ここでは『サムライスピリッツ零SPECIAL』及びその家庭用移植版について記載する。(判定はいずれも良作)



サムライスピリッツ零SPECIAL

【さむらいすぴりっつぜろすぺしゃる】

ジャンル 格闘アクション
対応機種 アーケード(MVS/業務用ネオジオ)
販売元 SNKプレイモア
開発元 悠紀エンタープライズ
稼動開始日 2004年
分類 良作
ポイント 国内アーケードゲーム屈指の残虐描写
サムスピ史上最良の対戦バランス
サムライスピリッツシリーズリンク

概要

前年発売された『サムライスピリッツ零』のマイナーチェンジ版。
『零』で消えた 残虐表現の復活 が行われたが、移植においてもその点でごたごたが起きる等、残虐描写に関する話題の絶えなかったゲームである。

残虐描写について

本作を語る上で外せない点なので、まず先にこの点を解説する。

『サムライスピリッツシリーズ』このシリーズは刀剣を使ったバトルと言うこともあり、『初代』から真っ二つなどの表現はあったが、真っ二つになった相手は画面から消えるなどの配慮が成されていた。
しかし3作目の『斬紅郎無双剣』からは死体が残るようになり、次作の『天草降臨』では特定条件で出せる断末奥義に少々エグイものがあると話題になった。
逆に、死体が残るようになったことや断末奥義のエグさなども、「敗北=死」というシビアながらもリアルな描写であり、対戦の緊張感を大きく引き上げていた。

そして本作では、ちょっと斬っただけで縦横に真っ二つになるわ、血が噴き出すわ、返り血塗れになるわとゲーム全体的に残虐表現を強化しており、その最たる例が「絶命奥義」である。
さらに、外見故にか『真』以降は残虐演出が避けられていたナコルルと今まで残虐演出がなかったリムルルも本作では例外なく被害に遭う。
(3D作品である『SAMURAI SPIRITS2 アスラ斬魔伝』にはナコルル・リムルルともに小手及び胴体の切断演出があったが、グラフィックの都合上本作ほどの残虐性は感じられない。)
要約すると、本作は歴代で最も残虐表現が突出した作品と言える。

ちなみに「天覇凄煌斬」(覇王丸)、「夢想残光霞」(右京)、「スプラッシュグラデーション」(シャルロット)など旧シリーズでは武器飛ばし必殺技だった技も、今作では絶命奥義の扱いになっている。
逆に「ニルヤ・カナヤの呪縛」(ミナ)「天罪喪門」(雲飛)など一部のキャラクターでは絶命奥義扱いだった技も、次回作『天下一剣客伝』では武器飛ばし必殺技または秘奥義に変更になったものもある *1

