New スーパーマリオブラザーズ Wii

【にゅー すーぱーまりおぶらざーず うぃー】

ジャンル アクション
対応機種 Wii
発売・開発元 任天堂
発売日 2009年12月3日
定価 5,524円(税別)
プレイ人数 1~4人
セーブデータ 3個
レーティング CERO:A(全年齢対象)
配信 【WiiU】2016年8月9日/2,700円(税8%込)
判定 良作
ポイント 国内Wiiソフト売上No.1
4人で一緒に遊べる新たなマリオ
画期的かつ賛否両論な「おてほんプレイ」
据え置きとしてはややボリューム不足
マリオシリーズ


概要

ニンテンドーDSのマリオの2Dアクション『New スーパーマリオブラザーズ』から長いブランクを経た続編。据置機での2Dマリオ新作は『スーパーマリオワールド』以来である。
国内売り上げ本数は約467万本で、Wiiソフトとしては1位を記録している。

ものがたり

ピーチ姫の誕生日。
誰かから届いた、大きなバースデーケーキの中から、
いきなりクッパJr.とクッパの手下たちが現れて、みんな大さわぎ!

あっという間にピーチ姫をさらって飛び去る巨大な飛行船…。

ピーチ姫を助けるため、マリオたちの冒険の旅がはじまります。
(公式サイトより引用)


特徴

  • アクション
    • プレイはWiiリモコン横持ちで行う。『New スーパーマリオブラザーズ』を元にしており、1でダッシュ、2でジャンプという基本操作の他、三段跳びや壁キックといった応用アクションも存在する。
    • また地上にいる際にリモコンを振ることでスピンジャンプが可能。『スーパーマリオワールド』の同名アクションのように回転しながらジャンプし*1、これで敵を踏むと大きくジャンプすることができたり、雲や霧などを振り払ったりできる。
    • 空中にいる際にリモコンを振った場合は「空中回転」になり、マリオが回転して滞空時間が少しだけ伸びる。雲や霧もわずかながら振り払える。
    • その他、リフトなどの各種仕掛けを動かすためにリモコンを傾ける、素早く振るなどの操作が新たに用意された。
    • またヌンチャクスタイルにも対応している。
  • パワーアップ
    • DSにあった「巨大マリオ」と「コウラマリオ」は削除されたが、新たに「アイスマリオ」と「ペンギンマリオ」、「プロペラマリオ」が追加された。
+ 詳細
  • アイスマリオ
    • アイスフラワーを取ると変身。アイスボールを発射できる。
    • 当たった敵は一部を除き、すぐには倒せないが凍り付いて動けなくなる。
      足場として利用したり、リモコンを振って持ち上げて投げることでコウラのように敵に投げ当てて武器として利用することも可能。
      ファイアマリオでは倒せない敵も倒せたりするのだが、ボスには効かない。
      • ちなみに今回初登場の敵として、このアイスボールを放つ、『アイスブロス』も登場している。
  • ペンギンマリオ
    • ペンギンスーツを取ると変身。アイスボールを放てる他、氷の上でも滑らずに移動可能になり、水中を素早く直線的に動くことが可能になる。
    • また、助走をつけてからや坂道でしゃがむことにより腹滑りで敵を倒すことも出来る。
  • プロペラマリオ
    • プロペラキノコを取ると変身。地上または空中でリモコンを振ることでプロペラを回し、大きくジャンプすることが可能。
    • また、ゆっくりと降下することが出来る。ただし空中で利用するためには一度地上に足をつける必要がある。
  • ヨッシー
    • ヨッシーにも騎乗可能。マルチプレイの場合は、その人数分のヨッシーが出てくる。
    • クリボーなどの敵を食べることができ、踏んでも倒せない敵を踏みつけるだけで倒すことができる。
      ハンマーブロスのハンマーを吐き返したり、火を吐くパックンフラワーで火を噴いたりなど、口に含んだものによってアクションが違う要素も追加。
    • 今回はパワーアップするアイテムをくわえても口に含むだけで、乗っているキャラクターは直接パワーアップしない。
      さらに、ヨッシーで他のプレイヤーキャラを口内に含む、ふんばりジャンプで滞空時間を長くするなどのアクションも可能になっている。
      しかし、2回連続でふんばりジャンプを使用することは出来ない。
    • また『スーパーマリオワールド』と異なり、ヨッシーに乗ることができるのは出てきたコースのみで、ゴールすると強制的に降りてしまう所謂「アニマルフレンズ」仕様である。
  • 協力プレイ
    • 本作ではすべてのコースで最大4人による多人数同時プレイが可能。
    • 1Pはマリオで固定、以降はルイージ、きいろキノピオ、あおキノピオのいずれかを操作することになる。
      • 能力は全員マリオと同じ。キノコなどのパワーアップアイテムはブロックを叩くと人数分飛び出す。
    • 協力プレイの際は以下の専用のアクションが使える。
+ 詳細
  • 協力ジャンプ
    • 味方の頭の上でタイミングよくジャンプすると、より高くジャンプすることが可能。
  • 同時ヒップドロップ
    • タイミングを合わせて全員でヒップドロップすると、POWブロックのように振動で画面内の地面にいる敵を倒せる。
  • シャボン
    • ミスしたキャラクターがこの状態になる。
      残機は減るが、シャボン玉に入りコース内をフワフワと移動するので、そこで他のキャラクターが触れると復帰できる。
      リモコンを振ることで他のキャラクターに接近する。全員がシャボンに入ってしまうとコースから退場となる。
  • その他、リモコンを振って他のキャラクターを持ち上げ、一度に2人分のパワーアップを得るなどのアクションもある。
  • マップ
    • 『Newマリオ』と同じくスゴロク状のマップを移動してコースを選択する形式。
    • スーパーマリオブラザーズ3』の「キノピオの家」が復活。入手したアイテムをマップ上で使用できる。
      • これに伴い、前作のようにコース中にストックアイテムを使用することは出来なくなった。

