アンシャントロマン ~Power of Dark Side~

【あんしゃんとろまん ぱわーおぶだーくさいど】

ジャンル RPG
対応機種 プレイステーション
発売元 日本システム
開発元 風雅システム
発売日 1998年4月23日
定価 6,800円(税抜)
判定 クソゲー
ポイント 全要素にわたって凄まじいクソぶり
PS初期レベルにも及ばないグラフィック
素人が適当に作ったようなBGM
理不尽かつ不親切な表示類
戦略不要に等しい戦闘
超展開・電波・スカスカで三重苦のストーリー
「屁が鳴るぜぇ」
「これを買って」「ケチ!」


概要

大ヒット作『ファイナルファンタジーVII』(1997年1月31日発売)を意識してみたが、何もかもが及ばなかったRPG。 FF7に及ばないどころか、一企業でプロが作った「商品」とは到底思えない、香ばしいことこの上ない代物であり、とにかくゲーム内のあらゆる要素が悉くクソである。

以下に特徴を挙げる。


特徴(というかほぼ問題点しか存在しない)

タイトル

  • まず、英語を少しかじった人間ならわかると思うが、タイトルの「アンシャント」は完全にミス
    • パッケージ画像にもある通り、「古代の」などの意味を指す英単語「ancient」のことだが、日本語では普通「エンシェント」「エインシャント」などと表記される単語である。
    • 少なくとも「A」の部分は「ア」とは読まないので、カタカナの起こし方の違いというレベルではなく誤表記そのものである*1
    • 英語を元にした架空言語とするにも、本編にそういった内容が見られない以上考えられないだろう。
  • 副題の「~Power of Dark Side~」も、「The power of the dark side」とする方が自然である。
    • ちなみに本編をプレイしている限りでは古代やロマンといった話は主題でなく、タイトルの意味はよく分からない(サブタイトルもしかり)。

非戦闘時のグラフィック

フィールド上ではデフォルメされたポリゴンキャラが、戦闘では等身大のキャラが表示される。これ自体は当時のゲームでは一般的だが、本作では質が異様に低く、かつキャラ間の縮尺が違う、服飾のデザインが大幅に異なるなど、統一感が欠如し違和感が大きいなど低水準である。 またイラスト、ムービー、移動時、戦闘時でキャラの配色が変わるなど、ポリゴンの造形以前の問題も大きい。

  • ゲーム画面は『FF7』と言うよりは同年発売の『レガイア伝説』の方が近い。言うまでもなく出来は雲泥の差だが。
  • 町やダンジョンはすべて、1マップにつき1画面分の見下ろし画面で表示され、一切スクロールしない
    • 場所によっては広い範囲が無理矢理1画面分に収められている。このような時はキャラクターが豆粒のように小さくなり*2、どんなキャラなのかすら分からなくなる。
      • ポリゴンの出来も壊滅的であるため、建物の中にいる普通の大きさのキャラでさえ「人のようなカタチをした何か」にしか見えず、じっくり見ても性別すら分からないことがよくある。
    • 建物がどのような施設なのかは、外見ではまず分からない。掛かっている看板も判別不能。しかも店の種類は無駄に多い。
  • 建物に入る際の画面切り替えの判定が不安定で、入口にめり込んだまま画面が切り替わらずにキャラが足踏みをし続けるという光景が度々発生する。
    • 敵とのエンカウントがあるマップでは、足踏みしている最中にもエンカウントが発生する
  • 「木の幹に空いた穴からエルフの集落に向かう」というイベントがあるが、この穴が普通の人間にはどうやっても入れそうにない小ささになっている。穴自体も、黒い小さい半楕円を木のポリゴンの前にただ浮かべただけというやっつけっぷりで、奥行きなど一切感じられない。
  • マップ上では3~4頭身にデフォルメされたキャラが表示されるのだが、これもまた低品質でモーションも壊滅的。ヒロインであるミシリア(パッケ絵中央左の青いスカートの少女)が常に首の運動をしたり、シリアスな話をしている最中にバーク(パッケ絵右端のオッサン)が両手をバタつかせるなど、異様な動きが日常茶飯事。
  • キャラの顔のテクスチャでさえ非常に低質で不細工。出来が悪いことで評判の『10101』よりもさらにひどい。
    • パッケージなどに描かれたイラストはまともで、当時の絵柄として至って標準的なものである。…が、実際のゲーム内ではこれとは全く似ても似つかない不細工な顔を見せつけられるのである。
      • イラストとグラフィックではキャラの服などの色すらも違う。酷いものだとフィールド上と戦闘中ですら色が異なる始末。
      • 特にピクシーのファラ(パッケージのロゴの上に描かれているキャラ)の原画と作中のモデリングの落差は爆笑もの。
      • バークもイラストでは筋肉質な腕をしているが、ゲーム内では藁人形かつながったレンコンを模したかのような貧相な作りになっている。
    • メニュー画面や戦闘時の顔グラフィックにもよりによってこの不細工モデリングが使われている。イラストを表示するなどいくらでも方法はあったはず。
    • マップ移動中に至っては、上述した壊滅的なポリゴンに落書きのようにキャラの顔が描かれているという有様。不細工以前に軽くホラー。
    • 細かな動作が実現できなかったのか、ベッドから降りたと思われる動作もベッドの上からワープしたかのように表現されていたりする。
    • ファラはピクシー(妖精)と言う事もあり、主人公の肩に乗れるぐらいの大きさなのだが、マップ上では明らかに巨大化しており、戦闘中は人間サイズになっている。それに関する説明などもちろん無い。他の技術的な拙さを見る限り、ピクシーのサイズにポリゴンを縮小する技術が無かったのだろう。
  • NPCのモーションもおかしい。単なる直線移動のはずなのにガタガタと横に揺れながら動く、イベントに関係なく手足を規則的に動かし続ける(SFC版DQのように息づく感じを与えるものではなく、無心に体操をしているかのようなただただ不気味な動きである)など。
  • フィールドマップは双六のような表示形式で、行き先を決定ボタンで指定するタイプなのだが、町などのシンボルは全て黄色い円という手抜き。駒に該当する主人公のドット絵を移動させるまで、どこが何なのか全く分からない。
    • この画面も一切スクロールせず、ズームや視点移動などといったギミックが一切なく、線を伝ってマップ範囲外を指定すると唐突に続きのマップが表示される、数世代前のゲームかと問いたくなる程に原始的なUI。
      • しかもひとつの画面あたりに数箇所の探索地点しか表示されない。作中で訪れる場所がやたらと多いため、遠く離れた場所に行くにはいちいち画面を1つずつ切り替えていかなければならず、非常に面倒。ワールドマップ全体を表示して目的の地域を指定する…などという機能は当然のごとく付いていない。不親切かつ面白みが一切ない設計である。
      • 地図のデザインも非常に簡素で、のっぺりとした海と陸が描かれているだけ。地域ごとに地形が異なったり、などといった世界観を彩る必要最低限の措置すらなされていない為見ごたえもない。
    • この画面での主人公のドット絵はグラフィックも動きもSFC時代のドラクエの劣化版のようなクオリティで、到底PSのものとは思えない。