+  絶命奥義集

評価点

  • 非常にバランスが良く取られている
    • 弱キャラ強キャラはいるものの、相性ややりこみで対応も可能なレベルに収まっており、対戦ツールとしての評価は非常に高い。
    • 強キャラは全体的に強化点が多めの橘右京と、難易度は高いが前転→コマ投げが非常に強力な妖怪腐れ外道、全体的に高性能で一発逆転を狙える狂落斬 *2 を持つ緋雨閑丸の3人。
    • 対して相変わらず六道烈火 *3 に特化しすぎた性能の炎邪とやたら使いづらい必殺技が多く通常技性能も並なミヅキ、ガードを崩す手段に乏しい壬無月斬紅郎が弱キャラと言われている。
      • しかし、近年開かれた大会ではその弱キャラ達も優勝しているなど、まさにやり込めば何とかなるバランス。
  • キャラクター・演出面
    • キャラクターは隠しキャラクターのパピー・中ボスの萬三九六と黒河内夢路を除いて『零』から全員が続投。
      • 加えて過去作のボスキャラクター「天草四郎時貞」「壬無月斬紅郎」「兇國日輪守我旺」「羅将神ミヅキ」の4人が参戦。
    • 既存キャラクター全員が性能・細かなシステム面でも多項目で調整されている。例えば前作で猛威を振るった徳川慶寅は中撫子を筆頭に大きな弱体化が施されている。逆に首斬り破沙羅はかなり強化されており、いままで弱キャラだったのが嘘のように強くなった。
    • ストーリーやデモ画面等はなく、エンディングも全キャラクター共通で、特に誰を使っても変化することはないなどより対戦ツール的な仕様に。
      • イラストレーターがたっくん氏から伊藤サトシ氏に変更。前作と比べて陰影が濃く、雰囲気が暗いものになった。
  • 対戦面
    • 「無の境地」持続時間の短縮。
      • 前作に比べると同じゲージ量でも持続時間は半分以下になり、大幅に弱体化した。
        これにより、境地して連続技を決めるゲームであった前作と比べると、一瞬の隙を狙い境地(そこからの一閃)、または爆発して絶命を狙うようになり、緊張感が増した。
    • 「無の境地」へのアンチシステムとして前述の 「絶命奥義」 が導入。
      相手が「無の境地が使用可能、または使用中」かつ自分が「怒り爆発状態のときにのみ」使える技で、出掛かり無敵の突進技を繰り出す。当たれば各キャラクター固有の演出に移行、必ず相手を一撃で倒せる。
      • 突進は境地の影響を受けず通常時と同じスピードで出るため強力なのだが、無の境地自体に調整が入っていること、及び発動条件が厳しめのため、狙って決めるのは難しい。

賛否両論点

残虐描写について

  • 本作で導入された「絶命奥義」の残虐な演出は本作の雰囲気には合っていたが、完全にやりすぎてしまったとの意見もある。
    • 胴体切断はもとより、メッタ刺し・爆殺・焼き殺し・轢き殺し・心臓直刺し潰しと言ったグロい演出が並ぶ。
      • 中でも、首から上のみが残る首斬り破沙羅の「獄門」、相手の肉体を粉砕して鮮血の雨を降らせる水邪の「平等カツ神聖ナル裁キ」、相手を食い殺す *4 妖怪腐れ外道の「外道の晩餐」辺りはただでさえ批判を受ける絶命奥義の中でも特に槍玉に挙がりやすい。
      • 見る人によっては、相手を撲殺して笑った後に泣き出すリムルルや冷たい声で語り掛けながら心臓を突き刺すナコルルは、直接な残虐演出よりも怖いと言う意見もある。
    • これに関しては、複数のスタッフがモータルコンバットシリーズからの影響を公言しており、いわゆる『リョナ』18禁同人誌を発行している作家をグラフィッカーに起用するなど、かなり力を入れていたことが伺える。
    • 批判ばかりだったわけではなく、稼動前に巨大スクリーンで水邪を筆頭に何キャラかの絶命奥義が発表されたときにもファンからは歓声と拍手が起こったりと評価もされている。アンケートでも好評であったことが明かされている。
  • バグ
    • 怒りゲージが消滅した場合の一閃ダメージ初期化。
      • 相手が境地を発動した場合や、怒り爆発時のゲージが消失したときに起こるバグである。
        強い一閃にもリスクが発生しており、プレイヤーからの評価は「面白い」「折角の境地ゲージの意味が無い」と賛否両論。
    • 時間切れぴったり時の攻撃がガード不可で、なおかつダメージが通る。
      • 時間切れぴったりに攻撃を当てるのは至難の業であり、負けているほうの最後の逆転要素として見れば面白いが、これも賛否両論。
    • 首斬り破沙羅の絶命奥義には山ほどのバグがあり、場合によってはフリーズもする。
  • 通常投げが非常に強い。発生が早く、ダメージも高いため、ダッシュからの投げが基本戦術になることも多い。
    • 投げがスカるとコマンドの都合上飛び込みか下段避けに化ける *5 ため、お互い飛び跳ねながらの投げ合いという見苦しい状況になることもある。
      • 一応前作よりはダメージが減ってるし、ゲームとしてのバランスは取れているが、侍としてどうなのか。
  • 静を追求したゲームであるため、時間切れになってしまうことも多々ある。
    • しかし、怒り爆発と境地を使った時間切れ間際の攻防が面白いため、好みの問題になるだろう。
  • 前作では自決を行うと怒りゲージが一定量増加したが、本作では自決による怒りゲージ増加は廃止されてしまった。
    • ただしラウンド終了による怒り持続時間の初期化は『天サム』から変わらず継承されているので、怒り状態で勝てる見込みが無くなった時に自決して怒り持続時間を初期化する、という使い方は可能。

