現在、本ページでは『龍が如く』とHDリマスター『龍が如く1&2 HD EDITION』及び『forWiiU』を紹介しています。



龍が如く

【りゅうがごとく】

ジャンル アクションアドベンチャー


対応機種 プレイステーション2
発売・開発元 セガ
発売日 2005年12月8日
定価 7,140円
プレイ人数 1人
レーティング CERO:D (17歳以上対象)
廉価版 PlayStation2 the Best
2006年10月26日/1,890円
2007年12月6日/1,890円
判定 良作
龍が如くシリーズリンク


ゲームに飽いた人たちへ。そして、ゲームを愛する人たちへ。



概要

セガが作り上げた、「実在の繁華街」をコンセプトに成人男性をターゲットにしたアクションアドベンチャーゲーム。
ゲームではあまり取り上げられない「日本の裏社会」「ヤクザの世界」をテーマにしている。
ドリームキャストのキラータイトルで、あらゆる意味で業界に衝撃を与えた大作『シェンムー』の経験を生かして製作されており、『シェンムー』をプレイした人なら様々な点で共通項を見出すことができる。

同じく裏社会を舞台とした箱庭ゲームである『Grand Theft Autoシリーズ』に似ているように思われるが、「日本の歓楽街やヤクザをテーマにしている」「シナリオやキャラクター重視のゲームデザイン」といった点で差別化されている。


ストーリー

欲望と暴力の渦巻く街…神室町。

親友のため、愛する女のために「親殺し」という汚名を背負った一人の男がいた。
かつては「堂島の龍」と呼ばれた伝説の極道、桐生一馬。

10年後。

運命に導かれて男は再び神室町へと戻る。
しかし彼を待っていたのは、自分を恨むかつての組織の人間たちと危険な罠だった。
次々に起こる謎の事件が孤独な彼を更に追い込める。

そして男は100億の価値があるという一人の少女遥と出会う。
二人の運命が交わるとき、男は戦いを誓う。
未来を信じる少女のために。過去から逃げた自分を取り戻すために。

二人は「人として生きる意味」を見つけていくのだった。


特徴

  • リアルに再現された日本の繁華街を箱庭として、その中を自由に行動できる。
    • ただし、ストーリー進行によっては「事件が起きたため警察が封鎖している」「会員制の施設なので条件を満たすまでは入れない」など入れる場所に制限がついていることはある。
  • メインストーリーに沿って話を進めることになるが、その他にも街中で発生するサブストーリーをこなしたり、キャバクラやゲームセンター、バッティングセンター、パチスロやカジノがあったりと寄り道要素が幅広く点在している。
    • サブストーリーをクリアすると経験値やお金が手に入るだけでなく、ものによってはアイテムを入手したり新しい技を覚えたりできる。
    • キャバクラは、キャバ嬢にプレゼントをしたり会話の選択肢を選んだりすることで好感度を上げていく。好感度を最大まですると専用イベントが起こる。
      • ちなみに、キャバ嬢の多くは実在のグラビアアイドルやセクシータレント等がモデルになっており、声も本人が当てている。
    • ギャンブル系統のミニゲームは種類が豊富。
      • ポーカー、ブラックジャック、ルーレット、バカラや丁半など有名なものは一通り揃っており、ルールを知らない人に対してもチュートリアルが完備されているので安心。
      • ギャンブルでコインを稼げば、そこでしか手に入らないアイテムを景品所で交換できるようになる。
  • ストーリー進行によっては、ヒロインの遥と一緒に街を歩くことができる。
    • 遥と一緒に店に入ると、「〇〇を買ってほしい」「UFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってほしい」といったおねだりをすることがあり、それに応じると信頼度が上昇する。
      • 逆に、キャバクラなど子供の入れない施設に入ると外で待たせることになり、信頼度が下がる。

