鉄拳6

【てっけん しっくす】

ジャンル 対戦格闘


対応機種 アーケード(SYSTEM357)
Xbox360
プレイステーション3
プレイステーション・ポータブル
開発・販売元 バンダイナムコゲームス
稼働開始日 2007年11月26日
発売日 【360/PS3】2009年10月29日
【PSP】2010年1月14日
定価 【360/PS3】8,379円
【PSP】UMD版:6,279円/DL版:5,700円
判定 良作
鉄拳シリーズリンク


概要

シリーズ最大の登場キャラ数。お祭り作品という観点では『鉄拳タッグトーナメント』以来の規模を持つ。アーケード版は、ネットワーク対戦未対応では最後のシリーズ。

ストーリー

第5回大会で優勝し、三島財閥を手中に収めた風間仁。
彼はその力を駆使して世界中に内政干渉等の工作を行い、さらに資源の掌握やコロニーのジャック、情報通信統制などを行って
世界各地で紛争を引き起こす。
その上、三島財閥として独立宣言を行い、全世界に宣戦布告。
平和だった世界は、わずか数か月のうちに戦火に包まれることとなった。

前大会中、自分を裏切ったG社幹部を抹殺することで実質的にG社を支配下に置いた仁の父、三島一八。
自分以外の者が支配する世界など彼が認めるはずもなく、一八はG社の戦力を率いて三島財閥に抗戦する。
彼の思惑など知る由もないまま、世論はG社と一八を救世主として崇め、熱狂的に支持するようになった。

一八は世論を利用し、G社支持の声が一定以上に高まったところで、風間仁の首に膨大な懸賞金を設定。
しかし、仁はこれを待っていたかのように、自分の首を餌として第6回大会の開催を発表した。

大会の最中、三島財閥の私設部隊「鉄拳衆」の将校で、平八の隠し子(一八の異母兄弟)ラース・アレクサンダーソンは、
鉄拳衆の兵士を引き抜いて反乱軍を結成、仁を倒すべく動き出す…。

バージョン

  • 鉄拳6(無印)
    • 新キャラが4人登場し、そのうちの一人「ボブ」の性能が大分壊れていたためバランスが崩れていた。キャラランクとしてはボブの上に「三島一八」と「デビル仁」が居たが、ボブは気軽に振っていける技が多いのでお手軽強キャラとして猛威を振るった。
  • 鉄拳6 BLOODLINE REBELLION
    • 上記の調整版。新キャラを2人追加。全体的なコンボダメージが抑えられたためマイルドなバランスに落ち着いた。家庭用は『鉄拳6』とサブタイトルが付いていないが、ゲームの内容としてはこちらを移植している。

キャラクター

無印は合計39名+CPU専用2名で合計41名(プレイヤーキャラ総数実質38名)。
『BR』は2名が追加され合計43名(プレイヤーキャラ総数実質40名)。
『2』以来の伝統であったタイムリリース解放は廃止されている。