戦闘グラフィック

戦闘シーンも例に漏れず、グラフィックが見にくく、エフェクトがショボく、テンポが悪い。

  • 戦闘突入エフェクトは一切なく、無音で画面が暗転するだけ。しかも読み込み時間が発生し、戦闘BGMも戦闘開始後でなければ鳴らないため、数秒間の無音の黒画面が発生する。
  • 戦闘背景画面はわずか数種類しかない。そのためか、森で戦っているはずが平原のようなグラフィックが表示される、異空間で戦っているはずが城のグラフィックになる等、移動マップとバトルフィールドがまるで一致しない場面が非常に多い。
    • 特にダンジョンの背景は酷く、ブロック塀・石畳と言った同じようなものしか無い。かつ4方を壁に囲まれており、出入口のない密室の中で戦っているようにしか見えない。
  • キャラのポリゴンは町などとは違いやや頭身の高いものになっているが、出来栄えは五十歩百歩。
    • モーションは非常に不自然でカクカク。当時の技術力やハードのスペック等を考慮してもかなり低水準。
    • キャラごとに固有の武器を持ったグラフィックだが、何の武器を装備してもグラフィックは同じである。杖を持ったグラフィックのキャラは、たとえナイフを装備していても画面上は杖で殴りかかる。打撃エフェクトも、敵味方、キャラ、武器種を問わずわずか1種類(しかも不等号が散乱したかのような爽快感のないものである)。
      • 主人公であるカイ(パッケ絵に一番大きく描かれている青年)は終始刀身が緑色の剣を持っている。バークは刃にトゲのような出っ張った部分が2つある斧という意味の分からないオリジナリティを発揮した武器を持っている。
      • 「装備のカテゴリが同じならば武器グラが変わらない」ならばまだしも武器グラそのものが変わらないというのは、キャラクターのグラフィックを3Dで明確に表現しているゲームとしてはあまりにもお粗末。SFCの2D作品ですら出来ていたというのに。
  • 敵キャラに至っては「紙工作」「折り紙」のようにしか見えないものが多数。角度を変えて見ることができるが、あのグラフィックで見たいという人はまずいないだろう。
  • 攻撃時に効果音をいちいち読み込むため、0.5秒ほど画面が硬直してしまう。
    • 各キャラが攻撃する度に毎回敵の前で一時停止するわけで、もはやテンポが悪いなどと言うレベルではない。おまけに効果音自体が「ババババ!」と耳障り。キャラクターによって効果音が違ったりする訳でもないのに…いや、たとえそうであってもこの読み込み時間はおかしいが。
  • 戦闘不能になったキャラは、敵味方問わず回転しながらダメージ数字ごと斜め上方に吹っ飛んでいく。その後爆発音が鳴る。
    • あまりにシュールな演出でギャグとしか思えない。なお、この直前にも効果音を読み込む為か画面は硬直する。
    • 変な効果音と共に吹っ飛んでいく死亡演出は『里見の謎』に通じるものがある。が、本作はそれを3D画面で、しかも敵味方問わずやっているのである。
  • ある程度背丈のある敵は、上半身がステータスウインドウに隠れてしまう。
  • キャラが行動し出すと自動的に視点を変えるのだが、味方と敵の間の地面へズームインするなど、明らかにおかしな視点に切り替わることがある。
  • 味方のクリティカルはボイスが出るので判るが、敵のクリティカル時は画面では判別できず、ダメージを与える直前に金属音のような耳障りな効果音が鳴るのみ。
    • ただし、敵味方共にクリティカルが発動しても通常攻撃と殆どダメージが変わらない
  • 魔法のエフェクトもかなりショボい。テクスチャがバラバラに動くような、何の造形を表現したかったか掴みにくいものが多く、爽快感など微塵も無い。しかも効果音も攻撃とズレており、その効果音の出来もお察し。
  • ステータス異常にかかっても体色やキャラの挙動が変わらず、通常状態との区別が出来ない。
    • 「石化」であっても例外ではない。そもそも状態異常の表示すら無いので、次のターンに行動しないことでようやくステータス異常を疑うことができる有様。後述する同じ点でも言えるが、FC時代のRPGでさえ普通に出来ていた事が何故出来ないのか。

ムービー

概要で書いたとおり、劇中に挿入されるムービーは本当にヤバい。本当にPSのものかどうか疑わしいほどのクオリティ

  • 特にOPの後の映像は、ホラーゲームと間違えそうなカオスなもの。
    • まず、何故か太陽のような星が紫色に変色し、そこから放たれた光が地球のような星に降り注ぎ…唐突にその星の人類が滅亡する
    • その際、村が破壊されるシーンが流れるのだがが、そこへおっさんが木っ端微塵になるという演出が挿入され、ある意味トラウマもの。
      + 閲覧注意?
    • 「破壊された物体が多数のポリゴン片(本作の場合は三角片)になって飛び散る」という表現はPS初期の手法であり、本作の発売時期を考えると時代遅れである。幸い、おっさんの3D造形自体がそこまで高品質でなく、馬鹿にしたような間の抜けた表情も相まってグロテスクさは軽減されており、非常にシュールな映像表現として冷静に見れる人も少なくないだろう。しかし、それにしても常識的に考えて「人間の3D造形を木っ端微塵に吹き飛ばす」なんぞ、ホラーゲームや成人用ゲームでもないRPGで用いる画像表現ではない。
    • そして間髪を容れずに「1000年の時が過ぎ」、城(旧ハインローグ城)の破壊シーン。荒野の如くむごい状態となり、城も粉々に…(なったはずなのだが、その後のムービー・ゲーム中ではなぜかきちんと原形をとどめている。かつ、ゲーム内で訪れた際はどういうわけかラストダンジョン「魔王の城」とほぼ同じ構造)。
    • その次の王妃が襲われて子供が奪われるシーンでは、魔物がドアを突き破る際にドアがゴムのように伸び縮みする。漫画やアニメなら一般的な表現だが、3Dゲームでやられても違和感しかない。
    • さらに、王妃は魔物に投げ飛ばされ、赤子を奪われても終始微笑んでいるような表情のまま。少しはリアクションさせようと思わなかったのか。
      • 一応泣いている事になっており頬を伝う涙が見えるのだが、表情との不一致は如何ともし難く、リアクションの無さを誤魔化せていない。
  • 本編中でも事あるごとにやたらとムービーが流れるのだが、完成度は五十歩百歩な上、下記するようキャラの棒読み&饒舌の悪さが酷く不可解なシーンと化している。
    • ムービーが挿入される頻度は異様なほど多く、特に重要とも思えないイベントでもしょっちゅう挟まれテンポが悪い。
    • ムービーの終わりも、フェードアウトなどではなく雑な動画編集の如くブツ切りで終わる為、「ムービーというより製作中の動画ファイルを見せられている」といった感が強く没入感もひどく阻害する。

文章、セリフ

  • 文章にやたらとひらがなが多く、しかも中途半端に漢字と混ざっているため読み辛い。
    • ごりん終」「出る(出来る)」「物見山」などと書いてあるかと思えば、「親戚」「廟」は漢字で書いてあったりして基準が謎。
      • 使用頻度の低い漢字を敢えて使わないことで容量を節約するという手法は従来からあったが、FCやSFC、GBといった容量の厳しい媒体を使用するハードでの話である。大容量のCD-ROM(しかも無駄に2枚組)を使ったPS作品に必要な事ではない。上記の「出きる」「廟」などを見る限り、仮に容量削減目的だとしても首をかしげたくなる判断基準だが。
      • かの『FF7』でも簡単な漢字が一部ひらがな表示になっている部分があったが、少なくとも一つの単語内で中途半端に漢字とひらがなに分けるような事はなかった。
  • 単純な誤字脱字も当然のように散見されるが、こういった単純ミスはもはやかわいく見える。
  • 「○○父さん!○○父さん!」「△△母さん!」という不自然な台詞回し。百歩譲って「名前だけ呼ばれても人物像と関係性が把握しづらい」という事情はわからなくもないが(そもそもそれは描写不足のせいなのだが)、あまりに説明的でやっつけ感が強い。
    • しかもこのセリフはボイス仕様であり、なまじボイス表現(しかも棒読み)となっているせいで違和感が尋常でない。
  • NPCの会話のバリエーションが極端に乏しい。例えば、長老に会うために訪れた街ではNPC全員が「長老の家は~にある」といった次の行き先を示す同一内容の情報を、言い回しだけわずかに変えつつ皆一様に述べ、長老の家を訪れて新たなフラグが立つと皆一様に次の行き先を示す同じ内容のセリフに切り替わる…といったもの。
    • 「皆が少しずつ小出しにする情報を集め合わせると正解に辿り着く」といった、RPGの醍醐味的な謎解き要素など当然ない。街の内容のなさを紛らわすため、とりあえずNPCの数だけ水増ししたとしか思えない。NPCと会話する楽しみがないどころか、皆一様に同じことを語る光景は異様ですらあり、かえって冒険の閉塞感に拍車をかける結果となっている。