戦闘システム

  • ランダムエンカウントバトル
    • ボス戦やイベント戦闘ではない通常の戦闘は、RPGのようにシンボルエンカウントによって発生する。
      • エンカウントすると戦闘フィールドに移行し、戦いが始まる。
        マップと戦闘フィールドは別だが、戦闘フィールドはその時にいた場所に近い構成やデザインになっている。
      • 戦闘前に敵がいちゃもんを付けてきたり桐生の命を狙ってきた旨の台詞を言ったりと、戦闘の必然性とそこに至るまでの流れにきちんと理由付けがなされている。
      • 「敵を倒すと経験値と共にお金やアイテムを貰える」と書くとRPG等ではお馴染みのシステムなのだが、前述のようにエンカウントの仕様が「チンピラやヤクザがいちゃもんを付けてくる」という形であるため、「因縁を付けてきたチンピラやヤクザをボコボコに殴って逆にカツアゲする」というぶっ飛んだ方法でお金を稼ぐこととなる。
  • 左スティックで移動、□で弱攻撃(ラッシュコンボ)、△で強攻撃、〇で相手に掴みかかる、L1でガード。
    • 弱攻撃と強攻撃の組み合わせにより、ラッシュ後のキックやフィニッシュブローなど様々なコンボを発生させられる。
    • 敵を掴んだ状態では、□で頭突きによる連続攻撃、△で殴り飛ばし、〇ボタンで背負い投げと様々な技が繰り出せる。
    • R1を押しながら移動すると、敵に正面を向いたまま移動できる「シフト移動」となる。また、シフト移動中に×ボタンを入力することで回避動作に当たる「スウェイ」が発動する。
  • 拾えるものの前で〇ボタンを押すと、それを武器として使うことができる。
    • ものを持ったまま〇ボタンを押すと、持ったものを投げられる。
    • 武器にはそれぞれ決められた使用回数(耐久度)があり、それを使い切ると壊れて使えなくなる。
  • 倒れた敵に対して□ボタンか△ボタンを押すと、敵を踏み付けて追撃することができる。
  • 敵を攻撃したりアイテムを使用したりすることでヒートゲージが上昇する。それが一定以上に貯まるとヒート状態になる。
    • ヒート状態の間は、武器を持っていたり、敵を掴んだ状態で壁や車の傍などに移動したりすると、武器や状況に応じたヒートアクション(必殺技)が使用できる。
      • 壁の傍なら「掴んだ敵を壁に叩き付ける」、バットを持っているなら「敵の足をバットで殴って跪かせ、バットのフルスイングで頭を殴り飛ばす」など、様々な演出でヒートアクションが決まる。
    • ヒートゲージは、敵に攻撃が当たらずに一定時間が経過すると徐々に減少するようになっており、更に敵の攻撃でダメージを受けた場合は大幅に減少してしまう。
      • このため逃げの戦法はあまり効果的と言えず、効率良く敵を倒すためには、攻撃を受けないように立ち回りつつも適度に敵に攻撃していく必要がある。
        ただし、敵に攻撃が当たってさえいればガードされてもゲージ減少までのカウントはリセットされるため、敵のガードに苦戦している間にゲージが減少してしまうということはない。
  • 貯めた経験値を消費することで技や体力を上げることができ、それに応じて新たな技を習得したりヒートアクションの性能が更に激しいものになったりと成長要素がある。
    • それ以外にも、古武術の使い手であるホームレスの老人・古牧宗太郎から修行をつけてもらったり、特定のアイテムを入手したりすることで、新たなテクニックや技が習得できるようになる。
  • ストーリークリア後には特典として、以下の3つのモードが搭載された「PREMIUM BOX」が開放される。
    • 「ADVENTURE REVIEW」:メインストーリーの進行がない神室町を自由に歩き、サブストーリーのみをじっくり楽しめるモード。
    • 「BATTLE REVIEW」:様々なルールに則った戦闘で、高ランク獲得を目指すモード。
      全ミッションを最高評価のSランクでクリアすると、特典としてヒートアクション使い放題の状態でストーリーを楽しめる「喧嘩マスターモード」が出現する。
      • 速攻バトルミッション:様々なシチュエーションで最短時間でのクリアを目指す。
      • 連続バトルミッション:ストーリーに沿った状況での連続バトル。
      • 試練バトルミッション:様々なルールを達成した上で敵を倒すバトル。
      • 題目バトルミッション:カテゴリ別に分かれた敵との連続バトル。
      • 復讐バトルミッション:本編に登場した、ボス格の敵とのバトル。
      • 究極バトルミッション:ボス格の敵との連続バトル。
    • 「龍が如く映像回想」:ゲーム中のムービーを鑑賞することができる、いわゆるギャラリーモード。

評価点

義理と人情、裏切りと愛憎に彩られたストーリー

  • シナリオは「不夜城」などで知られるノワール小説*1の大家・馳星周氏が監修しており、評価が高い。
    • 「伝説の男と100億の少女」という目を引くコピーに違わない、インパクトの大きな展開が次から次へと舞い込んでくる。
      「ヤクザの葬儀会場に単身乗り込んで大暴れ」「地下鉄の廃駅に巨大な歓楽街」「カンフー映画さながらの横浜中華街での戦い」など、いい意味で現実離れしており派手。
      • 反面シナリオの骨子はしっかりしており、複数の勢力による陰謀が繰り広げられ、シナリオが進むにつれ謎が生まれては次々に明かされていくサスペンス仕立ての構成など、息もつかせぬ展開がプレイヤーを引き込んでいく。
      • サブキャラ父子の和解など、時にはしんみりとした人情溢れる展開も豊富で、これらもまたシナリオにアクセントをつけている。
    • 一人の少女を守るために極道の集団と単身渡り合う主人公をはじめ、全体的な流れは非常に熱い。
    • 人が死ぬことをはじめ、「ごく近しい者の裏切り」、「失敗者の末路」、「拷問」、「復讐」といった裏社会らしく黒く暗い展開も多く人を選ぶ面もないことはないが、極道の世界の物語なので当然の話ではある。
      • ただし、規制の関係上「麻薬」と「子供の死」は一切登場しない。
      • PS2の映像表現力の向上や、Vシネマ的な演出をふんだんに用いたムービー、声優の高い演技力もあいまって、一ゲームの範疇にとどまらない映像作品として仕上がっている。
    • 裏社会を舞台としているだけあって専門用語や隠語も数多く登場するが、一般人にあまり馴染みのないものについてはきっちりと説明してくれるため問題はない。
      「シノギ(金を稼ぐ手段や稼いだ金そのもののこと)」や「ハジキ(拳銃のこと)」といった比較的メジャーな分類に入る単語は説明がないこともあるが、その場合もなるべく前後の流れから意味を読み取れるように工夫されている。
  • メインストーリーだけでなく、サブストーリーも「裏社会の日常」「危険な香りがプンプンする事件」といった作品の雰囲気を盛り上げるものが多く、数も豊富。
    • 「ひったくりの追跡」「コインロッカーを介した拳銃取引」「自殺志願者への説得」「ボクシング賭博の八百長の阻止」「偽札の換金」など、裏社会らしいイベントが一通り揃っている。
    • 単なるお使いもあるが、サブストーリー専用のムービーを用いた凝ったイベントもある。
    • サブストーリーのほとんどは期間限定だが、クリア後特典の「ADVENTURE REVIEW」でサブストーリーだけ楽しめるため、あまり問題はない。

