機動戦士ガンダムSEED DESTINY
【きどうせんしがんだむしーどですてぃにー】
ジャンル
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対戦格闘アクション
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対応機種
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ゲームボーイアドバンス
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発売元
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バンダイ
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開発元
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ナツメ
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発売日
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2004年11月25日
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定価
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5,040円(税込)
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判定
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良作
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ガンダムゲームリンク
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概要
アニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY(以下「DESTINY」)」を元にした2D格闘アクションゲーム。
実際は北米で発売された『Gundam Seed Battle Assault(以下「北米版」)』に「DESTINY」の機体・キャラを追加した作品であり、SFCの『新機動戦記ガンダムW Endless Duel』、PSの『ガンダム・ザ・バトルマスター』シリーズの最後の末裔である。
そのため、「SEED」と「DESTINY」の両方から機体・パイロットが登場している。
特徴
ゲームシステム
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プラットフォームの関係上ボタン数が少ないのでAがバルカンなどの遠距離攻撃、Bがパンチやビームサーベルといった格闘攻撃に割り振られている。また、他の格ゲーのように技に強・弱の区別がない。
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そのため技が少ないかと思いきや、十字ボタンの入力と組み合わせることで多彩な技が出せる。ニュートラル格闘、キー入れ格闘、キー逆入れ格闘、しゃがみ格闘、斜め下格闘と現在の格ゲーのコマンドはほぼ網羅している。
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これらの格闘は当然のようにチェーンコンボ可能なので爽快感もなかなか。さらにニュートラル格闘とキー入れ格闘でコンボ先につながる技が変化する本格仕様。当然必殺技での〆も可能。
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ニュートラル格闘では敵をカチ上げるので空中に追撃できるが画面端でないとつながらない、逆にキー入れ格闘は相手を横に吹き飛ばすのでビームライフルで追撃するのがセオリーだが画面端に近いと追撃が間に合わない…というように相手の位置によってコンボも変える必要がある。
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格闘ゲームながら、難しいコマンド入力の不要な操作方法が選べる。もちろん通常のコマンド入力で技を出す操作もあるので、腕に自信のある人はそちらも選べる。
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移動手段もスラスタージャンプ、ダッシュ、ステップを完備。携帯機ながら圧倒的なスピード感を誇る。
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特にスラスターはゲージの続く限り8方向入力および滞空が可能なので、空中戦も熱い。
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空中でのみ受け身が取れる。その代わり従来作にあったダウン追撃や投げは搭載されていない。
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ガードキャンセルもしっかり搭載。カウンターのほかにスラスターで逃げることもできる。特にガードキャンセルスラスターは画面端にいるとき限定で前に移動できるので、間合いを詰めたり相手の背後に回り込めたりできる。
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ガードされたら即ガードキャンセルスラスターで切り返される可能性があるので、画面端に追い詰めても油断できず緊張感のある戦いを楽しめる。
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ラウンド中には「バーサーカー発動」が可能。発動すると攻撃力が上昇し、超必殺技が使えるようになる。なお発動できるのは地上にいるときのみで、一度発動すれば効果はラウンド終了まで持続する。