アイテム

  • 店で商品を買おうとしても、最低限の効果の説明も無い。
    • 分かるのは装備可能者だけ。わけが分からない商品だらけだというのに。この時期のゲームでこれはない。
    • 「ほしがき」「ぎゅうにゅう」がMP回復アイテムで、「おんせんたまご」や「オムレツまん」がステータス上昇のアイテムだと、初見でわかるプレイヤーが何人いるのだろう。拾ったアイテムもシナリオ冒頭で説明される幾つか以外は同様である。
    • 装備品も「誰が装備できるか」しか表示されておらず、どのステータスが、どれくらい上昇するのか全く分からない。自分で素のステータスとの差分から算出するしかない。
      • 一応、「高いのを買うほど性能が良い」というところは最低限守ってはいるが、下記のようなわけの分からない装備品は、買って装着してみるまで分かりようがない。
  • それ以上に無茶苦茶なのが「かざり」(サブ装備品)。
    • 世界観を無視した「ももひき」「ブルマ」「セーラー服」「スクール水着」などが登場する。近年のファンタジーRPGでも所謂ギャグ・お色気要素として類例自体は見られるが、大概「異文化の代物」「熱烈な愛好家がいて裏取引されている」など相応の説明をつけて登場する。一方、本作ではそのような説明は一切無く、普通の街で普通に売られている。ファンタジー世界に現代モノがねじ込まれた違和感しか無い(ていうか装備がグラフィックに反映されないのにそれをやられても……)。
      • しかも、「かざり」は複数装備できるので、やろうと思えば「スク水三枚重ね」「ももひき三枚重ね」が普通にできてしまう。さらにその上からキャラクターは防具類を装備するわけで最早カオス。
    • 買い物自体とは関係ないが、「ガメ」というやたらダサい名称の貨幣単位もツッコミ所として見逃せない*3
  • アイテムを使おうとしても、効果や残り個数が表示されない*4。使うまで分からない。魔法も同様(後述)。
  • 買い物時、「これを買ってくれないか?」「これ欲しいなぁ」などとプレイヤーキャラ(誰の声かわかりにくい)が声付きで催促しだし、何も買わずにキャンセルすると「ドケチ!」などと罵倒される
    • たとえその通りに買ってやったとしても喜ぶセリフが聞ける以外、何らメリットはない。催促される商品もランダムのようで、それ自体にも全く意味はない。
      • ちなみに催促したもの以外の商品を買った場合は何も言わない。
    • その時点の所持金も当然のように考慮されておらず、そもそも資金的に買えないものを催促され罵られることもよくある。理不尽である。
    • しかも、このボイスがプレイヤーが操作出来る全キャラ(短期間参加のキャラ2名を含む)に用意されている上、バリエーションもそれなりにある。誰得。
      • こんなプレイヤーをおちょくるだけの要素に無駄に拘るくらいなら、その前に本作が商品として欲しがられるために最低限やるべき所が山ほどあっただろと突っ込まずにはいられない。

ゲームバランス(戦闘バランス)

端的に言えば何もかも劣悪

  • 戦闘は瞬殺するかされるかで、戦略性はほとんどない。
    • 基本的にこちらのレベルや装備が一定の水準以上であればほぼ例外なく通常攻撃のみで瞬殺できてしまい、逆に少しでも水準より低いとどう足掻いても一方的にハメ殺される。能力差を戦術などで補い低レベルで勝利…といった事は下に記す要素の数々ゆえ困難を極める。攻撃のミスという概念自体が無いので、物理攻撃が不発に終わる心配そのものが不要。
      • 全く歯が立たない敵も、戦略を練る暇があるなら少しレベルを上げればすぐ瞬殺できるようになる。レベルはせいぜい5回も戦闘すると上がる
      • 中ボスと思しき敵も例外ではなく、多少育てればほんの2~3発の通常攻撃で簡単に勝ててしまう。シナリオ上タイマンで戦う中ボスも多いがそれすら同様。のっけからバランス調整を放棄しどんぶり計算でステータスを設定するくらいでなければこんな現象は起こり得ない。
      • ラスボスは多少マシであるが、それでも普通に進めてれば10ターンはまずかからないだろう。レベルが高ければ、2ターン程度で終了する。
    • 魔法は下記のような体たらくであり、ごく簡単にまとめるとレベルを上げて物理で殴ればいい
    • 他にもLVUPに必要な経験値のテーブルやダメージ計算式が不可解だったりと、調整不足な箇所は探せばきりがない。
  • 無能過ぎる魔法
    • まず第一にシステム自体非常に不親切かつ粗雑であり、その時点で魔法を使う気が削がれる。
      • 店で買おうとしても、使おうとしても、アイテムと同様効果も必要MPも表示されない。しかも説明書にも記述なし。たまに魔法屋などで、ごく一部について効果の説明をする台詞があるだけ。
      • 「ヘカル」「ヴァルガ」などとFFとDQを足して割り切れていない無駄に珍妙なネーミングのものが半数以上を占めており、大半の魔法は名前で効果を推察することすらできない。
      • 味方・敵とも魔法を使った際に表示されるデータは、ダメージ・回復数値のみ。魔法名やどのような魔法かさえ表示されず、何をしているのかされているのか分からない
      • MPの足りない魔法は表示されない。従って、買ったのにどこにも表示されないことが起こりうる。
    • 一度何らかの方法で入手したら、MPさえ足りていれば誰でも使用できる(一人一人持つ必要がない)。だが、店で売っているものが直後のイベントで入手できてしまったりする。魔法使用に対するキャラの個性や魔法ごとの存在感に欠ける。
    • 攻撃魔法は最初のうちは役立つが、通常攻撃の威力が著しく上がるのですぐに役立たなくなる。
      • 何より、燃費が非常に悪い。やたらにいろいろな属性があるが、そんなことを考えるくらいなら殴った方が早い。
      • ただし、魔法にもクリティカルがあり、敵の攻撃魔法で一撃死することは時々ある(なお、即死系と言われる魔法は存在しない)。
    • 一応終盤でも通用する攻撃魔法もあるが、威力に反して燃費の悪さが際立っており、魔術師系のキャラでさえMPの大半を持っていかれるほど。身近な作品で例えるなら、ドラゴンクエストシリーズのギガデインの呪文一発でMPを100近く消費するような状況である。
      • ラスト近くだと、MP回復アイテムを大量に買えるくらいの金は手に入るので、MP回復は容易ではあるが、そんな手間をかけるくらいなら殴った方が(ry
    • すぐ戦闘が終わるので、補助魔法はあっても意味がない。そんな暇があるなら殴った方が(ry また、使っても何が起こったのか判らない。
    • 回復魔法はこれらよりはましであるが、HP小回復にMP7、中回復にMP20などとやはり燃費が悪い。
      • 強力な回復魔法もアイテムで代用できるものが多く、終盤はあまりに金が入るので、それらを買いまくれるという有様。最終的には魔法そのものがお払い箱となる。
      • 本作では魔法攻撃力に相当するステータスにIQが存在するが、有志の検証によると、IQは魔法威力の上昇に貢献していないことが判明している。魔法アタッカー寄りのステータスを持つミシリアよりも、物理アタッカー寄りのステータスでIQのステータスが低いバークの方が魔法ダメージが大きかったという検証結果も出ている。
      • 結果的にミシリアはMPが少し高い以外に利点は一切なく、魔法アタッカーらしい軟弱な体力が足を引っ張るだけという悲惨な状態になっている。
  • パーティーが最大6人と多く装備も大量にできるが、序盤~中盤は手に入る金が少なすぎてろくに買うことができない。物価の設定も滅茶苦茶で、経済的な世界観に没入できない。
    • このゲームでは経験値稼ぎがあまり必要なく(必要になっても短時間で済む)、その部分だけは一見バランスが良いように見える。しかし経験値と金のバランスは全く取れていない。
    • 一方終盤の終盤になると、上述のように異常なくらいに金が入るので、高価な商品も苦労せず買えてしまうようになる。

