SNATCHER

【すなっちゃー】

ジャンル アドベンチャー
対応機種 PC-8801mkIISR以降、MSX2
発売・開発元 コナミ
発売日 【PC88】1988年11月26日
【MSX2】1988年12月13日
定価 【PC88】8,800円
【MSX2】9,800円
備考 MSX2版はサウンドカートリッジ付属
判定 良作

概要

サイバーパンクアドベンチャーと称する名作アドベンチャーゲーム。
小島秀夫監督の映画的作風を確立し、またゲームデザイナーとしての名を知らしめた作品。 オリジナル版の他に、より完全版に近いと言えるPCEなど、いくつかの内容の異なる移植版が存在する(後述)。


ストーリー

1991年6月6日モスクワ・チェルノートン研究所において爆発事故が発生。
当時密かに開発中であった細菌兵器「ルシファーα」が大気中に撒かれる。
ルシファーαは風に乗り、各地へと飛散。その結果東欧諸国・ユーラシア大陸の80%が壊滅、人類の半数が死滅するという甚大な被害をもたらす。
後に「大惨事」と呼ばれるバイオハザードであった。

それから半世紀後の2042年。瀬戸内海に建設された巨大な人工島ネオ・コウベ・シティでは人類の危機とも言える異常な事態に直面していた。
謎の生命体、バイオロイドの出現である。国籍・目的・正躰不明。彼らは冬になると現れ、人を殺害、密かに本人とすり替り、社会に浸透していく。
人工の皮膚を纏い、汗をかき血を流すこともできる。オリジナルである本人との見分けはほとんどつかない。
彼らは人の身体とすり変わる(スナッチ)ことから「スナッチャー」と呼ばれた。

主人公であるギリアン・シードは、3年前妻ジェミー・シードと共にバイオハザードにより無人・中立地帯となっていた旧ソ連領を観測していたシベリア探索隊により発見・保護された。
だが2人には過去の記憶がなかった。その後ギリアンは軍に入り、社会に馴染んでいく一方で、ジェミーとはうまくいかなくなり別居してしまう。
やがて彼はかすかに残る記憶「スナッチャー」という言葉により過去と向き合うため特殊部隊での訓練を経て、対スナッチャー特捜班「JUNKER」(ジャンカー)へと配属される。
そしてその本部のあるネオ・コウベ・シティへとその身を投じる。


システム

  • オーソドックスなコマンド選択式のアドベンチャーゲーム。
  • 一部、ガンアクションがある。システムは単純で、3×3のマス目の中に現れる敵を撃つというもの。

評価点

  • 近未来都市ネオ・コウベ・シティでの、ギリアン・シードの活躍を描く。その物語はまさにハードボイルド。
    • 舞台も「サイバーパンクアドベンチャー」と称する通り、世界観は暗めで退廃的な雰囲気に包まれている。
    • これは映画『ターミネーター』及び『ブレードランナー』の影響による。小島監督自身も「特にブレードランナーに影響を受けた」と口にしている。
    • ただし完全なハードボイルドかというとそうではなく、パチンコ店のネオンで下ネタを飛ばしたり、同僚の娘にセクハラ紛いの行動をして家から叩き出されたり、暴飲暴食をした挙句代金を必要経費で落としたり*1といった笑えるネタも随所にちりばめられており、主人公ギリアンの持つ人間臭さを感じることができる。
    • 余談になるが、背景を利用した謎解きもあるので侮れない。
    • 前述した映画2作以外にも多くの作品のオマージュ、パロディが見られる。もっとも一部には著作権上問題があるようなものも見受けられる。
  • システムはコマンド選択式とオーソドックスだが、一部にガンシューティング的ミニゲームなど、単調にならないための要素も含まれている。
    • さらに必要のない行動は随時選択肢から消えるので、総当りするには選択が多すぎるという事はない。
  • グラフィックは描写も緻密で、退廃的な世界観によくあった見事なもの。またこの世界観を作り上げるため、ほぼ夜のシーンしかない。
  • 言うまでもなく、小島監督独特の映画的手法が本作でも発揮されている。
    • OPからEDまで、まるで映画を見ているかのような印象を受ける。EDにいたっては、まるで映画のスタッフロールのごとく延々10分以上もスタッフ名のスクロールが続く。
    • もっともEDに関しては、やや自己満足的とも言える。本作には、当然映画のような大人数が関わっている訳ではない。
      • そのため、職名こそ映画のように多いが、それらの担当者名は同じものばかりということに。
  • ストーリー、ロジック、演出共にさすが小島監督と言える秀逸なもの。
  • MSX2版は同梱のサウンドカートリッジ搭載されたコナミのカスタム波形メモリ音源「SCC」により、標準ではPSGが3音のみのところSCC音源の5音をプラスして非常に豪勢な音楽が奏でられる。
    • SCC音源はチップの特性上、音色が金属的になりやすい(倍音が多い)が、逆にそれがサイバーパンクな雰囲気にマッチしている。
    • 余談だが、このSCC音源は『沙羅曼蛇』などカートリッジで提供されるゲームにも搭載され*2、MSXゲームのなかで音楽の良さについてひときわ異彩を放っていた。
    • また、この付属カートリッジは同社の別作品で利用された実例もある*3*4*5

