色に出でにけり わが恋は

【いろにいでにけりわがこいは】

ジャンル 恋愛アドベンチャー

※初回限定版
対応機種 Windows 2000~7
メディア DVD-ROM 1枚
発売・開発元 ういんどみる
発売日 2010年4月29日
定価 9,240円(税込)
レーティング アダルトゲーム
配信 DMM:2018年5月18日/2,139円(税込)
判定 クソゲー
ポイント 2010年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞
主人公がかつてない変態
無駄に多い選択肢
シナリオ空っぽ、設定は投げっぱなし
一部のバカゲー好きには堪らない…らしい
前後おおおおおおん!
クソゲーオブザイヤー関連作品一覧
ういんどみる作品リンク


概要

有限会社アレスのブランド「ういんどみる」の作品。通称「でにけり*1」「前後」(詳細は後述)。
当ブランドは、『はぴねす!』のヒットで萌えゲーマーの間で一躍トップブランドとしての地位を確立したブランドである。
その後、姉妹ブランド「ういんどみるOasis」が制作した『祝福のカンパネラ』でも大きな成功を収め、エロゲ界隈では信頼のおけるブランドという評価を得ていた。
元々は萌えだけの作品を作っていた訳ではないとはいえ、直近の作品の実績から誰もが萌えゲーブランドとしてのういんどみるクオリティを期待して本作を購入したに違いない。しかし…。


ストーリー

時は現代。夏が過ぎ去り、秋の盛りを迎えようとしている季節。
所は日本。山間に広がる高原の街、天神市。
整備された洒落た町並みと、自然豊かな田舎の景観とが共存する街で、主人公『神木 悠人』が所属していた、
ごくごく普通の一般的な学園が、格式高き名門女学園である『嶺鳴館学園』に吸収合併されることとなった。

元々、全国津々浦々からあつまった最上級の令嬢が集うとされ、「荘厳優美、華麗で厳粛なる、神秘的な乙女の花園」であった学園に、
時代の荒波を受けて経済的に立ち行かなくなった地元学園が吸収されたことで、
純和風を好む、やや時代遅れな感性を持つ悠人は、大変居心地の悪さを感じてしまっていた。
そんな折、彼の実家である神社が先祖代々持つ役割 ――
『天城家』の跡継ぎを決めるという『決闘の儀』を見届けるという役目が突然舞い込んだ。

かつて天神市一帯を治めていた領主の末裔である『天城家』。
その令嬢である二人、『天城 梨桜』と『天城 桔梗』は、互いの剣に誇りを賭け、文字通りの真剣勝負を繰り広げる。
だが、その『決闘の儀』の際に発生した運命的なハプニングにより、
『スーパーかつスペシャルなお嬢様』である梨桜と悠人が、何故か一緒に住むことになってしまう!

素敵でゴージャスな和洋のお嬢様たちや、のんきで至ってノーマルな幼馴染みたちと繰り広げる学園痛快賑やか恋愛浪漫譚が、
今、開幕する!!