ダンジョン

  • ダンジョンは、1画面かそれ以下の小さなマップが数層あるだけの、分岐が少なく探索を楽しむ余地のないものばかり。
    • 謎解きやトラップなどのギミックは当然なく、奥まった宝箱のような探索動機になる配置物も少ない。
    • どこでもセーブできるが、ダンジョンはこのような体たらくかつフィールドは双六のように瞬間移動できるこのゲームにおいて、恩恵はほぼない。

ストーリー

全編を通して超展開と電波で構成されているような代物
登場した設定や人物、場面に対する説明や描写というものがどこをとってもロクにされておらず、その場面に感情移入するどころか、最低限の理解すらままならないシーンも多い。それでいてキャラ達は当たり前のように(程度はあるが)理解把握しており、半ばツーカーな会話や行動を繰り広げるため、プレイヤー置いてけぼりのままどんどん展開が進んでゆく。
突っ込みどころ云々を問う以前に、真面目に向き合い、突っ込む事自体馬鹿馬鹿しくなるレベルに達している。もはや比較的まともな場面の方が貴重な程…と言えば、その崩壊具合を少しは想像いただけるだろうか?

  • ゲームを開始するとムービーが始まり、まず最初にプロローグのテロップが現れるのだが、その文章からして既にヤバい雰囲気をプンプン漂わせている。
+ プロローグ

ここより遥かな時空
永遠に続くと思われた
ある文明が
理不尽にも吹き飛んだ

幾年月も虚空をさまよった
いわれもなき憎悪が、
十七年前のあの日
ハインローグの地に
襲いかかった。

カイよ、
幼い時より全てを失いし
哀しき王子よ、
平和を、愛を、
そして自分自身を取り戻せ。

少年の冒険が、
今、始まる。

  • プロローグの出来事について字幕での説明文もなく、本編で言及される事はほぼない。ただただ謎のプロローグと化している。
    • 「永遠に続くと思われながら理不尽にも吹き飛んだ文明」とは一体何だったのか、なぜ誰のせいで滅びたのか、17年前のエピソードおよび本編にどう関わっているのかなど、伏線めいたものは全て未回収のまま。投げやりにもほどがある。
    • ついでに、プロローグのワードを象徴するような「愛」「自分探し」などといった描写も本編にはほとんどない。
  • あろうことか、主人公の出自をあっさりネタバレしている。その後の本編ではさもそれが「衝撃の新事実だ!」と言わんばかりの展開を見せるため、プレイヤーは白けるしかない。
    • 似たようなプロローグを採用した作品としてDQ5があるが、あちらはこの作品のような明確なネタバレではなく、むしろ登場人物の身分や関係性がはっきりしないまま描かれることで、むしろその後の展開への想像をかき立てるスパイスになっている。本作のように冒頭部分で即座に明確にネタバレされ、あえて冒頭からネタバレさせたなりの工夫や意表を突く展開なども特になく、単なる興ざめに終わっている。
  • オープニングのテロップで、プレイヤーの名前入力よりも先に「カイ」という名前が登場してしまっている。他の名前を付ける可能性への配慮などない。しかも名前入力はこのムービーを含むプロローグが終了した直後、ストーリー内で唐突に(何の前振りもなく)求められる。
  • あらすじは、主人公たちが奴隷の身から決起し自由を手に入れ、元ハインローグ城の召使いだった老人ジョナサンの遺言でヒロイン・主人公ゆかりの土地に向かう途中「怪物になる病気」の存在を知り、主人公の出自が分かった後はそれを解決する手段を探す旅に出、その過程でいろいろな人から与えられる試練を乗り越える…というものだが…
    • 具体的な解決手段の1つも見つからずたらい回しにされているうちに、いつの間にか「試練」やら「神々の力を探す」のやらが主体となり、その過程で唐突にラスボスの名前や居場所を教えられ倒しに行くというもの。これに付け足すことも見当たらない、スカスカのストーリーである。
      • 目的を果たすために向かった地で空振りに終わり、次の目的地に向かうとダンジョンへ行くように言われ、また空振りに終わり、その次の…の繰り返し。
      • 挙げ句、決死の覚悟で旅に出た?はずの主人公は、道中旅の目的を聞かれた際特に目的のない旅だったとか言い出してしまう始末。百歩譲ってメタ的なネタだと解釈しても、このシナリオの本作ではシャレになっていない。
    • イベント描写や設定が悉く場当たり的な上主人公達の思考や目的、展開も意味無くあさっての方向に二転三転する事も日常茶飯事なので、ストーリーの繋がりはおろかシナリオの主題すら見えてこない。その為『どういうシナリオなのか』を一言で言い表すのはある意味難しい。
    • 一応世界中の隅々まで巡り、異世界らしき場所に訪れるなど冒険の規模そのものは壮大なのだが、下記する問題点の数々のせいでスケールそのものは非常に閉塞的で、「冒険している」感に乏しい。
  • シナリオの要所要所に目を向けてもツッコミどころが絶え間なく噴出する。
    • 当初奴隷の状態(なのか軟禁状態なのかよくわからないが)から始まる主人公の出自が「判明」するのはハインローグ城でペンダントを落としたことがきっかけとなるが、ペンダントを大切に持っていたなどという描写はそれまで一切登場しない
      • 主人公の出自が「判明」する際の流れも、彼が王家ゆかりのペンダントを持っていたことを知った大臣が、彼の語る「時折見る夢の内容」を決定的証拠として採用し王子認定する、というお粗末極まりないもの。ペンダントもそうだが、増して「見た夢の内容」という幾らでも捏造できる話を疑いもなく聞き入れ一国の王子である証明とするのはあまりに無責任である。その程度の情報すら真に受けてしまうほど血眼になって捜していた…などそれなりの説明があったのならまだわからなくも無いが(それでもかなり無理があるが)、あいにくそのような前振りは一切ない。
      • フォローしておくと、夢の話などを決定的証拠とする展開そのものは少なくない。しかし、それらも「外部の人間が偶然言えようのない専門用語や名前が入り混じっている」「当人と酷似している身体的特徴などがあり夢の話が更に信憑度を上げる」…といった措置がなされているが、この主人公の言動や外見などからはそういった要素が全くなく、「王家のペンダントを奪い王子を騙ろうとした狼藉者」と見なされ追われる身になっても仕方がない状況に成り果ててしまっている。
  • ストーリーの流れで、魔術師や学者、隠者といった立場の人物を尋ねることになるのだが、ことごとくやたらと偏屈で不快な言動をとる。主人公達との和解の描写も乏しく、カタルシスを欠く。
    • 特に下記2名の魔術士の不愉快さは群を抜いている。
      • マール:野盗に襲われた際の怪我で寝込んでいて結果的に主人公らに薬を買わせた挙句*5、いちいち癪に触る態度で応対し下記する怪物になる病について「治せる訳がない」とのたまい*6、「ハインローグ城に入る際は聖者に自分の名前を出せば無碍にされない」と助言してくれるのだが、実際城門で門番に彼の名を出しても「そんな奴は知らん」と門前払いされてしまう。実際には城内に居る聖者しか彼のことを知らなかったのである(しかも反応からあまり深い関係ではないと思われる)。先ず城に入らねばならないのにこれでは全く意味がない。
        また、初対面時にミシリアを足手まとい呼ばわりする。当初は不当な言いがかりor彼女が大成するフラグと思わせておいて、上述するステータスの貧弱さなどから本当に足手まといにしかならず、彼の忠告が見事に的中するという色々と笑えない状況になってしまう…。ストーリーでは「神の力」を得るが、それは他の面子も同じなのであまりフォローになっていない。
      • レイヨン:完全に喧嘩を売っているとしか思えない高圧的態度で人の神経の逆撫でを繰り返す上、病については調査する気すら無いとまさかの職務放棄。挙句「エルフなら何か知っているかもしれない。見た目は人間だが怪物のようなものだからな」と平然とこじつけ極まりない種族差別までしでかす始末。
