女の子と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。

【おんなのことみっしつにいたらまるまるしちゃうかもしれない】

ジャンル 脱出アドベンチャー
対応機種 ニンテンドー3DS
発売元 D3パブリッシャー
開発元 インテンス
発売日 2012年3月15日
定価 6,090円(税込)
判定 なし
ポイント 脱出ゲーム+萌えゲー
脱出ゲーム要素や3D描写自体は良好な出来
物の名前を指定して調べて貰う独特のシステムに賛否
選んだヒロインと結ばれない仕様


概要

SIMPLE DSシリーズでも『THE 密室からの脱出』として人気ジャンルだった脱出アドベンチャーの新作。
同製作陣で発売された『密室のサクリファイス』とも、世界観をある程度共有しているように解釈できる*1
これまでの作品と比べ、3DSにハードを移しての3Dグラフィックと、何よりタイトルなどからも見て取れるように萌えゲー系の要素が強くなっているのが特徴である。

タイトルの所為で店頭で買いづらいという声も…。

ストーリー

主人公・コウヘイは、ある夜から夢の中で女の子と密室に閉じ込められる夢を見るようになる。
そんな中、佐栗高校の文化祭で「優勝するとカップル成立率100%」といわれるオリエンテーリング大会(オリ会)に参加するため、女の子と組むことになるのだが…

登場人物

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  • 藤丸コウヘイ(ふじまる コウヘイ)
    • 本作の主人公。ある時を境に夢を通じて現実を書き換える能力に目覚める。
  • 秋篠かすみ(あきしの かすみ)
    • 本作のメインヒロイン。主人公の同級生で、目立たない内気な少女。
      ある理由から存在が曖昧になっており、トゥルーエンドルート以外には殆ど姿を見せない。
  • 東郷こころ(とうごう こころ)
    • 主人公の幼馴染みで妹のような存在。生意気な性格だが両親の離婚に母の死、義母からの冷遇と重い家庭事情を抱えている。
  • 伊藤つばさ(いとう つばさ)
    • 100人の男子に告白されて全てフッた伝説を持つ、学園のアイドル。
      実はある事務所に所属するタレントでもあるが、本人はアクション女優に憧れている。
  • 乃木おとは(のぎ おとは)
    • お淑やかな良家のお嬢様。主人公のクラスの学級委員長であり、生徒会の正書記を務める。
      頭は良いがどこか抜けた所のある天然ボケで、運動も苦手。
  • 伊都香・リザヴェータ・イヴァーノ(いとか リザヴェータ イヴァーノ)
    • 主人公と血の繋がらない姉。東欧スラブ系の母親を持つ金髪碧眼のハーフであり、現在は主人公と二人暮らし。
      と、言う事になっているが…。

特徴

  • 『密室の~』と同様、各シナリオはストーリーパートと脱出パートで構成される。
    • 『密室の~』ではクリアしたシナリオに応じてその後で分岐するシナリオやエンディングが変化する方式だったが、今作はストーリーパート上の選択で分岐するオーソドックスな形式である。
    • 行動選択は後述の脱出パート同様に文字を入力して行う。基本的に選ぶべき単語はキーワードとして登録される為、何を入力すればいいか分からなくなる事はほぼない。
      • 全く関係ないキーワードを入れる事で特殊な反応が見られたり、隠しCGが見られるサブイベントが発生する事もある。
  • 本作の脱出パートは全て主人公が見ている夢と言う設定である。
    • 主人公は夢の中では蛍のような「妖精さん」と化してしまう為、物に触れたり声を発する事が出来なくなってしまう。その為、後述するような独特のシステムとなっている。
    • 夢世界では常にヒロインの1人が(現実に居る場所と同じ見た目の)密室に閉じ込められており、脱出させる事で主人公も夢から醒める。
    • この夢の密室は現実世界にも影響を及ぼし、ヒロインの主人公に対する印象や、ヒロインが現在置かれている状況などが夢の行動によって変化する。この夢世界の正体は物語終盤で明らかになる。
      • 例えばヒロインが現実で危機的状況に陥っていた場合、夢世界で脱出させる事で現実の危機も回避できる。また、夢世界でヒロインに喜ばれれば現実でもヒロインから見た主人公の印象が良くなる。但し、逆も然り。
  • 本作の脱出パートは一般的なクリック式の脱出ゲームとは異なり、プレイヤー自身がオブジェクトに干渉する事は出来ない。
    • 「妖精さん」化した主人公はヒロインに物の名前を伝える事しか出来ず、上手くヒロインを誘導して脱出させなければならない。
    • 部屋の中を見回し、気になる物があればその名前を入力する。キーワードがヒロインに伝われば、調べたりアクションを起こしてもらう事が可能。
    • 入力するのは「ひきだし」「ほん」などあくまで名詞のみで、「おせ」「たたけ」などと入力しても伝わらない。その為、伝えた物に対してどのようなアクションをするのかは女の子次第である。
    • 部屋にあるもの以外でも反応する語句は多数あり、その場合は一言コメントを返してくれる。
    • 入力方法は手書き式かキーボード式で選択可能。
  • 攻略できるヒロインは4人。各ルートに個別の脱出パートが用意されている。
    • 正確には伊都香を加えた5人だが、そちらは個別ルートが存在しない特殊仕様となっている。代わりにトゥルーエンドルートから派生しての個別エンドは用意されているほか、当人もトゥルーエンドを迎える上で重要な要素となっている。
    • メインヒロインであるかすみのルートはトゥルーエンドルートであり、選択こそ最初から可能だが、他ルートを全て攻略し且つ特定条件を満たさなければ途中でバッドエンドを迎えてしまう。