+ 無印のプレイヤーキャラクター
  • レオ
    • 本作新登場。冒険家の父(故人)とG社幹部の母を持つ。母が何者かに殺害され、その犯人が一八だと知るが英雄視されるG社と一八に手が出せずにいた。そこで今大会を一八に接近できるチャンスと考え出場。
    • 名前は男性的で日本語字幕での一人称が「ボク」だが、中性的な容姿や女性用の髪型をカスタマイズアイテムとして使えるなどの要素からファンの間で性別議論が起こっている。プロデューサーの原田勝弘氏は開発当初は女性として作っていたとコメントしているが、現在の公式設定では性別不明のままである。
    • 格闘スタイルは「太極拳」。
  • ザフィーナ
    • 本作新登場。古代王朝時代から続く、禍祓いの一族の末裔の女性。占星術師として活動していたが、最近になり全ての占いで凶兆が出るようになり、そのことを長老に尋ねたところ「世界を揺るがす二つの凶星の衝突で一族の守ってきた封印が解け、世界が滅ぶ」という予言を受ける。その二つの凶星=一八と仁を倒すことを目的に大会に出場。
    • 格闘スタイルは「古代暗殺術」。
  • ミゲル・カバジェロ・ロホ
    • 本作新登場。厳格な家庭の生まれだが両親に反発して飛び出し、妹を心の拠り所として生きていた青年。妹の結婚式に参加していたが、そこに三島財閥の空爆*1を受け、目の前で妹を失ってしまう。このことで財閥頭首である仁に激しい憎悪を燃やし、復讐のため大会に参加。
    • 格闘スタイルは「なし」となっており、まさに喧嘩のためのなんでもありといった、およそ格闘技らしからぬ乱暴な格闘スタイルを有している。
  • ボブ
    • 本作新登場。幼少期から格闘技の天才ともてはやされてきたが、自分よりウェイトの大きい相手に対抗できず、肉体改造を行う。結果本人は「完璧」と思う肉体を得たが、周囲にはただ太っただけとしか思われなかった。この肉体の力を証明するために、大会に出場。
    • 格闘スタイルは「フリースタイル空手」。ストーリー設定通りまるまるとした大柄な体格だが、格闘ゲームの巨体キャラ=鈍いという常識を打ち砕くかの如く俊敏な動きを繰り広げる「動けるデブ」。上記の通り無印ではお手軽強キャラだったこともあり、強いインパクトを誇った。
  • 風間 仁(かざま じん)
    • 『3』以降の新世代『鉄拳』の主役にして、現三島財閥総帥。世界中の戦争を引き起こした上に宣戦布告を行い、今や全人類の敵として認識されている。
    • 格闘スタイルは「正統派空手」。
  • 三島 一八(みしま かずや)
    • 初代主人公にして、仁の父。前大会中に自分を裏切ったG社幹部を抹殺することで、G社を支配下に置く。その後は三島財閥に徹底抗戦の構えを見せ、今や救世主として持ち上げられている。仁に懸賞金をかけた後、開催された第6回大会に予想通りともいうような反応を見せ、出場する。
    • 格闘スタイルは「三島流喧嘩空手」。
  • 三島 平八(みしま へいはち)
    • 一八の父にして、三島財閥の象徴として君臨してきた「鉄拳王」。『5』OPの大爆発で数km吹っ飛ばされ、数か月生死の境をさまようが、超人的な生命力でしぶとく生きながらえた。しかし彼が復帰した時には第5回大会は終了、自宅に帰ると鉄拳衆に襲われることに。そして三島財閥が仁の手にあると知ると怒り心頭に発し、財閥を取り戻すべく大会出場を決意。
    • 格闘スタイルは「三島流喧嘩空手」。
  • アーマーキング
    • 『4』時点でマードックに殺害されたはずの、ブラックジャガーの覆面を被ったヒールレスラー。前大会中に控室のマードックを襲って重傷を負わせる。このことでキングとマードックに追われているが、その正体と目的は一切謎に包まれている。
    • 格闘スタイルは「プロレスリング」。
  • レイヴン
    • とある諜報機関のエージェント。前大会中に死亡したと思われていた平八と遭遇し、動揺しながらも戦闘するが本部より帰還命令が出されて撤退。その後G社と三島財閥の対立が激化したことで、全面衝突を回避するべく大会に出場。
    • 格闘スタイルは「忍術」。
  • クレイグ・マードック
    • キングの師匠アーマーキングを殺害した前科を持つバーリトゥーダー。キングを挑発して前大会で激突し、またも敗北するがキングと握手を交わして和解した。しかしその後控室でアーマーキングの姿をした何者かに襲われ重傷を負う。アーマーキングの正体を追うためキングと協力し、大会に出場。
    • 格闘スタイルは「バーリトゥード」。
  • LILI(リリ)
    • 石油王の一人娘。父を慕いつつも格闘技嫌いである彼の目を盗んで格闘技を楽しんでいる。前大会で飛鳥に敗北し、さらに出場がばれて外出禁止を言い渡される羽目に。だが父の有する油田が三島財閥に占拠され、父はその対応で過労で倒れてしまう。財閥から油田を奪い返すことを考えて大会出場を決意。