生々しく魅力的なキャラクターたち

  • 現実離れしたシナリオとは対照的に、キャラクターは現実にいてもおかしくなさそうなほど人間臭く、それでいてポリシーがしっかり固まった魅力的な人物ばかり。
    • 特に、主人公・桐生一馬は筋の通った極道っぷりと男らしい言動で人気が高い。
      • 「親殺し*2」という重い罪を背負いながらも、その重みに負けることなく毅然とした態度を貫く桐生の姿に惚れ込んだプレイヤーは多い。
      • ただし、サブストーリーやキャバクラではプレイヤーの選択肢で行動・発言を決められるため、「チンピラに金を巻き上げられる」「容易に美人局に引っかかる」などの情けないことになったり、「ゴキブリが怖いので相手の女性になんとかしてもらう」などのシュールな発言をすることになってしまうことはある。
    • 他にも、義理人情に溢れた親父分である風間新太郎、刑事でありながら自分の信念に妥協せず桐生に協力する伊達真、狂気じみた言動の中にどこか愛嬌のある好敵手・真島吾朗など、個性的で惹き付けられるキャラクターに事欠かない。
  • 声優の熱演も見もの。風間役の渡哲也氏など俳優が多く抜擢されているが、多くは演技に妥協がなく見事な出来。癖がある声であってもキャラクターの個性にはまっていたりする。
    • 桐生役の黒田崇矢氏は、その名演からファミ通アワード2012で「キャラクターボイス賞」を受賞するなど評価が高い。
    • 登場人物数が多いのでイマイチなキャストもいないわけではないが、メインを張るキャラクターはいずれもハズレがない。
  • キャラクター紹介の演出もモノクロの一枚絵に役職と名前が出され、太鼓を鳴らしたような「ドン、ドン」という演出で、裏社会の人間達の怖さを表現している。

作りこまれた歓楽街の雰囲気

  • 現実の東京都新宿区・歌舞伎町エリアをモデルに作られた神室町は、まさにコンセプト通り「リアルな歓楽街」としての雰囲気を十分に表現している。
    • グラフィックこそ今の時代から見れば粗く感じられるものの、店の看板や立地、区画など細部にわたってリアリティのあるデザインがなされている。
      • 公園ではホームレスがたむろし、飲み屋の前では酔っぱらいが徘徊し、コンビニでは立ち読みが並ぶなど、モブの人物模様もそれらしく味付けされている。
      • 看板や店舗の中には、「ドン・キホーテ」「缶コーヒーBOSS(サントリー)」など実在企業とコラボしているものまである。
        そうでないものも、どこかで見たことのあるようなデザインのものがちらほら。
    • 音響面の演出も抜群で、歩行者天国では人々の雑踏やどよめきがわき、キャバクラの前では呼び込みの声が上がり、裏通りでは大通りの雑音が遠のいていく。
      • ドン・キホーテの店内や付近の道路では、きちんと「miracle shopping(ドン・キホーテのテーマソング)」が聞こえるようになっている。
      • 時季設定がクリスマス直前ということを反映して、喫茶店ではジングルベルが鳴っていたりする。
  • カジノやパチスロ、キャバクラ、バッティングセンター、ゲームセンターなど実際に遊べる施設が多いことも「らしさ」に繋がっている。
    • ミニゲームは全体的に操作やルールが簡単なものが多く、気軽に遊びやすいのも良い。
    • 一部のサブストーリーで強制されることはあるものの、基本的には遊ぶかどうかはプレイヤーの任意。
  • バーで酒を注文すると、マスターから注文した酒についての解説を聞くことができる。
    • 1度に注文できる酒の量には限度があるものの、豊富に揃った銘柄について解説を聞いていくだけでもそれなりに楽しめる。
    • 酒を飲むと酔った状態となり、街中に配置される敵の人数が増加してエンカウントしやすくなるのと引き換えにヒートゲージの上昇効率が上がるため、戦闘面でも役に立つ。

