うちまくれ! タッチdeカメレオン

【うちまくれ たっちでかめれおん】

ジャンル たべまくりタッチペンアクション
対応機種 ニンテンドーDS(ニンテンドーDSiウェア)
発売・開発元 トムクリエイト
配信開始日 2010年6月30日
価格 200DSiポイント
プレイ人数 1人
セーブデータ 1箇所
レーティング CERO:A(全年齢対象)
判定 なし
ポイント 防衛系虫食いアクションシューティング
やけくそ気味な虫の猛攻


概要

定期的にニンテンドーDS(3DS)のダウンロードソフト配信を行っているトムクリエイトがリリースした一作。
動かないカメレオンを操り、様々な虫どもを食べていくというゲーム設定。
同時期にリリースされた『うちまくれ! タッチペンウォーズ』と同じ「うちまくれ」の冠が付いたタイトルだが、ゲーム性に類似はあるものの直接的な関連性はない。
オートセーブ方式。DS本体の上下二画面が繋がった状態での、縦視線によるゲーム表示となる。

主なルール

  • ゲームの流れについて。
    • 本作のステージ内容はレベルアップ方式を採用している。
      • プレイ中のレベルをクリアすると、すぐ様に次のレベルへと移項する。以後、ゲームオーバーになるまでは、レベルが上がり続けた状態でステージが進行する。
      • ゲーム開始前の画面で「イージー(レベル1~)」「ノーマル(レベル11~)」「ハード(レベル21~)」からの難易度選択が可能。
  • レベルクリア・ゲームオーバー条件について。
    • 本作はレベルによってクリア条件が異なる。
      • 通常レベルでは「特定数の通常虫を捕食しまくれば」クリア。通常虫の捕食数の目安は上画面・上位置の5段階ゲージで表示されている。
      • 10の倍数レベルはボス戦となっている。このレベルでは「ボス虫の特定回数の攻撃を当てると」クリア。ボスを倒さない限りは、何度でも通常虫が沸いてくる。
    • 通常・ボスステージ共に同じゲームオーバー条件となる。
      • レベルプレイ中の画面内には特定の「果物」が置かれており、通常虫達はこの果物に群がってくる性質がある。
      • 通常虫達に群がられた果物は徐々に食べられていき、終いには果物が消えてしまう。この果物がすべて食べきられてしまうとゲームオーバー。
      • 果物が残っている状態で上記のクリア条件を満たせば、果物が一新された状態で次のレベルへと進める。
      • ゲームオーバー後は無制限コンティニューが可能。コンティニュー後は該当レベルの初期状態からの再開となる。
  • 自機性能・操作系統について。
    • カメレオン(以下:自機)を操作し、タッチペンのスライド操作で捕食を行っていく。
      • 自機は下画面・下位置から一切動けず、その状態で終始捕食を行わなければならない。
      • スライドを行えば、自機からスライド方向へと舌が伸ばされる。これに敵が触れると捕食(ボス虫に関してはダメージ)できる。
      • 多少の機軸調整が可能とはいえ、舌は必ず上方向へと伸びる。よって、延々と舌伸ばしを画面内に留まらせる事はできない。上方向に到達した舌は、自動的に自機側へと巻き戻される。
    • 普段の舌伸ばしは画面中に1回しか出せないが、特定条件を満たすと連射可能な「ベロベロのガドリング」(以下:連射)ができる。
      • 虫を捕食する度に下画面・下位置にある「SPゲージ」が上昇し、これが最大まで溜まった状態でゲージをタッチすれば、一定時間だけ連射が可能となる。
      • 連射中は凄まじいスピードと連射性能を持った舌伸ばしができ、大量の虫捕食が行えるチャンスとなる。また、下記の毒カエル・切り株の影響を受けない特性もある。
      • 連射中は徐々にSPゲージが減少していき、ゲージが完全になくなると連射が終わってしまう。終了後に再度ゲージを溜めれば、その都度連射可能となる。
  • コンボについて。
    • 間を置かずに敵を連続捕食すればコンボカウンターが蓄積される。
      • コンボ表示が消えるまでに捕食を行えば、レベルを終えるまではコンボが繋がり続ける。連射可能時では多大なコンボ稼ぎのチャンスとなるだろう。
      • ゲームオーバー後は、それまで稼いだスコアの他に最大コンボ数も記録されるので、高嶺を目指すならばコンボ狙いのプレイも視野に入れておきたい。
  • 敵・仕掛けについて。
    • 本作では以下の敵などが登場する。
      • 「通常虫」…全レベルにて大量に定期出現する。果物を食い散らす困った奴ら。
      • 「ボス虫」…ボス戦レベル限定で出現する。通常虫を無限に沸かせてくるが、こいつ自身は果物を食らわない。
      • 「毒カエル」…こいつを捕食すると一定時間自機が動けなくなるペナルティ。虫ではないので果物は食らわない。連射中は捕食してもペナルティはない。
      • 「切り株」…自機の舌伸ばしを阻害してくる障害物。連射中は舌が切り株を貫通する。
      • 「果物」…全レベルにて定期配置されている。通常虫にこれらすべてを食われてしまうとゲームオーバー。