    • 格闘スタイルは本作から「我流」に変更された。
  • セルゲイ・ドラグノフ
    • 軍の特殊部隊に所属し、その戦闘能力から「白き死神」の異名で恐れられている男。前大会ではデビル捕獲の任務を受けて参加していたが失敗。やがて祖国でも三島財閥の工作が原因で紛争や内乱が勃発。三島財閥を潰すことを任務として命じられ、大会に参加。
    • 格闘スタイルは「コマンドサンボ」。
  • ジュリア・チャン
    • ネイティブアメリカンと中国人のハーフであるミシェールに養子として育てられた女性。故郷アリゾナの森林再生プログラムを入手することに成功するが、アリゾナで老婆から「風間仁と三島一八を争わせれば地獄から悪魔が蘇る」という予言を聞く。その後の三島財閥とG社の対決、そして第6回大会の開催で予言が現実味を帯びてきたため、大会に出場。
    • 格闘スタイルは「心意六合拳, 八極拳を基本とした各種拳法」。
  • キング
    • 二人の王者の魂を受け継ぐ正義の覆面レスラー。前作で師匠を殺害した仇であるマードックと再戦し勝利を収めた末、和解。以来、彼と固い友情で結ばれるが、アーマーキングの紛争をした謎の人物がマードックを襲撃するという事件が起き、第6回大会の開催で犯人の手がかりがつかめるのではと考え、マードックと協力して出場する。
    • 格闘スタイルは「プロレスリング」。
  • 風間 飛鳥(かざま あすか)
    • 仁の従妹にあたる少女。父に重傷を負わせたフェンを追って前大会に出場したが、結局発見できなかった。その後三島財閥の引き起こす戦乱で平穏な日常が失われ、その原因が三島財閥頭首の風間仁であると共に彼と自分が従兄同士だと知り、仁を「しばく」ために大会出場を決意。
    • 格闘スタイルは「風間流古武術」。
  • 馮 威(フェン・ウェイ)
    • 最強を目指す中国拳法の達人。三島財閥が有する奥義書を前大会の最中に発見して強奪したが、そこに奥義は記述されておらず、「他の流派を打ち破り己のものとする」という教えだけであった。その後は各地で他の流派と闘い、さらなる高みを求めて第6回大会に出場。
    • 格闘スタイルは「中国拳法」。
  • ブライアン・フューリー
    • 三島財閥の科学者によってサイボーグとして蘇生させられた男。Dr.ボスコノビッチにより体内に備えられた永久機関をテストするため前大会に出場したが、吉光に阻まれフラストレーションを募らせていく。その後世界が戦争により混乱すると、各地の戦場で暴れまわったものの次第に飽きてきたため、また違う戦いを求めて第6回大会に出場する。
    • 格闘スタイルは「キックボクシング」。
  • 吉光(よしみつ)
    • 義賊集団卍党の党首。恩を仇で返したブライアンを追っていたが、やがて所持する妖刀吉光が禍々しさを増していることに気付く。妖刀吉光は邪な者を斬ることで力を抑えていたのだが、そのバランスが崩れて暴走寸前となっていた。これを食い止めるために封魔刀が必要と考え、それを求めると同時に邪な者が集う第6回大会に出場。
    • 本作ではサソリを想わせる機械的なアーマーで肩当てに「宇」の文字が付き、スーパーロボットのようないで立ちになった。
    • 格闘スタイルは「卍忍術進化型」。
  • 凌 暁雨(リン・シャオユウ)
    • 理想の遊園地を求めて三島財閥に接近して以後、三島家の保護下で生活している少女。平八と仁を慕っており、彼らの和解を願い三島を救うべく戦っている。前大会で平八が生きていたことに安堵するが、平八の命を仁が狙っていると知る。阻止しようにも急速に軍事化する財閥には容易に立ち入れなくなり、第6回大会で仁に出会って更生させようと考える。
    • 格闘スタイルは「八卦掌、劈掛拳をベースとした各種中国拳法」。
  • ジャック-6
    • 人型のロボット兵器。前大会の「ジャック-5」は有力な戦闘データを持ち帰ることに成功。開発者のジェーンはそれを基に改良を進めていたが、三島財閥がジャックに酷似したロボットを開発していると知る。ジャックを汚されたくないという想いから、ジェーンは新型のジャック-6を大会に送り込んだ。
    • 格闘スタイルは「力任せ」。
  • クリスティ・モンテイロ
    • 伝説のカポエイラマスターの孫娘で、彼が教えたエディ・ゴルドを師匠に持つ。前大会では結局優勝できず、祖父の命を救う方法を模索していたが、エディが失踪。その後祖父が三島財閥の病院に移送されることになり、これにエディが噛んでいるのではないかと疑問に思った彼女は、エディを探して大会に出場。
    • 格闘スタイルは「カポエイラ」。
  • 花郎(ファラン)
    • 仁をライバル視する若きテコンドー拳士。前大会では仁と対決し有利に進めていたが、デビルの力を暴走させた仁になすすべもなく、重傷を負って敗北。仁との距離を痛感した彼は心を入れ替え、これまでになく謙虚な態度でさらなる力を求めて師匠に教えを乞う。技に磨きをかけ、今度こそ仁に勝つために大会に出場する。