その他の評価点

  • マップの移動短縮にはタクシーを使ったり、戦闘中は道を塞ぐように野次馬を配置して戦闘エリアが区切られている不自然さを軽減したりと、なるべくシステム面の制限に違和感を覚えないよう配慮されている。
  • 音楽は重低音の効いた渋く、雰囲気が出るものばかりで、上記の世界観やストーリーをストイックに盛り上げてくれる。
    • メインテーマの「Receive You」はアレンジ版が真島吾朗との戦闘BGMとして使用されており、以降様々な形でアレンジされ真島吾朗のテーマとして定着することとなった。
    • ラスボスとの戦闘で流れる「誰が為に」はそれまでの戦闘BGMとは少し趣の違う切なさや悲壮感を強く感じさせるBGMであり、運命の悪戯によって道を違えた者同士の最終決戦に相応しい雰囲気を作り上げている。
  • メインストーリー以外のサブストーリー、ミニゲーム、クリア後のおまけなどが豊富。
    • コインロッカーの鍵が街のあちこちに落ちており(一部はサブイベントで入手できる)、それらを集めるとロッカーからアイテムが手に入るので収集の楽しみがある。
      • コインロッカーを利用したサブストーリーもいくつかある。
      • ほとんどのロッカーの鍵が街中に散らばっている(=利用者ほぼ全員が鍵を紛失している)という状況は考えてみるとかなり不自然なのだが、その点は後続作でも突っ込まれたり設定補完されたりしており、いい意味でお約束となっている。
  • メインストーリーだけを追っていくと要する時間は15時間ほどで、ボリュームが多いとはいえないが、対象ターゲットが「ゲームをしなくなった大人」であることを考えれば手をつけやすいという意味で評価できる。
    • サブストーリーやおまけ要素で十分補えていることもあり、ボリューム面で特段批判されることはない。

賛否両論点

戦闘システム

  • 簡単な操作で地形やそこらへんに転がっているものを利用して敵を倒していく戦闘は爽快感がある。
    • 必殺技となるヒートアクションは、「車のボンネットに叩き付ける」「自転車を振り下ろしたあと体重をかけてメキメキいわせる」「割れた瓶の切先を相手に突き刺す」などパターンが豊富で迫力がある。
      一部のヒートアクションや銃・刃物での攻撃等、どう見ても殺しにかかっている攻撃でも敵が死なず、戦闘後には「これで許してください」とお金やアイテムを差し出してくる姿は若干シュールと言えなくもないが、そのシュールさが独特の魅力を醸し出している。
    • 操作自体は簡単だが、イベントや成長を通して新たなシステムが解禁されていくと行動パターンのバリエーションが増え、武器の種類が豊富なのもあって最終的には意外と自由度の高いアクションが行える。
    • チュートリアルもしっかりしており、成長システムもシンプルなので初心者でも操作が分からないということにはならない。
    • 多彩なアクションが取れるものの、ストーリーをクリアするのみであれば難易度はそれほど高くはない。
      回復アイテムは比較的入手しやすく、敵との間合いを考えつつ好きに殴っていれば勝てるバランスなので、「強敵を倒す達成感」ではなく「プレイヤーの好きなスタイルで暴れられる爽快感」を重視したシステムといえる。
      • 難易度を上げれば一転してボスの歯ごたえが上がり、「強敵を倒す達成感」を重視したバトルも味わうこともできる。
      • クリア後にプレイできる「BATTLE REVIEW」は、武器やアイテムは現地調達のみというガチンコ勝負。
        「武器を持った複数の敵をノーダメージで全滅させる」「カウンター攻撃のみで敵を全滅させる」といった難易度の高いミッションもあるため、全てを最高のSランクでクリアするのはかなり難しい。
  • 一方で操作性がこなれておらず、本作最大の不満点として挙げられることも少なくない。
    • 最も使用機会の多い素手での攻撃範囲が狭く、ターゲットができない。
      更にコンボを繋ぐと少しづつ前進してしまうので、敵への攻撃を外すと敵に懐へ潜られて反撃を受けやすくなってしまう。
    • 基本となる弱攻撃(ラッシュコンボ)の初段の発生がそれほど速くないため、後方や横からの攻撃には対応が間に合わないケースも多く、大勢の敵に囲まれてしまうとコンボを繋ぐ前に邪魔されてしまいやすい。
      • 一応、ある任意イベントをクリアすれば後方に攻撃できるようにはなっているのだが、それでも横方向ががら空きなのは変わらないため、集団戦ではスウェイを駆使したヒットアンドアウェイに頼らざるを得ない場面も多い。
    • もっとも、同じ戦闘で何度かやられるとイージーモードにする選択肢が現れるようになっている。
      • 救済用とみられる強力な装備もあるため、「戦闘で詰まってストーリーが進められない」ということにはならないよう配慮されている。
    • 続編では、「R1ボタンを押して構えている間だけ、正面に居る敵にターゲットを絞った上でカウンター攻撃等が可能になる。ボタンを離すと全方位に自由にコンボを仕掛けられる」という仕様に変更された。
      この仕様は軽快に桐生を動かせるようになった反面、"特定の敵にターゲットを絞らないと多彩な技を使えないが、その間は背後や側面に攻撃が出来ない"という欠点がある。そのため、「多人数戦でカウンターをとろうとして正面の敵にターゲットを絞っている最中に、背後の敵が殴り掛かってきた。が、構えてる所為で咄嗟に反撃出来なかった」という事態も起こり易く、別の不自由さが生じている。
      ノーダメ―ジを意識した立ち回りはむしろ難しくなり、単に本作の仕様に問題があったが後年はそれが改善された、という単純な話ではない。
  • 武器は全て使用回数制限がある。更に、武器を落としたまま戦闘終了するとその武器は消滅してしまう。
    • 頻繁に武器が壊れてしまうので、必然的にその場にあるものを利用しながら様々な戦い方を試すことになるため、敢えてそうデザインされたのだと思われる。
    • 能力を上げ操作に慣れさえすれば素手のほうが下手な武器を持つよりも使い勝手がいいなど、武器が必須なゲームバランスではないため、アイテム収集などの理由がなければそう問題にはならない。