問題点

  • プレイが長期場になりやすい。
    • 本作には単体でレベルを選択できる機能が搭載されていないので、繰り返しプレイが段々と苦痛になってくる。
      • 上級レベルをプレイする為には一番の近道でも、難易度選択のハード(レベル21~)からのスタートをしなければならない。それ以上の難易度が選択できないのでどうしようもない。
      • 他のトムクリエイト製DSiウェアソフトはほぼすべてにステージセレクト機能が搭載されており、何故本作だけがそういう機能を入れなかったのかが疑問だ…。
  • カメレオンの舌も追いつかない虫無双。
    • 通常敵の数が半端なく多いので、ちょっとした放置が果物消滅の危険を招く。
      • それでいてカメレオンの舌伸ばし中は大きな隙を伴うので、「通常虫を食らっている最中に、他の虫が果物に食らい付く」なんて事態が当たり前の如く起きる。
      • 特にレベル30を超えたあたりの通常敵数は鬼畜気味で、「舌伸ばし操作をちょっと誤っただけでも死亡フラグの前兆」という厳しい環境になりやすい。
      • 厄介なのは虫だけではなく、一緒に紛れてくる毒カエルも脅威の対象となる。虫無双状態の中で平然と紛れ込む故に、「回避のし様がないままに誤食してしまう」という事態も起きやすい。
      • ただの舌伸ばしだけではまともな攻略は絶対できないので、連射を使って通常虫を食らいまくる(ボス虫にダメージをあたえる・毒カエル影響を無効にできる)攻略が必要不可欠となる。
        SPゲージは割と早く溜まる為、過剰な使い渋りはせず積極的に連射を使った方がいい。優秀な連射性能も宝の持ち腐れでは何の意味も持たない。
  • 200円相当とはいえ、プレイがマンネリになってくる節がある。
    • いくらレベルを進めても、若干の外観と敵の勢いが変わるだけなので、ちょっとプレイしただけでもマンネリ感を覚えてしまう。
      • それでいて上記の虫無双の件もあり、「やけくそ気味に敵を散らして無理やり難易度を上げている」という印象すらも受けてしまう。

評価点

  • 虫食らい放題のカメレオン無双。
    • 「カメレオンが長い舌で大量の虫を食らいまくる」様はなかなかカオス。
      • 毒カエルを食らうと身動きが取れなくなる件を除けばカメレオンに一切の天敵がおらず、「虫のバイキング状態や~」といわんばかりに捕食タイムが堪能できる。
  • ぼちぼちなグラフィック・BGM周り。
    • 植物を背景とした、ほんわかとしたカラフルグラフィックはいい感じ。
      • 但し、ゲームの関係上、コミカルとはいえ虫が大量出現する場面ばかりなので、そういうのが嫌いな方はきついものがあるかもしれない。
    • BGMに関してもほんわか系路線がメインとなっている。

総評

舌を伸ばして虫を食らいまくる操作感覚に面白みを感じるものの、早期から目に付いてしまうゲームとしてのマンネリ感は避けられない。せめてプレイの負担を抑えたシステム周りが欲しかった…。

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最終更新:2015年07月12日 22:05