    • 格闘スタイルは「テコンドー」。
  • マーシャル・ロウ
    • かつて伝説の龍との異名を取った格闘家兼料理人だが、経営する料理店と道場をつぶしてしまい、さらに息子フォレストが人身事故を起こして多額の賠償金が必要、と困窮した状態で今に至る。前大会中に不法就労がばれて強制送還されたために優勝できず、そうしている間も賠償金の支払い期限は目前に迫っていた。そんなときに悪友で修行仲間のポールが協力して上位入賞と賞金を得ることを持ちかけてきたため、スティーブも巻き込んでその誘いに乗る。
    • 格闘スタイルは「マーシャルアーツ」となっているが、モーションはほぼジークンドーなのは相変わらず。
  • ポール・フェニックス
    • 自称・宇宙一の熱血格闘家。前大会ではクマに見事リベンジを果たすが、またも力尽きて優勝できず。いよいよ借金も増えて生活に困窮してきたため、そこから脱却するために大会の優勝賞金を欲するように。確実に賞金を得るために一人より二人、二人より三人で協力すれば上位入賞も狙えると考え、ロウとスティーブを誘って出場する。
    • 格闘スタイルは「柔道をベースとした総合格闘技」。
  • 雷 武龍(レイ・ウーロン)
    • スーパーポリスの異名で知られる国際刑事。前大会ではフェンを追って出場したが足取りはつかめず、帰国後は各地で発生する暴徒鎮圧に駆り出されることに。やがて戦争が勃発し第6回大会が開催されたことで、元凶である風間仁逮捕のため出場する。
    • 格闘スタイルは「五形拳を主軸とする各種拳法」。
  • 李 超狼(リー・チャオラン)
    • 平八の元養子で、かつての一八の義兄弟。前大会主催者を一八と思いこんでいたが、実際は三島仁八だったと知ると一気に興味が失せ、棄権して自宅に帰っていた。世界が戦争で混乱する中、G社の株を多数保有することからG社の武力化に疑問を抱き、その裏に一八があることを知ると、一八に接近するため株主優待券を使って第6回大会に出場。
    • 格闘スタイルは「マーシャルアーツ」。同じ格闘スタイルとなっているロウとは性能的に別物。
  • スティーブ・フォックス
    • ボクシングのミドル級世界チャンピオンで、三島財閥によって人工的に生み出された人間。前大会で三島の研究所を破壊したが、ボクシングの世界に戻ろうにも世界中の戦争でメジャーな大会は中止となり、ボクシング以外の仕事を知らない彼は事実上無職となる。そこにロウとポールの誘いを受け、ボクシング以外の格闘技も知ろうと組むことを決めた。
    • 格闘スタイルは「ボクシング」。
  • ニーナ・ウィリアムズ
    • 女暗殺者。妹アンナとの姉妹戦争に勝利した彼女は、目標を失ってしまったところに三島財閥の工作員としてスカウトされる。鉄拳衆の一人として各地の工作に従事したのち、大会で仁を狙う者を始末するため出場。
    • 格闘スタイルは「暗殺格闘術」。
  • アンナ・ウィリアムズ
    • ニーナの妹。前大会でとうとう姉に敗北し、復讐の機会を狙うも果たせず。その後戦乱の中でニーナが三島財閥にいることを突き止め、対抗するためにG社に接近、特殊部隊として雇われて大会に出場。
    • 格闘スタイルは「暗殺格闘術」。
  • 白頭山(ペク・トー・サン)
    • ファランの師匠のテコンドー拳士。前大会は師弟揃って参加したが、ファランが重傷を負って敗北したことを聞き棄権。自分の教えの甘さに苦悶していた時、心を入れ替えたファランに教えを乞われ、彼を改めて鍛え直す。全てを彼に受け継がせたと確信したことで、己の格闘人生最後の舞台として弟子と共に参加。
    • 格闘スタイルは「テコンドー」。
  • ロジャーJr.
    • かつて三島財閥が作った軍用アニマルのカンガルー「ロジャー」の息子。ただし、実際に戦うのは彼の母カンガルーの方で、Jr.は彼女の袋に入っている。前大会で行方不明になったロジャーを発見するが、ひとり優雅な生活を送っていたことに呆れて両親は離婚。母子家庭となるも生活は厳しく、安定した暮らしのため資金を求めて大会に出場。
    • 格闘スタイルは「コマンドレスリング」。
  • クマ/パンダ
    • シリーズおなじみの動物たち。今回も選択時のボタンで姿が変わるだけで、同一性能。
    • クマは前大会でポールに敗北し、なおも三島を取り戻すため財閥に乗り込むが、仁にあえなく倒され北海道の原野に捨てられる。打倒仁を目指して特訓した彼は、今度こそ三島を取り戻すため出場。
    • パンダはシャオユウについて参加した前大会を、平八の生存を知り棄権したが、各地で勃発する戦争と第6回大会の開催で、またもシャオユウにつき合わされる形での出場となる。
    • 格闘スタイルは「平八流熊真拳改」。
  • ブルース・アーヴィン
