バーニングエンジェル

【ばーにんぐえんじぇる】

ジャンル シューティング
対応機種 PCエンジン
メディア 3MbitHuカード
発売元 ナグザット
発売日 1990年12月7日
定価 6,700円
プレイ人数 1~2人(同時プレイ)
判定 なし
ポイント 二機合体シューティング
ビジュアルシーンの露骨なエロアングル
シューティングとしてはかなり雑
ナグザットSTGシリーズ


概要

  • ナグザット(現加賀テック)製のPCエンジンオリジナル縦シューティングの一つ。
    • 一人~二人同時プレイが可能で、条件を満たすとその二体が合体して強化攻撃を行えるのが売りとされる。
  • 悪の組織にさらわれた科学者の姉を救出する為、彼女の妹二人を乗せた戦闘機にて敵地に乗り込むというストーリー設定。

特徴

  • ゲームタイトル画面にて、一人プレイか二人同時プレイかを選択できる。一人プレイでは機体の選択も可能。
    • 二種ある機体は攻撃性能に差別化が図られているが、二人同時プレイで同じ機体を選択する事は不可である。
  • ライフ制、一人プレイではその自機の、二人同時プレイではお互いのライフが全部無くなるとゲームオーバー。
  • 全5ステージ構成。オプションにて三段階からの難易度調整が可能。
  • メインとなるボタン操作はショット一つのみで、下記の合体以外では特に操作するべきシステムはない。
  • 画面下部中央の合体エネルギーメーターが最大に溜まった状態で、IボタンかIIボタンのどれかを押しっぱなしにしながらセレクトボタンを押すと、相方機と合体し強力な攻撃を放つ事ができる。
    • Iボタンではα合体、IIボタンではβ合体となり、合体によって攻撃方法が違う。二人同時プレイではもちろんの事、一人プレイ時でも合体は可能(相方機がエクストラとして登場してくれる)。
    • 合体中はエネルギーメーターを時間経過で消費し、それがなくなると合体は強制解除となってしまう。また、合体中に上記のIかIIボタンとセレクトを同時押しにすると任意で合体解除が可能である。
    • 消費したエネルギーメーターを回復するには、特定敵を倒すと出現するアイテム「バーニングスター」を回収する必要がある。
  • 特定敵を倒すと出現するアイテムは以下の通り。メインショット、ビット、ミサイルは各機体により全く違う攻撃、及び性能となっている。
    • 「パワーアップ」…その名の通りメインショットのパワーランクを上げる
    • 「ビット」…いわゆる補助オプションというべき存在のビットが付く。ビット自身は専用の攻撃が放ち、またビットには無敵の当たり判定があり敵弾をかき消せる。
    • 「ミサイル」…いわゆるサブショットが撃てるようになる。メインショットやビットとはまた別の存在。
    • その他には自機ライフを回復する「ライフ」と、上記に示した「バーニングスター」が存在する。
    • 自機がダメージを食らうと、所持していた「パワーアップ」「ビット」「ミサイル」の各ランクが一つ下がってしまうというペナルティがあるので注意が必要。
  • 二人同時プレイ時限定として、お互いの自機が重なり合うと、残りライフが多い方の自機が少ない方の自機にライフを分け与えるというシステムが存在する。
  • オプション項目にてサウンドテストが可能。
  • グラフィック、及びBGMのクオリティは及第点な方。特別良い訳ではないが、決して悪い外見でもない。

評価点

  • PCエンジンのオリジナルシューティングとしては珍しく二人同時プレイが可能。
    • 合体システムの導入も意欲的ではある。
  • 本作の一番の目玉といえる、オープニングやステージ前後、エンディング等、所々にて導入されるビジュアルを交えたイベントシーン。
    • ジャケット絵からしてやたらと肌の露出を強調したかのようなコスチュームを着た彼女達の絵が拝め、しかもゲーム中にもそのコスで活躍してくれる。
    • オープニングからして二人がおっぱい揺れまくりで走るという某格ゲーのくの一並に衝撃なサービスショットが拝める。
    • そしてステージ前後にてパイロットに乗り込んだ二人の通話のイベントがあるのだが、やたらとおっぱい、太もも、尻を強調したような彼女達のサービスショットが拝める。戦闘機に乗り込んだだけで普通そんなアングルにはならんだろ
  • パイロットの二人、さらわれたヒロインの姉ともにキャラクターデザインが可愛らしい。

問題点

  • ゲームバランスが悪い。他のナグザット製シューティングと比べても下の位置に属する位。
    • 特徴の項のルールでも述べた通り、自機がダメージを食らうと各パワーランクが下がってしまい、攻撃が貧弱と化す。
      • それに加え、「ダメージ後の無敵時間が少ない」「アイテムがあまり多く出現しない」「ステージクリアしても一切のライフが回復しない」「コンティニューなし」などの不親切な部分がやたらと目立つ。
    • 合体操作をしてもすぐには行わず、合体する演出が行われるのだが、なんと合体中にもやられ判定が存在するので、「合体完了前に致命傷を食らってゲームオーバー」なんて事すらもあり得る。
      • 但し、合体してしまうと強力な攻撃が放てるので、敵の隙を見計らって合体する事が求められる戦略的な部分もあるにはある。
    • 初見でプレイするとかなりの割合で序盤からゲームオーバーという事態に遭遇してしまいがちだが、敵のパターン自体はむしろ単調気味でさほど苦戦する要因は薄い。よって、パターンを覚えれば割と強引にクリアできてしまう。そういう意味では初心者には無理ゲーチック、パターンを把握するとヌルゲーチックになってしまうというアンバランスな難易度になってしまっている。
  • 一度クリアしてしまうと再チャレンジしたい気分になり辛い。
    • ステージ数が5と少なめで、特に大きな山場や目立つ演出もほぼ存在しない。エンディングもあっさりとした終わり方である。
  • わざわざパイロットのビジュアルを入れてまで導入されているが、各イベント自体の出来が微妙。

総評

  • シューティングとしての出来はとても褒められたものじゃなく、はっきりいって駄作レベルに匹敵する内容。
  • 一方で所々にて導入されるイベントシーンでのキャラクター達のサービスショットはHuカードソフト内でも屈指のクオリティ。シューティングゲームとしての出来ではなく、これらのシーンが目当ての人であれば楽しめるかもしれない。

余談

  • Huカード時代のナグザットは硬派なメーカーだったのだが、メディアリリースをCD-ROM×2中心にしたあたりからギャルゲー色が強まり、段々と萌え色に特化したようなソフトが増えていき、関連会社の加賀クリエイトにゲーム事業を譲渡する頃にはほぼ完全にギャルゲーメーカーと化していた、という非常に複雑な経緯があった。
    • 今考えると、本作はその前兆と呼べる存在だったのかもしれない。