など戦局全体に効果があるものも多い。
    • これにより練技ゲージを従来の個人アクションに使うか、味方全体を有利にするために使うか、戦況を見ながら選択できるようになった。
    • また特定の武将同士でのみ発動可能な戦技も存在する。中には4人とも特定武将の場合のみ使える強力な戦技も。
    • 結果としてキャラクター間の格差が大幅に縮まっており、ほぼ全てのキャラクターが何かしらの強みを持つようになった。
  • 「士気」の概念が復活し、味方の敗走率が減った。
    • 戦国無双3では「士気」の概念が消えており、味方が簡単に敗走しプレイヤーを悩ませた*3が、その反省を生かして、士気ゲージが復活。
    • 敵の士気が高い場合、マップ上に敵の能力が高くなる「強化エリア」が出現する。強化エリアでは敵を倒すことが難しくなる。ミッションをこなして敵の士気を下げることによって強化エリアは縮小される。
    • 時間をかけて敵を強化エリア外に誘導して安全に戦うか、手早くミッションを済ませるためあえて強化エリア内で戦うかなどの駆け引きも楽しめる。
    • 最高難易度の強化エリアでは雑魚武将どころか雑魚兵ですら囲まれると致命傷になりうるほど。より慎重なプレイが求められる。
  • 上述のとおり、2GBのROMを使った武将ごとの会話イベントが多彩。
    • イベントは全てフルボイス。しかも今作のために録りおろしたもの。全武将に10前後のイベントがあり、選択肢はもちろん主人公の性別で会話内容も微妙に変わるなど、下手なアドベンチャーゲームよりも充実した内容で2GBものROMを余すところ無く使い切った。
    • イベントの内容も実際に伝わっている逸話や伝承に基づいたものからコミカルなものまで幅広く揃っている。
      • これまでは戦場での活躍しか見られなかったが、記録にも残っている伊達政宗の食通ぶりや、関ヶ原で改易後大名復帰までを描いた立花宗茂など、武将たちの日常にスポットが当てられた。
      • 毛利元就や竹中半兵衛による桶狭間の戦いや長篠の戦いをガチに考察した、歴史ファン向け濃い目のイベントもある。
    • 脇役で出てくるモブ武将も当然ながらボイスつき。浅井長政の忠臣・遠藤直経の熱演には「姉川で討ち取るのが忍びない」という声も上がった。
      • 他にも、父・信長の喋り方を中途半端に真似てるバカ息子織田信雄や、史実で無口だったのを再現したのかほぼ一言しかしゃべらない上杉景勝はプレイヤーに濃い印象を与える。
    • 一度見たイベントはメニューから何度でも閲覧可能な親切設計。すべての選択肢が楽しめる。
  • 「クロニクル(年代記)」の名のとおり、基本的には史実に忠実な流れとなっており歴史ファンを喜ばせた(ただし例外あり)。
    • 1546年の河越夜戦から1615年大阪夏の陣までを、オリジナル主人公の目を通して駆け抜けていくという戦国無双シリーズでは初めての試みは高評価を得た。
      • 主人公はいわゆる「名無しの無口主人公」で、年代によっては歴戦の勇士と一目置かれたりするが、イベントの選択肢以外ででしゃばったりすることはない。
    • 雑賀孫市が「伏見城の戦い」で西軍についたり、関ヶ原では西軍だった立花宗茂が大坂の陣では徳川方に付くなど、細かい点も史実に即したシナリオになっている。
    • さらに戦国無双シリーズに登場したことの無い「有岡城の戦い」「厳島合戦」「第三次川中島の戦い」が登場。また「四国征伐」も2猛将伝以来の復活。
    • 非エンパイア系では初めて上杉景勝や斎藤龍興といったモブ武将も特定の合戦限定で使用可能。成長要素はないが、敵武将との会話イベントなどもしっかり作られていて楽しめるため、モブの武将の影が濃くなったといえよう。
    • 一方で外伝シナリオは阿国歌舞伎団vs義元蹴鞠団や独身武将が伝説の恋の花を求めて争奪戦など、いい意味でアホなシナリオも搭載。
  • 武器強化のやりこみ要素が熱い
    • 武器強化システムを戦国無双3の技能追加ではなく、攻撃や防御といったステータスそのものを強化していくChronicle独自の仕様を採用。
    • 従来はレア武器が一般武器に比べて強力なため、最終的に一般武器の必要性は薄かったが、今回はプレイヤーが最高の逸品ALL99を作ることが可能*4
    • ステータスが10個の中から6個、属性は5個の中から2個しか付けられないので、同じALL99でもプレイヤーの個性やスタイルが大きく反映される。
    • また細かい点ながら、敗戦時にもそれまで取得した武器アイテムが得られる。
      • これにより、難易度地獄のクリアは無理でもアイテム箱だけ開けて強い武器が取れるなど、初心者救済策として嬉しい仕様。
  • 「すれちがい通信」では自作の武器を配信/受信できる。運がよければ強力な武器を得ることも。
    • 武器はあくまで自力作成!というこだわり派の人でも、武器作製の軍資金に売り払ったり合成の素材にしたりできるので非常に役立つ。
  • いつの間に通信を使ったシナリオ配信があり、長い期間楽しめるようになっている。出遅れても次の配信に間に合えば、過去分のシナリオはちゃんと解放される。
    • 「週刊天下統一」という小ネタメールも配信されており、戦国時代に関するうんちくや3D対応の一枚絵など、細やかながら心くすぐるものがある(現在は配信終了)。
  • 元々サウンドに定評があるオメガフォースなだけあって、BGMはイヤホンがなくても非常に美しい*5
  • 随所に挿入される3D対応ムービーが美麗。長篠の戦いでの「柵の向こうから画面手前に向けられる無数の鉄砲」の演出などが評価が高い。