    • かつて一八の部下だったキックボクサー。前大会で一八と再会し、彼に協力してG社乗っ取りを行ったことで特殊部隊隊長の座についた。一八の策略に応じて大会が開催されると、仁の首を狙って出場する。
    • 格闘スタイルは「キックボクシング」。
  • 王 椋雷(ワン・ジンレイ)
    • 華僑の重鎮。シャオユウとは遠縁かつ拳法の師匠にあたる。かつて平八の父・仁八と親交があり、前大会で彼の生存を知り再会しようとしたが、仁に敗北して果たせなかった。その後仁の率いる三島財閥による戦争の勃発で、己の無力さを悔いた彼は、今度こそ三島を滅ぼそうと決死の覚悟で大会に挑む。
    • 格闘スタイルは「心意六合拳」。
  • 木人(もくじん)
    • 樹齢2000年の樫の木から作られたという修行用の人形。前大会は仁八の影響で動き出したが、今回もまた魔の予兆を感じ取り、世界を救うため動き出す。
    • 格闘スタイルは「木人拳」。他のキャラの技構成からランダムに決定される玄人向けキャラ。
  • 巌竜(がんりゅう)
    • 額に傷を持つ力士。前大会で一目ぼれしたジュリアに森林再生プログラムを渡すことに成功するが、プロポーズの言葉を伝えられず。その後はちゃんこ料理屋を開くも経営が軌道に乗らず、宣伝のために大会に出場。
    • 格闘スタイルは「相撲」。
  • エディ・ゴルド
    • クリスティの祖父からカポエイラを伝授された、ブラジルでも有数の資産家の息子。師匠の命を救うため出場した前大会で優勝できず、頭首となった仁に直接懇願。治療法の開発と引き換えに鉄拳衆に入って各地で破壊工作を行うことになった。自らの悪行を理解しつつも鉄拳衆を抜ける訳に行かず、ニーナと同様に仁の警護のため大会に出場する。
    • 格闘スタイルは「カポエイラ」。体格の違いからクリスティとリーチなどが異なる。
  • デビル仁
    • 仁の中に宿る邪悪な意志「デビル」が、完全に仁を飲み込んだ姿。ストーリー正史上の仁はこの形態になる場合「一時的な暴走」扱いであるため、「完全に浸食された」という設定のこのキャラはパラレルの存在と言える。
    • 格闘スタイルは「不明」とされているが、性能面は『3』の仁(三島流喧嘩空手改)にデビルの固有技を追加したもの。
+ ボスキャラクター(CPU専用)
  • NANCY-MI847J
    • 三島重工製の巨大兵器。CPUの仁との戦闘前に戦う中ボスキャラクター(というよりボーナスステージ)。
    • 巨大すぎるためダウンを奪ったり浮かせることができず(いわゆるハイパーアーマー)、投げも無効。鈍重な動作だが、体力は高く、ガード不能の飛び道具やビームで落とし穴を作るなどの厄介な武器を持つ。
    • 格闘ゲームの範疇からあまりにもかけ離れているため対戦では使えず、家庭用のシナリオキャンペーンでのみ操作可能。
  • アザゼル
    • 封印されていた太古の邪神。デビルや闘神(オーガ)などの邪悪な意志を生み出した全ての元凶。一八と仁の衝突により復活の兆しを見せた。
    • 人類を抹殺し混沌とした世界を作り上げようとしており、人類の憎しみや怒りなどの負の感情をエネルギー源とする。世界各地で発生した戦争の混乱によって溢れた負の感情を糧に実体化を遂げるが、このときが物理的な攻撃の通用する(完全に滅ぼし得る)唯一のチャンスである。
    • クマをも上回る超巨体で、それゆえに専用のコンボも存在するが、高い体力や投げ無効、設定を反映した歴代ラスボスの技の使用などのCPU専用調整が施されたキャラクター。
+ 『BR』の追加キャラクター
  • ラース・アレクサンダーソン
    • 本作より新登場。若くして鉄拳衆の将校となり、部下からの信頼も厚い青年。平八がスウェーデン人女性との間に儲けた隠し子で、一八の腹違いの弟、仁の叔父となる。仁の引き起こした戦争に疑問を抱き、部下を引き抜いてクーデターを引き起こす。
    • 公式プロフィールに格闘スタイルが掲載されておらず、後の『タッグトーナメント2』では「空手」、『7』では「鉄拳衆特殊部隊格闘術」とされている。三島の血を引くが三島流喧嘩空手は使えず、素直な挙動を持つ初心者向けキャラクターとされる。
  • アリサ・ボスコノビッチ
    • 三島財閥の兵器開発の重要施設であるボスコノビッチ研究所の最深部で眠っていた謎の少女。名前からしてDr.ボスコノビッチの血縁者だと思われていた*2が、その正体は様々な戦闘用アンドロイド。
    • 本作のシナリオキャンペーンや後のCG映画などにも主役キャラとして登場、シャオユウと並ぶシリーズを代表するヒロインとして扱われている。
    • ラースと同様、本作の公式プロフィールには格闘スタイルが表記されていない(『7』では「スラスターを利用した高機動戦闘」と表記)。各部から展開される推進装置により、重力に逆らったトリッキーかつ素早い攻撃を行える、独特の動きを見せるキャラクター。