遥との行動

  • 遥と一緒に行動していると、桐生が走る度に「待ってよー」「置いてかないでよー」と叫んだり、コンビニや飲食店に入ると「〇〇買って」などとおねだりをしたりするので、プレイヤーによっては鬱陶しさを感じることもある。
    • 「遥そのものが鬱陶しいというよりは、必死に『置いてかないで』と叫ぶ遥に罪悪感を感じてしまい、移動が辛くなる」という意見も。
    • もっとも「主人公にとって守るべきか弱き存在」という立ち位置のキャラクターであり、9歳の子供であることを考えれば年齢相応の態度である。
      また、イベントでは警察官に呼び止められた桐生を機転で救うなど年齢以上にしっかりしている様子が描写されており、単に鬱陶しいだけの存在に終始しているわけではない。
  • 遥のおねだりは、信頼度のランクを最高の「SSS」まで上げるには全部クリアする必要があるが、信頼度が上がってくると出現するおねだりにはかなり難易度が高いものが含まれている。
    特に鬼門と言われるのが、「スロットでコインを3000枚出す」「バッティングセンターで、メジャー級コースを全球ホームランでクリアする」の2つ。
    • 前者は一切中断せずに3000枚出さなければいけない。
      • 当たりが出やすくなる「777の札」という救済用のアイテムはあるが、ゲーム中で1つしか手に入らないものである上、使ったあとで店を出ると風に飛ばされて消失してしまう。
        そのため、レアアイテム収集と遥のおねだりコンプリートを両立させようとすると地道に頑張るしかない*3
    • 後者は極端なスローボールや剛速球が混在した20球を全てホームランにしなければいけない。
      • ただし、プレイ時にはボールの球速が表示される上、球種・球速の順番は完全固定であるため、それを調べれば対策は可能。
        ボールを「遅い球」「普通の球」「剛速球」におおまかに分類し、それぞれについてタイミングの取り方を工夫すれば格段に打ちやすくなる。
    • どちらも時間をかけて取り組めばクリアは可能な難易度だが、タイミングを合わせてボタンを押す作業が苦手な人間にとってはかなりの難題であり、クリアまでに相当な時間がかかることは間違いない。
      • 後述するHD版では遥の信頼度SSS到達を条件とするトロフィーがあるため、トロフィーコンプリートを目指すのならば避けて通れない難関となった。

その他の賛否両論点

  • キャバクラの出来が未熟。
    • 現実のキャバクラ並みに大金がかかるため利用しづらかったり、今の時代から見るとキャバ嬢のグラフィックがあまり可愛くなかったりする。
      キャラにもよるが、声も(本編で活躍するキャラと比べて)合っているとはいいがたい。
      • とはいえ初代ということと時代を考えれば仕方ない面もある。
      • 会話のやりとりはそこそこ豊富で現実的な選択肢が多く、雰囲気自体はそれなりに味わえる。
  • 少々スケールが大きくなる
    • 桃源郷と地下の格闘技場や内閣地下組織など極道のシナリオとしては少々飛躍する展開もあり、本格極道物とは若干言い難い。
    • ただゲーム性や演出としては派手である方が良いという意見もある。