評価点

  • 女の子のきわどいアングルの絵を立体視で堪能できる。
    • あまり3Dグラフィックに実績のあるメーカーではないが、いずれのヒロインも可愛らしく描かれており、3DSなら十分及第点。巨乳キャラや乳揺れも完備。
    • 各ヒロインの衣装も制服の他、体操服、水着、私服、ショーのコスチューム、*2と、複数用意されており、ステージ毎に頻繁に切り替わる。
    • 女の子が何らかのアクションを起こすイベントが発生すると、ジャイロによる操作でその様子を眺める事が出来る。周りに人がいないことを確かめてからやろう。
      • 本来の目的は眺める事ではなく、周囲を見回してその状況に活かせる物を探す事である。稀に眺める事自体が目的のシチュエーションもあるが…。
      • パンチラも見えるアングルも存在するが、妙にロデオなどに乗ったシーンが多いのはそう言ったものを求めるプレイヤーのためだろうか。
  • シナリオ選択の便利さ。
    • 2周目以降は「フロー」から一度プレイしたエピソードにいつでもジャンプできる。
    • また、一度クリアした脱出パートは「メニュー」からスキップ可能なので2周目以降も安心。『密室の~』のように何度もクリアを強いられる事は無い。
    • 「フロー」画面には分岐点も表示されている為、ほぼノーヒントの『密室の~』と違ってトゥルーエンドを迎える条件も比較的判りやすくなっている。
  • 謎解き自体は理不尽な部分が少なく、ヒントも多めに出ている。それでいてやや歯応えのある難易度。
    • ヒントが少ないのに捻りをきかせる部分が多い『密室の~』に比べ、妥当な難易度に落ち着いている。
    • ただし謎解きに直接関係の無い部分で少々問題が(後述)。
  • 密室はすべて夢の世界という設定。そのため、非現実的なギミックが不自然になっていない。
    • この辺りは『密室の~』の長所が引き継がれている。
  • 脱出パート中の女の子の反応が実に豊か。
    • 物を調べた時の反応やイベント時のアクションが豊富であり、愉快で微笑ましい雰囲気の中でプレイできる。この辺りは主人公が脱出ゲームに直接干渉できない本作ならではの演出である。
    • 女の子の性格がよく現れており、時には現実世界では見せないような一面をのぞかせる事も。
    • 懸命に仕掛けに挑戦したり、機転を利かせて謎を解く事も多い一方、素っ頓狂な事をやらかす、冗談なのか本気なのか分からない事を口走るケースも少なくなく、それに対する主人公のツッコミも面白い。暖かい目で見守ってあげよう。
  • シナリオは『密室の~』と同じく加藤ネムル氏が手掛けている。
    • 女の子達もお嬢様、生意気な幼馴染み、脳筋娘、お姉さんキャラ、正統派ヒロインと王道且つ個性的な性格が揃っており、暗かったり嫌味なキャラもいないので肩の力を抜いて楽しめる。
    • 特にトゥルーエンドルートはSF要素も相まって高評価。作風が大きく変わった本作も『密室の~』の系譜を受け継いでいる事が窺える。