追加システム

  • レイジシステム
    • 一定体力値を切ると特殊な効果音とともにそのキャラクターが手足にオーラをまとい、そのラウンドが終了するまで全ての攻撃ダメージの威力が割合で上昇するシステム。これにより、窮地からでも一気に試合の状況をひっくり返せる可能性が高くなった。
  • ホーミングアタック
    • 一部の回転系の打撃技に適用されたシステムで、相手が時計回り・反時計回りのどちらに避けようとしてもヒットする属性。今までも相手の横移動に対して当たりやすい技は存在していたが、システムとして明確化をした。
  • バウンドコンボ
    • 空中にいる相手に特定の叩きつけ系の打撃技を当てると、「バウンド」状態となりさらなる追撃が可能になるシステム。通常は宙の相手に攻撃を当て続けると距離が離れていってしまうが、バウンド中に距離を詰めてさらに攻撃を続けることができる。ただし、バウンドを誘発できるのはコンボ中1回のみで、2回も3回もバウンドが続けて誘発されることはない。下段裁きからの崩れコンボや壁コンボにも組み込むことができる。このシステムによりコンボが長くなり、ダメージ、運び距離が長大になった。
  • アイテム技
    • 前作ではキャラクターカスタマイズをしても変更されるのはグラフィックのみで、キャラクター性能面までの変化は無かったが、本作では一部のアイテムを装着させることによって特殊な技が使用できるようになる。基本的には隙が大きいのでネタの範疇は出ず、実戦で使えそうなものもダメージ自体は少ない。 (wikiより抜粋、追記)