        そして、悪辣な態度に見合う実力や活躍の描写があるわけでもなく(そもそもそこまでの接点自体持たない)、そのような人格になった背景、その性格が災いして報いを受ける、更生するなどといった掘り下げ描写もない。単に主人公達をたらいまわしにする要員にしかなっていない不愉快なキャラである。
        にもかかわらず、まるでプレイヤーに「実はいい人」認定でもさせたいかのような「子供の面倒見は良い」ような場面が唐突に挿入される。
  • 他にも、今迄一文字たりとも出てこなかったばかりか、それを匂わせる描写すら無かった新設定を当然のように喋り出し、他キャラもそれが今迄十分取り沙汰されていたかのように会話を広げるという、プレイヤーの存在を全く考えていない後付けのような展開も全編通して当たり前のように出てくる。
    • 一例を挙げると、旧ハインローグ城で戦うサリナ(パッケ絵中央右の紫髪の女戦士)の父親であるブロアがハインローグの兵士長である事、魔物に操られていた事や、サリナが新ハインローグ城に住んでいた事が、ハインローグ大臣との会話で唐突に語られるのだが、プレイヤーはこれらの情報をこの大臣との後日談の中で初めて知るのである
      しかも前者の台詞は、大臣や国王ではなく仲間の1人であるバークが唐突に「サリナの父親は兵士長だったんだろ?」と、あたかも以前から知っていたかのようにさらっと言い放つ。何故少し前までハインローグとの縁すら無かったお前が知っている?
      + ネタバレ
      • なお、作中でのブロアの出番は、旧ハインローグ城の王の間でパーティを待ち構えており主人公達に襲い掛かるが敗北、直後のムービーで唐突にサリナが彼を父さんと呼びかけ、ブロアが「我が娘よ…」と応えてそのまま絶命…以上。この手のシーンでは王道の「今まで、すまなかった」とか「愚かな父を許せ」というセリフもしゃべらないのはおろか、それ以前に彼について語られることすら無いので、初見では感慨を抱くに程遠い電波ムービーにしか見えない。
      • 彼の仔細についてはドラマCDでしか語られないが、それでもまだ本編とつなげると突飛な部分が残っている。
  • シナリオの進行も主人公達のちょっとした思いつきや、唐突なお使いやほぼ説明無しの超展開によるものが殆ど。先を見据えて計画を練っている様子もなく、とりえあず目先の情報に飛びつくだけ。アポ無しの街歩き系の番組ですらまだ筋道を立てて行動している。
  • 「海に魔物が出ているので船が出せない」状況で船を出してくれる船乗りの仲間が居るのだが、普通に上記のマップで次の目的地に移動出来るようになるだけという驚きの肩透かし。この一連のイベントに於いて船上での一幕や強制戦闘の類は一切ない。
  • とある場所で17年前に死亡した主人公の母親の遺体を発見するのだが、17年間も放置されていたのに白骨化どころか腐敗している様子すら無い。そもそも、この母親はOPムービーにも登場していた王妃なのだが、殺されたような描写は特になかった。ドラマCDでは病で死去したと語られるが、現場で死亡している事の不可解さのフォローになっていない。
    • その際の主人公の独白は要約すると、「今まで母親を憎んできた自分が情けない」というものだが、これ以前にそれ程母親を憎んでいた描写なぞほとんど無いため、ただの電波な言動にしかプレーヤーには映らない*7。挙げ句の果てには「後で大臣に頼んで弔って貰うから」などとのたまう始末である。息子である主人公が率先して弔うべきでは?
  • 終盤では物理的に無理矢理過ぎる提案を行い、それに全員何ら疑問も持たず賛同するという不自然極まりない流れが見られる。
    + ネタバレ
  • 終盤、「神の力」の試練があるダンジョンを解放する為に川の水をせき止めている堰を破壊しなければならず、それによって下流にある廃墟が洪水に晒されてしまう事を知る。その廃墟にはラスボスの手下によって何人もの人間が幽閉されており、主人公たちは事前に彼ら避難させようとする。しかし動けない老人が居る為に迅速な避難が不可能である事が分かり、仲間にあまり時間が無いと急かされ行き詰る主人公だが、その時仲間の1人が「口に含めば水の中でも呼吸が出来る実を人質に食べさせれば、堰を壊しても大丈夫」という衝撃的な提案をする。
    • 唐突に出てくる木の実から漂うあからさまなご都合主義感もそうだが、仮にそれで呼吸が解決したとしても、洪水に呑まれれば圧倒的な水圧や漂流物への激突による二次災害で普通に死に至る。お調子者キャラの冗談であっても白い目で咎められるレベルの提案なのだが、主人公達はこれを助け舟の如く受け取り、人質に相談することもなく実行する。
    • そしてその提案以降、パーティ全員が「人質を洪水に巻き込む」前提で物事を考えているのがまた常軌を逸している*8。普通に考えれば、多少時間をかけてでもパーティ総出で人質の避難を率先するべきだし、そもそも主人公達が木の実を食べて堰を通過すれば*9誰も巻き込むこと無くスムーズにダンジョンに到達出来るのだが…。
    • 「木の実1つで10~20人分になる」という台詞があるので、設定上は数十人規模の人質がいるのかもしれない…が、グラフィック上はたったの5人しかおらず「木の実に頼らざるを得ない状況」が全く伝わってこない。
    • 主人公に時間が無いと急かす理由は「神の力を早く集めなければならない」「こうしている間にも魔物に町が襲われるかもしれない」というものなのだが、どちらも人質の避難を放棄せざるを得ない程逼迫した事情ではない。後者はまだしも前者に至っては主人公たちの勝手な目的であるし、何より後回しにするべき事柄である。そしてわざわざその実を取りに向かうのだが、そんな暇があるなら人質を避難させるべきなのは言うまでも無い。
  • そして、人質への説明もおざなりに*10木の実を与えて放置し、主人公たちは堰を破壊してダンジョンを開放する。廃墟は人質ごと洪水に呑まれた…のだが、破壊された様子どころか変化自体が全くない。人質曰く木の実のお陰で助かった事は分かるが、とても洪水に晒されたとは思えない健在ぶりである。…ここまで来ると真面目に考察する事自体馬鹿馬鹿しくなり、なあなあで受け流し淡々と次に進めたくなる事請け合いである。
    • つまるところ、シナリオライターの頭の中には流体力学の概念がないのであろう。恐らく堰を壊して流れ出た水は雨水が降ったかのようにゆっくりと増水した程度にしか思っていないがために、こんな展開になったのだと思われる。流れる水の力など、小学校ですら習うレベルなのだが……。と言うか他のスタッフは誰も指摘しなかったのか
    • 同時に、製作陣はシナリオ展開に対する必要最低限の発想力すら持ち合わせていなかった事も伺える。少し考えれば上述のように安全確実な案が幾らでも出てくる状況にもかかわらず、このような稚拙極まりない手段と展開しか思い浮かばないというのは非常に情けない話である。
  • なお、堰を破壊するムービーにもツッコミ所が存在する。仲間の一人が神の力を使い、せき止められた川の水から水龍を召喚して堰を破壊するのだが、彼がいるのがよりにもよって堰の真下。言うまでもなく洪水に真っ先に晒されるポジションなのだが、当然の様に無傷である。水を操って水流から身を守ったという解釈も出来るが、その場合神の力を攻撃以外の用途にも使えるはずなので、「堰を破壊などせずその神の力で堰の水を移動させるなり、水の上を移動するなりすれば良いのでは?」とツッコみたくなる。
  • ほかの作品でもダークヒーロー的キャラや冷徹な性格傾向のキャラが人命軽視の提案や作戦をとることはあるが、それらは非情な作戦として見なされ、実行される場合も「他の手段が封じられやむを得ない状況であり、躊躇いつつ」展開されることが大半である。一方、本作の場合はあたかも「被害を最小限に抑えた上で目的を果たせる最善策」と言わんばかりの扱いな為、狂気的なご都合展開にしか見えない。
  • 他にも、カイが「関所の壁をよじ登って越える」という国家犯罪級の提案をしれっと出したりもする。彼の出自が判明している後なので、彼の立場ならば尚更冗談でも口に出してはいけない程の行為の筈なのだが。