問題点

  • 難易度が更に高いCPU戦
    • 前作からしてかなり高かったのだが、本作では反応精度アップとアルゴリズムの変更によって理不尽な反応 *6 が多く、正直練習相手としては適していない。パターンにハメないと勝つのは困難で、あまり褒められたものではない。
    • ラストは歴代ラストボス4人(天草→斬紅郎→我旺→ミヅキ)と戦う *7 のだが、ミヅキ以外は絶命奥義か一閃で止めを刺さないと勝利しても強制的にバッドエンドになってしまう。しかも、この事はゲーム中で一切言及されない
  • 反則的な隠し技
    • 稼動から数年後に発覚した技で、該当キャラクターは炎邪。対戦中にあるコマンドを入力することで、炎邪だけ全ての動きが約1.5倍以上になる。
    • これにより硬直時間・のけぞり時間・吹き飛び時間などは大幅短縮され、背向け相手にジャンプ中斬り>不意打ち×nなどと、ありえない連続技ができるようになり、空対空で落とされても先に着地して反撃が確定したり、相手が六道烈火を喰らって跳ね返ってくる速度も1.5倍になるなど、ゲームバランスが大きく崩壊する。
      見ての通りにぶっ壊れた技の上に、筐体フリーズ等が発生する場合も多々あるため、大会では使用が禁止されている。
    • この技の存在はメーカーから公式発表されたものではないため、当然ながら正式名称は不明。
      • しかし、炎邪は『DRAGON BALL』のスーパーサイヤ人悟空のパロディネタ *8 が存在しているためか、通称「界王拳」と呼ばれている。
    • また、ディップスイッチの1つに同様の効果のものが存在し、「デバッグ技」と通称されることもある。暴露本によればスタッフには「DEBUG DIP」と呼ばれており、マスターアップ1ヶ月前の多忙極まる時期にわざわざ実装されたという。
      • DEBUG DIPによる様々な隠しモードが実装されており、スタッフによるとオススメは「六道烈火鍛錬モード(DIP3-5)」「いっその事 炎邪神モード(DIP4-2)」「アンチ六道烈火モード(DIP4-3)」とのこと。

総評

総じて見れば粗も目立つが、対戦ツールとしては非常に評価が高い。
キャラクター間のバランスが上手く取れており、組み合わせによる有利・不利はあるものの、28人もいる中でどのキャラクターも努力次第で勝利することが可能。
読み合いの深さを追求したこのゲームバランスはシリーズ最良との声が多い。
発売して10年以上経った現在もその読み合いの面白さにとりつかれてか、研究を続ける熱心なプレイヤーも多い。


サムライスピリッツ零SPECIAL(NEO-GEO版)

対応機種 ネオジオ
発売元 SNKプレイモア
開発元 悠紀エンタープライズ
発売日 2004年7月15日
分類 良作
ポイント 家庭版移植時に描写を無告知修正
一部ファン同士の対立

概要(NEO-GEO版)

いつも通りに行われたNEO-GEOへの移植作。
本作での残虐描写の削除が後述の騒動へと発展した。

問題点(NEO-GEO版)

