【だいにじすーぱーろぼっとたいせんぜっと はかいへん/さいせいへん】
ジャンル | シミュレーションRPG | ||
対応機種 | プレイステーション・ポータブル | ||
メディア | UMD 各1枚orダウンロードソフト | ||
発売元 | バンダイナムコゲームス | ||
開発元 | B.B.スタジオ | ||
発売日 |
〈破界篇〉UMD版:2011年4月14日 / DL版:2012年3月8日 〈再世篇〉UMD/DL版:2012年4月5日 |
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定価 |
〈破界篇〉通常版:7,329円 / SPECIAL ZII-BOX:7,854円 〈再世篇〉7,330円(全て税込) |
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レーティング | CERO:B(12歳以上対象) | ||
廉価版 | PSP the Best:2014年2月20日/各2,880円 | ||
判定 | 良作 | ||
スーパーロボット大戦シリーズ |
新シリーズ始動と謳われていた『スーパーロボット大戦Z』(以下「前作」)の続編にして、PSP初となる完全新作スパロボ。
略称は、全体を指すときは「第2次Z」または「2Z」「ZII」。個別に指すときは「破界篇」「再世篇」。
『COMPACT2』以来の分割構成の作品であり、またプラットフォームがPSPに移った事や前作の豪華な設計や癖の強さなども相まって、今作にも発売前より注目が集まっていた。
参戦作品が派生作品を含めて破界篇全34作品・再世篇全40作品という過去最大のボリューム。
+ | 参戦作品一覧 |
新規参戦枠として、ほぼ確実視されていた『機動戦士ガンダム00』や『コードギアス 反逆のルルーシュ』、機体の性能的にスパロボ参戦は厳しいと言われていた『地球防衛企業ダイ・ガード』、そして版権的に絶望とまで言われていた『天元突破グレンラガン』、根強いファンを持ちながら同様に版権問題が噂されていた『装甲騎兵ボトムズ』シリーズが参戦し、ファンを歓喜させた。
再世篇では『太陽の使者 鉄人28号』『マクロス ダイナマイト7』が新規参戦している。
また『劇場版マクロスF』も新規参戦しているが、本作の時点ではごく一部の設定や機体が登場するだけでほぼいるだけ参戦。
その他にも、近年は『Endless Waltz』ばかり参戦していた『新機動戦記ガンダムW』が数年ぶりのTV版前期からの参戦、『六神合体ゴッドマーズ』や『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』は初めての声付き参戦となった。また『GC』『XO』以来となる『無敵ロボ トライダーG7』が登場した事で、既存組の『無敵超人 ザンボット3』『無敵鋼人 ダイターン3』と合わせてスパロボ史上初めて「無敵シリーズ」が一堂に揃う事となった。
そして、前作からの続投組は一部を除いてほぼ全作品が参戦。参戦できなかったのは今作の作品(『真マジンガー』や『真ゲッター』、劇場版『エウレカセブン』)との兼ね合いが難しかった『マジンガーZ』『グレートマジンガー』『UFOロボ グレンダイザー』『ゲッターロボG』『交響詩篇エウレカセブン』のみである。
シナリオ関連
オリジナルキャラクター関連
システム関連
グラフィック・BGM・演出関連
新規参戦作品はいずれも人気作で、それ故に本作も発売前から大きく注目されていた。また、前作である『Z』は独特で人を選ぶ側面も持っており、さらなる改善も期待されていた。
携帯機への移行に際する細かな難点こそ見受けられたものの、親しみやすいオリジナルキャラ、程よいゲームバランス、クロスオーバー・if要素の多いシナリオなど全体的に高いレベルでまとまっており、より万人受けしやすい作品となった。
分割作品ではあるが、単体でも従来のスパロボに匹敵するボリュームを備えているため、遊びごたえも十分である。
*1 元々他の市民と同じく『OGs』のモブキャラのグラフィックを流用したキャラだが、『再世篇』ではキャラクター辞典にも登録されるようになるなど大出世を果たす。