賛否両論点

  • シナリオの構成。
    • 中盤に各ヒロインのルートに分岐するが、メインヒロインのかすみとルートが存在しない伊都香以外の三人の場合、選んだヒロインとは絶対に結ばれない。紆余曲折の末選ばなかった他のヒロインとエンディングになる。初見時にほぼ確実に面食らうであろう、ある種のトラップじみた構成なのである。
      • 正確には「オリ会で誰を誘うか」の時にこころを選ぶとおとは、おとはを選ぶとつばさ、つばさを選ぶとこころのルートに進む事になる。
      • 描写としては「安易に誘う相手を決めてしまったが、のちに自分の本心に気が付いた」という流れになっている。
    • 実際にエンディングを迎えるヒロインと惹かれ合う過程や主人公の葛藤は描かれており、選んだヒロインとの別れも後味の悪いものではなく「互いを尊重した上で恋人ごっこをやめ、これからは良き友人として接する」と言う後腐れ無い形になっている。「ただ上手くいかなかったから別の人とくっついた」と言った軽薄な流れではない。
      • しかしそれでも自分で選んだ相手とは結ばれない点に納得出来るかどうかは人による。普通のギャルゲー感覚で気に入ったヒロインを選んだ人が「裏切られた」と受け取ったとしても、それは仕方ないと言う他無い。主人公に共感できずに進めていたなら尚更である。
    • パッケージでは5人のヒロインがじゃれ合っているが、実際は生徒会で普段から付き合いがあるおとはとこころ以外は繋がりが皆無である。
      • その為、その二人とは赤の他人であるつばさが関わって来る展開はやや強引なものとなっている*3
  • 主人公の性格。
    • この手のゲームでは珍しくはないが、ノリが軽くスケベな性格は好みが分かれる。健全な高校生男子ではあるのだろうが、それをゲームの主人公の行動という形で見せ付けられて万人が好意的に受け取るかと聞かれると微妙である。
    • ある脱出パートでヒロインが蔦の怪物に縛られた際にはヒロインを助けようとしないで蔦を応援するなどという事をやらかす。
      • 萌え系作品のお色気シーンの類としてなら「プレイヤーの邪な気持ちを代弁している」としてネタになるが、普段は基本的にヒロインを助ける事を第一に考えていることが強調されている為、単純に空気を読まない不快な行動と映りやすい。
      • 蔦を退治せずに奥のオブジェクトを調べようとした際のイベントであり、「戻る」をタッチすればあっさり解放される*4為、小ネタ的なサービスシーンとして見るべきか。
    • 上記のシナリオ構成も、簡単に靡くこの性格に原因があるとも言える。
      • あるヒロインを心配して追いかけている最中だと言うのに、別のヒロインが水着コーナーに入るのを見たからとそちらに注意を向けてしまう、などという事も。しかもプレイヤーが何度当初の目的を思い出させようとしても、「でもやっぱり気になる」と拒否する無限ループになり、人によっては腹立たしくなる事も。
    • 但し、いざと言う時は身体を張れる主人公らしい熱い一面もあり、見せ場も少なくはない。「ヒロインを心変わりさせてモノにする」「ハーレムを作る」などと言った下心で夢を利用する事は無く、夢世界での行動理念はいずれも「ヒロインの力になる」「現実を書き換えてヒロインを助ける」事である。
      • 特にトゥルーエンドルートでは意外な過去が明らかになり、愛する人を救う為に果敢に立ち向かって行く姿が描かれる。
  • 脱出パートの構成。
    • 過去作と異なり、殆どのステージは「鍵のパーツを探して出る」という構成となっている。目的が分かりやすくなった代わりにバラエティ性が大きく落ちている。
    • 本作単体であればそういうものかと割り切れなくもないが、他の脱出ゲームであれば例えば「通風口の留め具を外してそこから出る」「爆弾を作って壁を爆破する」など、ギミックのアイデアも重要であり、脱出ゲームとして見るとあまり宜しくない仕様である。
    • 但し、鍵のパーツは在処が常識では考えられない場所だったり、条件を満たした時に初めて実体化したりなど、本作ならではの隠し方をされている事も多く、単調な鍵探しにならない工夫はある。
  • 一部謎解きが無茶苦茶。
    • 状況が状況である為か、常識的な解答が通じない謎解きがある。これを理不尽と取るか、意表を突かれた、或いはギャグと取るかは人による。
    • 例えば、あるヒロインがストラックアウトをさせられるシーン。指定の個数以内のボールでパネルを全て落とさなければならないのだが、このヒロインはそう言った事が不得意なので必ず失敗してしまう。
      + ではどうするかと言うと…
    • バスケットボールをぶつけてその衝撃で全部のパネルを落とすのが正解。確かに立ち位置やボールの個数はルールを守っているが…それでいいんかいな…*5

