ここではアーケード版とPS移植版を共に紹介します。判定はどちらも「なし」。
Windows移植版とGBC移植版は参考記述扱いで後述。
【ぽっぷんぽっぷ】
ジャンル | アクションパズル | |
対応機種 | アーケード(F3システム) | |
発売・開発元 | タイトー | |
稼動開始日 | 1998年2月(*1) | |
判定 | なし | |
ポイント |
パズルとシューティングの融合 ポップな世界観とハードな難易度 妙にマニアックなキャラクター |
1998年にタイトーがリリースしたアクションパズルゲーム。同社の作品である『パズルボブル』や『ランドメーカー』と同様、打ち上げ型のパズルゲームとなっている。
ゲームモードとして一人、もしくは二人で協力してステージをクリアしていく「ぱずる」モードの他、CPUまたは人間相手の「対戦」モードもある点は上記作品と同様。
操作キャラクターは全て同社の作品の主人公キャラクターとなっており、同社作品では珍しい一種のオールスターゲームとなっている(*2)。
操作できるキャラクターは以下の4名+色違いの2Pキャラである。
各キャラクターごとに移動・ショット速度や使用できるアイテム風船、対戦時の攻撃パターンが異なる。
と、かなり人選がマニアックである。オールスターゲームでありながら小夜ちゃん以外はマイナーと言ってよい。
パズルゲームにシューティングの要素を強く取り入れた結果、肝心のパズル部分があまり機能せず、パッとしない作品になってしまった。
しかしこのゲームはプレイヤーの腕前が上達し、発射の精度が上がって来た時にその真価を見る。ストレスなくプレイできるようになると、パズルゲームらしい中毒性を味わえるようになるだろう。
腕に自信が無くても、かわいらしいキャラクター達を眺めているだけでも結構楽しいので、ゲームセンターで見かけたら一度はコインを入れてみてほしい。
ジャンル | アクションパズル | |
対応機種 | プレイステーション | |
発売・開発元 | タイトー | |
発売日 | 1998年10月22日 | |
定価 | 4,800円 | |
廉価版 | 2000年3月9日/2,800円 | |
配信 | ゲームアーカイブス:2009年1月14日/600円 | |
判定 | なし | |
ポイント |
AC版からシステム変更で連鎖の楽しさアップ マニアックなタイトーオールスターがさらに増加 ストーリー追加でモードも充実 |
ただの移植に留まらず、システムに手が加えられたことで爽快感がプラスされたほか、ストーリーモードの追加なども行われている。
かつて、いろんなゲームワールドで主人公たちに敗れ続けてきた悪玉たち。
そんな彼らがある時、「暗黒大魔王」の元に集結し、すべてのゲームワールドを征服するために動きだしました。
魔法の風船で空に浮かぶ「ポップンワールド」。悪の軍団は、この平和な世界を最初の標的としました。
軍団の圧倒的な強さの前に、ポップンワールドはたちまち征服されてしまい、王女・リーナ姫が囚われの身となってしまいました。
リーナ姫はこの危機を各ワールドの勇士たちに伝えるべく、ひそかに魔法の風船を飛ばしました。
「勇士たちよ、どうかポップンワールドの危機を救い、暗黒大魔王の野望をくいとめてください!」
バブルンなど有名なキャラも増えたが、AC版の4人以上にマイナーなキャラクターも追加されている。
AC版からシステムを改善して爽快感をアップし、家庭用オリジナル要素の追加によってキャラクター要素やゲームのボリュームを充実させている。
一方でAC版の移植として見ると似て非なる内容となっているが、概ねお祭りパズルゲームとして申し分ない出来に仕上がっていると言えるだろう。
+ | バグ |
*1 タイトル画面のコピーライト表記は1997年となっている。
*2 タイトーといえば同社のキャラクターを別作品にカメオ出演させることが多いことでも知られるが、全ての操作キャラに採用するのは珍しいケースである。
*3 バブルンが参戦した移植版では虹から滑り降りてくる演出に変更。
*4 1P側から始めた場合は全員2Pカラーが相手。2P側の場合は1Pカラーが相手。
*5 こちらのエンディングはAC版と同様の「CONGRATULATIONS」表示のままだが、スタッフロールでストーリーモードに使用されたデモCGが見られる。
*6 AC版ぱずるモードの「れんしゅう」に相当し、基本操作のチュートリアルを兼ねているだけでなく、「ティキの友達がぜんちゃんにさらわれたため、バブルンとちゃっくんが助けに向かう」という話で、ストーリーモードの前日譚とも言える内容になっている。
*7 中級「秋田新幹線こまち」のみプレイ可能。
*8 バブルンはデザイナーの金子陽子、ボブルンはZUNTATAのKaru.こと海野和子が担当。両名は移植版の『パズルボブル4』でもスペシャルサンクス欄に名前が記載されている。
*9 尻尾と角は残っている。
*10 AC版では見逃した瞬間に警告音と共に雲がすぐさま動く。
*11 たまに出現して画面を端から端までゆっくり移動し、発射時に当てることで巻き込むことが可能。
*12 横向きに撃っても状況によっては縦に重なったりなど。
*13 ファミリーモードもバブルン&ちゃっくん固定なのだが、そちらは前述のようにシナリオ上の意味があるため、本モードでキャラクターが固定される意義が不明である。
*14 タイトル画面で「上、下、左、右、△、×、スタート」の順番に入力。
*15 別に意味自体は間違っていないし、昔のゲームにはよくあることである。
*16 実質的にAC版ぱずるモードの「れんしゅう」に回帰した形。使用キャラクターはバビー固定に変わっている。