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最大の特徴は「ダウン以外のあらゆる動作に割り込める」こと。コンボの途中で発動してコンボリセット&超必殺技で〆といった攻撃型の使い方もできるし、コンボでボコられている時に発動して強引に脱出するといった防御型の使い方もできる。
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ただし、発動はラウンド中で1回だけ。さらに発動中はPSゲージ(後述)が減っていくため、使いどころはしっかり見極めないといけない。
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超必殺技も1ラウンド1回限り。ほとんどの技が体力の半分近くを奪うほどの威力をもつが、外したりガードされたりしたら目も当てられないのでコンボに組み込むのがセオリーとなる。
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本作では体力の他に「PSゲージ」と呼ばれるエネルギーゲージがある。フェイズシフト装甲を持つ機体はこのゲージを消費して実弾攻撃のダメージを軽減する。また、一部のビーム系必殺技を使っても消費される。
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ゲージが0になると原作同様に「フェイズシフトダウン」を起こし、防御力が下がるほかビーム攻撃の威力も低下してしまう。なお、もともとフェイズシフト装甲を持たない機体は最初から実弾に対しての防御力が低い代わりにゲージが0になっても防御力も攻撃力も低下しない。
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ちなみに、フェイズシフト装甲を持たない機体は総じてコンボ能力が異様に高い。そのため、フェイズシフト装甲を持たない機体は「攻めているときは強いが、守りに回ると脆い」傾向の機体と言える。
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なおPSゲージは基本回復しない。何も考えずに攻撃しているとあっという間にフェイズシフトダウンを起こすので、無駄撃ちは極力避けたい。
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機体のパラメータを調整できる「OSセッティング」も搭載。
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調整できるのは体力、PSゲージ、スラスターゲージで、それぞれ50%~150%の範囲で自由に振り分けられる。ただし、体力やPSゲージを増やすとスラスターゲージが減る、逆に体力やPSゲージを減らすとスラスターゲージが増える…と全てのパラメータを高めることはできない。
評価点
多彩なゲームモード
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いわゆるアーケードモードに当たるメインモードの他、タイムアタック、サバイバル、対人戦闘、CPUと戦えるフリーバトルと多彩なモードを搭載しており、やり込みがいがある。また、条件を満たすことでオリジナルの北米版もそのまままるごと遊べるようになる。
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また、トレーニングモードやコンボの練習ができるチャレンジモードも搭載しているので初心者も安心。
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他にメインモードなどをクリアすることで得られるポイントを使って機体やキャラ、ステージなどを追加できるショップもある。
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ショップの店員は基本ラクスだが、たまにカガリに代わったり(この時はショップに出てくるラクスの衣装を変えるアイテムが無意味になる)さらに低確率でアズラエルが店員になるときがある(アズラエル出現後のラクスの台詞によるとラクス本人から頼まれたらしい、アズラエル本人はショップを乗っ取ろうかとも考えているとか)。この時はフリーダムやジャスティスといった使用条件が厳しく強力な機体をボッタクリ価格で売ってくれる。
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なお、アズラエルが売る機体は全て条件を満たせばタダもしくは遙かに安い値段で手に入るので、どちらかと言えば「どうしてもガチで入手できない人のための救済措置」という意味合いが強い。さらに該当機体にカーソルをあわせると正式な入手条件のヒントも出してくれることも考えると、ずいぶん良心的なアズラエルである。
機体数
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デフォでは「SEED」から6機、「DESTINY」から6機。ショップで買える機体が6機、条件を満たすことで入手できる機体が6機の合計24機。
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さらにパイロット違いによる機体が3機あるので、実際は27機とかなり多い。
+
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中には…
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本作の機体は「SEED」および「DESTINY」から出演しているが、実は隠し機体の中に「SEED ASTRAY」のレッドフレームとゴールドフレーム天(アマツ)ミナがある。
ブルーフレームは?