問題点

  • 脱出パートで「オブジェを認識し辛い」ことが最大の問題点となっている。
    • このゲームで詰まる理由の9割は「オブジェを認識できず、物の名前を伝えられない」事である。詰まったら素直に攻略サイトを探してプレイした方が賢明である。
    • 視点を主人公主観から女の子主観に切り替えると認識しやすくなる場合が多いのだが、そもそもその視点切り替え操作の存在に気が付かないプレイヤーも多いという。
    • また、オブジェを認識したはいいものの、物によってはどう言う名前を入れれば伝わるのか分かりづらいと言うケースも。
    • 物の名前のヒントや答えそのものが女の子の台詞などで提示されている場合が大半なので、詰まる頻度自体は多くない。
  • 夢の世界であることを表す白い靄のエフェクトを切ることができない。
    • 全体的にぼやけた感じになってしまい、特にジャイロ操作で女の子の姿を堪能する時に邪魔。
  • ジャイロ操作でヒロインを自由に眺めるのはなかなか難しい。イベント中でも手動操作があってもよかったような。
    • カメラが引けないのも残念。
    • ポーズを掛けるとその時点での視点がデフォルトのカメラ位置に設定される為、それを利用すると良い。
  • 不十分なスキップ機能。
    • クリア済みの脱出パートは再プレイ時にスキップ可能だが、ストーリーパートは飛ばせない。
    • 方向キーの下でメッセージスキップは可能だが遅めで、脱出パートだけプレイしたい時のやり直しが面倒。
  • フルボイスではない。
    • 『密室の~』は登場人物全てが、そして脱出パートもフルボイスだったが、本作でボイスがあるのはヒロイン5人だけであり、且つ脱出パートはそのヒロイン達もボイス無しである。
    • 脱出パートはヒロイン達の感情豊かな台詞が満載*6であるが、それらは全てテキストのみである。本作の売りから考えるとやはり指摘は免れない。
    • 仕様の為、ボイスの無いキャラとあるキャラの入り交じった会話シーンもちらほら。主人公は良いとしても、主人公の友人二人は3Dモデルがあるにもかかわらずボイス無しなので、彼らを交えたヒロインとの会話シーンはどうにも違和感が拭えない。
  • 若干だがバグ、不具合もある。
    • 保健室のステージで、本来は鍵を見つけたあと引き出しに「かぎ」と指定することで開く手順なのだが、鍵を見つける前に「かぎ」と指定しても開いてしまう。
    • 浴室のステージで、浴槽の蓋を閉めた時に出現するパーツを最後に取ると、蓋が閉まったままクリア演出に入る。クリア演出では勿論ヒロインは浴槽に入った状態でポーズを取るのだが、その時に蓋が閉まっていると…。
    • 隠しイベントではあるが、こころがモグラ叩きで遊ぶシーンで手とハンマーの動きが全く合っていない。ただ手を振るこころと、空中を揺れ動くハンマーと言う不気味なシーンになってしまっている。

総評

ストーリー・キャラクターの双方で高評価を得た『密室のサクリファイス』に続く作品ということもあってか、ギャルゲー要素を入れてよりキャラクター性を強くしている。
開発会社こそ異なるものの、同社の『ドリームクラブ』のヒットなどの影響もあるのかもしれない。

しかし、萌え系2Dグラフィックの女の子とシビア寄りのストーリー・難易度のギャップも魅力であった『密室の~』とは毛色がだいぶ違い、同作のような外見とのギャップやシビアさは無く、シリアスさを少し含んだ見た目通りの萌えゲーとなっている。
脱出ゲーム部分も、従来とは違う新たな方向性を目指した事は窺えるものの、その弊害や問題点も少なくない。

結果として、『密室の~』ファンや脱出ゲーム熟練者には「微妙な脱出ゲーム要素が入った凡百の萌えゲー」と見られてしまっているのが実情である。
しかし『密室の~』未プレイ者や、プレイしたが高難易度に付いて行けなかった人、普段脱出ゲームをあまり遊ばないプレイヤーであれば欠点も然程気にならず、少し珍しいギャルゲーとして十分楽しめる「かもしれない。」。

その後の展開

  • 2012年11月にスピンオフ作品である『女家庭教師伊都香先生と密室にいたら○○しちゃうかもしれない。』がダウンロード専用ソフトとして発売された。
    • ちなみにスピンオフは他に初回特典の「こころが水着に着替えたら。」公式のFLASHゲーム『つばさが猫と出会ったら。』があった。あれ、もう2人ほど足りないような…?
    • 本編のメインヒロインであるかすみはまだいいが、残る1人は……。
      • 『密室のサクリファイス』でも、全5ヒロインのうち2人分のスピンオフしか出ていないという同様の状況である。
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最終更新:2021年04月20日 22:00

*1 世界観の共有が明言されているわけではなく、繋がりを匂わせる部分も単なるファンサービス的設定にすぎない可能性はある。しかし『密室のサクリファイス』の設定の特性上、作品間の大抵の相違点は説明がつけられてしまうので、完全に無関係とも断言できない。

*2 入浴中のステージなのでヒロインは浴槽の中。念の為。

*3 かすみ、伊都香はそもそも他のヒロインとの絡み自体がほぼ無いので問題ない。

*4 普通はちゃんと問題に対処しないと解放されない。

*5 ヒロインが勝手にやったらしく、主人公も「それはズルいんじゃないかな」と突っ込む。

*6 おとはの敬語が崩れたり、かすみがアグレッシブな態度になったりなど、日常パートではお目にかかれないシチュエーションも多々。