問題点

  • 敵の表示数が少なく、若干爽快感に欠ける。
    • 特にPSP版『無双OROCHI』では据え置き並のワラワラ感があった為、不満に思うファンが多い。
    • 無双シリーズではあるが、1000人斬りは狙わないとかなり厳しいレベル。
      • 前述のとおり、従来より斬り結んでる時間が長くなっているため、ゲームバランスとしては適切な量と言える。
    • ステルスがひどい。表示数が多いからというより描画が追いついていないのか小MAPには表示されているのに画面には出てこない。特に馬に乗って移動しているとその場に止まらないと敵が画面に表示されない事がよくある。
      • 2011年6月7日の3DS本体の更新で、描画関連の難点は多少改善された模様。もともと短かったセーブロード時間もさらに短縮された。
  • そもそもベースが評価の良くない『3』なので、効果音のしょぼさ、強すぎるヒットストップなどそのままである。
  • 非操作武将への指示が移動指示(場所または敵武将を指定)しかなく、待機指示ができない。
    • 移動完了後は武将の判断で行動してしまうため、せっかくミッションに備えていたのにどっかに行ってしまうことも。
    • 「移動する敵武将を阻止しろ」系のミッションに指示を出していても、割と素通りされてしまう(そこまで自動でやると万能過ぎてしまうが)。
    • 味方の特殊技で回復させるのが難しい。
  • 武器に付加する属性の格差
    • 今作で武器に付けられる属性は「紅蓮」「烈空」「閃光」「凍牙」「修羅*6」があるのだが、「雑魚即死かつ武将には割合ダメージを与える」修羅が武将・ステージを選ばず非常に優秀、次いで「相性の良い武将だとチャージ攻撃で浮かせることにより相手をハメ殺せる」閃光、「相手を硬直させ攻撃が多段ヒットし火力が大幅に上昇する」凍牙の2つが強い属性となり、大半の武将は武器強化で最強武器を作成する場合、付加属性が「修羅+(閃光or凍牙)」といった事態になりやすい。
    • 「スリップダメージによる劣化修羅」の紅蓮、「ガード中の敵にもダメージを与えるが与ダメが難易度に依存するため高難易度では価値が薄い」烈空は上記3つに比べると影が薄く、空気になりがち。
    • 例外的に閃光・凍牙両方と相性が悪い幸村、凍牙と相性が悪い半蔵は紅蓮を採用する価値があるが数えるほどしかおらず、烈空に至ってはまず入れる価値が無く、三國2猛将伝同様やはり空気になりがち。
  • クロニクル(年代記)の名前通り1人の主人公の目を通して戦国時代を最後まで駆け抜けるという設定の為、武将ごとの個別シナリオがない。
    • 人によっては難点ではないかもしれないが、ナンバリングのシリーズのように数多くのシナリオを見たいというタイプの人は注意。
      • 単なる数合わせの合戦を用意したり、同じ戦いに何度も参加させられる必要が無くなったので評価点とする声も。
    • ストーリーが関東三傑→信長→秀吉→家康の流れになるため、相手視点で戦いに参加できない*7
      • オリジナルの主人公の視点での戦国という制約上、彼方此方と所属勢力が変わっては不自然であり、仕方ない所はある。
    • いつの間に通信で配信されている外伝シナリオには特定の武将をピックアップした合戦もある。
  • ストーリーがこれまでのシリーズ作品に比べてかなり史実寄りになっているにもかかわらず、武田家は相変わらずオリジナル設定が多すぎる。
    • 史実では7才の時に信玄が死去しており、そもそも信玄と面識があったかどうかすら怪しい「真田幸村」や、信玄に仕えたと言う証拠が本人の自称以外に一切無い上、1570年代には筒井家に仕えていたとされる「島左近」に加え、史実で信玄に仕えていたとされるくのいちの望月千代女と講談「真田太平記」において幸村に仕えていたくのいちの要素をミックスさせたキャラだとファンから言われている「くのいち」以上3名が信玄を除く武田家のプレイアブルキャラクターであり、史実における武田四名臣を初めとする名将たちは全員モブである。
      • これらのオリジナル設定は1作目『戦国無双』から徐々に設定を追加しながら続いてきたものであり、彼らのファンの事を考慮して設定を変えなかったという理由もあるのだろうが、クロニクル(年代記)の名を冠する本作においてはきわめて不自然、不適切であるとしか言いようが無い。
  • 武将間で新要素「戦技」の格差が大きい
    • 練技を消費して無双ゲージを回復する戦技を持っている武将が非常に強力。無双乱舞中は練技ゲージが貯まりやすいため、無双回復戦技→無双乱舞発動が自己完結でループできてしまう。