※Amazonの商品ページ(Amazon限定特典付)より転載。


キャラクター紹介

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  • 神木 悠人(かみき ゆうと)
    • 本作の元凶。言うなれば変態野郎スケベ親父。ヒロインがキャラ崩壊したのはだいたいコイツのせい。
    • 台詞の1つ1つが下品で低俗なので、知性の欠片も感じられない。
    • 梨桜に「修行」という免罪符の名の下セクハラ行為に及ぶ。
      • 例えば、風呂場に何故か制服姿で侵入してきた梨桜に「クラスの男子はあなたをオカズに毎日『禁則事項』してるんですよ」と発言。
    • ヒロインに変態的なシチュエーションを見せる能力がある。
      • 室内和姦なのに、校門前で堂々と青姦している幻影を見せる。
      • 普段着を着ているヒロインを下着姿にする。無論下着にはなってないのだが、ヒロインも騙されてしまう。
    • 剣道の腕前は素人だが、構えが堂に入ってて達人並のヒロインが勝手に恐れてしまう。
      • 良くあるラブコメ限定の厨ニ設定だが、それに関して特に理由は説明されない。
  • 天城 梨桜(てんじょう りお)
    • 金髪でややツンデレ。凛とした洋風剣士娘で文武両道の優等生の超お嬢様……なのは序盤だけ。それ以降は悠人の魔の手により変態にされる。
      • 後半はキャラに突っ込まれて「く~んく~ん」と犬のような鳴き声で愚図りだす。
    • 「前後」「ボッ○ン☆ボ○キン☆スティック」等の発言者。「お前は何を言ってるんだ」と別のヒロインに言わせた。
    • 修行とあらば男と混浴もする。しかも都合4回。そもそも修行の内容に疑問を持て。
  • 天城 桔梗(てんじょう ききょう)
    • 梨桜のイトコ。こちらは和風剣士娘。本作では珍しいことに割とまともな性格。共通ルートで出番が少ないため表に出ていないだけともとれるが。
    • しかし、メイドや他のヒロインのおっぱいを揉んでいないと気が済まないあたり、やっぱり本作のヒロインである。
      • これは主人公にキスされたショックで幼児退行したからであるが、プレイヤーからはメンタルが弱すぎると批判されている*2
      • メイドのおっぱいを揉みしだくためという理由で、気配と姿を消す能力がある。
  • 鈴枝 小町(すずえだ こまち)
    • 主人公の幼馴染。
    • 多分、攻略ヒロインの中では一番真人間。ただし、乳首攻めを「ムスメさん」と呼んだりするなど、やっぱりどこか変な節はある。主人公に悪ノリするため日常シーンでも悪ふざけが目立つ。
    • 巨乳キャラだが、本人はそれを好いていない。この件は悠人も知っているのか、あまり言及しない。
    • パン屋を切り盛りする若き担い手だが、それが活かされる場面はない。
  • 御園 美苑(みその みその)
    • 桔梗のメイド。よくいるミリタリー臭のする危険なメイドさん。
    • 個別ルートは「酔ってエッチしたら子どもができちゃった」という顛末のみ。シナリオはないに等しい。
  • 楓 柚菜(かえで ゆずな)
    • ちび後輩。
    • よく吐血するが、特に理由は説明されず、シナリオでは特に活かされない。
    • ペンギンにやたらこだわるが、特に理由は説明されない。
    • 個別ルートはただ単にエッチするだけ。シナリオはないに等しい。
  • 春風 朋音(はるかぜ ともね)
    • ちびを介抱する係。男前。
    • 個別ルート(厳密には全キャラ攻略後の後日談)は何の脈絡もなくエッチ。シナリオはないに等しい。
  • 鳥羽 綾媛(とば あやめ)
    • 非攻略キャラ。「説明しよう!」(後述)のためだけの存在。
    • 割と空気なので、あえて攻略したかったというファンもいるらしい。
  • 大原 九郎(おおはら くろう)
    • オヤジギャグをかますイケメンスケベ。エロ本マニア。これでも御曹司で婚約者がいる。
    • 無論、それだけの存在。これ以上の見せ場もないし説明もいらない。まさに居なくてもいい完全背景キャラ。

問題点

タイトル

  • エロゲーのタイトルには作品のテーマや内容などを反映させる例が多いが、本作のタイトルは内容と全く合っていない。
    • 本作のタイトルの元ネタは、平安時代中期を代表する歌人である平兼盛が詠んだ和歌「忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は 物や思ふと 人の問ふまで」である。これは「自分では思いを隠していたつもりだったが、それでも他人に気づかれてしまうくらいの、赤面物の恋をしてしまった」という意味だが、本作はドタバタ寸劇のなり損ないといった風情のため、内容とかけ離れている。
      • ちなみにスタッフが雑誌インタビューを受けた際、タイトルについて「(この和歌が)本作が目指す純愛の王道のピッタリな歌なので拝借した」と述べている。どこが?