    • こちらはその矢先に「隊長」というボスが唐突に出現し、倒してみると例の如く何者なのかすら明かされないまま、「関所の先にある堰を壊さなければダンジョンに行けない。さぁ堰を壊すがいい」と意味深な遺言を遺し、カイの「嫌な感じがする」という理由で上記の村に向かう事になる為、未遂に終わっている。
  • 「神の力」によって得られる強力な武器の成り立ち、その『神々』について、禁呪が隠されているバーシスの廃墟*11等、シナリオ的に意味深な舞台や設定が多く出てくるが、これらの真相を掘り下げる展開等は一切用意されていない。大体が該当イベントでぽっと出てそれで終了。他イベントで繋がりが伺えるような描写も殆ど無い。
    • シナリオ上訪れる場所は非常に多いが、町や村はイベントが希薄すぎて、ダンジョンは先述のような有様な為、非常に印象に残りづらい。
  • ゲームが後半に差し掛かると主人公たちは前述の「神の力」を集めようとする……のだが、特にそれを求めなければならない程切迫した状況だという描写もほとんど無い(後述)ので、「神の力」を求める必然性が乏しい。見ようによっては「神の力に主人公達が振り回されている」ようにも見える。
    • そもそも「神の力」を求めるきっかけは、新ハインローグ城の聖者から「これからの旅の事を考えて強力な装備を持つべき」と王国に代々伝わる武具が封印された島の事を教えられるが、島にある門の中に入ると「神の力」が必要だと追い返される…という流れである。
    • 少なくとも劇中の描写を見る限り「神の力」には病気根絶の手掛かりやラスボスとの因縁などの類はなく、ただ「冒険を有利に進められる強い武具を手に入れる為の鍵」程度の存在でしかなく、他の目的そっちのけで執着するような代物ではない筈である。しかし、主人公達はいつの間にかそれを集める事を目的にしだし、手段が目的と化し更に頓珍漢な状況に。
    • にもかかわらず、「神の力」と封印された武具を集めてから聖者と会話すると、「(全ての神の力を手に入れられて)それはようございましたな」と、まるで初めから「神の力」を手に入れるよう助言していたかのように振る舞う。実際に戦闘で役立つ武具の扱いがなんとも哀れである。
    • そんな主人公達に「神の力を手に入れてどうするのか」と問い、答えられない姿に「過ぎたる力は害になるだけ」と諭す隠者の台詞が、このテのポジションとしては珍しいぐうの音も出ない正論となっている。だがそれに対して仲間の1人が「これだから頭の硬い奴は…」と吐き捨ててその場を立ち去った上、ヒロインの「強い心があれば力には振り回されない」という根拠も無く論点もズレまくりな説得をされた挙句、彼らをあっさりと認めてしまうのだが…。なお、主人公たちは結局最後まで隠者の質問に答える事は無かった。
    • 寧ろ頭が弱い硬いのは、「神の力」がどういうものかはおろか、何故それを使おうとしているのかというビジョンすら無いまま目先の情報しか見ず固執し続ける主人公達の方である。
    • そして、「神の力」をもらえる神殿のひとつでラスボスの説明がされるので、ここでようやく「神の力」がラスボスにも何らかの形で絡むのかと思えば、上記の通り掘り下げるイベントもなければラスボス一味が「神の力」に言及する事もない。武具が封印された島をラスボスの配下が訪れるも門が開きすらしなかった…というイベントがあるにはあるが、大層な名前のわりにごく一部のイベントと武器入手のフラグという機能しかない、完全に見掛け倒しな設定である。
    • 「神の力」を得たキャラには夫々それにまつわる強力な専用装備が手に入るのだが、何故か主人公には無い
  • 中盤までの主目的であった「怪物になる病気」の根絶については解決の兆しすら見せないまま後半に、唐突に「ラスボスが起こした」と説明され、そのままラスボス討伐に纏められてしまう
    • それ以降は病気の「び」の字すら殆ど出てこないまま話が進み、最後まで説明されることなく放り投げられる。エンディングになっても顛末すら語られない。
  • ラスボス自体もぼっと出の域を出ない。存在を匂わせる描写や情報も全く無く、唐突にその存在と名前が明かされる為全くそれっぽい気がしない。
    • 他のRPGでも直接対決する前に漸く存在が明かされるラスボスはちらほら居るのだが、大抵はストーリーの中でラスボスの暗躍が見え隠れしていたり町の住民の会話や作中の雰囲気から存在が見えてきたりラスボス本人が自身の打倒を防ぐ為入念に存在を隠している…という形で伏線が張られているのに対し、本作の場合その節すら見当たらない、正真正銘のぽっと出である。
    • そもそも何の為に行動しているのかよくわからない。側近らしきキャラクターを放っているが彼らもよく解らないうちに退場するので、そこから推察する事も出来ない。加えて上述したように数ターンであっさり倒れるという有様なので、ラスボスとしての威厳どころか、ラスボスである必要性自体危うくなっている始末。
    • また、ラストバトル前(正確には前哨戦前)に主人公達と信念をぶつけ合うと言う本来なら熱いであろうシーンがあるのだが、主人公側全員の発言が殆ど論点がズレており、会話が成立しているようでしていない。
  • よく解らないバカ要素(?)も多数用意されている。
    • イベントになると、プレイヤーキャラが唐突にふざけ出しちゃらけたやり取りをするのが定番。
      • 例えばボスを倒して得た剣をサリナが手にすると、剣が急に輝いたため「きゃ。♡」と驚くシーンがある。まるで周りに馴染めない人が、無理に目立とうとふざけてみて(あるいは可愛い子ぶろうとして)盛大にコケかのような、非常に寒い展開である。まして彼女はそのような性格として描かれていないので尚更である。
    • 先述したような、『摩訶摩訶』を彷彿させるトンデモアイテムや買い物時のキャラボイスもその一環だと思われる。
    • 他に店の名前や店員が色々おかしかったり*12、神殿などの建物が理解不能な外見だったり、塔の聖者達が上半身裸(大聖者に至ってはパンツ一丁)で戦ったり。
    • どう解釈しても、ストーリー内容の薄さを水増しするためとしか思えない。しかし悉くスベっているのは言うまでもない。会話自体もいちいちくどく、普通なら気にしないであろう些細な要素を律儀に話題にしだすので会話そのものに違和感ばかり催す。
      • その為か、本作はバカゲーという評価は殆どされない。
  • 脱力もののエンディング
    + 大まかな構成・内容。多少ネタバレ。 構成は、あまり長くないエピローグ的なムービー→スタッフロール→短いムービー。
    内容は主人公が王に、ヒロインが王妃になったということと他のメンバー同士がカップリングを組んでその後の日々を過ごしている…と思われるシーンが、音声や字幕による説明も一切なく夫々淡々と流れるのみという、無いよりかはマシとしか言えない寂しいもの。 その中でも例によって色々唐突で掴みがたいシーンが散見されるが、相変わらずのメンバー間の中でのみで終始されるツーカーな会話のみであり、それに対する説明は何一つ無い。恐らく、此処までプレイ出来た人ならば「はいはい」とばかりに受け流せるだろうが。 さらに、その中の一組はバロアとファラという本編中で全く接点が無いペアである。ペアになるような描写どころか、まともな会話すらしていないのにもかかわらず*13。 「世界が平和になって皆が歓喜している」「病が治り魔物にされていた人が人間に戻って親しい人と再会を果たす」といった、ラスボスを倒した結果もたらされる影響の描写がなく、広大な世界を救った、という感動も達成感もない。 その後のスタッフロールは真っ暗な背景に文字が表示されるだけ。BGMはエルフランドと言う町の曲の使い回し。曲自体、エンディングに合っていない上に質も低い。 最後のムービーに至っては、スタッフロールの中で表示させれば済むような極小ボリュームと、明らかな水増し感が否めない。最後のその一瞬まで、その香ばしさは衰えることは無い。確かにスタッフロール後にエピローグを映す演出は他のゲームでも見受けられるが、本作の場合は酷いムービーと淡々とした演出により、とても余韻に浸る事などできない。