  • 残虐描写のカット
    • それまでのネオジオゲーは「アーケード版の仕様を完全移植されていた*9 が、本作ではそうでなかったことに文句が出た。
      • 参考までに、NEOGEOにおけるMVS→AESへの「移植」は実際にはカートリッジ形状を変更しているだけである。
        つまり、基板(本体)側のBIOS設定を参照することで家庭用と業務用、あるいは国内版と海外版の動作を切り替えているに過ぎない。BIOSを書き換えるだけでアーケード版(あるいは海外版)の動作に変わるのはそのためである。また、MVSとAESで相互にカートリッジを流用するためのゲタを履かせれば同様に本体(基板)の環境に適した動作をさせることが出来ると言う訳である。
  • バグ
    • 一閃のフィニッシュ時に音声バグが起こる
    • 勝利時のボイスがおかしい
    • 勝利BGMが流れない
    • プラクティスモードで様々なバグが起こる

総評(NEO-GEO版)

残虐表現を除けば、やや細かいバグが気になるもののゲームそのものに支障をきたすほどのものではない。
アーケードゲームをそのまま移植していたNEO-GEOというハード故の問題には発展したものの、あくまで対戦ゲームの家庭用移植として見ればその対戦バランスはそのまま移植できており、問題ない良移植と言える。


NEO-GEO版移植の際の残虐描写カットに関する騒動

  • NEO-GEO版での残虐表現については、同年に発生した「佐世保小6女児同級生殺害事件」に配慮してか、急遽修正された。
    • そして、絶命奥義の残虐演出は完全削除となった。それでも他の格ゲーに比べれば十分グロいのだが。
    • しかし、発売前に一切告知が無かったが為に、購入者からの苦情が殺到し、物議を醸す事になった。
      • ネオジオ版は完全予約生産な上、本作の値段は約4万円。そのため本作を買った人は、余程アーケードそのままのものを家庭用でもやりたかったプレイヤーか、かなりのコアなファンであり、バグがわかった後も、「残虐表現を削った」ことよりも 「事前に何も通知しなかった」こと に対して怒っている者が多い。
        『完全予約制で高額であるにも拘らず、批判や苦情が予想できたであろう表現変更に関して一切告知せず、返品・予約キャンセル不可』というメーカー側の対応は詐欺と受け取られても仕方ない対応であり、批判的に見られるのも止む無しであるだろう。
      • ちなみに、上述の事件が発生したのは6月1日でROMカセットである本作はとっくに生産している頃。更に雑誌の画面写真では絶命奥義の画像が使用されているなど、「本当にこの事件とは関係あるのか?」と言えるような不明瞭な点が目立ち、メーカー側も「残虐表現は事件に関わらず元々削る予定だった」としている。
  • これに対する抗議の署名も行われたが、 SNKプレイモアは(名目上は)個人情報保護の観点から受け取りを拒否した。
    • ただしゲーム上の不具合の存在については認め、希望者には修正版への交換の受け付けを行い、お詫びの記念品としてナコルルのキーホルダーが発送されたが、返品や予約キャンセルは認められなかった。
    • 交換された修正版では絶命奥義の演出が復活したものの、残虐部分がカットされ、身体が分断されたりする様な演出は吹っ飛ぶだけとマイルドなものになっており(下記の動画参照)、先述した本来の残虐・胴体斬り表現については修正はされず、幾つかのバグはそのまま残っている。
+  修正ROM版 絶命奥義集
  • なお、修正前の初期版はROM内に絶命奥義のデータが残っており、ネオジオのBIOSを書き換える・ゲタを履かせるなどでMVS基板に接続する事で絶命奥義を出せるようになる。
    • 実は初期版のバグは「絶命奥義を出さない」というプログラムを急遽追加したために起こるものが大半であり、このBIOS書き換えによってほぼ全ての不具合が解決。つまり、アーケード版の完全再現仕様で遊べるようになる。
      • ただし、修正版ではデバッグと同時(またはデバッグに必要だったため)に本当にソフトに変更が加えられているのでデータ自体が置き換わっているために不可能。
      • この事実が発覚して広まったのは修正版ROMへの交換対応が行われてから大分後のことであり、上記のBIOS書き換えによる方法は修正版ROMの方では不可能になっていたため、未交換の初期版ROMへの需要が殺到した。その結果、初期版ROMの市場価格が高騰し、現在では初期版ROMにプレミア価格がついている。
      • これにより「アーケード版のMVSカートリッジを直接購入した方がむしろ安い」という逆転現象が起こり、本来ならゲームセンターに出回るはずのAC用基板までもが買い漁られてユーザーの手に渡ってしまったため、本作はゲームセンターからも姿を消してしまっている事が多い。
  • なお、本作はネオジオで発売された最後の作品となった。
    • 海外の違法ROM配信サイトで最もダウンロード数が多いネオジオソフトは本作らしく、海賊行為にこれ以上対処できないことからネオジオは生産終了となった経緯がある。
  • 「海外では絶命奥義も含めて無修正の完全版が発売された」という噂がよく見られるが、実際にはROMに海外版用のデータ(SAMURAI SHODOWN 5 SPECIAL)が収録されているものの、海外では正式発売されなかった。
    • このような噂が流れた原因は、上記のように違法ROM配信サイトで多数ダウンロードされ、それがデバッグネオジオと同等の動作のエミュレータによりAC版同様の残虐表現が再現された状態で動作してしまったため、であるらしい。
      • 上記の「BIOS書き換えでアーケード版再現仕様に戻る」という事実が発覚したのも元々はそちらが由来であり、後に実機でも実行できると発覚し上記のような初期版ROM高騰の事態が発生してしまった。