    • 戦闘の経過時間を遅くする戦技も需要が高すぎる。ミッション「○分以内に達成せよ」という制限時間を実質2~3倍に延長してくれるため、敵が硬くなる終盤の高難度ミッションには必須とまで言われる。
      • ミッションによっては、さらに短い時間で達成すればボーナス追加というのもあるため、稼ぎプレイにも需要が高い。
    • 慣れないうちは上記の戦技を持つ武将が出撃枠を埋めてしまうことが多いため、成長格差が広がってしまうことが多い。
  • 武将ごとに友好度が存在するが、合戦でそのキャラを倒すと友好度が下がってしまう。
    • 普通にプレイする分には問題ないが、稼ぎのいい戦場を何度も繰り返すと同じ武将を何度も倒すため、後から友好度を上げるのが面倒になる。
      • ただし、一緒に出撃すれば撃破で下がる分よりも大幅に友好度が上がるので目に見える程ガクンと下がるわけではないが。
  • マルチプレイ非対応。マルチプレイ向きなシステムでありながら友達や家族と一緒にプレイできないのは残念。
  • 主人公の髪型や顔、声がエディット出来ず、服装のバリエーションも少なめ。
    • ゲームの核を担うプレイヤーの分身なのに弄れる幅がほとんど無いのは痛い所*8。代わりに友好度を上げた武将の武器とモーションを使える。ただし風魔小太郎の武器だけは使用できない*9
      • ちなみに風魔小太郎以外のモーションは主人公の性別に関係なく使用することが可能。そのため、男性主人公にお市や阿国のモーションを使わせたり、女性主人公に福島正則や本多忠勝のモーションを使わせるといった遊びもできる。
    • また性能面だけ見れば、不遇の通常攻撃タイプ&リーチの短い女主人公を選ぶ理由が無く、走りながら銃を乱射できる男主人公一択になりがちである。
  • 戦闘中の3D表示が少々微妙。当然個人差はあるが、上手く3Dボリュームを調節しないと画面がブレやすい。
    • これに関しては開発陣も認めており、「3Dを使った遊び方は次への課題にしたい」と語っている。
  • ムービー音声に音飛びが発生する。
    • 宝物庫のムービー全種で確認されており、オープニングも例外ではない。ゲーム自体に支障はないものの、エンディング等の感慨深い場面が音飛びにより台無しになってしまう。
    • 初期3DSではたまにブツブツとノイズが入るようなものだが、New2DSだと頻繁に音声が乱れてしまう為とても観れたものではない。
    • 原因は不明のままだが、次回作『Chronicle 2nd』で解決している。
  • ストーリー説明や会話イベントなどが初見では飛ばせないのが、アクションゲーム重視の人にはやや不評。
    • たまに入るムービーも同じ。仕方ないのでしっかり聞きましょう。
  • 台詞やログの蓄積が非常に長い
    • ミッションを重視する本作においては致命的である。ただしミッション自体はクリア条件を満たせば、台詞などで時間制限が過ぎてもクリアしたことになる。
      • ただ今作のミッションは特定の条件を満たすとボーナスとして資金や武器などが手に入るが、特定の時間内での達成が条件となっているボーナスは時間の判定がミッションクリア時ではなくミッションクリアの表示が出たときとなっているため、会話などでミッションクリアの表示が出るのが遅れると時間内にミッションクリアしたはずなのにボーナスがもらえない、といった事態が起こりやすい。
    • さらに今作は台詞をスタートボタンで停止させても飛ばすことが出来ないため、他作品よりかなり劣化している。
      • 一応中断セーブを繰り返して台詞を飛ばすか、戦技発動時は台詞が進むのでそれで対処可能。ただし連発しないと効果が薄く、特定キャラで戦技の「開眼」を使わないと連発は難しい。
  • 武将切り替えは味方が遠くにいるほど効果が大きいが、終盤でボスなどに集結すると意味が薄い点
    • 前述の奥義キャンセルが使えなくなるだけならまだいい。難易度「地獄」にもなると操作していないプレイヤーはボスに止めを刺せないのもあってプレイヤーがボスに集結している際には、敵によって瞬殺され敗北といった理不尽な現象が起こりやすい。
      • このため敵大将に挑む際は味方を隔離しなければならないが、待機させることが出来ないのでいちいち隔離を繰り返さなければならない。
  • 『2 Empires』であった、3~4人以上で放つ無双連携奥義は存在しない。
  • 「すれちがい通信」(合戦)で得た武器は、そのまま入手できるわけではなく、何らかの戦場に赴いたうえで、雑魚敵小隊の「荷駄頭*10」を撃破する必要がある。
    • しかも、1回の出撃で1本しか手に入らないため、数が少ないうちはともかく、5本6本とたまっていると、消化するだけでだんだんと億劫になってくる。