問題点

ゲーム

  • カーチェイス
    • ストーリー中盤において、車で高速道路を移動中に敵の襲撃を受けるというイベントが起こり、カーチェイスしつつの銃撃戦となる。
      このイベント時は、車から身を乗り出した状態の桐生を操作し、左スティックで照準を合わせて〇ボタンで敵を撃つというシューティングゲームとなるが、かなり難易度が高め。
      • 敵によっては車の前後左右を移動しながら銃撃してくるため、L2及びR2ボタンによるカメラアングル切り替えで敵の姿を捉えつつ射撃を行わなければならない。
        このため、慣れないうちは敵の姿を捉えるのに手間取っている間に撃たれやすい。
      • ×ボタンで一定時間車内に退避しつつ銃弾をリロードすることが可能なのだが、桐生自身の体力ゲージの他に車の耐久度ゲージもあるため、クリアのためには敵の攻撃を車内退避で避けるだけではなく撃たれる前に撃って阻止する必要がある。
        また、イベント中は回復アイテムも使用できないので、その他の戦闘と難易度にギャップがあり過ぎるという批判がある。
      • ちなみに、「BATTLE REVIEW」ではこのカーチェイスイベントをノーダメージでクリアするというミッションがあり、最難関の1つとなっている(車の耐久度減少はノーダメージの対象とならないが、本編同様に耐久度が0になってしまった場合もクリア失敗となる)。
  • アイテム所持数がたったの9つ(武器は別枠で3つまで)と少ない。特に武器は使用回数制限付きなので、積極的に使い過ぎるとすぐに枯渇してしまう。
    • アイテムを貯め込めるアイテムBOXは十分に容量があるのだが、持ち物がいっぱいになったときに新たなアイテムを入手した場合、何をBOXに送るかの選択肢も出ずに勝手に送られてしまう。

システム

  • カメラワークが悪い。
    • カメラワークはごく一部を除いて固定視点であるため、プレイヤーが任意で切り替えることができない。
      • ミニマップとグラフィック上の方角(方向)が必ずしも一致するわけではないこともあり、慣れないうちは「北に進もうとしたつもりが西に出てしまった」などの混乱を招きやすい。
  • ロードが多め。
    • シーンやマップが切り替わる度に数秒~10秒程度のロードが挟まるため、テンポが良いとは言えない。また、画面上に人数が多くなると処理落ちが発生する。
      • ただし、戦闘中にはこのようなことはあまり起きないため、これが原因でミスすることはほとんどない。

シナリオ面

  • 真相知っているキャラクターが真相を語る場面で撃たれる、敵と武器を放置してピンチになる、など強引な展開がある。またそういったシーンはすぐにムービーに突入するため展開がすぐに読めてしまう。
    • なお、これはシリーズ伝統になってしまい、龍が如くのムービー銃は最強と称される事もある。
  • キャラクターの描写不足
    • 錦山は本筋に関わりが若干少なく全体的な印象が薄い。印象だけなら嶋野や真島に食われている。10年間のうちに性格が凶変したがそのエピソードも掘り下げられなかったので唐突感が強い。そのせいか龍が如く人気投票では重要人物の割に20位と低めであった。
    • また錦山は10年で東城会直系組長になる、近江連合との関わりを持つなどの経緯は明かされていないのでご都合主義と言われることも多い。
    • 凶変については龍が如く極で補完されたが、その他空白の期間は明かされなかった。
      + 重大なネタバレ有。要注意
    • 黒幕の神宮も終盤に登場して唐突感が強い、また遥の父親であるが由美と結ばれた経緯や性格が凶変した背景などもはっきりとせず少々強引にまとめられている。
    • 錦山とのラスボス戦は、全ての黒幕である神宮を倒して、事件が解決した後。「実は自分は全てを知っていた」と桐生に訴える為だけに出て来る。因縁の対決として称賛する声も多いが、「登場のタイミングと言動が女々しい」と言った意見もある。
      • 作品内における、タイミングや言動の理由はちゃんと有る。錦山は嶋野達の動向や神宮の裏切りも知っていながら、敵の強大さを前に対応が遅れているうちに、気付けば桐生が事件を解決。長年贖罪の念とコンプレックスの対象だった桐生をやっと追い抜いたと思ったら、また自分に出来ないことを桐生はやってのけてあっさり追い抜き、錦山は嫉妬や無力感を爆発させる。以前殺人を犯した錦山の罪を桐生が被ったことで、錦山が自分と向き合う機会を逸して性格がねじ曲がった、という過去の反省から、桐生はそんな錦山を今度は庇わず全力で迎え討つ、という展開である。
        しかし、「出す機会を逸した影の薄いキャラを忘れた頃に強引に捻じ込んでラスボスにしたように見える」等と言った指摘もされている。
    • 桐生は東城会4代目を就任した直後に退任してしまうが、その後任である5代目が元近江連合幹部の寺田行雄である。
      • 風間と縁が深く、裏切り者だらけで主だった幹部が死んでしまった東城会で、桐生が信用できる人物としては妥当という見方もあるが、仮にも外部の人間をいきなり会長に据える無茶人事に疑問を感じる部分は多い。
        • 次回作では、寺田自身にいろいろ問題があるような人物として描かれてしまい、同時に桐生は人を見る目が致命的にないという設定が追加された形で、この疑問に対して補完されている。
  • 風間は桐生のいない10年間凶変した錦山に対して何もしなかったなど違和感を覚える場面も
  • 桐生と由美、麗奈と錦山の恋愛描写が少なく、人物の行動理念に少々説得に欠ける。
  • 世界観
    • 極道の設定は現実とは違う部分がある。この手の脚色は良く有る事として擁護する意見もあるが、度々指摘する声も多いため、以下にて例を記載する。
    • 極道の上下関係がおかしい部分がある。よくある指摘は風間は桐生に「親っさん」と呼ばれるが親子関係ではなく兄弟関係である。また、風間組若頭の柏木は本当なら桐生の方が格上というのが一般的な極道の上下関係である。
      • 「風間のことは親っさんではなく、『兄貴』や『風間さん』と呼ぶべき」という指摘については、完全に誤りという訳ではない。七三や八二のほぼ親子に等しい盃を交わした場合は「親父」等と呼ぶこともある。
        しかし、堂島組舎弟頭補佐の桐生が三次団体若頭の柏木に敬語を使う事は通常なら考え難く、上記も単に雰囲気を重視した結果の可能性が大きい。
    • 桐生の役職である「舎弟頭補佐」は名誉職であり、堂島弥生が言うような組を継げるとは言い難い役職である。
      • これらについては、過去を舞台にした後年の作品「0」において、
        「桐生と錦山が10代で盃を受けた時に、兄貴分の風間が二人の教育係を柏木に命じており、当人間ではその関係が続いている」
        「堂島組にて1988年に起きた騒動で、桐生を称賛し期待する者達と、様々な事情が絡んで過度な冷遇も出来ない目の上の瘤と看做す者達に二分されており、その状況を考慮すれば、舎弟頭補佐という役職も妥当である」
        といった理由が、後付ながらも提示されている。
    • 児童についての設定もご都合主義がある。
      • 「桐生が遥を引き取り、二人で暮らしていく」という心温まるラストだが、養子縁組等の制度を利用するには厳格な審査があるため、「無職・無収入・独身・元極道」という立場の桐生が子供を引き取る事は現実的に考えてかなり難しい。
  • サブストーリー
    • 桐生がサブストーリーで美人局に引っかかるが、黒幕の男には桐生が制裁を加えるが肝心の美人には何もしない。桐生というキャラクターが女は殴らないというキャラクターであるためしょうがないが、それでも胸糞悪いことには変わりない。