OPムービー

  • クオリティは高いのだが、内容とかけ離れている。単体の出来は良くても作品を構成する要素としては問題があると言わざるを得ない。
    • 重厚な曲調と演出なので、予備知識がなければシリアスな恋愛物を想起させてしまう。歌詞もどこか悲恋を感じさせる内容で、ムービーの場面の使い方もそれに合わせたものになっている。
+ 参考:公式オープニングムービー

キャラクター

  • ドタバタ学園系と捉えれば特筆するほどキャラが悪いわけではないが、その個性を活かす場面が皆無である。設定の掘り下げもほぼない。
    • 例えば、梨桜と桔梗をお嬢様扱いしている割に、具体的な描写が言葉遣い(誰にでも敬語で語尾が「~ですわ」)くらいしかない。大きなお屋敷・一般人では分からない教養やスキル・お嬢様っぽい威厳を見せつけるイベント等はない。下記の事情から、シナリオが進むにつれてお嬢様のメッキが剥がれてしまう。
  • シナリオが進むほどヒロインが「変態」や「電波」になる。しかも、主人公のせいでそれが悪化している。
  • サブキャラも殆どシナリオに絡まないので存在感が非常に薄い。

シナリオ

  • 基本的に起承しかなく、とにかく見せ場がない。
    • 「決闘の儀」は、「互いの剣に誇りを賭け、文字通りの真剣勝負」とまで緊迫するはずだが、緊張感の欠片も感じられず徹頭徹尾内容がない。
    • 学園祭イベントは、「学園祭用にコスプレをする→途中で抜け出す」というプロットを使い回す手抜きぶりであり、ルートによってはそれすらなく1ワードで終了する。
  • 共通ルートから全てのキャラの個別ルートまでずっと同じようなノリで下ネタが延々と続く。
  • 恋愛ADVでは、恋人になる経緯や恋人になってからの描写に力を入れる事で、「こういう主人公orヒロインなら行為に走っても仕方がない」と思わせるだけの説得力が成立する。しかし、本作は、主人公・ヒロインともに相手を好きになる切っ掛けや過程の描写がかなり少なく、何となくくっついたように見えてしまう。中には、その場のノリで行為に及んだヒロインもいる。そのため、プレイヤーからは「なんでヒロインが主人公を好きになったのかが全く理解出来ない」「主人公(あるいはヒロイン)が浮気しない未来を想像出来ない」等の意見があった。
    • ういんどみるは、抜きゲーですらヒロインが主人公一直線なブランドであった。主人公も、オマケシナリオではフラフラする例があったが、本編では一本気が主流であった。それだけにこのような意見が聞かれるのは前代未聞と言える。
  • キャラ攻略後にメニューからキャラ個別の後日談(所謂「エクストラシナリオ」)を選択できるが、本編でのシナリオやシーンは決してボリュームがあるとは言えず、エンドロール後にそっくりそのままそのシナリオを組み込めば済むので、内容の薄さを水増しして誤魔化している。

無駄に多い選択肢

  • 近年のエロゲーでは、選択肢の過多は忌避される事が多いが、本作は個別ルートに行き着くまで実に100を超える選択を余儀無くされる。大半はフラグ管理上の必然性がないので、明らかに過剰と言わざるを得ない。詳細はこちら(※攻略サイトなのでネタばれ注意)。
    • 本作の選択肢は、三択や四択が普通で五択や六択まであり、数クリック間隔で表示される事も珍しくない。そのため、次の選択肢へ進む機能やスキップ機能を使用しても、ストレスが溜まってしまう。また、ただでさえフラグ管理が煩雑過ぎるのにも関わらずシナリオを読み飛ばすのが困難なため、周回プレイが億劫である。
      • 参考までに述べると、選択肢が多い事で知られる『Fate/stay night』ですら、1ルートの選択肢数は30~40程度である。

「前後おおおおおん!」

  • これは、主人公が「ヒロインに精神の修行の指導をする」という名目で腰の動きを強調させたダンスをさせたシーンでヒロインが発した台詞。そのインパクトの強さゆえに本作の「変態」「電波」を象徴する台詞とされ、本作の通称としても浸透してしまった。
    • ヒロインは「前後っ! 左右ぅん! もっかい前後おおおおおん!」と叫びながら一心不乱にダンス修行をする。精神の修行になぜダンスが必要なのか?
    • 立ち絵のアップでグリグリくねくねと動く表現はある意味、『結い橋』から売りの一つに掲げてきた「動く立ち絵」(動くと言っても横に揺れたり跳ねたり沈んだり…くらいだが)の真骨頂とも言え、単なるネタとして囃すのも勿体ない。
      • この「前後おおおおん!」は一回きりのネタではなくそのヒロインとのやりとりで何回も繰り返される。ルートに関わらず延々と繰り返されるためネタとしても笑えなくなってくる。結局台無しである。
  • 「前後」は序の口でストーリーが進みキャラ崩壊が加速していくとヒロインの口からとんでもない台詞が飛び出し始める。内容が内容なのでここでは書けないが、人によっては眩暈がし、人によっては頭が痛くなり、人によっては爆笑するような文章と表現できる。