問題点

  • 以降の小島監督作品にも見られるように、モチーフとした映画の影響がやや…というよりもかなり強い。これをオマージュと見るかパクリと見るかは意見の分かれる所である。
    • 監督へのインタビューで語っていることだが、世界観やメインストーリーを『ブレードランナー』をベースにし、主人公ギリアンのモチーフはメル・ギブソンから、妻ジェミーは『地上最強の美女バイオニック・ジェミー』の主人公、リンゼイ・ワグナーの演じるジェミー・ソマーズから取っている。
    • 1955年に、アメリカの作家ジャック・フィニィが「人間に成り替わる謎の存在の脅威」を描いたSF小説『The Body Snatchers』を発表している。
    • この小説は本作の発表前に2回映画化されている著名な作品である*6。本作と内容まで似ているわけではないが、現代であれば著作権騒動が起きてもおかしくはない。
  • 残念なことに、ストーリーは未完のまま終わる。その続編はADVとしてPCで作られることはなかった*7
  • 首無し死体や蛆虫の湧いた腐乱死体など、かなりきつい描写があるので苦手な人は要注意。特に後者は、当時としても発売できたのが不思議なくらいである。
  • 日本が舞台なのに日本人が全く出てこないのは、果たして日本が舞台という事に意味があるのかということを考えさせられてしまう。

総評

小島監督の評価と、その後の作品の方向性を決定付けた作品。小島監督は元々映画監督を志望していたが、それをゲーム上で具現化したものが本作と言える。
当時ゲームとしてSFそのものは珍しくないものの、映画的な面も含めその緻密な作りは他とは一線を画していた。まさに映画を見ているかのような作品である。


余談

  • 先述の通りPC88/MSX2版は未完のまま終わっているが、MSX2ではストーリーが完結した作品が出ている。
    • その名も『SDスナッチャー』で、キャラがSD化されジャンルもRPGに変更された。物語の展開もそれなりに差異があるが、シナリオはPCE版よりも濃密である。
    • 全般的にはちゃんとRPGなのだが、終盤に物語の黒幕に近いキーパーソンとなる人物が本作では語られなかった様々な背景を語る場面がある。
    • その長さがなんと30分以上。本家のADVよりもはるかに長いシーンで一気にネタバレとなってしまっている点は賛否両論でもある。
    • 後に「涼宮ハルヒの憂鬱」のOP・ED曲をはじめとするアニメソングの作詩・作曲で名を馳せる畑亜貴のデビュー作が本作のサウンドトラック集「パーフェクト・セレクション スナッチャー&SDスナッチャー」に収録されている歌「夕焼けにせかされて」である。
  • 今や小島プロダクションの看板シリーズとなった『メタルギア』シリーズに登場する兵器「メタルギア」だが、本作でも主人公の業務サポートを行う小型の二足歩行ロボット「メタルギアmk-II」として登場している。
    • なお、『SDスナッチャー』ではメタルギアmk-IIに代わり、さらに小型で手のひらに乗るほどになった「プチメタル」が登場する。
  • サウンドトラックのスタッフコメントに「当時コナミへの入社希望理由の大半が『グラディウス』と『スナッチャー』だった、と言えるほど」評価された、とある。
  • 1995年に同社がアーケードレースゲームとして出した『スピードキング NEO KOBE 2045』は本作と世界観を共有している。
    • タイトルの通り、『スナッチャー』から3年後の世界となっている。
  • 小島本人はPC88でのみ作成するつもりでいたが、会社側から「PC88だけだと本数が出ないかもしれないからMSX2版も作れ」と言われてMSX2版も作ることになった。
    • しかし小島はMSX2に横512ドットのモードがあることを知らなかったため「『メタルギア』と同じ解像度でどう作ればいいんだ」と暫く悩んだという。
  • タイトルは「JUNKER」にするつもりだったが、MSXで『雀華(じゃんか)』という麻雀ゲームが発売されていて商標が取れそうもないことから断念された。
  • 海外版は発売されていないが、MSX2版については有志によって作られた英語・ポルトガル語・韓国語のパッチが存在する。