総評

ありそうでなかった「極道の世界」「日本の歓楽街」というゲームコンセプトと練りこまれたストーリー、爽快感のあるアクションから好評を博し、ハード事業撤退後のセガが確立した久々のビッグタイトルとなった。
難易度が低めで見た目よりもとっつきやすいゲーム性であることもあって、廉価版を含めて100万本を超える売上を記録した。
現在ではシリーズ化され、外伝作品が作られたり映画化されたりするなど、セガの看板タイトルの1つに数えられるほどの人気作となる。
第1作ということもあり操作性やカメラワークなどシステム面ではまだまだ未熟な部分もあるが、それらの点は後継作品で改善されていく。


その後の展開


余談

  • 本作の企画の立案者である名越稔洋によれば、歓楽街を舞台にしたやくざものがゲームに存在していないことに着目し、前例のない、売りにくい内容の企画に難色を示す上層部を気迫で説き伏せ、立ちはだかる倫理規定の壁を打ち破るまでに多大な苦労があったという。




龍が如く1&2 HD EDITION

【りゅうがごとく わんあんどつー えいちでぃーえでぃしょん】

龍が如く1&2 HD for Wii U

【りゅうがごとく わんあんどつー えいちでぃー ふぉー うぃー ゆー】

ジャンル アクションアドベンチャー

対応機種 プレイステーション3
Wii U
発売元 セガ
開発元 セガ(龍が如くスタジオ)
発売日 【PS3】2012年11月1日
【WiiU】2013年8月8日
定価 パッケージ版:5,229円
ダウンロード版:4,700円
プレイ人数 1人
レーティング CERO:D(17歳以上対象)
廉価版 PlayStation3 the Best
2014年12月11日/1,944円
判定 良作
公式サイト:PS3版 / WiiU版

概要(HD)

龍が如く』『龍が如く2』をまとめてHDリマスターした作品。
HD化にあたっては、2011年に立ち上げられた龍が如くスタジオが担当。
予約特典には「龍が如く1&2 復刻デザイン クリアファイル&ダミーパッケージ」が付属。

PS3とWiiUで発売された。任天堂ハードに龍が如くシリーズが参入するのは本作が初となる。


改善点・評価点(共通)