このように全編満遍なく創作の基礎レベルの問題まみれで、シナリオとしての体すらまともに保てていない。ここまで支離滅裂なシナリオは、シナリオ面でクソゲー判定を受けている作品ですらそうそうお目にかかれず、最後までそれが徹底している分、「創作初心者がやりがちな失敗」と言う表現すら生ぬるい。
ちなみに、シナリオライターの名前はスタッフロールに載っていない。シナリオ専属のライターが居らず、他のスタッフ達が合間合間で作り上げたのだろうか?だとしても少しはおかしいと思いそうなものだが…。

音楽・効果音

  • よく「音楽だけはまとも」「この曲だけは良い」など「クソゲー最後の砦」として機能する事の多い音楽であるが、本作はご丁寧にBGMのクオリティも崩壊している。まともに聴けるのは一部の街中の曲くらい*14
    • ハインローグ城下町のように明らかに音程がズレている曲や、デタラメに音を並べたとしか思えない楽曲の体をなしていないレベルのものまである。音源も悪く、耳に障らない分無音でプレイした方がマシなものも少なくない。
  • 選曲やバリエーションも乏しく、魔物に占領されている町が解放されて正常に機能するようになっても不気味なBGMが変わらなかったり、シリアスなシーンでリズミカルな曲が流れていたり、エンディング曲すらも上記の通り使い回しだったり、と散々。
  • ボス戦用のBGMはあるのだが、中ボスと思わしき敵でも余程の重要局面(例:旧ハインローグ城での剣士戦)で無いと使用されない。
  • 効果音は戦闘時以外ほとんど鳴らない。カーソル操作が無音なのは当然のこと、宿に泊まった時や扉をこじ開けた時、HPを回復した時でさえ
    • あまつさえ、「ぴと(バークが杖に触れた音)」「ぼこ(バークが杖を殴った音)」(かぎ括弧内原文ママ)とわざわざカッコによる補足付きの雑なオノマトペで表現する純粋に見苦しいシーンまで用意されている。
  • 一方で戦闘時は、攻撃がヒットした時の音や、負けたキャラが吹っ飛んだあとの爆発音などが鳴るが、どれも質が悪くやかましいだけ。

ボイス

  • 声優の演技も全体的に拙く、お世辞にも良いとは言えない。
    • 一部のパーティーメンバーを除いて殆どが無名、または新人声優で棒読み。そのため、本作はクソゲーのお約束の一つである「声優陣は豪華」すら当てはまらない。
    • よく槍玉に挙がるのが序盤から行動を共にする重戦士系キャラのバークで、『声の質は悪い(明らかにキャラと合ってない)・滑舌が悪い・棒読み』と3拍子揃っている。クリティカル時の台詞「腕が鳴るぜ!」は「屁が鳴るぜ」にしか聞こえない。
    • もっとひどいものとして、女エルフのミーナというキャラがおり、その棒読みのひどさは演技力を問う以前のレベルで凄まじい。まるで機械の自動音声の如く全く感情を感じられず、あえてそういう演技指導がかかっているのではと思える程。無論、ミーナが何らかの理由で感情を喪失したとか、エルフは元来感情が無い生き物であるという設定は作中には無い。情緒豊かではないが要所要所でボケをかましたりしているのが何よりの証左である(面白いかは別にして)。
  • 演技の質が良ければ、ボイスの充実はFF7に無い評価点になった筈なのだが………

その他

  • (この出来で)ディスク2枚組なのだが、ゲーム中にディスクを切り替えることができない。
    • 要するに、ディスク変更の指示が出た際は一旦セーブしてからリセットして電源を入れ直し、ディスク2を入れ直さなければならないのである。
    • さほど面倒なわけではないが、技術力不足もはなはだしい。
  • セーブデータはメモリカード1枚につき1つしか保存できない。しかも、何のやりこみ要素もないくせになぜか2ブロックも消費する(やり込み要素が充実したFFですら1ブロックしか消費しないのに)。

