【さいきっくふぉーす】
ジャンル | 対戦アクション |
対応機種 | アーケード(FX-1A) |
販売・開発元 | タイトー |
稼働開始日 |
1996年4月(無印)(*1) 1996年7月(EX) |
判定 | 良作 |
サイキックフォースシリーズ 1/EX / 2012 / COMPLETE |
本項では調整を行ったアッパーバージョン(*2)の『サイキックフォースEX』も適宜解説する。判定は共に良作。
キャラクターを「飛行能力を持つ超能力者」と設定し、格闘ゲームから「重力」の概念を取り払った斬新な対戦アクションゲームである。
全方位のフィールドとゲージ制の技で従来の対戦格闘とは全く仕組みの異なる駆け引きのルールを持つ。
美形キャラクターと悲劇的なストーリー設定も魅力で、当時の格闘ゲームとしては珍しく多くの女性ファンを獲得した。
他のゲームには見られない、非常に独特なシステムを持つ。
システムの解りづらさ、当時のゲーマーの価値観とのずれといったハンデを背負いながらも、このゲームの独自性は今なお色褪せることがない。
特に、システムを引き継いだ続編『サイキックフォース2012』は対戦の盛んな店舗では少なくとも2001年頃まで大会が度々開かれ、長期に渡って支持されるゲームとなった。
勿論、続編が出なかったことも理由の一つではあるのだろうが、元のゲームの完成度が高くなければこれほど長い期間の研究に堪えることなどできなかっただろう。
亜流作品の発生にはほとんど繋がらなかったことが惜しまれる。
*1 コピーライトではロケテスト版も含めた初出年として1995表記。
*2 システムの調整、回避バリアの追加、ラスボスの「キース」を最初から使用可
*3 この時のみ全キャラ共通で重力が影響する
*4 ほとんどの格闘ゲームではタイムアップが近付くと「勝っているほうが逃げる」「負けているほうが追いかける」図式になる。
*5 ウォンの超能力技「完全な世界」で時を止められている最中のみ、バリアガードを無効化される。
*6 80%の基底補正がかかる。
*7 後に戦う順番までストーリーがある事がプレステ移植版以降で発覚するので、アーケード版のアッサリさが目立つ。そのストーリーも下記の通り割と稚拙。
*8 ここまで来るとファン活動としてのモラルにも関わる問題である。
*9 開発は『ガンパレード・マーチ』などを手がけたアルファ・システムだが、販売は同じくタイトー
*10 盗作の被害にあった曲は明言されていないが、おそらくBUCK-TICKの「悪の華」だと思われる。歌詞に全く同じ箇所が数カ所あるのが確認できる
*11 Twitterより。情報そのものの真偽は不明。
*12 鈴木の他、鎧を纏った巨体の分子分解使い、イケメンのダークフォース使い。どちらも名前は設定されていない。