以下バージョンアップ版の『鉄拳6BR』として記述する。

評価点

  • 華麗なグラフィック
    • 本作の3Dグラフィックはリアルかつ非常に美しい。
    • もちろんキャラクター達の動きもなめらかで豪快。爽快感を演出するのにも一役かっている。
  • キャラクター数
    • 40名というキャラクターが参戦。
    • 一人一人個性豊かな動きをする。立ち回りやコンボもキャラクターによってさまざま。
  • 対戦バランス
    • 40名と大所帯でさらに全員個性的。にもかかわらずバランスはかなりの水準を保っている。
    • 『闘劇'10』に最弱ランクの吉光や熊(パンダ)が出場しているあたり、それを物語っている。
    • 一部のバランスブレイカー
      • 例として、強キャラ筆頭スティーブは「クイック」のおかげで圧倒的な防御を持ち、火力も高いために稼働当初から最強キャラと言われている。性能の良い技がワンコマンドで出ることが問題だった。
    • キャラクター間の相性もあがる。ドラグノフというキャラを例にあげると、このキャラクターは打点の高い中段が多く、そのため姿勢の低くなる構えを多用するシャオユウには不利と言われている。逆に性能の良い小技を多く持つボブはかなりの数のキャラクターに有利である。

賛否両論点

  • コンボに偏重したゲーム性
    • 本作で追加されたバウンドシステムにより、如何にしてコンボを繋げることが重要となった。
      • 前述の通り大ダメージを叩き出すチャンスのため「それを如何に決めるか・避けるか」という駆け引きのアクセントにもなっているのだが、ある程度のコンボを知っていないと厳しいバランスとなり、上級者と初心者の差がかえって大きくなった。
      • また、単純にコンボが長くなった為に、一度喰らうと起き上がる事すらできなくなるといったケースも散見される。
  • キャラクターの多様性
    • 今作以降から格闘技からかけ離れた動きを取るキャラクターが目立ってきている。
      • 格闘ゲームなのに武器持ちのキャラがいたり、熊が格闘技大会に出場したり、人間が悪魔に変身してビームを放ったり、ロボットが空飛んだり、果ては完全に人間離れした異形の怪物が出てくるなど、初期の頃から現実離れしたキャラやイロモノ系統の濃いキャラクターを前面に出していたシリーズではあるが、まだ格闘技らしいアクション性の範疇に収まっておりそれなりにバランスはとられていた。

問題点

一部の性能がうっとうしいキャラクター

  • よく名があがるのはエディ、クリスティのカポエラ使い2人*3
    • ただでさえシリーズのハードルとなっている「技中での中段と下段の入れ替わり」が激しく、把握していないとガードが困難。このためによく「分からん殺し」と呼ばれる。
      • 更にリーチが長いため迂闊に攻める事ができず、中段や下段を主体とする技が多いために攻撃の選択肢も狭められる。
      • なお、2人は所謂コンパチキャラだが、若干エディの方がリーチが長い。
  • 鬱陶しいと言われるのはあくまでキャラ性能であり、キャラクター自体にはファンも少なくないため、当然これらのキャラクターをキャラ愛で使っている者も多い。
    しかしながら、前作のリリかそれ以上に、シリーズとしてはあまりにもヒロイック・ファンタジー過ぎる見た目や技故に、やや風当たりが強いのが現状である。
    • もちろん好みで使っているユーザーもおり、好きなキャラクターを使っただけなのに対戦相手からうっとうしがられるのはあまりにも気の毒である。プレイヤー同士の対戦である以上、どんなにキャラクターがうっとうしく感じたとしても、どんなキャラでも愛好する人は多かれ少なかれいることを理解し、露骨な態度に出さないようにすることも相手への配慮として必要であることは弁えるべきだろう。