「説明しよう!」

  • ゲームの固有名詞などを『魁!!男塾』の雷電やヤッターマンばりにキャラがわざわざ説明してくれる。
    • …と書けば聞こえはいいが、そういうストーリーテリングはいちいち説明シーンとして独立させるものではない。しかもこの演出は日常ドタバタシーンでいきなり挿入されるため、プレイヤーにとっては「廊下で何言ってんだこいつは」と思うこと請け合いである。自然に説明ができない故の誤魔化しともとれる。

評価点

  • CGは綺麗。こ~ちゃ氏及び『11eyes -罪と罰と贖いの少女-』(Lass)を担当した鳴海ゆう氏を交えた、初のカップリングデザインを採用している。
  • OPやBGMには良曲が揃っており、通常版でもOP含めたサントラが同梱している。
  • 声優は豪華。演技も頑張っている。割り切れればの話だが、ぶっ飛んだ台詞を声優が熱演する様子は非常に面白い。
    • 特に梨桜役の民安ともえ氏の(本作のコンセプトに沿った)演技は高く評価されている。「頼むから仕事を選んでくれ」と嘆く声もあるが。
  • システム面は快適である。コンフィグ等も充実している。誤字脱字はほとんどない。プログラムやシステム面で目立ったバグ等もない。丁寧なデバッグが行われたものと思われる。
  • 立ち絵鑑賞モードがある。背景や表情まで細かな設定が可能なのだが、肝心の立ち絵のバリエーションが乏しい。イベントCGではコスプレや水着などたくさんあるのになんとも惜しい。
  • シチュエーションやシナリオがアレな出来でも、本来の需要には十分使えるクオリティである。
    • しかし、抜きゲー*4と言えるほどボリュームはなく、割高感は拭えない。現在では中古価格はかなり低いが、発売時に定価で買った人は納得がいかないだろう。
  • 前述の通りキャラの設定がまったくと言っていいほど活かされていないが、これは裏を返せば悲劇的な展開にはなりようがない、ということでもある。
    • 例えばお嬢様キャラにありがちな『家が決めた婚約者が現れて、ヒロインもそれを仕方なく了承してしまい…』といった展開や、病弱キャラにありがちな『病状が悪化して…』という展開にはならずにすむ。最終的にハッピーエンドになるのだとしてもこれらの展開を鬱要素、不快な要素と感じる人もいるだろう。
    • テキストがお粗末なのは事実だが、「終始明るいはっちゃけたストーリー」だと、人によっては前向きに評価できるかもしれない*5
  • ヒロインが恥ずかしがる描写がかなり多い。その手の趣味がある人なら楽しめるかも。

総評

ビジュアル等高く評価出来る面もあるにはあるが、肝心のシナリオ・テキストのお粗末さに無駄に多すぎる選択肢等の要素がそれらを殺して有り余る程の、絵に描いたようなストロングスタイルなクソゲーとなってしまった。
せっかく設定面は豊富なのに本作中では丁寧に描ききることが全くなく、投げっぱなしのせいで消化不良が途轍もないのも問題だろう。多少のキャラ崩壊は珍しいことでもないのだが、それを払拭するのに必須なシナリオ構成がスカスカなのが鼻につく。