総評

前評判とは裏腹に蓋を開けてみれば、戦国無双3での批判点を3DSの機能をフル活用して見事に改善。これまでの無双をやりこんで飽きた人ほど、細かな違いや快適さがはっきりと分かり、高評価を得ることとなった。
その結果、苦戦気味の3DSロンチタイトルの中ではレイトン教授やnintendogsに次ぐ売上を達成。現在も口コミでじわじわ売れているとか*11

続編

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最終更新:2024年03月15日 11:12

*1 3人1組のチームを組むOROCHI方式ではなく、4人それぞれが戦場に存在し、操作していない3人には移動指示が出せる。

*2 任天堂HPの「社長が訊く」第2回で鯉沼プロデューサー自ら移動中の間延びしてしまう時間が問題となっていることを挙げていた。

*3 味方総大将が奇襲により雑魚に囲まれて敗走してしまい、ゲームオーバーになることもザラだった。

*4 レア武器はステータス80~90台で高レベルの属性付きだが、それ以上強化出来ない。

*5 『Chronicle』の新曲の一部は『3 Empires』にも収録された。また、関ヶ原など、一部のBGMが今作用にアレンジされている。

*6 それぞれ三國無双における「火」「風」「雷」「氷」「斬」の属性に該当すると思って頂ければいい。

*7 姉川の戦いの浅井朝倉軍、三方ヶ原の戦いの武田軍など。最終章のみこれまで通り東軍西軍、徳川豊臣の両サイドの戦いが用意されている

*8 もっとも、アクション重視の人なら問題ないと思われる。

*9 『3』を含めたシリーズ過去作でも使用不可。腕を伸ばしたりする面妖な体術を使うため、主人公(特に女性)が使うにはそぐわないと思われる。

*10 すぐに出てくるわけではなく、大体合戦の中~後半に現れる。出現アナウンスあり。

*11 同月には『戦国無双3Z』と『3 猛将伝』が発売されており大奮闘したと言える。