SNATCHER(PCE版)

ジャンル アドベンチャー
対応機種 PCエンジン スーパーCD-ROM2
発売・開発元 コナミ
発売日 1992年10月23日
定価 7,800円
判定 良作

概要(PCE)

オリジナル版は話が未完のまま終わっていた*8が、それを完結させ、PCEへと移植したのが本作である。媒体はコナミとしては初となるCD-ROMであった。
副題(?)はCD-ROMに掛けて「CD-ROMANTIC」となっている。


PC88/MSX2版との違いと評価点

  • 説明書内にゲームの前日談となる描き下ろしコミックが収録されているほか、別冊で60ページにも及ぶ設定資料集が同梱されている。
    • 作中ではほとんど関係しない細部にわたってまで緻密に作られた世界観と設定に、作品に対する強いこだわりと愛が感じられる。
    • この設定資料集はパソコン版も説明書の巻末に反対側から読む形で収録されていた。それをCDのブックレットサイズに編集し直したもの。
    • ちなみにJUNKER本部のガウディでもある程度は参照することができる。
  • OPとEDが差し替えられている。PC88/MSX2版のOPはバラード調だったが、本作はジャズ調になっている。
    • またやたらと長かったEDは、さすがに標準的な長さとなった。もちろん双方ともすばらしい出来。
  • ガンシューティングの要素は元々あったが、さらに増加した。
  • CD-ROMの大容量を生かし、キャラクターにボイスをつけている。
    • 屋良有作氏(ギリアン)、小山茉美氏(メタルギアmk-II)、塩沢兼人氏(ランダム)、井上喜久子氏(ジェミー)など有名&実力派声優がずらり。
    • ただし、ボイスがある部分はすべて字幕無しなので、音を消してプレイすると何も分からなくなる。
  • PCE版をベースとして他プラットフォームにも移植されたが、事情により大幅な修正などが行われており、PCE版が唯一の完全版と呼べるものとなっている。
    • PCEの海外版であるTurbografx-16があまり普及しなかったこともあり、海外版としてSegaCDに移植された。当時は日本のメディア倫理が海外に比べてかなり緩かったという事情もあり、移植にあたっては海外で問題になりそうな部分が徹底的に変更・削除されてしまっている。
      • 制作は翻訳部分以外は日本人スタッフによるもので、ディレクターはモアイ佐々木氏が務めている。翻訳も海外版の『メタルギアソリッド』や『SILENT HILL』シリーズと同じ翻訳家が行っており、作風を壊すような翻訳にはなっていない。
      • 設定の大幅な変更やお遊び要素の削除という点から言えば劣化移植の部類だが、日本では説明書内の漫画でしか見られないギリアンがジャンカー本部へ赴くまでをゲーム内OPに追加や、EDにミカとカトリーヌが追加で登場するなど日本版よりも豪華になっている部分もある。
      • 台詞は全て海外俳優による英語音声になっている。またメタルギアmk-IIの音声がエフェクターを通したロボットボイスになっている。おちゃらけたシーンが修正されていることも踏まえてPCE版に比べて硬派な作りになっているという見方もある。
      • エンディングの空港の見送りシーンで、途中でミカとカトリーヌが合流してシナリオが追加されている、ギリアンがジェミーにミカとカトリーヌを紹介すると実は既にビデオフォンで頻繁に連絡を取り合っていて仲良しだった*9、ミカがギリアンに本庁の新しい局長に任命されたことを報告する、カトリーヌがジェミーにギリアンが不在の間は自分の家に同居することを提案する*10などのエピソードが語られる。
      • この他にもシナリオを翻訳したジェレミー・ブラスティンにビデオフォンで電話することができ、電話すると「君はいつも綺麗な女性を口説いているのに、僕はパソコンでひたすらセクシーな文章を入力しているだけだ」と愚痴られるという小ネタがある。実際に女性を口説くセリフは国内版よりもかなり過激になっている。
      • 独自の要素としてガンシューティングをリーサルエンフォーサーズに付属する光線銃で行うことができる。
      • 海外版は元々は『ナイト トラップ』のようなインタラクティブ型ゲームの製作が企画されたがオリジナルで作ると開発工数が膨大になることから『スナッチャー』を移植することになった。しかし膨大なテキストの翻訳で結局開発工数がかさむことになった。
      • 小島監督が『メタルギアソリッド』でブレイクする以前のソフトで元々の出荷本数が少なかったこともあり、特にUS版はeBayでとんでもない高値で取引されている。
    • PS/SSにも移植された。オリジナルスタッフが誰も関与しておらず、細かい部分での修正やメタルギアmk-IIによるシステム説明セリフの追加、一部シーン演出の変更、BGM差し替えや編曲、ACT2での迷路、ACT3中盤で戦闘の追加がされている。
      • 上記海外版での追加、変更された要素を元にしているが基本的に音声の新規収録がないため、冒頭のジャンカー本部への出向シーンはジェミーとの会話はなくBGMのみの新規ムービー、EDのミカとカトリーヌも喋らずただ居るだけなど取ってつけた感が目立つ。
    • PS版ではさらに残虐シーンにモザイクがかかる、カット変更でグロテスクさを抑える変更がある。
      • SS版のみタイトル画面前のオープニングムービーが追加された。
    • 前述の設定資料集はついておらず、説明書内にいくつかが抜粋されているのみである。
    • PS/SS版は海外版が発売されなかったので、製品化された英語バージョンはSegaCD版と欧州MEGA-CD版が唯一となる。
  • エンディングに登場するメタルギアmk-IIは、移植されたハードによってその形を変える。ファンならぜひ全ての形態を見ておきたいところ。
    • 上記の海外版ではグラフィックは同じながら北米版は「SEGA-CD」と、欧州版は「MEGA-CD」とセリフが使い分けられている。