また本作がクソゲー呼ばわりされ、2010年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞に選ばれる事態にまでなったのには、中身の無さも問題だが、とにかく「騙し討ち」であったことも大きい。
実際は極端に人を選ぶ内容のドタバタエロコメなのに、事前に内容を微塵も漏らさなかったために、ユーザーの殆ども内容を予測できず、却って反感を強めることになったと言えよう。
ブランドとしてのマンネリを打ち破るためにこういう方向になり、一種のサプライズとしてそういった要素をプロモーションの段階では伏せたと強引ながら好意的に解釈は出来なくもないものの、結局この措置は裏目に出る結果に終わった*6
仮にバカゲーであることを全面に押しつつ、体験版の段階でその雰囲気が掴めるものであれば、実際の内容が内容なので高評価は難しくとも、まだういんどみるの別路線への挑戦作と解釈され、少なくとも騙し討ちとは受け取られなかったはずである。
そうすればユーザーサイドもそれを踏まえて購入判断出来る以上、出来の悪いバカゲー程度の扱いで少なくとも大賞までは登り詰めなかった可能性もある。もっとも、中身自体がお粗末なので違う方面からの批判意見は噴出するだろうが。
実際のところ、プレイしたユーザーからは「そういうゲームだと理解して割り切った上でプレイする分にはそれなりに楽しめる」という意見も出ている。

いずれにせよ、このゲームをきっかけにういんどみるを見限ったり、金輪際新作には手を出さない(または様子見する)とする意見も少なくないため、ブランドに深い傷を付けてしまった*7ゲームである事だけは間違いないだろう。


余談

  • 本作のシナリオについて、オープニングムービーでは平内氏の名前しか出ないが、エンディングスタッフロールで複数のライターが関与している事が明らかになる。そのため、主たる責任はあるとしても、全責任を平内氏一人に負わせるのは妥当ではない。
    • 『祝福のカンパネラ』のシナリオを担当したサイトウケンジ氏がライターとシナリオ監修を兼ねている。また、無名のライターから今まで多数の作品に携わったライターまで、複数のライターが関わっている。更に、ライター陣とは別に進行・管理担当者がいることもスタッフロールで明かされている。彼らがしっかりとした監修をしなかったのは火を見るより明らかである。
  • システムがまとも故に電波テキストや選択肢の過多を放置したのが疑問である。誰も意見を出さずにそのまま実装されているという事は制作側の体制に問題があると言える。普通に考えれば異常であることも、プレイする側に多大なストレスを与えるのもすぐに解るはずである。
  • ういんどみるブランドの次回作『Hyper→Highspeed→Genius』の発売前に行われたトークショーでは、シナリオの不出来を散々ユーザーから批判された事を受けて会社の体制を作り直した事を明かしており、シナリオの深刻な問題点に気づけなかった制作体制の問題があった事を公式に認めている。
    • だが、後の作品の『HHG 女神の終焉』ではテキストの転用が発覚*8したことでマスターアップ後の延期というとんでもない事態が発生している。この作品でチェックが厳しくなった為に発売前に気付けたという見方もできるが。
  • 桔梗役の声優が、製品版では佐本二厘氏からかわしまりの氏へ急遽変更された*9。これに関して、「佐本氏が本作のあまりのお粗末さに辟易して降板を願い出た」という噂が囁かれた。
    • この業界では体調不良等の理由で担当声優が変更される事は珍しくないし、噂について確たるソースが上がっている訳でもない。しかし、このような噂が出る事自体が本作の出来の悪さを間接的に表していると言える。
  • ノベライズされている。ノベル化で何とか悪評を和らげることができないかとプレイヤーは期待したのだが…。
    + 簡単な概要。未読な方はネタバレ注意
  • エロゲのノベライズではよくあることだが、作中で梨桜、桔梗、小町と身体の関係になる*10
  • 問題なのは、200頁あまりに3人のルートを強引にねじ込んだせいで元々薄いシナリオが更に薄くなったことである。
    • 「ボッキ○☆スティック」のくだりは健在だが、「前後」シーンや学園祭のシーンはなくなっている。
  • ノベル版ではゲーム中における矛盾等の補足説明があったりするなど、ゲームよりも評価されることもある(例:グランディアIII(笑))が、このノベル版では何も変わっていない
    • よせばいいものをご丁寧に原作リスペクト仕様にしてしまったため、ノベルのノリもゲームとほぼ変わらない。CGが少なく、声もないため原作以上に褒める点が無い。
  • 結局、ノベライズ化で悪評を和らげることは叶わなかった。
  • PCゲームではどうしても切っても切れない問題となってしまっている所謂「割れ」だが、本作はなんと発売6日前にP2Pのネットワークに流出してしまい、有限会社アレスは管轄の警察署等と対応協議中であると公表した。
    • 約1週間前の流出というのは、フラゲ*11にしても早すぎるため、ユーザーではなく流通の関係者が流出させた可能性が高く、このような対応に出たと見られる。
  • 上記の『Hyper→Highspeed→Genius』の発売前に行われたトークショーでは、2010年クソゲーオブザイヤーinエロゲー板大賞を受賞した事を把握している旨を述べている。
  • 2011年夏のコミックマーケットのグッズ展開やブースで行われたトークショーでは、本作に関しては徹底的にスルーされている。一部の本作ファンを除いて、ブランドのファンからすれば本作は忌むべきものであると言え、下手に触れては更なる反発を招く可能性も否定出来ない。これ以上の展開をしようがない状態にあると思われる。
    • グッズについてはいくつか販売されているが種類も量も同ブランドの他作品に比べてずっと少ない。その後の新作についての雑誌インタビュー等でも本作のみが全く触れられていない。本作に関与したスタッフがその後の作品に関与している事も多いのに、不可解なほどである。
  • ういんどみるOasisの作品では、同社の過去作のキャラクターが背景に描かれているという一種のファンサービスがある。『ウィッチズガーデン』では、本作のキャラクターも登場した。
  • 2018年5月18日にDMM独占でダウンロード版が販売された。