他にもマップ上では以下のような仕掛けがある。

+ 仕掛けの詳細
  • キノピオの家
    • 神経衰弱方式でアイテムを入手できるもの、大砲で風船を割って1UPキノコを入手できるもの、スターを入手できるものが存在する。
      一度利用すると消えてしまうが、特定の条件を満たせば復活し、以後何度でも使用できる。
    • また、特定の条件を満たしてコースをクリアすると、各ワールドのスタート地点に現れるものも存在する。
  • 大砲
    • 入ると他のワールドへワープできる。すべて隠しゴールの先にあるため、隠しゴールを見つけなければ利用することはできない。
      • ちなみに通常の方法で移動先に行ったことがあっても、コンプするためには一度は利用する必要がある。
    • マップ上の特定の場所を移動しており、ぶつかると強制的にコースに移動し、敵がうろつく中で100秒以内に画面中のキノピオマーク8個を手に入れるコースをプレイすることになる。
      • クリアできれば移動中に使用できるキノコを3つ手に入れられるが、ミスするとマップ上を押し戻されてしまう。
      • ちなみに、出現する敵はワールドによって異なる。
  • その他
    • シングルモードの1つのコース内で8回失敗すると、コース上に「おてほんブロック」が出現。叩くと、コンピュータ操作のルイージが「おてほんプレイ」として、自動でコースを攻略してくれる。
      • おてほん実行中でもボタンを押せば、いつでも手動操作に切り替えることが出来る。最後まで代わりに進めてもらってクリアしてもらうことも可能。
      • その場合は次のコースには進めるものの、自力クリア扱いにはならず、スターコインも入手したりもしない。
  • セーブは相変わらず各ワールドの「塔」「城」「飛行船をクリアしたとき」「大砲でワープしたとき」の限定されたポイントで行う。
    但し本作では一度だけ再開できる『中断セーブ』が追加されたため、セーブできる場所をクリアしなくても中断できる。
    • クリア後は中断セーブではなくなり、通常のセーブが可能。
  • ピーチ城では、集めたスターコインで、隠しゴールやスターコインの入手方法、マリオクラブスタッフによるスーパープレイを見られる。
  • ムービーは条件を満たすと増えていく。隠しゴールやスターコインは普通のプレイであり、スーパープレイは前半は感心する程度だが、後半は色々と狂っておりマリオクラブの本気を垣間見れる。
+ クリア後のネタバレ
  • ワールド8でラスボスを倒すと、ワールド9が追加。
  • 1~8まであり、該当した数字のワールド(9-1ならワールド1)ですべてのコースでスターコインを入手するとそのコースをプレイできる。}
  • コクッパ7人衆が『マリオ&ルイージRPG』以来6年振り(アクションゲーム新作では『スーパーマリオワールド』以来19年振りに)ボスとして久々の復活。また、クッパJr.との共演は本作が初となる。
    • ただし本作では「コクッパ」の名称は一切記載されず、「クッパの手下」という表記になっている(クッパの子供という設定がJr.のみに変更されたため)。それまではクッパJr.とコクッパの関係ははっきりと明言されていなかったため*2、今作で単に手下と表記されたことについては過去の設定を知るファンへの混乱を招いたり、否定的な意見も出た。
    • その後のNewマリオシリーズでも「クッパの手下」として表記され、さらに『マリオカート8』以降は「クッパ7人衆」という新たな総称が与えられている。
  • 本編以外のモード
    • フリーモード
      • 本編で一度クリアしたコースと「おすすめコース*3」の中から、自由に選んで協力プレイを楽しめるモード。
      • ワールドマップではなくリストからコースを選択する方式なので、サクサク遊ぶことができる。
      • 残機は毎回リセットされ、必ず5からのスタート。本編と違っていきなりゲームオーバーになることがなく、初心者にも優しい。
      • 勝敗は付かないが、クリアすると各プレイヤーの獲得スコアが発表される。
  • コインバトル
    • 本編でクリアしたコースと数種類の専用コースを舞台に、コインを集めた枚数を競う対戦モード。
    • 単に取ったコインの枚数だけではなく、スターコインやゴールポールの高さ、ボスに与えたダメージなどもコインに換算され、その合計で順位が決まる。

