AKB1/48 アイドルと恋したら…

【えーけーびーふぉーてぃーえいとぶんのいち あいどるとこいしたら】

ジャンル 究極の恋愛妄想ゲーム




対応機種 プレイステーション・ポータブル
発売元 バンダイナムコゲームス
開発元 アートディンク
発売日 2010年12月23日
定価 通常版:5,229円
期間限定生産版:7,329円
初回限定版:10,479円
Premiere Special Pack:36,729円
判定 なし
ポイント コンセプトはバカ、中身はマジ
ファン心理は難しい


概要

AKB48の主要メンバー48名全員が「あなた(=プレイヤー)」にガチラブな状態から始まる、ある意味革新的にも程がある恋愛ゲーム。
ハーレムゲーではなく、目当ての一人になるまで延々と他の娘をフッてフッてフりまくるというとんでもない作品。
AKB48のコンセプト「会いに行けるアイドル」に対して、本作のコンセプトは「いつでもどこでも会えるアイドル」。

特徴

  • 破壊力抜群の妄想設定
    • 「アイドルみんなが俺を大好き」という中学生の妄想のような発想を、そのままゲームにするというナイス度胸。
    • しかし作りは至極真っ当で、「バカなコンセプトでマジメに作ったゲーム」という感じ。
    • 人によってはバカゲー扱いだが、上記の通り作りは真面目。
  • デートの誘いは着信から
    • こちらから直で連絡することは出来ず、電話に残っていた着信の中から一人を選んで連絡し、デートを行うという形式になっている。
    • 長期間無視しているメンバーは傷心し、リストから除外される(=フッたことになる)。最初は48名全員からの着信が残っているが、二日目以降は「まだ選択していないメンバー」からランダムで着信が出る。連続デートはシステム上不可能。
    • そのため、途中で他の娘に乗り換えることも可能。

評価点

  • 実写ゲー特有の違和感がない
    • 「本人役」で出ていることもあって、ゲーム的な派手な動きや発言がなく見ていておかしな感じはしない。
    • デート中のグラフィックはスチール写真のコマ送り演出となっており、その枚数は1人2,000枚らしい。
    • 最後の告白「神告白」は動画のみで構成される。断っても受け入れても、ちゃんと最後まで動画で流れる。
  • 人数が多いのに偏りがない
    • 全員同じボリュームのイベント量で、神告白も全員同じ尺。冷遇されているメンバーはいない。
    • ヒロインが五人六人でも内容の偏りはあるので、その辺はかなり良い点。
  • オマケも充実
    • アルバムやフォトクロックに加え、AKB48のヒット曲十曲がデフォルトで収録された音楽プレイヤーもある。
    • 別途MP3ファイルを用意すれば、全100曲まで登録可能。

賛否両論点

  • 設定について
    • 「アイドルと懇ろになれる」と言う設定はファン大喜び、かと思いきや色々と疑問の声が出ている。
    • AKBは恋愛禁止を絶対規則として掲げており、プリクラ一枚流出しただけで命取りになりかねない*1。実際にスキャンダルで立場を追われたメンバーもいるため「ご都合主義すぎる」「不謹慎」という声も多数出ている。また、「恋愛対象としてみるのは不純」というステージの高いファンも結構いる。
      • その辺はそれこそ個人の価値観の問題だが、「こうすれば喜ぶんじゃないかな?」という目論見は少々外れていたかもしれない。
      • 実際ある曲のPVでセクシーな衣装を着せたら「風俗嬢みたいでよくない」「アイドルらしくない」と批判されており、あるお菓子のCMで口渡し(擬似キス)シーンを出したら「そういうのは求めてない」とそっぽを向かれたり*2。ファン心理は難しい。

問題点

  • 一人当たりのボリュームのなさ
    • 上記のとおり全員同じくらいの長さで、一人当たりのプレイ時間は公平に短い。
    • 仕方がないといえば仕方がないのだが。
  • フォトクロックはデフォルトの一人を除き有料DLC。フルコンプセットは3,500円。

総評

マニア向けなのにマニア受けが微妙、というおかしな立場になったものの、ライト層を中心にスマッシュヒットとなりルーキータイトルながら40万本を超える売り上げを叩き出した。
簡易プロフィールなどもあり、AKB入門としては中々良いものといえるのかもしれない。
その後シリーズ化もされたが、商法などは相も変わらず健在である。

余談

  • 露骨すぎるAKB商法
    • ご覧のとおり限定版が三種、同梱特典は当然異なるためマニアはコンプのために泣くことに…。ゲーム本編の中身は同じなので余計に…。
      • ちなみに初回限定版は「オークション出品不可BOX」となっていたが、それが逆にユーザーを刺激したのかガンガン転売されていた。続編では「オークションには出さないで下さい!BOX」と改名されている。