SAMURAI SHODOWN V SPECIAL(PC版)

対応機種 Windows
Mac
Linux
発売元 SNKプレイモア
移植元 DotEmu
発売日 単品版:2016年1月8日
価格 5.99ドル

概要(PC版)

海外のダウンロード販売サイト「Humble Bundle」にて2015年12月9日~12月22日までの期間限定で
NEOGEO25周年を記念したバンドルセット「Humble NEOGEO 25th Bundle」の販売がスタート。
その中の10ドル以上枠に本作がラインナップされていた(現在はバンドルとしての販売は終了済)。
翌年よりこのバンドル収録版と同じものが単品で販売が始まった。
海外での販売のため、英語版となっている。
なお発売当初は4.99ドルだったが、2017年現在は5.99ドルに値上がりしている。

  • その内容は、NEOGEOエミュレータに 何のプロテクトも掛けてないROMイメージとBIOS を入れた状態で販売というもの。
    • あまりにもぶっ飛んだ内容だったため疑念すら向けられたほど。
    • 結論から言えばライセンスをきちんと得ている正式な移植であるので安心して欲しい。

総評(PC版)

英語版とはいえ完全移植である上、幻の無修正版での販売である。

余談(PC版)

  • 通常は英語版のみとなるが、ROMイメージをそのまま入れているという上記の仕様から、非公式ではあるが他のNEOGEOエミュレータに載せて筐体設定を変更することで日本語化することができる。

その後の展開

  • このような経緯があったためか、ネオジオ以外の家庭用ゲーム機への移植は長年されておらず、PS2&Wiiの『サムライスピリッツ 六番勝負』にも収録されていない。
    • 海外版の『六番勝負』の紹介ページでは当初画面写真があり収録予定だったと思われたが、最終的には収録されなかった。
  • この家庭用移植の問題もあってか、後の『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』では再び残虐表現を封印&明るいイメージに方向転換した。
    • 魔界の住人や、ろくに会話も成立しない殺人狂なども一杯いるのだが、彼らもちょっと怖い台詞は言うものの竹光ルール自体は受け入れており大変健全。
    • かと思ったら、3D化した続作『閃』では、海外仕様本体でプレイすると切断演出が発生する事が発覚。
  • 以上のように移植作が長らく登場していなかったが、上記のPC移植版を皮切りに、2017年9月14日にPS4及びPSVitaでダウンロード専売として配信。
    13年もの時を経て、ネオジオ以外の家庭用機への移植がされることとなった。
    • 問題となっていた絶命奥義をはじめとする残虐表現についてはアーケードの完全再現となり、それに伴いCEROレーティングはCとなっている。