評価点

  • 万人向けの安定した内容
    • マリオらしくアクションゲームとしては安定と安心の品質。
    • 全体的な難易度はライトユーザーを意識してか前作に続いてやや低めだが、それでも後半はそこそこの難しさになり、スターコインをコンプリートしようとすれば中級者以上でもある程度歯ごたえがある内容になる。
  • マリオ本編では初めて本格的な多人数同時プレイが実装された。
    • スーパーマリオブラザーズ』から存在する2人プレイはあくまで交代制であり、前作『Newスーパーマリオブラザーズ』の「マリオVSルイージ」モードにおいては2人同時プレイが可能だったものの、遊べるのは専用のコースに限られていた。
    • しかし本作では初めて本編のすべてのコースで多人数プレイが可能に調整された。みんなで協力して敵を倒したり、逆に上手い人が難所を突破して初心者を助けたりと、プレイヤーによって様々な遊び方が可能。
      • もちろん取ったコインの数を競ったり、わざとコウラをぶつけたり踏んづけて穴に落としたりと、初代『マリオブラザーズ』を彷彿とさせる仁義なき疑似対戦ゲームとして遊ぶことも可能である。

賛否両論点

  • 「おてほんブロック」の存在
    • 前述の通り、同じコースでミスを繰り返すと登場するおてほんブロックを使うことで、CPUに代わりにコースを進めてもらうことができる。最後までクリアしてもらうことも可能。
    • 主に初心者やライトユーザー、子供のプレイヤーが難しいコースで詰まってしまい、そのままゲームを進めるのを諦めてやめてしまうのを防ぐための機能だと思われるが、「ノーコストでコースを自動クリアしてしまえる」というアクションゲームの前提も揺るがしかねない機能なこともあり、少なくない賛否両論を巻き起こした。特に旧作からの古参ゲーマーの中には強い拒否反応を示す者も多かった。
      • 良くも悪くも、DS・Wii時代からライトユーザーに対して手厚い配慮を施すようになった任天堂の作風を象徴する機能とも言えるだろう。
    • 賛否両論ながら、同様の機能は続編の『2』『U』の他、『スーパーマリオギャラクシー2』や『ドンキーコング リターンズ』などでも採用されており任天堂アクションゲームのスタンダードになりつつある。
    • また本作では、おてほんブロックを一度も出現させずにクリアすると、その旨の勲章がデータに残るというやりこみ要素が存在する。
      • しかし条件を満たしていても、その後一度でもおてほんブロックを出現させるとこの勲章は消滅してしまう。
  • 協力プレイ時のバランス
    • 多人数プレイ時は他人の操作キャラクターが邪魔になることも多く、狭い足場の奪い合いになるところから始まって、踏みつけジャンプが暴発したり、それで穴に落とされたり、他人の投げたコウラが当たったり、極端には相手を持ち上げて穴へと投げ捨てたり……とミス要因が増える。