TEKKEN-NETに対する批判

  • カスタマイズ用のアイテムが高額(ゲーム内通貨)。
    • ファイトマネーでの獲得金に対して、キャラクターカスタマイズ用のアイテムの値段が50万Gと高額。しかも色の変更ができないため、色違いアイテムそれぞれ別途購入する必要がある。デフォルトコスチュームのカラーチェンジは80000Gと比較的安い。
  • 稼動からしばらくの間はアイテムが小出しにされるため、満足にカスタマイズできない。しかも出る間隔が隔週。
  • TEKKENNETの機能が不便
    • 「キャラクター別勝敗データ」がCPU戦と対人戦のデータを合わせたものしか表示されないため、対戦における苦手キャラの傾向を知るのにあまり役に立たない。
  • 問題なのは、これらのコンテンツが全て有料であること。月額315円とはいえ、同程度の『バーチャファイター5』などと比べ、内容があまりにお粗末(ネットワークを通じてカスタマイズアイテムなどを追加する技術の特許権をセガが持っている、という事情もあるのだが)。また、最近は更新されたと思ったらなにかと「新規入会キャンペーン」を行うなど、バンダイナムコゲームス特有の商法の影が見え隠れする。

『鉄拳』史上最低と呼ばれる家庭用

  • 家庭用の目玉である「シナリオキャンペーンモード」だが、はっきり言って駄作であり多くのユーザーから不評を買った。
    • 一般的な3Dアクションを2D格闘ゲームのシステムでプレイさせられるため操作性が悪い。過去の『TEKKEN FORCE』などと違って落ちている武器を拾って攻撃できるなど、完全に格闘ゲームである事を見失っている。
      • ストーリーに関しても、主人公となるラースとアリサ、その関係者となるキャラばかりが目立つなど不満点が多い。
      • 本作では対戦で獲得できるファイトマネーが少なく、その補填と言わんばかりにこのモードのファイトマネー獲得量が多くなっている。この為ファイトマネーに困った挙句出来の悪い本モードをプレイせざるを得ず、結果として無理矢理やらされるという感までもを助長させている。
  • キャラクターのエンディングムービーに使い回しが多い。
    • また、内容そのものも短かったり、前作と比べると展開に捻りがない、またアーケード版などの公式サイトで公開されていたキャラクター別ストーリーをまったく補完していない、まったく違うデザインの制服を着た風間 飛鳥とリン・シャオユウが同じ学校に通っていることになっているなど設定に矛盾があったりと、全体的に劣化している。
  • オフラインで対戦する際、なぜか2P側にカスタマイズが反映されない。
  • プラクティス関連の不備
    • コマンドキャプチャーがないほか、サンプルコンボのコマンドが表示記載されない、コマンド表を画面に表示したまま練習する際、表示するコマンドを変更するにはいちいちポーズメニューを開きなおさなければならないなど、全体的に前作よりも劣化。
    • PSP版のプラクティスでは壁あり、壁なし3D空間の2つのステージしか選べず床破壊、壁破壊コンボができない。
  • 発売がアーケード版稼働から約1年半後。
    • そもそも『鉄拳6』自体はPS3発売前から発表されていた上、アーケード版の無印稼動当初は「前作(『鉄拳5DR』)のようなバージョンアップ版は出さない(出す予定はない)」「家庭用はアーケード版稼動から1年後を目安としている」といった発言があったにもかかわらず、その後の情報は一切無し。そのまま『鉄拳6BR』が発表され、さらに家庭用の発売時期がそれからほぼ1年後と発表され、また広報担当の「びっくりしたでしょ(笑)」という発言(実際には、その時に同時に発表されたXbox360とマルチプラットフォームに対する発言ではあるが)がユーザーの感情を逆撫でし、多くのユーザーからは怒りの声が上がるなど、家庭用発売までも波乱に満ちた展開だった。
    • そしてAC版の稼働から1年半も経っていたにもかかわらず、上記のように不備が多い。

総評

コンボを重視し過ぎた新システムは賛否あるものの、シリーズ本来の魅力である爽快感を活かす要素としては良い。
問題点にいくつかのキャラクター事情をあげたが、それでもこのゲームのバランスは格闘ゲーム屈指のものである。厳しいもののほぼ詰みといった相性もなく、強キャラにはきちんと弱点が、弱キャラにも光る個性や長所がある。 ゲームそのものはきちんと正統進化していると言えるだろう。

+ 対戦動画 上2つが無印、下2つがBR