評価点

  • ゲーム進行を妨げるような致命的なバグはない。ある意味当然のことなのに、本作ではあたかも評価点にのよう見えてしまう。その実、バグの原因となるような複雑な仕様や手の込んだ演出が一切ないと言った方が正しいのかもしれない。
    • ただ、なまじバグが少ないせいでバグゲーとしての地位を確立することも、動画等のネタに頻用され日の目を見ることもできていないのが本作にとって良かったのか、とも考えてしまう。
  • 一部の声優の演技はそこそこ。
    • サリナ役の中島沙樹*15、カイ役の高橋直純*16は後に大成するだけあり、新人時代と考えれば酷くは無い。ミシリア役の中山真奈美(現:中山さら)*17は発売当時で本作唯一と言ってもいいプロ声優なので言わずもがな。
  • 冒頭でも述べたが、パッケージのイラストは時代を考えるとまともである。
    • キャラクターデザイン担当の楓牙氏は現在でも成人向け漫画家として現役活動中だけあり、本作でもそれなりに味は出している。女性キャラもイラストであればそこそこ可愛らしい。
    • 無理に3Dに拘らずドット絵やイラスト等を用いてこれを再現出来ていれば、ある程度は評価もマシだったかもしれない。

総評

あらゆる点が『FF7』どころか企業の手がける商業作品としての最低水準にすら達していない有様。
これで、あの名作と肩を並べようとしていたとはおこがましい事この上ない。
繰り返すが、本作はRPGどころか、まっとうなゲーム作品においても突出した長所はおろか、まともな点すら殆ど見つからない。RPGとしてのストーリー性や戦闘バランスは悉く壊滅、基本的な操作性やUIも劣悪、酷いBGMに直視に堪えないビジュアル…等、ゲームとして評価を下しうる箇所すべてがほぼ商品としての水準に達していない。どう贔屓目に見てもこう断ずる他無い出来栄えである。
出来そのものは劣悪でも、他の作品には無い斬新な試みや独自のシステム等で僅かながらも評価を得ているクソゲーも多いが、本作にはそういった要素すら無い。強いて言うなら、上述した買い物時のボイスが他作品には無いシステム…と言えばそうかもしれないが、元から(プレイヤーの心証的な意味で)プラスに働いているとは到底思えない要素故、はっきり言って蛇足ですらある。

当Wikiでも「評価点なし」「評価点(?)」な扱いなゲームは幾つか存在するが、特筆すべき点は、評価をどん底まで落としている理由が作品全体に渡るパクリ疑惑超弩級の原作レイプ等といったプレイヤーの反感を買うような背後事情では無く、純粋な技術力の低さ・完成度の低さに起因するゲーム内容のクソさに集約されているという事である。いわゆる「ストロングスタイル」に位置するであろう本作は、そういう意味ではまだマシ…という見方は出来なくもない…かもしれない。

スターオーシャン セカンドストーリー』や『ゼノギアス』と言った傑作RPGと同じ年に発売された事が不思議でならない、まるでクソゲー愛好家を狙ったかのような超級クソゲーである。
しかし、内容のクオリティ以前にゲームとしての知名度自体がかなり低く、クソゲー愛好家にとっては非常に魅力的(香ばしいとも言う)な内容に反して、『里見の謎』『黄昏のオード』といった有名なクソRPGの影に隠れがちで、存在を知らないクソゲーハンターは意外と多いと思われる。
クオリティの低いグラフィック、簡略化されたゲーム性、電波的で超展開なストーリーは『エアーズアドベンチャー』の後継作…と言えなくもない。


余談

  • 97年に行われた東京ゲームショウの日本システムブースに出展。声優を招いてスタッフとのトークイベントなどを行っていた。しかし、この出来で何を話すことが(ry
  • 別のイベントでは体験版も配布された。戦闘開始時のカットインなど、製品版との違いもチラホラみられる。
  • なんとサウンドトラックドラマCDが発売されている。ゲーム内での評価を鑑みると誰得なのだが…。
    • 一応、サントラ版の音源はゲーム中に比べてある程度マシなものにはなっている。
    • ドラマCDは所謂本編までの前日談なのだが、シナリオ構成はゲーム本編の支離滅裂&電波ぶりが嘘のように整ったものとなっており、ほぼ説明されてなかったラスボスや一部のキャラクター・出来事についてもある程度だが語られている。
      • 声優の演技面も(棒読みなキャラクター達が軒並み登場していないのもあるが)、一部有名な声優も起用されており少なくともゲーム本編よりは上質。単体の作品としてもそこそこ楽しめるどころか、ゲーム本編の理解を深めたければほぼ必聴レベルの一枚となっている。このクオリティでゲーム本編も製作されていれば、と思わずにはいられない。
    • ただし後付けで作られたであろう設定も多く、中にはゲーム本編との矛盾*18も生まれてしまっているがそうでもしなければまともに話を作れないぐらい本編が酷過ぎたとも言える

参考動画

+ 体験版。木っ端微塵シーンに注意
+ 製品版。アンシャントロマンのイベント集。サムネが木っ端微塵シーンなので注意
添付ファイル

*1 もしくは英語の「ancient」と仏語の「ancien」(一般にアンシャンと表記される)を混同というかないまぜにした結果かもしれない。

*2 『MOTHER2』の地底大陸のようなフィールド表示、と言ったら分かりやすいか。しかし、あれは広大なフィールドと巨大な敵シンボルを表現する為の演出手法だが。

*3 ただし有名TRPG『ソードワールド』の貨幣単位が「ガメル」である(この影響で掲載誌『ドラゴンマガジン』初期の読者ポイントもガメルであった(『ファミ通』で言うところの「ガバス」))。おそらくは「がめつい」「がめる(こっそり盗む)」から来ているのだろうが。

*4 移動時に限っては、なぜか残り個数は表示される

*5 正確には、彼を診ていた医者が何故か主人公たちに薬屋に取りに行って欲しいと頼むというもの。医者が行けない理由も語られず、プレイヤーに余計な手間をかけさせるだけである。

*6 一応、「何か外からの力が働いている」という見解は示す

*7 自分は母親に捨てられたと思い込んで憎んでいたそうだが、そもそも魔物に誘拐されたと知っているのならば母親を恨むのは不自然である。こちらもドラマCDでの設定を踏まえると、真に恨むべきは父親の方である。

*8 一応ヒロインが「本当はちゃんと避難させたかった」と語るが、そう思ったのなら悩むまでもなく絶対に避難させるべきである。

*9 ダムの様に川の水を溜め込んでいる状態なので、わざわざ堰を破壊などしなくても呼吸の問題をクリアすれば突破は可能と思われる。

*10 「大量の水が押し寄せてくるから、この木の実を食べろ」で済ませており、「自分達が堰を壊すこと」「そうしなければならない理由」については言及なし。

*11 1000年前理不尽にも吹き飛んだ文明。普通こう言うのは「遺跡」と言うのだが…。

*12 上記のセーラー服やブルマを売る店(というより個人)の名前が「あぶないおやじ」だったり、イベントで訪れる薬屋の店主が昼間から泥酔していて本来有料の薬を無料で押し付けたり。

*13 ファラはバロア加入前に離脱するため、ラストバトルに駆け付けた時がバロアとの初対面である。しかも、離脱前は主人公にべた惚れだった。

*14 但し、それすらもお世辞にも良曲とは言えないクオリティである

*15 後に『東京ミュウミュウ』『LORD of VERMILION』などに主演する人気声優に大成した。

*16 後に『遥かなる時空の中で』など数々の作品に出演。『デジモンアドベンチャー02』においてはレギュラー役を獲得し、可愛らしい声とイケメン男性声と全く異なる2つの声質を使い分けた巧みな演技を披露している。

*17 『電車でGO!』の鉄ちゃんなど。後に『ゆめりあ』『グリーングリーン』などにも出演。

*18 ゲームでは20歳とされていたサリナが17歳(カイと同年)とされていたり、絶対悪として扱われ「魔王」としか呼ばれていなかったラスボスが主人公たちがゲームで尋ねる「神」の一人であるとされていたり