      • コースが多いためそういったコースがあるのは仕方ない部分もあるのだが、終盤になってくるとその傾向が顕著に。 複数人プレイで攻略が楽になることもあるが大前提として全てのコースは1人でプレイしてもクリア出来るように作られているため、ある程度の腕前がある人であれば「1人でプレイした方が良い」という、今作の特徴を根幹から否定する結論に至ってしまう。
  • 上述の「上手い人が難所を突破して初心者を助けたり…」というのは確かにあるものの、腕前に差があると「一方がどんどん先に行ってしまって、もう一方がそれを追いかける」という展開も往々にして起こる(先に行った方が待ったり、追いかける方がシャボンに入れば解決するが、前者は立ち止まってると危ないような場合にはそうもいかないし、後者もそれはそれでつまらないなど一概に良いとは言えない)。そうなると上手い人もそうでない人もストレスが溜まるため、協力プレイは諸刃の剣と言える。
    • 腕前に差があまり無い者同士であれば、その様なことは起りにくくなるものの、今度は逆に「上手い人が難所を突破して初心者を助けたり…」といった恩恵を受けにくくなるため、(楽しいかどうかは別として)攻略という意味で言えば協力プレイをする必要性が低くなってしまう。
  • 一方で、複数人プレイの楽しさは言うまでもない他、初心者からしたらクリアしやすくもなるためメリットも少なくはない。また、ストックアイテムがコース中で使用できなくなったため、「パワーアップ状態の仲間をシャボンに入れ、必要な場面で出す」というテクニックが使えるのも複数人プレイならではのメリットと言える。
    • ミス回数は増えるが、一人が生き残っていれば復帰可能なのでゴリ押しが効くようになる。残機はゴリゴリ減っていくが。
    • 「協力のつもりが対戦になっていた」というマリオブラザーズからの伝統ともいえるが。
  • リモコンを駆使させる場面が多くやや面倒くさい
    • 多人数プレイであれば「誰が担当するか」等でむしろ盛り上がる要素なのだが、1人プレイであれば単に面倒な操作を強いられる。
    • ただし色々なコースで様々な種類のギミックが用意されており、「またリモコン操作か」と思うことはあっても、仕掛け自体に飽きることは少ない。
  • シャボンが便利すぎる
    • 多人数プレイ時は、穴に落ちそうになったり敵に当たりそうになるたびにAボタンを押せばシャボンに入って簡単に回避できてしまう。使用に回数等の制限もない。
      • ただし便利すぎるが故に、全員がシャボンに入ってしまい強制終了ということもある。闇雲に全員が使用すればいいというものではない。
    • 多人数プレイ時はカジュアルなパーティーゲームとしての側面も強く、初心者が難所を攻略できずに全員が進めなくなってしまうというような場面を無くすための救済処置でもある。
  • 一部のコースがとても難しい
+ 一応ネタバレ注意
  • 主にエクストラコースである「ワールド9」 特に「9-7」はマリオシリーズ屈指の高難易度を誇る。 スターコインを3枚取るのに、50回以上ミスしたという声も数多くあるほど。
  • ただし、このコースはスターコインを集めたプレイヤーのみが到達できるやりこみ要素であり、難しいのは当然でもある。