  • グラフィックがHD化。フルHD(1080p)対応。
    • 全体的に高繊細になり、人物や看板が見やすくなっている。HD化に伴い、歓楽街を視れる範囲が全体的に広くなっている。
    • 元々が16:9サイズに対応して作られているので、HDリマスターにありがちな「4:3の上下を切って無理矢理16:9にする」がないので、イベント時でも違和感は少ない。
  • ロード時間が若干短縮されている。
    • PS2版ではロードの長さが欠点だったため、短縮はうれしいところである。特に1で顕著に効果が分かる。
    • PS3版はHDDインストール(任意、5100MB以上必要)で更に短縮が可能。インストールは、『1』と『2』それぞれで作業する必要がある。
  • 戦闘中にカメラ操作が可能になった。
    • これにより、戦闘中の視認性が若干良くなった。ただし街の移動は視点固定のまま。
    • ただし、東城会内部といったダンジョン系では視点操作はできないまま、
  • 既に飲食したメニューにはメニュー名と値段の間に赤のチェック印が付くようになった。
    • PS2版ではどのメニューを食べたかを覚えておかないといけなかったが、この改良によって覚えておく必要がなくなり、飲食店のコンプリートがしやすくなった。
  • セーブポイントからアイテムBOXにアクセスできるようになった。
    • PS2版では街を探索するだけで所持アイテムが一杯になることもあり、アジトと特定の場所以外では使うことができないので、一杯になるたびにアジトに戻る必要があった。
    • これによって、所持アイテムが一杯になってもアジトへ戻る手間が省けた。
  • トロフィーに対応。
    • ストーリー上のボスを倒す、ゲームをクリアする、キャバ嬢を攻略する、隠しボスの亜門を撃破する等がある。
    • 元々が寄り道要素が豊富なので、トロフィーを手に入れるためのやり込み度が上がっている。
  • 後にパッチでEASYモードをより快適に遊べる「EASY+HEATUP」が配信された。
    • これはヒートゲージの増加量が上昇、減少量が低下。これにより、ヒートアクションが出しやすくなった。
  • 本作のクリアデータがあれば、『5』やPS3版の『維新!』及び『0』で特典を得ることができる。
  • 『forWiiU』の特徴
    • ゲームパッド画面には、画面左にモード切り替えのボタン、画面中央にマップ、画面右にマーカー配置とコンプリート画面のボタンがある。
      • モード切り替えは地図を見たままの入力で移動ができるようになるというもの。これにより、固定カメラの問題だった「北に進もうとしたつもりが西に出てしまった」が起きにくくなっている。
      • マーカー機能は、マップ上に緑のマーカーを一つつけるというもの。何度でもつけることができる。公式ではサブストーリーの発生場所にマークすることを推奨している。
      • コンプリート画面は他ハードではオプションメニューを見なければならなかったが、ゲームパッドの恩恵により、わざわざメニューを開かなくても確認できるようになった。
      • これらの措置によって、ユーザーフェイスがパワーアップしている。
    • ゲームパッドのみのゲームプレイに対応。
      • これによって、TVやモニターなどを使用せずに携帯ゲーム機のようにプレイすることができるようになった。
    • その代わり当然ではあるがトロフィーなどPS3のハード依存の要素は省かれている。ただゲームのシステム面だけを見れば『forWiiU』のほうが格段と優れている。
    • 本作のクリアデータがあっても、『5』やPS3版の『維新!』及び『0』で特典を得ることができない。

改善点・評価点(『1』)

  • 難易度「EASY」の仕様変更。
    • PS2版では同じバトルで3回ゲームオーバーにならないと難易度をEASYにすることができなかったが、本作ではスタート前から選択できるようになった。

改善点・評価点(『2』)

  • 韓国語音声の変更。
    • 実は「作中に登場する韓国語の翻訳と発音が、韓国人ですら理解が難しいほどに不自然」という指摘があり、韓国発売版では韓国語音声を再収録して発売したという経緯があった。
    • HD版では一部キャラの韓国語の音声が韓国発売版と同じものに変更されている。

問題点(共通)

  • プリレンダリングムービーはSD画質のままである。
    • 厳密には映っているCGモデルがPS2版のままなので、キャラのアップはまだしも引いた画になると表情などが潰れて判別が困難となっている。その場面は見せ場が多く、違和感を覚えるかもしれない。
  • あくまでHDリマスターであるため仕方ない面もあるが、どちらの作品も色々と気になる問題点は存在したので、そのまま放置されている問題点も多い点は少々残念。
    • 特に戦闘システムについては、後期作をプレイした後だと色々と不便な面が目立つ。
  • サウンドはPCM 2chのみ。5.1chサラウンドなどの音響設定はない。
    • PS3のゲームは大抵のソフトがドルビーサラウンドなどに対応しているが、本作では未対応。PS2版の2は元々ステレオのみだったが、1ではドルビーデジタル プロロジックIIに対応していたため劣化している。
  • タイアップ要素で唯一、雑誌の立ち読みがカットされている。代わりの雑誌などの代替えもされていない。

総評(HD)

ゲームそのものの評価については、上記を参照されたし。ここでは移植作品としての評価を述べる。
大抵のHDリマスターはグラフィックの手直し程度が多いが、本作は後継作で導入されたシステムも一部搭載されているので原作よりもプレイしやすくなっている。
手に取るならこちらがオススメといえる。

WiiU版も良移植ではあるものの、悲しいかな集計不能レベルの売上しかなかったのが惜しまれる。そのためか龍が如くシリーズの任天堂機への参入は本作のみになってしまった。