問題点(PCE)

  • 完結編となるACT3だが、開始直後こそ謎解きでプレイヤーが関与できるものの、それ以降は『SDスナッチャー』同様、黒幕が30分以上延々と喋り続けるだけの展開となる。
    • 前述の通り字幕が無く、途中で一時停止することもできないため、必死で聞き取り続けなければならない*11。さらにその後エンディング、スタッフロールとノンストップで続き、解放されるのは約1時間後となる。
  • 内蔵音源のBGMが波形メモリ音源のため、CD音声のシーンから切り替わるとどうしてもチープさを感じてしまう。
    • ADPCMで再生される声優音声も音源自体の性能が原因と言えヒスノイズが乗って音質が悪いのが残念なところ。
  • メタルギアmk-IIの声がまんまアラレちゃんなのは好みが分かれるところ。
    • PC88/MSX2版は説明的な台詞回しが多くインテリな感じがあったので、PC88/MSX2版から入ったプレイヤーは違和感が大きかったかもしれない。

「完結」について

+ 若干のネタバレを含む

繰り返し「完結」と述べてきたが、本作のエンディングは「何もかもが解決し、すべての謎も解けてめでたしめでたし」というわけではない。
むしろ大きな謎が残り、その真偽は明かされずプレイヤーの解釈に委ねられるという形で幕を下ろす。
プレイヤーによっては後味の悪さが強く残るであろうこの「完結」には賛否が分かれそうである。

  • 「CD一枚分」という容量の都合でPC版と同じく大幅なカット・変更がされたため。
    • 本来の企画ではACT2と3の間に「アメリカ大統領選に関わるストーリー」と、ACT3(ED)以降に「シベリアに乗り込んでスナッチャー自動工場の壊滅」というシナリオがあった。

総評(PCE)

原作であるPC88/MSX2版は評価が高いとはいえ未完であったが、PCE版でACT3の追加によりファン待望の「完結したSNATCHER」となった。
通常では文章のみ、要所では音声によるムービーというCD-ROM媒体を生かした仕様、シリアスなメインシナリオ一辺倒ではなく寄り道によるコント調な隠しイベントを盛り込むなど楽しませる内容で今なお「SNATCHERはPCE版が至高」と言われる。
そのため、初めてはもちろん他機種版をプレイした人も機会があればプレイすることで新しい魅力を発見できるだろう。


余談(PCE)