宣伝手法

  • 諸事情で分かるように、電波シナリオである事を徹底して伏せて実際の内容とは異なる宣伝をした。「宣伝詐欺」「騙し討ち」と言わざるを得ない。
    • 体験版では全キャラがまともな所で終わる。
    • 公式サイトはごく普通であり、カウントダウンムービーはういんどみる恒例のネタが使われている。
    • 雑誌の記事でも純愛ゲーである事を強調していた。
      • 過去には、『ちょっと素直にどんぶり感情』『魔法とHのカンケイ。』というイレギュラーな作品を出したが、それに関しては発売前に内容についてきちんと告知していた。
    • 発売前の雑誌インタビューでは、メインライターの平内太兵衛氏が「魔法や超能力といったトンデモ要素の無い、自然で、万人に受け入れられやすいラブストーリーを丁寧に綴っています」という内容とは正反対の事を述べていた。
      • 平内氏の実績の乏しさを理由に疑いの目を向けた人もいたようだが、あくまで極一部である。


*1 色に出「でにけり」~。

*2 キャラクターに対してと言うよりは、「そういう設定しか作れないライターの稚拙さ」の方がウェイトは強いようだ。

*3 説明するキャラクターはその場にはいない上、そもそも説明する部分はシナリオに絡むものではなくあくまでやりこみ要素の補足説明に留まっており、ストーリーに関する説明とはまた意味が異なる。また説明するキャラクターの特徴としてこの位はやってもおかしくはない位に良くも悪くもぶっ飛んだキャラクターであるため違和感も少ない。ちなみに、シナリオ上で組み込まれている本作と異なりスキップ可能。

*4 ひたすら実用性重視、エロさだけを追求し力を入れたゲームのこと。

*5 勿論、ぶっとんだノリの作品が好きという人にも多すぎる選択肢に関しては擁護できないという声もあるので軽々に勧めることはできないが。

*6 前述のインタビューで、今までのういんどみるらしさを残しつつ、新しいことに挑戦した意欲作、今までの作品とは違う新しいういんどみるを見せる、とも述べている。

*7 次作の『Hyper→Highspeed→Genius』はこの煽りをモロに受けてしまったようで、スタッフのツイートなどからも売上は芳しくなかったことがうかがえる。

*8 テキスト執筆の外注を受けた会社の代表者がこの作品で監修を務めたサイトウケンジ氏。

*9 雑誌に付属していた体験版では佐本氏が演じていたが、製品版同様にかわしま氏に変更するパッチを出した。

*10 ファンのニーズのためとはいえ、この表現は抜きゲー原作のノベライズではない限り批判の的になりやすい。前述の通り、描写不足がそう見せるものとは言え、何股でも出来そうな悠人だからこそ、不自然に見えないのが唯一の救いか。

*11 フライングゲット。つまり発売日以前にその商品を入手すること。