ボンバーマン
【ぼんばーまん】
ジャンル
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アクション
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対応機種
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アーケード
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開発・発売元
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アイレム
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稼働開始年
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1991年
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判定
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なし
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ポイント
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アイテムリセット 即死リモコン バトルモードが鬼難易度
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ボンバーマンシリーズリンク
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概要
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アーケード初のボンバーマン。開発・発売はアイレムで、ハドソンの許諾を受け製作している。
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制作会社が違うためか、ボンバーマンのデザインもハドソン版とは微妙に異なっている(全体的に身体ががっしりしておりアメフト選手っぽい)。また、2Pキャラの色も黒ではなく赤。
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ノーマルモードとバトルモードの2種類のゲームモードがある。
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ノーマルモードは全6ラウンド6ステージ(ステージ6はボス戦)の計36ステージ、バトルモードは4人対戦のバトルロイヤル形式。どちらも2P側で途中参加が可能。
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SFCの『スーパーボンバーマン』はノーマルモードの二人同時協力プレイが話題を呼んだが、ノーマルモードにおける二人同時プレイ導入は実は本作が初。
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ノーマルモードでミスした時の再開はその場復活方式。これもシリーズ初である。
評価点
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上述したように、ノーマルモードで二人同時プレイを初めて導入したボンバーマンである事。
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また、ステージのブロック構成も左右対称なものが多く、プレイヤー毎に役割を分担しやすい。
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本作は今までに出ていた家庭用のパワーアップ要素(取得したアイテムを次回のステージに持ち越せる)を廃止し、取得したアイテムはそのステージ限りとなっている。
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ステージ開始時には初期状態に戻されるので、開幕からいきなり爆弾置きまくり燃やしまくりというパワープレーは通用しない。この為本作を「新鮮味のあるゲーム」と評価する声もある。
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また、ステージごとのアイテムの出る位置および出るアイテムはランダム性が無いため、覚えることで狙ったパワーアップをすることが可能。
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続編のワールドを含めアイレム版の最大の特徴とも言えるのが、敵を倒した時の倍率。一度の爆風で複数の敵を倒すと倒した時の得点が2倍・3倍と増えていく。最大9倍。
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高度なパターンを組めば、敵の動きを制御しまとめて倒して高倍率を狙えるように作られているため、スコアアタックに向いている。
賛否両論点
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一部のキャラクターデザイン。
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脳みそがむき出しの1面ボス、顔の表情が不気味に豹変する2面ボス、目玉とベロが飛び出してる所謂「イッちゃってる顔」の3面ボスは人によってはとっつきにくさを感じると思われる。
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パワーアップの仕様について。
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本作は上述したようにパワーアップがそのステージ限りなので、家庭用の徐々にパワーアップしていくボンバーマンに慣れ親しんだプレイヤーはこの仕様に戸惑う可能性がある。
問題点
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アーケードゲームなので仕方がないと言えば仕方がないのだが、ノーマルモードに登場する敵キャラの一部がとても嫌らしい。
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特に鎧を着たモヒカンの敵は爆弾から逃げる上にプレイヤーを執拗に追い掛け回し、さらに2発爆風を当てないと倒す事が出来ない。しかもこんなのがラウンド2のうちから大量に登場してくる。
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ラウンド1のソフトブロックに変装する敵やラウンド3の箒型の敵もこちらをしつこく追ってくる。スピードアップが取れていないと逃げきれない事も。
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ラウンド4に登場する骨のような敵も一定間隔で無敵になる上に爆弾から逃げる特性を持つため、倒しにくい事この上ない。ペース配分を考えて対応しないと時間切れになる。
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続編で互換性のある敵が登場するが、こちらは爆弾から逃げなくなっているので多少倒しやすくなっている。流石に意地が悪いと判断されたのだろうか。
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リモコンボム(任意で爆破出来る爆弾アイテム)を置いた瞬間即座に爆発し、結果プレイヤーが死ぬという酷いバグが存在する。
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バトルモードのCPUはLEVEL1~LEVEL9と勝つ毎に強さが上がるが(LEVEL9以降エンドレス)LEVEL4以降は大した違いが見られない。
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また、本作のCPUは異様に賢くパターンの穴を突かないと倒す事すらままならない。
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常に多数対1の状況で始まるのも辛いところ。「1人がこちらを牽制している間に他のCPUがアイテムを回収する」「1人が囮になりその間に他のCPUが奇襲や不意打ちを仕掛けてくる」なんて事はざら。たまにではあるがCPU同士で潰し合ってくれる事があるのが幸い。
総評
今まで家庭用にはなかった様々な試みの成された本作ではあるが、良くも悪くも中途半端な作りになってしまった惜しい作品である。続編の『ボンバーマンワールド』は本作より評価が高い模様。
余談
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海外版では以下の変更点がある。
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ノーマルモードで4人同時プレイが可能。
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バトルモードの削除。
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一部ステージの敵、ブロック配置が別物に変更されている。
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新規敵キャラクターの追加(1種類)。
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全体的に敵が増量傾向にあり、国内版より難易度は高い。
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本作は当初UPLが作る予定だったが、ハドソンとの著作権料に折り合いが付かずアイレムが製作したという逸話がある。
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PCE版『ボンバーマン』に触発された藤沢氏が製作に乗り気であったとのことである。結果は上述の通りであるが。
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当時のUPLは経営が芳しくなく、ボンバーマンの製作は会社の起死回生の一手になった筈であったが、結果的に流れてしまい、翌年の倒産に至ることになる。
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ノーマルモードのプロローグとエンディングのデモシーンに『迷宮島』の「キックル」、『Mr.HELIの大冒険』の「ミスターヘリ」がそれぞれゲスト出演している。
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サイトロンレーベルから発売されたサントラ『ボンバーマン ザ ミュージック』に本作のノーマルモードの1、3、5面のBGMが収録されている。
最終更新:2021年06月01日 18:25