余談

  • 開発元の悠紀エンタープライズはその後『アルカナハート』を製作したが、担当した部署が「エクサム」として独立。
    • 以後も悠紀から諸権利を継承して『アルカナハート2』『アルカナハート3』や『デモンブライド』を発売している。
      • 『アルカナハート』は「女の子しか登場しない」という格闘ゲームとしては斬新な内容であり *10 、『デモンブライド』も天使や悪魔と契約した人間が戦うという耽美な雰囲気の漂うゲームで、そのファンシーorファンタジックな内容から、このゲームを作った同一会社(部署)とはとても思えない。
      • …まぁ、同じく製作を担当した『零』発の「真鏡名ミナ」及び、続編の『天下一剣客伝』に出てくるシリーズ屈指のぶっ飛びキャラクターの「いろは」辺りにその片燐が見られる気がしなくも無いが。
    • いろははともかく、何故ミナが奇抜か? ミナを作ったきっかけが容姿や攻撃の型式でナコルルの対比を狙ったの同時に、『零』のディレクターが「ミナみたいな子に『近寄らないで』って嫌われたら最高じゃないですか」と言ったからだそうな。
  • リリースから暫く経ったある日、某店で『サムライスピリッツ零SPECIAL完全版』のロケテスト?らしきものがゲリラ的に行われた。残虐描写をカットしたりストーリーを導入するなどの新要素でファンを期待させたが、結局製品として発売されることは無かった。
    • 後に、SNK公式サイトではこのロケテストの存在自体を否定しており、行われたのがたった1店のみで2日弱という不自然さも相まって、この『完全版』は単なる海賊版ROMだったのではないかという見方が強い。
      • …と以前は言われていたが、最近になり元開発者の一人がtwitter上でビスコがプレイモアに無断で悠紀に作らせた代物だということを明かした。
      • 当時のビスコ・悠紀の経営陣が零スペの売上に満足していなかったため、さらに一儲けしようとして先走って制作したものの、プレイモアの逆鱗に触れてしまったとのこと。
      • なおテスト基板は1枚しか存在しなかったらしく流出したら大問題不可避とのことで、今後も表舞台に現れることは無いと思われる。
  • PSPの北米版『SAMURAI SHODOWN ANTHOLOGY』に、本作(SAMURAI SHODOWN 5 SPECIAL)も収録が一時期告知されていたが、発売版ではやはりカットされている。


*1 下記の「外道の晩餐」(腐れ外道)も『天下一剣客伝』では秘奥義になっている。

*2 最大5段まで溜められるボタンタメ技で、5段階目の威力が非常に高い。重大なバグがあり、本来これを空振りorガードされるとそれまでの溜めがリセットされるのだが、溜め中にスタートボタンを押すと溜めた段階の狂落斬を出せてしまい、それを空振りorガードされても溜めが維持される。

*3 3段入力で連続攻撃を行う必殺技で、3段目をジャストのタイミングで入力すると威力が一撃必殺級のものになる…が、そのタイミングが非常にシビアで失敗すると大きな隙を晒す。

*4 喰われた対戦相手は頭蓋骨を吐き出すが、ナコルルやミナなど一部の女性キャラクターは遺留品を吐き出す。

*5 投げスカ自体はあるのだが、飛び込みか下段避けに化ける場合が多い。

*6 小斬りor中斬り牽制を出した瞬間に弾く、投げを伏せや投げ無敵のある技で避ける等々。

*7 ちなみにこの4人の戦闘順が何なのかは不明。時系列なら「我旺→天草→斬紅郎→ミヅキ」、発売順なら「天草→ミヅキ→斬紅郎→我旺」である。

*8 炎邪は人間の言葉を話さず「ドッゴラァ!」など唸りのような声しか上げないが、怒り爆発時のボイスが「グジジンゴゴゴガー!」。言い方もモロに「クリリンのことかーっ!」である。

*9 厳密には異なる場合もあったが、アーケードゲームのコンシューマ移植でありがちな「容量の都合で劣化移植になる」などは構造上一切起きなかった。

*10 とは言っても、過去を見れば『闘姫伝承』など同様のコンセプトのゲームは存在していたりする。