  • 本作の発売に先駆けて、パイロット版(『スナッチャー Pilot Disk』)…いわゆる体験版が1,500円という非常に安価な値段で発売された。
    • これはCD-ROMが当時主流だったROMとは比較にならないほど製造コストが安価だったことから実現したことであり、大きな話題となった。
    • 作中でもこの存在について触れるメタ発言があり、買ったプレイヤーの笑いを誘った。
    • ゲーム冒頭部分が遊べる体験版がメインであるが、他にオリジナルの予告映像、設定資料集、山下章インタビュー、BGMシアターが収録されており、さらにこのソフトででしか使われてない声優音声が使用されており、1,500円にしては明らかに手がかかっているソフトである。
  • 同じく発売前に雑誌「PCエンジンファン」とのタイアップ企画で『スナッチャー・サウンドクリップ』というタイトルの8cmCDが応募者全員に無料で配られた。こちらも随分と気前のいい話である。
    • PCエンジン版のOP「One Night in Neo Kobe City」のフルバージョンの他、ミニドラマやショートコントなどが収録されている。
  • メタルギアmk-IIの声優は小島が「アラレちゃんでお願いします!」と熱望したことから小山茉美氏になった。
    • アラレちゃんなので当然ロボットボイスのエフェクターも通さず地声である。なお、アラレちゃんを希望したのは「ゲーム自体がドロドロした雰囲気になるのが嫌だったから」とのこと。
    • 他にはTARAKO氏も候補に挙がっており、仮にTARAKO氏になっていたら屋良有作とで「ちびまる子コンビ」が実現していた*12

その後の展開

  • 2011年に企画・小島秀夫監督、オリジナルスタッフであるキャラクターデザイン担当のヨシオカサトシ氏に加え須田剛一氏の脚本によるジャン・ジャック・ギブスンを主役にしたラジオドラマが小島監督公式WEBラジオにて配信された。その後サントラ・ドラマCDとして発売されている。
    • ギブスン役の声優は井ノ口勲氏から大塚明夫氏に変更されている。また、ナビゲーターロボットのリトルジョン役を小島秀夫監督が自ら演じている。
  • 2014年の小島作品『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』に、米軍基地の兵士になりすましたスナッチャー達を排除する追加シナリオ「ジャメヴ・ミッション」や、条件によってスノー・スギの花粉を使った演出が発生する「デジャヴ・ミッション」が収録された。
    • これにより部分的にだが、3Dグラフィックで描かれたプレイアブルな「スナッチャー」が現れた。ちなみに、プレイヤーは『メタルギアライジング リベンジェンス』の主人公である雷電として戦う。
+ タグ編集
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  • 1988年
  • PC88
  • MSX2
  • ADV
  • コナミ

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最終更新:2024年03月12日 18:34

*1 その後、局長に会いに行くとバレて怒られるというオチ付き。

*2 なお、後述のようにDTM音源としてSCC音源を用いたい場合に『スナッチャー』付属のSCC音源カートリッジを所持していない場合は、SCC音源を搭載したゲームカートリッジを改造してSCC音源カートリッジにするユーザーも多かった。

*3 MSX/MSX2用のオムニバスソフトである『コナミゲームコレクション』シリーズではこのカートリッジを挿した状態で起動するとBGMがSCC音源対応となるプログラムが収録されている。

*4 ただし、『SDスナッチャー』付属のSCCカートリッジではアドレス違いにより認識されないため、鳴らすには改造が必要。

*5 また、このSCCカートリッジをMSX上から制御する解析記事が発表されたことによりDTM環境をMSX上で安価に構築するユーザーも多かった(FM音源搭載MSX環境を用いた場合はPSG3音+FM音源9音+SCC音源5音の最大17音を出力可能)。

*6 映画2作の邦題は『ボディ・スナッチャー/恐怖の街』(1956年)と『SF/ボディ・スナッチャー』(1978年)。

*7 容量(当時はフロッピーディスク枚数)と製作期間の都合でACT3以降がカットされたため。

*8 上述の通り完結編にあたる作品は発売されている。

*9 ギリアンは「俺に隠れて悪口を言い合っていたのか」と皮肉を言う。

*10 ジェミー曰く「職場に近いので通勤も楽になって一石二鳥」とのこと。

*11 黒幕の声は低いうえにしゃがれているため、より厳しい。

*12 『月刊PCエンジン特別編集 スナッチャー公式ガイドブック』(小学館)P.107による。