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特にゴールドフレームは、メインモードである条件を満たすことで裏ボスとしてプレイヤーの前に立ちはだかる。
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グラフィック
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GBAながら、グラフィックはかなり頑張っている。背景も状況によって変化するなど、かなり描き込まれている。
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一部例外があるものの、フェイズシフト装甲を持つ機体はフェイズシフトダウンを起こすと原作同様に鉄灰色に変わる。
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キラをはじめとして作中でSEEDを発動していたキャラがバーサーカーを発動すると「種割れ 」演出が表示される。しかもキャラ毎に色が異なるという芸の細かさ。
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さらに、ムウなどの一部キャラがバーサーカーを発動すればいわゆる「ニュータイプ音」と共に光が走る演出が入るなど、こだわりの演出は随所に見られる。
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余談だが、ボクサースタイルのイージス、居合い構えのガイア、キックボクシングスタイルのガナーザクウォーリアなど、一部の機体の構えが妙に格闘家っぽかったりする。
その他
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全てのキャラにボイスがあり、超必殺技使用時と勝利時に一言喋る。
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パターンは少ないが、GBAの作品であることを考えればボイスがあるだけでも十分だろう。
賛否両論点
難易度の高さ・システム面
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本作は従来作を遙かに凌ぐ激烈なコンボゲーとなっており、とにかくコンボを覚えないことには話にならない。
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CPUもかなり強めに設定されている。難易度ノーマルでも容赦なくキャンセルやコンボを繰り出してくるので、慣れないうちはあっという間に画面端に追い込まれて手も足も出せないまま沈められてしまうことも多い。
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ボタンの配置が独特なため、慣れないと押し間違えやすくコンボが途切れやすい。
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一部の隠し機体の入手条件が異常に厳しい。
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フリーダムを例に取ると「タイムアタックを10分以内にクリア」。これはトータルでの時間制限のため、全12戦最短24ラウンドを10分以内にクリアということであり、すなわち1ラウンド当たり平均25秒以内で勝ち抜かなければならない。当然機体ごとの相性もあるし負けたらその分時間をロスしてしまうので、時間内のクリアは至難の業。
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ちなみにカラミティの腹ビーム連射1本に絞ると大抵の相手をハメられるので簡単にクリアできる
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ただし上記のように、レッドフレーム入手後にSHOPに入店した時に1/10の確率でアズラエルが現れ、この時に限り隠し機体を各10000Pで購入できる。ボッタクリ価格だが条件を満たせない人のための救済措置と言える。
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同時収録の北米版の仕様について
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北米版の進行情報はパスワード管理。万が一パスワードを忘れてしまうと苦労が水の泡となってしまう。
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これはパスワードをメモるなどして対策するしかない。なお当然ながら実際の北米版ともパスワードが共有できる。
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逆に言えば、パスワードをネタバレで事前に知って使う等のズルをしてしまうことも可能。
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日本版には無かったストーリーモードが存在するものの、北米版を丸ごと移植しているため当然ながらメッセージ類は全て英語のまま。
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前述のように空中では受け身が取れるのだが、説明書にはなぜか受け身について記載されていない。
問題点
グラフィック・演出
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GBAのスペック故か画面のズームイン・ズームアウトがない。機体のサイズも大きめなので、思ったよりもステージが狭く感じられる。
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ほとんどの機体は普通にジャンプするだけで画面上端に到達してしまい、上方向のスラスターはほとんど意味がない。
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「SEED」勢の演出の細かさに比べ、「DESTINY」勢の演出の中途半端さが目立つ。
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インパルス以外のセカンドステージシリーズの機体はフェイズシフトダウンを起こしても機体色が変化しない(本来の色のまま)。
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また、本来SEED持ちのはずのシンがバーサーカーを発動してもSEEDの演出がない。同様に「DESTINY」のアスランも何故かSEEDの演出がない。
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原作でシンのSEEDが発動するのは本作の発売よりも後の話なので、ネタバレ防止の可能性が高い。
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本作は「DESTINY」のはずだが、システム画面などは「SEED」準拠。
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発売時期を考えれば「DESTINY」の情報がほとんどなかったとも考えられるので、仕方なかったのかもしれない。
総評
難易度こそ高いが、携帯機作品とは思えないほどの圧倒的なスピード感と爽快感を誇り、さらに携帯機に合わせて操作性も両立させた希有な格ゲーと言える。
ゲームモードや機体数も多く、北米版がまるまる一本入っているなどボリュームも十分で、「ナツメのガンダム格ゲーに外れなし」の言葉を裏切らない出来となっている。
惜しむらくはタイトルとは裏腹に「DESTINY」の機体・キャラが少ないことであり、ファンからはデスティニーやレジェンドといった番組後半の機体を追加した「完全版」の発売を望む声もある。
初代DSやDSLiteを持っているガンダム&格ゲーファンは「DESTINYだから」「ガンダムだから」といった先入観は捨てて、ぜひ一度手にとって頂きたい。
最終更新:2024年02月22日 21:42