問題点

  • 変身のバランスの悪さ
    • プロペラマリオは非常に強力で、無限に飛ぶことはできないものの、大ジャンプと降下速度の緩さから足場の悪いコースでは難易度がかなり下がる。
      • もっともこれも『3』のしっぽマリオや『ワールド』のマントマリオと同様、難易度の高いコースを突破する際の救済処置として設定されていると思われる。
    • 対して、DSより引き継がれたマメマリオの利点が体の小ささと水上歩きの二点だけになってしまった。
      • もっともマメマリオはそもそもデメリットが多く、難易度を上げるための変身という側面も強い。
    • ペンギンマリオがアイスマリオの性能をほぼ網羅している。
      • どちらもアイスボールを放てる上に、ペンギンマリオのみ氷上や水中での操作向上効果が付随している。
      • 『3』におけるしっぽマリオとタヌキマリオ(同作ではタヌキのみ地蔵マリオに変身可能)の関係に近いと言える。
      • 一応ペンギンマリオはダッシュ中に下入力をすることで腹滑りができる代わりにしゃがみジャンプが出来ないという欠点があるのだが、通常プレイの範囲であればまず影響しない。
      • ペンギンスーツはワールド3とワールド4くらいしか登場しなくなっており、その点では差別化されている。
  • 従来のシリーズの焼き直し感
    • 斬新なコース設計などで賞賛された同ハードの『スーパーマリオギャラクシー』等と比べ、ワールドの構成やコースのギミック等へのマンネリ感も指摘されている。
    • 本作のワールドは順番や詳細こそ違えど、『3』や『New スーパーマリオブラザーズ』のワールドとの共通点が多い。
  • その他
    • ボリュームが少ない。携帯機から据え置き機に移行したにもかかわらず、その前作よりもコース数が減ってしまっている。
    • 一部のスターコインの隠し場所が酷く、壁の中に見えない状態で埋まっているものがいくつかある。一応「隠し場所どころか取り方まで説明してくれる」強力な救済措置があるのがありがたいのだが、じゃあ何故そこまでしないといけないほど分かりにくい場所に配置したのだろうか。
    • ヨッシーに乗ってこのゲームをプレイしているCMがよく放送されていたが、ヨッシーは限られたコースにしか出ず、しかも他のコースへの引き継ぎは不可。
    • メインBGMは前作をちょっと変えただけ。「全く同じでも良かったのでは?」と思えてしまう。
    • オープニングムービーに一箇所おかしなところがある。キノピオが大砲に入れた箱の順番を良く見ると…。(参考動画)
    • コンティニュー回数が記録されてしまう。
      • ノーコンティニュークリアを目指すモチベーションになるが、コンティニューすることに対するプレッシャーにもなってしまう。

総評

マリオシリーズとしては初めて、本編で本格的に多人数プレイが可能になった画期的な作品。協力することで敵を倒せたり、難しいところは別のプレイヤーに任せたりといった遊び方が可能となり、初心者と上級者が一緒に遊べるようになった。まさに任天堂が目指すとする「万人向けアクションゲーム」を体現した新たなマリオと言える。もちろん、協力だけでなく妨害し合あうゲームとしても遊べる自由度の高さも初代『マリオブラザーズ』譲りであり、多様な遊び方が楽しめるようになった。


その後の展開

  • 2017年12月に本作がNvidia Shield TVに移植された。*4
    • 任天堂制作のマリオシリーズの他社ゲーム機への移植は、PC・スマートフォンを除くと、1980年代に数例見られた程度で*5、近年では珍しい。
      • 任天堂制作のもの以外では、過去にフィリップス発売のCD-i向け『Hotel MARIO』が存在した。
      • ちなみにハードが変わったからといってタイトルが「New スーパーマリオブラザーズ SHIELD」に変わるわけではない。
      • Shield版の特徴としては解像度がオリジナルの480pから1080pに引き上げられており、よりくっきりとしたグラフィックで楽しむことが出来るようになっている。
    • ただし現地点では中国のみの配信で言語も中国語のみとなっている。
    • ちなみに後に『スーパーマリオギャラクシー』も移植された。

余談

  • マリオシリーズの例に漏れず、今作でも熱心なプレイヤー達によるRTA(Speedrun)の研究が行われている。
    • とは言ってもバグ技の類はほとんどなく、基本的にはどれだけ操作精度を詰められるかという勝負である。
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最終更新:2023年11月16日 09:37

*1 ただし『ワールド』とは異なり踏めない敵を踏むことはできない。

*2 『スーパーマリオアドバンス4』の時点で既に「部下」と表記されていたという説があるがデマで、実際には同作の説明書でも「子供達」と表記されている。

*3 開発スタッフによって厳選された、マルチプレイが特に盛り上がりやすいコース。

*4 この他「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」や「パンチアウト(Wii)」も移植されている。

*5 『ドンキーコング』や『ドンキーコングJR.』、『マリオブラザーズ』が、アタリ社やコレコ社のゲーム機に移植された例がある。